ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko3447 ゆっくりさせてほしいの
最終更新:
ankoss
-
view
『ゆっくりさせてほしいの』 28KB
前作に続き今作も虐待するだけの話
前作に続き今作も虐待するだけの話
補足
- 虐待(ゆっくりを虐待するだけの話です。テンプレでごめんね!)
- ゲス(ゆっくりがゆっくりを殺す描写があります)
- 虐待人間(非情なのはゆっくりに対してだけです。普段はいい子なんです。多分)
ある晴れた昼下がり。
公園にある池の畔で、ゆっくりの一家がとてもゆっくりとした時間を過ごしていた。
「ゆっくりのひー♪まったりのひ~♪ゆっくりしていってねー♪ゆっゆっゆぅ~♪」
「ゆぅ~!おきゃーしゃんのおうたはゆっきゅりできりゅにぇ!」
「おちび!おとーさんのおてほんどおりにゆっくりかりのしかたをおぼえるんだぜ!」
「ゆっきゅりりかいしちゃのじぇ!ゆっゆぅ~ん!ちょうちょしゃんまっちぇね!ゆっきゅりまりちゃにたべられちぇね!」
れいむ、まりさの番いにそれぞれの種の子供が一匹づつの計四匹。
至ってシンプルな家族構成である。
「「「「ゆっくり~♪」」」」
厳しい冬を乗り越え、春の恵みを存分に享受しているゆっくり一家は、まさに幸せの絶頂であった。
そんなゆっくりの一家を見つめる者が一人いた。
美しい黒髪を背中まで伸ばし、幼いながらも大人びた雰囲気を併せ持った人間の少女だった。
「・・・・・・なかなか『ゆっくり』してそうな家族ね。これなら期待できるかも。くすくす」
少女は妖艶とも言えるような笑みを浮かべながら、ゆっくりの一家に近づいていった。
「ゆっくりしていってね?」
「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」
ゆっくりしていってね、の挨拶につい反応してしまったゆっくり一家だったが、声を掛けてきたのが人間であることに気付いた瞬間、怯えた表情を浮かべはじめた。
「ゆゆっ!?に、にんげんさんなのぜ!?」
「な、な、なんのようなの?れいむたち、わるいゆっくりじゃないよ!?」
「「きょわいよ~(ぷるぷる)」」
流石に公園に棲んでいるゆっくりたちである。
人間の恐ろしさは十分理解しているようだ。
「くす。そんなに怯えなくてもいいのよ?・・・・・・これ、私が焼いたクッキーなの。よかったらみんなで食べてね」
少女はお近づきの印にと、もっていたクッキーを一家に分けてあげた。
「ゆわぁぁぁぁ!とってもゆっくりとしたクッキーさんだよぉぉ!」
「あみゃあみゃ!ほちいほちい!」
「くすくす。いっぱいあるからゆっくり食べてね」
「「「「しあわせー!!」」」」
すっかり少女に気を許したゆっくり一家はクッキーを食べながら少女と色々な話題でおしゃべりをした。
おちびちゃんがどれだけかわいいのか、まりさが狩りの達ゆんであること、最近ゆっくりした出来事、などなど。
それはお互いにとって、とても楽しい時間だった。
一家は滅多に食べられないあまあまに上機嫌だったし、少女はそんなゆっくり達の話を聞きながらニコニコと微笑んでいた。
そんな最中、少女は突如アンニュイな表情を浮かべると「はぁ」と小さくため息を漏らした。
「みんなとってもゆっくりしてるのね。うらやましいわ。私、最近あまりゆっくりできないの・・・・・・」
「ゆぅぅ?ゆっくりできないなんて、ゆっくりしてないね。とってもかわいそうだよぉ」
れいむはそんな少女に同情した。
他のゆっくり達も心配そうな表情を浮かべている。
「それでね、とってもゆっくりしているみんなにお願いがあるの」
「「ゆゆ?おねがい?」」
番の二匹が揃って小首をかしげる姿にクスっとしながら少女は話を続けた。
公園にある池の畔で、ゆっくりの一家がとてもゆっくりとした時間を過ごしていた。
「ゆっくりのひー♪まったりのひ~♪ゆっくりしていってねー♪ゆっゆっゆぅ~♪」
「ゆぅ~!おきゃーしゃんのおうたはゆっきゅりできりゅにぇ!」
「おちび!おとーさんのおてほんどおりにゆっくりかりのしかたをおぼえるんだぜ!」
「ゆっきゅりりかいしちゃのじぇ!ゆっゆぅ~ん!ちょうちょしゃんまっちぇね!ゆっきゅりまりちゃにたべられちぇね!」
れいむ、まりさの番いにそれぞれの種の子供が一匹づつの計四匹。
至ってシンプルな家族構成である。
「「「「ゆっくり~♪」」」」
厳しい冬を乗り越え、春の恵みを存分に享受しているゆっくり一家は、まさに幸せの絶頂であった。
そんなゆっくりの一家を見つめる者が一人いた。
美しい黒髪を背中まで伸ばし、幼いながらも大人びた雰囲気を併せ持った人間の少女だった。
「・・・・・・なかなか『ゆっくり』してそうな家族ね。これなら期待できるかも。くすくす」
少女は妖艶とも言えるような笑みを浮かべながら、ゆっくりの一家に近づいていった。
「ゆっくりしていってね?」
「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」
ゆっくりしていってね、の挨拶につい反応してしまったゆっくり一家だったが、声を掛けてきたのが人間であることに気付いた瞬間、怯えた表情を浮かべはじめた。
「ゆゆっ!?に、にんげんさんなのぜ!?」
「な、な、なんのようなの?れいむたち、わるいゆっくりじゃないよ!?」
「「きょわいよ~(ぷるぷる)」」
流石に公園に棲んでいるゆっくりたちである。
人間の恐ろしさは十分理解しているようだ。
「くす。そんなに怯えなくてもいいのよ?・・・・・・これ、私が焼いたクッキーなの。よかったらみんなで食べてね」
少女はお近づきの印にと、もっていたクッキーを一家に分けてあげた。
「ゆわぁぁぁぁ!とってもゆっくりとしたクッキーさんだよぉぉ!」
「あみゃあみゃ!ほちいほちい!」
「くすくす。いっぱいあるからゆっくり食べてね」
「「「「しあわせー!!」」」」
すっかり少女に気を許したゆっくり一家はクッキーを食べながら少女と色々な話題でおしゃべりをした。
おちびちゃんがどれだけかわいいのか、まりさが狩りの達ゆんであること、最近ゆっくりした出来事、などなど。
それはお互いにとって、とても楽しい時間だった。
一家は滅多に食べられないあまあまに上機嫌だったし、少女はそんなゆっくり達の話を聞きながらニコニコと微笑んでいた。
そんな最中、少女は突如アンニュイな表情を浮かべると「はぁ」と小さくため息を漏らした。
「みんなとってもゆっくりしてるのね。うらやましいわ。私、最近あまりゆっくりできないの・・・・・・」
「ゆぅぅ?ゆっくりできないなんて、ゆっくりしてないね。とってもかわいそうだよぉ」
れいむはそんな少女に同情した。
他のゆっくり達も心配そうな表情を浮かべている。
「それでね、とってもゆっくりしているみんなにお願いがあるの」
「「ゆゆ?おねがい?」」
番の二匹が揃って小首をかしげる姿にクスっとしながら少女は話を続けた。
『ゆっくりさせてほしいの』
「「ゆっくり?」」
「そうなの。とってもゆっくりしたみんなで、ゆっくりできない私をゆっくりさせてほしいの」
突然の少女のお願いに最初はキョトンとして顔を見合わせたゆっくり一家だったが、
「ゆ!そんなのおやすいごようなのぜ!とってもゆっくりしたクッキーさんのおれいにまりさたちがおねーさんをとぉ~ってもゆっくりさせてあげるのぜ!」
「そうだね!れいむたちのゆっくりとしたすがたをみていれば、おねーさんだってすぐにゆっくりできるはずだよ!」
人間に頼られたことに気を良くしたのか、ゆっくり一家は少女のお願いを快く引き受けることにした。
「ありがとう、みんな!私をゆっくりさせてくれたらお礼にあまあまをいっぱいあげるわね!」
「ゆゆ!?あみゃあみゃ!?まっかしぇるのじぇ!まりちゃたちはゆっきゅりのたつゆんなのじぇ!」
「ゆっち!ゆっち!」
先鋒はワシらに任せろ!とばかりに子供達が勢いよく乗り出してきた。
先ほどクッキーを食べたにも関わらず、あまあまと聞いて俄然やる気がでてきたようだ。
「おちびちゃんたち!がんばってね!」
そんな我が子達を両親はニコニコしながら応援していた。
「ゆふふ、ちゅいにまりしゃたちのじだいがきちゃんだじぇ!」
「れいみゅたちの『ゆらら☆だんっしんっ』、みせてあげりゅよ!!まりちゃっ!」
「おーけーなのじぇ!れいみゅ!」
子ゆっくり達はお互いコクリと頷き合うと、くるりと横を向きつつ、プリン!とお尻を突き出した。
