ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko1489 「奇跡の公園のお話...DOさんごめんなさいスピンオフ」
最終更新:
ankoss
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「奇跡の公園~パクり編」
DO氏の「奇跡の公園」のリスペクト作品です。オマージュです。パクりです。設定泥棒です。無職です。童貞です。
よろしく~
「ん~ちょっとやり難くなってきたなぁ......この公園も。」
僕は思わずそう呟いてベンチに腰を掛けた。
....
..
.
僕がこの公園の隣にあるアパートに越してきたのは去年の秋。地元の役場から突然この街の市役所に転勤になって、ここに住み始めた
のだが少し残念な事に直面した。
都会にはゆっくりが少ないいいっ!
その点地元の田舎は良かった。懐深い山々に囲まれ、谷には緩やかな清流が流れ、母親のような深い森はいつも山の恵みを蓄え、
そこに住まう動物達に豊かな山の幸を与えていた。降雪地帯でないのも大きなメリットであり通年通して様々な動物達が
生の喜びを感じていた......無論ゆっくり達も例外ではない。
少し山に入れば幾つものコロニーと呼ばれる、ゆっくり達の群れの拠点があり、皆ゆっくりしていた。山の恵みにより食料も安易に
獲得できるため、ゆっくり達は滅多に人里にも近づかず人間たちと交わる事が少なかった。
僕は休日になるとハイキングがてらに山に入り、ゆっくりのコロニーに赴いては中央の広場で遊んでいる子ゆっくりを登山杖で甘潰しを
して悲鳴を上げさせ、その悲鳴に集まった群れの成体ゆっくりの目の前で、子ゆっくりを潰したり踏みつけたりして楽しんだものだ。
時には成体ゆっくりを透明で丈夫な厚手のビニール袋に詰めて放置して一週間後に見物に行く遊びもやった。
巣の奥に隠れている親ゆっくりと赤ゆっくりの家族を見つけると僕は狂喜して親ゆっくりの目の前で赤ゆっくりの顔をライターで炙って
死ぬ寸前の所で止めて、親ゆっくりの元に返してやる。顔が既に炭化して時折「ギギッ...ギギギ..」と鳴く赤ゆっくりを泣き喚きながら
長い舌で舐めている親ゆっくり。それを眺めていたら時が経つのも忘れたものだ。
特にその舐めていた赤ゆっくりが死んだ時に絶叫する親ゆっくりの慟哭が最高だった。
あの頃は本当に楽しかった......ストレスなぞ溜まった試しどころか感じたことも無かった.......。
だが今は違う。とにかく、ゆっくりが少ないのだ。いや、ゆっくり達とふれあえる場所が少ない。街の中でもたまに見かけるが大抵の
ゆっくりは持ち主の所有権の証であるバッジが付いているので....安易にふれあえない。野良のゆっくりも居るが狂喜して「ふれあい」
を交わすとその光景を目撃した都会の人は「動物虐待犯」とレッテルを貼り、とたんに人格破綻者扱いを始める.......
まったくゆっくりできないものだ。
ある日、全然ゆっくりと「ふれあい」が出来ない都会生活に嫌気がさした仕事の帰り道、自宅の隣にある公園で、ゆっくりを見つけた。
だが、「ふれあい」が出来る程の活発さもなし、個体数も少なく、一回ほど「ふれあい」をしてしまったら全滅しかねない状況だった。
よし、僕がコイツらを増やしてから、いっぱい「ふれあい」をすれば問題なしだ!
早速休日の早朝に公園の調査にかかった。僕が育った野山のゆっくり程ではないが偽装された巣穴を5~6個ほど見つけた。
僕はその中の一つの巣穴の「けっかい」と呼ばれる、小枝やら木の葉やらゴミ等で出来ているバリケードをベリベリと手で剥がした。
「ゆ?ゆゆ!なんでぇぇぇええ!!なんでけっかいさんが、やぶられているのぉぉぉぉ!!!」
「......お・おきゃーしゃん....なんだかとってもしゃむいよ....もっと....ゆっくち.....」
「おちびちゃん?おちびちゃん!れいむのかわいいおちびちゃん!ゆ・ゆっくりおめめをあけてちょうだいいいい!!」
なんだなんだ?いきなり赤ゆっくりが死んでしまったぞ?
