ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko2694 にとり相撲
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『にとり相撲.TXT』 4KB
愛で 希少種 現代 愛護人間 独自設定 7作目
愛で 希少種 現代 愛護人間 独自設定 7作目
『にとり相撲』
「いつもありがとね。あきとしちゃん。」
近所に山菜をおすそ分けし、お礼を言われる。
俺の家の裏山には、ゆっくりにとりの群れが生息している。
俺はそこの群れの胴つきにとりと交友があり、家庭菜園で作っているきゅうりと引き換えに山菜をもらっている。
多めにもらった日は、こうして近所におすそ分けする。
ゆっくりと人間も良い関係を築くことが出来るのだ。
近所に山菜をおすそ分けし、お礼を言われる。
俺の家の裏山には、ゆっくりにとりの群れが生息している。
俺はそこの群れの胴つきにとりと交友があり、家庭菜園で作っているきゅうりと引き換えに山菜をもらっている。
多めにもらった日は、こうして近所におすそ分けする。
ゆっくりと人間も良い関係を築くことが出来るのだ。
俺が家に帰ると、裏手のほうから
「盟友ー。あそぼー!」
とにとりが大声で俺を呼ぶ。
裏口から外に出ると、にとりが地面に輪を書き、土俵を作っていた。
「相撲やろう。相撲!」
楽しみで仕方が無いといわんばかりの笑顔で誘ってくる。
本当にこいつは相撲が好きなのである。
「仕方が無いな。」
そう呟いて土俵に上がる。
「いくぞ盟友!」
にとりがぶちかまして来る。それをしっかりと受け止める。
すかさずにとりは、俺のベルトを掴み体勢を整える。
俺も負けじとにとりの腰に手を回す。
たまに手が滑ってお尻を触る。相撲だからしかたがないよね。
にとりが顔を真っ赤に染め、うんうん唸り俺を押し出そうとする。
実際のところ、にとりはゆっくりにしては力があるが、人間にはかなわない。
しかし、子供相手に本気をだすのと同じように、ゆっくり相手に本気を出すのは大人気ない。
俺はある程度組み合ったら、適当に負けることにしている。
「ゆりゃあ!」
にとりが渾身の力を込めて俺を押し出した。
俺はばたりと後ろに倒れる。そして勢いが付いたにとりは俺を飛び越える。スカートが翻る。
パンツ確認。水玉把握。
にとりは仰向けに倒れた俺を上から覗き
「ゆわーい。にとりの勝ち!」
とけらけらと笑う。
「盟友ー。あそぼー!」
とにとりが大声で俺を呼ぶ。
裏口から外に出ると、にとりが地面に輪を書き、土俵を作っていた。
「相撲やろう。相撲!」
楽しみで仕方が無いといわんばかりの笑顔で誘ってくる。
本当にこいつは相撲が好きなのである。
「仕方が無いな。」
そう呟いて土俵に上がる。
「いくぞ盟友!」
にとりがぶちかまして来る。それをしっかりと受け止める。
すかさずにとりは、俺のベルトを掴み体勢を整える。
俺も負けじとにとりの腰に手を回す。
たまに手が滑ってお尻を触る。相撲だからしかたがないよね。
にとりが顔を真っ赤に染め、うんうん唸り俺を押し出そうとする。
実際のところ、にとりはゆっくりにしては力があるが、人間にはかなわない。
しかし、子供相手に本気をだすのと同じように、ゆっくり相手に本気を出すのは大人気ない。
俺はある程度組み合ったら、適当に負けることにしている。
「ゆりゃあ!」
にとりが渾身の力を込めて俺を押し出した。
俺はばたりと後ろに倒れる。そして勢いが付いたにとりは俺を飛び越える。スカートが翻る。
パンツ確認。水玉把握。
にとりは仰向けに倒れた俺を上から覗き
「ゆわーい。にとりの勝ち!」
とけらけらと笑う。
その後、にとりと俺はモロキュウ食べたり、「ゆ虐の科学13月号・電極まりさ」の工作を一緒に作ったりして楽しい時間を過ごした。
「盟友。今日はありがとう。もう帰るね。」
そういってにとりは山へ帰って行った。夕焼けがとても美しく感じた。
「盟友。今日はありがとう。もう帰るね。」
そういってにとりは山へ帰って行った。夕焼けがとても美しく感じた。
数ヵ月後、裏山一帯の開発が始まった。
誰もが街の発展を望んでいたし、それは必要なものだと感じた。
日に日に木が切られ、土が削られて山の形が変わっていく。
俺はにとりのことを心配しながら、それを眺めていた。
誰もが街の発展を望んでいたし、それは必要なものだと感じた。
日に日に木が切られ、土が削られて山の形が変わっていく。
俺はにとりのことを心配しながら、それを眺めていた。
その日は雨が降っていた。
俺はすっかり形が変わってしまった裏山を、いつものように眺めていた。
にとりは生きているのだろうか?
