ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko2576 奴隷にするために
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ankoss
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『奴隷にするために』 11KB
制裁 自業自得 戦闘 お家宣言 番い 野良ゆ 子ゆ 都会 あんまりすっきり出来ないかも
制裁 自業自得 戦闘 お家宣言 番い 野良ゆ 子ゆ 都会 あんまりすっきり出来ないかも
俺は整理整頓に気を使っている。
鍵はすぐに決まった場所へ、食品もすぐに棚か冷蔵庫に直行だ。
鍵はすぐに決まった場所へ、食品もすぐに棚か冷蔵庫に直行だ。
だから、閉め忘れた窓からゆっくりが侵入してても、荒らされたりなんかしていないのだ。
バスケットボールサイズのゆっくりまりさとゆっくりれいむ、それにテニスボールサイズのまりさとれいむ。
在り来たり過ぎて溜息が出る組み合わせだ。
在り来たり過ぎて溜息が出る組み合わせだ。
「ゆゆ!?ここはまりさたちのゆっくりぷれいすなんだぜ!!」
「ゆっくりしてないじじいは、さっさとでていってね!」
「でちぇきぇー!」
「まりしゃがぷきゅーしゅるよ!」
「ゆっくりしてないじじいは、さっさとでていってね!」
「でちぇきぇー!」
「まりしゃがぷきゅーしゅるよ!」
今更この饅頭たちに所有権という概念を諭す人間なんて存在しないだろう。
何を根拠にしているのか、お家宣言なるゆっくりのルールが全生物、いや無機物にまで通用すると思ってる奴らだ。
だから、遊ぼう。この汚い欲に塗れた饅頭ファミリーで。
何を根拠にしているのか、お家宣言なるゆっくりのルールが全生物、いや無機物にまで通用すると思ってる奴らだ。
だから、遊ぼう。この汚い欲に塗れた饅頭ファミリーで。
「あー、出て行ってもいいが、お前らここでどうするんだ?ここに…」
「ここでゆっくりするんだぜ!じじいはそんなこともわからないの?ばかなの?しぬの?」
「ゆぷぷ、じじいはあたまがかわいそうなんだね!」
「おーきゃいしょう、きゃわいしょう」
「おーみじみぇ、みじみぇ」
「ここでゆっくりするんだぜ!じじいはそんなこともわからないの?ばかなの?しぬの?」
「ゆぷぷ、じじいはあたまがかわいそうなんだね!」
「おーきゃいしょう、きゃわいしょう」
「おーみじみぇ、みじみぇ」
人の話は最後まで聞けよ、糞饅頭が。
勝ち誇った顔で胸という腹というかよく分からない部位を張る馬鹿饅頭には、反吐が出る。
勝ち誇った顔で胸という腹というかよく分からない部位を張る馬鹿饅頭には、反吐が出る。
「ゆっくりするって、あまあまもおふとんもないだろ」
「ゆ!そうなんだぜ!ゆっくりできないんだぜ!」
「ゆ!そうなんだぜ!ゆっくりできないんだぜ!」
まぁ、そうだろう。前述の通り、あまあまどころか食品は全て整理してある。
どう足掻いても饅頭では取ることが出来ない場所に。
1にあまあま、2にあまあま、34にあまあま、5にすっきりな連中だ。お家宣言後すぐに探し回ったのだろう。
無駄な努力、ご苦労様。
どう足掻いても饅頭では取ることが出来ない場所に。
1にあまあま、2にあまあま、34にあまあま、5にすっきりな連中だ。お家宣言後すぐに探し回ったのだろう。
無駄な努力、ご苦労様。
「だから、じじいははやくあまあまもってきてね!たくさんでいいよ!」
「はやきゅもっちぇきょい!じじい!」
「もっちぇきょないとしぇーしゃいすりゅよ!」
「はやきゅもっちぇきょい!じじい!」
「もっちぇきょないとしぇーしゃいすりゅよ!」
相変わらず、他の生物を見下すくせに、自分では出来なかったことを他に要求する矛盾した生物だ。
