ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko1633 不運な俺とまりさ
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ankoss
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・作者は取り立てあきですω
・HENTAIなしです。
・制裁部分弱めかもしれません。
・少しパロ部分あります。わからなくても大丈夫だと思います。
・独自設定ってことで勘弁です。
・よろしくおねがいします!
はぁ。今日の朝も嫁に責められた。
俺だって好きでこんな安月給の会社に勤めているわけじゃない。
不況だし、転職だって難しい。
自分には大したスキルなんてのもないわけで。
世間ではブラックと呼ばれる会社ではあるが、給料はくれる。
まぁ残業代はでないし、有給なんてとてもじゃないけど消化できない。
GWだからって遊びに出掛けたかったけど、どこも混んでいるし何よりホテル代とかあほに高い。
子供に良い思い出を作らせたいっていわれても・・・まだ赤ちゃんじゃねーかよ。
できることと、出来ないことだってあるんだ畜生。
残業を切り上げて珍しく早い時間に退社したものの、
家に帰るのが億劫な俺は公園のベンチに腰掛け煙草をふかしていた。
「ゆぅ・・・そんなこといわれてもなのぜ・・・」
帽子もなんだかよれよれした、疲れた様子のまりさが近くによってきた。
「ゆ・・にんげんさんもなんだかゆっくりしてないのぜ?」
野良のゆっくりってのは人間に会った場合、
あまあまよこせだのからんでくるか、即姿を隠すのが普通。
だがこのまりさは俺に話しかけてきた。
「お・・・まりさもゆっくりしてねーのな」
「ゆん・・・にんげんさんにそんなふうにみられるなんて。やっぱりまりさはゆっくりしてないのぜ・・」
そう言うとまりさは俺の隣に腰掛けた。ぼーっと空を見つめている。
「お互いゆっくりできねーな・・・」
「そーなのぜ・・・。まりさにもげんかいさんはあるのぜ」
まりさはぽつりぽつりと話しだした。
いつもならゆっくりなぞすぐ追い払うのだが、今日の俺はこいつの話を聞きたくなった。
「れいむがまりさのことをぐずっていうのぜ。まりさだってがんばっているのぜ・・」
「そーだよなー。うちも同じだ。働いてるところとか見てないくせにな」
「そーなのぜ!かりはきけんがいっぱいなのぜ!でもまりさはがんばっているのぜ!」
「そーだよな!文句言われたって頭下げて頑張ってるのに。会社でも責められて家でもなんてな!」
「まりさもなのぜ!むれのぱちゅりーにはのるまのごはんさんをちゃんとあつめろっておこられるのぜ
おうちにかえってゆっくりしたいのにれいむにごはんさんすくないってまたおこられるのぜ・・・」
ゆっくりの社会も人間の社会も似たようなもんか。
いやゆっくりなんだから人間とは違うけれども、ゆっくりなみに低レベルにはなっているが
それなりに大変だってことなんだなーとぼんやり考えていた。
「ま、愚痴ったってはじまらねーけどな・・・」
「そうなのぜ。おちびはかわいいのぜ・・・おちびのためにごはんさんはひつようなのぜ」
「そーだな・・・また仕事がんばらねーとな」
「ゆん。まりさもかりをがんばるのぜ」
「おう!まりさも頑張れよ!俺もがんばるわ」
そういって別れを告げるとまりさは夕日を背に狩りに消えていった。
自分も重たい足取りではあるが帰宅の途に就いた。
・・・それから何日か後・・・
