ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko1624 でいぶの恩返し
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ankoss
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でいぶの恩返し
週の始まりの月曜日
それは突然の出来事だった・・・。
僕の家には今、僕と金バッチのれいむの二人しかいない。
その二人でなければいけないのだ!
でも仕事から帰ってきた時・・・この家にれいむはいなかった。
いたのは僕と・・・
れいむに付けていた筈の金バッチをつけたでいぶであった。
「やっとかえってきたんだね、どれいのくせにおそ(ズドム!)っぶぁああ!」
「お決まりのテンプレを聞いている暇はない!」
目の前のでいぶに蹴りを喰らわせ、僕は靴を脱ぐのも忘れて家中を見て回った。
だが居間、僕の部屋、台所、風呂場にトイレ、押し入れの中まで見たが外から進入された形跡は何処にも見当たらなかった。
見つかったのは恐らくでいぶが喰い荒らしたと思われるゆっくりフードやお菓子の袋と食べカス
それと田舎から送られて来たばかりの野菜の無残な姿、それを入れていたと思われるボロボロになったダンボール
そしてそこら中に撒き散らされたうんうん、しーしー・・・
つまり・・・認めたくはないがあのでいぶが僕の飼ってたれいむだという事だ。
でもそれを素直に認めたくはない・・・。
それでふと思い出した・・・
僕の飼っているれいむのあんよにはまるでコーヒーみたいな色のシミが付いている。
僕は慌てて蹴飛ばしたでいぶの元へ行き、でいぶのあんよを見た・・・。
見て・・・泣きたくなった。
このあんよのシミ・・・間違いなく僕の飼っているれいむだった。
一体どうしてこんな事になってしまったのか・・・
そう考えてる間にでいぶは意識を取り戻した。
「やいジジイ!でいぶはきんばっちさんなんだよ!
なのにこんなことしていいわけないでしょ!
いしゃりょうとしてあまあまをようっきゅうっするよ!
グズグズしないではやくもってきてね!たくさんでいいよ!」
「やかましい!」(ブチョッ!)
僕はでいぶの右目に拳を突き刺す様に殴った。
「っが、ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ・・・」
その結果でいぶの右目は完全に潰れ、でいぶはそのまま痛みに悶えている。
その間に僕は散らかされたゆっくりフードやお菓子の袋、たった一口で食べるのを辞められた野菜を集められるだけ集めた。
「いだいよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!
でいぶの、でいぶのうるわしいおめめがあああああああああああああああああ!」
バシャッ!
潰すにしろ説教するにしろ、このままでは話が進まないので泣き叫ぶでいぶに少量のオレンジジュースをかけてやった。
「すすす、すっきりー!」
と、このままではテンプレ通りの自分勝手な主張が来るので何かを言う前に僕から話を切り出す。
「おいれいむ・・・いや、でいぶか・・・これは一体どういう事なんだ?」
僕はでいぶが喰い散らかした食べ物の残骸を見せて聞く。
「どうもこうもないよ!
でいぶはおかあさんになれなくなっちゃったんだよ!
だからいしゃりょうとしてもらってあげたんだよ!
そんなこともわからないなんてばかなの?しぬの?」
・・・
確かに昨日、れいむを買ったペットショップから連絡があった。
その内容はこの(元)れいむはぺにぺにを切り落としはしたけど何かの手違いでまむまむがまだ残っていたらしい。
だから代金タダにするから去勢に来て欲しい・・・という物であった。
正直この不景気でボーナスどころか毎月の給料すら怪しくなっている身としては勝手に子供を増やされる訳にはいかない。
可哀想だけど仕方がないと、丁度休日だったし去勢に連れていった。
そして無事去勢は終わり、今朝までずっと泣きっぱなしで部屋から出ようともしなかったのだが・・・
まさか僅か半日でここまで変貌するとは思ってもいなかった・・・。
「なにグズグズしてるの!
はやくいしゃりょうのあまあまもってきてね!たくさんでいいよ!
おちびちゃんをうめなくなったでいぶにはたくさんのあまあまをたべるけんりがあるんだよ!
