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anko2446 こんなおうちはごめんだよ!
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『こんなおうちはごめんだよ!』 3KB
虐待 飼いゆ 小ネタ
虐待 飼いゆ 小ネタ
※構想2分
『こんなおうちはごめんだよ!』
D.O
私はこの春から一人暮らしを始めた。
ただ、結構広い家なので、一人だと何かと寂しい。
そんなわけで、最近ゆっくりまりさを飼い始めた。
ただ、結構広い家なので、一人だと何かと寂しい。
そんなわけで、最近ゆっくりまりさを飼い始めた。
だけど、そのまりさは私にいっこうに懐かない。
困ったものだ。
困ったものだ。
「ただいま、まりさ。」
「お、おでえさん・・・まりさ、このおへやはゆっぐぢでぎないよ・・・」
「お、おでえさん・・・まりさ、このおへやはゆっぐぢでぎないよ・・・」
まりさは、私にいつも理不尽な要求をする。
私がまりさに与えたお部屋は、地下2階の倉庫用スペース。
倉庫と言ってもそれほど狭いモノではなく、8畳一間くらいはあるだろう。
私は一人暮らしなので荷物も少なく、空いていたので一部屋丸ごとまりさにあげたのだ。
倉庫と言ってもそれほど狭いモノではなく、8畳一間くらいはあるだろう。
私は一人暮らしなので荷物も少なく、空いていたので一部屋丸ごとまりさにあげたのだ。
窓一つなく、気温は常に一定で外からの騒音も一切無い。
壁や床は余計な塗装などされておらず、コンクリートがむき出しな所に味がある。
もちろん家具など、ゆっくりに危険なモノは一切置いていない。
まったく、環境に弱くすぐにケガや病気で死んでしまうゆっくりには、
最高の環境だと思う。
壁や床は余計な塗装などされておらず、コンクリートがむき出しな所に味がある。
もちろん家具など、ゆっくりに危険なモノは一切置いていない。
まったく、環境に弱くすぐにケガや病気で死んでしまうゆっくりには、
最高の環境だと思う。
電気代が馬鹿にならないので私が入る時以外は電気を消しているが、
野生のゆっくりは地下で生活すると聞くし、何も問題ないはずなんだけど。
野生のゆっくりは地下で生活すると聞くし、何も問題ないはずなんだけど。
「まりさ、さびじいんですぅぅ・・・くらいし、おねえざんもいないし・・・」
「私は仕事があるんだから我慢して。はい、今日のご飯。」
「ゆぅぅ・・・むーじゃ、むーじゃ、ふしあわせ・・・」
「私は仕事があるんだから我慢して。はい、今日のご飯。」
「ゆぅぅ・・・むーじゃ、むーじゃ、ふしあわせ・・・」
まったく、困ったものだ。
そこで、ネットで友人に相談したところ、
『おうち』を作らせてあげてはどうかと言う返事が返ってきた。
ゆっくりはあまり広い場所にいるよりも、
自分がすっぽり収まるくらいの場所に潜る方がリラックスできるそうな。
『おうち』を作らせてあげてはどうかと言う返事が返ってきた。
ゆっくりはあまり広い場所にいるよりも、
自分がすっぽり収まるくらいの場所に潜る方がリラックスできるそうな。
「と、いうわけで、まりさにこんなモノを持ってきてあげたから。」
「ゆ、ゆわぁぁああい!おねーさん、ありがとー!!」
「ゆ、ゆわぁぁああい!おねーさん、ありがとー!!」
私がまりさにあげたのは、この家への引っ越しに使ったダンボールの余り。
よかった。これでまりさも私に少しは懐いてくれるかもしれない。
よかった。これでまりさも私に少しは懐いてくれるかもしれない。
だが、そうは上手くいかなかった。
翌日見にいっても、翌々日見にいっても、まりさはダンボールを箱に組み立てて、
おうちとして使おうという素振りを見せなかったのだ。
おうちとして使おうという素振りを見せなかったのだ。
「まりさぁ。どうしておうちを使わないの?」
「だっで、だっで、だんぼーるさんがゆっぐぢおうちになってくれないんだもぉぉおん!!」
「だっで、だっで、だんぼーるさんがゆっぐぢおうちになってくれないんだもぉぉおん!!」
ダンボールは、まりさにとってゆっくりしたおうちじゃないらしい。
たたんであるダンボール箱なら、自分で箱に組み立てて、勝手におうち宣言してくれると思ったけど、
ダンボール箱では飼いゆっくりは満足できなかったらしい。残念だ。
ダンボール箱では飼いゆっくりは満足できなかったらしい。残念だ。
「ふ~む、困ったわねぇ。」
「だんぼーるさん!ゆっくりおうちになってね!すぐでいいよ!ぺーろぺーろ!」
「だんぼーるさん!ゆっくりおうちになってね!すぐでいいよ!ぺーろぺーろ!」
おうち作戦、失敗である。
今度は別の友人から、日中ひとりだと退屈だろうし、オモチャを与えたらどうかと言う返事が来た。
これなら上手くいくかもしれない。
これなら上手くいくかもしれない。
「さあ、まりさ。おもちゃを持ってきてあげたわよ!」
「ゆわぁああい!おねーさん、ありがとう!ゆっくりさびしくなくなるね!」
「ゆわぁああい!おねーさん、ありがとう!ゆっくりさびしくなくなるね!」
そして私は、自分が子供の頃大好きだったオモチャをいくつか、
まりさの部屋に置いておいてあげた。
まりさの部屋に置いておいてあげた。
だが、これも上手くいかなかった。
翌日見にいっても、翌々日見にいっても、まりさがオモチャで遊んだ様子がまるでみられなかったのだ。
「まりさぁ、どうして遊んでくれないの?」
「だって、だってぇぇ・・・」
「だって、だってぇぇ・・・」
私が子供の頃遊んだオモチャ、古い自動車タイヤと10mロープ。
一体何が気に入らなかったのだろうか。
私が子供の頃は、この二つだけがあれば朝から晩まで遊んでいられたというのに。
一体何が気に入らなかったのだろうか。
私が子供の頃は、この二つだけがあれば朝から晩まで遊んでいられたというのに。
「ふ~む、困ったわねぇ。」
「ゆぅ・・・たいやさん。すーりすーり・・・ゆわぁん、くろくなっちゃったぁぁあ!」
「ろーぷさん・・・どうやってあそぶのぉぉおお!?」
「ゆぅ・・・たいやさん。すーりすーり・・・ゆわぁん、くろくなっちゃったぁぁあ!」
「ろーぷさん・・・どうやってあそぶのぉぉおお!?」
オモチャ作戦失敗である。
結局まりさは、飼い始めてから2ヶ月後に、部屋の中で死んでしまった。
コンクリートの壁に頭を何度も何度もぶつけて、周囲に餡子を撒き散らした、悲しい最期だった。
コンクリートの壁に頭を何度も何度もぶつけて、周囲に餡子を撒き散らした、悲しい最期だった。
たぶんまりさは、我が家に来る前から精神を病んでいたのだろう。
だからこの部屋がとても居心地の悪いモノに感じ、オモチャでもおうちでも満足できなかったに違いない。
私は気づいてあげられなかった。
飼い主失格だと思う。
だからこの部屋がとても居心地の悪いモノに感じ、オモチャでもおうちでも満足できなかったに違いない。
私は気づいてあげられなかった。
飼い主失格だと思う。
次に飼う予定のれいむこそは、ちゃんと仲良くなれたらいいなと思う。
挿絵:べんQあき