ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko3277 ゆっくりが価値を得る時
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『ゆっくりが価値を得る時』 19KB
虐待 妊娠 野良ゆ ゲス ペットショップ 虐待人間 独自設定 IFなゆっくり世界
虐待 妊娠 野良ゆ ゲス ペットショップ 虐待人間 独自設定 IFなゆっくり世界
それは本当に唐突に起きてしまった。
「「ゆっ……、ゆっ……、ゆっ……」」
どこにでもあるような路地裏。
そこに不自然に鎮座している段ボールの中から、にちゃにちゃぬちゃぬちゃという音と共にその声は漏れていた。
そこに不自然に鎮座している段ボールの中から、にちゃにちゃぬちゃぬちゃという音と共にその声は漏れていた。
「ま、まりさぁ……」
「れいむ……、れいむぅ……」
「れいむ……、れいむぅ……」
別に珍しくも何ともなく、人を不快にさせるだけのゆっくりの生殖行為である。
人間以上に性欲を持て余し気味なゆっくりは、何時如何なる場所であろうと、人目など気にせず行っている。
平時であれば見つかり次第、即刻処分ものであるが、時刻は夜。人の影は少なく、近くを通ったとしても足早に去っていってしまう。
おかげでこの二匹は存分に行為に耽ることが出来るのだ。
人間以上に性欲を持て余し気味なゆっくりは、何時如何なる場所であろうと、人目など気にせず行っている。
平時であれば見つかり次第、即刻処分ものであるが、時刻は夜。人の影は少なく、近くを通ったとしても足早に去っていってしまう。
おかげでこの二匹は存分に行為に耽ることが出来るのだ。
「れいむ、もう……」
「まりさも、げんっかいなんだぜぇ……」
「まりさも、げんっかいなんだぜぇ……」
増していく快感と共に、肌を擦り合わせるペースも上がっていく。
官能の欠片も無い方法だが、ゆっくりにとっては立派な生殖なのだから驚きである。
そして、そのまま二匹は絶頂へと登りつめ、
官能の欠片も無い方法だが、ゆっくりにとっては立派な生殖なのだから驚きである。
そして、そのまま二匹は絶頂へと登りつめ、
「「すすすすっきりぃいいい~!!!」」
フィニッシュの掛け声と共に果てた。
余韻に浸る二匹。身体は未だに火照り、吐く息も心なし荒い。
そしてその二対の瞳には、事後による微かな淫蕩とこれから生まれゆく新たな命への期待が浮かんでいた。
余韻に浸る二匹。身体は未だに火照り、吐く息も心なし荒い。
そしてその二対の瞳には、事後による微かな淫蕩とこれから生まれゆく新たな命への期待が浮かんでいた。
「まりさ……。おちびちゃん、だいじにそだてようね?」
「とうっぜんなのぜ……。せかいいちのゆっくりにしてみせるのぜ」
「とうっぜんなのぜ……。せかいいちのゆっくりにしてみせるのぜ」
母役となるれいむの額の辺りに茎がにょきにょきと生えてくる。
この番は子が多く生まれる植物型妊娠を選んだようだ。
この番は子が多く生まれる植物型妊娠を選んだようだ。
「れいむににたおちびちゃんなら、たくっさんおうたをうたってあげるよ」
「まりさににたおちびちゃんなら、たくっさんかりのしかたをおしえてあげるんだぜ」
「まりさににたおちびちゃんなら、たくっさんかりのしかたをおしえてあげるんだぜ」
茎は限界まで伸びきり、そこから新たな命が文字通り幾つも実を付けていく。
「「ゆっくり~♪おちびちゃん、ゆっくりうまれてね!!」」
二匹の瞳は明るい。
この殺伐とした野良社会の中で、子供だけが彼らに確かな『ゆっくり』を与えてくれるからだ。
そして、生まれゆく子供も親である自分達も、これからの暮らしはきっと素晴らしいものだと信じて疑わない。
この殺伐とした野良社会の中で、子供だけが彼らに確かな『ゆっくり』を与えてくれるからだ。
そして、生まれゆく子供も親である自分達も、これからの暮らしはきっと素晴らしいものだと信じて疑わない。
「ゆ……?」
「おちび、ちゃん……」
「おちび、ちゃん……」
しかし、そんな妄想すら許されないのが、ゆっくりという種である。彼らにそう容易く訪れる幸福など存在しない。
ゆっくりが幸福を得るには、その幸福の何十倍もの頑張りが必要となる。そうして初めて『ゆっくり』を味わうことが許される。
しかしそれも、時には圧倒的な理不尽によってあっという間に奪われてしまう。
そう、今回のこの番の様に。
ゆっくりが幸福を得るには、その幸福の何十倍もの頑張りが必要となる。そうして初めて『ゆっくり』を味わうことが許される。
しかしそれも、時には圧倒的な理不尽によってあっという間に奪われてしまう。
そう、今回のこの番の様に。
「「どぼじでおぢびぢゃんがいっびぎもうばれないのぉおおおおぉおおおおおおおおおっ!!??」」