「このくそじじぃ!なんてことするのよ!れいむのおちびちゃんはびょうきだったのよ!ゆっくりしねえええええ!」
「へえ~それは悪かった、おっと!あぶね!.....ちょっと落ち着けよ。そこのまりさも危ないんじゃないか?」
僕は問答無用で飛び掛る親のれいむを片手で押さえつけて、巣の奥で死に掛けている成体のまりさの方を指差した。
「......ぐぐ...はなせ!くそにんげん.....まりさ?.......ふん!そんなぐずのまりさなんてしねばいいのよ!」
「おいおい....酷いな....一応お前の夫だろ?」
「れいむやおちびちゃんに「むーしゃむしゃ」させられない「かり」のへたなまりさなんて、しねばいいよ。」
「お前なぁ....狩りと言っても、この時期じゃ無理だろ」
「くそにんげんは、くずのまりさのみかたなのおおお!!」
「....おきゃーしゃん...おとーしゃんがしんじゃうんだじぇ.....はっぱさんでもいいから「むーしゃむしゃ」させてあげるんだじぇ。」
「あぁ、れいむのとってもゆっくりしているおちびちゃん....ほんとうにゆっくりしているわ。このくずのまりさがしっかりしていれば
なにかたべさせてあげられるのに....びょうきさんだって....なおるのに。」
「お前らって病気になるのか?」
「あたりまえでしょおおおおおお!!「ごはんさん」が「むーしゃむしゃ」できなくて、さむくなって、うごけなくなる、こわいびょうき
なのよぉおおお!!!」
「なら、お前が「かり」をすればいいんじゃね?」
「なんでええええ?!!!れいむはとってもこそだてがじょうずなのよおおお!!おうただってじょうずなのよおおお!!「かり」は
まりさのしごとでしょおおおおお!!」
はぁ、まったく話になんねぇ。夜にゴミ出ししたときにゴチャゴチャ文句言ってた近所のババァみたいだ。
「わかったからそいつをコッチに寄越せ。お前が離れているから寒くて他の子供が震えているぞ。」
「ゆあああああ!!!れいむのおちびちゃん!!さむかった?ゆっくり「ぺーろぺろ」して「すーりすり」してあげるから、ゆっくりして
ね!ね!おねがいだからゆっくりしてちょうだい。」
そう言うとゲスな親のれいむは、夫らしき、まりさを押しのけ、一匹死んで3匹になってしまった赤ゆっくりの介抱を始めた。
僕は押しのけられた夫のまりさを巣の奥から引っ張り出し自宅で蘇生を試みた。
「おーい生きているか?」と声を掛けながらパシパシと軽く叩きながら反応を見てみた
「ゆ.....ゆう....なんだかあったかいんだぜ。」
「おー、一応生きているな」
とりあえず僕は、夫のまりさを風呂場に持って行き、暖かいシャワーで暖めながら軽く汚れを流した。その後風呂桶に突っ込み頭から
オレンジジュースをぶっ掛けて、あとは放置でリビングで一服をしていた。
「ゆあああああ!!ここは、どこなんだじぇえええええええ!!!!」早速復活したらしく風呂場から声が聞こえてきた。
「おーだいぶ元気になったな。とりあえずその風呂桶のオレンジジュース全部飲め......って飲んだ後か」
「この、おいしい「おみずさん」は、にんげんさんが?」
「そうだ、お前死に掛けてたからな。まぁいいからコッチ来い。」と言いながら僕は夫のまりさを乱暴に掴んでリビングの床に転がした。
「ゆべっ!すごくいたいんだじぇ....」
「まだそんなには元気じゃないな.....とりあえずコレ食え」僕はそう言うとチョコレートでコーティングされた菓子パンを夫のまりさの
目の前に置いた。
「あやしいんだじぇ...とってもおいしそうなにおいがするんだじぇ....でも、すごくあやしいんだじぇ。にんげんさんはぜったいに
ゆっくりさせないはずなんだじぇ......おいしそうだなぁ...たべたいなぁ...でも.....」
野良生活が長かったみたいで結構人間に虐められたらしいな。人間に対して凄い懐疑的になっている。でも「食べたい」という本能も
かなり強いらしく、涎をダラダラとだらしなく垂らしながらクネクネと体を捩りながら葛藤している。
「大丈夫だって、ほら」と、僕は菓子パンの端を齧って食べて見せた。「な!大丈夫だろ。いいから食えよ。」そう言うと夫のまりさは