いくらクズでもそれぐらいわか(ズブッ!)っぎいぃいいいいいいいいいいいいいいいい!!」
あまりにもうるさかったので、かつてまむまむがあった所に丸のままの生姜を埋める様に突っ込んだ。
この生姜も実家から送られて来た物で歯形が付いていた・・・
食べたら死ぬぞと飼い始めて最初に教えたのにそれを忘れて食べようとしたらしい。
が、幸か不幸か繊維質でとても硬い生姜は氷砂糖の歯では噛み切る事は出来なかったようだ・・・
噛み切って食べて死んでくれれば手間も省けたし、諦めもついたのに・・・。
「うぎぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい・・・
しびれるぅうううううううううう、からだじゅうがしびれるぅううううううううううううううううう!」
・・・生姜ってゆっくりを痺れさせる効果があったのか?
山椒やコショウならまだ分かるけど・・・今更ながらデタラメな奴だ。
「どぼじでごんなごどずるのぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!
でいぶはおちびちゃんもうめなくなってかわいそうなんだよ!
だったらどれいはせいっいっぱいなぐさめるのがあたりまえでしょぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!
わかったらはやくあまあ(ズチュッ!)っがああああああああああああああああああああああああ!!!」
どうした物かと悩んでたらまたうるさくなったので、でいぶが喰い散らかした大根をあにゃるに突っ込んでやった。
流石に全部は入らず、大体3分の1ぐらいが限度だった・・・
食べ物を無駄にするなと怒られそうだがこのでいぶがかじった野菜を食べる気にはなれない。
責任を持って処理して貰おう。
「ざげるぅうううううううううううううううううううう・・・
でいぶのあにゃるがざげぢゃうううううううううううううううううううううう!」
大根を突っ込んだまま苦しんでるでいぶを余所に、箒と塵取りを持ち出しでいぶのうんうんを集めた。
このままじゃ寝れないし・・・。
「くそどれい!そんなのよりはやくでいぶをたすけろぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお!
でいぶはいますっごくくるしいんだよ!
わかるでしょぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
騒ぐでいぶを無視しながら今度はしーしーを雑巾で拭き始めた。
このままじゃ部屋中がベタベタしてカビが生えちゃうし。
「むしするなぁああああああああああああああああああああ!
はやくでいぶをたすけろぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお!
それとあまあまもってこぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおい!!!」
1時間半かけてようやく吹き掃除が終わり、塵取りに集めたうんうんを持ってでいぶの元へ行った。
「やっときたねこのクズ!のろま!
いまならまだはんごろしでゆるしてあげるよ!
だからゆっくりしないでさっさとたすけてね!いますぐでいいよ!」
僕はそのままでいぶの口を左手と右足でこじ開け、集めたうんうんを全てでいぶの口の中に詰め込んだ。
すかさずクレ○ップを取り出し口を開けられない様に巻き、ガムテープで補強してやった。
「ん゛ー!ん゛ー!」
「どうしたんだいでいぶ?お望みのあまあまだよ?沢山食べてよね」
「ん゛ん゛ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
口から吐けない代わりに目から餡子が漏れ出している・・・。
このままじゃすぐに死んでしまうと思い、辺りを見回した。
ズブッ!
まず、潰した右目の代わりにやっぱり歯型が付いていた玉ねぎを詰め込んだ。
「ンヴォアァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
その衝撃のせいか左目が飛び出し、取れた。
ズボッ!
左目の代わりには言うまでもなく歯型が付いたジャガイモを突っ込んだ。
「ン゛ッ!ン゛ン゛ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
このまま死なれると腹の虫が納まらない・・・
そう思い、コップ一杯のオレンジジュースをかけてやった。
「ンフー!ンフー!」
どうやら落ち着きを取り戻したらしい・・・
改めて話をする事にした。
「でいぶ・・・お前は今日、3つの過ちを犯した」
「ン・・・(ガクガク)」
ゲシッ!「ッブファアアアア!」
まずでいぶの頬に蹴りを入れた。
「1つ目、実家から送られて来た1週間分の食料(野菜)を食い荒らした事!」
ジュポッ!「ン゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!」
でいぶに突っ込んだ大根を更に奥まで踏む様にして突っ込んだ。
大根の頭の部分・・・青首大根で言う白と緑の境目あたりまで押し込まれた。
「2つ目、もうすぐオマケのカードがコンプリートのゆっくりチップスをオマケごと喰いやがった事!」
ズドムッ!「ンガアアアアアアアアアアアア!!!」
でいぶの頭を踏みつけて・・・
「3つ目、僕の等身大胴付ふらん抱き枕をしーしーまみれにしやがった事!」
グリグリと頭を踏みにじり、更に話を続ける。
「ガッ、ガアアアアアアアアアアアア・・・」
ふと、足元を見る・・・
「何だいその顔は?
