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anko2933 ゆっくりと(で)遊ぼう!他二本
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『ゆっくりと(で)遊ぼう!他二本』 17KB
いじめ いたづら 自業自得 飼いゆ 野良ゆ 現代 ぺにまむ 20作目ましてこんばんは、キャンセルあきです 小ネタ二本含みます
いじめ いたづら 自業自得 飼いゆ 野良ゆ 現代 ぺにまむ 20作目ましてこんばんは、キャンセルあきです 小ネタ二本含みます
■一匹見たら三十匹
――自宅の台所。
「り、り、りぐる!」
「あ、りぐるだ」
りぐるを見つけた私は、早速この家全体のりぐるを駆除することを決意した。
やり方は簡単だ。
先ず、流し台の脇に置いてあるゆっくりコンポストの蓋をあける。
やり方は簡単だ。
先ず、流し台の脇に置いてあるゆっくりコンポストの蓋をあける。
「ゆ……! にんげんざん! まりざばはんぜいじまじだ! くそじじいどがいっでもうじわげありばぜん!
でずがらどうが! どうがまりざをおうじにがえじでぐだざい!」
でずがらどうが! どうがまりざをおうじにがえじでぐだざい!」
そして、中に設置されているコンポストゆっくりの頭部を割り開く。
効果音はくぱぁが良いかな、やっぱり。
効果音はくぱぁが良いかな、やっぱり。
「まりざはんぜいじまじだ! まりざはんぜい――ゆっぎゃあああああああああっ!」
そして最後に、水で溶いた小麦粉を使ってまりさの口を塞いで完了。
頭と口の順番は逆でも良い、悲鳴が聞きたかっただけなのだ。
頭と口の順番は逆でも良い、悲鳴が聞きたかっただけなのだ。
「……! ……! ――――!」
後は一晩寝るだけである。
――翌朝。
「……げ」
「「「「「「「「「「「「「り、り、りぐる! り、り、りぐる!」」」」」」」」」」」」」」
コンポストゆっくりの餡子に引き寄せられて集まったゆっくりりぐる達は、内側がすべすべの
コンポスターを登ることが出来ずに中に溜まる。
コンポスターを登ることが出来ずに中に溜まる。
そこまではよかったのだが、コンポスターの縁までわらわらと詰まったりぐるの大群には、流石に辟易した。
底の見えない量のりぐる達、中心から緑のわき水のように元気なりぐるが登ってきて、仲間達の頭を踏み
コンポスターの壁に到達しては、かりかりかりかりと六本足でコンポスターをひっかいて、疲れたのだろう、
後続のりぐるに踏まれてりぐるの海に沈んでいく。りぐるりぐるりぐるりぐるりぐるりぐるりぐるりぐる。
コンポスターの壁に到達しては、かりかりかりかりと六本足でコンポスターをひっかいて、疲れたのだろう、
後続のりぐるに踏まれてりぐるの海に沈んでいく。りぐるりぐるりぐるりぐるりぐるりぐるりぐるりぐる。
視覚的にゲシュタルトが崩壊した私はのろのろとした動作でコンポスターの蓋を閉ざした。
冷蔵庫を開けっ放しにしたのでなければ、この大量増殖は何かを餌にしなければ不可能だ。
床下か何処かで、忍び込んだ野良ゆっくりが死んでいたのだろう――良くあることだ。
床下か何処かで、忍び込んだ野良ゆっくりが死んでいたのだろう――良くあることだ。
「次のゴミ出しに……あ」
私はカレンダーを見て硬直した。
――公園。
数分後、燃えるゴミの日が明後日であることを失念していた私は、
「達者で暮らせよ、りぐるたち!」
「「「「「「「「「「「「「ゆっくりれぎおんしていくよ!」」」」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「「「「ゆっくりれぎおんしていくよ!」」」」」」」」」」」」」
つい、マナー順守の精神を放棄して公園にりぐるを捨ててしまった。
あるいは、解き放ってしまった。
あるいは、解き放ってしまった。
「「「「「「「「「「「「「り、り、りぐる! り、り、りぐる!」」」」」」」」」」」」」
緑の絨毯、あるいは目の荒らい芝生の様に広がって、前進――いや、行軍していくりぐるたち。
コンポスターの底に、コンポストゆっくりのまりさが居たという証拠は何処にも見当たらない、
きっとその分りぐるが増えている、そういうことだろう。
コンポスターの底に、コンポストゆっくりのまりさが居たという証拠は何処にも見当たらない、
きっとその分りぐるが増えている、そういうことだろう。
「ゆっくり~のひ~。まったり~のひ~「「「「リ、リ、リグル!」」」」――ゆっぴいいいいいいっ!」
あ、野良まりさが一匹緑の波に呑まれた。
「ゆっくりしてないりぐるだよ! まりさがゆっくりせいっさい――ゆぴぃ!」
あんよでつぶせば頭に登り、背に転がれば腹にとりつく。
おさげで払えば髪をちぎり取り、言葉にならない悲鳴を上げれば開いた口から舌に噛みつく。
おさげで払えば髪をちぎり取り、言葉にならない悲鳴を上げれば開いた口から舌に噛みつく。
「ま、まりさをむーしゃむーしゃしたらゆっくりできな――ゆぴっ!