確かに額から生えた一本の茎。瑞々しい見た目に反して、そこには一つの実も付けてはいなかった。
同時刻、全世界の全ゆっくりに生殖異常が発生したのだった。
ゆっくり業界に衝撃が奔った。
今まではそれこそ腐るほどに増え続けていたゆっくりの出産に突然、急ブレーキが掛かったのだ。
何百何千何万もの学者や研究者がその原因を調べたが、結果は解らず仕舞い。
頭部のみで動き、中身が甘味なゆっくり自体が既に不思議な存在だが、今回の事はそれに匹敵するような事態なのだ。
そして結局、結論は何時ものように『ゆっくりだから』に落ち着いてしまうのだった。
今まではそれこそ腐るほどに増え続けていたゆっくりの出産に突然、急ブレーキが掛かったのだ。
何百何千何万もの学者や研究者がその原因を調べたが、結果は解らず仕舞い。
頭部のみで動き、中身が甘味なゆっくり自体が既に不思議な存在だが、今回の事はそれに匹敵するような事態なのだ。
そして結局、結論は何時ものように『ゆっくりだから』に落ち着いてしまうのだった。
今回の事態に大打撃を受けたのが勿論、ゆっくりを扱っている加工所とゆっくりショップだ。
加工所はゆっくりを用いた甘味の生産が軒並みストップしてしまい、ショップはゆっくり全体(バッジ付き・希少種・餌用問わず)の値段を上げざるを得なくなってしまった。
幸いにしてゆっくりが全く生まれないという事は避けられた。正確に言うと、極端に子供が出来なくなったというのが正解だ。
植物型妊娠では稀にしか出来ないが、胎生型妊娠であればほぼ確実に出来る。ただ、出来るのは何故かどちらも一匹という謎であったが……。
加工所はゆっくりを用いた甘味の生産が軒並みストップしてしまい、ショップはゆっくり全体(バッジ付き・希少種・餌用問わず)の値段を上げざるを得なくなってしまった。
幸いにしてゆっくりが全く生まれないという事は避けられた。正確に言うと、極端に子供が出来なくなったというのが正解だ。
植物型妊娠では稀にしか出来ないが、胎生型妊娠であればほぼ確実に出来る。ただ、出来るのは何故かどちらも一匹という謎であったが……。
さて、多くの業界、人々を驚愕させた珍事ではあったが、半年も経つとそれに順応していくのが社会である。
人々は既に仕方のない事と割り切り、変わらないゆっくりとの生活を送っていた。むしろ野良ゆっくりなどが増えなくなって喜ぶ声もあがるくらいだ。
が、勿論それをよく思わない者もいるわけで……。
人々は既に仕方のない事と割り切り、変わらないゆっくりとの生活を送っていた。むしろ野良ゆっくりなどが増えなくなって喜ぶ声もあがるくらいだ。
が、勿論それをよく思わない者もいるわけで……。
「やあ、れいむにまりさ。僕のお家に来ないかい?」
その筆頭が実は虐待鬼威慘だったりする。
「あまあまもふかふかのベッドだってあるよ?」
生殖異常が原因でショップゆっくりの値が上がったのは周知の事実であったが、それを越える勢いで希少性・値段が跳ね上がったのが、なんと野良、特にゲスであった。
何故に野良如きが思われるかもしれないが、それはゆっくりの脆弱性が原因だ。
何故に野良如きが思われるかもしれないが、それはゆっくりの脆弱性が原因だ。
「温かいご飯に快適な部屋。君達で言うなら、最高のゆっくりプレイスじゃないかな?」
饅頭が人間社会で生きようとするのだから当然ではあるのだが、野良はとにかく死に易い。
餓死や凍死は勿論。焼死憤死溺死窒息死すっきり死圧死轢死出餡死ショック死爆死転落死自殺に他殺と、ある種のエキスパートに近い。
そんな彼らの脆弱性を補っていたのが旺盛な繁殖力であったのだが、それを大幅に封じられた野良達は加速的に数を減らしてしまっていた。
餓死や凍死は勿論。焼死憤死溺死窒息死すっきり死圧死轢死出餡死ショック死爆死転落死自殺に他殺と、ある種のエキスパートに近い。
そんな彼らの脆弱性を補っていたのが旺盛な繁殖力であったのだが、それを大幅に封じられた野良達は加速的に数を減らしてしまっていた。
「おちびちゃん?勿論!『幾らでも』つくってもらって結構だよ!」
そんな中でもゲスな個体、それの死亡率は半端ではなかった。
元々が不快な存在な上に知能が最悪なので、変わらず人間に平気で突っ掛かって逝く。人間も居丈高な物言いや態度につい潰してしまう。
この悪循環がゲス個体の死を加速させてしまったのだ。
元々が不快な存在な上に知能が最悪なので、変わらず人間に平気で突っ掛かって逝く。人間も居丈高な物言いや態度につい潰してしまう。
この悪循環がゲス個体の死を加速させてしまったのだ。
「僕は君達が欲しい。君達はゆっくりが欲しい。利害は一致してる筈だ」
そんな死活問題を、多くの野良ゆっくりで成長してきた鬼威慘たちが許す筈も無かった。
