ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko1437 ある開業医の日常
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ankoss
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●まえがき●
三作目です。
今回も処女作と趣向を変えてみました。
投下しようともたもたしてたらD・Oさんが先に同題名でこれより面白い作品を投下。
さらにHENTAIさんも診療所ネタ投下、スレでは徒然さんがピアスネタ……。ううーん。
よってネタかぶり&超つまらないですが書いちゃったんで投下します。お許しください。
胴付き希少種出ます。漢字で話します。
都合のいい俺設定も入ってるかもです。
しっかり狐あき品質です。短いです。面白くはないです。
それでもいいよという方は下にお進みください。
狐あき
● ● ●
私は開業医。
と言っても、私の病院はゆっくり専用病院「ゆっくりにっく」である。
ちなみに、以前友人に「『ゆっくり』と『クリニック』をかけたのは良いけど、かぶりすぎて解りづらい。」
と言われた。そんなことないと思う。
電話番号は「8929」にした。(8→ゆっ、9→くり、2→にっ、9→く)
ちなみに、以前友人に「『ゆっくりにっく』を無理に数字化したんだろうけど、どっちかというと『焼き肉』。」
と言われた。そんなことないと思う。
大体私が「8」を「ゆっ」と設定したのはキーボードの8のキーが平仮名の「ゆ」のキーだからだ。
じゃあ逆に聞くが、なぜ「9」が「き」になるのだ。ばーか。お前なんか嫌いだ。
おっと、話が逸れてしまった。というか逸れるほど話をしてなかった。ごめん。
ゆっくりにっくには、私と、金バッジ胴付きのえーりんが勤めている。(まあ、事務の娘とかもいるけどね。)
金バッジは、申請しに加工所付属検定所に行ったその日にもらえた。優秀である。今度プラチナにでも挑戦させようか。(金が貯まったら)
そんな我々の病院には、様々な症状のゆっくり達がやってくる。大抵は胴付きではあるが、
普通種でも「このままオレンジジュースをかければ万事解決するかわからない」等の理由で連れてこられる。
そのほか定期健診で来院したり、時にはゆっくりだけで助けを求めてくることも。きちんと金さえ払ってくれれば、野良だって診てやる。
ただし、ゆっくりだけで来た場合条件として先に金を確認させてもらう。たとえバッジ付きでも。そういう部分はきちんとしなければ。
その中から例を上げ、業務内容を紹介しよう。
● ● ●
「す、すんません!!急患なんスけど!!」
勢いよく飛び込んできたドレッドヘアのヤンキー風青年の腕の中には、痙攣して白目をむき、泡状のチョコを噴いているちぇんがいた。
その耳や尻尾にはおびただしい量のアクセサリーがついており、時折じゃらりという音がした。青年も、かなりアクセサリーをつけていた。
ステータス(すばやさとか運の良さとか)でも上がるんだろうか。
「どうしました?」
「いや、なんか、急にこんなんなっちゃってて、あの、あの、…」
「わかりました。ちょうど誰もいませんから、今すぐ診ましょう。えーりん、器具準備して。」
「はい、先生。(何故か敬礼)」
私は青年からちぇんを受け取り、診察台へと運ぶ。
見た感じ、体重も適正程度あるし、毛並みも悪くない銀バッジだ。目立った外傷は無い。あるのはアクセサリーくらいだ。
まあ、飼い主の見た目はあんなんだがきちんと世話しているようなので虐待の線は薄いと思われる。
―何らかの内科的疾患か急激なストレスによるショック症状だろうか?
ある程度の可能性を考えつつ、診察の準備をする。
そして、検温(笑)等を済ませた後、やはりどうしてもアクセサリーが邪魔になった。
「すみません、外しますよ。」
「あっ、はい、どうぞ。」
本来のおかざり以外のアクセサリーを取る……取・・・・・・取ろうした。が。
―………全部ピアス?