「嫌だよ、あまあまをあげる理由がないし」
鼻で笑うように吐き捨てる。
その言葉にこいつらは、一瞬制止した後、怒りで震え出した。
その言葉にこいつらは、一瞬制止した後、怒りで震え出した。
「まりさはあまあまをたべたいっていってるんだぜ!」
「じじいははやくもってこいぃぃぃ!」
「じじいはにゃにいっちぇるんだじぇ!はやきゅもってきゅるんだじぇ!」
「りゆうにゃんちぇいりゃないよ!」
「じじいははやくもってこいぃぃぃ!」
「じじいはにゃにいっちぇるんだじぇ!はやきゅもってきゅるんだじぇ!」
「りゆうにゃんちぇいりゃないよ!」
全く会話が成立しない。頬を膨らませて威嚇してくる。
「だから、嫌だって。…あー、俺はお前らの奴隷じゃないんだし…」
「ゆゆ!じゃあ、まりささまのどれいにしてやるんだぜ!」
「どれいははやくあまあまもってこい!!」
「もっちぇきょい!くしょどりぇい!」
「もっちぇきょいぃぃぃ!」
「ゆゆ!じゃあ、まりささまのどれいにしてやるんだぜ!」
「どれいははやくあまあまもってこい!!」
「もっちぇきょい!くしょどりぇい!」
「もっちぇきょいぃぃぃ!」
笑えるくらい誘導に引っかかる奴らだ。
「奴隷ねー、そうだなー、俺を奴隷にすれば毎日あまあまいっぱい食べ放題、暖かいお風呂で体は綺麗、
沢山すっきりして赤ちゃんが出来ても大丈夫、夜はふかふかな布団でぐっすり快眠、だろうな」
「ゆわわー、ゆっくりしてるんだぜぇ!!」
「れいむ。たくさんすっきりして、たくさんあかちゃんほしいよ!」
「まりしゃ、ゆっきゅりしちぇるよー!」
「ゆんやぁぁぁ!しあわしぇー!」
沢山すっきりして赤ちゃんが出来ても大丈夫、夜はふかふかな布団でぐっすり快眠、だろうな」
「ゆわわー、ゆっくりしてるんだぜぇ!!」
「れいむ。たくさんすっきりして、たくさんあかちゃんほしいよ!」
「まりしゃ、ゆっきゅりしちぇるよー!」
「ゆんやぁぁぁ!しあわしぇー!」
言葉だけで想像して、涎まで垂らす始末だ。
「でもなー、俺は、俺より強いゆっくりの奴隷にしかならないんだよなー」
「ゆわぁ…ゆ!だったらまりささまのどれいになるんだぜ!まりさはつよくてかしこいんだぜ!」
「そうだよ!れいむのまりさは、むれで1ばんすごいゆっくりなんだよ!」
「おちょーしゃんはさいっきょうのゆっきゅりなんだじぇ!どりぇいははやきゅあみゃあみゃもっちぇきょい!」
「ゆんやぁぁぁ!」
「ゆわぁ…ゆ!だったらまりささまのどれいになるんだぜ!まりさはつよくてかしこいんだぜ!」
「そうだよ!れいむのまりさは、むれで1ばんすごいゆっくりなんだよ!」
「おちょーしゃんはさいっきょうのゆっきゅりなんだじぇ!どりぇいははやきゅあみゃあみゃもっちぇきょい!」
「ゆんやぁぁぁ!」
自分たちのゆっくりは約束されたと、不細工な面をニヤニヤさせる。子れいむはウザい。
「本当か?本当なら奴隷になるけど、嘘かもしれないしな」
「まりささまはさいっきょうなんだぜ!ふざけたこというどれいはせいさいするのぜ!ぷくー!」
「まりささまはさいっきょうなんだぜ!ふざけたこというどれいはせいさいするのぜ!ぷくー!」
自分の強さを疑われて、まりさは心外とばかりに体全体を膨らませる。
「ぷひゅるるる!どうなんだぜ!まりささまにつよさにしーしーもらしちゃったのかぜ?」
はいはい、無視無視。
「じゃあ、勝負しようぜ。お前が俺に勝ったら、お前たちの奴隷になってやるよ」
「ゆぷぷ、おうじょうぎわがわるいじじいなんだぜ!まりささまがぼこぼこにしてやるんだぜ!」
「まりさにかかればじじいなんてしゅんさつだよ!」
「おちょーしゃん、あまりいためるとどりぇいのしごちょできなくなるんだじぇ!」
「おちょーしゃん、ぎゃんばれー!」
「ゆぷぷ、おうじょうぎわがわるいじじいなんだぜ!まりささまがぼこぼこにしてやるんだぜ!」