なんてこった。
嫁が浮気してやがった。
相手はピザ屋の店長らしい。
ピザを注文して何回かうちにきているうちにそうゆうことになったそうだ。
一昔前のAVかって展開だ。店長だから俺より金も持ってるんだと。
ってか子供一人しかいないし赤ちゃんなんだから飯ぐらい自分でつくれねーのか。
俺が汗水たらしてもらった金でデリバリーなんか頼むか普通。
あいつに家計なんかまかせるんじゃなかった。
あー。もー。
やってられね。まじ離婚だ。
むしゃくしゃがおさまらず、また公園のベンチでぼーっとこれからのことを考えていた。
近くで物音がする。
口喧嘩をしている風だ。
しばらく聞いていると、まりさがこっちに駆けてきた。
「ゆはぁゆはぁ・・・・れいむなんてさいてー!だよ!・・・・ゆ?このまえのにんげんさん・・・」
息を切らしているまりさに持っていたジュースをかけてやり落ち着かせた。
「れ、れいむがうわきさんだったんだよぉぉぉ!」
なんてこった。こいつ、俺とシンクロ100%かよ・・・・。
「かりをしておうちにかえったらありすとすっきりー!してたんだよ・・・」
「・・・そっか・・・お互い大変だよな・・・まったく」
「ゆ!・・・もしかしてにんげんさん・・・なんかあったのぜ・・?」
「お前と同じだよ。嫁がな・・・」
俺たちの心とは逆に今日もまた夕日がきれいだった。
まりさと俺はまたぼーっと空を眺めていた。
どうやったって俺は人間だ。制裁ったって、法に触れるようなことはできない。
しかし。
まりさはゆっくりだ。
「まりさ・・・どうだ。力を貸してやる」
「・・ゆ?・・」
「れいむだっけか?復讐したくないか?」
「・・ゆん・・・」
「悔しいよな?まりさは上手くないかもしれないけど狩りだって頑張ってたのにな」
そういうとまりさはこらえていたものが溢れだしたように、
「ゆぅぅ!・・ばりざ・・ばりざぁぁ・・・!!!!いっぱいがんばってたのぜぇぇぇ!!!」
まりさは涙を流し始めた。
正直俺だって泣きたい。だが今は俺の分身のようなこのまりさを助けネバダ!
「ゆん!ぐずなまりさとばいばいできてれいむはしあわせー!だよ!」
「ありすにぜんぶまかせるといいわ!ありすはあんなまりさにはまけないよ!」
「ゆぅぅーん!さすがれいむのえらんだありすだね!」
そんな声がするまりさの元おうち。ちなみに子ゆはぐーすか爆睡している。
ガサガサ
「ゆ!きっとまりさだね!またきたの!?れいむはありすとらーぶらーぶなんだよ!
じゃまものはゆっくりきえてね!ぐずだからりかいできないの!?おぉあわれあわれ!」
「そうよ!まりさはぐずだったかられいむはありすのものにしたのよ!
ゆふふ!このじまんのぺにぺにれいむはむっちゅー!なんだよ!」
「ゆぁん!は、はずかしいよぉありすぅー!ありすのぷれいはてくにっしゃんっ!だよぉぉ!」
俺はすかさず巣である段ボールを取り払う。
「ゆ!に!にんげんさん!・・・ゆっふっふ!れいむのありすはつよいんだよ!にんげんさんなんていちころだよ!」
「おそろしーしーもらすまえにさっさといなくなるといいわ!ありすはちぇんにもまけないんだからね!」
とりあえずありすにパンチを一発見舞った。
「ゆぼらぁぁっ!」
たった一撃で痙攣し出すありす。
「・・・ゆ・?ゆわぁぁ!!!!!!!に!にんげんさん!ありすはどうなってもいいかられいむを
ゆっくりたすけてね!・・・ゆん!れいむはとってもきゅーとなんだよ!なんだったられいむを
かいゆにしたっていいんだよ!・・ゆん・・かわいいれいむにみとれてなにもいえないんだね!
