ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko2511 手伝ってやろうか?
最終更新:
ankoss
-
view
『手伝ってやろうか?』 15KB
いじめ 虐待 駆除 番い ゲス 現代 虐待人間 甘いけど後々つらいもの
「いい天気だなぁ・・・さて、こんな時には・・・」
とある公園で男はベンチに座ってゆっくりとくつろいでいた。もう秋だというのにまだぽかぽかとした日差しが心地よい。
「ジュースでも買うかな」
すくっとベンチから立ち上がった男は小銭をポケットからだして自動販売機に向かった。
男は自動販売機でオレンジジュースを買った。
ガコン!
「よっと」
ちょっとめんどくさげに屈みオレンジジュースを手に取る。ぽかぽかした日差しとは違い、若干感は冷たい。
それを片手に持ち、先ほど座っていたベンチに向かっていった。
そしてベンチについた男が見たのは・・・
ベンチにでん。と巨体を乗せたでいぶと子ゆっくりだった。
【手伝ってやろうか?】
このでいぶ、実はさっき男が日向ぼっこをしてのんびりしている所をずっと見ていたのである。
何故そんな事をしていたのか、それは俗に言う「所場代」をもらうためだ。このでいぶはそうやっていくつもの人間とゆっくりから所場代を巻き上げていったのである。
気に入らない相手ならば潰したこともあった(ただしゆっくりに限る)。人間を撃退したこともあったし、所場代を手に入れた事もあった(ただしよほどの臆病ものか愛でのみに限る)。
そのおかげか子ゆっくりと共に体型は見事なナスのようになり「でいぶ」と化した。子も同様である。
それと、その様子をはたから見ている存在があった。番のまりさである。
実はこのでいぶ親子は所場代をせしめるとほとんど自分たちだけで食べていたのだ。だからまりさは若干やつれた様子であった。
まりさの役割は人間の発見と見張り、子供の世話と見張り。と、こき使われていた。食糧が手に入らないときは無理矢理取りに行かせられたこともあった。
まりさは何でこのでいぶと番になったのだろうか。
一方、やつれたまりさに比べ、でいぶはにやにやしている。
そして人間を見つけるとこう言った。
「ゆ!ここはでいぶのゆっくりぷれいすだよ!」
「はぁ?」
男は「何が何だか分からない」と言った様子で首をかしげた。まあ、無理もない。
「ここをつかいたかったら『しょばだい』をだしてね!」
「所場代?」
男はますます訳がわからなくなってきた。まあ、無理もない。(大事な事なので2回言いました)
「ゆぴゅぴゅ!ばきゃにゃにんぎぇんだにぇ!あみゃあみゃよこちぇっちぇいっちぇりゅんだよ!」
「ゆゆ~ん、おちびちゃんはかしこいよ~」
でいぶがナスに頬刷りをしている。気持ち悪い光景である。普通のゆっくりならば可愛いし愛嬌があるかもしれないが今行っているのはでいぶとナス。可愛くも何ともない。
むしろ叩き潰したくなってくる。汚物は消毒だー!!!
「ばかなにんげんはあまあまをもってこい!!」
「あみゃあみゃもっちぇこい!」
もう「馬鹿」呼ばわりである。単純餡子脳には言われたらお終いである。それにしてもこのでいぶ(調子)ノリノリである。
偶然とは恐ろしいものである。たまたま出会った人間が偶然あまあまをあげただけなのに、でいぶの脳内には「でいぶとおちびちゃん>まりさ>にんげん」という驚きのヒエラルキーが出来上がっていた。
でいぶだけならともかく、まりさより人間が弱いと思うとは。流石は餡子脳。
「へ~」
男が感心したような声を出す。対してでいぶとナスは胸(がどこにあるのかは不明)を「ゆっへん」と張っていた。
「わかったらはやくあまあまをだせ!」
「だちぇ!」
「で、何で俺がお前らにわざわざあまあまを渡さなきゃならないわけ?」
「ゆ?」
一瞬「訳が分からない」と言った感じの顔をするがでいぶはすぐににやけた顔に戻る。
「ゆっふっふ!ばかなにんげんにはわからなかったみたいだね!もういっかいいってあげるよ!」
再びいらぬ説明を始めようとするでいぶ。どっちが話をわかってないのかは一目瞭然である。
「ここはでいぶのゆっくりぷれいすなんだよ!だからここをつかうならしょばだいとしてあまあまをでいぶとおちびちゃんにわたさなきゃいけないんだよ!!」
「ゆぴゅぴゅ!しょんにゃこちょみょわきゃりゃにゃいにょ?ばきゃだにぇ!」
でいぶとナスは再び男を罵倒した。本来ならここで一発殴られているだろう。鬼威惨でない人でもこめかみに来るはず。ほんと、よく今まで生きていれたな・・・
だがしかし、男は全く怒っていなかった。ただ「へぇ」という顔をしているだけだ。心なしか口元は僅かばかり歪んでいたような気もするが・・・
「なるほどね」
「やっとりかししたね!さっさとあまあまもってきてね!!ばかはきらいだよ!」
