ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko1481 その台詞は言わせない
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その台詞は言わせない ~『おそらをとんでるみたい』編~
その台詞は言わせない ~『おそらをとんでるみたい』編~
「ゆ――おそらをとんで『ぶちゃっ!』みじゅらばっ!」
軽く投げられた子れいむは、バットのフルスイングを受けて吹っ飛んだ。
引っ張った当たりの打ゆは、レフト方向の草むらに消える。
「あ~、また餡子がはねちゃったよ、あんちゃん」
と、金属バットを手にした男の子が、残念そうな顔で呟いた。
「ちゃんとゆっくりの中枢餡をバットの真芯で捉えていないからですよ」
右手に次の子まりさを構えた男が、少年へアドバイスを送っていた。
引っ張った当たりの打ゆは、レフト方向の草むらに消える。
「あ~、また餡子がはねちゃったよ、あんちゃん」
と、金属バットを手にした男の子が、残念そうな顔で呟いた。
「ちゃんとゆっくりの中枢餡をバットの真芯で捉えていないからですよ」
右手に次の子まりさを構えた男が、少年へアドバイスを送っていた。
晴れた日の午後。ゆっくりの残骸散らばる橋近くの川っぺり。黒黒と餡子の染みついた金属バット。
なんの変哲もない、のどかな打撃練習の光景である。
なんの変哲もない、のどかな打撃練習の光景である。
「おぢびじゃあああああん!」
「にんげんさん、れいむとまりさをゆっくりはなすのぜ! おちびちゃんもゆっくりたすけてくれのぜ!」
男は両膝で、成体のれいむとまりさを押さえつけている。
いましがた、金属バットとふぁーすとちゅっちゅを果たしたのは、この番の子ゆっくりだ。
他にも5、6匹の子ゆっくりが、母れいむの警告も聞かず、男の靴底に無駄な体当たりを繰り返していた。
「中枢餡って、ゆっくりの脳みその事? どこにあるの、あんちゃん?」
「ん? 見たことが無いんですか?」
「見たことはあるけど、おやつに出てきたのか、車にひかれてた奴で、いつもバラバラなんだもん」
「そういうことでしたら……」
そう言うと男は、右手に持った子まりさをゆっくりと持ち上げ、左手の指を真っ直ぐに伸ばして、
手刀の構えを取った。男の左手が視認可能な速度を超える。
「ゆわああん! お゛があ゛ざ……まりさおそらをと『スパっ!』…………」
子まりさは、砂糖水の涙をながしたおめめに、虚ろな無表情を宿し、定型文句の途中でだまりこくった。
「お――おちびちゃんになにをしたのおおおおおおぉ!?」
母れいむの悲鳴。
……ずず。
子まりさの体は、おめめの間、おぼうしの先からあんよまで真っ直ぐに入った切れ目からずれた。
……ぽろり。
そして、男の右手にきれいな切断面を見せる左側を残して、右側が地面に落ちる。
半分になった子まりさのおぼうしが、風に乗ってひらひらと舞った。
「はい、中心にある、水飴みたいな物に包まれている部分が中枢餡です」
「へえ、本当に真ん中にあるんだ」
少年が、断面の真ん中ほどにあるぷりぷりとした餡子をつつくと、子まりさの左側がびくりと震えた。
「「も゛っど…………ゆ゛っ…………ぐ…………」」
そして、右側と途切れ途切れのシンクロ断末魔を残して、永遠にゆっくりしてしまう。
「にんげんさん、れいむとまりさをゆっくりはなすのぜ! おちびちゃんもゆっくりたすけてくれのぜ!」
男は両膝で、成体のれいむとまりさを押さえつけている。
いましがた、金属バットとふぁーすとちゅっちゅを果たしたのは、この番の子ゆっくりだ。
他にも5、6匹の子ゆっくりが、母れいむの警告も聞かず、男の靴底に無駄な体当たりを繰り返していた。
「中枢餡って、ゆっくりの脳みその事? どこにあるの、あんちゃん?」
「ん? 見たことが無いんですか?」
「見たことはあるけど、おやつに出てきたのか、車にひかれてた奴で、いつもバラバラなんだもん」
「そういうことでしたら……」
そう言うと男は、右手に持った子まりさをゆっくりと持ち上げ、左手の指を真っ直ぐに伸ばして、