「うああああ!!おいしそうだなぁ...で・でも..........あああああああ!!!うっめ!!これめっちゃうっめ!!!!にんげんさんは
...にんげんさんは....とってもゆっくりしていたんだね!!むーしゃっ!むーしゃっ!....ちあわせええええええ!!!!」
「そうだろ~。ほら、もう一個追加だ。」
あっという間に2個の菓子パンを食べた夫のまりさは、しばらく光悦の表情で細かく震えていた。
「なぁ、お前またあの巣に戻るのか?ゲスなれいむが居る」
「ゆ!れいむは、げすなんかじゃないんだぜ!」
「はぁ?どこからどう見たってゲスだろ。飢えている事や赤ゆっくりが死んだ事も全部お前のせいにして。」
「....おちびちゃんが死んだのは、まりさが、かりにいって「ごはんさん」を、たっくさん「むーしゃむしゃ」させてあげられなかった
からしんじゃった...まりさのせいだよ..。」
「で、お前が自分の分まで食い物をやったわけだな。」
「ゆぅ。そうだけど....れいむが....こそだてたいへんだから....おちびちゃんは....あんまり....たべてなかったから.....」
「んだよ、全部ゲスれいむが食ってたみたいなもんか。」
「.....ゆ.....ふゆのしょくりょうさんも....もう、はるさんきてるからって.....れいむが...ぜんぶ」
「なんだよそれ、春と言えば春だが食料になる草も虫もまだ先だろ。バカか?」
「........でも.....れいむが......」
「わかった、俺が何とかしてやるから、あの巣にはもう戻るな。」
「ゆ!まりさが「かいゆっくり」に!!!!」
「そんなわけねーだろ!いいから公園に戻るぞ!」
「まりさはゆっくりしています!おといれもちゃんとできます!かずはよっつまでかぞえられます!いいつけもちゃ....ゆべ!」
僕は戯言を並べる夫のまりさを蹴りで黙らせてから鷲づかみにしてバックを片手に公園に戻った。
「ゆ?にんげんさんなにやってるの?」....ザックザック.....「まりさのおうちはまだむこうだよ。」....ザックザック....
僕はコイツの元の巣から遠く離れた場所の斜面にリュックに入れておいた折りたたみ式のスコップで横穴を掘っていた。
「ふぅ~こんなもんだろ。」
「ゆあああああ!すごくゆっくりした「おうちさん」だよ!ここはまりさの「ゆっくりぷれいす」にするよ!」
「早速かよ....まぁいい。とりあえずお前はココに住め。今からお前の新しい嫁を連れてくるから。」
「ゆ?ゆゆ?よめ?.....」
僕はそう言うと前もって目星を付けておいた巣穴を片っ端から開いて適当に相手となる、ゆっくりを探した。
三つ目の巣を開いたら、ほぼ成体になっている、ありすが死に掛けていたので引っ張り出し、ギャーギャー騒ぐ親らしき、成体ゆっくり
に菓子パンを投げつけて黙らせてから。先ほどの夫のまりさのように自宅で蘇生をして連れてきた。
「ゆあああああぁぁ!とってもゆっくりしたありすだあああ!まりさはまりさだよ!ゆっくりしていってね!」
「....とかいはなまりさね....ここも...とってもとかいはだわ...でも、もっと「こーでねいと」がひつようだわ。」
「お互い気に入ったようだな。では....」僕は既に元夫となったまりさを手で細かく震わせ発情モードにした
「ゆっほほおおおおお!!ありず!ありず!どっでもゆっぐりじでいっでええええええ!!!」
「いきなりなによ!ぜんぜんとかいはじゃないわ!...でも...まりさなら....」
「ずっぎりいいいいいいい!!!!」×2
「はぁはぁはぁ...まりさなんだか.....」
「ちょっと、とかいはではなかったけど....よかったわ」
すると数分で、ありすの額から蔓が延びてきて5匹ほどの赤ゆっくりが実りだしてきた。
「はぁ....とってもとかいはな、おちびちゃんだわ」
「ゆうううう!まりさとありすのかわいいおちびちゃん!!!ゆっくりうまれてね!」
「おー5匹かぁ。まずまずだな。コレ置いておいてやるからちゃんと考えて食えよ。」そう言うと僕は巣の中にディスカウントショップで