「ばーきゃばーきゃ!!」
罵倒されている男はこれといった変化もなく、またでいぶに尋ねた。
「でもここには俺が先にいたはずなんだが」
「はぁぁぁぁぁぁぁ?なにいってるのぉぉぉぉぉぉ?ここはでいぶのゆっくりぷれいすだっていってるでしょぉぉぉぉぉ?」
口を開けたでいぶの薄く黄色がかった歯がのぞく。汚い。お前らモンダ○ンしろ!あ、したら死んじゃうか。男は涼しい顔をしている。
「じゃあそこにかけてあるジャンバーは一体何だい?」
「ゆ!?」
ベンチの背もたれには青色のジャンバーがかかっていた。無論、男のものである。
「こ、これはでいぶのものだよ!」
「ちょ、ちょーだよ!おかーしゃんのもにょだよ!しょんにゃことみょわかりゃにゃいの?」
まったく、図々しいにも程がある。
他人のものを自分のものだと言い張るあたり流石はでいぶだ。自己中なのは流石と言ったところだろう。盗人猛々しいとはこの為にある言葉なのかもしれない。
「いや、それ俺のだよ。ほら」
ひょいっとジャンバーを取った男はジャンバーをくるっと表裏逆にする。そして自分の財布に入っている名刺とジャンバーの首のあたりに書いてある名前をまざまざとでいぶ親子に見せつける。
「ほら、同じだろ」
ゆっくりの知能は低いものが多い。数は最大でも3までしか数えられない。ましてや漢字が読めるわけがない。だが形を認識するぐらいの知能はある。
つまり・・・ジャンバーは男の所有物である事を認めざるをえなくなった。
「う・・・」
「う?」
「うるざぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」
そして逆切れである。なんと気の短いことか。
自分の不利な状況に陥れると逆に怒りだす。学級委員の女の子よりも性質が悪い。
「ここはでいぶのゆっくりぷれいすなんだぁぁぁぁぁ!!はやくあまあまもってこいぃぃぃぃぃ!!!」
「ばかなじじいははやきゅあみゃあみゃもってこい!そちてちね!!」
ナスも物凄いゲスっぷりである。
此処まで言われてはいくら心が広い人でも即座に叩き潰すだろう。
だが、男はあくまで冷静に言った。
「そっちこそ早くどっか行ってくれよ。それに此処は公園だ。誰がどうしようが勝手だ」
「ゆがああああああああああ!!!うるざいいいいいいいいいいいいい!!」
でいぶはもうすごい剣幕で男を睨みつけている。歯茎をむき出している姿は絵にできないほど気持ち悪い。
「はやきゅあみゃあみゃもっちぇこにゃいじじぃにはぷきゅーしゅりゅよ!!」
「へえ、そりゃ楽しみだ」
「ぷきゅぅぅぅぅぅ!!!」
ご存じ「ぷきゅー(笑)」とはゆっくり特有の威嚇である。単に頬を膨らませるだけだが。
動物は体を大きく見せることで威嚇しようとする。まあ、ぷくーなんてゆっくりぐらいにしか通用しないのだが。
「こわくっちぇこえもでにゃいんだにぇ!!」
「・・・・・え?それがぷくーかい?」
「ゆっ!?」
「怖くないどころか面白いね。もっと見せてよ」
「ゆぴゅぅぅぅぅぅ!!!もうおこっちゃよ!!ぷきゅぅぅぅぅぅ!!」
さっきの1.1倍の大きさに膨れ上がるナス。しかし人間に効果は無いみたいだ・・・当然だが。
すると男はナスを片手で掴んだ。
「おしょりゃをとんでりゅみちゃい!!」
お決まりのセリフを吐くナス。潰したくなる!不思議!!
「ゆぁぁぁぁ!!はなちぇぇぇぇぇ!!」
「いいか?本物のぷくーはな・・・」
ナスを片手に男はポケットに手を突っ込む。中から取り出したのは・・・ゆっくりの形をした風船。
実はこれ、ゆっくりの皮をつかった風船なのである。威嚇の癖があるゆっくりに使用される一種の躾用のグッズだ。
使い方は簡単!息を吹き込み、風船を膨らませるだけ。風船が膨らんでぷくー(笑)を疑似的にします。
「ゆがああああああああ!!おちびちゃんをはなせええええええええ!!!」
でいぶが五月蠅い。それを気にしたのか男はもう片方の手のひらに風船をのせ、吹き口をくわえる。
「ゆ!ずいぶんとまにゅけじゅりゃなゆっくりだね!!これでおびえりょ!ぷきゅぅぅぅぅ!!」
お前が言うなとの突っ込みは余所に、男は空気を吸い込んだ。
「こうするんだよ」
男が風船に空気を送り込む。するとどうだろうか、風船は赤ゆっくり(ピンポン玉)ぐらいの大きさから子ゆっくり(ハンドボール)ぐらいの大きさに膨れたではないか!!と同時に、
『レーミュチュヨインダヨ!!』
という声が出る。
どういう仕組かは不明だが空気を吹き込むと音声が流れるようである。
さて、肝心のナスはというと、
「ゆんやああああああ!!!きょわいよおおおお!!」
と、大声で泣き叫んでいる。
終いにはおそろちーちーまで流している。ぷくーはゆっくりにとっては意外にも脅威なのである。そりゃ人間に通用すると思っても不思議じゃないか・・・いや、やっぱ無理があるか?
