ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko3319 好みは人それぞれ
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ankoss
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『好みは人それぞれ』 21KB
愛で 虐待 差別・格差 飼いゆ 赤ゆ ゲス 捕食種 希少種 ペットショップ 現代 14作品目。ジャンル付けに頭を悩ませる今日この頃です。
愛で 虐待 差別・格差 飼いゆ 赤ゆ ゲス 捕食種 希少種 ペットショップ 現代 14作品目。ジャンル付けに頭を悩ませる今日この頃です。
注意書きです。
1 希少種がちょこっと出ます。
2 このSSは前作『anko3261 それぞれの願い』の外伝SSですが、前作を知らなくても十分読めると思います。
2 このSSは前作『anko3261 それぞれの願い』の外伝SSですが、前作を知らなくても十分読めると思います。
それでもOKという方のみ、どうぞ。
そこは、どこにでもあるような普通のゆっくりショップ。
ゆっくりショップには、名前の通り、ゆっくり関連の商品が販売されている。
普通のゆっくりや希少種のゆっくり、ゆっくり用の玩具や食品など、様々だ。
そんなゆっくりショップに、一人の客がやって来た。
その客は、外見は二十代位の、優しそうな青年だった。
青年が入口の前に立つと、自動ドアが開き、中から若い店員が出迎えた。
「あ、いらっしゃいま……、何でお前がここに居るんだ?」
青年の顔を見るなり、店員がそう尋ねた。
「お客様に対してお前呼ばわりは無いだろう。そういうお前こそ、何でここに居るんだ?」
店員の問い掛けに、青年はそう返した。
「俺は一週間前からここでバイトしてるんだよ」
「俺はここのお客様。それにしても、今度はゆっくりショップか。お前色々と転々としすぎじゃないか?」
「自由人と言えよ。まぁ立ち話もなんだから、お客様、中へどうぞってね」
青年と店員は、フレンドリーに会話しながら、中へと入って行った。
……何故この店員は、こんなにも青年に対して馴れ馴れしい態度を取っているのか。
実はこの店員は、青年の幼馴染であり、友人でもあった。
青年の方は普通にとある会社の社員として働いているが、店員こと友人は、定職に就いていなかった。
『俺の知らない天職が、この世にあるはずだ』と言って、過去に十数回の転職を経験している。
まるで、どこぞのアニメのフリーターのお兄さんである。
「あれ?そういや、ここバイト募集してたっけ?」
「あぁ、店長の話だと、前いた若い店員が不真面目で、自分から辞めたから空きが出来たからだとさ。まぁ、そのお陰で働けるんだけどな」
「ふーん」
「ところで、今日は何を探しているんだ?」
「あぁ、ゆっくりを探しているんだ」
「そういや、お前の家にはゆっくりがいたんだっけな。新しく別のゆっくりを買うのか?」
ゆっくりショップには、名前の通り、ゆっくり関連の商品が販売されている。
普通のゆっくりや希少種のゆっくり、ゆっくり用の玩具や食品など、様々だ。
そんなゆっくりショップに、一人の客がやって来た。
その客は、外見は二十代位の、優しそうな青年だった。
青年が入口の前に立つと、自動ドアが開き、中から若い店員が出迎えた。
「あ、いらっしゃいま……、何でお前がここに居るんだ?」
青年の顔を見るなり、店員がそう尋ねた。
「お客様に対してお前呼ばわりは無いだろう。そういうお前こそ、何でここに居るんだ?」
店員の問い掛けに、青年はそう返した。
「俺は一週間前からここでバイトしてるんだよ」
「俺はここのお客様。それにしても、今度はゆっくりショップか。お前色々と転々としすぎじゃないか?」
「自由人と言えよ。まぁ立ち話もなんだから、お客様、中へどうぞってね」
青年と店員は、フレンドリーに会話しながら、中へと入って行った。
……何故この店員は、こんなにも青年に対して馴れ馴れしい態度を取っているのか。
実はこの店員は、青年の幼馴染であり、友人でもあった。
青年の方は普通にとある会社の社員として働いているが、店員こと友人は、定職に就いていなかった。
『俺の知らない天職が、この世にあるはずだ』と言って、過去に十数回の転職を経験している。
まるで、どこぞのアニメのフリーターのお兄さんである。
「あれ?そういや、ここバイト募集してたっけ?」
「あぁ、店長の話だと、前いた若い店員が不真面目で、自分から辞めたから空きが出来たからだとさ。まぁ、そのお陰で働けるんだけどな」
「ふーん」
「ところで、今日は何を探しているんだ?」
「あぁ、ゆっくりを探しているんだ」
「そういや、お前の家にはゆっくりがいたんだっけな。新しく別のゆっくりを買うのか?」
「まぁな。……三日前に、突然死んじまったから、さ」
「……あ、悪い」
不味い事を聞いてしまったと思った友人は、青年にそう謝った。
「気にすんなよ。生き物には寿命があるもんさ。……ただなぁ、何の前触れも無く、ポックリ逝っちまったのはなぁ……」
「そうか……」
「良い奴だった。……いや、好きだった、と言った方が良いかな」
「……」
「今日は、そいつの代わりになりそうな奴を探しに来たんだよ」
「……よし!分かった!友人のよしみで、お前だけに一割引きのサービス価格で売ってやる!」
「いや、さすがにそれは悪いよ」
「と言うのは立て前で、毎月2の付く日は一割引きデーなんだよ」
「俺のちょっとした感動を返せ」
「まぁまぁ。取りあえず見てけよ」
友人にそう言われ、青年は店内を見回した。
「うーん……、今月はちょっとキツいから、財布に優しい値段のヤツが欲しいな」
「そういう専用のコーナーならあるけど、質や血統書とかは、あんまし保障出来ないぞ?」
「まぁ、一応見てみるよ」
青年の了承を得た友人は、青年を店内の中央の『ゆっくりコーナー』へと案内した。
不味い事を聞いてしまったと思った友人は、青年にそう謝った。
