ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko3215 トラブルしょう
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ankoss
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『トラブルしょう』 14KB
ギャグ 現代 独自設定 ようやく落ち着いたので一本投稿
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小ネタ作品 第4弾
これ単独でも楽しめるようにしてますが以下の過去作を読んでるとさらに面白い、かも
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anko2677 アグレッシブてるよ
anko2704 アクティブこまち
anko2840 ポジティブぱるすぃ
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*注
- ゆっくりらしくない言葉遣いが出ます
- もしかしたらネタが被ってるかも
- 今回はパロディネタあり
- 許されざる四回目
『トラブルしょう』
しょうは激しく緊張していた。内から落ち着かない気持ちが湧き上がり、体はプルプルと振るえている。
ソワソワ どきどき そわそわ
先ほどから心がバックンバックンと落ち着かない。
大丈夫だと自分で言い聞かせても、まるで他ゆんの体のようにままならない。だがしかし、それではダメなのだ。
今日は自分をしっかりとアピールし、しょうを可愛がってくれているお兄さんに報いる大事な日なのだから。
大丈夫だと自分で言い聞かせても、まるで他ゆんの体のようにままならない。だがしかし、それではダメなのだ。
今日は自分をしっかりとアピールし、しょうを可愛がってくれているお兄さんに報いる大事な日なのだから。
「しょう、こっちにおいで」
しょうを呼ぶお兄さんの声が聞こえる。ついに、ついに自分の番がやってきた。
「はい!今いきます!」
だからしょうは元気良くそう返答をしてお兄さんの所へいこうとし ――
「ひでぶっ!?」
第一歩で躓いてスッ転んだ。
・
・
・
・
・
部屋の中に2人の男達とゆっくりしょうがいる。男達はどちらもしょうの事を見ているのだが、その浮かべる表情は正反対であった。
片方の男はぽや~んといった音が付きそうな程の緩々の表情。それに対しもう片方は眉間に深いシワが刻み込まれたしかめっ面だ。
そして男達に見つめられているしょうの方はというと、
片方の男はぽや~んといった音が付きそうな程の緩々の表情。それに対しもう片方は眉間に深いシワが刻み込まれたしかめっ面だ。
そして男達に見つめられているしょうの方はというと、
「ほぶっ!?」
先ほどから何も無いところで転び、
「あぁ!しょうのお飾りさんが ふにゃぁ!?」
転んだ拍子に落としたお飾りを拾おうとしては転び、
「よかった!お飾りさんが戻ってきまし ほわっちゃあ!?」
お飾りを拾って一安心したところで転び、
「しょうはこんな事に負けませ ぶるぁ?!」
へこたれずに立ち上がり歩き出した途端に転んでいた。
「しょう~、早くおいで~」
「・・・・・・」
「は、はい!今すぐに!」
「・・・・・・」
「は、はい!今すぐに!」
ぽやぽやした表情の男がしょうに声をかけると、その度にしょうは健気に返事をして急いで来ようとする。
「すぐにしょうが行きま らっせぃ!?」
が、その度にやはり何も無いところで転んでいた。そしてその拍子に落ちたお飾りを拾おうとして再び転び・・・・・・以下リピート
そんな調子の様子が、かれこれ10分近くの時間に渡ってエンドレスで繰り返されていた。
そんな調子の様子が、かれこれ10分近くの時間に渡ってエンドレスで繰り返されていた。
「ふふふふ・・・まったく、しょうはオッチョコチョイだなぁ」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
しょうの行動がリピートされる度、それを見るぽやぽや男の顔はさらにだらしなく緩んでいき、ホンワカした様子になっていく。
