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anko3620 裏切り者の話
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ankoss
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『裏切り者の話』 30KB
観察 差別・格差 同族殺し 駆除 自然界 二作品目
観察 差別・格差 同族殺し 駆除 自然界 二作品目
- 比較的テンプレ?
- 比較的ゆっくりが頭いいです。
- 誤字脱字があるかも知れません。
裏切り者の話
人間の住む街から10㎞ほど離れた青々とした山の中。ここには100匹程度のゆっくりの群れが幾つも点在していた。
この山に人間は滅多に来ない。せいぜい山に住居がある者がたまに、申し訳程度に歩いている位ある。つまりは、ゆっくりにとって此処は楽園という事だ。
しかし山の資源は有限である。増えれば当然食糧は採れなくなる。そうなれば、さまざまな障害も生まれてくるものである。
この山に人間は滅多に来ない。せいぜい山に住居がある者がたまに、申し訳程度に歩いている位ある。つまりは、ゆっくりにとって此処は楽園という事だ。
しかし山の資源は有限である。増えれば当然食糧は採れなくなる。そうなれば、さまざまな障害も生まれてくるものである。
「おさ!もうがまんできないのぜ!となりのむれにそうこうげきをかけるべきなのぜ!」
「このままじゃむれはぜんめつなんだねー。わかるよー」
「むきゅう……まりさ、そんなことをいったってこのむれにはもう、たたかえるようなゆっくりはいないわ……。つよいゆっくりはみんな、まえのたたかいで
えいえんにゆっくりしてしまったし……」
「あのときはうんがわるかったのぜ!ふいうちさえされなければ、あんなことにはならなかったのぜ!」
「このままじゃむれはぜんめつなんだねー。わかるよー」
「むきゅう……まりさ、そんなことをいったってこのむれにはもう、たたかえるようなゆっくりはいないわ……。つよいゆっくりはみんな、まえのたたかいで
えいえんにゆっくりしてしまったし……」
「あのときはうんがわるかったのぜ!ふいうちさえされなければ、あんなことにはならなかったのぜ!」
とある、小さな群れのまりさが声を荒げている。このまりさはこの群れのナンバー2である。力も強く、狩りも上手で、群れのカリスマ的存在だった。
……がそれも今は昔。この群れは現在、食糧をめぐって隣の群れと抗争中なのだ。その結果、半数以上のゆっくりが地面のシミとなった。
残っているのは子ゆっくりと番の片割れ、そして長と一部の幹部だけである。
この群れに逃げ道など無い。戦えば確実に敗北し、逃げ出した所でこの食糧難でぱちゅりー達を受け入れてくれる群れなど何処にもいない。
……がそれも今は昔。この群れは現在、食糧をめぐって隣の群れと抗争中なのだ。その結果、半数以上のゆっくりが地面のシミとなった。
残っているのは子ゆっくりと番の片割れ、そして長と一部の幹部だけである。
この群れに逃げ道など無い。戦えば確実に敗北し、逃げ出した所でこの食糧難でぱちゅりー達を受け入れてくれる群れなど何処にもいない。
「ゆぅ……こうなったのもあのげすまりさのせいだよ!」
「れいむ!あのげすのはなしはするんじゃないぜ!」
「ゆ、ごめんなさいまりさ……」
「れいむ!あのげすのはなしはするんじゃないぜ!」
「ゆ、ごめんなさいまりさ……」
それは一週間前に遡る。
その時はまだ、隣の群れとも共生し、少ない食事ながらも皆が何とか生き長らえていた。まりさは長の家へ向かい、今日取って来た食糧を納めに行った。
その時はまだ、隣の群れとも共生し、少ない食事ながらも皆が何とか生き長らえていた。まりさは長の家へ向かい、今日取って来た食糧を納めに行った。
「ゆ!おさ!きょうはきのこさんがとれたのぜ!」
「さすがまりさだわ!とってもとかいはよぉ!」
「むきゅ、それをしょくりょうこにはこんで、それといたんできたきのみさんをそろそろたべないといけないからもってきてちょうだい」
「わかったのぜ、おさ!」
「さっすが、おさのみぎうでだね!れいむのおちびちゃんも、おおきくなったらまりさのようになってね!」
「わかったよ!まりさもまりさおじさんみたいにりっぱなゆっくりになるよ!」
「さすがまりさだわ!とってもとかいはよぉ!」
「むきゅ、それをしょくりょうこにはこんで、それといたんできたきのみさんをそろそろたべないといけないからもってきてちょうだい」
「わかったのぜ、おさ!」
「さっすが、おさのみぎうでだね!れいむのおちびちゃんも、おおきくなったらまりさのようになってね!」
「わかったよ!まりさもまりさおじさんみたいにりっぱなゆっくりになるよ!」
「ゆへっ、あんなぐずになろうだなんて、そいつはたいしたものなんだぜ~」
「ゆ!?まりさ……!」
「ゆ!?まりさ……!」
れいむの振り向くその先には、少し帽子が破け、顔に大きな傷のあるまりさが現れた。
「ゆ!なにしにきたんだぜ!?ここにはきてはいけないやくそくなのぜ!」
「ゆっへっへっひどい、いいぐさだぜ。ひさしぶりにあんこがからっぽのばかあねのすがたがこいしくなってわざわざきたというのに、だぜ」
「むきゅ、まりさ。あなたはいま、おきてをやぶってにんげんさんのおうちにいったばつをうけているのよ。わたしたちはあなたにしょくりょうをわけることはできない。
それをわかって……」
「なにいってるのぜ。べつにまりさはしょくりょうがほしくてきたわけじゃないのぜぇ、まぁここはひとまずたいさんするのぜぇ」
「ゆっへっへっひどい、いいぐさだぜ。ひさしぶりにあんこがからっぽのばかあねのすがたがこいしくなってわざわざきたというのに、だぜ」
「むきゅ、まりさ。あなたはいま、おきてをやぶってにんげんさんのおうちにいったばつをうけているのよ。わたしたちはあなたにしょくりょうをわけることはできない。
それをわかって……」
「なにいってるのぜ。べつにまりさはしょくりょうがほしくてきたわけじゃないのぜぇ、まぁここはひとまずたいさんするのぜぇ」
そう言うと傷まりさは何処かへと消えていった。
「まったく、あいつはなにをかんがえているのぜ。むかっしからゆっくりしていないおかしなやつだったけどきょうはいじょうなのぜ」
「むきゅ、しまいなのにあそこまでせいかくがちがうのもふしぎなものね」
「あんなのがじぶんのいもうとだとおもいたくないのぜ……」
「むきゅ、しまいなのにあそこまでせいかくがちがうのもふしぎなものね」
「あんなのがじぶんのいもうとだとおもいたくないのぜ……」
少し時が経ち
となりの群れにて……
となりの群れにて……
「しょくりょうこはおそらく、あとたいようさんがじゅうものぼればつきるのぜ。このむれのほうがゆんこうがおおいから、たいしてたしにはならないとおもうのぜ
むれでとくにつよいゆっくりは…………」
むれでとくにつよいゆっくりは…………」
「ごくろうだったわね、まりさ。ほうしゅうとして、さんさいさんをあげるわ。こんごも、とかいはでやくだつじょうほうをよろしくね」
「……ふん、もらっていくのぜ」
「ニヤァ」
「なんていうとおもったのかぜ!」ドスッ
「ぎゃあああああああああああああああ!?」
『おさぁああああああああああああああああああああああ!!?』
「まりささまをだまそうとするんじゃないのぜぇ。さんさいさんはにんげんにけんっじょうするのがこのむれのおきてだったはずだぜぇ?