今まで吐いて捨てるぐらいいた野良が急速に姿を見せなくなっていった。家に侵入する野良も、生意気に突っ掛かってくる野良さえ珍しくなってしまった。
鬼威惨たちにとってそれはまるで、幼い頃に大事にしていた宝物が無くなってしまうのと同じ様なこと。
彼等は嘆いた。どうして自分達はあんなに雑に野良ゆっくりを扱っていたのだろう、と。
しかし、だからこそ彼等は思い至ることが出来た。
今まで吐いて捨てるぐらいいた野良が急速に姿を見せなくなっていった。家に侵入する野良も、生意気に突っ掛かってくる野良さえ珍しくなってしまった。
鬼威惨たちにとってそれはまるで、幼い頃に大事にしていた宝物が無くなってしまうのと同じ様なこと。
彼等は嘆いた。どうして自分達はあんなに雑に野良ゆっくりを扱っていたのだろう、と。
しかし、だからこそ彼等は思い至ることが出来た。
「だから、僕の飼いゆっくりになってよ」
今までが雑だったのであれば、これからは『大事に』扱ってやればいいのだと。
「「……」」
とある鬼威惨のお家、そこで例のれいむとまりさの番は飼いゆっくりとして生活している。
例の異常のおかげで結局、二匹は子をつくることが出来ずにいた。
植物型妊娠では全く子が出来る様子は無く、胎生型妊娠も考えたが、どちらも狩りが得意ではなかった為に泣く泣く断念せざるを得なかった。
子を成すという僅かなゆっくりさえ許されない境遇に絶望しかけていたが、そんな二匹を拾ったのが件の鬼威惨だった。
彼は野良である自分達に飼いゆっくりになることを持ち掛けてきた。
それなりに野良暮らしが長い二匹は最初はいぶかしんだものの、所詮はゆっくり。あまあまやおちびちゃんと言った魅力の前には猜疑などあって無い様なものだった。
例の異常のおかげで結局、二匹は子をつくることが出来ずにいた。
植物型妊娠では全く子が出来る様子は無く、胎生型妊娠も考えたが、どちらも狩りが得意ではなかった為に泣く泣く断念せざるを得なかった。
子を成すという僅かなゆっくりさえ許されない境遇に絶望しかけていたが、そんな二匹を拾ったのが件の鬼威惨だった。
彼は野良である自分達に飼いゆっくりになることを持ち掛けてきた。
それなりに野良暮らしが長い二匹は最初はいぶかしんだものの、所詮はゆっくり。あまあまやおちびちゃんと言った魅力の前には猜疑などあって無い様なものだった。
「「……ゆっ」」
二匹の生活は一変した。
前までは食事抜きも珍しくなかったのに、今では三食おやつ付きである。
寝る時も寒さや外敵の脅威に晒されることは無くなった。ふかふかのクッションに強固なケージが二匹の安全を約束してくれている。
そして何より、念願だった子供もつくることが出来た。れいむとまりさに似た可愛い子供だ。
前までは食事抜きも珍しくなかったのに、今では三食おやつ付きである。
寝る時も寒さや外敵の脅威に晒されることは無くなった。ふかふかのクッションに強固なケージが二匹の安全を約束してくれている。
そして何より、念願だった子供もつくることが出来た。れいむとまりさに似た可愛い子供だ。
「「……ゆっく、り」」
家に来た当初、二匹は幸せだった。
拾われた先に待っていたのは、野良ゆっくり全ての夢である正に飼いゆっくりの生活だった。
喜んだ、嬉しんだ、しあわせーを感じた、狂喜した、涙した、夢かと疑った、欣喜雀躍した。
二匹は確かに幸せだった。しかし、
拾われた先に待っていたのは、野良ゆっくり全ての夢である正に飼いゆっくりの生活だった。
喜んだ、嬉しんだ、しあわせーを感じた、狂喜した、涙した、夢かと疑った、欣喜雀躍した。
二匹は確かに幸せだった。しかし、
「お待たせ。おちびちゃんの相手も終わったし、ご飯にしようか」
幸せは幻想に過ぎなかった。何故なら、拾った彼は正真正銘の虐待鬼威惨だから。
彼の手には微動するだけの一匹の赤れいむ。れいむとまりさの初めて産んだ子供である。
一見、何処にも外傷を負った様には見えない。が、よく見てみると皮の上には、僅かな赤みとみみず腫れが浮かんでいる。
彼の手には微動するだけの一匹の赤れいむ。れいむとまりさの初めて産んだ子供である。
一見、何処にも外傷を負った様には見えない。が、よく見てみると皮の上には、僅かな赤みとみみず腫れが浮かんでいる。
「ゆ……。ぴぃっ……」
「ゆああっ……。おちびちゃん……」
「ゆああっ……。おちびちゃん……」
蚊の鳴く様な声を漏らす赤れいむに、二匹は静かに涙する。
既に何度も繰り返されたこととはいえ、慣れることなどあり得ない。
ただ、どうしてどうしてと自問するばかりであった。
そんな彼らに反して、飼い主である鬼威慘はそれはゆっくりした顔で告げる。
既に何度も繰り返されたこととはいえ、慣れることなどあり得ない。
ただ、どうしてどうしてと自問するばかりであった。
そんな彼らに反して、飼い主である鬼威慘はそれはゆっくりした顔で告げる。