「「ゆららゆらら♪ゆ~ららゆらら♪ゆららゆらら♪(ぷりん!ぷりん!)」」
子ゆっくり達は鼻歌を歌いつつプリプリとお尻をフリフリ踊りはじめた。
「「きぃりゃ☆きぃりゃ☆」」
そして舌をぺロリと出しながらバチコーンとウィンクを飛ばす。
「ゆゆ~ん!おちびちゃんたち!とぉ~ってもゆっくりしてるよぉ~ん!!」
「かわいいんだぜぇぇぇ!いますぐぺーろぺーろしてすーりすーりしてあげたいんだぜぇぇ!」
「・・・・・・・・・」
両親はその愛くるしい我が子の姿に涙を流して喜んでいるようだが、少女は全く笑っていない。
もるんもるんと尻を振る子ゆっくりたちを、無表情に見ているだけだった。
いや、無表情というよりも何かを我慢するかのように必死に感情を押さえている、そんな表情であった。
その証拠に、手はぷるぷると震えている。
「そうなの。とってもゆっくりしたみんなで、ゆっくりできない私をゆっくりさせてほしいの」
突然の少女のお願いに最初はキョトンとして顔を見合わせたゆっくり一家だったが、
「ゆ!そんなのおやすいごようなのぜ!とってもゆっくりしたクッキーさんのおれいにまりさたちがおねーさんをとぉ~ってもゆっくりさせてあげるのぜ!」
「そうだね!れいむたちのゆっくりとしたすがたをみていれば、おねーさんだってすぐにゆっくりできるはずだよ!」
人間に頼られたことに気を良くしたのか、ゆっくり一家は少女のお願いを快く引き受けることにした。
「ありがとう、みんな!私をゆっくりさせてくれたらお礼にあまあまをいっぱいあげるわね!」
「ゆゆ!?あみゃあみゃ!?まっかしぇるのじぇ!まりちゃたちはゆっきゅりのたつゆんなのじぇ!」
「ゆっち!ゆっち!」
先鋒はワシらに任せろ!とばかりに子供達が勢いよく乗り出してきた。
先ほどクッキーを食べたにも関わらず、あまあまと聞いて俄然やる気がでてきたようだ。
「おちびちゃんたち!がんばってね!」
そんな我が子達を両親はニコニコしながら応援していた。
「ゆふふ、ちゅいにまりしゃたちのじだいがきちゃんだじぇ!」
「れいみゅたちの『ゆらら☆だんっしんっ』、みせてあげりゅよ!!まりちゃっ!」
「おーけーなのじぇ!れいみゅ!」
子ゆっくり達はお互いコクリと頷き合うと、くるりと横を向きつつ、プリン!とお尻を突き出した。
「「ゆららゆらら♪ゆ~ららゆらら♪ゆららゆらら♪(ぷりん!ぷりん!)」」
子ゆっくり達は鼻歌を歌いつつプリプリとお尻をフリフリ踊りはじめた。
「「きぃりゃ☆きぃりゃ☆」」
そして舌をぺロリと出しながらバチコーンとウィンクを飛ばす。
「ゆゆ~ん!おちびちゃんたち!とぉ~ってもゆっくりしてるよぉ~ん!!」
「かわいいんだぜぇぇぇ!いますぐぺーろぺーろしてすーりすーりしてあげたいんだぜぇぇ!」
「・・・・・・・・・」
両親はその愛くるしい我が子の姿に涙を流して喜んでいるようだが、少女は全く笑っていない。
もるんもるんと尻を振る子ゆっくりたちを、無表情に見ているだけだった。
いや、無表情というよりも何かを我慢するかのように必死に感情を押さえている、そんな表情であった。
その証拠に、手はぷるぷると震えている。
「ゆふぅ~!いいあせかいちゃのじぇ!これでおねーしゃんもゆっきゅりできたのじぇ!」
「ゆっち!ゆっち!おねーしゃん!あみゃあみゃちょうじゃいね!いっぴゃいでいいよ!」
踊りきった満足感に浸りながらあまあまの要求をする子ゆっくり達だったが、
「ゆっくりできなかった。逆にイラっとしたわ」
少女は両手でバッテンを作りながら「NO」の判定を下す。
そのジャッジに一切の妥協はなかった。
「ゆぎゃーん!いっちょうけんめいおどっちゃのにぃ~!ゆんや~!」
「しょんにゃ~!れいみゅのあみゃあみゃ~!ゆ~んやぁ~!」
「ゆぅぅ、おちびちゃんたち!なかないでね!おかーさんたちはとってもゆっくりできたからね!」
落ち込む子供達をペロペロと舐めて慰める母れいむであった。
だが、ここで少女が思いがけない行動をとった。
「あ、言い忘れてたけど、ゆっくりできなかったら罰ゲームね。とりあえず、お飾りは没収よ」
ひょいっと、子れいむのリボンを取り上げる少女。
あまりにも一瞬の出来事だった為、子れいむは何が起こったのか理解できなかった。
少女にヒラヒラと目の前でリボンを見せつけられたことでようやく事態を理解した。
「ゆゆ!?れいみゅのすちぇきなおりぼんしゃん!かえしちぇね!?かえしちぇね!?」
「ほらほら、おリボンはここよ?返してほしかったら、自分で取りに来なさい」
子れいむがちょうど届かない高さでリボンをヒラヒラとさせている。
子れいむはリボンを取り返そうと、必死にピョンピョンと飛び跳ねる。
「な、なにするのぉぉ!?おちびちゃんのおりぼんさん、ゆっくりかえしてねぇぇ!?」
そんな母れいむの言葉を聞き流し、少女は持っていたポーチの中から釣り用の針と糸を取りだすと、針の先にリボンを取りつけ、今度は子れいむが届く位置にリボンを垂らし始めた。
「おりぼんしゃん!(パク!)」
「よし!フィーッシュ!」
子れいむがリボンに喰いつくのを確認した後、少女は釣り糸を近くに転がっていた長めの竹竿に括りつけ簡易の釣り竿を作成する。
「さぁて、れいみゅちゃん。しっかりとおリボンを咥えているのよ?もし離しちゃったら・・・・・・とぉっても痛い目にあうわよ。くすくす」
「ゆぴぃ!?」
子れいむはリボンを咥えたまま下を見る。
そして自分が身長の何倍もの高さの位置まで持ち上げられていることに気が付いた。
こんな高度から落ちたらただでは済まない。
子れいむは高さに震えながらも、落ちないようしっかりとリボンを噛みしめた。
「ゆぅぅぅ!おおひへぇ!おおひひぇひぇ~!ゆぅひゃー!」
口でリボンにつかまっているため、満足に話をすることはできないが、その表情からとても焦っている様子は手に取るようにわかる。
「や、やめてね!やめてね!おねーさん!おちびちゃんをはなしてね!」
「ゆぅぅ!?ま、まつのぜ!おちびをどこへつれていくのぜぇぇぇ!?」
ゆっくり達の声を無視して、少女は池の方へとスタスタと歩いてゆく。
そして、池の水面上に釣り竿の先端がくるよう、池の畔に釣り竿を設置する。
「さて、こんなところかしら。さあ、ゲームを再開しましょう。私をゆっくりさせてくれたら、このれいみゅちゃんは助けてあげる。もしできなかったら・・・・・・くすくすくす!」
少女は竿を軽く揺さぶった。それに併せて釣り竿に吊るされた子れいむもユラユラと揺れはじめる。
「ゆぅひゃー!おひひゅぅぅぅ!」
「「お、おちびちゃぁぁぁぁん!?」」
もし、子れいむがリボンから口を離したら、池の中へと真っ逆さま。デッドエンド確定だ。
体力の無い子ゆっくりがいつまでもリボンに喰らいついていられる訳が無い。
リボン自体の強度もどれほど持つかも分からない。まさに死の崖っぷちに吊るされている状態だった。
両親と子まりさが「どぼじでごんなごどするどぉ!?」と少女の足元にすがりつくように問いかける。
だが、少女はそんなゆっくり達を振りほどくように蹴り飛ばした。
「「「ゆべっ!?」」」
「いいから私をゆっくりさせなさい。それ以外にこの子を助ける方法はないわ。はやくしないと池にポチャンよ。くすくす」
もはや少女は出会った頃の優しい存在ではなかった。
「ゆ、ゆぅぅ・・・・・・このおねーさん、まさか・・・・・・」
「やっぱりにんげんさんはゆっくりできなかったんだぜぇぇぇ!」
「ゆんやぁぁぁぁ!れいみゅぅぅぅ!」
所詮は人間。やはりゆっくりできる存在ではなかったのだ。
それをゆっくり一家が理解した時には、もう手遅れだった。
子れいむを人質に捕られている以上、こうなったら少女の言うとおり彼女をゆっくりさせるしかない。
そう判断したゆっくり達は、思いつく限りの方法で少女をゆっくりさせようと奮闘した。
「ゆっち!ゆっち!おねーしゃん!あみゃあみゃちょうじゃいね!いっぴゃいでいいよ!」
踊りきった満足感に浸りながらあまあまの要求をする子ゆっくり達だったが、
「ゆっくりできなかった。逆にイラっとしたわ」
少女は両手でバッテンを作りながら「NO」の判定を下す。
そのジャッジに一切の妥協はなかった。
「ゆぎゃーん!いっちょうけんめいおどっちゃのにぃ~!ゆんや~!」
「しょんにゃ~!れいみゅのあみゃあみゃ~!ゆ~んやぁ~!」
「ゆぅぅ、おちびちゃんたち!なかないでね!おかーさんたちはとってもゆっくりできたからね!」
落ち込む子供達をペロペロと舐めて慰める母れいむであった。