やべでよ、ゆっくりできないことをするなんて、とってもゆっくりしてないことだよ!」
やべでよ、ゆっくりできないことをするなんて、とってもゆっくりしてないことだよ!」
まりさが形を無くすまで、凡そ一分程か――
大体そのような感じでまりさは解体され…………そして何も残らなかった。
大体そのような感じでまりさは解体され…………そして何も残らなかった。
――自宅。
良いことをした気分になった私が、空になったコンポスターを抱えて帰宅すると、
まりされいむの番が台所でくつろいでいた。
まりされいむの番が台所でくつろいでいた。
「ゆ……? なんなのぜ、ここはまりさとれいむのゆっくりぷれいすなんだぜ!」
「ざんねんだけど、れいむたちがさきにおうちせんげんしたんだよ」
「はあ……疲れているから、出来ればひとりにさせて欲しいんだけどな」
「ざんねんだけど、れいむたちがさきにおうちせんげんしたんだよ」
「はあ……疲れているから、出来ればひとりにさせて欲しいんだけどな」
ああ、数分の間におうち宣言も済ませていたようだ。
ドアについている猫用の出入り口をわざと開けておいた事については、まあ否定しない。
ドアについている猫用の出入り口をわざと開けておいた事については、まあ否定しない。
死骸は出さない、そしてコンポストの中身も補充する。
ゆっくり相手に両方やるのは、それほど難しくないだろう。
その時、私の背中に貼り付いていたりぐるが一匹、床に降りたって冷蔵庫の裏に逃げたが、
「り、り、りぐるは、そろーりそろーりにげるよ!」
緩慢な動作でまりさとれいむに手を伸ばしていた私は、それに気づく事は無かった。
「り、り、りぐる。りぐるはゆっくりはんしょくするよ!」
おわり。
■まっちょりーの作り方
――ゆっくり病院にて。
「ああ、これは急性まっちょりー化症候群――通称ザ・ガッツ病ですね。
ええ――はい、持ってきて頂いたうんうん、もといサンプルだけで診断可能です。
主に、ぱちゅりー種に運動をさせすぎた結果かかることの多い病気ですね。
けれども、ゆっくりの食生活の問題もあるのですよ。
けれども、ゆっくりの食生活の問題もあるのですよ。
サンプルの分析結果――ここの数値を見て下さい。
左が通常のぱちゅりー、真ん中が飼い主さんのぱちゅりーちゃん、右がまっちょりーのデータです。
違いがあるのはここと、ここ。
普通はぱちゅりーの中身は脂肪分と糖分が多いでしょう? 生クリームですから。
違いがあるのはここと、ここ。
普通はぱちゅりーの中身は脂肪分と糖分が多いでしょう? 生クリームですから。
飼い主さん、ぱちゅりーちゃんにあたえている餌はなんですか?
