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anko4154 ゆくり教育
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『ゆくり教育』 6KB
ギャグ 日常模様 現代 悶撫苛々躯省推薦
ギャグ 日常模様 現代 悶撫苛々躯省推薦
職員室。男が机に向かって仕事をしている。
ガラリと戸を開ける音に、男が顔を上げる。
きめぇ丸とれいむが登場。きめぇ丸はセーラー服。
ガラリと戸を開ける音に、男が顔を上げる。
きめぇ丸とれいむが登場。きめぇ丸はセーラー服。
「おう、お前らか、入れ」
「(首を振りながら)おお、怖い怖い」
「ゆっくりしていってね!」
「ゆっくりしろってお前が言う台詞じゃねーだろ。高校生だったら、もっと礼儀わきまえろ。ちゃんと『失礼します』と言って入れ」
「おお、失礼失礼」
「しつれいむ」
「ナメてるだろ! ──まあ、とにかく本題にいくぞ。この前の学年末テスト、何だありゃ」
「何だといいますと?」
「きっと褒めてくれるんだよ。れいむたちはいつでも全力、レッドゾーンを振り切ってるからね」
「思いっきり赤点なんだよ! 何がレッドゾーンだ」
「あ、そっちの方か」
「おお、上手い上手い」
「上手くねーよ。しかも俺が担当の国語で最悪な点取りやがって」
「意外と合ってると思いましたがねえ」
「手応えあったよ。手、無いけど」
「ああん? これでか?」
「(首を振りながら)おお、怖い怖い」
「ゆっくりしていってね!」
「ゆっくりしろってお前が言う台詞じゃねーだろ。高校生だったら、もっと礼儀わきまえろ。ちゃんと『失礼します』と言って入れ」
「おお、失礼失礼」
「しつれいむ」
「ナメてるだろ! ──まあ、とにかく本題にいくぞ。この前の学年末テスト、何だありゃ」
「何だといいますと?」
「きっと褒めてくれるんだよ。れいむたちはいつでも全力、レッドゾーンを振り切ってるからね」
「思いっきり赤点なんだよ! 何がレッドゾーンだ」
「あ、そっちの方か」
「おお、上手い上手い」
「上手くねーよ。しかも俺が担当の国語で最悪な点取りやがって」
「意外と合ってると思いましたがねえ」
「手応えあったよ。手、無いけど」
「ああん? これでか?」
男、二枚の答案用紙を取り出す。
「『お爺ちゃんは今、《ノウカンキ》で休んでいる。』を漢字にする問い、お前ら何て書いた」
「農閑期だよ」
「それは合ってる。きめぇ丸は」
「納棺機ですが」
「どんな発想だよ! 新しい装置発明しやがって!」
「ああ、そっちの答えもあったね」
「ねぇっつってんだろ! お爺ちゃん箱詰めにされて休んでんだぞ、永遠に!」
「オートメーション化により、これからの高齢化社会に対応させました」
「嫌だよ、そんな未来!」
「でも、漢字の間違いってそれくらいでしょ?」
「れいむ、お前は《タイシュウ食堂》を何て書いたよ」
「体臭食堂」
「ありえねぇだろ!!」
「何で? 店の親父のフェロモンを思う存分吸い込んでの食事、最高じゃない」
「お前の性癖はどうでもいいよ! んな匂い立つ食堂、すぐ営業停止だろ! 逮捕されるよ!」
「それで今度は牢屋で臭い飯を食うんだね」
「上手いこと言ってんじゃねぇ!!」
「まったくれいむはしょうがないですねぇ」
「じゃあお前は《レンケツ車両》を何て書いた」
「連尻車両」
「何をドッキングさせてんだ!」
「お尻とお尻でお知り合いということです」
「意味わかんねぇよ!」
「農閑期だよ」
「それは合ってる。きめぇ丸は」
「納棺機ですが」
「どんな発想だよ! 新しい装置発明しやがって!」
「ああ、そっちの答えもあったね」
「ねぇっつってんだろ! お爺ちゃん箱詰めにされて休んでんだぞ、永遠に!」
「オートメーション化により、これからの高齢化社会に対応させました」
「嫌だよ、そんな未来!」
「でも、漢字の間違いってそれくらいでしょ?」
「れいむ、お前は《タイシュウ食堂》を何て書いたよ」
「体臭食堂」
「ありえねぇだろ!!」