だが、ここで少女が思いがけない行動をとった。
「あ、言い忘れてたけど、ゆっくりできなかったら罰ゲームね。とりあえず、お飾りは没収よ」
ひょいっと、子れいむのリボンを取り上げる少女。
あまりにも一瞬の出来事だった為、子れいむは何が起こったのか理解できなかった。
少女にヒラヒラと目の前でリボンを見せつけられたことでようやく事態を理解した。
「ゆゆ!?れいみゅのすちぇきなおりぼんしゃん!かえしちぇね!?かえしちぇね!?」
「ほらほら、おリボンはここよ?返してほしかったら、自分で取りに来なさい」
子れいむがちょうど届かない高さでリボンをヒラヒラとさせている。
子れいむはリボンを取り返そうと、必死にピョンピョンと飛び跳ねる。
「な、なにするのぉぉ!?おちびちゃんのおりぼんさん、ゆっくりかえしてねぇぇ!?」
そんな母れいむの言葉を聞き流し、少女は持っていたポーチの中から釣り用の針と糸を取りだすと、針の先にリボンを取りつけ、今度は子れいむが届く位置にリボンを垂らし始めた。
「おりぼんしゃん!(パク!)」
「よし!フィーッシュ!」
子れいむがリボンに喰いつくのを確認した後、少女は釣り糸を近くに転がっていた長めの竹竿に括りつけ簡易の釣り竿を作成する。
「さぁて、れいみゅちゃん。しっかりとおリボンを咥えているのよ?もし離しちゃったら・・・・・・とぉっても痛い目にあうわよ。くすくす」
「ゆぴぃ!?」
子れいむはリボンを咥えたまま下を見る。
そして自分が身長の何倍もの高さの位置まで持ち上げられていることに気が付いた。
こんな高度から落ちたらただでは済まない。
子れいむは高さに震えながらも、落ちないようしっかりとリボンを噛みしめた。
「ゆぅぅぅ!おおひへぇ!おおひひぇひぇ~!ゆぅひゃー!」
口でリボンにつかまっているため、満足に話をすることはできないが、その表情からとても焦っている様子は手に取るようにわかる。
「や、やめてね!やめてね!おねーさん!おちびちゃんをはなしてね!」
「ゆぅぅ!?ま、まつのぜ!おちびをどこへつれていくのぜぇぇぇ!?」
ゆっくり達の声を無視して、少女は池の方へとスタスタと歩いてゆく。
そして、池の水面上に釣り竿の先端がくるよう、池の畔に釣り竿を設置する。
「さて、こんなところかしら。さあ、ゲームを再開しましょう。私をゆっくりさせてくれたら、このれいみゅちゃんは助けてあげる。もしできなかったら・・・・・・くすくすくす!」
少女は竿を軽く揺さぶった。それに併せて釣り竿に吊るされた子れいむもユラユラと揺れはじめる。
「ゆぅひゃー!おひひゅぅぅぅ!」
「「お、おちびちゃぁぁぁぁん!?」」
もし、子れいむがリボンから口を離したら、池の中へと真っ逆さま。デッドエンド確定だ。
体力の無い子ゆっくりがいつまでもリボンに喰らいついていられる訳が無い。
リボン自体の強度もどれほど持つかも分からない。まさに死の崖っぷちに吊るされている状態だった。
両親と子まりさが「どぼじでごんなごどするどぉ!?」と少女の足元にすがりつくように問いかける。
だが、少女はそんなゆっくり達を振りほどくように蹴り飛ばした。
「「「ゆべっ!?」」」
「いいから私をゆっくりさせなさい。それ以外にこの子を助ける方法はないわ。はやくしないと池にポチャンよ。くすくす」
もはや少女は出会った頃の優しい存在ではなかった。
「ゆ、ゆぅぅ・・・・・・このおねーさん、まさか・・・・・・」
「やっぱりにんげんさんはゆっくりできなかったんだぜぇぇぇ!」
「ゆんやぁぁぁぁ!れいみゅぅぅぅ!」
所詮は人間。やはりゆっくりできる存在ではなかったのだ。
それをゆっくり一家が理解した時には、もう手遅れだった。
子れいむを人質に捕られている以上、こうなったら少女の言うとおり彼女をゆっくりさせるしかない。
そう判断したゆっくり達は、思いつく限りの方法で少女をゆっくりさせようと奮闘した。
「れ、れいむがゆっくりとしたおうたをうたうよ!ゆっくりのひー♪まったりーのひー♪」
「ダメね。ダメダメ、全然ダメ。ゆっくりできないわ。てゆーか、ひどい音痴ね、貴女。そんなのでゆっくりできてたの?耳悪いんじゃない?」
「ゆがーん!れ、れいむおんちじゃないぃぃぃ!」
「ダメね。ダメダメ、全然ダメ。ゆっくりできないわ。てゆーか、ひどい音痴ね、貴女。そんなのでゆっくりできてたの?耳悪いんじゃない?」
「ゆがーん!れ、れいむおんちじゃないぃぃぃ!」
「まりちゃがこーろこーろするのじぇ!こりょこりょ~!」
「だから何?ひょっとして可愛さアピール狙ってる?言っとくけど、全然可愛くないわよ」
「ゆぴゃぁぁぁ!まりちゃはかわいいのじぇぇぇ!ゆんや~!」
「だから何?ひょっとして可愛さアピール狙ってる?言っとくけど、全然可愛くないわよ」
「ゆぴゃぁぁぁ!まりちゃはかわいいのじぇぇぇ!ゆんや~!」
「ま、まりさはかりがとくいなんだぜ!みてね!きょうのしゅうかくだぜ!すごいのぜ!」
「私、虫とか嫌いなの。気持ち悪い物みせないで。という訳で減点1。ペナルティよ。ほーら、ユサユサ!」
「ゆぴぃやぁぁぁ!?やへへぇぇぇ!?」
「ゆわぁぁぁ、す、すびばぜんんん!ゆらさないであげてねぇぇ!おちびがおちるのぜぇぇ!」
「私、虫とか嫌いなの。気持ち悪い物みせないで。という訳で減点1。ペナルティよ。ほーら、ユサユサ!」
「ゆぴぃやぁぁぁ!?やへへぇぇぇ!?」
「ゆわぁぁぁ、す、すびばぜんんん!ゆらさないであげてねぇぇ!おちびがおちるのぜぇぇ!」
結局ゆっくり達は何をやっても少女をゆっくりさせることはできなかった。
「ゆ、ゆぅぅ・・・・・・ど、どうすれば、いいんだぜぇ・・・・・・」
万策尽きたゆっくり達はもう次は何をしていいのかわからず、ただ涙するしかなかった。
「ほらほら、もうネタはないの?そろそろれいみゅちゃんも限界みたいだけど?」
「ゆゆ!?お、おちびっ!」
子れいむはプルプルと震え、全身からはタラタラと冷や汗が流れ落ちていた。
無理もない。脆弱なゆっくりの顎の力で全身を支えているのだ。もはや長くは持たないだろう。
今にもリボンから口を離し、落ちてしまいそうな状態だった。
「ゆ!ゆ!な、なんとかしないと・・・・・・したはおみずさんなのぜ!おちびがとけちゃうのぜぇぇ!?・・・・・・ゆっ!?したは、おみずさん・・・・・・?そ、そうなのぜ!」
父まりさは何を思いついたのか、自身の帽子を脱ぎ、口に咥えると池の方へと駆けて行った。
そして父まりさは帽子を勢いよく池へと放り投げた。
池に落ちた帽子は沈むことなくプカプカと浮かび、子れいむの真下へとゆっくり進んでいく。
「おちび!そのおぼうしにゆっくりのるんだぜ!」
このまりさは水上まりさではないので自身が帽子の上に乗ることはできない。
だが、子れいむ程度の大きさなら、父まりさの帽子でも十分救命ボートとして機能するのだ。
「くすくす。なかなか考えたわね。でも、所詮はゆっくりね。その程度で危機を脱したとは言えないわ」
少女は池の畔に立ち、両掌を胸の前で「パン!」と叩き合わせた。
「ゆ、ゆぅぅ・・・・・・ど、どうすれば、いいんだぜぇ・・・・・・」
万策尽きたゆっくり達はもう次は何をしていいのかわからず、ただ涙するしかなかった。
「ほらほら、もうネタはないの?そろそろれいみゅちゃんも限界みたいだけど?」
「ゆゆ!?お、おちびっ!」
子れいむはプルプルと震え、全身からはタラタラと冷や汗が流れ落ちていた。
無理もない。脆弱なゆっくりの顎の力で全身を支えているのだ。もはや長くは持たないだろう。
今にもリボンから口を離し、落ちてしまいそうな状態だった。
「ゆ!ゆ!な、なんとかしないと・・・・・・したはおみずさんなのぜ!おちびがとけちゃうのぜぇぇ!?・・・・・・ゆっ!?したは、おみずさん・・・・・・?そ、そうなのぜ!」
父まりさは何を思いついたのか、自身の帽子を脱ぎ、口に咥えると池の方へと駆けて行った。
そして父まりさは帽子を勢いよく池へと放り投げた。
池に落ちた帽子は沈むことなくプカプカと浮かび、子れいむの真下へとゆっくり進んでいく。
「おちび!そのおぼうしにゆっくりのるんだぜ!」
このまりさは水上まりさではないので自身が帽子の上に乗ることはできない。
だが、子れいむ程度の大きさなら、父まりさの帽子でも十分救命ボートとして機能するのだ。
「くすくす。なかなか考えたわね。でも、所詮はゆっくりね。その程度で危機を脱したとは言えないわ」
少女は池の畔に立ち、両掌を胸の前で「パン!」と叩き合わせた。
パン!パン!パン!