『レーミュオコッチェリュヨ!!プキュー!!ゲスハハヤクドッカイッチェニェ!!』
「ゆぴゃあああ!!きょわい!きょわいいいいい!!おうちかえりゅううううう!!!」
もはやさっきまでのゲスっぷりはいずこへか、泣きゆっくり顔負けの泣きっぷりを披露している。
『レーミュオコッチェリュヨ!!プキュ・・・・』
パン!!
遂に風船が破裂した。ちなみに耐久性は低いので無理に膨らませると破裂します。と説明書には書いてある。
「ゆっぴょぉ!!!」
奇怪な声をあげてナスは餡子を吐いた。音と威嚇、両方の恐怖を堪能したナスは精神のキャパシティーが崩壊したのだった。
「おぢびじゃああああああん!!」
途端にでいぶが叫ぶ。近所迷惑です。
「げずなじじいはぜいっざいじでやるうううう!!」
ベンチから降り、果敢にも男に立ち向かっていく。
勇敢な行為に拍手喝采!と、言いたいところだが悲しいかな所詮ゆっくり。人間に勝てるはずもない。それにゆっくりにとっては早いつもりでも人間から見れば遅いものである。どすんどすんと無様に地面をはねている。
当然、当たるはずはない。
「ゆぎぶぇ!!?」
あっさりと蹴られてしまった。
蹴られたでいぶは再びベンチのもとへと帰って行った。というかこの男脚力スゴッ!!
「ゆびゃあああああああ!!いだいいいいいいいいい!!!」
でいぶも同じく火が点いたように泣き始める。だから近所迷惑ですって。
すると男は何を思ったのかでいぶにオレンジジュースをかけた。途端に、傷がふさがり始める。
「ゆ!やっとでいぶのいだいさがわかったみたいだね!!はやくあまあまよこしてね!!たくさんでいいよ!!」
「おい、これはいいのか?」
男が手に持っていたものを見せる。それは瀕死のナス。
「おぢびじゃああああああああん!!」
「どーするんだこれ?もう永遠にゆっくりしちまうぞ」
「だずげろおおおおおおおお!!!じじいいいいいいい!!」
「じゃあこうしよう」
男がオレンジジュースを片手にナスをでいぶに突き出す。
「ゆぎいいいいいいいい!!はやぐじろおおおおおおおおおおお!!!」
「おまえのゆっくりぷれいすとやらを俺によこせ。そうすればこいつは助けてやる」
「あんなものおまえにやるがらばやぐじろおおおおおおおおおお!!!」
「交渉成立だな」
男がナスにオレンジジュースをかける。
するとナスは見る見るうちに生気を取り戻していく。
「ゆっくりしていっちぇにぇ!!」
「ほらよ」
ナスをでいぶの近くに置く。
「おちびちゃあああああああん!!!」
「みゃみゃあああああああ!!」
「「ゆっくりしていっちぇにぇ!!」」
気持ちの悪い親子の抱擁を見届けた男はベンチに腰掛け、残りのオレンジジュースをすする。
すると性懲りもなくでいぶが近づいてきた。
「おにいさん!でいぶはしんぐるまざーでかわいそうなんだよ!だからあまあまさんをちょうだいね!!」
ほぅらきた「S.M.A(しんぐるまざーだからあまあま)」だ。実際にはシングルマザーではないのだが。
たかるネタを探し出し物乞いをするのはでいぶの専売特許だ。顔はにやついており汚い歯が見えまくっている。
「へぇ、そりゃ可愛そうだね」
男は再びポケットに手を入れる。すると1つばかり錠剤を取り出した。
「これをあげよう」
と言って差し出す。だが・・・
「ゆ・・・くしゃいいいいい!!」
「ゆふぅぅぅぅくさぃぃぃ!!」
でいぶとナスが叫ぶ。
「まあまあそう言わずに・・・ほら!」
すると男が無理矢理ナスの口に錠剤を放り込む。すると・・・
「くしゃ・・・・ちちちあわしぇぇぇぇぇ!!」
ナスが歓喜の声をあげたではないか!