「まりさにかかればじじいなんてしゅんさつだよ!」
「おちょーしゃん、あまりいためるとどりぇいのしごちょできなくなるんだじぇ!」
「おちょーしゃん、ぎゃんばれー!」
既に勝利を確信したとばかりに、お祭り騒ぎだ。それを無視して棚からビニール袋を引っ張り出す。
コンビニやスーパーの袋も俺はきちんと整理してある。あって損をするものではないからだ。
コンビニやスーパーの袋も俺はきちんと整理してある。あって損をするものではないからだ。
「ゆゆ!?どれいはきたないてでれいむにさわらないでね!」
「はなしぇどりぇい!」
「ゆんやぁぁぁ!はなちちぇぇぇ!おちょーしゃん、たしゅけちぇー!」
「はなしぇどりぇい!」
「ゆんやぁぁぁ!はなちちぇぇぇ!おちょーしゃん、たしゅけちぇー!」
その袋に「ゆーゆー」うるさいまりさ以外3匹を素早く入れていく。
「なにするんだぜ!まりさのかぞくをゆっくりしないではな…」
「俺とお前の勝負に巻き込まれて、怪我なんてしたら大変だろ?そんなことも分からないのか?」
「俺とお前の勝負に巻き込まれて、怪我なんてしたら大変だろ?そんなことも分からないのか?」
こいつと会話を続けたらいつまで経っても、話が進まない。
馬鹿にされて「ゆぐ」と唸っているこいつには悪いが、巻きで進行させてもらう。
饅頭3個入りのビニール袋は、テーブルの上に置く。
馬鹿にされて「ゆぐ」と唸っているこいつには悪いが、巻きで進行させてもらう。
饅頭3個入りのビニール袋は、テーブルの上に置く。
「じゃあ、始めるぞ、ルールはいたって簡単、相手が降参するまでボコボコすればいい
降参したら追撃は無しだ、いいな?」
「いいんだぜ!じじいなんていちげきでこうさんさせてやるのぜ!」
「じゃあ、スタート!!」
「しねぇぇぇ!!」
降参したら追撃は無しだ、いいな?」
「いいんだぜ!じじいなんていちげきでこうさんさせてやるのぜ!」
「じゃあ、スタート!!」
「しねぇぇぇ!!」
先手必勝。言うや否や、まりさは雄叫びを上げ、飛び掛ってきた。
体全体を思う存分使って放たれた必殺の一撃は、見事俺の太股に直撃した。
少し驚いた。ゆっくりごときが太股の高さまで飛び跳ねることが出来たことに。
どうやられいむが言っていた群れで1番というのはあながち嘘でもないようだ。
体全体を思う存分使って放たれた必殺の一撃は、見事俺の太股に直撃した。
少し驚いた。ゆっくりごときが太股の高さまで飛び跳ねることが出来たことに。
どうやられいむが言っていた群れで1番というのはあながち嘘でもないようだ。
ダメージ?饅頭が当たったくらいで痛みを覚える人間なんて存在しないだろ。
「まだまだなんだぜ!」
ポフっとクッションのような音を立てて、着地したまりさは休むことなく連撃をしかける。
今度は足から脛にかけて、連続で体当たりをしかける。「ゆっ、ゆっ」と自信満々だ。
まりさからすれば、連続で仕掛けているつもりなのだろうが、当たる度に助走のために2,3歩下がる為、
連続になってるとは言いがたい。
今度は足から脛にかけて、連続で体当たりをしかける。「ゆっ、ゆっ」と自信満々だ。
まりさからすれば、連続で仕掛けているつもりなのだろうが、当たる度に助走のために2,3歩下がる為、
連続になってるとは言いがたい。
「ゆへへ、こうさんするんならいまのうちなんだぜ!」
「まりさー!もうじじいはしにかけだよ!」
「ゆゆーん、おちょーしゃん、しゅごいんだじぇえ!」
「ゆぷぷ、どりぇいはひゃくきょうしゃんしてね!」
「まりさー!もうじじいはしにかけだよ!」
「ゆゆーん、おちょーしゃん、しゅごいんだじぇえ!」
「ゆぷぷ、どりぇいはひゃくきょうしゃんしてね!」
再び、家族はお祭りムードだ。勝利寸前、奴隷の降参の言葉を待つばかりだとニヤつくまりさは、