何度も何度も掌を叩き続ける。
「ゆ、ゆぅ?な、なにをしてるのぜぇ?」
父まりさは少女が何をしているのか理解はできなかったが、とても嫌な予感だけは感じていた。
すると、池の水面近くに何やら複数の影が集まっていることに気が付いた。
「あ、あれは・・・・・・?ゆ?おさかなさん!?」
そう、この池には鯉が棲んでいるのだ。
鯉は少女の掌の音に反応して集まってきた。
そして、ちょうど水面に漂っているまりさの帽子に気付くと、パクリと喰らいついた。
「ゆ、ゆわぁぁぁぁぁ!?おさかなさぁぁぁん!?まりさのおぼうし、たべないでねぇぇぇぇ!?」
しかも、それは1匹や2匹の話ではない。
「ゆ、ゆぅ?な、なにをしてるのぜぇ?」
父まりさは少女が何をしているのか理解はできなかったが、とても嫌な予感だけは感じていた。
すると、池の水面近くに何やら複数の影が集まっていることに気が付いた。
「あ、あれは・・・・・・?ゆ?おさかなさん!?」
そう、この池には鯉が棲んでいるのだ。
鯉は少女の掌の音に反応して集まってきた。
そして、ちょうど水面に漂っているまりさの帽子に気付くと、パクリと喰らいついた。
「ゆ、ゆわぁぁぁぁぁ!?おさかなさぁぁぁん!?まりさのおぼうし、たべないでねぇぇぇぇ!?」
しかも、それは1匹や2匹の話ではない。
パシャパシャパシャパシャパシャ!
帽子に喰らいついた鯉は、数十匹単位で存在しているのではという数だった。
まさに水面は鯉という鯉で埋め尽くされ、まりさの帽子を奪いあうように貪り喰らっている。
「ゆぴぃぃぃ!?」
その光景を池の上空からみていた子れいむは、更なる恐怖に怯えだす。
もし、この池に落ちたら水に溶けるどころの話ではない。
このおびただしい数の鯉たちに、あの帽子のように全身を貪り喰われるのだ。
それは想像を絶する死のイメージ。
そんな恐怖から逃れようと、子れいむはなけなしの力を振り絞り必死にリボンに喰いつくのだった。
まさに水面は鯉という鯉で埋め尽くされ、まりさの帽子を奪いあうように貪り喰らっている。
「ゆぴぃぃぃ!?」
その光景を池の上空からみていた子れいむは、更なる恐怖に怯えだす。
もし、この池に落ちたら水に溶けるどころの話ではない。
このおびただしい数の鯉たちに、あの帽子のように全身を貪り喰われるのだ。
それは想像を絶する死のイメージ。
そんな恐怖から逃れようと、子れいむはなけなしの力を振り絞り必死にリボンに喰いつくのだった。
「くすくすくす。残念だったわね、まりさ」
「ゆ、あ、あぁぁ・・・・・・まりさの、おぼうしがぁ・・・・・・」
「れいみゅちゃんを助けたければ私をゆっくりさせること。これが絶対のルールよ。貴方が帽子を失ったのはルール違反の罰だと思ってあきらめるのね。くすくすくす」
「ゆ、あ、あぁぁ・・・・・・まりさの、おぼうしがぁ・・・・・・」
「れいみゅちゃんを助けたければ私をゆっくりさせること。これが絶対のルールよ。貴方が帽子を失ったのはルール違反の罰だと思ってあきらめるのね。くすくすくす」
完全に積んだ。
父まりさは自身の無力を痛感し、ただただ涙を流すしかなかった。
そんな父まりさに、母れいむがゆっくりと近づいてきた。
「ゆぅ・・・・・・ごべんでぇぇ、でいぶぅぅ。ばでぃざ・・・・・・もうどうしたらいいのかわがらないんだぜ」
「だいじょうぶだよ、まりさ。れいむ、このおねーさんをゆっくりさせるほうほうがわかったよ・・・・・・」
「ゆ!?ほ、ほんとうなのぜ!?れいむ!ゆっくりおしえてね!」
すると母れいむは何を思ったのか、唐突に父まりさの頬に唇を押しつけた。
「ゆゆ!?れ、れいむ!?こ、こんなときにチュッチュなんて・・・・・・///」
突然の口づけに思わずドギマギしてしまう父まりさ。
だが、それは求愛行為などではなかった。
母れいむはそのまま、父まりさの頬にガブッと噛付くと、
父まりさは自身の無力を痛感し、ただただ涙を流すしかなかった。
そんな父まりさに、母れいむがゆっくりと近づいてきた。
「ゆぅ・・・・・・ごべんでぇぇ、でいぶぅぅ。ばでぃざ・・・・・・もうどうしたらいいのかわがらないんだぜ」
「だいじょうぶだよ、まりさ。れいむ、このおねーさんをゆっくりさせるほうほうがわかったよ・・・・・・」
「ゆ!?ほ、ほんとうなのぜ!?れいむ!ゆっくりおしえてね!」
すると母れいむは何を思ったのか、唐突に父まりさの頬に唇を押しつけた。
「ゆゆ!?れ、れいむ!?こ、こんなときにチュッチュなんて・・・・・・///」
突然の口づけに思わずドギマギしてしまう父まりさ。
だが、それは求愛行為などではなかった。
母れいむはそのまま、父まりさの頬にガブッと噛付くと、
ビヂィィィィ!!
そのまま勢いよく頬の皮を引き千切ったのだ。
「ゆぎゃぁぁぁぁっぁぁ!?!?れ、れいぶぅぅぅ!?なにするんだぜぇぇぇ!!?」
母れいむによる突然の凶行と痛みに父まりさは混乱し、目を白黒とさせている。
そんな父まりさに対し、母れいむは冷淡に「ペッ!」と咥えていた頬皮を吐き捨てた。
「このおねーさんはぎゃくったいにんげんさんだよ。だからね、おねーさんをゆっくりさせるには・・・・・・ゆっくりがイタイイタイしてるところをみせてあげればいいんだよ・・・・・・!」
「な、なにいっでるんだぜぇぇぇ!?」
狼狽する父まりさを何の感情も無い表情で見つめながら、母れいむはトンデモないことを言いだした。
「どーせ、おぼうしをなくしたまりさはもうゆっくりできないよ。だったらおちびちゃんのために・・・・・・ゆっくりしんでいってね!」
倒れている父まりさに飛びかかり、踏みつけるように覆い被さってきた。
「ゆげはっ!?で、でいぶぅぅ、どぼじでぇぇぇぇぇ!!??」
「これはおちびちゃんのためなんだよ?それをりかいしたならゆっくりしんでね!」
母れいむは何度も何度も「しんでね!しんでね!」と繰り返しながら、父まりさをバフンバフンと踏みつける。
「ゆげっ!やべっ!でいっ!ぶっ!ぶっ!ぶぅぅぅ~!」
そして、父まりさは大量の餡子を吐きながら踏み潰されて死んでしまった。
「・・・・・・ゆふぅ、ゆふぅ・・・・・・ど、どう!?おねーさん!ゆっくりできたでしょ!?だかられいむのおちびちゃんをたすけてね!」
母れいむは『決死の覚悟でやり遂げました』と言わんばかりの引きつったような笑顔で少女に訴える。
だが、そんな母れいむとは対照的に、少女の表情は至って淡白だった。
「・・・・・・そうね。まりさが愛する番いのれいむに無様に踏み潰される様はとても滑稽だったわ。・・・・・・でもねぇ、そんなありきたりな『制裁』じゃあねぇ。ちょっと物足りないわね。・・・・・・私は『制裁』じゃなくて『虐待』が好きなの。この違い、ゆっくり理解できるかしら?それが解らないなら・・・・・・」
少女は池の淵に置かれた竿に手をつけるとユサユサと揺らし始めた。
「ゆぴぃぃぃ!?や、やへへぇへぇぇぇぇ!!?おひひゅー!おひひゅぅぅぅ!!」
「お、おてぃびちゃぁぁぁん!?」
「この子は返せないわねぇ。くすくす」
母れいむは焦った。
(このままだとかわいいれいむのおちびちゃんがあぶないよ!でもどうすればいいの!?)