どぼじでごんなごどずるのーって言いたそうな顔だね・・・」
一旦足をどけておかざりを掴んで目線の高さまで持ち上げる・・・
見ると口を塞いだクレ○ップが盛り上がっていた
どうやら締め方が緩かったらしい・・・。
「でいぶ、今君はこう思ってるんだろう?
何で可愛いでいぶがこんな目に合わなきゃいけないんだ、何ででいぶが奴隷に負けているんだ・・・って」
でいぶはキッと睨んできた・・・
もっとも既に両目がないが眉間にシワが寄ってるので察しが付いた・・・。
どうやら当たりらしい。
「やれやれ・・・この分だと相当前からゲス化しつつあったんだね?
それが昨日の事で爆発した・・・と」
ドスッ!「ッブェ!」
でいぶの頬に拳を叩き込む。
「・・・ふざけるなよ!」
ブンッ! ドシンッ!
そのまま力任せにほおり投げ、壁に叩きつけられ床に落ちた。
その時に手には握ったままになっていたおかざりがあった。
それをバッチだけ取ってゴミ箱に捨て、でいぶを投げた方を見る。
「っが、がぁっ!」
壁にぶつかった際に中に突っ込んだ生姜や大根が餡子をかき回したらしく、ビクビクと気持ち悪く悶え、痙攣も起こしていた。
またでいぶに近寄り、蹴りを入れて話を続ける。
「ッブェエエエ!」
「いいかい、でいぶ・・・お前は僕に飼われているんだよ?
決してお前の奴隷や下僕になった訳じゃないんだ・・・
なのに君は飼われてると思ってはいなかったんだね」
ズンッ!(ボキッ!)「ッぐああああああああああああああああああああ!!!!」
でいぶの後頭部付近を踏みつけた際に中に突っ込んだ大根が折れた音がした。
今、でいぶは相当な痛みを感じている事だろう。
「良く考えれば分かる事だろう?
お前が自分で思ってる様な至高の存在ならこんな事にはなっていないだろう?
本当に至高の存在なら僕みたいな普通の人間に負ける訳がないからね・・・」
ズボッ!「ッビギィ!」
まだあにゃるからはみ出てた大根を完全に奥まで突っ込んでやった。
折れた部分と生姜がぶつかり合ってかなりの激痛を感じる筈である。
「お前達ゆっくりは、特にでいぶ・・・君は決して至高の存在じゃない
お前は人間はおろか、犬や猫、カラスやゴキブリなんかよりもずっと下の存在・・・」
段々とでいぶの目から生気が失われていく・・・
どうやら生姜か大根が中枢餡にぶつかったらしい・・・。
「ただただ回りに迷惑をかける事しか出来ない・・・そのくせ自分だけじゃ生きる事は出来ない」
玉ねぎとジャガイモを突っ込まれた・・・さっきまでは目があった所から砂糖水と少量の餡子が漏れる。
「凄く愚かで、とても弱い・・・その癖すぐに付け上がる最低で最弱の生き物なんだよ」
その言葉がでいぶが最後に聞いた言葉となった。
でいぶは断末魔をあげる事もなく、とても苦しそうな表情のまま・・・逝った。
1週間後・・・
「ただいまー」
「おきゃえりなちゃい、おにーしゃん!」
飼ってたれいむがでいぶとなった日から1週間が経った。
あの日、死んだでいぶをゆっくり回収箱に入れに公園に行った時・・・
「・・・えなんか・・・むの・・・ゃないよ!」
「さっさと・・・ね・・・のクズが!」
何やら声が聞こえたので茂みに入ってみた。
そこに居たのはでいぶとゲスまりさとその赤ゆ(まりさ1れいむ1)と・・・
「ゆびぃ!ゆぇえーん!!」
あの2匹から偶然生まれたのか、あるいはたまたま付いてきてしまったのか・・・
もしくは留守中におうちを強奪したのかは定かではないが胴付ふらんがいた。
「ふらんなんてまりささまにかかればいちげきなのぜ!