そう、両耳あわせて8つ、両尻尾あわせて12個、計20個のアクセサリーは全てピアス型で、それも、人間用の物だった。
結果的に、無数の細い針がちぇんの体の薄い部分を貫いていた。
これでは、20個も取った時には永遠にゆっくりしてしまうかもしれない。というかこれは…………
「先程おっしゃっていましたが、……急に、とはどのような時に症状が出ました?」
「あ、はい、いや、おれ、ちぇんをカッコ良くしようと思って、ピアス増やしてやろうと思って、でも一回に沢山ピアス穴あけたら
痛いし、大変だし、数日置きにちょっとずつ、2、3個づつやってて、んで、今日もやって、全部の穴にピアスつけたら、なんか、こうなっちゃって。」
青年は一言一言確認するかのように切れ切れに説明してくれた。
こうなった原因を。
そもそも、ゆっくりという生き物は生命力は弱くない。外的衝撃や痛みに弱いだけである。中枢餡損傷や出餡多量にならない限りなかなか死なないものだ。
よって、ちょっとくらいの傷であったらオレンジジュースが無くとも、劣悪なる環境下にでもいない限りすぐに再生する。
そう、細い針があけた穴程度なら。
ちぇんにあけられたピアス穴は、新しい穴をあけるのに空けた数日、この間にほぼ再生したと言って間違いないだろう。
あけては塞がり、あけては塞がる。最終的に青年が20回針を刺し終えた時、実質穴は2,3個しかあいていなかっただろう。
ただ、傷は治っても、どうしても毛はすぐには生えてこない。針程度の傷でも、どうしてもちょっとは「はげ」ができてしまうものだ。
ゆ虐愛好家の鬼意参たちの間では針は「餡子が流れ出ずに苦しめられる道具」としてポピュラーである。
また、髪の長い種であれば、禿げが目立つことはほぼ無い。耳のある、ちぇん種であったための悲劇である。
青年は自分がやり慣れているところもあり、はげている部分に狙いを定め、ピアスを刺してしまったのだろう。
今まで数日置きに少しずつされて来た、「いたい、ゆっくりできない」事実をよーく刷り込まれた、「針を刺す」行為が続けざまに20回。
一気にかかった相当なストレス。そこから来るショック症状であった。
また、青年は悪気があって針を刺していたわけではない。それ以外は非常にゆっくりできるおにいさんであったろう。
ゆっくりできるおにいさんの数日置きの奇行、この矛盾も少しずつちぇんのストレスになっていたと思われる。
それが一気に爆発したのだ。
とにかく、このピアスを早急に外さなくてはいけない。しかし、極限状態のちぇんにそれをすれば間違いなくお陀仏だ。
よって、全身麻酔を施し、回復薬を与えながら作業を行うことにした。
「えーりん、ラムネ投与。」
「はい、先生。ラムネ投与します。」
ただのラムネでは眠るだけで痛みに反応してすぐ起きてしまう。なので、麻酔用の、成分の強いラムネを使用する。
ゆっくりは薬品とか使わなくていいので、超ローコストで楽でいい。
さっきからの「にゃ゛っ……にゃ゛っ……にゃ゛っ……」といううめき声はラムネ投与により無くなり、完全な昏睡状態となった。
口付近の泡状の吐チョコをガーゼでふき取り、管を入れ、オレンジジュースを少しずつ与える。多すぎると覚醒してしまい元も子も無いので
それぞれの個体で「起きないけれど治療に十分な量」を見極めなければならない。なお、ここまで全てえーりんの作業。
さすが、私のえーりんである。淡々と迅速にそつなくこなしてゆく。
今すぐなでくりまわしてやりたいが、今は当然治療が先である。それくらいの分別はつく。なめるな。
その後は慎重な作業となった。いくら昏睡状態でも針を20本も引き抜けば起きてしまう可能性も無くはない。
一つずつ、丁寧に、かつ素早く取り外していく。
そして、幸い一度も起きることなくピアスを全て外し終えた。ちぇんは穏やかに寝息をたてている。
「あざっす!!ホントあざっっっす!!」
「いえいえ。無事でよかった。まあ、あまりピアスとかつけないようにね。つけるなら、帽子にとか、ストレスにならない所。」
「わかりました!帽子に缶バッジにするっす!!」
勝手にしてくれ。
眠ったままのちぇんと青年を見送ると、すぐにえーりんを褒めまわした。
さすが。すばやい。正確。丁寧。
「はい、先生。」
……………………ひょっとして、懐かれてないんだろうか。
しかし、日を追うごとに先生の魅力に引き込まれて、そっけない態度でも顔は赤く……みたいな展開を願わせていただこう。
とりあえず、今夜は外食だ。
● ● ●
数日後、また誰かが駆け込んできた。
「す、すんません!!急患なんスけど!!」
またあの青年だった。ちぇんを見ると、確かに体に直接つけるアクセサリーは無く、帽子に缶バッジが大量についている。
銀バッジを探し出すのに時間がかかる。
症状はと言うと…………両目は飛び出し(左目に至っては完全に取れている)、両耳からチョコを垂れ流し、舌は垂れ、
そしてよく見れば口の下にはぺにぺにがちょい起ちしていた。
「今度はいったいどうしたんです!!」
「あ、はい、いや、おれ、ちぇんにカッコいいバンド聴かせてやろうと思って、ライブ行こうと思って、なら迫力ある最前列がいいと思って、
チケット取って、行って、んで、野外ライブ始まったら急に、なんか、こうなっちゃって。」
「…そのバンドのジャンルは?」
「ガチのヘビメタっす。」
野外じゃアンプの出力凄かったろうな。ヘビメタだし。最前列だし。ぺにぺに起つほどの振動、音で出すとは……。
そりゃそうなるわ!!