オロオロと辺りを見回した時、母れいむの目に飛び込んできたものは、
「おちょーしゃん!ちっかりするのじぇ!おちょーしゃん!おちょぉぉしゃぁぁぁん!!」
母れいむに踏み潰され圧死した父まりさの亡骸にすがりつき涙を流している子まりさの姿だった。
そんな子まりさを見つけると、母れいむは再びぎこちない笑みを浮かべ、わが子に話しかけた。
「ゆ、ゆひひ・・・・・・ま、まりさのおちびちゃん?ゆっくりきいてね!」
「ゆゆ?お、おきゃーしゃん?」
子まりさは父が母に殺される様をはっきりと見ていた。
その為、普段ならとってもゆっくりできるはずの母の笑顔が、今は恐ろしくてたまらなかった。
「おとーさんはれいむのおちびちゃんをたすけるために、えいっえんにゆっくりしちゃったよ」
「おきゃーしゃん!どうちて!?どうちてきょんなこちょ・・・・・・!」
「でもね、それだけじゃぁだめだったんだよぉ。だからねぇ、まりさのおちびちゃん?ゆひ、ゆひひ・・・・・・」
「ゆ、ゆぴぃ・・・・・・っ!?」
狂気を内包した笑顔でにじり寄ってくる母れいむ。
そんな母に恐怖し、子まりさはおそろちーちーを漏らしながらズリズリと後ずさる。
「れ、れいむのおちびちゃんをたすけるためだよぉ!?まりさのおちびちゃんも、ゆっくりきょうりょくしてね!!」
「ゆぴぃぃゃぁぁ!に、にげるのじぇぇぇ!」
クルリ回れ右をし、一目散に逃げ出そうとした、その瞬間。
「ゆぎゃぁぁぁぁっぁぁ!?!?れ、れいぶぅぅぅ!?なにするんだぜぇぇぇ!!?」
母れいむによる突然の凶行と痛みに父まりさは混乱し、目を白黒とさせている。
そんな父まりさに対し、母れいむは冷淡に「ペッ!」と咥えていた頬皮を吐き捨てた。
「このおねーさんはぎゃくったいにんげんさんだよ。だからね、おねーさんをゆっくりさせるには・・・・・・ゆっくりがイタイイタイしてるところをみせてあげればいいんだよ・・・・・・!」
「な、なにいっでるんだぜぇぇぇ!?」
狼狽する父まりさを何の感情も無い表情で見つめながら、母れいむはトンデモないことを言いだした。
「どーせ、おぼうしをなくしたまりさはもうゆっくりできないよ。だったらおちびちゃんのために・・・・・・ゆっくりしんでいってね!」
倒れている父まりさに飛びかかり、踏みつけるように覆い被さってきた。
「ゆげはっ!?で、でいぶぅぅ、どぼじでぇぇぇぇぇ!!??」
「これはおちびちゃんのためなんだよ?それをりかいしたならゆっくりしんでね!」
母れいむは何度も何度も「しんでね!しんでね!」と繰り返しながら、父まりさをバフンバフンと踏みつける。
「ゆげっ!やべっ!でいっ!ぶっ!ぶっ!ぶぅぅぅ~!」
そして、父まりさは大量の餡子を吐きながら踏み潰されて死んでしまった。
「・・・・・・ゆふぅ、ゆふぅ・・・・・・ど、どう!?おねーさん!ゆっくりできたでしょ!?だかられいむのおちびちゃんをたすけてね!」
母れいむは『決死の覚悟でやり遂げました』と言わんばかりの引きつったような笑顔で少女に訴える。
だが、そんな母れいむとは対照的に、少女の表情は至って淡白だった。
「・・・・・・そうね。まりさが愛する番いのれいむに無様に踏み潰される様はとても滑稽だったわ。・・・・・・でもねぇ、そんなありきたりな『制裁』じゃあねぇ。ちょっと物足りないわね。・・・・・・私は『制裁』じゃなくて『虐待』が好きなの。この違い、ゆっくり理解できるかしら?それが解らないなら・・・・・・」
少女は池の淵に置かれた竿に手をつけるとユサユサと揺らし始めた。
「ゆぴぃぃぃ!?や、やへへぇへぇぇぇぇ!!?おひひゅー!おひひゅぅぅぅ!!」
「お、おてぃびちゃぁぁぁん!?」
「この子は返せないわねぇ。くすくす」
母れいむは焦った。
(このままだとかわいいれいむのおちびちゃんがあぶないよ!でもどうすればいいの!?)
オロオロと辺りを見回した時、母れいむの目に飛び込んできたものは、
「おちょーしゃん!ちっかりするのじぇ!おちょーしゃん!おちょぉぉしゃぁぁぁん!!」
母れいむに踏み潰され圧死した父まりさの亡骸にすがりつき涙を流している子まりさの姿だった。
そんな子まりさを見つけると、母れいむは再びぎこちない笑みを浮かべ、わが子に話しかけた。
「ゆ、ゆひひ・・・・・・ま、まりさのおちびちゃん?ゆっくりきいてね!」
「ゆゆ?お、おきゃーしゃん?」
子まりさは父が母に殺される様をはっきりと見ていた。
その為、普段ならとってもゆっくりできるはずの母の笑顔が、今は恐ろしくてたまらなかった。
「おとーさんはれいむのおちびちゃんをたすけるために、えいっえんにゆっくりしちゃったよ」
「おきゃーしゃん!どうちて!?どうちてきょんなこちょ・・・・・・!」
「でもね、それだけじゃぁだめだったんだよぉ。だからねぇ、まりさのおちびちゃん?ゆひ、ゆひひ・・・・・・」
「ゆ、ゆぴぃ・・・・・・っ!?」
狂気を内包した笑顔でにじり寄ってくる母れいむ。
そんな母に恐怖し、子まりさはおそろちーちーを漏らしながらズリズリと後ずさる。
「れ、れいむのおちびちゃんをたすけるためだよぉ!?まりさのおちびちゃんも、ゆっくりきょうりょくしてね!!」
「ゆぴぃぃゃぁぁ!に、にげるのじぇぇぇ!」
クルリ回れ右をし、一目散に逃げ出そうとした、その瞬間。
パシュッ!
頭の上で何かが弾き飛ばされるような音が聞こえた。
「ゆ、ゆっ!?ま、まりちゃの・・・・・・おぼうち・・・・・・?」
遥かかなたに飛んでゆく自分の帽子を確認したが、子まりさは呆然と立ち尽くしてしまう。
取りに行けるのなら行きたかった。だが、それは目の前にゆっくりと立ちふさがる母れいむが阻止していた。
そして母れいむは宣言する。
「こんなところにゆっくりしてないゆっくりがいるよぉ?ゆっくりしてないゆっくりはぁ、せいっさい!いや、ぎゃくったい!だよ!」
「ゆ、ゆ、ゆ・・・・・・っ!ゆんやぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」
母れいむは振り上げた揉み上げを子まりさに何度も叩きつけた。
「いじゃぃ!いじゃいのじぇぇぇ!?ゆんやぁぁぁ!おきゃーしゃん!やめちぇ!やめちぇぇぇぇ!!」
更に母れいむは逃げられないよう子まりさに覆い被さった。
「ゆんやぁぁぁ!おもいのじぇぇぇ!どいちぇぇぇぇ!!ちゅぶれりゅぅぅぅ!!」
「さぁ、かみのけさんをひっこぬくよ!ぶーちぶーち!ゆっくりひめいをあげてね!」
「ゆびぇぇ!?まりちゃのきゅーてぃくるなきゃみのきぇぎゃぁぁぁぁ!!」
ブチブチと髪の毛を引き抜いてゆく母れいむ。
子まりさは泣き叫びながら、ゆっくりとハゲ饅頭へと姿を変えてゆく。
その途中、母れいむはチラリと少女の表情を窺った。
「・・・・・・・・・」
だが、少女は無表情なまま黙ってこちらを見ているだけだった。
(だめだよ!おねーさん、ぜんぜんゆっくりしてないよ!?)
そんな焦りが母れいむの虐待をエスカレートさせていく。
「おつぎはおめめをくりぬくよ!ぐーりぐーり!」
母れいむはドスリ!と舌を子まりさの右目に突き刺すと舌をグリグリと動かし、目玉を抉り取った。
「ゆぎぇぇあぁぁぁ!!まりちゃのつぶらんぼなおめめぎゃぁ~!!」
片目を失った子まりさはその痛みでコロコロとのた打ち回る。
これならばと少女の方へと振り向く母れいむであったが、
「・・・・・・ふわぁぁぁ~」
少女は大きく口を開けて欠伸をしていた。明らかに退屈している仕草だ。
ますます焦燥感に追い立てられた母れいむは、揉み上げで子まりさを掴みつつ、大きく振り上げた。
「このぉぉ!もっとゆっくりとしたなきごえをだせぇぇぇ!」
そして思いっきり子まりさの顔面を地面へと叩きつけた。
「ゆぴゃぁっ!?」
再び掴みあげ、叩きつける。
「ゆぎゅぅっぅ!!」
何度も何度も叩きつける。
「ゆぎ! ゆが! ぼう! やべ! ゆんやっ! ・・・っ! ・・・! ・・・」
「もっとだぁぁ!もっとなげぇぇ!なきさけべぇぇぇ!こんのぉぉぉ・・・・・・っ!」
更に叩きつけようと振り上げる。
「もういいわ」
突然の少女の制止に、思わず動きを止める。
「ゆ、ゆぅ!?お、おねーさん?」
「これ以上続けても時間の無駄よ。その子、もう死んでるわ」
母れいむが掴みあげていた子まりさに目をやると、顔がぐちゃぐちゃに潰れて絶命していた。
「ゆひっ!きもぢわるい!」
母れいむはポイっと子まりさを投げ捨てた。
そして、これまでの疲れがどっと押し寄せたのか「ゆひぃ、ゆひぃ」と息を荒げていた。
母れいむはゆっくりと少女の方へと顔を向ける。
「ゆ、ゆへへ、お、おねーさん。こ、これでゆっくりできたでしょぉ!?だ、だからね!れいむのおちびちゃんを、ゆっくりかえしてねぇぇぇ!!」
少女は目をつぶり、腕を組みながら首をかしげていた。
「う~ん、そうねぇ・・・・・・」
暫く思案した後、少女はおもむろにニッコリと笑顔を浮かべた。
「ええ、そうね。とってもゆっくりできたわ。だからこの子は返してあげる、」
「ゆゆっ!?ほ、ほんとに!?」
母れいむも思わずパァっと笑顔となる。
「――ってぇ」
一瞬、少女の右足が母れいむの視界から消えた。その直後、
「ゆ、ゆっ!?ま、まりちゃの・・・・・・おぼうち・・・・・・?」
遥かかなたに飛んでゆく自分の帽子を確認したが、子まりさは呆然と立ち尽くしてしまう。
取りに行けるのなら行きたかった。だが、それは目の前にゆっくりと立ちふさがる母れいむが阻止していた。
そして母れいむは宣言する。
「こんなところにゆっくりしてないゆっくりがいるよぉ?ゆっくりしてないゆっくりはぁ、せいっさい!いや、ぎゃくったい!だよ!」
「ゆ、ゆ、ゆ・・・・・・っ!ゆんやぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」
母れいむは振り上げた揉み上げを子まりさに何度も叩きつけた。
「いじゃぃ!いじゃいのじぇぇぇ!?ゆんやぁぁぁ!おきゃーしゃん!やめちぇ!やめちぇぇぇぇ!!」
更に母れいむは逃げられないよう子まりさに覆い被さった。
「ゆんやぁぁぁ!おもいのじぇぇぇ!どいちぇぇぇぇ!!ちゅぶれりゅぅぅぅ!!」
「さぁ、かみのけさんをひっこぬくよ!ぶーちぶーち!ゆっくりひめいをあげてね!」
「ゆびぇぇ!?まりちゃのきゅーてぃくるなきゃみのきぇぎゃぁぁぁぁ!!」
ブチブチと髪の毛を引き抜いてゆく母れいむ。
子まりさは泣き叫びながら、ゆっくりとハゲ饅頭へと姿を変えてゆく。
その途中、母れいむはチラリと少女の表情を窺った。
「・・・・・・・・・」
だが、少女は無表情なまま黙ってこちらを見ているだけだった。
(だめだよ!おねーさん、ぜんぜんゆっくりしてないよ!?)