「気にすんなよ。生き物には寿命があるもんさ。……ただなぁ、何の前触れも無く、ポックリ逝っちまったのはなぁ……」
「そうか……」
「良い奴だった。……いや、好きだった、と言った方が良いかな」
「……」
「今日は、そいつの代わりになりそうな奴を探しに来たんだよ」
「……よし!分かった!友人のよしみで、お前だけに一割引きのサービス価格で売ってやる!」
「いや、さすがにそれは悪いよ」
「と言うのは立て前で、毎月2の付く日は一割引きデーなんだよ」
「俺のちょっとした感動を返せ」
「まぁまぁ。取りあえず見てけよ」
友人にそう言われ、青年は店内を見回した。
「うーん……、今月はちょっとキツいから、財布に優しい値段のヤツが欲しいな」
「そういう専用のコーナーならあるけど、質や血統書とかは、あんまし保障出来ないぞ?」
「まぁ、一応見てみるよ」
青年の了承を得た友人は、青年を店内の中央の『ゆっくりコーナー』へと案内した。
「ゆゆっ!!にんげんさん、まりさをかってほしいのぜ!」
「とかいはなありすと、いっしょにゆっくりしましょう!」
「おにいさんとゆっくりしたいんだねー、わかるよー」
「とかいはなありすと、いっしょにゆっくりしましょう!」
「おにいさんとゆっくりしたいんだねー、わかるよー」
『お手頃ゆっくりコーナー』では、名前の通り五百円から千円位の価格のゆっくり達が販売されていた。
ゆっくり達は透明なケースの中に入れられており、青年の顔を見るなり、色々とアプローチをかけてきた。
「へぇ、確かにお手頃な値段だ。前来た時には、こんなコーナーは無かったからな」
「店長の話だと、最近店の売り上げが下がり気味でさ、商品もピンかキリの二つしか無かったから、中間を取り入れてみたんだとさ。そうしたら、売り上げが少し伸びたらしい」
「やっぱどこの店でも、店長は頑張っているんだなぁ。……けどなぁ、今俺が欲しいのは、赤ゆなんだよ」
「あ、そうなのか?」
「なのに、このコーナーには赤ゆっくりがいないぞ?何でだ?」
「うーん、このコーナーは『手軽』をモットーにしてるんだよ。赤ゆから育てるって客はほとんどいなかったから、赤ゆは対象外なんだよ」
「……ちなみに、血統書付きの赤ゆとかは、いくらだ?」
「少なくとも、お手頃ではないな」
友人の説明を聞いた青年は、深くため息をついた。
「……やっぱ、キリの方から探すか」
「良いのか?キリの方は、かなり劣悪だぞ?」
「見ないよりも、見た方が良いさ」
青年はそう言うと、店内の隅の『ゆんやーコーナー』の方へと足を運んだ。
ゆっくり達は透明なケースの中に入れられており、青年の顔を見るなり、色々とアプローチをかけてきた。
「へぇ、確かにお手頃な値段だ。前来た時には、こんなコーナーは無かったからな」
「店長の話だと、最近店の売り上げが下がり気味でさ、商品もピンかキリの二つしか無かったから、中間を取り入れてみたんだとさ。そうしたら、売り上げが少し伸びたらしい」
「やっぱどこの店でも、店長は頑張っているんだなぁ。……けどなぁ、今俺が欲しいのは、赤ゆなんだよ」
「あ、そうなのか?」
「なのに、このコーナーには赤ゆっくりがいないぞ?何でだ?」
「うーん、このコーナーは『手軽』をモットーにしてるんだよ。赤ゆから育てるって客はほとんどいなかったから、赤ゆは対象外なんだよ」
「……ちなみに、血統書付きの赤ゆとかは、いくらだ?」
「少なくとも、お手頃ではないな」
友人の説明を聞いた青年は、深くため息をついた。
「……やっぱ、キリの方から探すか」
「良いのか?キリの方は、かなり劣悪だぞ?」
「見ないよりも、見た方が良いさ」
青年はそう言うと、店内の隅の『ゆんやーコーナー』の方へと足を運んだ。
「くそじじいぃぃぃぃっ!!まりささまをかうんだぜえぇぇぇぇっ!!」
「れいむはゆっくりしたいんだよっ!!さっさとれいむをゆっくりさせてねっ!!」
「じじいはみたところ、いなかものだけど、まぁがまんしてあげるから、ありすをかいなさいっ!!」
「れいむはゆっくりしたいんだよっ!!さっさとれいむをゆっくりさせてねっ!!」
「じじいはみたところ、いなかものだけど、まぁがまんしてあげるから、ありすをかいなさいっ!!」
『ゆんやーコーナー』では、これは売り上げの事など眼中に無いのではと思いたくなる位の価格のゆっくり達が販売されていた。
ゆっくり達は、先程のゆっくり達と同じように、透明なケースの中に入れられており、青年の顔を見るなり、罵倒と挑発が入り混じったようなアプローチをかけてきた。
「……やっぱ駄目だ、こいつら。売り物じゃなかったらすぐに潰したくなるわ」
「従業員の俺はこいつらの世話もしなくちゃいけないから、ストレスがマッハだぜ」
「まぁ、とりあえず赤ゆを見るか。もしかしたら、って事もあるし」
「無いと思うけどなぁ、俺は」
青年は僅かな望みを賭け、友人は半ば諦めながら、赤ゆメインの『ゆっくち~スペース』を眺める事にした。
「従業員のお前に言うのもなんだけどさ、俺、この『ゆっくち~』の部分だけで、もうヒャハりそうなんだけど」
「言うな。全部店長が名前を付けてるんだよ」
「お前らの店長の顔を一度見てみてぇよ。……そうだな、このコーナーの中でマシって言える赤ゆはいるか?」
「それなら何匹かいる。色々と問題有りだが、ギリギリの飼いゆ候補が。ただ、返品受け付けとか、色々と保証は出来ないぞ?それでも良いのか?」
「まだ駄目だって決まった訳じゃないし、見てみた方が良いと思う」
「……そっか。ほれ、あっちのケースの中。一匹ずつ販売してるから、見てみろ」
友人が指差した先には、四つの透明なケースがあり、中には一匹ずつ、赤ゆが入っていた。
「んじゃ、見てみますか」
青年はそう言うと、一番目の箱の中を覗いた。
ゆっくり達は、先程のゆっくり達と同じように、透明なケースの中に入れられており、青年の顔を見るなり、罵倒と挑発が入り混じったようなアプローチをかけてきた。
「……やっぱ駄目だ、こいつら。売り物じゃなかったらすぐに潰したくなるわ」
「従業員の俺はこいつらの世話もしなくちゃいけないから、ストレスがマッハだぜ」
「まぁ、とりあえず赤ゆを見るか。もしかしたら、って事もあるし」