買った、激安のゆっくりフードを一袋を開封して巣の奥に突っ込んでおいた。
とりあえず5匹追加かぁ。結構疲れるな、まぁ中国の砂漠で植林しているオッサンに比べたらまだ楽なもんだ。でもまだ思う存分
ゆっくりと「ふれあい」をするには少なすぎる。他にも巣がないか、まだ未開封の巣はどうかだけ確認して今日の所は終わりにしよう。
僕は公園をくまなく探して、さらに三つの巣を見つけた。前に見つけた残りの巣穴を開けて見てみると2匹の成体となったゆっくりが
眠っていたので、片方を細かく振動させて発情モードにして強制的に「すっきり」をさせて先ほどと同じように激安ゆっくりフードを
開封して放り込んでおいた。
そうだ、さっきのゲスれいむの巣にも赤ゆっくりが居たな。あいつ等も元気にしてやれば数に入るな。早速僕は巣穴に直行した。
すると巣穴付近に人影があった!僕は慌てて近くの木に身を隠し様子を伺っていたら、そいつはポケットから何やら白い粒を取り出して
巣の中に手を突っ込んでいる。そしてゲスれいむと何か話してるみたいだがココからでは会話の内容は聞き取れない。
すると人影は不意にスッと立ち上がってどこかに行ってしまったようだ。僕は辺りに人影は無いかよく確認してから巣穴に行って見ると、
巣穴の奥から元気な赤ゆっくりの声がする。
「ゆぅ~♪にんげんさん~またきてくれたのね......っておまえか。」
「お前って何様のつもりよ?まぁいい、あれ?なんでコイツら元気になってるんだ?」
「くそじじぃとはちがって、れいむがかわいいってことが、ちゃんとわかっているにんげんさんが、げんきになる「おくすり」を
おちびちゃんにくれたんだよ!くそじじぃはげんきになったかわいいれいむのおちびちゃんをみてゆっくりしたんだから、「あまあま」
を、さっさとよこすんだよ!」
「お前は本当に最悪だな。お前なんかにくれてやるのはコレで十分だ!」
そう言うと僕はゲスれいむの目に指を突き立てて片目を抉り出して掌で潰した。
「ゆぎゃあああああ!!!!いぢゃい!いぢゃいっよおお!!!れいぶのおべべが!おべべが!がえぜよぅ!れいぶのつぶらなおべべ
をがえぜよおおおお......ゆぎゃ!あああああああ!!おべべをづぶずなああああああ!!!」
「ほうら、美味しい「あまあま」さんだよ~♪」僕はそう言うと元気になった赤ゆっくりに潰したゲスれいむの目玉を食べさせた。
「む~ちゃ!む~ちゃ!おいしい~、これめっちゃうっめ!めっちゃうっめ!.....ちあわしぇ~♪」
「ゆげえええええ!!なんでたべちゃうのぉ?おちびちゃん、それおかーさんのおべべだよぉ!」
「ゲラゲラゲラ....美味いってさ...お前の目玉...ゲラゲラゲラ~」
.....しかし...一体あの人影はなんだったのだろうか?赤ゆっくりに「おくすり」?ん~愛護団体にしては薬だけとは変だな....。
........
....
..
.
僕は日曜が来るたびに、こんなことを繰り返してきたが、ときおり僕以外の誰かがココの公園のゆっくり共に、なんらかの手を
かけているらしく、度々その痕跡を見つける。
よくよく公園の周囲を注意深く観察をして見ると...
公園に隣接している道路で車に下半身だけを轢かれて死に掛けているゆっくりを、しゃがんでポーっと眺めている人
子供を車に潰されて泣き叫んでいる親のゆっくりを卑屈な笑みを浮かべながらこっそり録画している人
排水溝の蓋の網目から落ちた赤ゆっくりが泣き叫んでいる所で、なす術もなく絶叫している親のゆっくりとかをニヤニヤ眺めている人
.....変な人間をたくさん見かける。
「ん~ちょっとやり難くなってきたなぁ......この公園も。」
あとがき
今回はD.O氏が書いた「奇跡の公園」に感動して、スピンオフ的なお話に挑戦してみました。元の題材の設定が素晴らしいのでとても
書きやすかったです。
D.O氏の溢れるような才能に捧ぐ。
DO氏の「奇跡の公園」のリスペクト作品です。オマージュです。パクりです。設定泥棒です。無職です。童貞です。
よろしく~
「ん~ちょっとやり難くなってきたなぁ......この公園も。」
僕は思わずそう呟いてベンチに腰を掛けた。
....