そんな焦りが母れいむの虐待をエスカレートさせていく。
「おつぎはおめめをくりぬくよ!ぐーりぐーり!」
母れいむはドスリ!と舌を子まりさの右目に突き刺すと舌をグリグリと動かし、目玉を抉り取った。
「ゆぎぇぇあぁぁぁ!!まりちゃのつぶらんぼなおめめぎゃぁ~!!」
片目を失った子まりさはその痛みでコロコロとのた打ち回る。
これならばと少女の方へと振り向く母れいむであったが、
「・・・・・・ふわぁぁぁ~」
少女は大きく口を開けて欠伸をしていた。明らかに退屈している仕草だ。
ますます焦燥感に追い立てられた母れいむは、揉み上げで子まりさを掴みつつ、大きく振り上げた。
「このぉぉ!もっとゆっくりとしたなきごえをだせぇぇぇ!」
そして思いっきり子まりさの顔面を地面へと叩きつけた。
「ゆぴゃぁっ!?」
再び掴みあげ、叩きつける。
「ゆぎゅぅっぅ!!」
何度も何度も叩きつける。
「ゆぎ! ゆが! ぼう! やべ! ゆんやっ! ・・・っ! ・・・! ・・・」
「もっとだぁぁ!もっとなげぇぇ!なきさけべぇぇぇ!こんのぉぉぉ・・・・・・っ!」
更に叩きつけようと振り上げる。
「もういいわ」
突然の少女の制止に、思わず動きを止める。
「ゆ、ゆぅ!?お、おねーさん?」
「これ以上続けても時間の無駄よ。その子、もう死んでるわ」
母れいむが掴みあげていた子まりさに目をやると、顔がぐちゃぐちゃに潰れて絶命していた。
「ゆひっ!きもぢわるい!」
母れいむはポイっと子まりさを投げ捨てた。
そして、これまでの疲れがどっと押し寄せたのか「ゆひぃ、ゆひぃ」と息を荒げていた。
母れいむはゆっくりと少女の方へと顔を向ける。
「ゆ、ゆへへ、お、おねーさん。こ、これでゆっくりできたでしょぉ!?だ、だからね!れいむのおちびちゃんを、ゆっくりかえしてねぇぇぇ!!」
少女は目をつぶり、腕を組みながら首をかしげていた。
「う~ん、そうねぇ・・・・・・」
暫く思案した後、少女はおもむろにニッコリと笑顔を浮かべた。
「ええ、そうね。とってもゆっくりできたわ。だからこの子は返してあげる、」
「ゆゆっ!?ほ、ほんとに!?」
母れいむも思わずパァっと笑顔となる。
「――ってぇ」
一瞬、少女の右足が母れいむの視界から消えた。その直後、
メコリ!
少女の右足のつま先は、母れいむの顔面に深々と突き刺さっていた。
「!?!?」
母れいむは自身に何が起こっているのかわからぬまま、蹴り飛ばされ、ビターンビターンと二、三回バウンドした後、ゴロゴロと転がり岩にぶつかることでようやく停止した。
「んなわきゃねぇぇだらぁぁぁぁぁ!!」
少女の笑顔は急変し、まるで汚物でも見るかのような嫌悪の表情を浮かべ、倒れる母れいむを見下していた。
「ゆぐはぁ!?ゆぎぃぃ!?ど、どぼじでぇ!?ゆぎぃいへぇあぁぁぁぁ!!」
歯が何本か折れた口から餡子を吐き出しながら、母れいむは理不尽な仕打ちに絶叫した。
すると少女は母れいむの揉み上げを掴み、自身の目の前まで持ち上げると唐突に語り出した。
「私はねぇ、ゆっくりが大好きなのよ」
「ゆ、はぁぁぁぁ!?」
れいむの混乱はますます増していく。
ゆっくりがすき?ゆっくりがすきならどうしてこんなことするの?
そんなれいむの疑問など関係ないとばかりに少女の独白は続く。
「私が理想とするゆっくりはね、穢れを知らず、いつもニコニコと笑っていて、世界は『愛で』に満ちていると信じて疑わない、純真無垢な心を持った存在なの。仲間や家族のゆっくりにも優しくて、何かピンチがあっても力を合わせて立ち向かい、決して裏切ったりはしない、むしろ自身を犠牲にしてでも皆を助けようとする慈愛の心を持っている。それこそが真にゆっくりしているゆっくりだと、私は思うの!」
少女は、瞳をキラキラさせながら自身の理想のゆっくりというものについて語っている。
それは年相応の夢見る少女のような表情だった。
そんな天使を彷彿とさせるような愛らしい少女の表情が、残虐な悪魔の笑顔へと変貌する。
「・・・・・・それでね?私は、そんな頭ん中お花畑なゲロッカスな妄想を・・・・・・グッチャグチャの!ズッタズタに引き裂いて!ゆっくり共を絶望の淵に叩き落としてやるのが!だぁぁぁい好きなのよぉぉ!!ほぉんと私って最低なクズ人間でしょぉ?でもね、そういう性分なんだからしょうがないじゃなぁい!?くすっくすくすくす!」
「ゆ、ゆ、ぁ、ぁ、!?」
れいむは少女が何を言っているのか理解できなかった。
当然だ、人間でもこんな狂気を理解できるものはそうはいない。
「でもね?最近のゆっくりってホンっトにゲスばかりなの。仲間や家族を平気で裏切って、どいつもこいつも自分がゆっくりすることしか考えてないクズなのよ。だから私はゆっくりできなかった。言ったでしょ?私、ゲスを『制裁』したいんじゃなくて、善良を『虐待』したいの!こんな風にね!」」
母れいむを地面に叩きつけると力まかせに掴んでいた揉み上げを引き千切った。
「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁ!?で、でいぶのこけてぃっしゅなぴこぴこさんがぁぁぁぁぁ!?」
「ねぇ?わかる?私は、アンタらゲスの悲鳴じゃゆっくりできないのよ、このゲスれいむ!」
少女は苛立ちを露わに母れいむをゲシゲシと蹴り始めた。
「ゆげ!ゆぎっ!ぢ、ぢがう!で、でいぶは!げすじゃ、ないぃぃぃ!」
「ゲスはみんなそう言うのよ。でもまあ、厳しいこの世界を生き抜くうえではゲス化も仕方のないことってのは理解しているわ。その原因の大部分が私たち人間だってこともね。それでも忘れちゃいけないものってあると思うのよ。愛とか友情とかね」
「で、でいぶは!でいぶのおてぃびじゃんを!ほんっとうにあいしてるよ!だがらでいぶはげずじゃないんだよ!」
番いと子供のまりさは殺しておいてよくいうものだと少女は呆れた顔をする。
だが、ふと思った。
確かに、まりさを殺したのはゲス行為だが、それはれいむ種の子供を助けるためにしたことなのだ。
「なるほどね。確かに、貴女の同種の子供に対する愛情は本物かもしれないわねぇ・・・・・・?」
れいむ種はぼせい(笑)が高いとはよく言われるが、中には同じれいむ種限定でしか愛情を注がないものも少なくないという。
「たとえその愛情が同種限定のものだったとしても、本物の愛情であるのなら、私もゆっくりとすることができるかもしれないわね。・・・・・・いいわ、試してあげる。貴女の『愛』をね?くすくすくす」
少女は釣竿を手に取ると、上下にしならせるように揺さぶりだした。
「ゆゆっ!?お、おねーさん!なにするの!?やめてね?やめてね!?おちびちゃんがおちちゃうよ!?」
「このまま釣り針ごと池の中に放り込みたいところだけど、生憎ここの公園って釣りは禁止なのよね。でも、餌を与えるのはOKなの。だから、れいみゅちゃんだけお池に落っこちてね?今すぐでいいわよ。くすくすくす」
これまでにないほど釣竿を大きく振り回す。
「ゆぴぃっぃぃ!!」
だが、子れいむはしぶとくリボンに食いついてなかなか離れようとはしなかった。
「ゆああ!おちびちゃん!おちびちゃぁぁぁん!がんばってね!ぜったいにおくちをはなしたらだめだよ!」
「なかなか頑張るわね。でも、これでっ!フィナーレよ!」
少女が釣竿を大きく振り上げる。
それにあわせて釣り針も大きく上空へと放り投げられる。
「!?」
突然の大きな浮揚感が、子れいむのゆっくりとしての本能を刺激する。
その結果、
「おしょらをとんじぇるみちゃーい!」
思わずお決まりのフレーズを口走ってしまった。
当然、こんな状況でそんなセリフを喋ろうものなら、結果は考えるまでもない。
「ゆわぁぁぁぁ!?おてぃびちゃぁぁぁん!?おくちからおりぼんさんはなしちゃだめぇぇぇぇ!!」
「・・・・・・ゆ?ゆぅぅぅ!?」
気づいたときにはもう遅かった。
宙へ放り出された子れいむは驚愕と恐怖の表情を浮かべながら、ポシャン!と池へと墜落してしまった。
「くすくす!さぁさ、おいでなさいお魚さん達!美味しい美味しいお饅頭を召し上がれぇ!」
少女が再び両掌を「パァン!」と鳴らすと、池の鯉たちは池ポチャした子れいむへと群がっていった。
「(パシャパシャ!)ゆんやぁぁ!?(パシャパシャ!)やめちぇね!(パシャパシャ!)やめちぇ(パシャパシャ!)おしゃかな(パシャパシャ!)しゃん!れい(パシャパシャ!)みゅを(パシャパシャ!)たべに(パシャパシャ!)ゃいで(パシャパシャ!)にぇ!(パシャパシャ!)いちゃいぃぃ!(パシャパシャ!)やめ(パシャパシャ!)ちぇ(パシャパシャ!)ゆん(パシャパシャ!)やぁ(パシャパシャ!)ゆ(パシャパシャ!)や!(パシャパシャ!)ゆ゙っ!(パシャパシャ!)ゆ゙(パシャパシャ!)っ!(パシャパシャ!)!(パシャパシャパシャ)(パシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャッパシャパシャ)」
子れいむの絶叫は直ぐに聞こえなくなった。
今はもう、池の鯉達が水面を叩く音が聞こえるのみであった。
「ゆ・・・・・・ゆあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああぁぁぁぁぁああぁぁぁぁっぁぁあ!!?」
「くすくすくすくすくすくすくすくす!!」
少女は暫くの間、絶叫し涙を流す母れいむを嘲笑いながら眺めていた。