「無いと思うけどなぁ、俺は」
青年は僅かな望みを賭け、友人は半ば諦めながら、赤ゆメインの『ゆっくち~スペース』を眺める事にした。
「従業員のお前に言うのもなんだけどさ、俺、この『ゆっくち~』の部分だけで、もうヒャハりそうなんだけど」
「言うな。全部店長が名前を付けてるんだよ」
「お前らの店長の顔を一度見てみてぇよ。……そうだな、このコーナーの中でマシって言える赤ゆはいるか?」
「それなら何匹かいる。色々と問題有りだが、ギリギリの飼いゆ候補が。ただ、返品受け付けとか、色々と保証は出来ないぞ?それでも良いのか?」
「まだ駄目だって決まった訳じゃないし、見てみた方が良いと思う」
「……そっか。ほれ、あっちのケースの中。一匹ずつ販売してるから、見てみろ」
友人が指差した先には、四つの透明なケースがあり、中には一匹ずつ、赤ゆが入っていた。
「んじゃ、見てみますか」
青年はそう言うと、一番目の箱の中を覗いた。
「ゆっ!にんげんしゃん!ときゃいはなありちゅにめをちゅけるにゃんて、いいせんしゅにぇ!」
箱の中には、赤ありすがいた。
ケースの表側には、『性格難、躾・去勢無し、レイパー因子やや弱、五十円』と表記されたシールが貼られていた。
「チェンジ」
「ゆっ!?」
青年は赤ありすを見るなり、そう即答した。
「にゃんでえぇぇぇぇっ!?にゃんでありちゅはだめにゃのおぉぉぉぉっ!?」
ケースの表側には、『性格難、躾・去勢無し、レイパー因子やや弱、五十円』と表記されたシールが貼られていた。
「チェンジ」
「ゆっ!?」
青年は赤ありすを見るなり、そう即答した。
「にゃんでえぇぇぇぇっ!?にゃんでありちゅはだめにゃのおぉぉぉぉっ!?」
「いや、だって、俺、『ありちゅ』嫌いだし」
「……ゆ?」
「なんかさぁ、お前ら『ありちゅ』って、都会派とか田舎者とか、飽きる位に連呼してるじゃん。それが嫌なんだよ」
「にゃ、にゃにいっちぇりゅの!?ありちゅは、しょーしんしょーめいの、ときゃいはよ!?」
「じゃあ聞くけど、都会派って何?説明してくれよ」
「ゆぎゅっ!?と……、ときゃいはは……、ときゃいは、よ……」
青年のその問い掛けに、赤ありすはたじろぎなら、そう答えた。
「意味も分からんのに、都会派言ってる時点で、他の赤ゆと大差無いって事じゃん。馬鹿の一つ覚え見たいに、何度も何度さぁ」
「ゆ、ゆぎゅう……!」
「何より、将来レイパーになりかねない奴なんて飼いたくないんだ。だから、チェンジ」
「べ……、べちゅにいいわよ!いにゃかものにゃんか、こっちからねがいしゃげよ!」
とうとう赤ありすは、青年に対して負け惜しみを言い始めた。
「あ、そうそう、お前、あと二日以内に買い手見つからなかったら、飼いゆ候補失格って事で、元の食用『む~しゃむ~しゃスペース』に戻すから」
友人がしれっと赤ありすにそう言うと、赤ありすは驚愕の表情のまま、数秒固まり、やがて恐ろし~し~を漏らし始めた。
「し……、しょんにゃのいやあぁぁぁぁっ!!にんげんしゃあぁぁぁぁんっ!!ごめんにゃしゃいぃぃぃぃっ!!ありちゅをかっちえぇぇぇぇっ!!」
「次見てみるか」
「そうだな」
青年と友人は赤ありすをスルーして、二番目の箱の中を覗いた。
「なんかさぁ、お前ら『ありちゅ』って、都会派とか田舎者とか、飽きる位に連呼してるじゃん。それが嫌なんだよ」
「にゃ、にゃにいっちぇりゅの!?ありちゅは、しょーしんしょーめいの、ときゃいはよ!?」
「じゃあ聞くけど、都会派って何?説明してくれよ」
「ゆぎゅっ!?と……、ときゃいはは……、ときゃいは、よ……」
青年のその問い掛けに、赤ありすはたじろぎなら、そう答えた。
「意味も分からんのに、都会派言ってる時点で、他の赤ゆと大差無いって事じゃん。馬鹿の一つ覚え見たいに、何度も何度さぁ」
「ゆ、ゆぎゅう……!」
「何より、将来レイパーになりかねない奴なんて飼いたくないんだ。だから、チェンジ」
「べ……、べちゅにいいわよ!いにゃかものにゃんか、こっちからねがいしゃげよ!」
とうとう赤ありすは、青年に対して負け惜しみを言い始めた。
「あ、そうそう、お前、あと二日以内に買い手見つからなかったら、飼いゆ候補失格って事で、元の食用『む~しゃむ~しゃスペース』に戻すから」
友人がしれっと赤ありすにそう言うと、赤ありすは驚愕の表情のまま、数秒固まり、やがて恐ろし~し~を漏らし始めた。
「し……、しょんにゃのいやあぁぁぁぁっ!!にんげんしゃあぁぁぁぁんっ!!ごめんにゃしゃいぃぃぃぃっ!!ありちゅをかっちえぇぇぇぇっ!!」
「次見てみるか」
「そうだな」
青年と友人は赤ありすをスルーして、二番目の箱の中を覗いた。
「ゆっへっへ!にんげん!まりちゃをかうんだじぇ!」
箱の中には、赤まりさがいた。
ケースの表側には、『性格ややゲス、躾無し、帽子傷有り、五十円』と表記されたシールが貼られていた。
「チェンジ」
「ゆっ!?」
青年は赤まりさを見るなり、そう即答した。
「にゃんでにゃのじえぇぇぇぇっ!!にゃんでまりちゃはだめにゃのじえぇぇぇぇっ!?」
ケースの表側には、『性格ややゲス、躾無し、帽子傷有り、五十円』と表記されたシールが貼られていた。
「チェンジ」
「ゆっ!?」
青年は赤まりさを見るなり、そう即答した。
「にゃんでにゃのじえぇぇぇぇっ!!にゃんでまりちゃはだめにゃのじえぇぇぇぇっ!?」
「いや、だって、俺、『まりちゃ』大嫌いだし」
「……ゆ?」
「なんか『まりちゃ』ってさ、自分は強いって妄想抱いているってイメージ強いんだよな。それがすごく嫌なんだよ」
「ま、まりちゃはさいきょーなのじぇ!?とっちぇも、ちゅよいのじぇ!?」
「じゃあ聞くけど、お前れみりゃやふらんを瞬殺出来る?」
「あ、あたりまえ、にゃのじぇ……」
青年のその問い掛けに、赤まりさは目を反らせながらそう答えた。
「んなもん無理に決まってんだろ。ただの赤まりさが、捕食種に勝てる訳無いじゃん。もう嘘吐き確定みたいなもんだろ」
「ち、ちがうのじぇ!!まりちゃは、さいきょーにゃのじぇ!!」
「最強なら人間に媚びる意味は無いだろ?つまり、お前に俺は必要無いって事だ。だから、チェンジ」