が、代わりにその横でもう片方の男の顔はどんどん険しくなっていく。デヘラっとした顔でしょうのみを見つめているぽやぽや男は気が付いていないが、明らかに怒りのオーラが出ている。
二人の男が放つ雰囲気、それはえいきでなくても白黒ハッキリ分けられるぐらい対称的であった。
が、代わりにその横でもう片方の男の顔はどんどん険しくなっていく。デヘラっとした顔でしょうのみを見つめているぽやぽや男は気が付いていないが、明らかに怒りのオーラが出ている。
二人の男が放つ雰囲気、それはえいきでなくても白黒ハッキリ分けられるぐらい対称的であった。
「・・・・おい、君・・・・」
「あぁしょう、可愛いなぁ・・・・・・何でしょうか?」
「あぁしょう、可愛いなぁ・・・・・・何でしょうか?」
「ふぁぼっつ!?」
そしてついに、それまで沈黙を保っていたしかめっ面の男が話し始める。
それは都合108回目のリピートが成された瞬間であり、同時にしょうが転ぶというより宙返りを決めた瞬間だ。
それは都合108回目のリピートが成された瞬間であり、同時にしょうが転ぶというより宙返りを決めた瞬間だ。
「君は今が何の時間なのか、理解しているのかね?」
「・・・・・・え~っと・・・・・・確かぁ・・・・・・」
「・・・・・・え~っと・・・・・・確かぁ・・・・・・」
険しい顔の男が、怒りを含ませたヤーさん顔負けのドスが利いた恐ろしい声でぽやぽや男に質問する。
「確か、何かね?早く言いたまえ」
「えぇっと・・・そのぉ・・・」
「えぇっと・・・そのぉ・・・」
質問している男の表情は噴火直前の火山を思わせる具合であり、その口調も叱咤に近いものだ。
なのだが、ぽやぽや男の反応はイマイチである。そしてそれは相手の怒りに恐れをなしている風でもない。
それもそのはず、
なのだが、ぽやぽや男の反応はイマイチである。そしてそれは相手の怒りに恐れをなしている風でもない。
それもそのはず、
「ぅいっしゅ!?!?」
「あぁ可愛いよしょう、可愛いすぎるよしょう、あぁもう堪らん!!」
「話を聞けぇ!!!!」
「話を聞けぇ!!!!」
端から話しなど聞いちゃいなかった。ちなみにしょうは転んだ拍子にムーンサルトを決めていた。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
しばし経ち、部屋には二人の男達と未だに最初の位置から殆ど移動できていないしょうがいた。パッと見はイマイチ変化が無いように見える。
「先ほどは失礼しました」
「ああ」
「ああ」
「今!今!今すぐにそこに ふぉおぉぉおぉお!?!?!?」
しかし先ほどまでと違うのは、男達がキチンと向かい合って話をしていることだ。ヨーヨーの如く回転しながらスッ転ぶしょうを尻目に、2人は真面目な表情のままである。
「え~、・・・どこまでお話ししましたっけ?」
「何処までも何も、最初の紹介から止まったままだ」
「あぁ、そうでしたね。いや、本当すみません」
「何処までも何も、最初の紹介から止まったままだ」
「あぁ、そうでしたね。いや、本当すみません」
男の指摘を受けて、元ぽやぽや男はしまったなぁとばかりに苦笑いする。しかしすぐに真面目な表情に戻すと、これまた真面目な口調で話し始める。
「ではこれより『私の飼いゆっくりコンテスト』、私のゆっくりしょうの紹介を始めさせていただきます」
「あぁ、頼むよ」
「あぁ、頼むよ」
男が言った『私の飼いゆっくりコンテスト』、それは男達が所属している会社が開いた社員を対象にした企画だ。
企画内容は名前のまんま、自分が飼っているゆっくりを審査員である男に見せていきその中から優勝を決めるというものだ。
が、ちょっとだけ普通のコンテストと違うところがある。
企画内容は名前のまんま、自分が飼っているゆっくりを審査員である男に見せていきその中から優勝を決めるというものだ。
が、ちょっとだけ普通のコンテストと違うところがある。
「まず私の飼っているしょうですが、しょうは過去に私たちが売り出してきたゆっくりとは違う方針の育てられ方をしています」
「ほぉ・・・具体的にはどのような?」
「ほぉ・・・具体的にはどのような?」
それは優勝したゆっくりが次期商品のプロトタイプという扱いを受ける、ということだ。次の商品を作るに当たって、育て方やら環境を参考にしようというのである。