手刀の構えを取った。男の左手が視認可能な速度を超える。
「ゆわああん! お゛があ゛ざ……まりさおそらをと『スパっ!』…………」
子まりさは、砂糖水の涙をながしたおめめに、虚ろな無表情を宿し、定型文句の途中でだまりこくった。
「お――おちびちゃんになにをしたのおおおおおおぉ!?」
母れいむの悲鳴。
……ずず。
子まりさの体は、おめめの間、おぼうしの先からあんよまで真っ直ぐに入った切れ目からずれた。
……ぽろり。
そして、男の右手にきれいな切断面を見せる左側を残して、右側が地面に落ちる。
半分になった子まりさのおぼうしが、風に乗ってひらひらと舞った。
「はい、中心にある、水飴みたいな物に包まれている部分が中枢餡です」
「へえ、本当に真ん中にあるんだ」
少年が、断面の真ん中ほどにあるぷりぷりとした餡子をつつくと、子まりさの左側がびくりと震えた。
「「も゛っど…………ゆ゛っ…………ぐ…………」」
そして、右側と途切れ途切れのシンクロ断末魔を残して、永遠にゆっくりしてしまう。
「ゆううぅぅっ――!? おちびちゃんのゆっくりしたおぼうしがあああぁっ!」
「そっちですか……」
男は少しあきれ顔で、子まりさの"残り"を地面に落とした。今までレフト側に引っ張られていた子ゆ達と
違って、目の前につきつけられた厳然たる我が子の"死"に、親れいむのおめめから滝のような涙が流れる。
「にんげんさんっ! まりさたちがにんげんさんに、なにかわるいことしたならおしえてほしいのぜ!
にんげんさんをゆっくりさせないことをしてたら、にどとしないようにするから、ゆるしてほしいのぜ!」
「いえ、まりさ達は何もしていません。捕まえたのは、たまたま目に入ったからです」
「じゃあ……ひょっとしてにんげんさんは、『ぎゃくっ! たい! おにいさん』なのぜ!?
ゆっくりをゆっくりさせないのがゆっくりできるおにいさんなのぜ!?」
「いいえ、私は別にゆっくりが嫌いではありませんよ」
「じゃあどぼじでごんなごどずるのおおぉぉ!?」
「打撃練習に丁度良かったからです」
少年がボールを持っていたら、多分彼らは見逃されていたであろう。
「そっちですか……」
男は少しあきれ顔で、子まりさの"残り"を地面に落とした。今までレフト側に引っ張られていた子ゆ達と
違って、目の前につきつけられた厳然たる我が子の"死"に、親れいむのおめめから滝のような涙が流れる。
「にんげんさんっ! まりさたちがにんげんさんに、なにかわるいことしたならおしえてほしいのぜ!
にんげんさんをゆっくりさせないことをしてたら、にどとしないようにするから、ゆるしてほしいのぜ!」
「いえ、まりさ達は何もしていません。捕まえたのは、たまたま目に入ったからです」
「じゃあ……ひょっとしてにんげんさんは、『ぎゃくっ! たい! おにいさん』なのぜ!?
ゆっくりをゆっくりさせないのがゆっくりできるおにいさんなのぜ!?」
「いいえ、私は別にゆっくりが嫌いではありませんよ」
「じゃあどぼじでごんなごどずるのおおぉぉ!?」
「打撃練習に丁度良かったからです」
少年がボールを持っていたら、多分彼らは見逃されていたであろう。
「よっしゃ! あんちゃん、次はジャストミートしてみせるぜ!」
ぶんぶんとスイングを試していた少年が、エビの様に反ったフォームで構えた。
「カ○○ラですか……」
男はにこやかに、逃げもしない子れいむを捕まえると、少年と呼吸を合わせて軽く投げた。
「もうやじゃーー! れいむおうちにかえるうう! ゆ……おそらをとんで『ばちゃっ!』るううぅぅ……」
「ナイスバッティングですね」
うまく子れいむの中心を捉えた打ゆは、風に乗ってセンター方向に大きな伸びを見せた。
これが試合なら客席まで届きそうな大きな当たりだが、少年は不満そうにバットを見ている。
少年のつぶらな瞳は、バットに付着した真新しい餡子を見ていた。
どうやら、ゆっくりの中身が引っ付いてしまうことが嫌なようだ。
「バットの芯で捉えたら、餡子がつかないですよ。コツは、おそらを『と』の辺りで当てる事です」