「もっちょよこちぇ!!」
「いいよ。それ!!」
ポケットから取り出したビンの中身をすべてナスのくちに放り込む。
「あみゃあみゃ!!ちわちぇぇぇぇぇ!!!」
「ゆゆ~ん!よかったねおちびちゃん!!」
ナスが口のものをすべて飲みこむ。
「おいしかったかい?」
「もっちょもっちょよこちぇ!!」
男がたずねるとナスは調子に乗り、さらにあまあまを要求する。
「残念だけどもうないんだ」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁ?なにいってるのぉぉぉぉぉぉ?れいむはしんぐるまざーなんだよぉぉぉぉ?」
またもや「しんぐるまざー」で釣ろうとするでいぶ。すると男は意味深げな事を呟いた。
「それは本当かい?」
「ほんとうにきまってるでしょぉぉぉぉぉ?」
「なんでだい?」
「おちびちゃんがみえないのぉぉぉぉ?じじいはめがくさってるんだね!!おお、あわれあわれ」
「おちびちゃん?まさかそこのゴミのことかい?」
「おぢびじゃんはごみじゃないいいいいいいい!!!」
「本当かなぁ?」
「みでみろお!!おぢびじゃんをみ・・て・・・・・」
でいぶの隣には餡子の塊があった。
近くにはおちびちゃんの抜け殻お飾りがあった。
「どぼじでおじびじゃんがじんでるのおおおおおおお!!?」
「さて、どうしてでしょうか?」
「おじびじゃあああああああああああん!!!いまたすけるよ!!ぺーろぺーろ・・・にがいいいいいいいい!!?」
「ピンポーン!正解は苦味による急激な失餡症です!」
男が急に陽気な声を出す。
「正解者のでいぶさんには・・・・・」
「ゆっぷふぅ!?」
「げんこつどーん!!」
男のげんこつがでいぶの脳天に炸裂する。でいぶの頭がひしゃげ、圧力で片目がスポーンと飛び出る。
「いじゃいいいいいいいい!!」
でいぶが絶叫をあげる。近所迷(ry
「追加攻撃!!」
さらに男は顔面に鉄拳をたたきこむ。すると正面からの衝撃で歯が砕ける。
「ゆぎゃああああああ!!でいぶのしんじゅにもまさるかがやきのはがあああああああああ!!!」
真珠ってあんた・・・せいぜいとうもろこしでしょ。
「さらにどーん!!」
今度は強烈な回し蹴りを即頭部に当てる。今度は圧力で片目が爆ぜた。
「わあああああああああ!!みえないいいいいいいいいいいいい!!!」
でいぶの世界から光が失われた。
「ずっと俺のターンだ!!」
今度はネリチャギ(強烈な蹴り。テコンドーを参考にされたし)を繰り出そうと片足を引っ込める。
「まってほしいのぜ!!」
突然の声に動きを止める男。現れたのは、
でいぶの番のまりさだった。
まりさはぴょんぴょんと男に駆け寄るとその場にうつ伏せになった。
「ごめんなさいのぜ!!」
「え?」
「れいむのしたことはまりさがあやまるんだぜ!だからもうやめてほしいのぜ!!」
突然謝り始めたまりさに驚く男。するとまりさは再び続けた。
「なんならまりさをころしてもかまわないのぜ!だから・・・れいむだけは・・・・」
「・・・いいぞ」
男は即答した。
するとまりさは突っ伏していた顔をあげた。
「ゆ!ありがとうなのぜ!!」
急いででいぶのもとに駆け寄るまりさ。こうして見ると少し微笑ましくもあるかもしれない。
「だいじょぶなのかぜ!?れいむ!」
「だいじょうぶなわげないでしょおおおおお!!どれははやぐでいぶをだずげろおおおおお!!」
「わ、わかったのぜ!」
怯えながらもでいぶの後ろに回るまりさ。
「ゆゆーう!ゆん・・しょっ!!」
するとまりさがでいぶを押し始めた。少しづつ、でいぶも動き始めた。
「ゆんしょゆんしょ」
まりさの懸命な姿に当てられたのだろうか、男がベンチから立ち上がった。
まりさの背後に近づいてこう言った。
「手こずっているようだな、手を貸そう」
「ゆ!ありがとうなのぜ!!」
再び感謝の意を表し、お礼のためうつ伏せになるまりさ。
「まあまあ、そうかしこまらないで、顔を上げてよ」
「ゆ!ゆっくりりかいしたの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ゆ゛っ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
まりさが最期に見たのは男の靴のつま先だった。
まりさとでいぶは圧倒的な力に吹っ飛ばされ、ゴミ箱の中に入って行った。
「どぼ・・・・じで・・・・・」
まりさが悲痛な声を上げる。
男は無情にも答えた。
「何って・・・・・ゴミをゴミ箱に捨てるのを手伝っただけだが?」
さも当然そうに、鬼威惨は言った。
「もっど・・・ゆっぐじ・・・・じだが・・・・だ」
公園の夕日がやけに暗く、まりさの潰れかけの目に映っていた。
「子ゆっくりにあげたせいで正露丸なくなっちまったな。また買いに行くか」
数分後、でいぶも間抜けな断末魔をあげ、まりさの後を追った。
「ぷっぷびぅ!!」
おわり
あとがき
どうも。
今回は数を絞りましたが如何でしたか?正露丸は臭いくせに外側が美味しいんですよね・・・そして舐めすぎで苦い奴に当たるという・・・そんな体験を虐待に利用させていただきました。
キリライターあき様の『ぷくうぅ!れいむちゃん!』を拝借させていただきました。
ではまた。
ダーク♂過去作品
anko2491 我儘なゲスはしんじゃえ~ エピローグ
anko2483 我儘なゲスはしんじゃえ~ 後篇
anko2473 我儘なゲスはしんじゃえ~ 前篇
anko2468 タタタタタタタタ
いじめ 虐待 駆除 番い ゲス 現代 虐待人間 甘いけど後々つらいもの
「いい天気だなぁ・・・さて、こんな時には・・・」
とある公園で男はベンチに座ってゆっくりとくつろいでいた。もう秋だというのにまだぽかぽかとした日差しが心地よい。
「ジュースでも買うかな」
すくっとベンチから立ち上がった男は小銭をポケットからだして自動販売機に向かった。
男は自動販売機でオレンジジュースを買った。
ガコン!