まぁそんなどくのにおいがぷんぷんするさんさいさんなんて、にんげんはたべないとおもうけどだぜぇ!」
「いだいいいいいいいいいいい!!!あのまりさをごろぜぇええええええええええ!!!」
「へっ、それだけげんきならしなないのぜぇ!」
「しねえええええええええまりさあああああああああああああ!ゆぎゃ!?」
「さっさとしぬみょん!!び!?」
「ちぇんにかてないんだねー。わかれ…びゃ!?」
「でてこなければやられなかったのぜぇ」
「れいむのおべべがぁあああああああああああ!!?」
「なにもみえないみょおおおおおおおおおおん!?」
「わぎゃらないよおおおおおおおおおおお!!」
「……ふん、もらっていくのぜ」
「ニヤァ」
「なんていうとおもったのかぜ!」ドスッ
「ぎゃあああああああああああああああ!?」
『おさぁああああああああああああああああああああああ!!?』
「まりささまをだまそうとするんじゃないのぜぇ。さんさいさんはにんげんにけんっじょうするのがこのむれのおきてだったはずだぜぇ?
まぁそんなどくのにおいがぷんぷんするさんさいさんなんて、にんげんはたべないとおもうけどだぜぇ!」
「いだいいいいいいいいいいい!!!あのまりさをごろぜぇええええええええええ!!!」
「へっ、それだけげんきならしなないのぜぇ!」
「しねえええええええええまりさあああああああああああああ!ゆぎゃ!?」
「さっさとしぬみょん!!び!?」
「ちぇんにかてないんだねー。わかれ…びゃ!?」
「でてこなければやられなかったのぜぇ」
「れいむのおべべがぁあああああああああああ!!?」
「なにもみえないみょおおおおおおおおおおん!?」
「わぎゃらないよおおおおおおおおおおお!!」
「おさとかんぶたちがとなりむれのまりさにころされたよぉおおおおお!!」「これからはゆかりがおさになるわ!みんな!となりのむれにほうふくするのよ」
「そうなんだよー!これはおさたちのとむらいがっせんなんだねー。わかるよー!」『ゆっゆっおー!』
「そうなんだよー!これはおさたちのとむらいがっせんなんだねー。わかるよー!」『ゆっゆっおー!』
夕暮れ時
食糧庫の整理が終わった後、まりさは番のありすが待つ自身の巣穴へ向う。そして巣穴のある木が見えてきたところで、何故か近所のゆっくり達が群がっているのが分かった。
食糧庫の整理が終わった後、まりさは番のありすが待つ自身の巣穴へ向う。そして巣穴のある木が見えてきたところで、何故か近所のゆっくり達が群がっているのが分かった。
「ゆ!まりさがかえってきたよ!」
「ちーんぽ」
「ゆゆ!?れいむ、これはなんのさわぎなのぜ?」
「みょん……、まりさ、おちついてほしいみょん……」
「いったいどうしたんだ……ぜ?」
「ちーんぽ」
「ゆゆ!?れいむ、これはなんのさわぎなのぜ?」
「みょん……、まりさ、おちついてほしいみょん……」
「いったいどうしたんだ……ぜ?」
まりさは自分の巣穴の中を見た。そこはカスタードと餡子でグチャグチャになっていおりゆっくりの皮が其処彼処にへばり付いていた。それはまりさの子供たちであった。
「お……おちびちゃああああああああああああん!?れいむ!!これ、どういうことおおおおおおおおおおおおお!!?」
「れいむが…れいむのおちびちゃんとゆっくりしていたとき……、まりさのおうちからゆっくりできないこえがきこえてきたんだよ……。それでれいむはしんぱいになって
ちぇんをよんだんだよ……」
「ちぇんがきたときには、なかはこうなっていたんだねー。そのあと、おそとをみまわしたらまりさがありすをひっぱっていくのがみえたんだよー」
「……まりさって、まさか!?」
「おぼうしとおかおにきずがあったんだねー。まちがいなくあのまりさだってわかったよー」
「ぐっ……!!!」
「れいむが…れいむのおちびちゃんとゆっくりしていたとき……、まりさのおうちからゆっくりできないこえがきこえてきたんだよ……。それでれいむはしんぱいになって
ちぇんをよんだんだよ……」
「ちぇんがきたときには、なかはこうなっていたんだねー。そのあと、おそとをみまわしたらまりさがありすをひっぱっていくのがみえたんだよー」
「……まりさって、まさか!?」
「おぼうしとおかおにきずがあったんだねー。まちがいなくあのまりさだってわかったよー」
「ぐっ……!!!」
まりさは何が何だか分からなかった。なぜ妹のまりさはこんな事をしたのか。が、そんな考えはすぐにどうでもよくなった。
あの妹は生まれた時からゆっくりしていなかった。生まれた時、誤って石に顔面をぶつけてお飾りが破れ、顔に大きな傷を持った。破れたお飾りはゆっくり出来なかったが
それでも他の妹達と同じよう平等に扱ってきてやったのに奴は全然ゆっくりしていないどころかゆっくりできない行動ばかりする。そうだ、あいつはそういう奴なのだ。
他ゆんの邪魔ばかりするどうしようもないゲスなのだ。それでも姉妹だからと色々面倒を見てやったのに結局はこれだ。
まりさの憎悪が渦を巻く。まりさは「奴を殺す」と心の中で誓った。
あの妹は生まれた時からゆっくりしていなかった。生まれた時、誤って石に顔面をぶつけてお飾りが破れ、顔に大きな傷を持った。破れたお飾りはゆっくり出来なかったが
それでも他の妹達と同じよう平等に扱ってきてやったのに奴は全然ゆっくりしていないどころかゆっくりできない行動ばかりする。そうだ、あいつはそういう奴なのだ。
他ゆんの邪魔ばかりするどうしようもないゲスなのだ。それでも姉妹だからと色々面倒を見てやったのに結局はこれだ。
まりさの憎悪が渦を巻く。まりさは「奴を殺す」と心の中で誓った。
「まりさはげすをさがすのぜぇえええ!!!」
「今から!?もうおひさまがだいぶおちてきてるわ!いまいったられみりゃに……」
「まりさはれみりゃにまけるようなざこじゃないのぜぇえ!!!」
「ゆっ、それはしってるけど……」
「今から!?もうおひさまがだいぶおちてきてるわ!いまいったられみりゃに……」
「まりさはれみりゃにまけるようなざこじゃないのぜぇえ!!!」
「ゆっ、それはしってるけど……」
「たたたたいへんだぁあああああああああああ!!」
「あら?あなたはおさのところのまりさちゃん。どうしたの?」
「となりのむれのゆっくりたちがせめてきたんだよぉおおおおおおおおおおおお!!!」
『な、なんだってぇえええええええええ!!?』
「あら?あなたはおさのところのまりさちゃん。どうしたの?」
「となりのむれのゆっくりたちがせめてきたんだよぉおおおおおおおおおおおお!!!」
『な、なんだってぇえええええええええ!!?』
ゆかり率いるゆっくりの群れが、長に面会もする事無く、いきなりこの群れを攻撃してきたのだ。
殆どのゆっくりが個々の巣穴でゆっくりしている時の襲撃だ。あっという間に群れのつわもの達が殺された。いや、つわもの達だけが狙い殺された。
殆どのゆっくりが個々の巣穴でゆっくりしている時の襲撃だ。あっという間に群れのつわもの達が殺された。いや、つわもの達だけが狙い殺された。
「おお、よわいよわい。それともれいむがつよすぎたのかもね!つよすぎちゃってごめんね!」
「おじびぢゃ……にげ……」
「ゆっひゃあーーーーーー!おぶつはまりさのぺにぺにでしょうどくなのぜぇえええええええええ!!!」
「ゆびゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「やめでぇええええええええ!!!!ちぇんのおじびじゃんにぃいいいいいいいい!!!」
「うるさいちぇんはさっさとしね!しね!」
「わぎゃらな……、もっと……ゆっぐり……」
「おじびぢゃ……にげ……」
「ゆっひゃあーーーーーー!おぶつはまりさのぺにぺにでしょうどくなのぜぇえええええええええ!!!」
「ゆびゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「やめでぇええええええええ!!!!ちぇんのおじびじゃんにぃいいいいいいいい!!!」
「うるさいちぇんはさっさとしね!しね!」
「わぎゃらな……、もっと……ゆっぐり……」