「ピアスやめろ」じゃなくてもっと広域にゆっくりの扱いについて注意しとくんだった!!餡子脳すぎだこいつ!!
しかもライブ会場からココに運んでくるとは!!
その後、治療の甲斐虚しく、残念ながらちぇんは息を引き取った。
● ● ●
………まあ……死んじゃったけど……
お、おほん!!あー、これが我が「ゆっくりにっく」の業務内容のほんの一部。
ゆっくりの元気が無い時、急に大けがしたとき、
電話番号は「8929(ゆっくりにっく)」
ゆっくりにっくにお越しください。
「はい、先生。」
そこで無機質に返事するんじゃないよ!!かわいいな、もう!!
「はい、先生。」
-end-
●あとがき●
矛盾点、こじ付けの多い作品となってしまいました……
そしてなにより、えーりんを全く活かしていない……
これほど胴付きが活かされないSSは逆に珍しくて良いと思います!!
そんなわけないですけどね!!!もう嫌!!嫌ァァ!!
と、いうわけで未完成書きためSSが残り2本となりました。
構想中ネタも2本あります。
いつまでたっても上手くならないと思いますが、どうぞよろしくおねがいします。
●過去作●
anko1299:僕はゲスが嫌いだ
anko1430:農家に貢献する
三作目です。
今回も処女作と趣向を変えてみました。
投下しようともたもたしてたらD・Oさんが先に同題名でこれより面白い作品を投下。
さらにHENTAIさんも診療所ネタ投下、スレでは徒然さんがピアスネタ……。ううーん。
よってネタかぶり&超つまらないですが書いちゃったんで投下します。お許しください。
胴付き希少種出ます。漢字で話します。
都合のいい俺設定も入ってるかもです。
しっかり狐あき品質です。短いです。面白くはないです。
それでもいいよという方は下にお進みください。
狐あき
● ● ●
私は開業医。
と言っても、私の病院はゆっくり専用病院「ゆっくりにっく」である。
ちなみに、以前友人に「『ゆっくり』と『クリニック』をかけたのは良いけど、かぶりすぎて解りづらい。」
と言われた。そんなことないと思う。
電話番号は「8929」にした。(8→ゆっ、9→くり、2→にっ、9→く)
ちなみに、以前友人に「『ゆっくりにっく』を無理に数字化したんだろうけど、どっちかというと『焼き肉』。」
と言われた。そんなことないと思う。
大体私が「8」を「ゆっ」と設定したのはキーボードの8のキーが平仮名の「ゆ」のキーだからだ。
じゃあ逆に聞くが、なぜ「9」が「き」になるのだ。ばーか。お前なんか嫌いだ。
おっと、話が逸れてしまった。というか逸れるほど話をしてなかった。ごめん。
ゆっくりにっくには、私と、金バッジ胴付きのえーりんが勤めている。(まあ、事務の娘とかもいるけどね。)
金バッジは、申請しに加工所付属検定所に行ったその日にもらえた。優秀である。今度プラチナにでも挑戦させようか。(金が貯まったら)
そんな我々の病院には、様々な症状のゆっくり達がやってくる。大抵は胴付きではあるが、
普通種でも「このままオレンジジュースをかければ万事解決するかわからない」等の理由で連れてこられる。
そのほか定期健診で来院したり、時にはゆっくりだけで助けを求めてくることも。きちんと金さえ払ってくれれば、野良だって診てやる。
ただし、ゆっくりだけで来た場合条件として先に金を確認させてもらう。たとえバッジ付きでも。そういう部分はきちんとしなければ。
その中から例を上げ、業務内容を紹介しよう。
● ● ●
「す、すんません!!急患なんスけど!!」
勢いよく飛び込んできたドレッドヘアのヤンキー風青年の腕の中には、痙攣して白目をむき、泡状のチョコを噴いているちぇんがいた。
その耳や尻尾にはおびただしい量のアクセサリーがついており、時折じゃらりという音がした。青年も、かなりアクセサリーをつけていた。
ステータス(すばやさとか運の良さとか)でも上がるんだろうか。
「どうしました?」
「いや、なんか、急にこんなんなっちゃってて、あの、あの、…」
「わかりました。ちょうど誰もいませんから、今すぐ診ましょう。えーりん、器具準備して。」
「はい、先生。(何故か敬礼)」
私は青年からちぇんを受け取り、診察台へと運ぶ。
見た感じ、体重も適正程度あるし、毛並みも悪くない銀バッジだ。目立った外傷は無い。あるのはアクセサリーくらいだ。
まあ、飼い主の見た目はあんなんだがきちんと世話しているようなので虐待の線は薄いと思われる。
―何らかの内科的疾患か急激なストレスによるショック症状だろうか?