ゆっくりしないで・・・さっさとし(ズドン!)っぐぇええええええええええ!」
僕は思わずふらんに飛び掛ろうとしたまりさを一蹴した。
「大丈夫かい?」
「ゆっぐ、ゆっぐ・・・う・・・うん」
「ゆぎぎぎぎ・・・まりささまをけとばすジジイはゆっくりしないでしねぇええええええええええええええええええ!」
再びまりさが飛び掛ってきたので持ってたでいぶの死体を突っ込んだ袋を振り回して弾き飛ばした。
(ボンッ!)「っぎゃああああああああ!」
そのまままりさはでいぶにぶつかり・・・
「っいだああああああああああああああああああ」
でいぶは倒れて自分の子供を押しつぶした。
「ゆげぇっ!」
「ゆびいっ!」
そのまま野良一家を同じ袋にほおり込んで、ゆっくり回収箱に入れた。
(ボチャンッ、ポチャポチャッ、ドボッドボンッ!)
ゆっくり回収箱の中には相当量の水が入っているらしく、豪快な音が響いた。
その日ふらんを連れて帰り、明日仕事が終わったら親を探してやろうと思ったが・・・
そうふらんに説明した所・・・
「ふりゃん・・・きょきょにいりゅ・・・きょきょにいちゃい」
僕にしがみ付き、上目使いな上に目をウルウルさせて言われて断れる訳もなく・・・
というか、断る奴居たら出て来いよ、殴るから!
と、まあ結局そのまま僕が飼う事になった。
とりあえずバッチ試験を受けるまでの間飼いゆっくりだと証明するべくでいぶから引っぺがした金バッチを付けてある。
細かい事を言うと犯罪なのだがこの際気にしない、気にするな、気にしたら負けだ!
「・・・しゃん、おにーしゃん!」
「ん?ああ・・・どうしたんだいふらん?」
「おにーしゃん、いっしょにおふりょ・・・はいりょ?」
「分かったよ、それじゃちょっと待っててな」
「うん!」
今日、僕は初めてでいぶに感謝する。
あの日、でいぶを潰していなければこうして胴付のふらんと一緒に生活する事は出来なかっただろう。
でいぶが死ぬのがもう少し遅かったらふらんは潰されていたかもしれない。
あの日、あの瞬間に死んで、あの時間に公園に行ったからこそふらんと出会えたのだ。
ありがとうでいぶ、これが子ゆっくりの頃からずっとこの家にいたお前の・・・
最初で最後の恩返しだったのだ。
~~Fin~~
週の始まりの月曜日
それは突然の出来事だった・・・。
僕の家には今、僕と金バッチのれいむの二人しかいない。
その二人でなければいけないのだ!
でも仕事から帰ってきた時・・・この家にれいむはいなかった。
いたのは僕と・・・
れいむに付けていた筈の金バッチをつけたでいぶであった。
「やっとかえってきたんだね、どれいのくせにおそ(ズドム!)っぶぁああ!」
「お決まりのテンプレを聞いている暇はない!」
目の前のでいぶに蹴りを喰らわせ、僕は靴を脱ぐのも忘れて家中を見て回った。
だが居間、僕の部屋、台所、風呂場にトイレ、押し入れの中まで見たが外から進入された形跡は何処にも見当たらなかった。
見つかったのは恐らくでいぶが喰い荒らしたと思われるゆっくりフードやお菓子の袋と食べカス
それと田舎から送られて来たばかりの野菜の無残な姿、それを入れていたと思われるボロボロになったダンボール
そしてそこら中に撒き散らされたうんうん、しーしー・・・
つまり・・・認めたくはないがあのでいぶが僕の飼ってたれいむだという事だ。
でもそれを素直に認めたくはない・・・。
それでふと思い出した・・・
僕の飼っているれいむのあんよにはまるでコーヒーみたいな色のシミが付いている。
僕は慌てて蹴飛ばしたでいぶの元へ行き、でいぶのあんよを見た・・・。
見て・・・泣きたくなった。
このあんよのシミ・・・間違いなく僕の飼っているれいむだった。
一体どうしてこんな事になってしまったのか・・・
そう考えてる間にでいぶは意識を取り戻した。
「やいジジイ!でいぶはきんばっちさんなんだよ!
なのにこんなことしていいわけないでしょ!
いしゃりょうとしてあまあまをようっきゅうっするよ!
グズグズしないではやくもってきてね!たくさんでいいよ!」
「やかましい!」(ブチョッ!)
僕はでいぶの右目に拳を突き刺す様に殴った。
「っが、ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ・・・」
その結果でいぶの右目は完全に潰れ、でいぶはそのまま痛みに悶えている。
その間に僕は散らかされたゆっくりフードやお菓子の袋、たった一口で食べるのを辞められた野菜を集められるだけ集めた。
「いだいよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!