「ここのしょくりょうはすべてとかいはなありすがいただくわ!!あなたたちはさっさとしんでちょうだい!!!」
「たんしょ!ほうけい!!」
「そ、それはあしたのためのだいじなゆぎゃあああああ!!!いだい!いだい!!やべでぇえええええ!ぷーすぷーすしないでぇえええええええええ!!!」
「「みゃみゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」」
「たんしょ!ほうけい!!」
「そ、それはあしたのためのだいじなゆぎゃあああああ!!!いだい!いだい!!やべでぇえええええ!ぷーすぷーすしないでぇえええええええええ!!!」
「「みゃみゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」」
「むーしゃむーしゃ、うっめ!このちびめっちゃうっめ!!」
「やめでえええええええええ!!れいむのおぢびちゃんだべないでぇええええええええええ!!!」
「んほぉおおお!れいむとかいはなおしりねぇえええええ!!」
「いやあああああああああ!!すっすぎりいいいいいいいいいいいいい!!!…………もっどゆっぐり」
「やめでえええええええええ!!れいむのおぢびちゃんだべないでぇええええええええええ!!!」
「んほぉおおお!れいむとかいはなおしりねぇえええええ!!」
「いやあああああああああ!!すっすぎりいいいいいいいいいいいいい!!!…………もっどゆっぐり」
群れ中が阿鼻叫喚で溢れる。ゆっくりの中の倫理、掟、常識、ここでは全てが何の意味を持たない。ただひたすら下劣に汚されていく。
「ゆかりさま、よろしいのですか?このようなことをゆるして……」
ゆかりの右腕、参謀のらんが苦言する。この群れの中でもゆっくりとしての品性、プライドが高いこのらんは、今回の作戦が嫌だった。
群れの中でもゲスと呼ばれる物達を集め、攻めさせるのだ。報酬は各々がかつて起こした掟破りへの免罪符である。さらに、相手のゆっくりには何をしても良い
というサービス付きだ。血の気の多いゲス共がこれを断る訳が無い。仮にこの作戦が失敗しても、死ぬのはゲスだけ。こちらには痛みが無い。群れの本来の兵は別にいるのだ。
群れの中でもゲスと呼ばれる物達を集め、攻めさせるのだ。報酬は各々がかつて起こした掟破りへの免罪符である。さらに、相手のゆっくりには何をしても良い
というサービス付きだ。血の気の多いゲス共がこれを断る訳が無い。仮にこの作戦が失敗しても、死ぬのはゲスだけ。こちらには痛みが無い。群れの本来の兵は別にいるのだ。
「ふふふ、かまわないわ。なんであれ、このむれをつぶせればね。あとのことは……まぁなんとかなるでしょう」
「ですが……、こんなごろつきども、いつなにをしでかすか……」
「なにかしでかしたら、こっそりほうむりさればいいんだねー。わかるよー」
「ですが……、こんなごろつきども、いつなにをしでかすか……」
「なにかしでかしたら、こっそりほうむりさればいいんだねー。わかるよー」
群れ一番の戦闘派、幹部のちぇんである。
「ちぇええええええええええええええええええええええええええええええええん!!!」
「らんしゃまうっとうしいんだねー。いいかげんわかれよー」
「ちぇえええええん……」
「おさぁああああああ!たいへんですぅ!!」
「あらどうしたの?まりさ」
「てきのおさのいえにせめていったまりさのぶたいがぜんめつしましたぁああああああああ!!!」
「っ!……どういうこと?」
「じつは……おさのいえにはいろうとしたらむれのかんぶたちがうしろからせめてきて……」
「めいれいどおりにうごかなかったの!?」
「うごきましたぁああああ!!でもおうちにいなくて!!!」
「そう……そしてそのことをほうこくもせずにいたのね」
「ゆっ!?それはじかんがなくて……」
「そう?すっきりーするじかんはあったのに?あなたぺにぺにのところにかすたーどがついてるわよ」
ブスッ「ゆがぁ!!?」
「らんしゃまうっとうしいんだねー。いいかげんわかれよー」
「ちぇえええええん……」
「おさぁああああああ!たいへんですぅ!!」
「あらどうしたの?まりさ」
「てきのおさのいえにせめていったまりさのぶたいがぜんめつしましたぁああああああああ!!!」
「っ!……どういうこと?」
「じつは……おさのいえにはいろうとしたらむれのかんぶたちがうしろからせめてきて……」
「めいれいどおりにうごかなかったの!?」
「うごきましたぁああああ!!でもおうちにいなくて!!!」
「そう……そしてそのことをほうこくもせずにいたのね」
「ゆっ!?それはじかんがなくて……」
「そう?すっきりーするじかんはあったのに?あなたぺにぺにのところにかすたーどがついてるわよ」
ブスッ「ゆがぁ!!?」
ちぇんがまりさの体に枝を刺す。枝は真っ直ぐまりさの中枢餡を貫いた。
「やくたたずのくずはいらないんだねー。わかれよぉお?」
「ちぇ……ん!?もっど………ゆぐ……」ドサ
「ちぇ……ん!?もっど………ゆぐ……」ドサ
まりさは苦戦していた。まりさの巣に集まっていた幹部と共に長の家へ向かった時にはすでに、群れの勇士の殆どが死に絶えていた。
「ゆぎゃ……!!!!?」
「ちぇん!?」
「ちぇん!?」
そして今も、長の子である子まりさが死んだ。子まりさは同世代の中ではズバ抜けて狩りが上手である事で有名だった……。これであとまともに戦えるのはまりさと
群れ一番のはくろーけんの使い手のみょんだけである。しかし敵は一向に数が減らない。後ろには長と非難した群れの仲間達、前方は敵の大軍勢、勝ち目はない。
と、その時である。上空からバサバサと羽音が聞こえてきた。そう、れみりゃだ。れみりゃの群れが死臭につられてやって来たのだ。
群れ一番のはくろーけんの使い手のみょんだけである。しかし敵は一向に数が減らない。後ろには長と非難した群れの仲間達、前方は敵の大軍勢、勝ち目はない。
と、その時である。上空からバサバサと羽音が聞こえてきた。そう、れみりゃだ。れみりゃの群れが死臭につられてやって来たのだ。
「うー、あまあまがたべほうだいなんだどー」
『れみりゃだぁあああああああああああああ!!!』
「まりささまはまだしにたくないんだぜええええええ!?」「れいむはこっそりにげるよ!そろーりそろーゆぎゃあああどおじでれいむをおそうのぉおおおおおお!!!?」
「ぐるなぁあああああ!!!れみりゃはぐるな!あ!やべでまりさのあんごずわないでぇええええええ!!」「んほぉ!とかいばああああああああああああああ!!」
「まりささまはまだしにたくないんだぜええええええ!?」「れいむはこっそりにげるよ!そろーりそろーゆぎゃあああどおじでれいむをおそうのぉおおおおおお!!!?」
「ぐるなぁあああああ!!!れみりゃはぐるな!あ!やべでまりさのあんごずわないでぇええええええ!!」「んほぉ!とかいばああああああああああああああ!!」
「いまだみょん!」
敵は完全に混乱した。
倒すなら今しかない。まりさもみょんもそれを悟った。
倒すなら今しかない。まりさもみょんもそれを悟った。
「ゆべし!」「ゆぎゃぁあ!?」「どがい!?」
「ぶべっ!!」「ふぎゃあああ!!!」
「ぶべっ!!」「ふぎゃあああ!!!」
れみりゃから逃げているものを枝で刺す。刺されたゆっくりは倒れ、れみりゃに食われていく。
襲ってきたれみりゃは容赦なく攻撃する。しかし殺さず、あくまで牽制としてだ。間違ってもやり過ぎて、れみりゃ達を撤退させる訳にはいかない。
襲ってきたれみりゃは容赦なく攻撃する。しかし殺さず、あくまで牽制としてだ。間違ってもやり過ぎて、れみりゃ達を撤退させる訳にはいかない。
「しようきあり!だみょん!……ゆ?」
敵の多くが死に絶え。れみりゃ達が腹を膨らませて帰っていく。
その中でみょんは、小さな崖の上でこちらを見つめている見覚えのあるゆっくりを見つけた。傷まりさだ。
その中でみょんは、小さな崖の上でこちらを見つめている見覚えのあるゆっくりを見つけた。傷まりさだ。
「まりさ!ここをたのむみょん!みょんはとおくのてきをせめるみょん!」