そのため評価の基準も普通の飼いゆっくりコンテストのような可愛さや綺麗さだけでなく、どの客層に受けそうかやら生産コストやらが含まれている。
コンテストというよりもコンペに近いものなのだ。そしてこのようなものが企画されたのには訳がある。
そのため評価の基準も普通の飼いゆっくりコンテストのような可愛さや綺麗さだけでなく、どの客層に受けそうかやら生産コストやらが含まれている。
コンテストというよりもコンペに近いものなのだ。そしてこのようなものが企画されたのには訳がある。
「ずばり長所の特化です。過去に私たちが売り出したゆっくりはどれも欠点を埋める方向で開発されましたが、しょうは逆に良いところをさらに伸ばすという形になっています」
「・・・なるほど、確かに過去のは眠ってばかりの奴を踊らせようとしたり、働かせようとしたり、そんなのばっかりだったな」
「はい、ですので新しい領域の客に受ける事が期待できます」
「だといいが・・・もう私は売上表を見て胃が痛くなりたくないのだよ」
「・・・なるほど、確かに過去のは眠ってばかりの奴を踊らせようとしたり、働かせようとしたり、そんなのばっかりだったな」
「はい、ですので新しい領域の客に受ける事が期待できます」
「だといいが・・・もう私は売上表を見て胃が痛くなりたくないのだよ」
その訳、それはぶっちゃけると男達の会社の売り上げがイマイチだからだ。過去、男達が勤めている会社ではキワモノゆっくりを幾つか売り出して『しまって』いた。
それは物好きな客には大変受けておりその手のスジで有名になってはいるのだが、肝心の業績としては余り振るっていないのだ。
その現状を改善するために男達の会社は、今までと違う視点から開発に取り組もうと考えた。
つまり売れるものを考える作り手としてではなく、飼いたいものは何かという客としての視点を見ようとしたということである。
だから社員のゆっくりという、一人の人間が実際に飼っているゆっくりを対象にしたコンテストを開いたのだ。
ちなみに優勝した社員には特別ボーナスやら休暇やらが与えられる。一般公募がないのは優勝賞金やら商品化の際に面倒があって大変だからである。
それは物好きな客には大変受けておりその手のスジで有名になってはいるのだが、肝心の業績としては余り振るっていないのだ。
その現状を改善するために男達の会社は、今までと違う視点から開発に取り組もうと考えた。
つまり売れるものを考える作り手としてではなく、飼いたいものは何かという客としての視点を見ようとしたということである。
だから社員のゆっくりという、一人の人間が実際に飼っているゆっくりを対象にしたコンテストを開いたのだ。
ちなみに優勝した社員には特別ボーナスやら休暇やらが与えられる。一般公募がないのは優勝賞金やら商品化の際に面倒があって大変だからである。
そんな訳で、コンテストの出来如何によって今後の会社経営が変わるという割と重要な場面に男達はいるのであった。
「ところで君。君の考えるしょうの長所とは何かね?どんな風になるのかな?」
だから審査役の男からすると、この質問は当然のことである。普通なら連れて来たゆっくりを見ればいいのだが、何しろしょうは先ほどから転んでばかりでまともな状態にない。
これでは良し悪しがさっぱり分からない。なので代わりに飼い主の方からしょうの様子を聞こうとしたのだ。
これでは良し悪しがさっぱり分からない。なので代わりに飼い主の方からしょうの様子を聞こうとしたのだ。
「しょうの長所ですか?それはご覧になられている通りですが・・・」
だが、その質問にしょうの飼い主である男は不思議そうな顔でそう答えた。
「・・・見たとおりって・・・」
「おおぉぉぉおおおぉぉぉおおおぉぉぉ!?!?!?目が回るううぅぁぁぁあああぁぁぁあああぁぁぁ!?!?ふにゅぎゅ!?」
男達の視線の先では、しょうが華麗にトリプルアクセル(着地失敗)を繰り出している。
そんなしょうの姿を見ても、審査役の男には『はて?どういうことだろうか?』という思いが脳裏を過ぎるだけだ。
そんなしょうの姿を見ても、審査役の男には『はて?どういうことだろうか?』という思いが脳裏を過ぎるだけだ。
「・・・・・・さっきから君のしょうは曲芸じみた動きを繰り返しているだけだが・・・・・・しょうの長所とは運動神経のことなのかね?」
「いえ、違います」
「では?」