でいぶの、でいぶのうるわしいおめめがあああああああああああああああああ!」
バシャッ!
潰すにしろ説教するにしろ、このままでは話が進まないので泣き叫ぶでいぶに少量のオレンジジュースをかけてやった。
「すすす、すっきりー!」
と、このままではテンプレ通りの自分勝手な主張が来るので何かを言う前に僕から話を切り出す。
「おいれいむ・・・いや、でいぶか・・・これは一体どういう事なんだ?」
僕はでいぶが喰い散らかした食べ物の残骸を見せて聞く。
「どうもこうもないよ!
でいぶはおかあさんになれなくなっちゃったんだよ!
だからいしゃりょうとしてもらってあげたんだよ!
そんなこともわからないなんてばかなの?しぬの?」
・・・
確かに昨日、れいむを買ったペットショップから連絡があった。
その内容はこの(元)れいむはぺにぺにを切り落としはしたけど何かの手違いでまむまむがまだ残っていたらしい。
だから代金タダにするから去勢に来て欲しい・・・という物であった。
正直この不景気でボーナスどころか毎月の給料すら怪しくなっている身としては勝手に子供を増やされる訳にはいかない。
可哀想だけど仕方がないと、丁度休日だったし去勢に連れていった。
そして無事去勢は終わり、今朝までずっと泣きっぱなしで部屋から出ようともしなかったのだが・・・
まさか僅か半日でここまで変貌するとは思ってもいなかった・・・。
「なにグズグズしてるの!
はやくいしゃりょうのあまあまもってきてね!たくさんでいいよ!
おちびちゃんをうめなくなったでいぶにはたくさんのあまあまをたべるけんりがあるんだよ!
いくらクズでもそれぐらいわか(ズブッ!)っぎいぃいいいいいいいいいいいいいいいい!!」
あまりにもうるさかったので、かつてまむまむがあった所に丸のままの生姜を埋める様に突っ込んだ。
この生姜も実家から送られて来た物で歯形が付いていた・・・
食べたら死ぬぞと飼い始めて最初に教えたのにそれを忘れて食べようとしたらしい。
が、幸か不幸か繊維質でとても硬い生姜は氷砂糖の歯では噛み切る事は出来なかったようだ・・・
噛み切って食べて死んでくれれば手間も省けたし、諦めもついたのに・・・。
「うぎぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい・・・
しびれるぅうううううううううう、からだじゅうがしびれるぅううううううううううううううううう!」
・・・生姜ってゆっくりを痺れさせる効果があったのか?
山椒やコショウならまだ分かるけど・・・今更ながらデタラメな奴だ。
「どぼじでごんなごどずるのぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!
でいぶはおちびちゃんもうめなくなってかわいそうなんだよ!
だったらどれいはせいっいっぱいなぐさめるのがあたりまえでしょぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!
わかったらはやくあまあ(ズチュッ!)っがああああああああああああああああああああああああ!!!」
どうした物かと悩んでたらまたうるさくなったので、でいぶが喰い散らかした大根をあにゃるに突っ込んでやった。
流石に全部は入らず、大体3分の1ぐらいが限度だった・・・
食べ物を無駄にするなと怒られそうだがこのでいぶがかじった野菜を食べる気にはなれない。
責任を持って処理して貰おう。
「ざげるぅうううううううううううううううううううう・・・
でいぶのあにゃるがざげぢゃうううううううううううううううううううううう!」
大根を突っ込んだまま苦しんでるでいぶを余所に、箒と塵取りを持ち出しでいぶのうんうんを集めた。
このままじゃ寝れないし・・・。
「くそどれい!そんなのよりはやくでいぶをたすけろぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお!
でいぶはいますっごくくるしいんだよ!
わかるでしょぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
騒ぐでいぶを無視しながら今度はしーしーを雑巾で拭き始めた。
このままじゃ部屋中がベタベタしてカビが生えちゃうし。
「むしするなぁああああああああああああああああああああ!
はやくでいぶをたすけろぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお!
それとあまあまもってこぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおい!!!」
1時間半かけてようやく吹き掃除が終わり、塵取りに集めたうんうんを持ってでいぶの元へ行った。
「やっときたねこのクズ!のろま!
いまならまだはんごろしでゆるしてあげるよ!