「うーん……おそらを"と"。おそらを"と"!」
少年が素振りをしながらタイミングを取る間、親れいむはなにやら真剣な表情で何かを考えている。
「ちょっと分からないや。手本を見せてよ、あんちゃん」
少年の差し出したバットを笑って受け取ると、男は膝で踏みつけていた親まりさのおぼうしをいくらか
引きちぎって――「ま゛り゛ざの゛お゛ぼう゛じがあ゛あ゛」――バットにこびりついた餡子を丁寧に拭うと、
親ゆっくりを踏む役を少年と交代した。
ぶんぶんとスイングを試していた少年が、エビの様に反ったフォームで構えた。
「カ○○ラですか……」
男はにこやかに、逃げもしない子れいむを捕まえると、少年と呼吸を合わせて軽く投げた。
「もうやじゃーー! れいむおうちにかえるうう! ゆ……おそらをとんで『ばちゃっ!』るううぅぅ……」
「ナイスバッティングですね」
うまく子れいむの中心を捉えた打ゆは、風に乗ってセンター方向に大きな伸びを見せた。
これが試合なら客席まで届きそうな大きな当たりだが、少年は不満そうにバットを見ている。
少年のつぶらな瞳は、バットに付着した真新しい餡子を見ていた。
どうやら、ゆっくりの中身が引っ付いてしまうことが嫌なようだ。
「バットの芯で捉えたら、餡子がつかないですよ。コツは、おそらを『と』の辺りで当てる事です」
「うーん……おそらを"と"。おそらを"と"!」
少年が素振りをしながらタイミングを取る間、親れいむはなにやら真剣な表情で何かを考えている。
「ちょっと分からないや。手本を見せてよ、あんちゃん」
少年の差し出したバットを笑って受け取ると、男は膝で踏みつけていた親まりさのおぼうしをいくらか
引きちぎって――「ま゛り゛ざの゛お゛ぼう゛じがあ゛あ゛」――バットにこびりついた餡子を丁寧に拭うと、
親ゆっくりを踏む役を少年と交代した。
その時だ。
「おちびちゃんたち、おかあさんのいうことをゆっくりよくきいてね!」
何かを閃いた顔で、親れいむが叫んだ。
「ゆっくりしないでおくちをゆっくりとじるんだよ! ゆっくりあけちゃだめだよ! おにいさんたちになにをされても、
ゆっくりしゃべっちゃだめだよ! でないとえいえんにゆっくりしちゃうからね!」
どうやら、自分たちが恐ろしい棒さんで『ぼくっさつ!』されている理由に思い当たったようだ。
野生ゆっくりにしては、なかなか賢い個体であると言えよう。
『ぜったいにゆっくりできないからにげろ』と言わない辺りが餡子脳。
「おちびちゃんたち、もういっかいゆっくりいうよ――むぎゅ……!」
しかし、少年が体重をしっかり掛けたせいで、大事なことなのに二回言えずにつぶれかけてしまう。
少年は、別に親れいむを黙らせようとしたわけではなく、成体ゆっくりを動かさない程度の体重のかけ方というものが、
慣れていないせいで分からなかっただけだ。
男も、れいむの事を特に気にせず、バットをセンター方向に真っ直ぐ構えて狙うような、打撃前のルーチンを行っている。
「○チ○ーだね」
「ええそうです。いつでもどうぞ」
ゆっくりの言葉は本能に基づいた鳴き声、止めようとして止められる物ではないとわかりきっているのだ。
気合いで止められるのなら、"むーしゃむーしゃ"が癪に障るという理由だけで、毎年万単位の飼いゆっくりが
潰されたりはしない。
何かを閃いた顔で、親れいむが叫んだ。
「ゆっくりしないでおくちをゆっくりとじるんだよ! ゆっくりあけちゃだめだよ! おにいさんたちになにをされても、
ゆっくりしゃべっちゃだめだよ! でないとえいえんにゆっくりしちゃうからね!」
どうやら、自分たちが恐ろしい棒さんで『ぼくっさつ!』されている理由に思い当たったようだ。
野生ゆっくりにしては、なかなか賢い個体であると言えよう。
『ぜったいにゆっくりできないからにげろ』と言わない辺りが餡子脳。
「おちびちゃんたち、もういっかいゆっくりいうよ――むぎゅ……!」
しかし、少年が体重をしっかり掛けたせいで、大事なことなのに二回言えずにつぶれかけてしまう。
少年は、別に親れいむを黙らせようとしたわけではなく、成体ゆっくりを動かさない程度の体重のかけ方というものが、