それはあたりまえっ!なんだよ!かわいくってごめんねー!」
俺はまた拳をふりあげれいむにパンチをお見舞いしようとする。
「ゆぅぅぅんんやぁぁぁぁ!!!!!やめてねぇぇぇぇ!!!!!!」悲鳴をあげるれいむ。
「ゆっくりやめるのぜぇぇ!!!!」
れいむに拳が触れるすんでのところでまりさが現れた。
「ゆぅぅぅぅぅ!!!!!まりさぁぁぁ!!!!!かわいいれいむをゆっくりたすけてね!」
さっきまでいちゃいちゃしていたありすのことは頭の片隅にもないらしい。
「ゆん!にんげんさん!ぼうりょくっ!はいけないのぜぇ!」
「ほぉー。俺とやる気か・・・?」
「ゆん!まりさのつよさをおもいしるといいのぜぇぇ!」
そういうとまりさは渾身の体当たりをおれにぶちかます。
ぽゆんぽゆん
「ゆぅぅ!さすがれいむのまりさだよぉぉ!!!かっこいいよぉぉ!!!!」
れいむは目をキラキラさせてその光景をみていた。
「うぐっ!?なかなかやるまりさだな!」
「ゆっふん!まりさはつよいんだよ!」
ぽゆんぽゆん
「うぐ・・・やられたぁぁぁ・・・凄く強いまりさだった・・・がくっ」
・
・
・
「ゆん!れいむのかわいさにもどってきてくれたんだねまりさ!」
餡子脳でいい具合にシナリオが改変されてるらしい台詞を放つれいむ。
「まりさ・・かっこよかったよぉぉ!・・・きょうすっきりー!してもいいよぉ!
こんなよわよわなありすなんてさいってー!だよ!れいむのおっとはまりさしかいないよ!」
「ゆん?なにをいってるのぜ?」
「・・ゆん!?」
さっきまで頬を染めて目を輝かせていたれいむは凍りつく。
「れいむはありすとうわきさんだったのぜ。そんなやりまむなれいむにはようはないのぜ」
「・・・ゆ?れ、れいむがかわいすぎてもどってきたんじゃ・・・」
「よごれゆっくりとはいっしょにいられないのぜ。こっちまできたなくなるのぜ。
おちびをつれにきたのぜ。おちびのきょういくっ!にあくえーきょーなのぜ。」
俺はそっと弱っているありすにジュースをかけてやる。あくまで死んだふりをしつつ。
「じゃぁもうよごれいむにはようはないのぜ!そこのよわよわさんなありすとゆっくりするといいのぜ!」
まりさはぽゆんぽゆんとその場を離れた。
残されたのは死体のふりをしている間抜けな俺と餡子脳がフリーズしているれいむ。
そして回復したありすだった。
「・・・れいむ・・ありすをばかにしたわね・・・」体力ゲージ満タンのありすはれいむに凄む。
「そーだなー。ありすだって頑張って戦ったのにな。」
すかさず俺はなんとなくその会話に入り込む。
二匹はお互いを睨みあっているので俺のことは視界に入ってないようだ。
「『ありすはどーなってもいい』とも言ってたなぁ。本当、ゲスなれいむだな」
「ゆん!ほんとにげすなれいむにひっかかったわ!ありすはいっしょうのはじよ!」
「ゆわぁぁ!なにいってるの!じょ、じょーだんさんにきまってるでしょぉぉぉぉ!!!!!」
「こんなゲスなれいむは制裁したほうがいいんじゃないか?」
俺はありすを鼓舞する。
「ゆぅぅぅ!やめてね!れいむにはかわいいおちびちゃんがいる・・・ってどぼじでいないのぉぉぉぉ!!!???」
「もおゆるさないよ!・・・かがやけぇ!ありすのぺにぺにぃぃ!もっとかがやけぇぇ!!!!」
自分の武器ともいえるぺにぺににカスタードを充満させた。
これでもかというほど膨張している。が、別に輝いてはいない。
「ゆぅ!れいむはゆっくりにげるよぉぉ!そろーりそろーり」
ピュン
「ゆ!」
「ゆっふっふ!れいむ!はやさがたりないわぁぁぁ!!!!!!」
俺にしてみりゃゆっくりの動きに変わりないが、とろいれいむの前にありすが立ちはだかる。
「しょーげきのぉぉぉぉ!!!!ぺにぺにぶりっとぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
ぶっしゃー!!!