「ち……、ちにえぇぇぇぇっ!!まりちゃにしょんなこというくちょじじいは、ちにえぇぇぇぇっ!!」
とうとう赤まりさは、青年に対して死ねと言い始めた。
「お前客に死ねなんて言ったら、即刻飼いゆ候補失格って言ったよな?それじゃあお前は捕食種ゆっくり『た~べちゃうぞ~コーナー』の餌決定な」
友人はそう言って、箱の天井部分の穴に手を入れて、赤まりさを鷲掴みにすると、赤まりさはジタバタと暴れ始めた。
「は……、はなしゅんだじえぇぇぇぇっ!!まりちゃはしょんなところにいきたくにゃいんだじえぇぇぇぇっ!!くしょじじいぃぃぃぃっ!!たしゅけるのじえぇぇぇぇっ!!」
「それじゃ俺、次見てみるよ」
「ああ、俺はこいつを別のケースに入れるから」
別のコーナーへと行った友人を一瞥した後、青年は三番目の箱の中を覗いた。
「なんか『まりちゃ』ってさ、自分は強いって妄想抱いているってイメージ強いんだよな。それがすごく嫌なんだよ」
「ま、まりちゃはさいきょーなのじぇ!?とっちぇも、ちゅよいのじぇ!?」
「じゃあ聞くけど、お前れみりゃやふらんを瞬殺出来る?」
「あ、あたりまえ、にゃのじぇ……」
青年のその問い掛けに、赤まりさは目を反らせながらそう答えた。
「んなもん無理に決まってんだろ。ただの赤まりさが、捕食種に勝てる訳無いじゃん。もう嘘吐き確定みたいなもんだろ」
「ち、ちがうのじぇ!!まりちゃは、さいきょーにゃのじぇ!!」
「最強なら人間に媚びる意味は無いだろ?つまり、お前に俺は必要無いって事だ。だから、チェンジ」
「ち……、ちにえぇぇぇぇっ!!まりちゃにしょんなこというくちょじじいは、ちにえぇぇぇぇっ!!」
とうとう赤まりさは、青年に対して死ねと言い始めた。
「お前客に死ねなんて言ったら、即刻飼いゆ候補失格って言ったよな?それじゃあお前は捕食種ゆっくり『た~べちゃうぞ~コーナー』の餌決定な」
友人はそう言って、箱の天井部分の穴に手を入れて、赤まりさを鷲掴みにすると、赤まりさはジタバタと暴れ始めた。
「は……、はなしゅんだじえぇぇぇぇっ!!まりちゃはしょんなところにいきたくにゃいんだじえぇぇぇぇっ!!くしょじじいぃぃぃぃっ!!たしゅけるのじえぇぇぇぇっ!!」
「それじゃ俺、次見てみるよ」
「ああ、俺はこいつを別のケースに入れるから」
別のコーナーへと行った友人を一瞥した後、青年は三番目の箱の中を覗いた。
「ゆゆ~ん!きゃわいいれいみゅをかいゆっくちにしてにぇ!」
箱の中には、赤れいむがいた。
ケースの表側には、『性格ややでいぶ、躾無し、飾り傷有り、五十円』と表記されたシールが貼られていた。
「チェンジ」
「ゆっ!?」
青年は赤れいむを見るなり、そう答えた。
「にゃんでえぇぇぇぇっ!?にゃんでれいみゅはだめにゃのおぉぉぉぉっ!?」
ケースの表側には、『性格ややでいぶ、躾無し、飾り傷有り、五十円』と表記されたシールが貼られていた。
「チェンジ」
「ゆっ!?」
青年は赤れいむを見るなり、そう答えた。
「にゃんでえぇぇぇぇっ!?にゃんでれいみゅはだめにゃのおぉぉぉぉっ!?」
「いや、だって、俺、『れいみゅ』テラ嫌いだし」
「……ゆ?」
「俺さ、お前みたいに自分は可愛いですよって、気持ち悪い位媚びてる『れいみゅ』は、本当にすげぇ嫌いなんだよ」
「にゃんでしょんなこというにょ!?れいみゅ、こんにゃにぷりちーにゃのに!」
「いやいや、全然可愛くないし。……じゃあさ、お前、どこが可愛いの?具体的に、説明してくれよ」
「ゆっ!?……れ、れいみゅは……、ぜ、ぜんぶだよ!!ぜんぶ、きゃわいいんだよ!?」
青年のその問い掛けに、赤れいむは汗だくになりながらそう答えた。
「それが答えなら間違いなく不正解だな。つーか、『きゃわいい』とか、『ぷりちー』とか聞くと、すげぇイライラしてくる」
「れ、れいみゅは、ぷり、ちー……」
「まぁ一番の理由は、『れいみゅ』ってフレーズが、気に食わないって事なんだよな。だから、チェンジ」
「しょ、しょんなことにゃいよ!?れいみゅ、しゅっごくきゃわいいんだから!」
とうとう赤れいむは青年に少しでも気に行ってもらおうと、ウネウネと体をくねらせ始めた。
「おい、れいむ、ついさっきお前を買いたいって、虐待鬼威惨から予約の電話が来たぞ。今からマッハで取りに来るそうだ。人間に買われるぞ、やったな、れいむ!」
いつの間にか戻っていた友人が、親指を立てながら赤れいむにそう言うと、赤れいむはワナワナと震え始めた。
「い……、いやぢゃあぁぁぁぁっ!!れいみゅ、しょんなひとに、かわれたくにゃいぃぃぃぃっ!!にゃんでえぇぇぇぇっ!?にゃんできゃわいいれいみゅが、こんやめにあうのおぉぉぉぉっ!?」
「うーん、どれもこれもイマイチだな。次で最後か」
「お前結構好き嫌いが激しい奴だったんだな。多分給食でセロリとかパセリとか残してたろ」
友人の言葉を聞き流しながら、青年は最後の箱の中を覗いた。
「俺さ、お前みたいに自分は可愛いですよって、気持ち悪い位媚びてる『れいみゅ』は、本当にすげぇ嫌いなんだよ」
「にゃんでしょんなこというにょ!?れいみゅ、こんにゃにぷりちーにゃのに!」
「いやいや、全然可愛くないし。……じゃあさ、お前、どこが可愛いの?具体的に、説明してくれよ」
「ゆっ!?……れ、れいみゅは……、ぜ、ぜんぶだよ!!ぜんぶ、きゃわいいんだよ!?」
青年のその問い掛けに、赤れいむは汗だくになりながらそう答えた。
「それが答えなら間違いなく不正解だな。つーか、『きゃわいい』とか、『ぷりちー』とか聞くと、すげぇイライラしてくる」
「れ、れいみゅは、ぷり、ちー……」
「まぁ一番の理由は、『れいみゅ』ってフレーズが、気に食わないって事なんだよな。だから、チェンジ」
「しょ、しょんなことにゃいよ!?れいみゅ、しゅっごくきゃわいいんだから!」
とうとう赤れいむは青年に少しでも気に行ってもらおうと、ウネウネと体をくねらせ始めた。
「おい、れいむ、ついさっきお前を買いたいって、虐待鬼威惨から予約の電話が来たぞ。今からマッハで取りに来るそうだ。人間に買われるぞ、やったな、れいむ!」