慣れていないせいで分からなかっただけだ。
男も、れいむの事を特に気にせず、バットをセンター方向に真っ直ぐ構えて狙うような、打撃前のルーチンを行っている。
「○チ○ーだね」
「ええそうです。いつでもどうぞ」
ゆっくりの言葉は本能に基づいた鳴き声、止めようとして止められる物ではないとわかりきっているのだ。
気合いで止められるのなら、"むーしゃむーしゃ"が癪に障るという理由だけで、毎年万単位の飼いゆっくりが
潰されたりはしない。
男がぴたりとバットを構えた。少年が適当に子れいむを掴んで投げる。
「あ――!」
投げた後で、少年が"しまった!"と声を上げる。
「ゆ……!」
母れいむの言葉をゆっくりせずに聞いて居たのか、投げられた子れいむが空中でありながら、本能の誘惑に耐え、
砂糖菓子の歯を食いしばり、"きりっ!"とした顔でしっかりと口を閉じている。
投げた後で、少年が"しまった!"と声を上げる。
「ゆ……!」
母れいむの言葉をゆっくりせずに聞いて居たのか、投げられた子れいむが空中でありながら、本能の誘惑に耐え、
砂糖菓子の歯を食いしばり、"きりっ!"とした顔でしっかりと口を閉じている。
いまさら親の言うこと聞く前に逃げればいいのに。
所詮はゆっくりの覚悟ゆえ、最後まで耐えられはしまいが、タイミングを狂わされる可能性はある。
――ゆっくりがんばったねおちびちゃん!
――れいむゆっくりがんばったよ!
別に生存が決定した訳ではないが。
子れいむがストライクゾーンの高さを無事通過した瞬間、母娘は心を通じ合せ、共に勝利の笑みを浮かべた。
今こそ本能の命ずるがままに、おそらをとぶ喜びを叫ぶ瞬間だ。
――ゆっくりがんばったねおちびちゃん!
――れいむゆっくりがんばったよ!
別に生存が決定した訳ではないが。
子れいむがストライクゾーンの高さを無事通過した瞬間、母娘は心を通じ合せ、共に勝利の笑みを浮かべた。
今こそ本能の命ずるがままに、おそらをとぶ喜びを叫ぶ瞬間だ。
「れいむ、おそらをと『パァンッ!』」
だが、そんなの関係ねえバットコントロールが真芯で子れいむの中枢餡を捉え、打った――というか消滅させた。
「あんちゃん……すっげぇ。ジャストミートってレベルじゃねえぞ」
粉々を通り越して黒い霧と化した子れいむの残骸を見て、少年が声を漏らした。
「外角低めは好みなので……まあ、真芯で捉えるとこんなものです」
振り抜いたバットには、餡子の染み一つ付いていない。餡子の付着力を、バットスピードが上回っていた。
「お……おちびちゃん? どこにいったの? ゆっくりしないで、おかあさんにゆっくりへんじをしないとだめだよ!」
ゆっくり達に至っては、余りにも一瞬で姿が消えたために、状況の理解が追いつかず、必死に子れいむを呼んでいた。
だが、そんなの関係ねえバットコントロールが真芯で子れいむの中枢餡を捉え、打った――というか消滅させた。
「あんちゃん……すっげぇ。ジャストミートってレベルじゃねえぞ」
粉々を通り越して黒い霧と化した子れいむの残骸を見て、少年が声を漏らした。
「外角低めは好みなので……まあ、真芯で捉えるとこんなものです」
振り抜いたバットには、餡子の染み一つ付いていない。餡子の付着力を、バットスピードが上回っていた。
「お……おちびちゃん? どこにいったの? ゆっくりしないで、おかあさんにゆっくりへんじをしないとだめだよ!」
ゆっくり達に至っては、余りにも一瞬で姿が消えたために、状況の理解が追いつかず、必死に子れいむを呼んでいた。
「よおし、俺ももっと練習するぞ!」
「ええ、がんばって下さい」
少年が意気込んだ所で、村内放送のスピーカーが五時を告げる。
小学生は、遊びをやめて帰らなければいけない時間帯だ。
「ええ、がんばって下さい」
少年が意気込んだ所で、村内放送のスピーカーが五時を告げる。
小学生は、遊びをやめて帰らなければいけない時間帯だ。
「ほら、お母さんが家で待っていますよ。そろそろ帰りなさい」
「え~、もっと練習しようよ!」
「暗くなるまでに家に帰らないと、れみりあが君に"すーりすーり"しに来ますよ?」