「よっと」
ちょっとめんどくさげに屈みオレンジジュースを手に取る。ぽかぽかした日差しとは違い、若干感は冷たい。
それを片手に持ち、先ほど座っていたベンチに向かっていった。
そしてベンチについた男が見たのは・・・
ベンチにでん。と巨体を乗せたでいぶと子ゆっくりだった。
【手伝ってやろうか?】
このでいぶ、実はさっき男が日向ぼっこをしてのんびりしている所をずっと見ていたのである。
何故そんな事をしていたのか、それは俗に言う「所場代」をもらうためだ。このでいぶはそうやっていくつもの人間とゆっくりから所場代を巻き上げていったのである。
気に入らない相手ならば潰したこともあった(ただしゆっくりに限る)。人間を撃退したこともあったし、所場代を手に入れた事もあった(ただしよほどの臆病ものか愛でのみに限る)。
そのおかげか子ゆっくりと共に体型は見事なナスのようになり「でいぶ」と化した。子も同様である。
それと、その様子をはたから見ている存在があった。番のまりさである。
実はこのでいぶ親子は所場代をせしめるとほとんど自分たちだけで食べていたのだ。だからまりさは若干やつれた様子であった。
まりさの役割は人間の発見と見張り、子供の世話と見張り。と、こき使われていた。食糧が手に入らないときは無理矢理取りに行かせられたこともあった。
まりさは何でこのでいぶと番になったのだろうか。
一方、やつれたまりさに比べ、でいぶはにやにやしている。
そして人間を見つけるとこう言った。
「ゆ!ここはでいぶのゆっくりぷれいすだよ!」
「はぁ?」
男は「何が何だか分からない」と言った様子で首をかしげた。まあ、無理もない。
「ここをつかいたかったら『しょばだい』をだしてね!」
「所場代?」
男はますます訳がわからなくなってきた。まあ、無理もない。(大事な事なので2回言いました)
「ゆぴゅぴゅ!ばきゃにゃにんぎぇんだにぇ!あみゃあみゃよこちぇっちぇいっちぇりゅんだよ!」
「ゆゆ~ん、おちびちゃんはかしこいよ~」
でいぶがナスに頬刷りをしている。気持ち悪い光景である。普通のゆっくりならば可愛いし愛嬌があるかもしれないが今行っているのはでいぶとナス。可愛くも何ともない。
むしろ叩き潰したくなってくる。汚物は消毒だー!!!
「ばかなにんげんはあまあまをもってこい!!」
「あみゃあみゃもっちぇこい!」
もう「馬鹿」呼ばわりである。単純餡子脳には言われたらお終いである。それにしてもこのでいぶ(調子)ノリノリである。
偶然とは恐ろしいものである。たまたま出会った人間が偶然あまあまをあげただけなのに、でいぶの脳内には「でいぶとおちびちゃん>まりさ>にんげん」という驚きのヒエラルキーが出来上がっていた。
でいぶだけならともかく、まりさより人間が弱いと思うとは。流石は餡子脳。
「へ~」
男が感心したような声を出す。対してでいぶとナスは胸(がどこにあるのかは不明)を「ゆっへん」と張っていた。
「わかったらはやくあまあまをだせ!」
「だちぇ!」
「で、何で俺がお前らにわざわざあまあまを渡さなきゃならないわけ?」
「ゆ?」
一瞬「訳が分からない」と言った感じの顔をするがでいぶはすぐににやけた顔に戻る。
「ゆっふっふ!ばかなにんげんにはわからなかったみたいだね!もういっかいいってあげるよ!」
再びいらぬ説明を始めようとするでいぶ。どっちが話をわかってないのかは一目瞭然である。
「ここはでいぶのゆっくりぷれいすなんだよ!だからここをつかうならしょばだいとしてあまあまをでいぶとおちびちゃんにわたさなきゃいけないんだよ!!」
「ゆぴゅぴゅ!しょんにゃこちょみょわきゃりゃにゃいにょ?ばきゃだにぇ!」
でいぶとナスは再び男を罵倒した。本来ならここで一発殴られているだろう。鬼威惨でない人でもこめかみに来るはず。ほんと、よく今まで生きていれたな・・・
だがしかし、男は全く怒っていなかった。ただ「へぇ」という顔をしているだけだ。心なしか口元は僅かばかり歪んでいたような気もするが・・・
「なるほどね」
「やっとりかししたね!さっさとあまあまもってきてね!!ばかはきらいだよ!」
「ばーきゃばーきゃ!!」
罵倒されている男はこれといった変化もなく、またでいぶに尋ねた。
「でもここには俺が先にいたはずなんだが」
「はぁぁぁぁぁぁぁ?なにいってるのぉぉぉぉぉぉ?ここはでいぶのゆっくりぷれいすだっていってるでしょぉぉぉぉぉ?」