だからゆっくりしないでさっさとたすけてね!いますぐでいいよ!」
僕はそのままでいぶの口を左手と右足でこじ開け、集めたうんうんを全てでいぶの口の中に詰め込んだ。
すかさずクレ○ップを取り出し口を開けられない様に巻き、ガムテープで補強してやった。
「ん゛ー!ん゛ー!」
「どうしたんだいでいぶ?お望みのあまあまだよ?沢山食べてよね」
「ん゛ん゛ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
口から吐けない代わりに目から餡子が漏れ出している・・・。
このままじゃすぐに死んでしまうと思い、辺りを見回した。
ズブッ!
まず、潰した右目の代わりにやっぱり歯型が付いていた玉ねぎを詰め込んだ。
「ンヴォアァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
その衝撃のせいか左目が飛び出し、取れた。
ズボッ!
左目の代わりには言うまでもなく歯型が付いたジャガイモを突っ込んだ。
「ン゛ッ!ン゛ン゛ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
このまま死なれると腹の虫が納まらない・・・
そう思い、コップ一杯のオレンジジュースをかけてやった。
「ンフー!ンフー!」
どうやら落ち着きを取り戻したらしい・・・
改めて話をする事にした。
「でいぶ・・・お前は今日、3つの過ちを犯した」
「ン・・・(ガクガク)」
ゲシッ!「ッブファアアアア!」
まずでいぶの頬に蹴りを入れた。
「1つ目、実家から送られて来た1週間分の食料(野菜)を食い荒らした事!」
ジュポッ!「ン゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!」
でいぶに突っ込んだ大根を更に奥まで踏む様にして突っ込んだ。
大根の頭の部分・・・青首大根で言う白と緑の境目あたりまで押し込まれた。
「2つ目、もうすぐオマケのカードがコンプリートのゆっくりチップスをオマケごと喰いやがった事!」
ズドムッ!「ンガアアアアアアアアアアアア!!!」
でいぶの頭を踏みつけて・・・
「3つ目、僕の等身大胴付ふらん抱き枕をしーしーまみれにしやがった事!」
グリグリと頭を踏みにじり、更に話を続ける。
「ガッ、ガアアアアアアアアアアアア・・・」
ふと、足元を見る・・・
「何だいその顔は?
どぼじでごんなごどずるのーって言いたそうな顔だね・・・」
一旦足をどけておかざりを掴んで目線の高さまで持ち上げる・・・
見ると口を塞いだクレ○ップが盛り上がっていた
どうやら締め方が緩かったらしい・・・。
「でいぶ、今君はこう思ってるんだろう?
何で可愛いでいぶがこんな目に合わなきゃいけないんだ、何ででいぶが奴隷に負けているんだ・・・って」
でいぶはキッと睨んできた・・・
もっとも既に両目がないが眉間にシワが寄ってるので察しが付いた・・・。
どうやら当たりらしい。
「やれやれ・・・この分だと相当前からゲス化しつつあったんだね?
それが昨日の事で爆発した・・・と」
ドスッ!「ッブェ!」
でいぶの頬に拳を叩き込む。
「・・・ふざけるなよ!」
ブンッ! ドシンッ!
そのまま力任せにほおり投げ、壁に叩きつけられ床に落ちた。
その時に手には握ったままになっていたおかざりがあった。
それをバッチだけ取ってゴミ箱に捨て、でいぶを投げた方を見る。
「っが、がぁっ!」
壁にぶつかった際に中に突っ込んだ生姜や大根が餡子をかき回したらしく、ビクビクと気持ち悪く悶え、痙攣も起こしていた。
またでいぶに近寄り、蹴りを入れて話を続ける。
「ッブェエエエ!」
「いいかい、でいぶ・・・お前は僕に飼われているんだよ?
決してお前の奴隷や下僕になった訳じゃないんだ・・・
なのに君は飼われてると思ってはいなかったんだね」
ズンッ!(ボキッ!)「ッぐああああああああああああああああああああ!!!!」
でいぶの後頭部付近を踏みつけた際に中に突っ込んだ大根が折れた音がした。
今、でいぶは相当な痛みを感じている事だろう。
「良く考えれば分かる事だろう?
お前が自分で思ってる様な至高の存在ならこんな事にはなっていないだろう?