ああ――やっぱり。
これはまりさ種向けの餌ですよ。
それも、レース出場ゆっくり向けの、高級品ですね――プロテインの入っている。
それも、レース出場ゆっくり向けの、高級品ですね――プロテインの入っている。
もっと安い餌で充分なんですよ。
栄養面? 全く問題有りませんね。
栄養面? 全く問題有りませんね。
まあとにかく、これからは飼いぱちゅりーちゃんの食事に気をつけられて下さい。
しばらくの間、口からタンパク質を摂取しなければ、自然と快復するはずです」
――夜、自宅にて。
「ぱちゅりー。しばらくはその……やり方を変えてみないか?
口でするんじゃなくって」
「…………むきゅ?」
口でするんじゃなくって」
「…………むきゅ?」
終わり。
■ゆっくりと(で)遊ぼう!
ここは町中にぽっかりと空いた虫食いのような空き地。
草むらのどこかから、饅頭達の視線を感じるような静かな空き地、口うるさい大人達の死角は、
少年達にとって絶好の遊び場だ。
草むらのどこかから、饅頭達の視線を感じるような静かな空き地、口うるさい大人達の死角は、
少年達にとって絶好の遊び場だ。
「みんな~、ゆん踏みやろうぜ!」
としあき君(仮)が呼びかけると、すりーでぃーえすっ! や えぬじいぴいっ! をポケットに入れて、
たちまち六人の小学生が集まった。
たちまち六人の小学生が集まった。
としあき君の友達の鬼居君をはじめ、手に手に駄菓子を持っていて、ゆっくりを撒き餌で集める準備万端だ。
「ちるのチョコとか、"わかるよー"を釣るには高すぎない?」
「僕、食べる中国油持ってきたよ~」
「それで"じゃおー"が来たらお前の持ちゆっくりな、良いだろ? 決まり決まり」
「じゃ、隠れようぜ!」
「僕、食べる中国油持ってきたよ~」
「それで"じゃおー"が来たらお前の持ちゆっくりな、良いだろ? 決まり決まり」
「じゃ、隠れようぜ!」
そのように、空き地の真ん中に袋を開けた駄菓子を置いて、としあき君達が隠れると、
「ゆ……? ゆっくりにんげんさんたちはいなくなったのぜ?」
「ゆわあ! あれってあまあまじゃないの? れいむはやくむーしゃむーしゃしたいよ!」
「いまならゆっくりできるんだねー、わかるよー!」
「ちーんぽぅ!」
「ゆわあ! あれってあまあまじゃないの? れいむはやくむーしゃむーしゃしたいよ!」
「いまならゆっくりできるんだねー、わかるよー!」
「ちーんぽぅ!」
全然分かっていないちぇんを先頭に、ぞろぞろと饅頭達がやってきた。
草むらの影では、野良の賢者ぱちゅりーが危険を訴えていたが、「むーしゃむーしゃのじゃまをする
げすぱちゅりーはせいっさいだよ!」と逆ギレしたれいむに永遠にゆっくりさせられた。
草むらの影では、野良の賢者ぱちゅりーが危険を訴えていたが、「むーしゃむーしゃのじゃまをする
げすぱちゅりーはせいっさいだよ!」と逆ギレしたれいむに永遠にゆっくりさせられた。
「と……とかいはなあまあまさんだわ! ありすにふさわしいゆっくりしたごはんさんね!」
「むきゅう、ほんとうにゆっくりしてるのかしら? にんげんさんの"わな"じゃないの?」
「むきゅう、ほんとうにゆっくりしてるのかしら? にんげんさんの"わな"じゃないの?」
集まったのは、まりさとれいむ、ありすぱちゅりー、そしてちぇんにみょんの六匹。
「ゆ……にんげんさんたちはほんとうにいなくなったみたいなのぜ!」