口を開けたでいぶの薄く黄色がかった歯がのぞく。汚い。お前らモンダ○ンしろ!あ、したら死んじゃうか。男は涼しい顔をしている。
「じゃあそこにかけてあるジャンバーは一体何だい?」
「ゆ!?」
ベンチの背もたれには青色のジャンバーがかかっていた。無論、男のものである。
「こ、これはでいぶのものだよ!」
「ちょ、ちょーだよ!おかーしゃんのもにょだよ!しょんにゃことみょわかりゃにゃいの?」
まったく、図々しいにも程がある。
他人のものを自分のものだと言い張るあたり流石はでいぶだ。自己中なのは流石と言ったところだろう。盗人猛々しいとはこの為にある言葉なのかもしれない。
「いや、それ俺のだよ。ほら」
ひょいっとジャンバーを取った男はジャンバーをくるっと表裏逆にする。そして自分の財布に入っている名刺とジャンバーの首のあたりに書いてある名前をまざまざとでいぶ親子に見せつける。
「ほら、同じだろ」
ゆっくりの知能は低いものが多い。数は最大でも3までしか数えられない。ましてや漢字が読めるわけがない。だが形を認識するぐらいの知能はある。
つまり・・・ジャンバーは男の所有物である事を認めざるをえなくなった。
「う・・・」
「う?」
「うるざぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」
そして逆切れである。なんと気の短いことか。
自分の不利な状況に陥れると逆に怒りだす。学級委員の女の子よりも性質が悪い。
「ここはでいぶのゆっくりぷれいすなんだぁぁぁぁぁ!!はやくあまあまもってこいぃぃぃぃぃ!!!」
「ばかなじじいははやきゅあみゃあみゃもってこい!そちてちね!!」
ナスも物凄いゲスっぷりである。
此処まで言われてはいくら心が広い人でも即座に叩き潰すだろう。
だが、男はあくまで冷静に言った。
「そっちこそ早くどっか行ってくれよ。それに此処は公園だ。誰がどうしようが勝手だ」
「ゆがああああああああああ!!!うるざいいいいいいいいいいいいい!!」
でいぶはもうすごい剣幕で男を睨みつけている。歯茎をむき出している姿は絵にできないほど気持ち悪い。
「はやきゅあみゃあみゃもっちぇこにゃいじじぃにはぷきゅーしゅりゅよ!!」
「へえ、そりゃ楽しみだ」
「ぷきゅぅぅぅぅぅ!!!」
ご存じ「ぷきゅー(笑)」とはゆっくり特有の威嚇である。単に頬を膨らませるだけだが。
動物は体を大きく見せることで威嚇しようとする。まあ、ぷくーなんてゆっくりぐらいにしか通用しないのだが。
「こわくっちぇこえもでにゃいんだにぇ!!」
「・・・・・え?それがぷくーかい?」
「ゆっ!?」
「怖くないどころか面白いね。もっと見せてよ」
「ゆぴゅぅぅぅぅぅ!!!もうおこっちゃよ!!ぷきゅぅぅぅぅぅ!!」
さっきの1.1倍の大きさに膨れ上がるナス。しかし人間に効果は無いみたいだ・・・当然だが。
すると男はナスを片手で掴んだ。
「おしょりゃをとんでりゅみちゃい!!」
お決まりのセリフを吐くナス。潰したくなる!不思議!!
「ゆぁぁぁぁ!!はなちぇぇぇぇぇ!!」
「いいか?本物のぷくーはな・・・」
ナスを片手に男はポケットに手を突っ込む。中から取り出したのは・・・ゆっくりの形をした風船。
実はこれ、ゆっくりの皮をつかった風船なのである。威嚇の癖があるゆっくりに使用される一種の躾用のグッズだ。
使い方は簡単!息を吹き込み、風船を膨らませるだけ。風船が膨らんでぷくー(笑)を疑似的にします。
「ゆがああああああああ!!おちびちゃんをはなせええええええええ!!!」
でいぶが五月蠅い。それを気にしたのか男はもう片方の手のひらに風船をのせ、吹き口をくわえる。
「ゆ!ずいぶんとまにゅけじゅりゃなゆっくりだね!!これでおびえりょ!ぷきゅぅぅぅぅ!!」
お前が言うなとの突っ込みは余所に、男は空気を吸い込んだ。
「こうするんだよ」
男が風船に空気を送り込む。するとどうだろうか、風船は赤ゆっくり(ピンポン玉)ぐらいの大きさから子ゆっくり(ハンドボール)ぐらいの大きさに膨れたではないか!!と同時に、
『レーミュチュヨインダヨ!!』
という声が出る。
どういう仕組かは不明だが空気を吹き込むと音声が流れるようである。
さて、肝心のナスはというと、
「ゆんやああああああ!!!きょわいよおおおお!!」
と、大声で泣き叫んでいる。
終いにはおそろちーちーまで流している。ぷくーはゆっくりにとっては意外にも脅威なのである。そりゃ人間に通用すると思っても不思議じゃないか・・・いや、やっぱ無理があるか?