ある程度の可能性を考えつつ、診察の準備をする。
そして、検温(笑)等を済ませた後、やはりどうしてもアクセサリーが邪魔になった。
「すみません、外しますよ。」
「あっ、はい、どうぞ。」
本来のおかざり以外のアクセサリーを取る……取・・・・・・取ろうした。が。
―………全部ピアス?
そう、両耳あわせて8つ、両尻尾あわせて12個、計20個のアクセサリーは全てピアス型で、それも、人間用の物だった。
結果的に、無数の細い針がちぇんの体の薄い部分を貫いていた。
これでは、20個も取った時には永遠にゆっくりしてしまうかもしれない。というかこれは…………
「先程おっしゃっていましたが、……急に、とはどのような時に症状が出ました?」
「あ、はい、いや、おれ、ちぇんをカッコ良くしようと思って、ピアス増やしてやろうと思って、でも一回に沢山ピアス穴あけたら
痛いし、大変だし、数日置きにちょっとずつ、2、3個づつやってて、んで、今日もやって、全部の穴にピアスつけたら、なんか、こうなっちゃって。」
青年は一言一言確認するかのように切れ切れに説明してくれた。
こうなった原因を。
そもそも、ゆっくりという生き物は生命力は弱くない。外的衝撃や痛みに弱いだけである。中枢餡損傷や出餡多量にならない限りなかなか死なないものだ。
よって、ちょっとくらいの傷であったらオレンジジュースが無くとも、劣悪なる環境下にでもいない限りすぐに再生する。
そう、細い針があけた穴程度なら。
ちぇんにあけられたピアス穴は、新しい穴をあけるのに空けた数日、この間にほぼ再生したと言って間違いないだろう。
あけては塞がり、あけては塞がる。最終的に青年が20回針を刺し終えた時、実質穴は2,3個しかあいていなかっただろう。
ただ、傷は治っても、どうしても毛はすぐには生えてこない。針程度の傷でも、どうしてもちょっとは「はげ」ができてしまうものだ。
ゆ虐愛好家の鬼意参たちの間では針は「餡子が流れ出ずに苦しめられる道具」としてポピュラーである。
また、髪の長い種であれば、禿げが目立つことはほぼ無い。耳のある、ちぇん種であったための悲劇である。
青年は自分がやり慣れているところもあり、はげている部分に狙いを定め、ピアスを刺してしまったのだろう。
今まで数日置きに少しずつされて来た、「いたい、ゆっくりできない」事実をよーく刷り込まれた、「針を刺す」行為が続けざまに20回。
一気にかかった相当なストレス。そこから来るショック症状であった。
また、青年は悪気があって針を刺していたわけではない。それ以外は非常にゆっくりできるおにいさんであったろう。
ゆっくりできるおにいさんの数日置きの奇行、この矛盾も少しずつちぇんのストレスになっていたと思われる。
それが一気に爆発したのだ。
とにかく、このピアスを早急に外さなくてはいけない。しかし、極限状態のちぇんにそれをすれば間違いなくお陀仏だ。
よって、全身麻酔を施し、回復薬を与えながら作業を行うことにした。
「えーりん、ラムネ投与。」
「はい、先生。ラムネ投与します。」
ただのラムネでは眠るだけで痛みに反応してすぐ起きてしまう。なので、麻酔用の、成分の強いラムネを使用する。
ゆっくりは薬品とか使わなくていいので、超ローコストで楽でいい。
さっきからの「にゃ゛っ……にゃ゛っ……にゃ゛っ……」といううめき声はラムネ投与により無くなり、完全な昏睡状態となった。
口付近の泡状の吐チョコをガーゼでふき取り、管を入れ、オレンジジュースを少しずつ与える。多すぎると覚醒してしまい元も子も無いので