「いえ、違います」
「では?」
その問いに、飼い主の男は極普通の表情と声で ――
「しょうの長所。それは ド ジ っ 子 なところです」
そう、言い切った。
「ん?」
「はい?」
「はい?」
「え?ドジ?・・・え?ドジなのが長所なのかね?」
「はい、ドジっ子なところが長所です。最大の魅力です」
「はい、ドジっ子なところが長所です。最大の魅力です」
「・・・・・・なぜかね?」
「なんでもなにも、ドジっ子は至高の存在じゃないですか」
「なんでもなにも、ドジっ子は至高の存在じゃないですか」
そう言う飼い主の男の表情は普通のままで一切変化していない。嘘や冗談の無い、いたく真面目で真剣な顔。つまりマジで言っており、この男はドジッ子萌えの属性持ちだった。
「・・・・・・君の趣味嗜好は構わないが・・・あれはドジというレベルなのかね?」
「最初に転んでからドジする度に私が声をかけましたからね。それでテンパっていつも以上に空回りが激しくなってるんですよ。可愛いでしょう?」
「・・・・・・かわ、いい?」
「最初に転んでからドジする度に私が声をかけましたからね。それでテンパっていつも以上に空回りが激しくなってるんですよ。可愛いでしょう?」
「・・・・・・かわ、いい?」
「ふにぃいいいぇえええええんん!?!?!?!?」
『可愛い』と飼い主の男はしょうを、今現在フリスビーの如く空中回転しながら転んでいるしょうを指して言い切った。
が、審査役の男からすれば残像を残す勢いで回転するしょうは、もはやなにが何だか分からないただの高速回転物体だ。
が、審査役の男からすれば残像を残す勢いで回転するしょうは、もはやなにが何だか分からないただの高速回転物体だ。
「急がないとと焦りながらも慌てすぎて転んで、混乱で涙目になりながらも健気に立ち上がる姿。破壊力抜群でしょう?これが長所でなく何だと言うのでしょうか」
「私には可哀想にしか見えんよ・・・」
「私には可哀想にしか見えんよ・・・」
力説する飼い主の男の隣で審査役の男はそうぼやいたが、それは飼い主の男の耳に入らなかった。
「通常時のしょうはとても真面目かつ落ち着いた、そんな委員長タイプの性格です。しかしそれとは裏腹に何かすれば必ずドジをして、とたんにアワアワと慌てはじめるのですよ!
後を付いてこさせれば今のように転び、散歩に出れば迷子になり、留守番をさせればお飾りを失くす!!食事中なんかは舌を噛んじゃうってのもありましたね!!ふふふふ!!」
「・・・・・・君?」
後を付いてこさせれば今のように転び、散歩に出れば迷子になり、留守番をさせればお飾りを失くす!!食事中なんかは舌を噛んじゃうってのもありましたね!!ふふふふ!!」
「・・・・・・君?」
というか、飼い主の男はしょうを見ているうちにテンションが上がったのか様子が変な方向へ向かいはじめていた。
その顔から真面目な表情は剥がれ落ち、代わりにニンマリとした顔と血走った目になっている。
その顔から真面目な表情は剥がれ落ち、代わりにニンマリとした顔と血走った目になっている。
「慌てて混乱している時のしょうの様子ったら、普段の落ち着きからは考えられない位の慌てっぷり!!赤面した顔と涙目のコンボは私の心を捉えて放しません!!!!
普段と混乱時、そのふたつの状態の間に生じるギャップの圧倒的(精神)破壊空間はまさに歯車的砂嵐の小宇宙!!
しかも他のしょうよりも強化した私のしょうは、非常に高い確率でさらなるドジを踏んで私を楽しませてくれます!!!その率は実に150%!!
一度慌てはじめたら別のドジを踏むのが100%なのと2つ同時にドジする確立が50%の意味です!!実に素晴らしい!!!
さらに元が優秀なので決して致命的事態にならないというセーフティっぷり!!最高です!!しょうを見てるだけで飯が10杯は楽に食えます!!!!」
「あ~その、君、ちょっと落ち着いて。分かったから、ね?」
普段と混乱時、そのふたつの状態の間に生じるギャップの圧倒的(精神)破壊空間はまさに歯車的砂嵐の小宇宙!!
しかも他のしょうよりも強化した私のしょうは、非常に高い確率でさらなるドジを踏んで私を楽しませてくれます!!!その率は実に150%!!
一度慌てはじめたら別のドジを踏むのが100%なのと2つ同時にドジする確立が50%の意味です!!実に素晴らしい!!!