「ゆ!?だいじょうぶなのかぜ!?ここのてきをたをしてすこしやすんだほうがいいのぜ!」
「だいじょうぶみょん!みょんのたいりょくはそこなしだみょん!」
「……そうか、じゃあたのむぜ!」
「みょん!」
「ゆ!?だいじょうぶなのかぜ!?ここのてきをたをしてすこしやすんだほうがいいのぜ!」
「だいじょうぶみょん!みょんのたいりょくはそこなしだみょん!」
「……そうか、じゃあたのむぜ!」
「みょん!」
みょんは傷まりさの事を教えなかった。教えれば周りが見えなくなり、ここの守りが脆弱になる。そして万が一、傷まりさを追ってまりさが死んでしまったら
この群れはやっていけなくなる、そう思った。みょんは腕は立つが、まりさほど狩りは上手くない。だからこそまりさを生かしたいのだ。
しかし傷まりさを逃す訳にはいかない。だからこそみょんは行く。みょんの腕なら傷まりさに勝てる。ありすの事を聞き出し、制裁し、あわよくば生きて連れ帰る。そう踏んでいた。
この群れはやっていけなくなる、そう思った。みょんは腕は立つが、まりさほど狩りは上手くない。だからこそまりさを生かしたいのだ。
しかし傷まりさを逃す訳にはいかない。だからこそみょんは行く。みょんの腕なら傷まりさに勝てる。ありすの事を聞き出し、制裁し、あわよくば生きて連れ帰る。そう踏んでいた。
「ずいぶんとくるのがおそかったのぜ」
「はぁ、はぁ、まりさ!ありすはどこだみょん!!」
「はぁ、はぁ、まりさ!ありすはどこだみょん!!」
みょんと傷まりさが対峙する。
「あぁ、あれならまりさのうしろにいるのぜぇ……?」
「!?」
「!?」
まりさが体を退ける。するとそこに、黒くてグズグズになった何かがあった。しかし、それに付いているカチューシャによって直ぐにみょんは、それがありすなのだと解った。
頭には多くの茎が成っており、すっきりー死させられたのが安易に想像できる。
頭には多くの茎が成っており、すっきりー死させられたのが安易に想像できる。
「そいつはもう用済みなのぜ……。あのくそまりさにありすは、まりささまとじょうねつてきなすっきりーをして、おおよろこびしながらしんでいったとつたえるのぜぇ……」
「このどくされげどうがぁ!!……みょん!!!」
「このどくされげどうがぁ!!……みょん!!!」
みょんは枝を持って突進する。しかし度重なる戦闘の上、ここまで走って来たのだ。流石のみょんも疲労で思う様に動けなかった。
普段のみょんならば傷まりさを倒せただろう。しかし傷まりさは難なくみょんの攻撃を右に回避する。傷まりさはすぐに間合いを取り様子を見る。
普段のみょんならば傷まりさを倒せただろう。しかし傷まりさは難なくみょんの攻撃を右に回避する。傷まりさはすぐに間合いを取り様子を見る。
「ふん!くさってもみょんだぜ……、ちかづけばさすがのまりささまもあぶないのぜ…」
「ならさっさとあきらめるみょん!」
「そうはいかないのぜ、なぜなら……」ペッ
ドスッ「みょ……ん?」
「ならさっさとあきらめるみょん!」
「そうはいかないのぜ、なぜなら……」ペッ
ドスッ「みょ……ん?」
傷まりさは、さっき右に避けた際、お下げの中に隠していた釘を口の中に含み、それをみょん目掛けて飛ばしたのだ。
疲労で動きの鈍いみょんは避ける事が出来ず、釘は下腹部に突き刺さった。
疲労で動きの鈍いみょんは避ける事が出来ず、釘は下腹部に突き刺さった。
「ぐぅう……」
「じっえんど、なんだぜ」
「このぉ……!」
「おいおいそんなにうごいちゃなかみがでちまうのぜ。もはやしょうぶはついたのぜ。さっさとしっぽまいてかえるのぜぇ」
「じっえんど、なんだぜ」
「このぉ……!」
「おいおいそんなにうごいちゃなかみがでちまうのぜ。もはやしょうぶはついたのぜ。さっさとしっぽまいてかえるのぜぇ」
悔しいが傷まりさの言う通りだった。これ以上戦えば確実に出餡多量で死んでしまう。しかし今すぐ戻ればもしかしたら助かるかもしれない。
最も傷まりさが自分を逃がせばの話だが……。
最も傷まりさが自分を逃がせばの話だが……。
「ぐぅ……おぼえていろみょん!」
このまま戦っていても勝機が無い事を理解しているみょんはトドメを刺されるのを覚悟しながら、一端群れへ戻ることを決める。
しかし傷まりさは逃げ行くみょんに目もくれずこの場から去って行った。
しかし傷まりさは逃げ行くみょんに目もくれずこの場から去って行った。
「ね、なんとかなったでしょう?」
ゆかりは高台からゆっくりの残骸を見下ろしながら言う。結局、ゲスの兵士達は殆どれみりゃと群れのゆっくりによって殺された。
「うー、こっちにもあまあまだどー!」
「しょうじょしゅう!」ハァー
「ぐざいどぉおお!!にげるんだどぉおおおおおおお!!!」
「けいかくどおりなんだねー。わかるよー。(あいかわらずばばあのいきはくさいんだねー、いいかげんわかれよー)」
「ゆかりさま、きずまりさがきました」
「しょうじょしゅう!」ハァー
「ぐざいどぉおお!!にげるんだどぉおおおおおおお!!!」
「けいかくどおりなんだねー。わかるよー。(あいかわらずばばあのいきはくさいんだねー、いいかげんわかれよー)」
「ゆかりさま、きずまりさがきました」
らんが言う。後ろには傷まりさが立っていた。
「よくやったわね、まりさ。あなたのおかげでこのあたりしゅうへんも、わたしたちのものとなるわ」
「ふん、まだおわってないのぜ。おさと……おさのみぎうでのまりさのしがいがないのぜ」
「みぎうで?」
「そいつをたおさないかぎり、このむれはしなないのぜ」
「……そう、ちなみにそのみぎうでとやらはつよいのかしら?」
「つよいぜ。まるごしどうしならむれのえいゆん、みょんにもまさるのぜ」
「ゆかりさまー。ちぇんはそのまりさとたたかってみたいよー」
「そう、すきになさい。ちぇん」
「ありがとうなんだねー。ちぇんはきっとそのまりさをあんこをはかせながら、ぜつぼうにうちひしらせてむごたらしくころすんだねー」
「ふん、まだおわってないのぜ。おさと……おさのみぎうでのまりさのしがいがないのぜ」
「みぎうで?」
「そいつをたおさないかぎり、このむれはしなないのぜ」
「……そう、ちなみにそのみぎうでとやらはつよいのかしら?」
「つよいぜ。まるごしどうしならむれのえいゆん、みょんにもまさるのぜ」
「ゆかりさまー。ちぇんはそのまりさとたたかってみたいよー」
「そう、すきになさい。ちぇん」
「ありがとうなんだねー。ちぇんはきっとそのまりさをあんこをはかせながら、ぜつぼうにうちひしらせてむごたらしくころすんだねー」
ちぇんは恐ろしい形相で、ニタリと笑いながら言う。らんはそんなちぇんの姿を見て恐怖した。
戦いが終わり、まりさは長の家にいた。そこには群れ中から生き残り達が集められ、怪我の治療や、食事などをしていた。その姿には一片の生気も無く
大人のゆっくりは皆、絶望に顔を歪ませており、子供のゆっくりはそれを不安そうに見つめている。
大人のゆっくりは皆、絶望に顔を歪ませており、子供のゆっくりはそれを不安そうに見つめている。
「そう……。おちびちゃんがしんだのね……」
「すまないのぜ、おさ……。まりさもがんばったけどまもってやれなかったのぜ」
「いいのよまりさ。あのこもむれのためにひっしにたたかった。きっとゆんごくでもそのことをほこりにおもっているとおもうわ」
「すまないのぜ、おさ……。まりさもがんばったけどまもってやれなかったのぜ」
「いいのよまりさ。あのこもむれのためにひっしにたたかった。きっとゆんごくでもそのことをほこりにおもっているとおもうわ」
長パチュリーは我が子の死を聞き、涙を流したかった。だがそれをここで見せる訳にはいかない。群れの生き残りたちに不安を与える訳にはいかないのだ。
「おさぁああああああ!たいへんだぁああああああああああああ!!みょんが……!みょんが……!」
「なにがあったの!?」
「どうしたんだぜ!?」
「なにがあったの!?」
「どうしたんだぜ!?」
長とまりさが外へ出るとそこには餡子をダラダラと流し、今にも死にそうなみょんの姿があった。
「みょん!?どうしたんだぜ!!!」
「まりさ……。あいつにやられたみょん……」