「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
・
・
ちょっと見ていたかったが俺はその場を後にした。
ベンチに向かうとまりさと子まりさが俺を待っていた。
「ゆー!にんげんさんめいえんぎっ!だったよぉ!」
「そっかぁ?まぁそれならいいんだけど」
「・・・ほんとうにまりさはにんげんさんとあえてよかったよ・・・!」
そういうとまりさは俺にぺこりと礼をするような動きをした。
「そろそろおにーさんって呼べよ。そこのちいさいのもな」
「「ゆ・・?」」
ありきたりな展開かもしれないが俺はこいつらを飼うことにした。
嫁とは間に人をいれて話し合いをしている状態だ。
俺に非は無いわけだし、経済力も俺の方がある。
なによりあんなでいぶまがいの女に俺の子供を預けておきたくない。
今は親権について争っているのだ。幸い、俺の両親も近くに住んでいるので問題ないだろう。
まえより少し狭くなってしまったが十分な広さがあるこの賃貸アパート。
元気にまりさたちは跳ねている。
「ゆぅ!おにーさんのおちびにもあいたいのぜ!」
「そーだなー。俺も早く会いたいな・・・」
きっともうすぐ男(?)4人の生活になるだろう。
「まりさ」
「ゆん?」
「今度は俺ら、でいぶに引っかからないようにしねーとな!」
アトガキ
うーん、なかなか面白い設定って転がってないですね~。
少しパロった元ネタアニメ。凄く面白くてすきなんで出してみました。
わかるひといますかねー
過去に書いたもの
anko1396 しゃっきんさん
anko1427 しゃっきんさん その後。
anko1439 むしゃくしゃさん
anko1445 おりぼんさん
anko1470 しんぐるまざーって大変だね!
anko1494 はとぽっぽ
・HENTAIなしです。
・制裁部分弱めかもしれません。
・少しパロ部分あります。わからなくても大丈夫だと思います。
・独自設定ってことで勘弁です。
・よろしくおねがいします!
はぁ。今日の朝も嫁に責められた。
俺だって好きでこんな安月給の会社に勤めているわけじゃない。
不況だし、転職だって難しい。
自分には大したスキルなんてのもないわけで。
世間ではブラックと呼ばれる会社ではあるが、給料はくれる。
まぁ残業代はでないし、有給なんてとてもじゃないけど消化できない。
GWだからって遊びに出掛けたかったけど、どこも混んでいるし何よりホテル代とかあほに高い。
子供に良い思い出を作らせたいっていわれても・・・まだ赤ちゃんじゃねーかよ。
できることと、出来ないことだってあるんだ畜生。
残業を切り上げて珍しく早い時間に退社したものの、
家に帰るのが億劫な俺は公園のベンチに腰掛け煙草をふかしていた。
「ゆぅ・・・そんなこといわれてもなのぜ・・・」
帽子もなんだかよれよれした、疲れた様子のまりさが近くによってきた。
「ゆ・・にんげんさんもなんだかゆっくりしてないのぜ?」
野良のゆっくりってのは人間に会った場合、
あまあまよこせだのからんでくるか、即姿を隠すのが普通。
だがこのまりさは俺に話しかけてきた。
「お・・・まりさもゆっくりしてねーのな」
「ゆん・・・にんげんさんにそんなふうにみられるなんて。やっぱりまりさはゆっくりしてないのぜ・・」
そう言うとまりさは俺の隣に腰掛けた。ぼーっと空を見つめている。
「お互いゆっくりできねーな・・・」
「そーなのぜ・・・。まりさにもげんかいさんはあるのぜ」