「まりさっ! れいむ、もうがまんできないよっ! ゆっくりしたいよ!」
「わかるよー。これはもうちぇんたちのあまあまさんなんだねー」
「ゆっ! それではとかいはにいただきましょうっ!」
「「「「「「むーしゃむーしゃ。しあわ――」」」」」」
「まりさっ! れいむ、もうがまんできないよっ! ゆっくりしたいよ!」
「わかるよー。これはもうちぇんたちのあまあまさんなんだねー」
「ゆっ! それではとかいはにいただきましょうっ!」
「「「「「「むーしゃむーしゃ。しあわ――」」」」」」
「今だ、のりこめー!」
「「「「「わあい!」」」」」
「「「「「わあい!」」」」」
数を確認したとしあき君達は、駄菓子にかぶりついたとみるや、草むらから一斉に飛び出した。
悲しいかな不思議饅頭達は、あまあまを巣まで持ち帰って食べるほどの警戒心も存在しない。
隠れていたとしあき君達が飛び出した様子は、ゆっくり達にとって、無から突如として
人間さんが発生したかのようにも見えたであろう。
悲しいかな不思議饅頭達は、あまあまを巣まで持ち帰って食べるほどの警戒心も存在しない。
隠れていたとしあき君達が飛び出した様子は、ゆっくり達にとって、無から突如として
人間さんが発生したかのようにも見えたであろう。
「ゆ……ゆわああっ! どぼじでにんげんざんがごごにいるのぜえっ!?」
「にんげんざんっ! これはちがうんだよ、まりさがたべようっていったんだよ! れいむわるくないよ!」
「あまあま? にんげんっ!? わきゃ、わきゃらにゃっ! わきゃ――わきゃ!」
「いーでぃーちんちんっ! いんぽーてんつっ!」
「にんげんざんっ! これはちがうんだよ、まりさがたべようっていったんだよ! れいむわるくないよ!」
「あまあま? にんげんっ!? わきゃ、わきゃらにゃっ! わきゃ――わきゃ!」
「いーでぃーちんちんっ! いんぽーてんつっ!」
"ゆっくりしていってね!"も言えず混乱するゆっくり達に向って突進するとしあき君。
狙いはお飾りだ。
「あれ……!?」
ゆん踏みのセオリーとしてちぇんのおかざりを狙っていたとしあき君は、ちぇんの様子を見て、
即座に狙いをまりさに切り替えた。
ゆん踏みのセオリーとしてちぇんのおかざりを狙っていたとしあき君は、ちぇんの様子を見て、
即座に狙いをまりさに切り替えた。
「ちぇんのおかざり……もーらいっ! って――あぁっ!?」
「わぎゃ……わぎゃ……ゆ゛……ゆ゛……」
「わぎゃ……わぎゃ……ゆ゛……ゆ゛……」
としあき君達が狙おうとしていたちぇんは、誰かが持ってきていた「食べる中国油」を口にして
既に瀕死だったのだ!
既に瀕死だったのだ!
――しまった!
その空気が少年達の間に広まる時間差を縫って、としあき君はまりさの三角帽子を取り上げる。
「ゆぅ!? かえしてねっ! まりさのおぼうしかえしてねえええっ!」
まりさは強がりをする性格だったのだろう、おぼうしを取られた瞬間に、だぜ口調も忘れて弱々しく
としあき君に御願いしている。
当然、としあき君が返してあげる筈もない。
としあき君に御願いしている。
当然、としあき君が返してあげる筈もない。
彼らがやろうとしているゆん踏みのルールはただ一つ。
自分がお帽子を取り上げた『持ちゆっくり』が、最後まで生きていた子の勝ち!
自分がお帽子を取り上げた『持ちゆっくり』が、最後まで生きていた子の勝ち!