家族の声援に攻撃を強める。
家族の声援に攻撃を強める。
「じじいはさっさとこうさんして、あまあまもってくるんだぜぇ!」
5分後
「ゆはぁ…ゆぜぇ…」
体力の限界を迎えたまりさは、荒々しく息を吐きながらヘタリ込んだ。その顔は達成感に満ち溢れている。
まりさの頭の中では、既に勝負を決しており、これからの幸せなゆん生を想像しているのだろう。
残りの家族も同じく、親れいむは上機嫌で下手糞な歌を歌っている。
子ゆっくり2匹も、その歌に合わせ飛び跳ねている。
まりさの頭の中では、既に勝負を決しており、これからの幸せなゆん生を想像しているのだろう。
残りの家族も同じく、親れいむは上機嫌で下手糞な歌を歌っている。
子ゆっくり2匹も、その歌に合わせ飛び跳ねている。
じゃあ、その幸せムードをブチ壊しますか。
俺は右足を振り上げた。
「攻撃終わりか?じゃあ、俺の攻撃な」
「ゆ?どれいははやくあま…ゆっぎぇええええ!!」
「ゆ?どれいははやくあま…ゆっぎぇええええ!!」
俺は右足を振り抜いた。
能天気にあまあまを要求しようとしたまりさの言葉を遮ったのは、かつて無いほどの衝撃だった。
つま先が、まりさの中心を正確に捉える。つま先が減り込んだ一瞬後、まりさは宙を浮き、経験したこともなく、
自力では決して出ない速度で、雄叫びを上げながら壁へと一直線に向かった。
壁にぶつかった瞬間、まりさの体は、べったりと張り付くように平らになった後、
重力に引かれ、落下しながら元の球状へと戻った。
つま先が、まりさの中心を正確に捉える。つま先が減り込んだ一瞬後、まりさは宙を浮き、経験したこともなく、
自力では決して出ない速度で、雄叫びを上げながら壁へと一直線に向かった。
壁にぶつかった瞬間、まりさの体は、べったりと張り付くように平らになった後、
重力に引かれ、落下しながら元の球状へと戻った。
「ゆぐぇ」
床に落下すると、小さな呻き声と一緒に少量の餡子、そして根元から抜けた白い歯を数本、吐き出した。
突然の出来事に家族は間抜けに口を開いたまま言葉を失い、地に伏せるまりさを呆然と見つめるしかなかった。
一瞬の静寂。その静寂を打ち破ったのは、まりさだった。
突然の出来事に家族は間抜けに口を開いたまま言葉を失い、地に伏せるまりさを呆然と見つめるしかなかった。
一瞬の静寂。その静寂を打ち破ったのは、まりさだった。
「ゆぎゃああああああああああ!いだいんだぜぇええええええええええ!!」
この世のものとは思えない叫びを上げ、のたうち回るまりさに静かに近付く。
先程まで息を切らしていたのに、叫び回る元気があるとは、本当に不思議な饅頭だ。
先程まで息を切らしていたのに、叫び回る元気があるとは、本当に不思議な饅頭だ。
「ゆげぇ…ばりざのあんござん、ばりざのかがやくはが…どうなってるんだぜ…」
目の前に捨てられたように広がる自分の一部だったものにまりさの頭はついていかない。
その餡子と歯に、力強く足を下ろすと、まりさを見下ろした。
口をガクガクと振るわせるまりさがそれに気付き、俺を見上げる。
目が合った時、漸く残されたビニール袋の中の家族が叫びだした。
その餡子と歯に、力強く足を下ろすと、まりさを見下ろした。
口をガクガクと振るわせるまりさがそれに気付き、俺を見上げる。
目が合った時、漸く残されたビニール袋の中の家族が叫びだした。
「まりざぁぁぁ!どうじたのぉぉぉ!」
「ゆんやぁぁぁ!じじいがおちょーしゃんをけっちゃんだじぇ!」
「おじょーじゃーん!だいじょーびゅにゃのー!?」
「ゆんやぁぁぁ!じじいがおちょーしゃんをけっちゃんだじぇ!」
「おじょーじゃーん!だいじょーびゅにゃのー!?」
まりさの耳にも確かに家族の言葉は届いている。しかし、何も返せない。
じじいを痛めつけて、奴隷にして、あまあまを持って来させるところだった。