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僕がこの公園の隣にあるアパートに越してきたのは去年の秋。地元の役場から突然この街の市役所に転勤になって、ここに住み始めた
のだが少し残念な事に直面した。
都会にはゆっくりが少ないいいっ!
その点地元の田舎は良かった。懐深い山々に囲まれ、谷には緩やかな清流が流れ、母親のような深い森はいつも山の恵みを蓄え、
そこに住まう動物達に豊かな山の幸を与えていた。降雪地帯でないのも大きなメリットであり通年通して様々な動物達が
生の喜びを感じていた......無論ゆっくり達も例外ではない。
少し山に入れば幾つものコロニーと呼ばれる、ゆっくり達の群れの拠点があり、皆ゆっくりしていた。山の恵みにより食料も安易に
獲得できるため、ゆっくり達は滅多に人里にも近づかず人間たちと交わる事が少なかった。
僕は休日になるとハイキングがてらに山に入り、ゆっくりのコロニーに赴いては中央の広場で遊んでいる子ゆっくりを登山杖で甘潰しを
して悲鳴を上げさせ、その悲鳴に集まった群れの成体ゆっくりの目の前で、子ゆっくりを潰したり踏みつけたりして楽しんだものだ。
時には成体ゆっくりを透明で丈夫な厚手のビニール袋に詰めて放置して一週間後に見物に行く遊びもやった。
巣の奥に隠れている親ゆっくりと赤ゆっくりの家族を見つけると僕は狂喜して親ゆっくりの目の前で赤ゆっくりの顔をライターで炙って
死ぬ寸前の所で止めて、親ゆっくりの元に返してやる。顔が既に炭化して時折「ギギッ...ギギギ..」と鳴く赤ゆっくりを泣き喚きながら
長い舌で舐めている親ゆっくり。それを眺めていたら時が経つのも忘れたものだ。
特にその舐めていた赤ゆっくりが死んだ時に絶叫する親ゆっくりの慟哭が最高だった。
あの頃は本当に楽しかった......ストレスなぞ溜まった試しどころか感じたことも無かった.......。
だが今は違う。とにかく、ゆっくりが少ないのだ。いや、ゆっくり達とふれあえる場所が少ない。街の中でもたまに見かけるが大抵の
ゆっくりは持ち主の所有権の証であるバッジが付いているので....安易にふれあえない。野良のゆっくりも居るが狂喜して「ふれあい」
を交わすとその光景を目撃した都会の人は「動物虐待犯」とレッテルを貼り、とたんに人格破綻者扱いを始める.......
まったくゆっくりできないものだ。
ある日、全然ゆっくりと「ふれあい」が出来ない都会生活に嫌気がさした仕事の帰り道、自宅の隣にある公園で、ゆっくりを見つけた。
だが、「ふれあい」が出来る程の活発さもなし、個体数も少なく、一回ほど「ふれあい」をしてしまったら全滅しかねない状況だった。
よし、僕がコイツらを増やしてから、いっぱい「ふれあい」をすれば問題なしだ!
早速休日の早朝に公園の調査にかかった。僕が育った野山のゆっくり程ではないが偽装された巣穴を5~6個ほど見つけた。
僕はその中の一つの巣穴の「けっかい」と呼ばれる、小枝やら木の葉やらゴミ等で出来ているバリケードをベリベリと手で剥がした。
「ゆ?ゆゆ!なんでぇぇぇええ!!なんでけっかいさんが、やぶられているのぉぉぉぉ!!!」
「......お・おきゃーしゃん....なんだかとってもしゃむいよ....もっと....ゆっくち.....」
「おちびちゃん?おちびちゃん!れいむのかわいいおちびちゃん!ゆ・ゆっくりおめめをあけてちょうだいいいい!!」
なんだなんだ?いきなり赤ゆっくりが死んでしまったぞ?