『レーミュオコッチェリュヨ!!プキュー!!ゲスハハヤクドッカイッチェニェ!!』
「ゆぴゃあああ!!きょわい!きょわいいいいい!!おうちかえりゅううううう!!!」
もはやさっきまでのゲスっぷりはいずこへか、泣きゆっくり顔負けの泣きっぷりを披露している。
『レーミュオコッチェリュヨ!!プキュ・・・・』
パン!!
遂に風船が破裂した。ちなみに耐久性は低いので無理に膨らませると破裂します。と説明書には書いてある。
「ゆっぴょぉ!!!」
奇怪な声をあげてナスは餡子を吐いた。音と威嚇、両方の恐怖を堪能したナスは精神のキャパシティーが崩壊したのだった。
「おぢびじゃああああああん!!」
途端にでいぶが叫ぶ。近所迷惑です。
「げずなじじいはぜいっざいじでやるうううう!!」
ベンチから降り、果敢にも男に立ち向かっていく。
勇敢な行為に拍手喝采!と、言いたいところだが悲しいかな所詮ゆっくり。人間に勝てるはずもない。それにゆっくりにとっては早いつもりでも人間から見れば遅いものである。どすんどすんと無様に地面をはねている。
当然、当たるはずはない。
「ゆぎぶぇ!!?」
あっさりと蹴られてしまった。
蹴られたでいぶは再びベンチのもとへと帰って行った。というかこの男脚力スゴッ!!
「ゆびゃあああああああ!!いだいいいいいいいいい!!!」
でいぶも同じく火が点いたように泣き始める。だから近所迷惑ですって。
すると男は何を思ったのかでいぶにオレンジジュースをかけた。途端に、傷がふさがり始める。
「ゆ!やっとでいぶのいだいさがわかったみたいだね!!はやくあまあまよこしてね!!たくさんでいいよ!!」
「おい、これはいいのか?」
男が手に持っていたものを見せる。それは瀕死のナス。
「おぢびじゃああああああああん!!」
「どーするんだこれ?もう永遠にゆっくりしちまうぞ」
「だずげろおおおおおおおお!!!じじいいいいいいい!!」
「じゃあこうしよう」
男がオレンジジュースを片手にナスをでいぶに突き出す。
「ゆぎいいいいいいいい!!はやぐじろおおおおおおおおおおお!!!」
「おまえのゆっくりぷれいすとやらを俺によこせ。そうすればこいつは助けてやる」
「あんなものおまえにやるがらばやぐじろおおおおおおおおおお!!!」
「交渉成立だな」
男がナスにオレンジジュースをかける。
するとナスは見る見るうちに生気を取り戻していく。
「ゆっくりしていっちぇにぇ!!」
「ほらよ」
ナスをでいぶの近くに置く。
「おちびちゃあああああああん!!!」
「みゃみゃあああああああ!!」
「「ゆっくりしていっちぇにぇ!!」」
気持ちの悪い親子の抱擁を見届けた男はベンチに腰掛け、残りのオレンジジュースをすする。
すると性懲りもなくでいぶが近づいてきた。
「おにいさん!でいぶはしんぐるまざーでかわいそうなんだよ!だからあまあまさんをちょうだいね!!」
ほぅらきた「S.M.A(しんぐるまざーだからあまあま)」だ。実際にはシングルマザーではないのだが。
たかるネタを探し出し物乞いをするのはでいぶの専売特許だ。顔はにやついており汚い歯が見えまくっている。
「へぇ、そりゃ可愛そうだね」
男は再びポケットに手を入れる。すると1つばかり錠剤を取り出した。
「これをあげよう」
と言って差し出す。だが・・・
「ゆ・・・くしゃいいいいい!!」
「ゆふぅぅぅぅくさぃぃぃ!!」
でいぶとナスが叫ぶ。
「まあまあそう言わずに・・・ほら!」
すると男が無理矢理ナスの口に錠剤を放り込む。すると・・・
「くしゃ・・・・ちちちあわしぇぇぇぇぇ!!」
ナスが歓喜の声をあげたではないか!