まりさはぽつりぽつりと話しだした。
いつもならゆっくりなぞすぐ追い払うのだが、今日の俺はこいつの話を聞きたくなった。
「れいむがまりさのことをぐずっていうのぜ。まりさだってがんばっているのぜ・・」
「そーだよなー。うちも同じだ。働いてるところとか見てないくせにな」
「そーなのぜ!かりはきけんがいっぱいなのぜ!でもまりさはがんばっているのぜ!」
「そーだよな!文句言われたって頭下げて頑張ってるのに。会社でも責められて家でもなんてな!」
「まりさもなのぜ!むれのぱちゅりーにはのるまのごはんさんをちゃんとあつめろっておこられるのぜ
おうちにかえってゆっくりしたいのにれいむにごはんさんすくないってまたおこられるのぜ・・・」
ゆっくりの社会も人間の社会も似たようなもんか。
いやゆっくりなんだから人間とは違うけれども、ゆっくりなみに低レベルにはなっているが
それなりに大変だってことなんだなーとぼんやり考えていた。
「ま、愚痴ったってはじまらねーけどな・・・」
「そうなのぜ。おちびはかわいいのぜ・・・おちびのためにごはんさんはひつようなのぜ」
「そーだな・・・また仕事がんばらねーとな」
「ゆん。まりさもかりをがんばるのぜ」
「おう!まりさも頑張れよ!俺もがんばるわ」
そういって別れを告げるとまりさは夕日を背に狩りに消えていった。
自分も重たい足取りではあるが帰宅の途に就いた。
・・・それから何日か後・・・
なんてこった。
嫁が浮気してやがった。
相手はピザ屋の店長らしい。
ピザを注文して何回かうちにきているうちにそうゆうことになったそうだ。
一昔前のAVかって展開だ。店長だから俺より金も持ってるんだと。
ってか子供一人しかいないし赤ちゃんなんだから飯ぐらい自分でつくれねーのか。
俺が汗水たらしてもらった金でデリバリーなんか頼むか普通。
あいつに家計なんかまかせるんじゃなかった。
あー。もー。
やってられね。まじ離婚だ。
むしゃくしゃがおさまらず、また公園のベンチでぼーっとこれからのことを考えていた。
近くで物音がする。
口喧嘩をしている風だ。
しばらく聞いていると、まりさがこっちに駆けてきた。
「ゆはぁゆはぁ・・・・れいむなんてさいてー!だよ!・・・・ゆ?このまえのにんげんさん・・・」
息を切らしているまりさに持っていたジュースをかけてやり落ち着かせた。
「れ、れいむがうわきさんだったんだよぉぉぉ!」
なんてこった。こいつ、俺とシンクロ100%かよ・・・・。
「かりをしておうちにかえったらありすとすっきりー!してたんだよ・・・」
「・・・そっか・・・お互い大変だよな・・・まったく」
「ゆ!・・・もしかしてにんげんさん・・・なんかあったのぜ・・?」
「お前と同じだよ。嫁がな・・・」
俺たちの心とは逆に今日もまた夕日がきれいだった。
まりさと俺はまたぼーっと空を眺めていた。
どうやったって俺は人間だ。制裁ったって、法に触れるようなことはできない。
しかし。
まりさはゆっくりだ。
「まりさ・・・どうだ。力を貸してやる」
「・・ゆ?・・」
「れいむだっけか?復讐したくないか?」
「・・ゆん・・・」
「悔しいよな?まりさは上手くないかもしれないけど狩りだって頑張ってたのにな」
そういうとまりさはこらえていたものが溢れだしたように、
「ゆぅぅ!・・ばりざ・・ばりざぁぁ・・・!!!!いっぱいがんばってたのぜぇぇぇ!!!」
まりさは涙を流し始めた。
正直俺だって泣きたい。だが今は俺の分身のようなこのまりさを助けネバダ!