そこで、何か、何か分からない何かに攻撃されたのだ。まりさは何が起きたのか未だに理解出来ていない。
自分を吹き飛ばしたのが、目の前の男の右足だったということには、考えが及びもしない。
ただ、見つめるその男の目が恐ろしかった。全身に悪寒が走って、ちっともゆっくり出来なかった。
これから先ゆっくり出来る気もしなかった。
じじいを痛めつけて、奴隷にして、あまあまを持って来させるところだった。
そこで、何か、何か分からない何かに攻撃されたのだ。まりさは何が起きたのか未だに理解出来ていない。
自分を吹き飛ばしたのが、目の前の男の右足だったということには、考えが及びもしない。
ただ、見つめるその男の目が恐ろしかった。全身に悪寒が走って、ちっともゆっくり出来なかった。
これから先ゆっくり出来る気もしなかった。
「さあ、お前の攻撃だぞ?」
「ゆ?」
「ゆ?」
へらっとした声で伝えた。
まりさが何を考えているかなんて、正確には分かりはしないが、その目が恐怖に滲んでいるのだけは分かった。
未だに餡子脳が正常に作動してないのか、まりさは動かない。
動かないということは、攻撃する気がないということだ。まりさが攻撃しないのなら
まりさが何を考えているかなんて、正確には分かりはしないが、その目が恐怖に滲んでいるのだけは分かった。
未だに餡子脳が正常に作動してないのか、まりさは動かない。
動かないということは、攻撃する気がないということだ。まりさが攻撃しないのなら
「攻撃しないんなら、俺が攻撃するぞ」
「ゆ…ゆびょおおお!!」
「ゆ…ゆびょおおお!!」
考える間も与えず、第二撃を加えた。
今度は左頬に鈍い衝撃が走り、壁に沿うようにまりさは吹き飛んだ。
一撃目よりも遥かに威力は弱かったが、まりさからすれば絶望的な一撃だった。
今度は左頬に鈍い衝撃が走り、壁に沿うようにまりさは吹き飛んだ。
一撃目よりも遥かに威力は弱かったが、まりさからすれば絶望的な一撃だった。
もう家族の声は僅かにしか聞こえない。
その声は、勝利に沸く声でもなく、まりさを応援する声でもなく、絶望に打ちひしがれる悲鳴だった。
その声は、勝利に沸く声でもなく、まりさを応援する声でもなく、絶望に打ちひしがれる悲鳴だった。
「ゆびゃ!」
今度は顔面から着地し、その勢いのまま、転がったまりさは棚にぶつかり、動きと止めた。
そして、ここで漸く理解した。1回目の衝撃もこの男によって与えられたものだということに。
そして、ここで漸く理解した。1回目の衝撃もこの男によって与えられたものだということに。
そして、漸く気付いた。ゆっくりと近付いてくるあの男、じじいと呼び、奴隷にして
一生自分たちに奉仕させるつもりだった男は、自分より遥かに強いと。
本当は知っていたはずだった。人間は強い、ゆっくりよりも遥かに強い。近付けばゆっくり出来なくなると。
群れの長や親から聞いていたはずだった。
だが、森にいる虫や他のゆっくりを倒す度に自分が強いと思い始めた。
僅か自信に過ぎなかったものはやがて、過剰な大きさとなり、人間よりも自分は強いと思い始めた。
番が出来、子が出来、より大きなゆっくりを欲した。
その欲求が、あまあまや大きなお家を独占する人間へと向かったのは無理もなかった。
一生自分たちに奉仕させるつもりだった男は、自分より遥かに強いと。
本当は知っていたはずだった。人間は強い、ゆっくりよりも遥かに強い。近付けばゆっくり出来なくなると。
群れの長や親から聞いていたはずだった。
だが、森にいる虫や他のゆっくりを倒す度に自分が強いと思い始めた。
僅か自信に過ぎなかったものはやがて、過剰な大きさとなり、人間よりも自分は強いと思い始めた。
番が出来、子が出来、より大きなゆっくりを欲した。
その欲求が、あまあまや大きなお家を独占する人間へと向かったのは無理もなかった。
