ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko2565 俺のちぇん
最終更新:
ankoss
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『俺のちぇん』 3KB
愛で 愛情 飼いゆ 現代 愛護人間 寿命は独自設定?
はじめて愛でを書いてみました
愛でなのにゆっくりが死にます
短いです、虐待、制裁はありません
それでもよければどうぞ
俺はゆっくりが嫌いだった。
ゆっくりの事を底辺生物、害虫、ゴミと思っていた。
そんな俺がゆっくりを飼っている。
いや、ちぇんを飼っている。
何年か前のある日、腐れ縁の友人にゆっくりショップに連行された。
大嫌いなゆっくりに囲まれ不機嫌だった俺は、店員に注意されるまで、
店中のショーケースのゆっくりを脅かし続けていた。
ゆっくり達は怯えて奥のほうで震えていたが、一匹だけきょとんとした顔をして此方を見ているゆっくりがいた。
それがちぇんだった。
ゆっくりショップから出た俺の手には、何故かケージが握られていた。
今でも理由は分からない、何を考え、何を思い、何の目的だったのか?
金銭的余裕?
愛でに目覚めた?
虐待目的?
本当に今となっては何も思い出せない、気紛れが一番正しいのかも知れない。
思い出せるのは、ケージの中で無邪気に笑うちぇんの顔だけだ。
ちぇんはお馬鹿だが素直なまま育ち、俺はちぇんが好きになっていった。
そのちぇんが今、俺の膝の上にいる。ちぇんのお気に入りのポジションだ。
ちょっとお馬鹿で、好奇心旺盛で、元気一杯跳ね回るのが大好きだった、ちぇん。
だが今はその姿は弱々しく、昔の元気だった面影はもう無い。
病院での診断では、寿命だと告げられていた。
ちぇんの頭をゆっくりと撫でてやると、嬉しそうに尻尾を揺らす。
「なあ、ちぇん」
「なに、おにいさん?」
俺が頭を撫でながら話しかけると、ちぇんは閉じていた目を開け此方を見上げた。
「ちぇんが初めてこの家に来たときの事憶えているか?」
「めずらしいものばかりではしゃいでたよねー」
「そうだったな。俺の制止も聞かず飛び跳ねては、物にぶつかって転げていたよな」
「にゃー、はずかしいんだよー」
本当に恥ずかしそうに、顔を膝に埋めモジモジしている。
ゆっくりショップから帰り、家で初めてケージから出てきたちぇんは、キョロキョロしながら動き回り、
飛び跳ねては、タンスやテーブルの足にぶつかり『わがらないよー』って叫んでたな。
「俺の就職が決まったときは、一緒に喜んでくれたよな」
「おにいさんがうれしそうで、ちぇんもうれしくなったんだよー」
就職内定をもらった時は、脇目も振らずにまっすぐ家に帰り、真っ先にちぇんに内定報告したんだ。
ちぇんの後に両親に報告した時は、二人とも笑いながら『親不孝者め』って祝福してくれた。
「そういえば毛糸に絡まって動けなくなった事もあったよな」
「にゃぁ~」
「あの時は確か...『いたずらじゃないよ、ほんのうにまけたんだよー』とか言ってたよな」
「おにいさん、いじわるなんだよー」
あの時は吃驚したな、仕事から帰ったらちぇんが毛糸にぐるぐる巻きになっていたんだから。
涙目のちぇんも可愛かったな。
それから長い時間、俺はちぇんとの思い出を話し続けた。
ふとちぇんの返事が少なくなっている事に気がついて話を止めた。
「ちぇんゴメンな、長い事つき合わせて。疲れたか?」
「おにいさんごめんね、ちぇんちょっとつかれたよ」
「....そうか...こっちこそゴメンな。もうゆっくり休め。」
「そうするよ、...おにいさん..ありがとう」
「こっちこそ、ありがとう...ちぇん」
ちぇんはゆっくりと目を閉じ、眠りに入っていった。
俺はまた、長い時間ちぇんの頭を撫で続けた。
ちぇんの体が段々と冷えていく。
その事がちぇんは永遠にゆっくりした。と俺に告げていた。
楽しい時間をありがとう。
優しい時間をありがとう。
俺はまた思い出のちぇんと会う事ができる。
だから...
「ちぇん、またな」
短い上に、あまり進歩が無いような気がしますが如何だったでしょうか?
今回のSSはかき氷あきさんの絵を見ていて思いつきました。
かき氷あきさん、せっかくの絵の雰囲気を生かせなくてすいません
ちぇんが死んでしまってすいません
ここまで読んでくださって有難うございます。
過去作
anko2457 野生の条件
anko2459 好敵手
anko2467 花壇の罠
anko2487 サボテンとれいむ
anko2494 感情の色
anko2512 ある研究員の悩み
愛で 愛情 飼いゆ 現代 愛護人間 寿命は独自設定?