「このくそじじぃ!なんてことするのよ!れいむのおちびちゃんはびょうきだったのよ!ゆっくりしねえええええ!」
「へえ~それは悪かった、おっと!あぶね!.....ちょっと落ち着けよ。そこのまりさも危ないんじゃないか?」
僕は問答無用で飛び掛る親のれいむを片手で押さえつけて、巣の奥で死に掛けている成体のまりさの方を指差した。
「......ぐぐ...はなせ!くそにんげん.....まりさ?.......ふん!そんなぐずのまりさなんてしねばいいのよ!」
「おいおい....酷いな....一応お前の夫だろ?」
「れいむやおちびちゃんに「むーしゃむしゃ」させられない「かり」のへたなまりさなんて、しねばいいよ。」
「お前なぁ....狩りと言っても、この時期じゃ無理だろ」
「くそにんげんは、くずのまりさのみかたなのおおお!!」
「....おきゃーしゃん...おとーしゃんがしんじゃうんだじぇ.....はっぱさんでもいいから「むーしゃむしゃ」させてあげるんだじぇ。」
「あぁ、れいむのとってもゆっくりしているおちびちゃん....ほんとうにゆっくりしているわ。このくずのまりさがしっかりしていれば
なにかたべさせてあげられるのに....びょうきさんだって....なおるのに。」
「お前らって病気になるのか?」
「あたりまえでしょおおおおおお!!「ごはんさん」が「むーしゃむしゃ」できなくて、さむくなって、うごけなくなる、こわいびょうき
なのよぉおおお!!!」
「なら、お前が「かり」をすればいいんじゃね?」
「なんでええええ?!!!れいむはとってもこそだてがじょうずなのよおおお!!おうただってじょうずなのよおおお!!「かり」は
まりさのしごとでしょおおおおお!!」
はぁ、まったく話になんねぇ。夜にゴミ出ししたときにゴチャゴチャ文句言ってた近所のババァみたいだ。
「わかったからそいつをコッチに寄越せ。お前が離れているから寒くて他の子供が震えているぞ。」
「ゆあああああ!!!れいむのおちびちゃん!!さむかった?ゆっくり「ぺーろぺろ」して「すーりすり」してあげるから、ゆっくりして
ね!ね!おねがいだからゆっくりしてちょうだい。」
そう言うとゲスな親のれいむは、夫らしき、まりさを押しのけ、一匹死んで3匹になってしまった赤ゆっくりの介抱を始めた。
僕は押しのけられた夫のまりさを巣の奥から引っ張り出し自宅で蘇生を試みた。
「おーい生きているか?」と声を掛けながらパシパシと軽く叩きながら反応を見てみた
「ゆ.....ゆう....なんだかあったかいんだぜ。」
「おー、一応生きているな」
とりあえず僕は、夫のまりさを風呂場に持って行き、暖かいシャワーで暖めながら軽く汚れを流した。その後風呂桶に突っ込み頭から
オレンジジュースをぶっ掛けて、あとは放置でリビングで一服をしていた。
「ゆあああああ!!ここは、どこなんだじぇえええええええ!!!!」早速復活したらしく風呂場から声が聞こえてきた。
「おーだいぶ元気になったな。とりあえずその風呂桶のオレンジジュース全部飲め......って飲んだ後か」
「この、おいしい「おみずさん」は、にんげんさんが?」
「そうだ、お前死に掛けてたからな。まぁいいからコッチ来い。」と言いながら僕は夫のまりさを乱暴に掴んでリビングの床に転がした。
「ゆべっ!すごくいたいんだじぇ....」
「まだそんなには元気じゃないな.....とりあえずコレ食え」僕はそう言うとチョコレートでコーティングされた菓子パンを夫のまりさの
目の前に置いた。
「あやしいんだじぇ...とってもおいしそうなにおいがするんだじぇ....でも、すごくあやしいんだじぇ。にんげんさんはぜったいに
ゆっくりさせないはずなんだじぇ......おいしそうだなぁ...たべたいなぁ...でも.....」
野良生活が長かったみたいで結構人間に虐められたらしいな。人間に対して凄い懐疑的になっている。でも「食べたい」という本能も
かなり強いらしく、涎をダラダラとだらしなく垂らしながらクネクネと体を捩りながら葛藤している。