故に、一番人気は敏捷性に優れるちぇん種だったのだ。
だが、そのちぇんは既に死に瀕していて、緑のお帽子を取ってしまったとしあき君の友達は、
ちぇんが永遠にゆっくりする前に他のゆっくりを潰す戦略しか残されていない。
ちぇんが永遠にゆっくりする前に他のゆっくりを潰す戦略しか残されていない。
「いっけええっ! バズーカチャンネル!」
「まりざのおぼうしかえじ―『ゲシッ!』―ぶべえええええっ!」
「まりざのおぼうしかえじ―『ゲシッ!』―ぶべえええええっ!」
当然、それを許すとしあき君ではない。としあき君は、鬼居君がまりさに迫るより一足早く、
まりさを思いっきり、けれど死なない程度の手加減をして蹴り飛ばした。
まりさを思いっきり、けれど死なない程度の手加減をして蹴り飛ばした。
「おそらをとんでるみたいいいいぃぃぃぃ――ぺぎょらっ! い、いたいのぜえええええっ!」
餡子が詰まっていると思えない程に軽軽と放物線を描いたまりさは、かなり離れた草むらまで飛ばされ、
大きなけがもしていないのか遠慮無く泣きわめいている。
大きなけがもしていないのか遠慮無く泣きわめいている。
「あ~、くそ。としあきにまりさ飛ばされた!」
「れいむのおりぼんざんがえじでねっ! いまずぐでいいでずがらあああああ!」
「れいむのおりぼんざんがえじでねっ! いまずぐでいいでずがらあああああ!」
このゆん踏み、自分がお飾りを持っている限り、ゆっくり達はのろまな影の様に後を着いてくる。
故に、他のゆっくりを踏みつぶそうとした時にカウンターを貰って自分のゆっくりが潰される
可能性があるのだ。
故に、他のゆっくりを踏みつぶそうとした時にカウンターを貰って自分のゆっくりが潰される
可能性があるのだ。
「よーし、鬼居のれいむ狙いだ!」
「させないよ、としあき!」
「させないよ、としあき!」
まりさを安全圏まで蹴り飛ばしたとしあき君は、おりぼんを外されたれいむに走っていくが、
その脳天を踏みつけようとした直前、赤いおりぼんを手にした鬼居君がれいむを蹴り飛ばし、
「れいむとりさんだよおおっ!」饅頭は奇声をあげて空き地の反対側へ飛ばされていった。
その脳天を踏みつけようとした直前、赤いおりぼんを手にした鬼居君がれいむを蹴り飛ばし、
「れいむとりさんだよおおっ!」饅頭は奇声をあげて空き地の反対側へ飛ばされていった。
「ちぇっ! だったら先にみょんを叩く!」
ゆん踏みで有利なのは、敏捷性を誇るちぇん、そして耐久性に優れるみょんと、
無駄に生命力のあるまりさだ。
無駄に生命力のあるまりさだ。
「みょん、もーらいっ!」
同じことを考えたのか、赤いかちゅーしゃを手にした友達が、「ちんぽーーーーっ!」と
叫ぶみょんに向って足を振り上げた。
叫ぶみょんに向って足を振り上げた。
と、その時だ。
みょんの白い髪飾りを持った少年が、「ぷくーしろ!」と叫んだ。
みょんの白い髪飾りを持った少年が、「ぷくーしろ!」と叫んだ。
「ぷ、ぷっくうううううっ! 『ぐっしゃぁ!』――ちいぃぃん、ぽおおぉぉぉ!」
すると驚くべき事に、反射的に身体を膨らませてぷくーをしたみょんは、頭を思いっきり少年から
踏まれたにも関わらず、その圧力に耐えているではないか。
踏まれたにも関わらず、その圧力に耐えているではないか。
ぷくーで作った空気だまりに体内の餡子が移動して致命的な破裂を免れると同時に、膨らんだ部分が
少なからず衝撃を緩和したのだ。
少なからず衝撃を緩和したのだ。
「あ、くそ、コノ、"ちんぽ"早くしねって!」
「みょみょみょみょみょ……ちぃいんっぽうっ!」
「みょみょみょみょみょ……ちぃいんっぽうっ!」
かちゅーしゃを持った少年が激しく踏みつけるが、丸いゆっくりの事、上手く中心を踏み抜く
事が出来ない。逆にみょんのお飾りを手にした少年は、瀕死のちぇんを素早く潰し、一歩リードと
言った所だ。
事が出来ない。逆にみょんのお飾りを手にした少年は、瀕死のちぇんを素早く潰し、一歩リードと
言った所だ。
そしてその間に、お帽子を持ったとしあき君と、おりぼんを手にした鬼居君が、
かちゅーしゃを奪われたありすにせまる。