「やっぱりゆっくりにも愛とか友情は必要よねぇ。だって、それをめちゃくちゃにしてやった時の爽快感は最ッ高だもの、くすくす。・・・・・・さてと。それなりに楽しませてもらったから、そろそろ終わりにして帰ろうかしら」
ゆっくりの嘆きを堪能した少女は、母れいむを踏み潰そうと片足を持ち上げた。
「ゆぅ、おねーさん・・・・・・」
「なぁにぃ?」
最期に辞世の句だけでも聞いてやろうと返事をする。
「もう、じゅうぶんゆっくりできたでしょ?だったらもうかえってね。れいむにこれいじょうひどいことしないでね」
「・・・・・・・・・」
思わず足を降ろしてしまう。
母れいむの台詞にわずかな違和感を感じたのだ。
彼女のこれまでのゆ虐経験からすると全てを失ったゆっくりがとる行動は、怒りに身を任せて飛びかかってくるか、絶望し廃ゆっくりと化してしまうかが大半だ。
だがこのれいむはどうだろう。落胆はしているが、その瞳にはまだ生きようという意志があるように見える。
やはりただのゲスだったのか?いや、子れいむに対する愛情は本物だった。
それを失った今、何を希望に生きていくというのか。それとも、まだ希望が残っているのか?
なんにせよ、
「!?!?」
母れいむは自身に何が起こっているのかわからぬまま、蹴り飛ばされ、ビターンビターンと二、三回バウンドした後、ゴロゴロと転がり岩にぶつかることでようやく停止した。
「んなわきゃねぇぇだらぁぁぁぁぁ!!」
少女の笑顔は急変し、まるで汚物でも見るかのような嫌悪の表情を浮かべ、倒れる母れいむを見下していた。
「ゆぐはぁ!?ゆぎぃぃ!?ど、どぼじでぇ!?ゆぎぃいへぇあぁぁぁぁ!!」
歯が何本か折れた口から餡子を吐き出しながら、母れいむは理不尽な仕打ちに絶叫した。
すると少女は母れいむの揉み上げを掴み、自身の目の前まで持ち上げると唐突に語り出した。
「私はねぇ、ゆっくりが大好きなのよ」
「ゆ、はぁぁぁぁ!?」
れいむの混乱はますます増していく。
ゆっくりがすき?ゆっくりがすきならどうしてこんなことするの?
そんなれいむの疑問など関係ないとばかりに少女の独白は続く。
「私が理想とするゆっくりはね、穢れを知らず、いつもニコニコと笑っていて、世界は『愛で』に満ちていると信じて疑わない、純真無垢な心を持った存在なの。仲間や家族のゆっくりにも優しくて、何かピンチがあっても力を合わせて立ち向かい、決して裏切ったりはしない、むしろ自身を犠牲にしてでも皆を助けようとする慈愛の心を持っている。それこそが真にゆっくりしているゆっくりだと、私は思うの!」
少女は、瞳をキラキラさせながら自身の理想のゆっくりというものについて語っている。
それは年相応の夢見る少女のような表情だった。
そんな天使を彷彿とさせるような愛らしい少女の表情が、残虐な悪魔の笑顔へと変貌する。
「・・・・・・それでね?私は、そんな頭ん中お花畑なゲロッカスな妄想を・・・・・・グッチャグチャの!ズッタズタに引き裂いて!ゆっくり共を絶望の淵に叩き落としてやるのが!だぁぁぁい好きなのよぉぉ!!ほぉんと私って最低なクズ人間でしょぉ?でもね、そういう性分なんだからしょうがないじゃなぁい!?くすっくすくすくす!」
「ゆ、ゆ、ぁ、ぁ、!?」
れいむは少女が何を言っているのか理解できなかった。
当然だ、人間でもこんな狂気を理解できるものはそうはいない。
「でもね?最近のゆっくりってホンっトにゲスばかりなの。仲間や家族を平気で裏切って、どいつもこいつも自分がゆっくりすることしか考えてないクズなのよ。だから私はゆっくりできなかった。言ったでしょ?私、ゲスを『制裁』したいんじゃなくて、善良を『虐待』したいの!こんな風にね!」」
母れいむを地面に叩きつけると力まかせに掴んでいた揉み上げを引き千切った。
「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁ!?で、でいぶのこけてぃっしゅなぴこぴこさんがぁぁぁぁぁ!?」
「ねぇ?わかる?私は、アンタらゲスの悲鳴じゃゆっくりできないのよ、このゲスれいむ!」
少女は苛立ちを露わに母れいむをゲシゲシと蹴り始めた。
「ゆげ!ゆぎっ!ぢ、ぢがう!で、でいぶは!げすじゃ、ないぃぃぃ!」
「ゲスはみんなそう言うのよ。でもまあ、厳しいこの世界を生き抜くうえではゲス化も仕方のないことってのは理解しているわ。その原因の大部分が私たち人間だってこともね。それでも忘れちゃいけないものってあると思うのよ。愛とか友情とかね」
「で、でいぶは!でいぶのおてぃびじゃんを!ほんっとうにあいしてるよ!だがらでいぶはげずじゃないんだよ!」
番いと子供のまりさは殺しておいてよくいうものだと少女は呆れた顔をする。
だが、ふと思った。
確かに、まりさを殺したのはゲス行為だが、それはれいむ種の子供を助けるためにしたことなのだ。
「なるほどね。確かに、貴女の同種の子供に対する愛情は本物かもしれないわねぇ・・・・・・?」
れいむ種はぼせい(笑)が高いとはよく言われるが、中には同じれいむ種限定でしか愛情を注がないものも少なくないという。
「たとえその愛情が同種限定のものだったとしても、本物の愛情であるのなら、私もゆっくりとすることができるかもしれないわね。・・・・・・いいわ、試してあげる。貴女の『愛』をね?くすくすくす」
少女は釣竿を手に取ると、上下にしならせるように揺さぶりだした。
「ゆゆっ!?お、おねーさん!なにするの!?やめてね?やめてね!?おちびちゃんがおちちゃうよ!?」
「このまま釣り針ごと池の中に放り込みたいところだけど、生憎ここの公園って釣りは禁止なのよね。でも、餌を与えるのはOKなの。だから、れいみゅちゃんだけお池に落っこちてね?今すぐでいいわよ。くすくすくす」
これまでにないほど釣竿を大きく振り回す。
「ゆぴぃっぃぃ!!」
だが、子れいむはしぶとくリボンに食いついてなかなか離れようとはしなかった。
「ゆああ!おちびちゃん!おちびちゃぁぁぁん!がんばってね!ぜったいにおくちをはなしたらだめだよ!」
「なかなか頑張るわね。でも、これでっ!フィナーレよ!」
少女が釣竿を大きく振り上げる。
それにあわせて釣り針も大きく上空へと放り投げられる。
「!?」
突然の大きな浮揚感が、子れいむのゆっくりとしての本能を刺激する。
その結果、
「おしょらをとんじぇるみちゃーい!」
思わずお決まりのフレーズを口走ってしまった。
当然、こんな状況でそんなセリフを喋ろうものなら、結果は考えるまでもない。
「ゆわぁぁぁぁ!?おてぃびちゃぁぁぁん!?おくちからおりぼんさんはなしちゃだめぇぇぇぇ!!」
「・・・・・・ゆ?ゆぅぅぅ!?」
気づいたときにはもう遅かった。
宙へ放り出された子れいむは驚愕と恐怖の表情を浮かべながら、ポシャン!と池へと墜落してしまった。
「くすくす!さぁさ、おいでなさいお魚さん達!美味しい美味しいお饅頭を召し上がれぇ!」
少女が再び両掌を「パァン!」と鳴らすと、池の鯉たちは池ポチャした子れいむへと群がっていった。
「(パシャパシャ!)ゆんやぁぁ!?(パシャパシャ!)やめちぇね!(パシャパシャ!)やめちぇ(パシャパシャ!)おしゃかな(パシャパシャ!)しゃん!れい(パシャパシャ!)みゅを(パシャパシャ!)たべに(パシャパシャ!)ゃいで(パシャパシャ!)にぇ!(パシャパシャ!)いちゃいぃぃ!(パシャパシャ!)やめ(パシャパシャ!)ちぇ(パシャパシャ!)ゆん(パシャパシャ!)やぁ(パシャパシャ!)ゆ(パシャパシャ!)や!(パシャパシャ!)ゆ゙っ!(パシャパシャ!)ゆ゙(パシャパシャ!)っ!(パシャパシャ!)!(パシャパシャパシャ)(パシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャッパシャパシャ)」
子れいむの絶叫は直ぐに聞こえなくなった。
今はもう、池の鯉達が水面を叩く音が聞こえるのみであった。
「ゆ・・・・・・ゆあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああぁぁぁぁぁああぁぁぁぁっぁぁあ!!?」
「くすくすくすくすくすくすくすくす!!」
少女は暫くの間、絶叫し涙を流す母れいむを嘲笑いながら眺めていた。
「やっぱりゆっくりにも愛とか友情は必要よねぇ。だって、それをめちゃくちゃにしてやった時の爽快感は最ッ高だもの、くすくす。・・・・・・さてと。それなりに楽しませてもらったから、そろそろ終わりにして帰ろうかしら」
ゆっくりの嘆きを堪能した少女は、母れいむを踏み潰そうと片足を持ち上げた。
「ゆぅ、おねーさん・・・・・・」
「なぁにぃ?」
最期に辞世の句だけでも聞いてやろうと返事をする。
「もう、じゅうぶんゆっくりできたでしょ?だったらもうかえってね。れいむにこれいじょうひどいことしないでね」
「・・・・・・・・・」
思わず足を降ろしてしまう。
母れいむの台詞にわずかな違和感を感じたのだ。
彼女のこれまでのゆ虐経験からすると全てを失ったゆっくりがとる行動は、怒りに身を任せて飛びかかってくるか、絶望し廃ゆっくりと化してしまうかが大半だ。
だがこのれいむはどうだろう。落胆はしているが、その瞳にはまだ生きようという意志があるように見える。
やはりただのゲスだったのか?いや、子れいむに対する愛情は本物だった。
それを失った今、何を希望に生きていくというのか。それとも、まだ希望が残っているのか?