「いやー、やっぱり赤ゆっくりを傷付けずに虐待するのって難しいね。君達と同じ様にやってたらすぐに駄目になっちゃうし。
ああ、心配しないで、もうヘマはしないから!今回は小麦粉とオレンジジュース使っちゃったけど、次は傷一つ無いように頑張るからさ!」
ああ、心配しないで、もうヘマはしないから!今回は小麦粉とオレンジジュース使っちゃったけど、次は傷一つ無いように頑張るからさ!」
理不尽な事を言われているのは分かっているが、二匹は何も言い返しはしない。無駄だと理解しているからだ。
飼いゆっくりになった初日、二匹は赤れいむと同じ様な目に遭った。当然、やめてくれと懇願したが、鬼威慘は聞き入れてはくれなかった。
何故なら、二匹を拾ったのは当然、虐待するのが目的だったからだ。
飼いゆっくりになった初日、二匹は赤れいむと同じ様な目に遭った。当然、やめてくれと懇願したが、鬼威慘は聞き入れてはくれなかった。
何故なら、二匹を拾ったのは当然、虐待するのが目的だったからだ。
「でも、輪ゴムでも傷付くって、赤ゆっくりの扱いは本当に困るなぁ……。明日はビニール紐でも使ってみるかな?」
ただ従来の虐待とは異なるのは、虐待方法が実に丁寧だったという所だ。
以前程に野良ゆっくりの入手が容易ではなくなったことから、鬼威慘の間では自然とその様な傾向が生まれていた。
勿論、従来の豪快な虐待を好む鬼威慘も多いが、新たな虐待方法に目覚めたり、初心の気分に戻るという鬼威慘も多く、意外と支持されているのだ。
その多くは彼の様に、あまり懐が裕福ではない鬼威慘が多かったりする。ショップで買う金の無い者達だ。
以前程に野良ゆっくりの入手が容易ではなくなったことから、鬼威慘の間では自然とその様な傾向が生まれていた。
勿論、従来の豪快な虐待を好む鬼威慘も多いが、新たな虐待方法に目覚めたり、初心の気分に戻るという鬼威慘も多く、意外と支持されているのだ。
その多くは彼の様に、あまり懐が裕福ではない鬼威慘が多かったりする。ショップで買う金の無い者達だ。
「おちびちゃん……。ぺーろぺーろしてあげるね?」
「まりさも、してあげるんだぜ……」
「ゆぴぃっ……。ぴひっ……」
「まりさも、してあげるんだぜ……」
「ゆぴぃっ……。ぴひっ……」
二匹は痛む身体に鞭を打ち、愛する我が子を労わる様に舐め上げる。
赤れいむは意識を失いながらも、両親の確かな愛情を感じたのか、苦しげだった表情が僅かに緩んだ。
そして、本来ならばそんな安い親子愛など真っ先に潰すであろう鬼威惨は、何をするでもなく笑顔を浮かべながら佇んでいた。
潰したい、でも簡単に壊れてもらっては困る。彼等は大事な『おもちゃ』なのだから。
赤れいむは意識を失いながらも、両親の確かな愛情を感じたのか、苦しげだった表情が僅かに緩んだ。
そして、本来ならばそんな安い親子愛など真っ先に潰すであろう鬼威惨は、何をするでもなく笑顔を浮かべながら佇んでいた。
潰したい、でも簡単に壊れてもらっては困る。彼等は大事な『おもちゃ』なのだから。
「ゆひっ……。ゆぅ……」
「おちびちゃん、いたいいたいなところはない?」
「おとーさんたちは、おちびちゃんのためならなんだってしてあげるのぜ……」
「おちびちゃん、いたいいたいなところはない?」
「おとーさんたちは、おちびちゃんのためならなんだってしてあげるのぜ……」
野良ゆっくりの数が少なくなってきたのなら、探し出して連れ帰り、長く使えばいいだけのこと。
かと言って、ストレスで簡単に死なれても困る。その為なら、多少は大事にしてやらないでもないと言うわけだ。
ご飯はちゃんとあげるし、寝床だって与えてやる。最低限のゆっくりだって約束する。
その代わりに虐待する。それはそれは丁寧に、以前までとはまるで逆に、宝物の様に大切に大切に扱っていくのであった。
それはきっと彼らのゆん生が尽きるまで。
かと言って、ストレスで簡単に死なれても困る。その為なら、多少は大事にしてやらないでもないと言うわけだ。
ご飯はちゃんとあげるし、寝床だって与えてやる。最低限のゆっくりだって約束する。
その代わりに虐待する。それはそれは丁寧に、以前までとはまるで逆に、宝物の様に大切に大切に扱っていくのであった。
それはきっと彼らのゆん生が尽きるまで。
「よし、ご飯にするか!明日はもうちょっと限界に挑戦するつもりだからね。体力つくご飯にしてあげるから期待しててね!
そうそう、そろそろ新しい赤ちゃんが欲しいね?欲しいよね?うん、そうだろう?僕も見たいし触りたいから、ゆっくりしないで子作りしてね!
じゃあ、ご飯までにそのおちびちゃん起こしといてね?一緒にいただきますが出来ないような子はお仕置きだからね!」
そうそう、そろそろ新しい赤ちゃんが欲しいね?欲しいよね?うん、そうだろう?僕も見たいし触りたいから、ゆっくりしないで子作りしてね!