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愛でなのにゆっくりが死にます
短いです、虐待、制裁はありません
それでもよければどうぞ
俺はゆっくりが嫌いだった。
ゆっくりの事を底辺生物、害虫、ゴミと思っていた。
そんな俺がゆっくりを飼っている。
いや、ちぇんを飼っている。
何年か前のある日、腐れ縁の友人にゆっくりショップに連行された。
大嫌いなゆっくりに囲まれ不機嫌だった俺は、店員に注意されるまで、
店中のショーケースのゆっくりを脅かし続けていた。
ゆっくり達は怯えて奥のほうで震えていたが、一匹だけきょとんとした顔をして此方を見ているゆっくりがいた。
それがちぇんだった。
ゆっくりショップから出た俺の手には、何故かケージが握られていた。
今でも理由は分からない、何を考え、何を思い、何の目的だったのか?
金銭的余裕?
愛でに目覚めた?
虐待目的?
本当に今となっては何も思い出せない、気紛れが一番正しいのかも知れない。
思い出せるのは、ケージの中で無邪気に笑うちぇんの顔だけだ。
ちぇんはお馬鹿だが素直なまま育ち、俺はちぇんが好きになっていった。
そのちぇんが今、俺の膝の上にいる。ちぇんのお気に入りのポジションだ。
ちょっとお馬鹿で、好奇心旺盛で、元気一杯跳ね回るのが大好きだった、ちぇん。
だが今はその姿は弱々しく、昔の元気だった面影はもう無い。
病院での診断では、寿命だと告げられていた。
ちぇんの頭をゆっくりと撫でてやると、嬉しそうに尻尾を揺らす。
「なあ、ちぇん」
「なに、おにいさん?」
俺が頭を撫でながら話しかけると、ちぇんは閉じていた目を開け此方を見上げた。
「ちぇんが初めてこの家に来たときの事憶えているか?」
「めずらしいものばかりではしゃいでたよねー」
「そうだったな。俺の制止も聞かず飛び跳ねては、物にぶつかって転げていたよな」
「にゃー、はずかしいんだよー」
本当に恥ずかしそうに、顔を膝に埋めモジモジしている。
ゆっくりショップから帰り、家で初めてケージから出てきたちぇんは、キョロキョロしながら動き回り、
飛び跳ねては、タンスやテーブルの足にぶつかり『わがらないよー』って叫んでたな。
「俺の就職が決まったときは、一緒に喜んでくれたよな」
「おにいさんがうれしそうで、ちぇんもうれしくなったんだよー」
就職内定をもらった時は、脇目も振らずにまっすぐ家に帰り、真っ先にちぇんに内定報告したんだ。
ちぇんの後に両親に報告した時は、二人とも笑いながら『親不孝者め』って祝福してくれた。
「そういえば毛糸に絡まって動けなくなった事もあったよな」
「にゃぁ~」
「あの時は確か...『いたずらじゃないよ、ほんのうにまけたんだよー』とか言ってたよな」
「おにいさん、いじわるなんだよー」
あの時は吃驚したな、仕事から帰ったらちぇんが毛糸にぐるぐる巻きになっていたんだから。
涙目のちぇんも可愛かったな。
それから長い時間、俺はちぇんとの思い出を話し続けた。
ふとちぇんの返事が少なくなっている事に気がついて話を止めた。
「ちぇんゴメンな、長い事つき合わせて。疲れたか?」
「おにいさんごめんね、ちぇんちょっとつかれたよ」
「....そうか...こっちこそゴメンな。もうゆっくり休め。」
「そうするよ、...おにいさん..ありがとう」
「こっちこそ、ありがとう...ちぇん」
ちぇんはゆっくりと目を閉じ、眠りに入っていった。
俺はまた、長い時間ちぇんの頭を撫で続けた。
ちぇんの体が段々と冷えていく。
その事がちぇんは永遠にゆっくりした。と俺に告げていた。
楽しい時間をありがとう。
優しい時間をありがとう。
俺はまた思い出のちぇんと会う事ができる。
だから...
「ちぇん、またな」
短い上に、あまり進歩が無いような気がしますが如何だったでしょうか?
今回のSSはかき氷あきさんの絵を見ていて思いつきました。
かき氷あきさん、せっかくの絵の雰囲気を生かせなくてすいません
ちぇんが死んでしまってすいません
ここまで読んでくださって有難うございます。
過去作
anko2457 野生の条件
anko2459 好敵手
anko2467 花壇の罠
anko2487 サボテンとれいむ
anko2494 感情の色
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