「ゆん!ぐずなまりさとばいばいできてれいむはしあわせー!だよ!」
「ありすにぜんぶまかせるといいわ!ありすはあんなまりさにはまけないよ!」
「ゆぅぅーん!さすがれいむのえらんだありすだね!」
そんな声がするまりさの元おうち。ちなみに子ゆはぐーすか爆睡している。
ガサガサ
「ゆ!きっとまりさだね!またきたの!?れいむはありすとらーぶらーぶなんだよ!
じゃまものはゆっくりきえてね!ぐずだからりかいできないの!?おぉあわれあわれ!」
「そうよ!まりさはぐずだったかられいむはありすのものにしたのよ!
ゆふふ!このじまんのぺにぺにれいむはむっちゅー!なんだよ!」
「ゆぁん!は、はずかしいよぉありすぅー!ありすのぷれいはてくにっしゃんっ!だよぉぉ!」
俺はすかさず巣である段ボールを取り払う。
「ゆ!に!にんげんさん!・・・ゆっふっふ!れいむのありすはつよいんだよ!にんげんさんなんていちころだよ!」
「おそろしーしーもらすまえにさっさといなくなるといいわ!ありすはちぇんにもまけないんだからね!」
とりあえずありすにパンチを一発見舞った。
「ゆぼらぁぁっ!」
たった一撃で痙攣し出すありす。
「・・・ゆ・?ゆわぁぁ!!!!!!!に!にんげんさん!ありすはどうなってもいいかられいむを
ゆっくりたすけてね!・・・ゆん!れいむはとってもきゅーとなんだよ!なんだったられいむを
かいゆにしたっていいんだよ!・・ゆん・・かわいいれいむにみとれてなにもいえないんだね!
それはあたりまえっ!なんだよ!かわいくってごめんねー!」
俺はまた拳をふりあげれいむにパンチをお見舞いしようとする。
「ゆぅぅぅんんやぁぁぁぁ!!!!!やめてねぇぇぇぇ!!!!!!」悲鳴をあげるれいむ。
「ゆっくりやめるのぜぇぇ!!!!」
れいむに拳が触れるすんでのところでまりさが現れた。
「ゆぅぅぅぅぅ!!!!!まりさぁぁぁ!!!!!かわいいれいむをゆっくりたすけてね!」
さっきまでいちゃいちゃしていたありすのことは頭の片隅にもないらしい。
「ゆん!にんげんさん!ぼうりょくっ!はいけないのぜぇ!」
「ほぉー。俺とやる気か・・・?」
「ゆん!まりさのつよさをおもいしるといいのぜぇぇ!」
そういうとまりさは渾身の体当たりをおれにぶちかます。
ぽゆんぽゆん
「ゆぅぅ!さすがれいむのまりさだよぉぉ!!!かっこいいよぉぉ!!!!」
れいむは目をキラキラさせてその光景をみていた。
「うぐっ!?なかなかやるまりさだな!」
「ゆっふん!まりさはつよいんだよ!」
ぽゆんぽゆん
「うぐ・・・やられたぁぁぁ・・・凄く強いまりさだった・・・がくっ」
・
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・
「ゆん!れいむのかわいさにもどってきてくれたんだねまりさ!」
餡子脳でいい具合にシナリオが改変されてるらしい台詞を放つれいむ。
「まりさ・・かっこよかったよぉぉ!・・・きょうすっきりー!してもいいよぉ!