いつの間にか戻っていた友人が、親指を立てながら赤れいむにそう言うと、赤れいむはワナワナと震え始めた。
「い……、いやぢゃあぁぁぁぁっ!!れいみゅ、しょんなひとに、かわれたくにゃいぃぃぃぃっ!!にゃんでえぇぇぇぇっ!?にゃんできゃわいいれいみゅが、こんやめにあうのおぉぉぉぉっ!?」
「うーん、どれもこれもイマイチだな。次で最後か」
「お前結構好き嫌いが激しい奴だったんだな。多分給食でセロリとかパセリとか残してたろ」
友人の言葉を聞き流しながら、青年は最後の箱の中を覗いた。
「むきゅ!にんげんしゃん!ぱちぇをかっちぇにぇ!」
箱の中には赤ぱちゅりーがいた。
ケースの表側には、『性格やや良、躾最低限済み、体力並み、ストレス耐性低め、百円』と表記されたシールが貼られていた。
「うーん……」
「お?初めて悩んだな」
ここに来てようやく、即答でチェンジと言い続けてきた青年が初めて悩み出した。
「うーん……、こいつは他の赤ゆと比べると、質は良いんだよなぁ……。それに、俺、元々赤ぱちゅりーが目当てみたいなもんだったからなぁ……」
「は!?それ先に言えよ!何だったんだよ今までの流れは!茶番じゃねぇか!」
「いや、一応全部見て回りたかったんだよ。悪かったな」
「……まぁ良いけどさ。で、どうすんだ?買うのか?」
「うーん……、体力は普通そうなんだけど、ストレスに弱そうだからさ、どうしようか悩んでるんだよ。前のぱちゅりーも、生クリーム吐いて死んじゃったからさ」
「む……むきゅ!にんげんしゃん!おねがい!ぱちぇをかって!」
「ん……?」
「ぱちぇ、からだはよわいけど、にんげんしゃんを、ゆっくちさせちゃいの!」
「……ぱちゅりー。俺を、ゆっくりさせてくれるか?」
「むきゅ!ゆっくちさせてみるわ!」
「……よし!分かった!俺、お前を買うよ!」
「むきゅ!?に、にんげんしゃん!ありがとう!」
「会計するのにわざわざレジに行くのも面倒だから、一割引きで、九十円くれよ」
「ああ。何か、付き合ってもらって悪かったな」
「良いさ。俺とお前の仲だろ?それじゃあ、お買い上げ、どうもありがとうございました。またお越し下さい……ってね」
青年は友人に九十円を払うと、赤ぱちゅりーの入ったケースを抱え、笑顔で店を後にした。
ケースの表側には、『性格やや良、躾最低限済み、体力並み、ストレス耐性低め、百円』と表記されたシールが貼られていた。
「うーん……」
「お?初めて悩んだな」
ここに来てようやく、即答でチェンジと言い続けてきた青年が初めて悩み出した。
「うーん……、こいつは他の赤ゆと比べると、質は良いんだよなぁ……。それに、俺、元々赤ぱちゅりーが目当てみたいなもんだったからなぁ……」
「は!?それ先に言えよ!何だったんだよ今までの流れは!茶番じゃねぇか!」
「いや、一応全部見て回りたかったんだよ。悪かったな」
「……まぁ良いけどさ。で、どうすんだ?買うのか?」
「うーん……、体力は普通そうなんだけど、ストレスに弱そうだからさ、どうしようか悩んでるんだよ。前のぱちゅりーも、生クリーム吐いて死んじゃったからさ」
「む……むきゅ!にんげんしゃん!おねがい!ぱちぇをかって!」
「ん……?」
「ぱちぇ、からだはよわいけど、にんげんしゃんを、ゆっくちさせちゃいの!」
「……ぱちゅりー。俺を、ゆっくりさせてくれるか?」
「むきゅ!ゆっくちさせてみるわ!」
「……よし!分かった!俺、お前を買うよ!」
「むきゅ!?に、にんげんしゃん!ありがとう!」
「会計するのにわざわざレジに行くのも面倒だから、一割引きで、九十円くれよ」
「ああ。何か、付き合ってもらって悪かったな」
「良いさ。俺とお前の仲だろ?それじゃあ、お買い上げ、どうもありがとうございました。またお越し下さい……ってね」
青年は友人に九十円を払うと、赤ぱちゅりーの入ったケースを抱え、笑顔で店を後にした。
(むきゅきゅ……、うまきゅいったわ……)
赤ぱちゅりーはケースの中で、内心ほくそ笑んでいた。
(ぱちぇのえんぎのまえには、にんげんしゃんも、ころっとだましゃれたわにぇ……)
……そう、この赤ぱちゅりーは、青年や友人を含む店員に対して、演技をしていた。
表向きは純情そうな態度を取っていたが、内心では人間を見下していた。
赤ぱちゅりーは人間に従う事で、自分の立場が良い方向へと向かう事を知っていた。
だからこそ、あの劣悪な商品の中で、比較的まともな評価を得ていたのである。
そして何より、青年は赤ぱちゅりー種を探していた。
つまり、他の赤ゆに対しては相当辛口な評価を付けていた青年も、自分には甘くなると踏んだのである。
結果、赤ぱちゅりーは青年に購入してもらう事に成功した。
「ぱちゅりー、お前は大切に育てるからな」
「むきゅ!おにいしゃん、ありがちょう!」
(むきゅきゅ……、しぇいじぇいぱちぇのために、はたらいちぇにぇ……)
赤ぱちゅりーはこれからの輝かしい未来を確信し、ニヤリと笑った。
赤ぱちゅりーはケースの中で、内心ほくそ笑んでいた。
(ぱちぇのえんぎのまえには、にんげんしゃんも、ころっとだましゃれたわにぇ……)
……そう、この赤ぱちゅりーは、青年や友人を含む店員に対して、演技をしていた。
表向きは純情そうな態度を取っていたが、内心では人間を見下していた。
赤ぱちゅりーは人間に従う事で、自分の立場が良い方向へと向かう事を知っていた。
だからこそ、あの劣悪な商品の中で、比較的まともな評価を得ていたのである。
そして何より、青年は赤ぱちゅりー種を探していた。
つまり、他の赤ゆに対しては相当辛口な評価を付けていた青年も、自分には甘くなると踏んだのである。
結果、赤ぱちゅりーは青年に購入してもらう事に成功した。
「ぱちゅりー、お前は大切に育てるからな」
「むきゅ!おにいしゃん、ありがちょう!」
(むきゅきゅ……、しぇいじぇいぱちぇのために、はたらいちぇにぇ……)
赤ぱちゅりーはこれからの輝かしい未来を確信し、ニヤリと笑った。
……二週間後。
今日は日曜日だったので、青年はリビングのソファーに横になり、くつろいでいた。
窓から差し込む温かい太陽の日差しを浴びて、うつらうつらとなりかけていた。