「大丈夫だって、ほら」と、僕は菓子パンの端を齧って食べて見せた。「な!大丈夫だろ。いいから食えよ。」そう言うと夫のまりさは
「うああああ!!おいしそうだなぁ...で・でも..........あああああああ!!!うっめ!!これめっちゃうっめ!!!!にんげんさんは
...にんげんさんは....とってもゆっくりしていたんだね!!むーしゃっ!むーしゃっ!....ちあわせええええええ!!!!」
「そうだろ~。ほら、もう一個追加だ。」
あっという間に2個の菓子パンを食べた夫のまりさは、しばらく光悦の表情で細かく震えていた。
「なぁ、お前またあの巣に戻るのか?ゲスなれいむが居る」
「ゆ!れいむは、げすなんかじゃないんだぜ!」
「はぁ?どこからどう見たってゲスだろ。飢えている事や赤ゆっくりが死んだ事も全部お前のせいにして。」
「....おちびちゃんが死んだのは、まりさが、かりにいって「ごはんさん」を、たっくさん「むーしゃむしゃ」させてあげられなかった
からしんじゃった...まりさのせいだよ..。」
「で、お前が自分の分まで食い物をやったわけだな。」
「ゆぅ。そうだけど....れいむが....こそだてたいへんだから....おちびちゃんは....あんまり....たべてなかったから.....」
「んだよ、全部ゲスれいむが食ってたみたいなもんか。」
「.....ゆ.....ふゆのしょくりょうさんも....もう、はるさんきてるからって.....れいむが...ぜんぶ」
「なんだよそれ、春と言えば春だが食料になる草も虫もまだ先だろ。バカか?」
「........でも.....れいむが......」
「わかった、俺が何とかしてやるから、あの巣にはもう戻るな。」
「ゆ!まりさが「かいゆっくり」に!!!!」
「そんなわけねーだろ!いいから公園に戻るぞ!」
「まりさはゆっくりしています!おといれもちゃんとできます!かずはよっつまでかぞえられます!いいつけもちゃ....ゆべ!」
僕は戯言を並べる夫のまりさを蹴りで黙らせてから鷲づかみにしてバックを片手に公園に戻った。
「ゆ?にんげんさんなにやってるの?」....ザックザック.....「まりさのおうちはまだむこうだよ。」....ザックザック....
僕はコイツの元の巣から遠く離れた場所の斜面にリュックに入れておいた折りたたみ式のスコップで横穴を掘っていた。
「ふぅ~こんなもんだろ。」
「ゆあああああ!すごくゆっくりした「おうちさん」だよ!ここはまりさの「ゆっくりぷれいす」にするよ!」
「早速かよ....まぁいい。とりあえずお前はココに住め。今からお前の新しい嫁を連れてくるから。」
「ゆ?ゆゆ?よめ?.....」
僕はそう言うと前もって目星を付けておいた巣穴を片っ端から開いて適当に相手となる、ゆっくりを探した。
三つ目の巣を開いたら、ほぼ成体になっている、ありすが死に掛けていたので引っ張り出し、ギャーギャー騒ぐ親らしき、成体ゆっくり
に菓子パンを投げつけて黙らせてから。先ほどの夫のまりさのように自宅で蘇生をして連れてきた。
「ゆあああああぁぁ!とってもゆっくりしたありすだあああ!まりさはまりさだよ!ゆっくりしていってね!」
「....とかいはなまりさね....ここも...とってもとかいはだわ...でも、もっと「こーでねいと」がひつようだわ。」
「お互い気に入ったようだな。では....」僕は既に元夫となったまりさを手で細かく震わせ発情モードにした
「ゆっほほおおおおお!!ありず!ありず!どっでもゆっぐりじでいっでええええええ!!!」
「いきなりなによ!ぜんぜんとかいはじゃないわ!...でも...まりさなら....」
「ずっぎりいいいいいいい!!!!」×2
「はぁはぁはぁ...まりさなんだか.....」
「ちょっと、とかいはではなかったけど....よかったわ」
すると数分で、ありすの額から蔓が延びてきて5匹ほどの赤ゆっくりが実りだしてきた。
「はぁ....とってもとかいはな、おちびちゃんだわ」
「ゆうううう!まりさとありすのかわいいおちびちゃん!!!ゆっくりうまれてね!」