かちゅーしゃを奪われたありすにせまる。
「いなかものはありすにちかづかないでね!」
「だが断る!」と、としあき君。
「だが断る!」と、としあき君。
「とかいはじゃないわ!」
「お前等饅頭程じゃないね」と、鬼居君。
「お前等饅頭程じゃないね」と、鬼居君。
「と……とかいはなまむまむをみせてあげるわっ! そしたらありすのかちゅーしゃを――」
「「そんなのうれしいわけあるかあああっ!」」
「とぎゃいびゃっ!」
としあき君と鬼居君が、瞬間、心、重ねて。今、必殺のツインシュートが炸裂。
「「そんなのうれしいわけあるかあああっ!」」
「とぎゃいびゃっ!」
としあき君と鬼居君が、瞬間、心、重ねて。今、必殺のツインシュートが炸裂。
「ありすが揺れたあ――!」
不規則な回転を加えられてぶっ飛んだありすは複雑な曲線を描いてコンクリート壁に激突し、
白いペンキとなって無垢な壁を彩った。
白いペンキとなって無垢な壁を彩った。
「あ、やべ。"かっぺ"がやられた……うわっ!」
赤いカチューシャをてにした少年は、みょんを踏んだままその光景に気を取られたせいか、
それともみょんが想像以上に滑りやすかったせいか、不自然な格好でバランスを崩してしまった。
赤いカチューシャをてにした少年は、みょんを踏んだままその光景に気を取られたせいか、
それともみょんが想像以上に滑りやすかったせいか、不自然な格好でバランスを崩してしまった。
「でかまらっ!?」
少年の全体重を乗せたヒップアタックが、みょんの頭上から墜落する。
少年の全体重を乗せたヒップアタックが、みょんの頭上から墜落する。
「ぜぇぇぇつぅぅぅりぃぃぃんぅぅぅぅ……ぶぎょっ!」
渾身のぷくーも流石に意味が無く、みょんは少年の尻の下で饅頭からもんじゃ焼きにジョブチェンジ。
「あーあ、"かっぺ"と"ちんぽ"のせいでズボンが汚れた。ちっ……今度潰してやる」
かちゅーしゃを手にした少年はありすとみょんへのヘイトを深め、ここに勝負は、まりさを持ちゆっくりと
するとしあき君と、鬼居君の持ちゆっくりれいむの、どちらが早く潰れるかに決まった。
渾身のぷくーも流石に意味が無く、みょんは少年の尻の下で饅頭からもんじゃ焼きにジョブチェンジ。
「あーあ、"かっぺ"と"ちんぽ"のせいでズボンが汚れた。ちっ……今度潰してやる」
かちゅーしゃを手にした少年はありすとみょんへのヘイトを深め、ここに勝負は、まりさを持ちゆっくりと
するとしあき君と、鬼居君の持ちゆっくりれいむの、どちらが早く潰れるかに決まった。
「あ~僕のぱちゅりーが~……」
ちなみにぱちゅりーは、とっくの昔にストレスでエレ死していた。
ちなみにぱちゅりーは、とっくの昔にストレスでエレ死していた。
みょんの死亡が確認される頃には、まりさとれいむも気を取り直して自分の大事大事なお帽子に
向ってきている。
向ってきている。
「まりさはもうおこったよ! あやまってもゆるしてあげないよ!」ぴょいん、ぴょいん。
「れいむのおりぼんさんをかえさないげすは、せいっさいっしてやるよ!」ずーり、ずーり。
「れいむのおりぼんさんをかえさないげすは、せいっさいっしてやるよ!」ずーり、ずーり。
惨状を見てとっとと逃げれば、惨めながらも生きながらえることが出来ただろうに。
おかざりを失うのはゆっくりにとって最大の不名誉――故に、名誉の為ならば彼我の戦力差を
顧みないと言い換えれば格好は付くのだが、れいむまりさの場合、未だに、お帽子さえ取り返せば
人間さんを制裁してゆっくりできると思っているのだ。
顧みないと言い換えれば格好は付くのだが、れいむまりさの場合、未だに、お帽子さえ取り返せば
人間さんを制裁してゆっくりできると思っているのだ。
「としあき――」
「いくよ……!」
「いくよ……!」
向かい合うとしあき君と鬼居君。
互いに互いのもちゆっくりをつぶすだけでよく、勝負は一瞬で決まる。
互いに互いのもちゆっくりをつぶすだけでよく、勝負は一瞬で決まる。
二人の間を風が駆け抜けた瞬間、少年達は同時に動いた。
それぞれが手にしたお飾りを大きく投げ飛ばし、そして走り始める!