本当に至高の存在なら僕みたいな普通の人間に負ける訳がないからね・・・」
ズボッ!「ッビギィ!」
まだあにゃるからはみ出てた大根を完全に奥まで突っ込んでやった。
折れた部分と生姜がぶつかり合ってかなりの激痛を感じる筈である。
「お前達ゆっくりは、特にでいぶ・・・君は決して至高の存在じゃない
お前は人間はおろか、犬や猫、カラスやゴキブリなんかよりもずっと下の存在・・・」
段々とでいぶの目から生気が失われていく・・・
どうやら生姜か大根が中枢餡にぶつかったらしい・・・。
「ただただ回りに迷惑をかける事しか出来ない・・・そのくせ自分だけじゃ生きる事は出来ない」
玉ねぎとジャガイモを突っ込まれた・・・さっきまでは目があった所から砂糖水と少量の餡子が漏れる。
「凄く愚かで、とても弱い・・・その癖すぐに付け上がる最低で最弱の生き物なんだよ」
その言葉がでいぶが最後に聞いた言葉となった。
でいぶは断末魔をあげる事もなく、とても苦しそうな表情のまま・・・逝った。
1週間後・・・
「ただいまー」
「おきゃえりなちゃい、おにーしゃん!」
飼ってたれいむがでいぶとなった日から1週間が経った。
あの日、死んだでいぶをゆっくり回収箱に入れに公園に行った時・・・
「・・・えなんか・・・むの・・・ゃないよ!」
「さっさと・・・ね・・・のクズが!」
何やら声が聞こえたので茂みに入ってみた。
そこに居たのはでいぶとゲスまりさとその赤ゆ(まりさ1れいむ1)と・・・
「ゆびぃ!ゆぇえーん!!」
あの2匹から偶然生まれたのか、あるいはたまたま付いてきてしまったのか・・・
もしくは留守中におうちを強奪したのかは定かではないが胴付ふらんがいた。
「ふらんなんてまりささまにかかればいちげきなのぜ!
ゆっくりしないで・・・さっさとし(ズドン!)っぐぇええええええええええ!」
僕は思わずふらんに飛び掛ろうとしたまりさを一蹴した。
「大丈夫かい?」
「ゆっぐ、ゆっぐ・・・う・・・うん」
「ゆぎぎぎぎ・・・まりささまをけとばすジジイはゆっくりしないでしねぇええええええええええええええええええ!」
再びまりさが飛び掛ってきたので持ってたでいぶの死体を突っ込んだ袋を振り回して弾き飛ばした。
(ボンッ!)「っぎゃああああああああ!」
そのまままりさはでいぶにぶつかり・・・
「っいだああああああああああああああああああ」
でいぶは倒れて自分の子供を押しつぶした。
「ゆげぇっ!」
「ゆびいっ!」
そのまま野良一家を同じ袋にほおり込んで、ゆっくり回収箱に入れた。
(ボチャンッ、ポチャポチャッ、ドボッドボンッ!)
ゆっくり回収箱の中には相当量の水が入っているらしく、豪快な音が響いた。
その日ふらんを連れて帰り、明日仕事が終わったら親を探してやろうと思ったが・・・
そうふらんに説明した所・・・
「ふりゃん・・・きょきょにいりゅ・・・きょきょにいちゃい」
僕にしがみ付き、上目使いな上に目をウルウルさせて言われて断れる訳もなく・・・
というか、断る奴居たら出て来いよ、殴るから!
と、まあ結局そのまま僕が飼う事になった。
とりあえずバッチ試験を受けるまでの間飼いゆっくりだと証明するべくでいぶから引っぺがした金バッチを付けてある。
細かい事を言うと犯罪なのだがこの際気にしない、気にするな、気にしたら負けだ!
「・・・しゃん、おにーしゃん!」
「ん?ああ・・・どうしたんだいふらん?」
「おにーしゃん、いっしょにおふりょ・・・はいりょ?」
「分かったよ、それじゃちょっと待っててな」
「うん!」
今日、僕は初めてでいぶに感謝する。
あの日、でいぶを潰していなければこうして胴付のふらんと一緒に生活する事は出来なかっただろう。
でいぶが死ぬのがもう少し遅かったらふらんは潰されていたかもしれない。
あの日、あの瞬間に死んで、あの時間に公園に行ったからこそふらんと出会えたのだ。
ありがとうでいぶ、これが子ゆっくりの頃からずっとこの家にいたお前の・・・
最初で最後の恩返しだったのだ。
~~Fin~~