じゃあ、ご飯までにそのおちびちゃん起こしといてね?一緒にいただきますが出来ないような子はお仕置きだからね!」
三匹の瞳は、未来は、あまりに暗い。
マイナス面が大きい今回の生殖異常ではあったが、意外なメリットも存在した。
それはゆっくりの繁殖方法が主に胎生型妊娠になったことと、一匹しか生まれないことで受け継がれる餡子の比重が増したことだ。
胎生型は母体が動けなくなるデメリットが存在するが、植物型妊娠よりも安全に身体の強い(ゆっくり基準で)個体を生み易い。
そして何より、両親の性格や特性を受け継ぎ易い。これは異常が発生してからは特に顕著だ。
例として、ショップ生まれの金バッチゆっくりが子を成した場合は、
それはゆっくりの繁殖方法が主に胎生型妊娠になったことと、一匹しか生まれないことで受け継がれる餡子の比重が増したことだ。
胎生型は母体が動けなくなるデメリットが存在するが、植物型妊娠よりも安全に身体の強い(ゆっくり基準で)個体を生み易い。
そして何より、両親の性格や特性を受け継ぎ易い。これは異常が発生してからは特に顕著だ。
例として、ショップ生まれの金バッチゆっくりが子を成した場合は、
「おとうしゃん!まりちゃをみちぇみちぇ!まりちゃきょんなにぴょんぴょんできるようにだったんだじぇ!」
「ゆーっ!おちびちゃんはまだおちびちゃんなのに、もうあんなにたかくとんでるんだぜ!」
「まりしゃしゅごい?きにょうはみんにゃときゃけっこして、はちゆんぬきもしちゃったのじぇ!」
「むきゅー!まりさのうんっどうしんっけいをかんっぺき!にうけついだおちびちゃんだわ!!」
「もうはちのかずまでかぞえられるなんて、ぱちゅりーのずのうもうけついでるのぜ!」
「むきゅ!ぱちぇたちもはながたかいわ!」
「ゆうぅ……。しょれほどでもないのじぇ……」
「ゆーっ!おちびちゃんはまだおちびちゃんなのに、もうあんなにたかくとんでるんだぜ!」
「まりしゃしゅごい?きにょうはみんにゃときゃけっこして、はちゆんぬきもしちゃったのじぇ!」
「むきゅー!まりさのうんっどうしんっけいをかんっぺき!にうけついだおちびちゃんだわ!!」
「もうはちのかずまでかぞえられるなんて、ぱちゅりーのずのうもうけついでるのぜ!」
「むきゅ!ぱちぇたちもはながたかいわ!」
「ゆうぅ……。しょれほどでもないのじぇ……」
この赤まりさの様に極めてハイレベルな子が、以前よりも生まれてき易い。
しかも両親が素直な個体であれば、ゆっくり特有の自尊心を最初から持たない、謙虚な個体さえ生まれてくる。
ゆっくりペット業界としては嬉しい誤算だったと言っていい。
以降、ゆっくりの餡統は更に厳しいものになっていったのだった。
しかも両親が素直な個体であれば、ゆっくり特有の自尊心を最初から持たない、謙虚な個体さえ生まれてくる。
ゆっくりペット業界としては嬉しい誤算だったと言っていい。
以降、ゆっくりの餡統は更に厳しいものになっていったのだった。
さて、この胎生型妊娠でのメリットが適用されるのは勿論、優秀な個体だけではない。
野良やゲスだろうが、変わりはしないのだ。そして、
野良やゲスだろうが、変わりはしないのだ。そして、
「「ずっぎりぃいいいいーっ!!」」
そこに目をつける人間も当然いたりする。
「ゆああ……。ばりざまだにんっじんじぢゃっだぁ……」
「ゆひ……。あ、あでぃずもう、ずっぎりでぎないわぁ……」
「ゆひ……。あ、あでぃずもう、ずっぎりでぎないわぁ……」
まりさとありすの二匹は、すっきりの余韻に浸るでもなく、息も絶え絶えにそう呟いた。
二匹がいるのは部屋だった。それもゆっくり視点から見れば、とてもゆっくり出来るような部屋。
ベッドにクッション、揺り籠その他と、まるで子供をつくる為に作られたような部屋である。
事実、二匹はこの部屋で子作りに励んでいる。それも数えられない程に、だ。
二匹がいるのは部屋だった。それもゆっくり視点から見れば、とてもゆっくり出来るような部屋。
ベッドにクッション、揺り籠その他と、まるで子供をつくる為に作られたような部屋である。
事実、二匹はこの部屋で子作りに励んでいる。それも数えられない程に、だ。
「おいおい、ありすちゃんよぉ。お前がすっきりしたいって言うから、こうやって連れて来て相手まで見繕ってやったんだぞ?まだまだ頑張ってくれないと困るよ?」
「ぞ、そんなごどいっだっで……。ありずはもうげんかい……」
「んなこと言ったって、お前らオレンジジュースと食い物やれば何回だってするじゃん。
あんま弱音を吐くんじゃないよ?こっちはその絶倫具合が羨ましいっていうのにさぁ……」
「ぞ、そんなごどいっだっで……。ありずはもうげんかい……」
「んなこと言ったって、お前らオレンジジュースと食い物やれば何回だってするじゃん。
あんま弱音を吐くんじゃないよ?こっちはその絶倫具合が羨ましいっていうのにさぁ……」
ありすの抗議をにべも無く否定する男。一応は二匹の飼い主にあたるのだが、男は問われれば否定するだろう。
彼はある理由の為に彼らを飼っているにすぎないのだから。
彼はある理由の為に彼らを飼っているにすぎないのだから。
「ほら、まりさちゃんも何時までも呆けてないで、出産の準備をしましょうねー」
「……!?ま、まりさもういやなんだぜっ!?しゅっさんはゆっくりできないんだぜ!!」
「はいはい、ゆっくりゆっくり」
「……!?ま、まりさもういやなんだぜっ!?しゅっさんはゆっくりできないんだぜ!!」
「はいはい、ゆっくりゆっくり」
――ぶすりっ!