そう考えていると、雨で見にくかったが庭に人影が見えた。
青い髪・・・間違いない。にとりだ。
俺は傘も持たずに飛び出した。
俺はすっかり形が変わってしまった裏山を、いつものように眺めていた。
にとりは生きているのだろうか?
そう考えていると、雨で見にくかったが庭に人影が見えた。
青い髪・・・間違いない。にとりだ。
俺は傘も持たずに飛び出した。
「久しぶり、よかった。生きてたんだな。」
俺は嬉しくなって声を掛けた。
しかし、帰ってきたのは憎しみに満ちた目であった。
「よかった?・・・みんな死んだよ。おとうさんも、おかあさんも、兄弟も、友達も。人間さんには敵わないよ。にとりの大切なもの全部壊れちゃった。」
俺は言葉が見つけられなかった。
「ねぇ盟友。にとり達はね。人間さんに迷惑は掛けてなかったはずだよ。なのになんでこんなことされるの?ねぇ盟友。にとりは街じゃ生きて行けないよ。」
にとりは、雨音にかき消されそうな声で、淡々と言った。
「すまない・・・。」
俺は何の解決にもならない場当たり的な言葉しか出せなかった。
にとりは失望した顔で俺を見つめる。その目がどんな言葉よりも絶望を語っていた。
にとりは理解しているのだ。どうやっても開発を止めることなど出来ないことを。俺が無力であることも。
俺は嬉しくなって声を掛けた。
しかし、帰ってきたのは憎しみに満ちた目であった。
「よかった?・・・みんな死んだよ。おとうさんも、おかあさんも、兄弟も、友達も。人間さんには敵わないよ。にとりの大切なもの全部壊れちゃった。」
俺は言葉が見つけられなかった。
「ねぇ盟友。にとり達はね。人間さんに迷惑は掛けてなかったはずだよ。なのになんでこんなことされるの?ねぇ盟友。にとりは街じゃ生きて行けないよ。」
にとりは、雨音にかき消されそうな声で、淡々と言った。
「すまない・・・。」
俺は何の解決にもならない場当たり的な言葉しか出せなかった。
にとりは失望した顔で俺を見つめる。その目がどんな言葉よりも絶望を語っていた。
にとりは理解しているのだ。どうやっても開発を止めることなど出来ないことを。俺が無力であることも。
俺はにとりに言う。
「一緒に暮らそう。俺とならうまくやってけるはずだ。」
にとりは泣き笑いのような顔で
「盟友は好きだよ。・・・だけどね、人間さんは嫌いだよ。」
と答えた。
「一緒に暮らそう。俺とならうまくやってけるはずだ。」
にとりは泣き笑いのような顔で
「盟友は好きだよ。・・・だけどね、人間さんは嫌いだよ。」
と答えた。
お互いにずぶ濡れのまま、無言でしばらく見つめあうと、にとりは静かに歩いて山へ去っていった。
俺はにとりの姿が見えなくなるまでその後姿を見ていた。にとりは一度も振り返らなかった。
俺はにとりの姿が見えなくなるまでその後姿を見ていた。にとりは一度も振り返らなかった。
にとりと最後に会ってから、1年以上が経った。
裏山はすっかり住宅地に変わり、僅かな緑を残すのみである。
あれから俺は庭に小さな土俵を作り、きゅうりを置いている。
もしかしたらにとりがひょっこりと帰ってくるんじゃないかと思ってやっている。
裏山はすっかり住宅地に変わり、僅かな緑を残すのみである。
あれから俺は庭に小さな土俵を作り、きゅうりを置いている。
もしかしたらにとりがひょっこりと帰ってくるんじゃないかと思ってやっている。
- 嘘だ。
にとりは、帰ってくることは無い。分かっている。
だけど、だけどほんの少し、ほんのひとかけらの希望を捨てられずにいる。
にとりの絶望した顔が忘れられない。しかし、あの楽しかった日々もまた忘れられないのだ。
俺はいまだに夢を見る。
にとりとする相撲の夢を。
夢の中でにとりが俺を呼ぶ。
だけど、だけどほんの少し、ほんのひとかけらの希望を捨てられずにいる。
にとりの絶望した顔が忘れられない。しかし、あの楽しかった日々もまた忘れられないのだ。
俺はいまだに夢を見る。
にとりとする相撲の夢を。
夢の中でにとりが俺を呼ぶ。
「盟友ー。あそぼー!」と
おしまい
※ガチエロHENTAIハッピーエンドを書き直したらバットエンドになったでござる。の巻き
■作品
anko2679 野良のゆうかにゃん.TXT
anko2681 夜の悩み.TXT
anko2683 逆噴射てんこ.TXT
anko2688 邪悪なさなえ.TXT
anko2691 清く正しいなんとかです。.TXT
anko2693 さなえリターンズ.TXT
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anko2681 夜の悩み.TXT
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