こんなよわよわなありすなんてさいってー!だよ!れいむのおっとはまりさしかいないよ!」
「ゆん?なにをいってるのぜ?」
「・・ゆん!?」
さっきまで頬を染めて目を輝かせていたれいむは凍りつく。
「れいむはありすとうわきさんだったのぜ。そんなやりまむなれいむにはようはないのぜ」
「・・・ゆ?れ、れいむがかわいすぎてもどってきたんじゃ・・・」
「よごれゆっくりとはいっしょにいられないのぜ。こっちまできたなくなるのぜ。
おちびをつれにきたのぜ。おちびのきょういくっ!にあくえーきょーなのぜ。」
俺はそっと弱っているありすにジュースをかけてやる。あくまで死んだふりをしつつ。
「じゃぁもうよごれいむにはようはないのぜ!そこのよわよわさんなありすとゆっくりするといいのぜ!」
まりさはぽゆんぽゆんとその場を離れた。
残されたのは死体のふりをしている間抜けな俺と餡子脳がフリーズしているれいむ。
そして回復したありすだった。
「・・・れいむ・・ありすをばかにしたわね・・・」体力ゲージ満タンのありすはれいむに凄む。
「そーだなー。ありすだって頑張って戦ったのにな。」
すかさず俺はなんとなくその会話に入り込む。
二匹はお互いを睨みあっているので俺のことは視界に入ってないようだ。
「『ありすはどーなってもいい』とも言ってたなぁ。本当、ゲスなれいむだな」
「ゆん!ほんとにげすなれいむにひっかかったわ!ありすはいっしょうのはじよ!」
「ゆわぁぁ!なにいってるの!じょ、じょーだんさんにきまってるでしょぉぉぉぉ!!!!!」
「こんなゲスなれいむは制裁したほうがいいんじゃないか?」
俺はありすを鼓舞する。
「ゆぅぅぅ!やめてね!れいむにはかわいいおちびちゃんがいる・・・ってどぼじでいないのぉぉぉぉ!!!???」
「もおゆるさないよ!・・・かがやけぇ!ありすのぺにぺにぃぃ!もっとかがやけぇぇ!!!!」
自分の武器ともいえるぺにぺににカスタードを充満させた。
これでもかというほど膨張している。が、別に輝いてはいない。
「ゆぅ!れいむはゆっくりにげるよぉぉ!そろーりそろーり」
ピュン
「ゆ!」
「ゆっふっふ!れいむ!はやさがたりないわぁぁぁ!!!!!!」
俺にしてみりゃゆっくりの動きに変わりないが、とろいれいむの前にありすが立ちはだかる。
「しょーげきのぉぉぉぉ!!!!ぺにぺにぶりっとぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
ぶっしゃー!!!
「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
・
・
ちょっと見ていたかったが俺はその場を後にした。
ベンチに向かうとまりさと子まりさが俺を待っていた。
「ゆー!にんげんさんめいえんぎっ!だったよぉ!」
「そっかぁ?まぁそれならいいんだけど」
「・・・ほんとうにまりさはにんげんさんとあえてよかったよ・・・!」
そういうとまりさは俺にぺこりと礼をするような動きをした。
「そろそろおにーさんって呼べよ。そこのちいさいのもな」
「「ゆ・・?」」
ありきたりな展開かもしれないが俺はこいつらを飼うことにした。
嫁とは間に人をいれて話し合いをしている状態だ。
俺に非は無いわけだし、経済力も俺の方がある。
なによりあんなでいぶまがいの女に俺の子供を預けておきたくない。
今は親権について争っているのだ。幸い、俺の両親も近くに住んでいるので問題ないだろう。
まえより少し狭くなってしまったが十分な広さがあるこの賃貸アパート。
元気にまりさたちは跳ねている。
「ゆぅ!おにーさんのおちびにもあいたいのぜ!」
「そーだなー。俺も早く会いたいな・・・」
きっともうすぐ男(?)4人の生活になるだろう。
「まりさ」
「ゆん?」
「今度は俺ら、でいぶに引っかからないようにしねーとな!」
アトガキ
うーん、なかなか面白い設定って転がってないですね~。
少しパロった元ネタアニメ。凄く面白くてすきなんで出してみました。
わかるひといますかねー
過去に書いたもの
anko1396 しゃっきんさん
anko1427 しゃっきんさん その後。
anko1439 むしゃくしゃさん
anko1445 おりぼんさん
anko1470 しんぐるまざーって大変だね!
anko1494 はとぽっぽ