「そんな!むれいちばんのはくろーけんのつかいのみょんがどうして……!?」
「だれだってまけるときはまけるものだみょん……。それよりまりさ……、すまないみょん……。ありすは……ありすはすでにころされていたみょん……」
「……!うそだ……うそだ!!うそなんだぜ!!!」
「すまないみょん……。せめて、あのうらぎりものだけでもたおそうとしたけど……このざまみょん……」
「だれか!みょんをはやくおうちにいれて!!」
「そのひつようはないみょん……。みょんは……もうておくれみょん」
「どおじでぞんなごどいうんだぜぇええええええええええ!!?みょんはこのむれのえいゆんなんだぜぇえええええええええ!!!?」
「そうよ!あなたはしんではいけないわ!!」
「むかしのはなしみょん……。」
「まりさ……。あいつにやられたみょん……」
「そんな!むれいちばんのはくろーけんのつかいのみょんがどうして……!?」
「だれだってまけるときはまけるものだみょん……。それよりまりさ……、すまないみょん……。ありすは……ありすはすでにころされていたみょん……」
「……!うそだ……うそだ!!うそなんだぜ!!!」
「すまないみょん……。せめて、あのうらぎりものだけでもたおそうとしたけど……このざまみょん……」
「だれか!みょんをはやくおうちにいれて!!」
「そのひつようはないみょん……。みょんは……もうておくれみょん」
「どおじでぞんなごどいうんだぜぇええええええええええ!!?みょんはこのむれのえいゆんなんだぜぇえええええええええ!!!?」
「そうよ!あなたはしんではいけないわ!!」
「むかしのはなしみょん……。」
かつてみょんはこの群れの危機を救った。それはまりさが独り立ちする少し前、村に侵入してきたふらんの群れに、たった一人で立ち向かい、撃退した。
実はまりさも、まりさの番のありすもふらんに襲われていた所をみょんに助けてもらい、それが元で両者は番となった。いわば恩人であり仲人なのだ。
実はまりさも、まりさの番のありすもふらんに襲われていた所をみょんに助けてもらい、それが元で両者は番となった。いわば恩人であり仲人なのだ。
「まりさはまだ、みょんにおんがえししてないのぜぇえええええええええええええ!!」
「おんがえしならしてもらったみょん……。みんながこわがって……いつもひとりだったみょんに……まりさとありすはいつもあかるく……ぐほぉ!」
「みょん!!」
「……だから、みょんは……まりさのきたいにこたえ…………ありす………」
「もうしゃべるんじゃないのぜぇ!!」
「まりさ……みょんのかわりに…………いきて………………」
「みょぉおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!?」
「おんがえしならしてもらったみょん……。みんながこわがって……いつもひとりだったみょんに……まりさとありすはいつもあかるく……ぐほぉ!」
「みょん!!」
「……だから、みょんは……まりさのきたいにこたえ…………ありす………」
「もうしゃべるんじゃないのぜぇ!!」
「まりさ……みょんのかわりに…………いきて………………」
「みょぉおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!?」
みょんは琴切れた。
ゆかりの群れ(前クイーンありすの群れ)はこの山で一番の規模を誇っていた。それは、この山のゆっくりの3割を占める程である。
なぜそこまで規模を拡大できたか、それは人間との協定である。ゴミ拾いや、山菜など人間も食べられる食料を毎月山に住む人間に納める事で群れの安全を保証されているのだ。
そして人間に保護されている事を知れば、余所から来たゆっくりは勝ち馬に乗る様にこの群れに入ろうとする。こうしてこの群れは強大な力を手に入れた。
が、しかし不安要素もあった。所詮、余所から来たゆっくりなど信用できない。しかしクイーンありすは来る物拒まなかった。数こそこの群れの力そのものと思っていた。
その事をゆかりは危惧していた。いずれ食糧難が起きると、そうなればよそ者はすぐに裏切るだろうと……。だから長のクイーンありすに争いのネタを持ちかけ
暗殺者として傷まりさを雇ったのだ。ゲスは全てこの戦いで処分し、よそ者中心で作った部隊で他の群れを攻撃すれば、群れを間引くのに丁度良いと思ったのだ。
そして現在、ここは群れと群れの間の駐屯地。先の戦いが終了し、本隊と合流した皆は勝利に酔いしれていた。次は早朝と同時に、あの群れを完全に落とすつもりだ。
なぜそこまで規模を拡大できたか、それは人間との協定である。ゴミ拾いや、山菜など人間も食べられる食料を毎月山に住む人間に納める事で群れの安全を保証されているのだ。
そして人間に保護されている事を知れば、余所から来たゆっくりは勝ち馬に乗る様にこの群れに入ろうとする。こうしてこの群れは強大な力を手に入れた。
が、しかし不安要素もあった。所詮、余所から来たゆっくりなど信用できない。しかしクイーンありすは来る物拒まなかった。数こそこの群れの力そのものと思っていた。
その事をゆかりは危惧していた。いずれ食糧難が起きると、そうなればよそ者はすぐに裏切るだろうと……。だから長のクイーンありすに争いのネタを持ちかけ
暗殺者として傷まりさを雇ったのだ。ゲスは全てこの戦いで処分し、よそ者中心で作った部隊で他の群れを攻撃すれば、群れを間引くのに丁度良いと思ったのだ。
そして現在、ここは群れと群れの間の駐屯地。先の戦いが終了し、本隊と合流した皆は勝利に酔いしれていた。次は早朝と同時に、あの群れを完全に落とすつもりだ。
「らん、あのまりさはどこへいったの?」
「きずまりさですか?やつなら……さっきどこかへいってしまいました」
「……みはりはちゃんとつけているの?うらぎりものはしんようできないわ」
「ごあんしんを……すでにつけています」
「そう、さすがらんね」
「きずまりさですか?やつなら……さっきどこかへいってしまいました」
「……みはりはちゃんとつけているの?うらぎりものはしんようできないわ」
「ごあんしんを……すでにつけています」
「そう、さすがらんね」
ゆかりは傷まりさを決して仲間として見ていない。しかしそれは傷まりさも同じであった。
「そういえばちぇんもいないわねぇ……?まぁ、ちぇんのことだからだいじょうぶだとおもうけど……」
その頃、まりさは
「ほんきなの!?まりさ!」
「ほんきだぜ……、やつらをやるには、まりさたちにかってゆだんをしているいましかないのぜ。あいてのおさをやれば……もしくは」
「けど……きけんすぎるわ!こんなまよなかにもりをあるくなんて……!!ふらんやれみりゃにおそってくれといっているようなものだわ!!」
「どのみちこのままじゃむれはぜんめつなのぜ!」
「……そうね、まりさのいうとうりだわ……」
「いってくるのぜ……、おさ……」
「ぜったいに、かえってきなさいよ」
「ああ、なのぜ」
「ほんきだぜ……、やつらをやるには、まりさたちにかってゆだんをしているいましかないのぜ。あいてのおさをやれば……もしくは」
「けど……きけんすぎるわ!こんなまよなかにもりをあるくなんて……!!ふらんやれみりゃにおそってくれといっているようなものだわ!!」
「どのみちこのままじゃむれはぜんめつなのぜ!」
「……そうね、まりさのいうとうりだわ……」
「いってくるのぜ……、おさ……」
「ぜったいに、かえってきなさいよ」
「ああ、なのぜ」
まりさは外へ出て暗闇の中へと歩き始める。
傷まりさは生まれた時から他のゆっくりと違っていた。外見では無い。中身、頭がだ。
傷まりさはいつも疑問だった。「草や木の実は勝手に生える物」と大人達がこれを言う。しかしそれが理解できなかった。自分が何故ゆっくりしなければならないのか疑問だった。
ありす種のとかいはなこーでぃねーとが単に草花を散らかしているだけにしか見えなかった。みょん種の言うはくろーけんが単に枝を振り回しているだけにしか見えなかった。
そして何より、「人間さんはゆっくりしていない」これが一番理解できなかった。