さらに元が優秀なので決して致命的事態にならないというセーフティっぷり!!最高です!!しょうを見てるだけで飯が10杯は楽に食えます!!!!」
「あ~その、君、ちょっと落ち着いて。分かったから、ね?」
飼い主の男の表情と口調から非常に嫌な予感を激しく感じた審査役の男は、それを未然に止めるべく落ち着かせる行動に移ろうとする。
「ひぃぃぃいぃいいぃぃいん!?!?!」
「ふおおおぉおぉぉぉぉぉぉ!!!いいよぉしょううううぅぅ!!その涙目でアクロバティックな錐揉み回転する姿は最っ高だあああぁぁぁぁ!!!」
「ちょっ、おま!?」
「ちょっ、おま!?」
が、遅かった。しょうがコークスクリュー状態で720度以上回転しながらスッ転んだのを見て、飼い主の男の有り余る愛情やら情熱が爆発した。ついでに審査役の男の余裕も爆散した。
「素晴らしい素晴らしい素晴らしいぃぃぃぃぃ!!!!商品化決定です大ヒット間違いなしです何が何でも世に広めるのです!!!!!」
「おい、ちょと待て!落ち着いてくれ頼むから!!」
「大丈夫可愛らしい商品名も考えてあります!!安心してくださいドジッ子しょうみたいな安直かつインパクトの足りないものではありませんから!!」
「いやそれを決めるのは君じゃ 」
「その名も『T0L0VEる しょう』!!どうです!ドジしてトラブルを起こすのと愛情をかけてみました!!しょうの愛らしさと素晴らしさを見事に表した素敵な命名でしょう!!!」
「ちょっと待て!!それはヤバイだろうが色々と!!!」
「何がですか!?著作的なことですか!?なら大丈夫!! O(オー)じゃありません0(ゼロ)です!!何の問題もない!」
「お前さっき明らかにそんな発音してなかったよな!?」
「おおおおおぉぉぉぉぉ!!!イマジネーションが湯水のごとく湧いてきたあああぁぁぁぁ!!!
ドジする際にこっちのズボンを引き摺り下ろしたりするエロチックさに特化した『T0L0VEる しょう ダークネス』てのもいいですねえええぇぇぇ!!!!」
「止めてくれぇ!頼むから止めてくれぇ!!」
「おい、ちょと待て!落ち着いてくれ頼むから!!」
「大丈夫可愛らしい商品名も考えてあります!!安心してくださいドジッ子しょうみたいな安直かつインパクトの足りないものではありませんから!!」
「いやそれを決めるのは君じゃ 」
「その名も『T0L0VEる しょう』!!どうです!ドジしてトラブルを起こすのと愛情をかけてみました!!しょうの愛らしさと素晴らしさを見事に表した素敵な命名でしょう!!!」
「ちょっと待て!!それはヤバイだろうが色々と!!!」
「何がですか!?著作的なことですか!?なら大丈夫!! O(オー)じゃありません0(ゼロ)です!!何の問題もない!」
「お前さっき明らかにそんな発音してなかったよな!?」
「おおおおおぉぉぉぉぉ!!!イマジネーションが湯水のごとく湧いてきたあああぁぁぁぁ!!!
ドジする際にこっちのズボンを引き摺り下ろしたりするエロチックさに特化した『T0L0VEる しょう ダークネス』てのもいいですねえええぇぇぇ!!!!」
「止めてくれぇ!頼むから止めてくれぇ!!」
部屋の中はカオスと化した。分身まで起こしながら転び続けるしょうに、高笑いしながらハイになっている飼い主、そしてそれに巻き込まれ嘆く審査役。
「ゆっきょおおおぉぉぉ!?!?と、止ま、止まらないぃぃ!?誰かしょうを止めてくださいぃぃぃ!?!?」
「ふはははははははぁ!!止まらない!止まらないぞぉ!!愛が、LOVEが!!心の奥底から無限に湧いてくるうううぅぅぅぅぅ!!!