それぞれが手にしたお飾りを大きく投げ飛ばし、そして走り始める!
「まりさのおぼうじがっ!」
「れいむのおりぼんさんんっ!」
「れいむのおりぼんさんんっ!」
共に、持ちゆっくりが追いかけるお飾りを遠くに投げ、自分の生命線である持ちゆっくりを
相手から遠ざけた間に相手のゆっくりを踏む作戦だ。
相手から遠ざけた間に相手のゆっくりを踏む作戦だ。
だが、としあき君は確かな勝利の予感を持って走っていた。
「あ、しまった――!」
そう声を上げたのは、まりさに向って走っていた鬼居君だ。
「まりさのおぼうじにむかって、ぴょんぴょんするよっ!」
としあき君の投げたお帽子を追って、まりさは鬼居君から離れるように二回、三回とぴょんぴょん
したのである。
「まりさのおぼうじにむかって、ぴょんぴょんするよっ!」
としあき君の投げたお帽子を追って、まりさは鬼居君から離れるように二回、三回とぴょんぴょん
したのである。
としあき君がフリスビーの要領で投げたおぼうしは、風を受けて鬼居君の予想を超える動きをしたのだ。
対して、鬼居君が投げたおりぼんは、明らかに遠くへ投げ飛ばすには不向きな形をしている。
少し風に流されただけのおりぼんを、思い切りジャンプしたとしあき君は空中でキャッチして。
少し風に流されただけのおりぼんを、思い切りジャンプしたとしあき君は空中でキャッチして。
「とったどーっ!」
「れいむのおりぼんさん――だぶりゅっ!」
「れいむのおりぼんさん――だぶりゅっ!」
そして、着地した足下に、おりぼんさんを追ったれいむが居た。重力を借りたとしあき君必殺の
ストンピングが、おりぼんを求めたれいむの右目に突き刺さり、饅頭皮をぶち破って中枢餡を一気に
破壊、としあき君の足首までれいむに埋まるほどの勢いで反対側の地面まで貫通する。
ストンピングが、おりぼんを求めたれいむの右目に突き刺さり、饅頭皮をぶち破って中枢餡を一気に
破壊、としあき君の足首までれいむに埋まるほどの勢いで反対側の地面まで貫通する。
「もっど……ゆっぐじ……じだがっ……だ」
「やられたっ!」
「やられたっ!」
その時点で鬼居君は、まりさに向けてあと一歩の距離を残して時既に時間切れ。
風向き、まりさのあんよの速さ、そしてお飾りの形状。限られたルールの中で勝利条件を
満たしたとしあき君が栄光を掴んだのは、必然的実力の結果なのだ。
風向き、まりさのあんよの速さ、そしてお飾りの形状。限られたルールの中で勝利条件を
満たしたとしあき君が栄光を掴んだのは、必然的実力の結果なのだ。
「ゆんしょ! まりさのおぼうし……。…………。れ……れいむううううううううっ!?
みんなどぼじでえいえんにゆっくりしてるのぜえええええっ!?」
みんなどぼじでえいえんにゆっくりしてるのぜえええええっ!?」
ようやくおぼうしを取り戻して周囲を見渡す余裕の出来たまりさが、空き地に響かせる悲鳴が、
ゆん踏みの終結を宣言した。
ゆん踏みの終結を宣言した。
ゆん踏み終了後の公園は、激闘の舞台であったとは思えない和やかな雰囲気に包まれている。
「やるな、としあき!」
「鬼居君こそ、風向きが逆だったらきっと僕は負けてたよ」
「鬼居君こそ、風向きが逆だったらきっと僕は負けてたよ」
としあき君と鬼居君は、がっしと握手しながら『美味い棒読み(納豆味)』を半分こにした。
「ほら、お前の仲間の中身だろ、あまあま好きじゃんお前達、だから喰えよ、喰えって!」
「まりざ、みんなのしだいどか、もうたべだぐありばぜん~! ゆるじでくじゃざいいいっ!」
「あ、なに? "ちんぽ"は食べ飽きたって? じゃあ次は"えれえれ"とかどうだよ、傷無いよ?」
「ぱちゅりーは"えれえれ"なんかじゃありばぜんんっ! ばりざはんぜいじまじだがらああっ!」
「なにを反省したのか言ってみてよ、納得できたらおうちに返してやるからさ?」