傷まりさが初めて人間と会ったのは子供の時だ。子供の頃からゆっくり出来ない子供として煙たがられていた傷まりさは何時も一人で森を冒険をしていた。
そしてある日、傷まりさは一軒の人間の家を見つけた。そこには綺麗な花が咲いていてとてもゆっくり出来そうな場所だった。しかし、その近くにゆっくり出来ない物があった。
ゆっくりれいむとまりさである。二匹とも体中が痣だらけで今にも死にそうだった。その傍らには人間がいた。始めて見るのに傷まりさはそれを人間と理解した。
結局、双方とも人間によってあっという間に殺された。その光景を見て傷まりさはその夜、人間の事を両親に尋ねた。
両親は人間とは食べ物やゆっくりぷれいすを独り占めするくせに全然ゆっくりしていない愚かな生物だと言っていた。しかし傷まりさは
食べ物やゆっくりぷれいすはゆっくりだって独占している。その上ゆっくりは人間より弱いのに何故人間を馬鹿にするのか、と聞いた。両親は怒って傷まりさを制裁した。
傷まりさは思った。ゆっくりとはなんと弱くて頭の悪い生物だろうと。
傷まりさはいつも疑問だった。「草や木の実は勝手に生える物」と大人達がこれを言う。しかしそれが理解できなかった。自分が何故ゆっくりしなければならないのか疑問だった。
ありす種のとかいはなこーでぃねーとが単に草花を散らかしているだけにしか見えなかった。みょん種の言うはくろーけんが単に枝を振り回しているだけにしか見えなかった。
そして何より、「人間さんはゆっくりしていない」これが一番理解できなかった。
傷まりさが初めて人間と会ったのは子供の時だ。子供の頃からゆっくり出来ない子供として煙たがられていた傷まりさは何時も一人で森を冒険をしていた。
そしてある日、傷まりさは一軒の人間の家を見つけた。そこには綺麗な花が咲いていてとてもゆっくり出来そうな場所だった。しかし、その近くにゆっくり出来ない物があった。
ゆっくりれいむとまりさである。二匹とも体中が痣だらけで今にも死にそうだった。その傍らには人間がいた。始めて見るのに傷まりさはそれを人間と理解した。
結局、双方とも人間によってあっという間に殺された。その光景を見て傷まりさはその夜、人間の事を両親に尋ねた。
両親は人間とは食べ物やゆっくりぷれいすを独り占めするくせに全然ゆっくりしていない愚かな生物だと言っていた。しかし傷まりさは
食べ物やゆっくりぷれいすはゆっくりだって独占している。その上ゆっくりは人間より弱いのに何故人間を馬鹿にするのか、と聞いた。両親は怒って傷まりさを制裁した。
傷まりさは思った。ゆっくりとはなんと弱くて頭の悪い生物だろうと。
「くるとおもったのぜぇ……くそあねェ……。おまえのことだからきょう、おさのくびをとろうとするだろうと……おもっていたのぜぇ」
「まりさ……おまえをころすのぜ」
「まりさ……おまえをころすのぜ」
まりさと傷まりさが対峙した。
「いまだからいうけどぉまりささまはあのむれがだいっきらいだったぜぇ。どいつもこいつもむのうであたまがわるくて、じぶんがせかいでいちばんのそんざいとおもっているのぜぇ」
「…………」
「おまえはいつもまりささまをじぶんのどうぐとしてつかってきたのぜぇ。ゆっくりできないいもうとをせわするりっぱなあねをえんじて、だぜぇ」
「たとえどんなにいわれようとも……、おまえのやってきたことはゆるされないのぜ」
「ゆるされない?げーらげらげら!!そもそもゆるされようともおもっていないのぜぇ!!!そしてゆるされることもないのぜぇ!!なぜならおまえはここで……!!!!」ガサァ
「ちぇんにころされるんだよー!」
「…………」
「おまえはいつもまりささまをじぶんのどうぐとしてつかってきたのぜぇ。ゆっくりできないいもうとをせわするりっぱなあねをえんじて、だぜぇ」
「たとえどんなにいわれようとも……、おまえのやってきたことはゆるされないのぜ」
「ゆるされない?げーらげらげら!!そもそもゆるされようともおもっていないのぜぇ!!!そしてゆるされることもないのぜぇ!!なぜならおまえはここで……!!!!」ガサァ
「ちぇんにころされるんだよー!」
草むらの中からちぇんが飛び出す。口には枝を咥えていた。
しかし、なんとまりさはその枝を口で受け止た。勢い余ったちぇんは枝が喉に刺さってしまう。
しかし、なんとまりさはその枝を口で受け止た。勢い余ったちぇんは枝が喉に刺さってしまう。
「あがっ……!!」
「ふん、こんなことでまりさがやられるとでも……ゆ!?」
「あまいんだぜぇ!!!」
「ふん、こんなことでまりさがやられるとでも……ゆ!?」
「あまいんだぜぇ!!!」
傷まりさが横から枝を刺す。枝はまりさの頬を貫通した。思わぬダメージを受けたまりさは一端引いて様子を見る。ちぇんは軽く喉を傷つけただけで致命傷ではないようだ。
「ぎゃぁあああああああああああああ!!!よぐもじぇんののどをぉををををををを!!!?」
「ちっぃ!しぶといのぜぇ!!」
「ゆぐ!くそぉ!!」
「ちっぃ!しぶといのぜぇ!!」
「ゆぐ!くそぉ!!」
ちぇんはあまりの痛さにそこら中を転げまわっている。まりさはちぇんの持ってた枝を構える。狙いは妹、傷まりさだ。
傷まりさも覚悟をしたのか枝を正面に構える。そして
傷まりさも覚悟をしたのか枝を正面に構える。そして
「「ゆっくりしねぇえええええ!!!」」
両者、己の敵に向けて突進する。
「ゆべぇ!?」
「ゆぐぅ!!!」
「ゆぐぅ!!!」
傷まりさの枝がまりさの右目を突く。まりさの枝が傷まりさの右頬を破った。そして傷まりさは動かなくなった。
「ま、まりささまは……おまえのこと……だいっきらいだったんだぜぇ。おまえはあでぃすを……。あでぃすはやざじがっ……おばえなんがに……とられ……」
「はぁ、はぁ、ばかなやつなのぜ……」
「はぁ、はぁ、ばかなやつなのぜ……」
そう呟いてまりさはこの場を去る。
ゆっくりとは頭の悪い生き物だ。都合の悪い記憶はすぐに忘れ、良い記憶は何時までも取っておくもの。しかし稀にそうでないゆっくりもいる。
それが傷まりさでした。傷まりさはゆっくりでありながら頭が良すぎた。故にゆっくりできない考えを多く持っていた。他のゆっくりと幾度となく対立した。
群れで傷まりさがゆっくりした事など数えるほどしか無かった。ある時傷まりさは自ら人間に会いに行った。そして色々な事を知った。数字、人間の住む町、飼いゆっくり、
野良ゆっくり、実に様々、知る事はとってもゆっくり出来た。しかし、何度も人間と会っていた事がばれてしまい、傷まりさは村八分状態に陥ってしまった。
そんな状態の傷まりさに唯一、優しく接してくれたのが幼馴染のありすであった。傷まりさは許せなかったのだ。ありすを姉に取られた事が。
ゆっくりとは頭の悪い生き物だ。都合の悪い記憶はすぐに忘れ、良い記憶は何時までも取っておくもの。しかし稀にそうでないゆっくりもいる。
それが傷まりさでした。傷まりさはゆっくりでありながら頭が良すぎた。故にゆっくりできない考えを多く持っていた。他のゆっくりと幾度となく対立した。
群れで傷まりさがゆっくりした事など数えるほどしか無かった。ある時傷まりさは自ら人間に会いに行った。そして色々な事を知った。数字、人間の住む町、飼いゆっくり、
野良ゆっくり、実に様々、知る事はとってもゆっくり出来た。しかし、何度も人間と会っていた事がばれてしまい、傷まりさは村八分状態に陥ってしまった。
そんな状態の傷まりさに唯一、優しく接してくれたのが幼馴染のありすであった。傷まりさは許せなかったのだ。ありすを姉に取られた事が。
「ぐぞぉおおおおおおおおおお!!ぐぞぉおおおおおおおおおおおお!!!」
「ちぇええええええええええええええん!!!」
「ちぇええええええええええええええん!!!」
ちぇんを心配し探し回っていたらんは、のた打ち回っているちぇんを発見した。
「らぁ、らんしゃまあああああああああああああああああああああ!!!」
「ちぇえええええええええええええええんぎゅえ!?」
「らんしゃまああああああ!!!ちぇんのためにごはんさんになってねぇええええええええ!!!あのくそまりさをちぇんはゆるせないんだよぉおおおおおおおおおお!!!