「ちぇー。わかったよ、また今度な、あんちゃん!」
愛で派でない彼には、ゆっくりに好かれる方がうざったいのだ。少年は親ゆっくりの上からどいて、
バットを担いで、自転車に乗って悠々と去っていった。
「え~、もっと練習しようよ!」
「暗くなるまでに家に帰らないと、れみりあが君に"すーりすーり"しに来ますよ?」
「ちぇー。わかったよ、また今度な、あんちゃん!」
愛で派でない彼には、ゆっくりに好かれる方がうざったいのだ。少年は親ゆっくりの上からどいて、
バットを担いで、自転車に乗って悠々と去っていった。
「さて……と」
少年を見送った男がゆっくり達の方を振り返る。
「ゆっ――! これいじょうれいむのおちびちゃんたちを、しなせはしないよ! ぷくー!!」
「まりさのおぼうしがあああーー!」
「おねえちゃんなおってね!」
「れいむがぺーろぺーろするからゆっくりなおってね!」
「うっめ! これめっちゃうっめ! まじぱねぇ!」
「もうやじゃああ! きゃえりゅ! まりちゃおうちきゃえりゅうぅぅ!」
上から、威嚇する母れいむ、破かれたおぼうしを前になげく父まりさ、両断された子まりさ(左)をぺーろぺーろ
する妹れいむ×2と、子まりさ(右)をむーしゃむーしゃする妹まりさ、および赤ゆ退行を起こした末っ子まりさである。
少年を見送った男がゆっくり達の方を振り返る。
「ゆっ――! これいじょうれいむのおちびちゃんたちを、しなせはしないよ! ぷくー!!」
「まりさのおぼうしがあああーー!」
「おねえちゃんなおってね!」
「れいむがぺーろぺーろするからゆっくりなおってね!」
「うっめ! これめっちゃうっめ! まじぱねぇ!」
「もうやじゃああ! きゃえりゅ! まりちゃおうちきゃえりゅうぅぅ!」
上から、威嚇する母れいむ、破かれたおぼうしを前になげく父まりさ、両断された子まりさ(左)をぺーろぺーろ
する妹れいむ×2と、子まりさ(右)をむーしゃむーしゃする妹まりさ、および赤ゆ退行を起こした末っ子まりさである。
「別に帰っても構いませんよ?」
「れいむはだーりんと、いち、にい、さん……たくさんのおちびちゃんたちといっしょに、
おうちにかえ…………ゆ? にんげんさん、いまなんていったの? ゆっくりくりかえしてね!」
「だから、おうちに帰ってもいいと言ったんですよ。むしろ、おうちがこの近くでしたら、もっと川から遠い所に
おひっこしをした方が良いんじゃないかと思います。とある偉人の言葉を借りるなら、"川は死亡フラグ"です。
ロクな目に会いませんよ」
いましがた、れいむの赤ゆっくりを全滅させ、子ゆっくりを半減させた男は、涼しげにそういった。
「れいむはだーりんと、いち、にい、さん……たくさんのおちびちゃんたちといっしょに、
おうちにかえ…………ゆ? にんげんさん、いまなんていったの? ゆっくりくりかえしてね!」
「だから、おうちに帰ってもいいと言ったんですよ。むしろ、おうちがこの近くでしたら、もっと川から遠い所に
おひっこしをした方が良いんじゃないかと思います。とある偉人の言葉を借りるなら、"川は死亡フラグ"です。
ロクな目に会いませんよ」
いましがた、れいむの赤ゆっくりを全滅させ、子ゆっくりを半減させた男は、涼しげにそういった。
「ゆぅ……しぼうふらぐさんはゆっくりできないよ」
「……ゆっくりりかいしたのぜ」
人間との力の差を分かりきって居るのか、これ以上抵抗する気配もない親ゆっくり達。
餡子脳はさておいても、それなりに賢しい個体のようだ。
「まあ、実を言うと、君達には先週も同じことを言ったのですけどね」
「「…………ゆ?…………」」
「……ゆっくりりかいしたのぜ」
人間との力の差を分かりきって居るのか、これ以上抵抗する気配もない親ゆっくり達。
餡子脳はさておいても、それなりに賢しい個体のようだ。
「まあ、実を言うと、君達には先週も同じことを言ったのですけどね」
「「…………ゆ?…………」」
男は、橋の欄干に点々と刻まれた、黒い餡子のシミを見ている。
先週は、投球練習だった。
先週は、投球練習だった。
挿絵:車田あき