……その時、玄関の方から、チャイムが鳴る音が聞こえてきた。
「……ん?誰だ?」
青年は立ち上がり、玄関へと向かい、ドアを開けた。
窓から差し込む温かい太陽の日差しを浴びて、うつらうつらとなりかけていた。
……その時、玄関の方から、チャイムが鳴る音が聞こえてきた。
「……ん?誰だ?」
青年は立ち上がり、玄関へと向かい、ドアを開けた。
「うー。おとなりさん、これ、かいらんばんです」
目の前には、回覧板を手にした胴付きのゆっくりふらんが立っていた。
このふらんは、青年の近所の家主の飼いゆっくりだった。
なので、青年はふらんの事を良く知っていた。
「あぁ、ふらんちゃん、どうもありがとう。君の飼い主さんに頼まれたのか?」
「うー、おにいさん、かぜひいちゃったから、ふらんがかわりにきました」
「あー、そっか。……ふらんちゃん、ちょっと家に上がりなよ。飼い主さんに渡したい物があるんだ。それに、うちのゆっくりも、ふらんちゃんに会いたがっていたし」
「うー……、いいんですか?」
「ああ、良いさ。丁度暇してた所だし」
「うー、それじゃあおじゃまします」
青年はふらんをリビングへと案内して、ふらんにソファーに座るように言うと、廊下の方へと向かった。
「おーい、ふらんちゃんが遊びに来たぞー」
青年がそう言うと、廊下の方からドタドタと走ってくる音が聞こえてきた。
このふらんは、青年の近所の家主の飼いゆっくりだった。
なので、青年はふらんの事を良く知っていた。
「あぁ、ふらんちゃん、どうもありがとう。君の飼い主さんに頼まれたのか?」
「うー、おにいさん、かぜひいちゃったから、ふらんがかわりにきました」
「あー、そっか。……ふらんちゃん、ちょっと家に上がりなよ。飼い主さんに渡したい物があるんだ。それに、うちのゆっくりも、ふらんちゃんに会いたがっていたし」
「うー……、いいんですか?」
「ああ、良いさ。丁度暇してた所だし」
「うー、それじゃあおじゃまします」
青年はふらんをリビングへと案内して、ふらんにソファーに座るように言うと、廊下の方へと向かった。
「おーい、ふらんちゃんが遊びに来たぞー」
青年がそう言うと、廊下の方からドタドタと走ってくる音が聞こえてきた。
「ふらんちゃあぁぁぁぁんっ!!てんことあそびましょおぉぉぉぉっ!!」
……廊下の向こうからやって来たのは、胴付きのゆっくりてんこだった。
このゆっくりてんこは、数ヶ月前に、青年があのゆっくりショップで購入した飼いゆっくりだった。
購入した際は普通のゆっくりなのだが、一ヶ月後に、急に胴付きへとクラスチェンジを遂げていた。
理由を聞くと、『より高度のSMプレイに耐えられる為に進化した』との事らしい。
さすが、ゆっくり界一のメスブタっぷりである。
そして、てんこは何故か、両手にハエ叩きを持っていた。
「うー……、て、てんこ、こんにちは……」
「あいさつはぬきにして、このはえたたきさんで、てんこをたたいてね!どこかもげるくらいでいいよ!」
「うー……、こ、こう?」
「そんなんじゃだめ!てんこのまむまむは、ぜんぜんきゅんきゅんしないわ!」
「う、うー!これくらい!?」
「あひゃあぁぁぁぁっ!!いいわぁっ!!やっぱりふらんのてくにっくは、いちりゅうねえぇぇぇぇっ!!」
てんことふらんは近所同士だが、仲良くなったのはつい最近だ。
ふらんの友達は、一緒に住んでいるめーりんだけだったが、以前ふらんが今日と同じように回覧板を届けに来た際にてんこと知り合い、今に至る。
ふらんが青年の家に遊びに来る際には、こうしてハエ叩きでビシバシ叩いてもらっていた。
……まぁ、ふらんの方はあまり乗り気では無いのだが、断ると自分で勝手にヘブン状態になるので、仕方なくやっている、と言った感じだ。
「お、おにいさんも、てんこをたたいてねえぇぇぇぇっ!!」
「3Pか!?3Pが良いのか!?このいやしんぼのマゾヒストめ!」
やがて青年も乱入し、3PのSMプレイが始まった。
「あひいぃぃぃぃっ!?もっとおぉぉぉぉっ!!もっとやってえぇぇぇぇっ!!いっそのこと、まむまむもたたいてえぇぇぇぇっ!!」
「ハハッ!!テンションも上がって来た事だし、二刀流でやるか!そうらっ!!お前が泣くまで、手を休めないぞっ!!」
「うー……、もうやめたい……」
この狂乱騒ぎは、てんこがしーしーこと、ネクターを漏らすまで、続く事になるのだった。
このゆっくりてんこは、数ヶ月前に、青年があのゆっくりショップで購入した飼いゆっくりだった。
購入した際は普通のゆっくりなのだが、一ヶ月後に、急に胴付きへとクラスチェンジを遂げていた。
理由を聞くと、『より高度のSMプレイに耐えられる為に進化した』との事らしい。
さすが、ゆっくり界一のメスブタっぷりである。
そして、てんこは何故か、両手にハエ叩きを持っていた。
「うー……、て、てんこ、こんにちは……」
「あいさつはぬきにして、このはえたたきさんで、てんこをたたいてね!どこかもげるくらいでいいよ!」
「うー……、こ、こう?」
「そんなんじゃだめ!てんこのまむまむは、ぜんぜんきゅんきゅんしないわ!」
「う、うー!これくらい!?」
「あひゃあぁぁぁぁっ!!いいわぁっ!!やっぱりふらんのてくにっくは、いちりゅうねえぇぇぇぇっ!!」
てんことふらんは近所同士だが、仲良くなったのはつい最近だ。
ふらんの友達は、一緒に住んでいるめーりんだけだったが、以前ふらんが今日と同じように回覧板を届けに来た際にてんこと知り合い、今に至る。
ふらんが青年の家に遊びに来る際には、こうしてハエ叩きでビシバシ叩いてもらっていた。
……まぁ、ふらんの方はあまり乗り気では無いのだが、断ると自分で勝手にヘブン状態になるので、仕方なくやっている、と言った感じだ。
「お、おにいさんも、てんこをたたいてねえぇぇぇぇっ!!」
「3Pか!?3Pが良いのか!?このいやしんぼのマゾヒストめ!」
やがて青年も乱入し、3PのSMプレイが始まった。
「あひいぃぃぃぃっ!?もっとおぉぉぉぉっ!!もっとやってえぇぇぇぇっ!!いっそのこと、まむまむもたたいてえぇぇぇぇっ!!」