だからおなかがすいてけがもしているちぇんのためにしんでねぇええええええ!!!がーつ!!がーつ!!」
「やめ……!ちぇ………………ん」
「……ふぅ、らんしゃまははじめてちぇんのためにやくにたったんだねー。だいすきなちぇんにたべられてきっとしあわせものなんだねー。わかるよー」
「ちぇえええええええええええええええんぎゅえ!?」
「らんしゃまああああああ!!!ちぇんのためにごはんさんになってねぇええええええええ!!!あのくそまりさをちぇんはゆるせないんだよぉおおおおおおおおおお!!!
だからおなかがすいてけがもしているちぇんのためにしんでねぇええええええ!!!がーつ!!がーつ!!」
「やめ……!ちぇ………………ん」
「……ふぅ、らんしゃまははじめてちぇんのためにやくにたったんだねー。だいすきなちぇんにたべられてきっとしあわせものなんだねー。わかるよー」
見つけた。ゆかり。あれが長だ。
草木の蔭からまりさはゆかりを発見した。
まりさはすぐにゆかりが長だと解った。他のゆっくりを見下しながらも、強大な威圧感、支配力、品性、まりさのゆっくりとしての経験と勘があれを長だと言っていた。
草木の蔭からまりさはゆかりを発見した。
まりさはすぐにゆかりが長だと解った。他のゆっくりを見下しながらも、強大な威圧感、支配力、品性、まりさのゆっくりとしての経験と勘があれを長だと言っていた。
「やつを、……たおす!」
ゆかりの周りには誰もいない。やるなら今だ。
まりさは右目の傷跡から餡をドロドロと出している。最初で最後のチャンスだ成功しようが出来まいが、まりさの命はここで尽きるのだ。
まりさは右目の傷跡から餡をドロドロと出している。最初で最後のチャンスだ成功しようが出来まいが、まりさの命はここで尽きるのだ。
「ゆおぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
まりさ、ゆかり目掛けて突っ込む。だが
「ゆべぇ!!」
周囲に潜んでいたゆっくりの攻撃によってまりさは弾き飛ばされる。衝撃でまりさの右目から餡子が吹き出る。
「ざんねんだったわねぇ……まりさ」
「ゆげ……どぼじで…………」
「あなた……さっきまであなたのむれのうらぎりものとたたかっていたでしょう?あのまりさには、みはりがついていたのよ。」
「ゆぅ……!?」
「だからたたかいがおわったあとすぐにしったわ。あなたがここにくるって」
「ぞん……な……」
「まぁそんなにおちこまないで、あなたのむれはよていどうりちゃんところすから。あんしんしてしになさい」
「ゆっ…………ぐり……」
「ゆげ……どぼじで…………」
「あなた……さっきまであなたのむれのうらぎりものとたたかっていたでしょう?あのまりさには、みはりがついていたのよ。」
「ゆぅ……!?」
「だからたたかいがおわったあとすぐにしったわ。あなたがここにくるって」
「ぞん……な……」
「まぁそんなにおちこまないで、あなたのむれはよていどうりちゃんところすから。あんしんしてしになさい」
「ゆっ…………ぐり……」
まりさは走馬灯を見た。楽しかった子供時代、番との間の初めての子供、優しい群れのみんな、全てが愛おしく、しかし全てが闇へと消えていった。
「むきゅう……まりさ……だいじょうぶかしら……」
「だいっじょうぶだよ!だってまりさだよ!?いままでなんどもむれのききをすくってきたんだよ!!だからきっときょうもだいじょうぶだよ!!!」
「だいっじょうぶだよ!だってまりさだよ!?いままでなんどもむれのききをすくってきたんだよ!!だからきっときょうもだいじょうぶだよ!!!」
心配する長ぱちゅりーをれいむが諭す。しかし、大丈夫と言っておきながら、れいむの顔は真っ青だった。れいむだけじゃないこの群れ誰もが不安で仕方が無いのだ。
いっその事さっさと敵に攻めてこられた方が気が楽になるのではないかと思うが程に。
そんな時、そとから何かしらの物音が聞こえた。
いっその事さっさと敵に攻めてこられた方が気が楽になるのではないかと思うが程に。
そんな時、そとから何かしらの物音が聞こえた。
「ゆっ!きっとまりさだよ!!れいむみてくるね!!」
「ちょ!れいむ!まちなさい!!」
「まりさおかえr」ベチョォ!!
「ちょ!れいむ!まちなさい!!」
「まりさおかえr」ベチョォ!!