「ゆぎぃっ!?おぢゅうしゃざんはゆっぐりでぎないぃいい!!ぬいでぇえええええっ!!!」
「相変わらず五月蠅いなあ……。この後のがもっと痛いんだから慣れろよな?」
「ぞんなごどいっだっで……!?ゆあああ!!おちびちゃん、まっでおおぎぐなりずぎだよ!!ゆっぐりじでないよぉおおお!?」
「ははは。いつみてもこの瞬間は面白いな」
「相変わらず五月蠅いなあ……。この後のがもっと痛いんだから慣れろよな?」
「ぞんなごどいっだっで……!?ゆあああ!!おちびちゃん、まっでおおぎぐなりずぎだよ!!ゆっぐりじでないよぉおおお!?」
「ははは。いつみてもこの瞬間は面白いな」
母体となったまりさに男が注射を打つと、途端にまりさの下腹部が肥大した。勿論、まりさの腹の中の赤ゆっくりだ。
男がまりさに打ち込んだ中身、それは成長促進剤とオレンジジュースの混合水だ。男はこうやって何度も赤ゆっくりの出産を早めている。
飲ませてもいいのだが、直接打ち込んだ方が効きが早かったりする。打ち込んで一分で出産が始まるぐらいには……。
男がまりさに打ち込んだ中身、それは成長促進剤とオレンジジュースの混合水だ。男はこうやって何度も赤ゆっくりの出産を早めている。
飲ませてもいいのだが、直接打ち込んだ方が効きが早かったりする。打ち込んで一分で出産が始まるぐらいには……。
「ゆぎぎっ……。まっでねおぢびぢゃん、おがあざんじゅんびがっ……!」
「ま、まりざ……!?」
「準備なら出来てるから。ほら、さっさと産んじまいな」
「ゆぐっ……!だべ、おぢびぢゃ、うばれじゃゆぎいいぃいいい!?」
「ま、まりざ……!?」
「準備なら出来てるから。ほら、さっさと産んじまいな」
「ゆぐっ……!だべ、おぢびぢゃ、うばれじゃゆぎいいぃいいい!?」
生まれ行く赤ゆっくりの未来を知るまりさは必死に子を中に留めようとしたが、何度も産んだ産道は予想以上に緩んでしまっていた。
まりさの奮闘も虚しく、ぽんっ!という軽い音と共に、赤ゆっくりは産道から外界へと飛び出した。布を持って待ち構える男の手の中へ。
生まれたのはまりさと同じまりさ種だった。
赤まりさはしばらく布の中でもぞもぞと蠢いていたが、ぱっと顔を上げた途端、きりっと眉を上げ第一声を発した。
まりさの奮闘も虚しく、ぽんっ!という軽い音と共に、赤ゆっくりは産道から外界へと飛び出した。布を持って待ち構える男の手の中へ。
生まれたのはまりさと同じまりさ種だった。
赤まりさはしばらく布の中でもぞもぞと蠢いていたが、ぱっと顔を上げた途端、きりっと眉を上げ第一声を発した。
「まりちゃはまりちゃなんだじぇ!ゆっくりしちぇいっちぇね!!」
本ゆんとしては会心の挨拶だったのだろう、数瞬は恍惚とした表情で両親からの返事を待っていた。
だが五秒、十秒。待っても返事はなかなか返ってこず、赤まりさはすぐに愚図り出した。
だが五秒、十秒。待っても返事はなかなか返ってこず、赤まりさはすぐに愚図り出した。
「どおしちぇおへんじしちぇくれにゃいの!?まりちゃがあいしゃつしちぇやっちぇるのじぇえええーっ!?」
「「ゆっ……。おちびちゃん、ゆっくりしていってね……?」」
「おしょしゅぎなのじぇえええ!!つぎにまりちゃがあいしゃつしちゃら、しゅぐにへんじしゅるんだよこのぐじゅ!!」
「「ごべんねぇ……、おちびちゃん……」」
「あやみゃってしゅむちょおもっちぇるの!?ほんちょうにくじゅなおやだにぇ!まりちゃのきゃがやしいみりゃいにきじゅがちゅいちゃうよ!!」
「「ゆっ……。おちびちゃん、ゆっくりしていってね……?」」
「おしょしゅぎなのじぇえええ!!つぎにまりちゃがあいしゃつしちゃら、しゅぐにへんじしゅるんだよこのぐじゅ!!」
「「ごべんねぇ……、おちびちゃん……」」
「あやみゃってしゅむちょおもっちぇるの!?ほんちょうにくじゅなおやだにぇ!まりちゃのきゃがやしいみりゃいにきじゅがちゅいちゃうよ!!」
慌てて返事を返すまりさとありすだったが、赤まりさはそれを許さない。
生まれて間もなく両親をクズ呼ばわりするあたり、筋金入りのゲスゆっくりである。
だが、この赤まりさに次も輝かしい未来も無かった。両親の謝罪は果たして何に対するものだったのか……。
それを赤まりさが理解するすることなく、男は勝手に進めていく
生まれて間もなく両親をクズ呼ばわりするあたり、筋金入りのゲスゆっくりである。
だが、この赤まりさに次も輝かしい未来も無かった。両親の謝罪は果たして何に対するものだったのか……。
それを赤まりさが理解するすることなく、男は勝手に進めていく
「うんうん、元気の良い『鳴き声』だ」
「ゆ?くしょにんげん!?どおしちぇくしょにんげんがまりちゃしゃまにしゃわってるにょおおお!?」
「こんだけ性根の腐ったようなゲスは久し振りだな。きっと良い値がつくぞぉ……!」
「きいちぇるのかくしょにんげんっ!とっととしょのうんうんのちゅいちゃようなきちゃないてかりゃ、まりちゃをはなしゅのじぇ!!」
「さあて、『商品』の準備でもするか。あ、赤れいむの発注も来てたんだ、早くしないと……」
「むししゅるにゃああああっ!!まりちゃのいうこちょをきけ、くしょにんげんがぁあああぁあああっ!!!」
「ゆ?くしょにんげん!?どおしちぇくしょにんげんがまりちゃしゃまにしゃわってるにょおおお!?」
「こんだけ性根の腐ったようなゲスは久し振りだな。きっと良い値がつくぞぉ……!」
「きいちぇるのかくしょにんげんっ!とっととしょのうんうんのちゅいちゃようなきちゃないてかりゃ、まりちゃをはなしゅのじぇ!!」
「さあて、『商品』の準備でもするか。あ、赤れいむの発注も来てたんだ、早くしないと……」