「ハハッ!!テンションも上がって来た事だし、二刀流でやるか!そうらっ!!お前が泣くまで、手を休めないぞっ!!」
「うー……、もうやめたい……」
この狂乱騒ぎは、てんこがしーしーこと、ネクターを漏らすまで、続く事になるのだった。
「はぁ……、はぁ……、てんこ……、まんぞく……」
「うー……、つかれた……」
SMプレイが終了し、てんことふらんはそれぞれ別の意味で息が絶え絶えだった。
「あぁ、そうだ、すっかり忘れていた!飼い主さんに渡したい物があったんだった!ちょっと待っててくれ!」
青年はそう言うと、台所へと向かった。
「えーと、あったあった、これが無いと始まらない」
青年は流し場の調味料が置いてあるケースから、タバスコや七味唐辛子、ワサビなどを取り出した。
そして、その場にしゃがみこみ、下の棚を開けた。
……棚の中には、透明な箱が一つ置いてあった。
そのケースの上の部分には穴が開いており、その穴の中から、茎のようなものが出ていて、茎の先端に丸い実のような何かがいくつか実っていた。
青年はその実を全てむしり取ると、箱に向かってこう呟いた。
「うー……、つかれた……」
SMプレイが終了し、てんことふらんはそれぞれ別の意味で息が絶え絶えだった。
「あぁ、そうだ、すっかり忘れていた!飼い主さんに渡したい物があったんだった!ちょっと待っててくれ!」
青年はそう言うと、台所へと向かった。
「えーと、あったあった、これが無いと始まらない」
青年は流し場の調味料が置いてあるケースから、タバスコや七味唐辛子、ワサビなどを取り出した。
そして、その場にしゃがみこみ、下の棚を開けた。
……棚の中には、透明な箱が一つ置いてあった。
そのケースの上の部分には穴が開いており、その穴の中から、茎のようなものが出ていて、茎の先端に丸い実のような何かがいくつか実っていた。
青年はその実を全てむしり取ると、箱に向かってこう呟いた。
「毎日ご苦労様、ぱちゅりー」
……箱の中には、成体サイズのぱちゅりーが入っていた。
そのぱちゅりーはあんよ、まむまむ、あにゃる、口の部分が焼き潰されていた。
ぱちゅりーは目から涙をボロボロこぼしながら、青年を睨んでいた。
「いやぁ、ぱちゅりーのおかげで毎日ゆっくり出来るよ。こうして、大好きな生クリーム饅頭を食べられるんだから」
そう言って青年は、手に持っていた実……、実ぱちゅりーを一つ頬張った。
「……!……!!」
ぱちゅりーは何かを言いたそうに体を揺さぶるが、狭い箱の中、あんよが焼き潰され、大して動く事は出来なかった。
「それにしても、ふらんちゃんからこの事を教えてもらって、本当に良かったよ。加工所産の精子餡を注入するだけで、こんなに実るなんてね」
「……!!」
「ただ、最初のぱちゅりーは失敗したなぁ。成体サイズのぱちゅりーをそのまま買って、あちこち焼き潰したのは良いけど、口を十分に焼き潰してなかったから、隙間から生クリームを吐き出して死んだんだよなぁ」
「……!……!!」
「まぁ今はこうして、ちゃんと焼き潰しているから問題は無いけどさ。……俺さ、れいむやまりさやありすは嫌いだけど、ぱちゅりーは大好きなんだ。だって、美味いから」
「……!」
「例えゲスでも、内心俺の事を馬鹿にしても、何の問題も無し。美味けりゃそれで良いのさ。まぁお前は良い奴みたいだから、そこは心配してないけど」
「……」
「お前は大切に育てるよ、ぱちゅりー。絶対に死なせたりしない。前のぱちゅりーも、美味くて好きだったけど、お前はすごく美味い。赤ゆの頃からたっぷり栄養摂らせた甲斐があるしな」
「……」
「明日も頼むぞ、ぱちゅりー。俺をゆっくりさせてくれよ?」
青年はそう言うと、棚を閉め、リビングへと戻って行った。
「……」
暗い棚の中、一匹残されたぱちゅりーは、ただ涙を流しているだけだった。
そのぱちゅりーはあんよ、まむまむ、あにゃる、口の部分が焼き潰されていた。
ぱちゅりーは目から涙をボロボロこぼしながら、青年を睨んでいた。
「いやぁ、ぱちゅりーのおかげで毎日ゆっくり出来るよ。こうして、大好きな生クリーム饅頭を食べられるんだから」
そう言って青年は、手に持っていた実……、実ぱちゅりーを一つ頬張った。
「……!……!!」
ぱちゅりーは何かを言いたそうに体を揺さぶるが、狭い箱の中、あんよが焼き潰され、大して動く事は出来なかった。
「それにしても、ふらんちゃんからこの事を教えてもらって、本当に良かったよ。加工所産の精子餡を注入するだけで、こんなに実るなんてね」
「……!!」
「ただ、最初のぱちゅりーは失敗したなぁ。成体サイズのぱちゅりーをそのまま買って、あちこち焼き潰したのは良いけど、口を十分に焼き潰してなかったから、隙間から生クリームを吐き出して死んだんだよなぁ」
「……!……!!」
「まぁ今はこうして、ちゃんと焼き潰しているから問題は無いけどさ。……俺さ、れいむやまりさやありすは嫌いだけど、ぱちゅりーは大好きなんだ。だって、美味いから」
「……!」
「例えゲスでも、内心俺の事を馬鹿にしても、何の問題も無し。美味けりゃそれで良いのさ。まぁお前は良い奴みたいだから、そこは心配してないけど」
「……」
「お前は大切に育てるよ、ぱちゅりー。絶対に死なせたりしない。前のぱちゅりーも、美味くて好きだったけど、お前はすごく美味い。赤ゆの頃からたっぷり栄養摂らせた甲斐があるしな」
「……」
「明日も頼むぞ、ぱちゅりー。俺をゆっくりさせてくれよ?」
青年はそう言うと、棚を閉め、リビングへと戻って行った。
「……」
暗い棚の中、一匹残されたぱちゅりーは、ただ涙を流しているだけだった。
どうして、こんなことに。
今も昔も、そしてこれからも、ぱちゅりーはそう考える事になるのだが、その答えは、出る事は無いだろう。
「ふらんちゃん、この実ぱちゅりーを飼い主さんにやってくれ。すごく甘くて美味いから。てんこと仲良くさせてもらっているお礼も兼ねて、さ」
「うー、どうもありがとうございます。おにいさんもよろこびます」
「ふらんちゃんもここで食べなよ。まだ沢山あるからさ」
「はぁはぁ……、おにいさん、てんこはいつものとっぴんぐがいいわ……」