ゆっくり達がまりさの死体を処分する。放っておいても死臭でゆっくり出来ないからだ。
「さぁみんな!あすのたたかいにそなえてきょうはねるわよ!!けど、みはりはちゃんとわすれないようにね!!」
『ゆっくりりかいしたよ!』
「それにしてもらんとちぇん……どこにいったのかしら……」
『ゆっくりりかいしたよ!』
「それにしてもらんとちぇん……どこにいったのかしら……」
「ちぇんならここにいるぞ」
あらぬ方向から声が聞こえた。そこには
『ゆ?』
「おい、どうした?皆でそんなに固まって」
『に……にんげんさんだぁああああああああああああ!!』
「おい、どうした?皆でそんなに固まって」
『に……にんげんさんだぁああああああああああああ!!』
人間が立っていた。右手にはちぇんと見られる死骸があった。
「どぼじでにんげんざんがここにいるのぉおおおおおおおおおお!!!?」
「まりさはなにもわるいことしてないんだぜぇえええええええええええええええ!!!」
「たんしょう!ほうけい!!」
「に、にんげんさん。ゆかりたちになにかごようなの?ゆかりたちはなにもわるいことをしていないわ……」
「まりさはなにもわるいことしてないんだぜぇえええええええええええええええ!!!」
「たんしょう!ほうけい!!」
「に、にんげんさん。ゆかりたちになにかごようなの?ゆかりたちはなにもわるいことをしていないわ……」
皆、突然現れた人間に動揺する。ゆかりは逆らっても殺されるだけだと理解しているので。下手に人間の様子を探る。
「別に悪いことはしていないさ。ただ、今ならまとめて駆除できると思ったから来ただけでな」
その言葉でゆかりを含む、ほぼ全員の顔が凍りついた。
『く、くじょはいやぁあああああああああああ!!!』
「にんげんさん!みのがしてちょうだい!!ゆかりたちはべつに……!」
「悪い事はしていない。ただ隣の群れを襲っていただけだよな。ちなみに君達の群れだけど……既に駆除させてもらったよ」
「っ!どおしてぇええええええ!!!?」
「そりゃあ見張りも、まとめ役の長もいないんじゃ、夜中に襲えば一網打尽だろ?ゆっくりなんて夜は巣穴から出てこないし」
「!?どおしてむれのばしょをしっているのぉおおお!?それにゆかりたちのばしょもぉおおおおおお!!」
「にんげんさん!みのがしてちょうだい!!ゆかりたちはべつに……!」
「悪い事はしていない。ただ隣の群れを襲っていただけだよな。ちなみに君達の群れだけど……既に駆除させてもらったよ」
「っ!どおしてぇええええええ!!!?」
「そりゃあ見張りも、まとめ役の長もいないんじゃ、夜中に襲えば一網打尽だろ?ゆっくりなんて夜は巣穴から出てこないし」
「!?どおしてむれのばしょをしっているのぉおおお!?それにゆかりたちのばしょもぉおおおおおお!!」
「それはね、とあるゆっくりから教えてもらったからさ。知ってるだろ顔と帽子に傷の付いたまりさを」
「な!?あのうらぎりもの……!」
「あいつはねぇ、あることを条件に俺と契約したのさ。情報提供の契約をね。だから君らの群れの場所も、戦っていた群れの場所も、何でも分かった」
「で、でもゆかりたちはにんげんさんときょうていを…………!ちゃんとやくそくをまもってきたわ!!」
「そうだね。でもここまで規模が大きくなるのは予想外だったからね」
「ぐう!!」
「君達だって知っているだろう?この森の食糧難を……これは全て君たちゆっくりが増えすぎたのが原因だ。だとすれば、最も規模の大きいこの群れを粛正するのが
最も手っ取り早い方法だろう?まぁどの道、この山の9割のゆっくりを駆除する予定なんだ。災難だと思って諦めな」
「ゆぐぐ……ここまで大きくなったのは……、まえのおさのせいで……」
「そんなの別に興味無いよ。ま、とりあえず君はこの箱に入ってね。ゆかりは高く売れるからね。君達通常種は悪いけどみんな死んでね」
『どぼじでええええええええええええええええええ!!?』
「あいつはねぇ、あることを条件に俺と契約したのさ。情報提供の契約をね。だから君らの群れの場所も、戦っていた群れの場所も、何でも分かった」
「で、でもゆかりたちはにんげんさんときょうていを…………!ちゃんとやくそくをまもってきたわ!!」
「そうだね。でもここまで規模が大きくなるのは予想外だったからね」
「ぐう!!」
「君達だって知っているだろう?この森の食糧難を……これは全て君たちゆっくりが増えすぎたのが原因だ。だとすれば、最も規模の大きいこの群れを粛正するのが
最も手っ取り早い方法だろう?まぁどの道、この山の9割のゆっくりを駆除する予定なんだ。災難だと思って諦めな」
「ゆぐぐ……ここまで大きくなったのは……、まえのおさのせいで……」
「そんなの別に興味無いよ。ま、とりあえず君はこの箱に入ってね。ゆかりは高く売れるからね。君達通常種は悪いけどみんな死んでね」
『どぼじでええええええええええええええええええ!!?』
ゆっくり達が抗議する中、人間はガス銃を出した。弾は炸裂式のトウガラシ弾だ。弾はゆっくりの皮を破き衝撃で餡の中で破裂する。大抵のゆっくりを一撃で殺す優れものだ。
ちなみに使用には役所の許可が必要である。
ちなみに使用には役所の許可が必要である。
パァン……!
「ゆぎゃあああああああからだがあづいぃいいいいいいいいい……もっどゆっぐりじだがった」
パァン……!
「ぶべ!!!」パァン……!
「どぼじで……でいぶが……」パァン……!、パァン……!
「もっどゆっぐじ……」
「じいぃいいんぼ………………」
「わぎゃらな…………」
「どが……いば…………」
「遅かれ早かれ……ただそれだけのことさ」
「ゆぎゃあああああああからだがあづいぃいいいいいいいいい……もっどゆっぐりじだがった」
パァン……!
「ぶべ!!!」パァン……!
「どぼじで……でいぶが……」パァン……!、パァン……!
「もっどゆっぐじ……」
「じいぃいいんぼ………………」
「わぎゃらな…………」
「どが……いば…………」
「遅かれ早かれ……ただそれだけのことさ」
ゆっくりはあっという間に死に絶えた。
かつてのゆかりの群れは苦しみ悶えた表情の饅頭が散乱していた。
かつてのパチュリーの群れは其処彼処に餡子がこびり付き、甘い匂いが充満している。長の家は潰され、生き残った物の姿は見当たらない。
かつてのゆかりの群れは苦しみ悶えた表情の饅頭が散乱していた。
かつてのパチュリーの群れは其処彼処に餡子がこびり付き、甘い匂いが充満している。長の家は潰され、生き残った物の姿は見当たらない。
全てを終えて家に帰るとそこに、一匹の饅頭がいた。
「にんげんざ……やぐぞ」
傷まりさは頬から餡子を流している。地面にはナメクジの這った様な跡があった。
「ああ、お前のお陰で仕事がはかどったよ。約束はちゃんと守ってやる」
「ありが……ど……」
「ありが……ど……」
傷まりさはそのまま動かなくなった。
人間は家の中に入り。ゆかりの入っている箱を置く。ゆかりはもう色々と諦めているようにも見えた。
人間は今後の事を考える。とりあえずこれから殺したゆっくりの処理をしなければならない。でなければ明日には子蠅が集ることになるだろう。
それから明日、市役所に提出する報告書の制作……完全に徹夜である。
ゆかりは変態御用達のゆっくりパブにでも売ろうか。打算的な性格のこのゆかりはペットには向かないだろう。だがあそこならばモノ好きが高く買う。
それよりも問題はこっちだ。コレは売れるのだろうか?いや、しかし一応約束だからな。なんやかんやで、奴とも長い付き合いだった事だし。
人間は家の中に入り。ゆかりの入っている箱を置く。ゆかりはもう色々と諦めているようにも見えた。
人間は今後の事を考える。とりあえずこれから殺したゆっくりの処理をしなければならない。でなければ明日には子蠅が集ることになるだろう。
それから明日、市役所に提出する報告書の制作……完全に徹夜である。
ゆかりは変態御用達のゆっくりパブにでも売ろうか。打算的な性格のこのゆかりはペットには向かないだろう。だがあそこならばモノ好きが高く買う。
それよりも問題はこっちだ。コレは売れるのだろうか?いや、しかし一応約束だからな。なんやかんやで、奴とも長い付き合いだった事だし。
人間はもう一方の箱を見る。その中には、カチューシャの無い一匹のありすが眠っていた。
あとがき
何も考えず本能赴くままに書いてみましたら、どうしてこうなった……。
最初は悪い人間とゲスゆっくりが手を組んで群れを壊滅させる。みたいな話を書く予定だったのですが
ちぇんもラスボスにする予定がいつの間にかただの咬ませに(笑)
あと実はゆかりんは殺してしまおうとも思ったのですが一応、希少種だしと生かすことに
最初は悪い人間とゲスゆっくりが手を組んで群れを壊滅させる。みたいな話を書く予定だったのですが
ちぇんもラスボスにする予定がいつの間にかただの咬ませに(笑)
あと実はゆかりんは殺してしまおうとも思ったのですが一応、希少種だしと生かすことに
前作にて誤字脱字が沢山あって本当に申し訳まりませんでした。
今回は「ばん」は無いと思います……多分。
今回は「ばん」は無いと思います……多分。
過去作
anko3613(3610) ゆっくりを寝取ってみた