結果はこれだ。ボロボロで情けなく涙を流しているのが、今の自分だ。
降参して、おうちに帰ろう。もうお家もあまあまも諦めよう。山でゆっくりすればいいじゃないか。
家族は情けない自分に怒りを向けるかも知れない。しかし、現実に勝つ術なんて思い付かないのだ。
降参して、おうちに帰ろう。もうお家もあまあまも諦めよう。山でゆっくりすればいいじゃないか。
家族は情けない自分に怒りを向けるかも知れない。しかし、現実に勝つ術なんて思い付かないのだ。
「ば…ばりざのまげ…」
「言い忘れたが…俺は嘘吐きが大嫌いだ」
「言い忘れたが…俺は嘘吐きが大嫌いだ」
俺は、まりさの敗北宣言を遮るように、言葉を吐き出した。
こいつは割りと賢いゆっくりだったようだ。これだけの力の差を見せても、卑怯な手を使われたからであって、
本当は自分の方が強いはず、と勘違いを止めようとしないゆっくりは腐るほどいる。
このまりさはもう力の差に、勝ち目がないことに気付いてるようだ。
こいつは割りと賢いゆっくりだったようだ。これだけの力の差を見せても、卑怯な手を使われたからであって、
本当は自分の方が強いはず、と勘違いを止めようとしないゆっくりは腐るほどいる。
このまりさはもう力の差に、勝ち目がないことに気付いてるようだ。
だが、終わらせない。
「お前は、俺より強いって言ったよな?嘘じゃないって言ったよな?
嘘だったら、俺はお前を殺す。惨たらしく殺す。お前の家族も殺す」
嘘だったら、俺はお前を殺す。惨たらしく殺す。お前の家族も殺す」
まりさは凍り付いた。逃げ道は塞がれた。
「何、絶望したような顔してんだよ。俺に勝てばいいだけだろ?じゃあ、勝負、再開。
お前の攻撃の番だ」
お前の攻撃の番だ」
満面の作り笑顔で当然のように言ってやった。
まりさは微動だにしなかった。それはつまり
まりさは微動だにしなかった。それはつまり
「ん、攻撃しないのか?じゃあ、俺の攻撃だな」
俺は三度、右足を振り上げた。
「眠たいから勝負の続きは明日な」
そう告げ、まりさをビニール袋の中の家族の横に置く。
歯は既に残っている方が少なく、左目があった場所はぐしゃぐしゃに潰れている。
体は痣だらけで、帽子も穴が開いた上に潰れている。家族が一生懸命話しかけるが、まりさが反応する様子もない。
ただ、呆然と虚ろに宙を見つめるだけだ。
歯は既に残っている方が少なく、左目があった場所はぐしゃぐしゃに潰れている。
体は痣だらけで、帽子も穴が開いた上に潰れている。家族が一生懸命話しかけるが、まりさが反応する様子もない。
ただ、呆然と虚ろに宙を見つめるだけだ。
男に勝てる可能性なんてこれっぽっちもありはしない。散々痛めつけられるだけだ。
なら、さっさと降参して、家族もろとも殺してもらえばいい。
そうすれば地獄は終わる。
だが、そうしないのは、家族を殺すという決断をしたくないのか、
それとも俺が許してくれるなんていう、僅かな可能性に縋っているのか。
なら、さっさと降参して、家族もろとも殺してもらえばいい。
そうすれば地獄は終わる。
だが、そうしないのは、家族を殺すという決断をしたくないのか、
それとも俺が許してくれるなんていう、僅かな可能性に縋っているのか。
どちらにせよ、俺はまりさが降参しない限り、永久的に蹴り続けるつもりだ。
なんだか無茶苦茶…
序盤、地の分少なすぎるわ、男視点だったのに後半は適当になるわ、なんだか尻すぼみな上に消化不良だわ…
序盤、地の分少なすぎるわ、男視点だったのに後半は適当になるわ、なんだか尻すぼみな上に消化不良だわ…
もっとまりさを抵抗させたかったが、その展開も思い浮かばなかった
こういう時って思い浮かぶまで練った方がいいんだろうか
こういう時って思い浮かぶまで練った方がいいんだろうか
あと、片付けるって意味で 直す って使うのって西日本だけなんだってね