それぞれの個体で「起きないけれど治療に十分な量」を見極めなければならない。なお、ここまで全てえーりんの作業。
さすが、私のえーりんである。淡々と迅速にそつなくこなしてゆく。
今すぐなでくりまわしてやりたいが、今は当然治療が先である。それくらいの分別はつく。なめるな。
その後は慎重な作業となった。いくら昏睡状態でも針を20本も引き抜けば起きてしまう可能性も無くはない。
一つずつ、丁寧に、かつ素早く取り外していく。
そして、幸い一度も起きることなくピアスを全て外し終えた。ちぇんは穏やかに寝息をたてている。
「あざっす!!ホントあざっっっす!!」
「いえいえ。無事でよかった。まあ、あまりピアスとかつけないようにね。つけるなら、帽子にとか、ストレスにならない所。」
「わかりました!帽子に缶バッジにするっす!!」
勝手にしてくれ。
眠ったままのちぇんと青年を見送ると、すぐにえーりんを褒めまわした。
さすが。すばやい。正確。丁寧。
「はい、先生。」
……………………ひょっとして、懐かれてないんだろうか。
しかし、日を追うごとに先生の魅力に引き込まれて、そっけない態度でも顔は赤く……みたいな展開を願わせていただこう。
とりあえず、今夜は外食だ。
● ● ●
数日後、また誰かが駆け込んできた。
「す、すんません!!急患なんスけど!!」
またあの青年だった。ちぇんを見ると、確かに体に直接つけるアクセサリーは無く、帽子に缶バッジが大量についている。
銀バッジを探し出すのに時間がかかる。
症状はと言うと…………両目は飛び出し(左目に至っては完全に取れている)、両耳からチョコを垂れ流し、舌は垂れ、
そしてよく見れば口の下にはぺにぺにがちょい起ちしていた。
「今度はいったいどうしたんです!!」
「あ、はい、いや、おれ、ちぇんにカッコいいバンド聴かせてやろうと思って、ライブ行こうと思って、なら迫力ある最前列がいいと思って、
チケット取って、行って、んで、野外ライブ始まったら急に、なんか、こうなっちゃって。」
「…そのバンドのジャンルは?」
「ガチのヘビメタっす。」
野外じゃアンプの出力凄かったろうな。ヘビメタだし。最前列だし。ぺにぺに起つほどの振動、音で出すとは……。
そりゃそうなるわ!!
「ピアスやめろ」じゃなくてもっと広域にゆっくりの扱いについて注意しとくんだった!!餡子脳すぎだこいつ!!
しかもライブ会場からココに運んでくるとは!!
その後、治療の甲斐虚しく、残念ながらちぇんは息を引き取った。
● ● ●
………まあ……死んじゃったけど……
お、おほん!!あー、これが我が「ゆっくりにっく」の業務内容のほんの一部。
ゆっくりの元気が無い時、急に大けがしたとき、
電話番号は「8929(ゆっくりにっく)」
ゆっくりにっくにお越しください。
「はい、先生。」
そこで無機質に返事するんじゃないよ!!かわいいな、もう!!
「はい、先生。」
-end-
●あとがき●
矛盾点、こじ付けの多い作品となってしまいました……
そしてなにより、えーりんを全く活かしていない……
これほど胴付きが活かされないSSは逆に珍しくて良いと思います!!
そんなわけないですけどね!!!もう嫌!!嫌ァァ!!
と、いうわけで未完成書きためSSが残り2本となりました。
構想中ネタも2本あります。
いつまでたっても上手くならないと思いますが、どうぞよろしくおねがいします。
●過去作●
anko1299:僕はゲスが嫌いだ
anko1430:農家に貢献する