「もっちょよこちぇ!!」
「いいよ。それ!!」
ポケットから取り出したビンの中身をすべてナスのくちに放り込む。
「あみゃあみゃ!!ちわちぇぇぇぇぇ!!!」
「ゆゆ~ん!よかったねおちびちゃん!!」
ナスが口のものをすべて飲みこむ。
「おいしかったかい?」
「もっちょもっちょよこちぇ!!」
男がたずねるとナスは調子に乗り、さらにあまあまを要求する。
「残念だけどもうないんだ」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁ?なにいってるのぉぉぉぉぉぉ?れいむはしんぐるまざーなんだよぉぉぉぉ?」
またもや「しんぐるまざー」で釣ろうとするでいぶ。すると男は意味深げな事を呟いた。
「それは本当かい?」
「ほんとうにきまってるでしょぉぉぉぉぉ?」
「なんでだい?」
「おちびちゃんがみえないのぉぉぉぉ?じじいはめがくさってるんだね!!おお、あわれあわれ」
「おちびちゃん?まさかそこのゴミのことかい?」
「おぢびじゃんはごみじゃないいいいいいいい!!!」
「本当かなぁ?」
「みでみろお!!おぢびじゃんをみ・・て・・・・・」
でいぶの隣には餡子の塊があった。
近くにはおちびちゃんの抜け殻お飾りがあった。
「どぼじでおじびじゃんがじんでるのおおおおおおお!!?」
「さて、どうしてでしょうか?」
「おじびじゃあああああああああああん!!!いまたすけるよ!!ぺーろぺーろ・・・にがいいいいいいいい!!?」
「ピンポーン!正解は苦味による急激な失餡症です!」
男が急に陽気な声を出す。
「正解者のでいぶさんには・・・・・」
「ゆっぷふぅ!?」
「げんこつどーん!!」
男のげんこつがでいぶの脳天に炸裂する。でいぶの頭がひしゃげ、圧力で片目がスポーンと飛び出る。
「いじゃいいいいいいいい!!」
でいぶが絶叫をあげる。近所迷(ry
「追加攻撃!!」
さらに男は顔面に鉄拳をたたきこむ。すると正面からの衝撃で歯が砕ける。
「ゆぎゃああああああ!!でいぶのしんじゅにもまさるかがやきのはがあああああああああ!!!」
真珠ってあんた・・・せいぜいとうもろこしでしょ。
「さらにどーん!!」
今度は強烈な回し蹴りを即頭部に当てる。今度は圧力で片目が爆ぜた。
「わあああああああああ!!みえないいいいいいいいいいいいい!!!」
でいぶの世界から光が失われた。
「ずっと俺のターンだ!!」
今度はネリチャギ(強烈な蹴り。テコンドーを参考にされたし)を繰り出そうと片足を引っ込める。
「まってほしいのぜ!!」
突然の声に動きを止める男。現れたのは、
でいぶの番のまりさだった。
まりさはぴょんぴょんと男に駆け寄るとその場にうつ伏せになった。
「ごめんなさいのぜ!!」
「え?」
「れいむのしたことはまりさがあやまるんだぜ!だからもうやめてほしいのぜ!!」
突然謝り始めたまりさに驚く男。するとまりさは再び続けた。
「なんならまりさをころしてもかまわないのぜ!だから・・・れいむだけは・・・・」
「・・・いいぞ」
男は即答した。
するとまりさは突っ伏していた顔をあげた。
「ゆ!ありがとうなのぜ!!」
急いででいぶのもとに駆け寄るまりさ。こうして見ると少し微笑ましくもあるかもしれない。
「だいじょぶなのかぜ!?れいむ!」
「だいじょうぶなわげないでしょおおおおお!!どれははやぐでいぶをだずげろおおおおお!!」
「わ、わかったのぜ!」
怯えながらもでいぶの後ろに回るまりさ。
「ゆゆーう!ゆん・・しょっ!!」
するとまりさがでいぶを押し始めた。少しづつ、でいぶも動き始めた。
「ゆんしょゆんしょ」
まりさの懸命な姿に当てられたのだろうか、男がベンチから立ち上がった。
まりさの背後に近づいてこう言った。
「手こずっているようだな、手を貸そう」
「ゆ!ありがとうなのぜ!!」
再び感謝の意を表し、お礼のためうつ伏せになるまりさ。
「まあまあ、そうかしこまらないで、顔を上げてよ」
「ゆ!ゆっくりりかいしたの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ゆ゛っ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
まりさが最期に見たのは男の靴のつま先だった。
まりさとでいぶは圧倒的な力に吹っ飛ばされ、ゴミ箱の中に入って行った。
「どぼ・・・・じで・・・・・」
まりさが悲痛な声を上げる。
男は無情にも答えた。
「何って・・・・・ゴミをゴミ箱に捨てるのを手伝っただけだが?」
さも当然そうに、鬼威惨は言った。
「もっど・・・ゆっぐじ・・・・じだが・・・・だ」
公園の夕日がやけに暗く、まりさの潰れかけの目に映っていた。
「子ゆっくりにあげたせいで正露丸なくなっちまったな。また買いに行くか」
数分後、でいぶも間抜けな断末魔をあげ、まりさの後を追った。
「ぷっぷびぅ!!」
おわり
あとがき
どうも。
今回は数を絞りましたが如何でしたか?正露丸は臭いくせに外側が美味しいんですよね・・・そして舐めすぎで苦い奴に当たるという・・・そんな体験を虐待に利用させていただきました。
キリライターあき様の『ぷくうぅ!れいむちゃん!』を拝借させていただきました。
ではまた。
ダーク♂過去作品
anko2491 我儘なゲスはしんじゃえ~ エピローグ
anko2483 我儘なゲスはしんじゃえ~ 後篇
anko2473 我儘なゲスはしんじゃえ~ 前篇
anko2468 タタタタタタタタ