「おー5匹かぁ。まずまずだな。コレ置いておいてやるからちゃんと考えて食えよ。」そう言うと僕は巣の中にディスカウントショップで
買った、激安のゆっくりフードを一袋を開封して巣の奥に突っ込んでおいた。
とりあえず5匹追加かぁ。結構疲れるな、まぁ中国の砂漠で植林しているオッサンに比べたらまだ楽なもんだ。でもまだ思う存分
ゆっくりと「ふれあい」をするには少なすぎる。他にも巣がないか、まだ未開封の巣はどうかだけ確認して今日の所は終わりにしよう。
僕は公園をくまなく探して、さらに三つの巣を見つけた。前に見つけた残りの巣穴を開けて見てみると2匹の成体となったゆっくりが
眠っていたので、片方を細かく振動させて発情モードにして強制的に「すっきり」をさせて先ほどと同じように激安ゆっくりフードを
開封して放り込んでおいた。
そうだ、さっきのゲスれいむの巣にも赤ゆっくりが居たな。あいつ等も元気にしてやれば数に入るな。早速僕は巣穴に直行した。
すると巣穴付近に人影があった!僕は慌てて近くの木に身を隠し様子を伺っていたら、そいつはポケットから何やら白い粒を取り出して
巣の中に手を突っ込んでいる。そしてゲスれいむと何か話してるみたいだがココからでは会話の内容は聞き取れない。
すると人影は不意にスッと立ち上がってどこかに行ってしまったようだ。僕は辺りに人影は無いかよく確認してから巣穴に行って見ると、
巣穴の奥から元気な赤ゆっくりの声がする。
「ゆぅ~♪にんげんさん~またきてくれたのね......っておまえか。」
「お前って何様のつもりよ?まぁいい、あれ?なんでコイツら元気になってるんだ?」
「くそじじぃとはちがって、れいむがかわいいってことが、ちゃんとわかっているにんげんさんが、げんきになる「おくすり」を
おちびちゃんにくれたんだよ!くそじじぃはげんきになったかわいいれいむのおちびちゃんをみてゆっくりしたんだから、「あまあま」
を、さっさとよこすんだよ!」
「お前は本当に最悪だな。お前なんかにくれてやるのはコレで十分だ!」
そう言うと僕はゲスれいむの目に指を突き立てて片目を抉り出して掌で潰した。
「ゆぎゃあああああ!!!!いぢゃい!いぢゃいっよおお!!!れいぶのおべべが!おべべが!がえぜよぅ!れいぶのつぶらなおべべ
をがえぜよおおおお......ゆぎゃ!あああああああ!!おべべをづぶずなああああああ!!!」
「ほうら、美味しい「あまあま」さんだよ~♪」僕はそう言うと元気になった赤ゆっくりに潰したゲスれいむの目玉を食べさせた。
「む~ちゃ!む~ちゃ!おいしい~、これめっちゃうっめ!めっちゃうっめ!.....ちあわしぇ~♪」
「ゆげえええええ!!なんでたべちゃうのぉ?おちびちゃん、それおかーさんのおべべだよぉ!」
「ゲラゲラゲラ....美味いってさ...お前の目玉...ゲラゲラゲラ~」
.....しかし...一体あの人影はなんだったのだろうか?赤ゆっくりに「おくすり」?ん~愛護団体にしては薬だけとは変だな....。
........
....
..
.
僕は日曜が来るたびに、こんなことを繰り返してきたが、ときおり僕以外の誰かがココの公園のゆっくり共に、なんらかの手を
かけているらしく、度々その痕跡を見つける。
よくよく公園の周囲を注意深く観察をして見ると...
公園に隣接している道路で車に下半身だけを轢かれて死に掛けているゆっくりを、しゃがんでポーっと眺めている人
子供を車に潰されて泣き叫んでいる親のゆっくりを卑屈な笑みを浮かべながらこっそり録画している人
排水溝の蓋の網目から落ちた赤ゆっくりが泣き叫んでいる所で、なす術もなく絶叫している親のゆっくりとかをニヤニヤ眺めている人
.....変な人間をたくさん見かける。
「ん~ちょっとやり難くなってきたなぁ......この公園も。」
あとがき
今回はD.O氏が書いた「奇跡の公園」に感動して、スピンオフ的なお話に挑戦してみました。元の題材の設定が素晴らしいのでとても
書きやすかったです。
D.O氏の溢れるような才能に捧ぐ。