なんにせよ、
コ ノ レ イ ム ハ マ ダ ゼ ツ ボ ウ シ テ イ ナ イ
「・・・・・・くす」
少女の口が、三日月のように釣り上がる。
「そんなつれないこと事言わないでよ、れいむ。皆でクッキーを分けあった仲じゃない。もっと一緒に遊びましょう?」
「いいからかえってね!もうここにはなんにもないよ!」
その言葉でここらに何かあるのだと容易く理解した。
ゆっくりとは隠し事が下手なナマモノなのである。
「私の友人にね、宝探しが好きな子がいるの。だから、私も最近宝探しに興味があってね。どう?一緒に何か素敵なものでもないか探してみない?くすくす」
「や、やめてね!?やめてね!!ここにはなにもないっていってるでしょぉぉぉ!?」
そんな母れいむの言葉を華麗にスルーし、少女はウロウロと辺りを歩き始めた。
そして、ある方向へと足を向けた途端、
「ゆぅぅぅ!?そっちへはいかないでね!なんにもないからね!」
実に分かりやすい自爆であった。
少女はニヤニヤしながらそちらの方向へと歩みを進めていく。
母れいむも必死に後を追うが、ゆっくりの速度では少女には追いつくことができなかった。
「・・・・・・見ぃ~つけたぁ~!くすくす。これがれいむの宝物なのね。ホント、ゆっくりとしてるわね」
れいむの宝物。
それは、木陰に立てかけられたダンボール箱。
「ゆぴぃ・・・・・・ゆぴぃ・・・・・・」
その中でスヤスヤと寝息を立てている赤ゆのれいむであった。
「や、やめてね!やめてね!そのこは、そのこだけは・・・・・・っ!おちびちゃ~ん!にげっ!ゆぐふぅ!?」」
「ダメよ、れいむ。そんな大声あげたら赤ちゃんが起きちゃうでしょ?」
少女は素早く母れいむを踏みつけて口を閉じさせた。
そして、ポーチからガムテープを取り出すと、母れいむの口をふさぐようにベタベタと張りつけた。
「・・・・・・!?・・・・・・!!・・・・・・!!」
「これでよし、と。さて、後は動けないよう体の皮でもはぎ取っておこうかしら。ついでに目玉もね。くすくす」
取り出したカッタ―を母れいむに見せつけるように目の前でカチリカチリとゆっくり刃を押し出してゆく。
「その後で、とってもゆっくりとしたお歌を聞かせてあげるわ。おちびちゃんの絶叫と言う名のお歌を、ね。くすくすくす!」
狂気の笑みを浮かべた少女がカッターを振り下ろす。
それが、母れいむの見た最期の光景となった。
その後、全身の皮を生きたまま剥がされる激しい痛みに襲われ、意識を失ってしまった。
「あら?気を失ったみたいね。まあ、オレンジジュースでもかけておけばいずれ起きるでしょう。その間に、色々準備しとかなくちゃね。くすくす!」
少女の口が、三日月のように釣り上がる。
「そんなつれないこと事言わないでよ、れいむ。皆でクッキーを分けあった仲じゃない。もっと一緒に遊びましょう?」
「いいからかえってね!もうここにはなんにもないよ!」
その言葉でここらに何かあるのだと容易く理解した。
ゆっくりとは隠し事が下手なナマモノなのである。
「私の友人にね、宝探しが好きな子がいるの。だから、私も最近宝探しに興味があってね。どう?一緒に何か素敵なものでもないか探してみない?くすくす」
「や、やめてね!?やめてね!!ここにはなにもないっていってるでしょぉぉぉ!?」
そんな母れいむの言葉を華麗にスルーし、少女はウロウロと辺りを歩き始めた。
そして、ある方向へと足を向けた途端、
「ゆぅぅぅ!?そっちへはいかないでね!なんにもないからね!」
実に分かりやすい自爆であった。
少女はニヤニヤしながらそちらの方向へと歩みを進めていく。
母れいむも必死に後を追うが、ゆっくりの速度では少女には追いつくことができなかった。
「・・・・・・見ぃ~つけたぁ~!くすくす。これがれいむの宝物なのね。ホント、ゆっくりとしてるわね」
れいむの宝物。
それは、木陰に立てかけられたダンボール箱。
「ゆぴぃ・・・・・・ゆぴぃ・・・・・・」
その中でスヤスヤと寝息を立てている赤ゆのれいむであった。
「や、やめてね!やめてね!そのこは、そのこだけは・・・・・・っ!おちびちゃ~ん!にげっ!ゆぐふぅ!?」」
「ダメよ、れいむ。そんな大声あげたら赤ちゃんが起きちゃうでしょ?」
少女は素早く母れいむを踏みつけて口を閉じさせた。
そして、ポーチからガムテープを取り出すと、母れいむの口をふさぐようにベタベタと張りつけた。
「・・・・・・!?・・・・・・!!・・・・・・!!」
「これでよし、と。さて、後は動けないよう体の皮でもはぎ取っておこうかしら。ついでに目玉もね。くすくす」
取り出したカッタ―を母れいむに見せつけるように目の前でカチリカチリとゆっくり刃を押し出してゆく。
「その後で、とってもゆっくりとしたお歌を聞かせてあげるわ。おちびちゃんの絶叫と言う名のお歌を、ね。くすくすくす!」
狂気の笑みを浮かべた少女がカッターを振り下ろす。
それが、母れいむの見た最期の光景となった。
その後、全身の皮を生きたまま剥がされる激しい痛みに襲われ、意識を失ってしまった。
「あら?気を失ったみたいね。まあ、オレンジジュースでもかけておけばいずれ起きるでしょう。その間に、色々準備しとかなくちゃね。くすくす!」
母れいむは夢想する。
とてもゆっくりした家族達と幸せに暮らす日々を。
それが突如暗い闇に閉ざされた。
(どうしてこんなことになっちゃったの?れいむたち、ただゆっくりとしてただけなのに)
最後に残された赤れいむ。
もはや、それだけが唯一の希望だ。
(おちびちゃんだけは、ぜったいにれいむがまもるよ!)
そして意識は覚醒する。
そこには夢も希望もない、ただただ絶望しかない非情な現実であることを理解するために・・・・・・。
とてもゆっくりした家族達と幸せに暮らす日々を。
それが突如暗い闇に閉ざされた。
(どうしてこんなことになっちゃったの?れいむたち、ただゆっくりとしてただけなのに)
最後に残された赤れいむ。
もはや、それだけが唯一の希望だ。
(おちびちゃんだけは、ぜったいにれいむがまもるよ!)
そして意識は覚醒する。
そこには夢も希望もない、ただただ絶望しかない非情な現実であることを理解するために・・・・・・。
<了>
前作:
anko3313_声だけ
anko3313_声だけ