見える!私には見えるぞぉぉぉ!!素晴らしきドジっ子達の世界があああぁぁ!!素敵な楽園が築かれる薔薇色の将来があああああぁぁぁ!!!!」
見える!私には見えるぞぉぉぉ!!素晴らしきドジっ子達の世界があああぁぁ!!素敵な楽園が築かれる薔薇色の将来があああああぁぁぁ!!!!」
「止めてくれぇぇ!!誰かこいつを止めてくれぇ!!助けてーーー!!!?」
この空間が止まるには時間経過による自然鎮火以外、残念ながら方法は無いのであった・・・・・・
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
しばらく後、
「お~い、戻ったぞ~」
「お、戻ってきた」
「お帰り。手応えの方はどうだい?」
「その顔だと大きな失敗はしてなさそうだなぁ」
「お帰り。手応えの方はどうだい?」
「その顔だと大きな失敗はしてなさそうだなぁ」
ある部屋に男がドアを開けて入ってきた。その男は先ほど別の部屋でコンテストに出てた飼い主で、その手には回転しずぎて目を回しているしょうが乗っている。
そして飼い主の男に返事を返したのは男の同僚達だ。皆戻ってきた飼い主の男の周りに集まると、そのまま雑談を開始する。
そして飼い主の男に返事を返したのは男の同僚達だ。皆戻ってきた飼い主の男の周りに集まると、そのまま雑談を開始する。
「あぁ、バッチシだよ。しょうの心を掴む魅力を余すことなく伝えきってきたさ。優勝間違いなしだな、こりゃ」
「言うねぇ~」
「ははは、自信タップリみたいだな」
「言うねぇ~」
「ははは、自信タップリみたいだな」
実際に伝わったのは心を掴む魅力ではなく胃に穴を開ける多大なストレスだったのだが、最後には興奮して周りが見えていなかった飼い主の男は気が付いていない。
今回で一番被害を被ったのは審査役の男であり、今頃は胃薬に頭痛薬を飲んでストレスに耐えていることだろう。
だがしかし ――――
今回で一番被害を被ったのは審査役の男であり、今頃は胃薬に頭痛薬を飲んでストレスに耐えていることだろう。
だがしかし ――――
「だけど俺の『100%中の100%まっちょりー』だって負けてないぜ!見ろよこの人知を超えた完璧な肉体美!!鋼鉄すら引き裂くこの体にメロメロさ!!!」
「いやいや、肉体なら俺の『鬼の背中ゆうぎ』だって負けてないさ!!成長途中でありながらコンクリート塀なんか易々と砕く一撃!これに魅了されない男はいないぜ」
「コンクリートぐらい私の『リアルオンバシラかなこ』だって砕けるさ。さらに何処からとも無く射出される1本当たり10トンを越える御柱の弾幕まで付いてくるぞ」
「外面じゃなく内面が重要じゃないかなぁ。俺の『究極加虐生物ゆうかにゃん』みたいにさ。躊躇無く男の急所にハンマーを振り下ろす性格を持ったこの子なら一発KOだって」
「それなら俺の『最終鬼畜さとり』の方が上だと自負してるぜ。性癖から過去の黒歴史まであらゆる記憶を読み取って罵ったり近所に広めたりするこいつに勝るものはないよ」
「いやいや!俺の ・・・・・・・
「いやいや、肉体なら俺の『鬼の背中ゆうぎ』だって負けてないさ!!成長途中でありながらコンクリート塀なんか易々と砕く一撃!これに魅了されない男はいないぜ」
「コンクリートぐらい私の『リアルオンバシラかなこ』だって砕けるさ。さらに何処からとも無く射出される1本当たり10トンを越える御柱の弾幕まで付いてくるぞ」
「外面じゃなく内面が重要じゃないかなぁ。俺の『究極加虐生物ゆうかにゃん』みたいにさ。躊躇無く男の急所にハンマーを振り下ろす性格を持ったこの子なら一発KOだって」
「それなら俺の『最終鬼畜さとり』の方が上だと自負してるぜ。性癖から過去の黒歴史まであらゆる記憶を読み取って罵ったり近所に広めたりするこいつに勝るものはないよ」
「いやいや!俺の ・・・・・・・
ここはコンテスト待合室。居るものは皆コンテストの参加者であり、審査役の男がこの後会わなければならない相手達だ。
二桁は優に超す数がいるこの濃すぎる面々を相手にして、果たして審査役の男の胃が持つのかどうか、それは誰にも分からない。
分かるのはただ、審査役の男の受難はまだ始まったばかりだということだけであった・・・・・・
二桁は優に超す数がいるこの濃すぎる面々を相手にして、果たして審査役の男の胃が持つのかどうか、それは誰にも分からない。
分かるのはただ、審査役の男の受難はまだ始まったばかりだということだけであった・・・・・・
~終~
後書きという名の独り言
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