「むししゅるにゃああああっ!!まりちゃのいうこちょをきけ、くしょにんげんがぁあああぁあああっ!!!」
赤ちゃん特有の愛らしさは微塵も無く、醜く叫ぶ赤まりさ。
しかし、男は全く耳を貸さずに赤まりさを持ち運んでいった。価値ある商品として。
これが男が二匹を飼う理由。そう、男はゆっくりの販売者なのだ。
それもゲス専門のだ。
しかし、男は全く耳を貸さずに赤まりさを持ち運んでいった。価値ある商品として。
これが男が二匹を飼う理由。そう、男はゆっくりの販売者なのだ。
それもゲス専門のだ。
かつては何処にでもいたゲスゆっくりも、野良と同様にその姿を徐々に消していっていた。
すると当然、需要に供給が追い付かなくなるわけで、虐待家にとっては大問題になってしまった。
そこで新たに生まれたのが、男の様なゲス専門の販売者だ。
どうやっても一匹しか生まれないので生産はそれ程でもないが、ゲス愛好家には簡単に手に入ると重宝されている。
すると当然、需要に供給が追い付かなくなるわけで、虐待家にとっては大問題になってしまった。
そこで新たに生まれたのが、男の様なゲス専門の販売者だ。
どうやっても一匹しか生まれないので生産はそれ程でもないが、ゲス愛好家には簡単に手に入ると重宝されている。
「おちびちゃん、どぼじで……」
「おちびちゃん……。おちびちゃん……」
「おちびちゃん……。おちびちゃん……」
胎生型妊娠をする以上、ゲスを生むにはゲス同士でなければならない。
この二匹はれいぱーとゲスの個体だった。それ故に男に目をつけられ、何十と子供を生まされた。
二匹だけではない。男のお眼鏡に適ってしまったゲスは全て同じ末路を辿っている。
ゲスの需要は存外多く、ゲスとして質の高いゆっくりには諭吉が使われる。
男にとってゆっくりは既に金の成る木でしかない。
この二匹はれいぱーとゲスの個体だった。それ故に男に目をつけられ、何十と子供を生まされた。
二匹だけではない。男のお眼鏡に適ってしまったゲスは全て同じ末路を辿っている。
ゲスの需要は存外多く、ゲスとして質の高いゆっくりには諭吉が使われる。
男にとってゆっくりは既に金の成る木でしかない。
「お、れいむにまりさも終わったか。待ってろよ、後で注射してやるから。ははっ、泣くほど嬉しいか、そうかそうか。
ん、ぱちゅりーも生まれたか。おお、見事にもりけん(笑)そうなおちびちゃんじゃないか!俺の為にありがとうな、ぱちゅりー。
ありすとまりさもお疲れだったな。とりあえず今日のノルマはあと三匹だから、ご飯一杯食べてしっかり休んでくれよ」
ん、ぱちゅりーも生まれたか。おお、見事にもりけん(笑)そうなおちびちゃんじゃないか!俺の為にありがとうな、ぱちゅりー。
ありすとまりさもお疲れだったな。とりあえず今日のノルマはあと三匹だから、ご飯一杯食べてしっかり休んでくれよ」
こうして、ハイブリットなゲスゆっくりは日々生み出されていった。
彼らの未来も、また暗い。
彼らの未来も、また暗い。
ゆっくりの生殖異常が問題となってから、更に数年が経った頃。
「おねえさん!れいむといっしょにゆっくりしていってね!!」
「ゆあーん?くそにんげんがなにきやすくまりささまをみてるのぜ?しにたいのかぜぇ!?」
「な、なかなかとかいはなおにいさんね!とくべつにありすをかっても、いいわよ……?」
「むきゅーっ!どうしてくそにんげんはぱちぇをかいゆっくりにしないのぉおおお!?ぱちぇのようなたいきをくさらせるなんてしょうき!?」
「えいえんのみかんのたいきなんだねー。わかるよー」
「さなえにおにいさんをしんこうさせてくだしゃい!おねがいしましゅ!」
「わざとかみかみなくちょうでかわいさをえんしゅつとは……。さすがさなえ、あざといみょん……!」
「ゆあーん?くそにんげんがなにきやすくまりささまをみてるのぜ?しにたいのかぜぇ!?」
「な、なかなかとかいはなおにいさんね!とくべつにありすをかっても、いいわよ……?」
「むきゅーっ!どうしてくそにんげんはぱちぇをかいゆっくりにしないのぉおおお!?ぱちぇのようなたいきをくさらせるなんてしょうき!?」
「えいえんのみかんのたいきなんだねー。わかるよー」
「さなえにおにいさんをしんこうさせてくだしゃい!おねがいしましゅ!」
「わざとかみかみなくちょうでかわいさをえんしゅつとは……。さすがさなえ、あざといみょん……!」
ゆっくりの値は更に上がっていた。
このゆっくりショップも通常種、希少種、ゲス問わずに軒並み上がっている。
少しでも売れるように愛で用、虐待用に分けられていたり、店の努力が伺える。
中でも一際目立つ様に設置されているのが、
このゆっくりショップも通常種、希少種、ゲス問わずに軒並み上がっている。
少しでも売れるように愛で用、虐待用に分けられていたり、店の努力が伺える。
中でも一際目立つ様に設置されているのが、
「へー。野生ゆっくりコーナーなんて出来たんだ」
そう、野生ゆっくりを取り扱う一角だ。
野良、ゲスが死に易いのは勿論だが、それに負けていないのが野生ゆっくりだ。
厳しい自然を生きる逞しい野生ゆっくり達も、繁殖に障害が出たのは痛恨だった。
その数は以前とは比べるまでもなく減少してしまっていた。
しかし、それだけにその希少性は金となる。
野良、ゲスが死に易いのは勿論だが、それに負けていないのが野生ゆっくりだ。
厳しい自然を生きる逞しい野生ゆっくり達も、繁殖に障害が出たのは痛恨だった。
その数は以前とは比べるまでもなく減少してしまっていた。
しかし、それだけにその希少性は金となる。
「えーと、なになに?