「わがりまぜんんっ! ごべんなざいいいいっ! むーしゃ……ゆっげえええっ!」
「まりざ、みんなのしだいどか、もうたべだぐありばぜん~! ゆるじでくじゃざいいいっ!」
「あ、なに? "ちんぽ"は食べ飽きたって? じゃあ次は"えれえれ"とかどうだよ、傷無いよ?」
「ぱちゅりーは"えれえれ"なんかじゃありばぜんんっ! ばりざはんぜいじまじだがらああっ!」
「なにを反省したのか言ってみてよ、納得できたらおうちに返してやるからさ?」
「わがりまぜんんっ! ごべんなざいいいいっ! むーしゃ……ゆっげえええっ!」
少年達は互いの健闘を称えつつ、まりさに死体を後片付けさせていた。
ゴミを捨てると、お母さん達から怒られるからだ。
ゴミを捨てると、お母さん達から怒られるからだ。
「ゆるじでぐだざいいいいっ! もうだべられまぜんっ! はんぜいでず! まりざはんぜいじまじだ!」
「あ~、君、残ったこの"中国油"食べる~?」
「ゆべええっ! こりぇどきゅはいっちぇるううっ!」
「あ~、君、残ったこの"中国油"食べる~?」
「ゆべええっ! こりぇどきゅはいっちぇるううっ!」
一応、このまりさも生かして返す事にしている。
ゆん踏みに巻き込まれたゆっくりが一匹も帰ってこないと、次にゆん踏みを行った時に
ゆっくり達が絶望して"おたべなさい"自殺をしてしまうのではないかと恐れたためだが、
実際にはそんなに記憶力のあるゆっくりはいないので問題ない。
ゆん踏みに巻き込まれたゆっくりが一匹も帰ってこないと、次にゆん踏みを行った時に
ゆっくり達が絶望して"おたべなさい"自殺をしてしまうのではないかと恐れたためだが、
実際にはそんなに記憶力のあるゆっくりはいないので問題ない。
「余ったお飾りはどうしよう、鬼居君?」
「まりさのお帽子に付けちゃおうぜ。みんなの思い出と一緒に生きていければいいだろ、こいつらも」
「やべでぐだざいいいっ! ゆっぐじでぎないにおいがついじゃいまずううっ!
ゆっぐじ! ゆっぐじじでぐだざいいいいっ!」
「まりさのお帽子に付けちゃおうぜ。みんなの思い出と一緒に生きていければいいだろ、こいつらも」
「やべでぐだざいいいっ! ゆっぐじでぎないにおいがついじゃいまずううっ!
ゆっぐじ! ゆっぐじじでぐだざいいいいっ!」
みんな餡子とくりーむで汚れていたが、正々堂々の勝負を終えた顔はすがすがしく、
遺恨の一つも感じられず、互いに明るく笑い合っていた。
遺恨の一つも感じられず、互いに明るく笑い合っていた。
互いの殴り合いに発展しないゆん踏みは、爽やかなスポーツなのである。
終わり。
■後書き
ここ一週間ぽんぽんさんがゆっくりしてなくってあにゃるがまじぱねぇ
ここ一週間ぽんぽんさんがゆっくりしてなくってあにゃるがまじぱねぇ
32×32って言ってもドット1000個あるじゃんドット絵まじぱねぇ
■過去作品
anko2910 その台詞は言わせない6
anko2832 その台詞は言わせない5
anko2815 はぐれまりさとながれみょん
anko2724 夕食、ゆっくり
anko2537 小ネタ三本
anko2416 れありてぃ ~希少種の希少性~
anko2398 電車を待ちながら
anko2298 どうする?
anko2016 熱中症には気をつけよう
anko1972 春、その季節は
anko1910 そして何かが動き始めた
anko1835 その台詞は言わせない4
anko1728 そして何かが軽くなった
anko1666 春のとくっばんっ!編
anko1659 越冬のススメ
anko1570 証言ゆ達
anko1521 その台詞は言わせない3
anko1508 その台詞は言わせない2
anko1481 その台詞は言わせない
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