「何だ?今度は食べ物の事でおねだりか?全く、お前は遠慮知らずのメスブタだなぁ!」
「あひぃっ!?もっとののしってぇっ!!」
「とっぴんぐ……?」
ふらんが首を傾げると、青年は実ぱちゅりーにタバスコをかけた。
「みゅきゅっ!?」
普通のゆっくりにとって、辛味は劇薬である。
実ぱちゅりーは突然の辛味からくる激痛とショックから、エレエレと口から生クリームを吐き出そうとした。
……が、青年は実ぱちゅりーが生クリームを吐き出す前に、大きく口を開けて待機していたてんこの口の中に、ポイっと投げ入れた。
「あ……、あひゃあぁぁぁぁっ!!これよこれぇっ!!やっぱりたまらないわあぁぁぁぁっ!!」
「うーっ!?てんこ、だいじょうぶ!?」
「なまくりーむのとろけるあまさと、たばすこのぴりりとしたからさが、ぜつみょうなはーもにーをかなでているわあっ!!」
「えーと……、なにいってるの?」
「わけがわからないくらいにおいしいってことよおぉぉぉぉっ!!おにいさんっ!!こんどはますたーどとわさびをとっぴんぐしてね!ちしりょうでもかまわないよ!」
「おいおい、俺とふらんちゃんの分が無くなるだろうが。さて、俺も食べますか」
青年はそう言うと、別の実ぱちゅりーに先程と同じようにタバスコをかけて、それを頬張った。
「うーん、美味い!てんこ用のトッピングを試しに食べてみたら、意外とイケるんだよなぁ、赤ぱちゅりーと辛味って」
「うー……、めーりんだったらよろこんでたべるかもしれないけど、ふらんはちょっと……」
「あー、さすがに普通のゆっくりは食べられないだろうな、死んじゃうし」
「おとなりさんにこういうのもなんだけど、そういうたべかたは、とてもこせいてきだけど、あんまりやらないほうがいいとおもうよ……?」
ふらんは遠慮がちに、実ぱちゅりーを頬張りながらそう言った。
オブラートに包んだような物言いだが、率直に言うと、『ないわー、その食べ方』といった感じだろう。
「良いさ良いさ、人の目なんて気にしない。だって……」
青年はそう言うと二個目の実ぱちゅりーに七味唐辛子をかけながら……。
「うー、どうもありがとうございます。おにいさんもよろこびます」
「ふらんちゃんもここで食べなよ。まだ沢山あるからさ」
「はぁはぁ……、おにいさん、てんこはいつものとっぴんぐがいいわ……」
「何だ?今度は食べ物の事でおねだりか?全く、お前は遠慮知らずのメスブタだなぁ!」
「あひぃっ!?もっとののしってぇっ!!」
「とっぴんぐ……?」
ふらんが首を傾げると、青年は実ぱちゅりーにタバスコをかけた。
「みゅきゅっ!?」
普通のゆっくりにとって、辛味は劇薬である。
実ぱちゅりーは突然の辛味からくる激痛とショックから、エレエレと口から生クリームを吐き出そうとした。
……が、青年は実ぱちゅりーが生クリームを吐き出す前に、大きく口を開けて待機していたてんこの口の中に、ポイっと投げ入れた。
「あ……、あひゃあぁぁぁぁっ!!これよこれぇっ!!やっぱりたまらないわあぁぁぁぁっ!!」
「うーっ!?てんこ、だいじょうぶ!?」
「なまくりーむのとろけるあまさと、たばすこのぴりりとしたからさが、ぜつみょうなはーもにーをかなでているわあっ!!」
「えーと……、なにいってるの?」
「わけがわからないくらいにおいしいってことよおぉぉぉぉっ!!おにいさんっ!!こんどはますたーどとわさびをとっぴんぐしてね!ちしりょうでもかまわないよ!」
「おいおい、俺とふらんちゃんの分が無くなるだろうが。さて、俺も食べますか」
青年はそう言うと、別の実ぱちゅりーに先程と同じようにタバスコをかけて、それを頬張った。
「うーん、美味い!てんこ用のトッピングを試しに食べてみたら、意外とイケるんだよなぁ、赤ぱちゅりーと辛味って」
「うー……、めーりんだったらよろこんでたべるかもしれないけど、ふらんはちょっと……」
「あー、さすがに普通のゆっくりは食べられないだろうな、死んじゃうし」
「おとなりさんにこういうのもなんだけど、そういうたべかたは、とてもこせいてきだけど、あんまりやらないほうがいいとおもうよ……?」
ふらんは遠慮がちに、実ぱちゅりーを頬張りながらそう言った。
オブラートに包んだような物言いだが、率直に言うと、『ないわー、その食べ方』といった感じだろう。
「良いさ良いさ、人の目なんて気にしない。だって……」
青年はそう言うと二個目の実ぱちゅりーに七味唐辛子をかけながら……。
「好みは人それぞれなんだからさ」
そう言って、七味まみれの実ぱちゅりーを頬張った。
END
あとがき
今回は前作『anko3261 それぞれの願い』の外伝SSを書いてみました。
前作を知らなくても読めるように悩みながら書きましたが、少々補足を付け加えたいと思います。
前作を知らなくても読めるように悩みながら書きましたが、少々補足を付け加えたいと思います。
1 今回の主人公は、前作の冒頭辺りでゆっくりてんこを購入したお兄さんです。
2 ふらんの飼い主は、前作に登場していた青年です。
3 ふらんは飼い主の青年が、ゆっくり達から実ゆっくりを採取する方法を知っていたので、教える事が出来ました。
2 ふらんの飼い主は、前作に登場していた青年です。
3 ふらんは飼い主の青年が、ゆっくり達から実ゆっくりを採取する方法を知っていたので、教える事が出来ました。
私が気付いていないだけで、まだ説明不足な点がある可能性があるので、前作を読んでいただければ、大体すっきりーするのではと思います。
これからも、時間があればちょくちょく書いていきたいと思います。
ご感想、お待ちしています。
これからも、時間があればちょくちょく書いていきたいと思います。
ご感想、お待ちしています。
作者:ぺけぽん
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anko1671 うにゅほのカリスマ求道記
anko1767 あなたは、食べてもいい○○○○?
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