『番に餌を貢がせ続け、最後はその番を食べて越冬に成功したでいぶ』、
『文武に優れ善良、捕食種さえ容易く返り討ちにする英雄まりさ』、
『一晩で群れの全ゆんをレイプし、壊滅させた伝説を持つ絶倫ありす』、
『見当違いな助言でドスまりさを補助、群れを破滅の道へ導いた森の賢者ぱちゅりー』と。
……よくもまあ、こんな詳細な説明を。『養殖物』じゃないのか、これ?」
『番に餌を貢がせ続け、最後はその番を食べて越冬に成功したでいぶ』、
『文武に優れ善良、捕食種さえ容易く返り討ちにする英雄まりさ』、
『一晩で群れの全ゆんをレイプし、壊滅させた伝説を持つ絶倫ありす』、
『見当違いな助言でドスまりさを補助、群れを破滅の道へ導いた森の賢者ぱちゅりー』と。
……よくもまあ、こんな詳細な説明を。『養殖物』じゃないのか、これ?」
野生ゆっくりは自然が少ない地域ほど価値が出る。
街に住む野良とはまた違った習性などが珍しがられ、善良だろうがゲスだろうが飛ぶ様に売れてゆく。
それ故に偽物も多く、青年の言う人工的な環境で育てられた養殖物のゆっくりも多く出回っている。
街に住む野良とはまた違った習性などが珍しがられ、善良だろうがゲスだろうが飛ぶ様に売れてゆく。
それ故に偽物も多く、青年の言う人工的な環境で育てられた養殖物のゆっくりも多く出回っている。
「まあ、ゆっくりなら何でもいいんだけどな。でも、折角見たんだしこの中から買っていくか」
とは言っても、たとえ何であれ、それがゆっくりであれば満足してしまう。
人間はゆっくりを飼うことで、それぞれそれに見合うゆっくりを得るのだから。
人間はゆっくりを飼うことで、それぞれそれに見合うゆっくりを得るのだから。
「んー、よし!すみません、この英雄まりさください」
「はい、ありがとうございます。○万になります」
「うおっ、ちょっと奮発し過ぎたかな……?」
「はい、ありがとうございます。○万になります」
「うおっ、ちょっと奮発し過ぎたかな……?」
この青年がまりさをどのように飼うのかは分からない。
愛でるのか。それとも虐待するのか。
愛でるのか。それとも虐待するのか。
「お待たせしました。商品をお受け取り下さい」
「あ、その前にまりさとちょっとだけ話してもいいですか?」
「ええ、構いませんよ。……はい、どうぞ」
「あ、その前にまりさとちょっとだけ話してもいいですか?」
「ええ、構いませんよ。……はい、どうぞ」
この先のまりさの未来が、明るいか暗いかも分からない。
「ゆっくりしていってね、おにいさん!まりさ、おにいさんをゆっくりさせられるようにがんばるよ!!」
「ああ。ゆっくりさせてもらうよ、まりさ」
「ああ。ゆっくりさせてもらうよ、まりさ」
分かるのは、ゆっくりは確かに価値を得たという事実と、青年は確かなゆっくりを得るであろうという必然だけである。
後書き
ゲスや野良が重宝される世界があったっていいじゃないですか!って作品です。
まあ、そのベクトルがゆっくりにとって必ずしも良いとは限らないわけですがね……。
さて、実は私の投稿した作品も今回で九作目となりました。
次は節目の十作目。気合いを入れて書き上げようと思います。
拙作を読んで下さった皆さんに、多大な感謝を……。
ゲスや野良が重宝される世界があったっていいじゃないですか!って作品です。
まあ、そのベクトルがゆっくりにとって必ずしも良いとは限らないわけですがね……。
さて、実は私の投稿した作品も今回で九作目となりました。
次は節目の十作目。気合いを入れて書き上げようと思います。
拙作を読んで下さった皆さんに、多大な感謝を……。
書いた物
anko3049 賢いのは……
anko3065 まりさのお家
anko3092 田舎に帰ってゲスと戯れてみた 前編
anko3126 田舎に帰ってゲスと戯れてみた 中編
anko3172 田舎に帰ってゲスと戯れてみた 後編
anko3176 ゆっくりもこけーね
anko3201 そんな都合の良い設定は……
anko3214 れいむとけいっやく!
anko3049 賢いのは……
anko3065 まりさのお家
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anko3126 田舎に帰ってゲスと戯れてみた 中編
anko3172 田舎に帰ってゲスと戯れてみた 後編
anko3176 ゆっくりもこけーね
anko3201 そんな都合の良い設定は……
anko3214 れいむとけいっやく!