「何で? 店の親父のフェロモンを思う存分吸い込んでの食事、最高じゃない」
「お前の性癖はどうでもいいよ! んな匂い立つ食堂、すぐ営業停止だろ! 逮捕されるよ!」
「それで今度は牢屋で臭い飯を食うんだね」
「上手いこと言ってんじゃねぇ!!」
「まったくれいむはしょうがないですねぇ」
「じゃあお前は《レンケツ車両》を何て書いた」
「連尻車両」
「何をドッキングさせてんだ!」
「お尻とお尻でお知り合いということです」
「意味わかんねぇよ!」
男、さらに答案用紙を示す。
「それから、間違ってる漢字を正しいのに直すって問題な、『多数の優秀な人材を排出した』とかの」
「ええ、そこは『輩出』ですよね」
「そうだな。人材を要らんものとして吐き出しちゃあな。まあ、そこはいい。俺が言いたいのは『嵐を犯して船出する』というところだ」
「あ、れいむそこ自信あるよ」
「おお、同意同意。私もです」
「何でだよ! 本来『嵐を冒して』だろ! 『まったく問題ありません』とかふざけた解答しやがって!」
「え? 嵐ってあの嵐でしょ? 全然守備範囲だよ」
「はい。船出前の景気づけにジャニーズを犯す……最高のシチュエーションではないですか」
「だからお前らの性癖は聞いてねーよ! ■に当てはまる漢字を書けって問題でもふざけたことしやがって! 『光陰■のごとし』に何当てはめた! 普通、『矢』だよな!」
「おや、私の答えは『唇』ですが」
「だよねー、光のような陰唇、最高! シャイニングまむまむ!」
「まさに観音様です。おお、畏敬畏敬」
「なんまんだぶ、なんまんだぶ……」
「職員室で変な宗教始めんなっ! あと、『数字を使った四字熟語を書け』って問題でも、れいむ、お前の『十二指腸』はまだいい。きめぇ丸、お前は何て書いた」
「はい、『オナニー』です」
「バカかっ?!」
「おお、心外心外」
「何で? 数字が三つも入ってるじゃない。『十二一』って」
「心底アホか! 中学生かよ、思春期の!」
「ええ、そこは『輩出』ですよね」
「そうだな。人材を要らんものとして吐き出しちゃあな。まあ、そこはいい。俺が言いたいのは『嵐を犯して船出する』というところだ」
「あ、れいむそこ自信あるよ」
「おお、同意同意。私もです」
「何でだよ! 本来『嵐を冒して』だろ! 『まったく問題ありません』とかふざけた解答しやがって!」
「え? 嵐ってあの嵐でしょ? 全然守備範囲だよ」
「はい。船出前の景気づけにジャニーズを犯す……最高のシチュエーションではないですか」
「だからお前らの性癖は聞いてねーよ! ■に当てはまる漢字を書けって問題でもふざけたことしやがって! 『光陰■のごとし』に何当てはめた! 普通、『矢』だよな!」
「おや、私の答えは『唇』ですが」
「だよねー、光のような陰唇、最高! シャイニングまむまむ!」
「まさに観音様です。おお、畏敬畏敬」
「なんまんだぶ、なんまんだぶ……」
「職員室で変な宗教始めんなっ! あと、『数字を使った四字熟語を書け』って問題でも、れいむ、お前の『十二指腸』はまだいい。きめぇ丸、お前は何て書いた」
「はい、『オナニー』です」
「バカかっ?!」
「おお、心外心外」
「何で? 数字が三つも入ってるじゃない。『十二一』って」
「心底アホか! 中学生かよ、思春期の!」
男、ため息をつく。
「お前ら、そんなんで将来大丈夫なのか。希望する進路は何なんだよ」
「れいむはSEだよ!」
「ふーん、システムエンジニアか」
「効果音だよ」
「サウンドエフェクト?!」
「いつでもどこでも『ゆっくりしていってね!』と言うだけの簡単なお仕事!」
「それ仕事なんか?」
「夜中、寝苦しいときに寝返りを打つと、そこにれいむが向かい合ってて『ゆっくりしていってね!』」
「怖えーよ!」
「トイレで便秘に悩んでいるときにも、ふと現れて『ゆっくりしていってね!』。失恋して泣いているときにも、何とも言えない笑顔で『ゆっくりしていってね!』」
「嫌がらせじゃねーか」
「ふむ、謎のSE……『SE‐X』ということですか」
「シモネタ止めろッ!」
「きめぇ丸は何になるつもりなの?」
「私ですか? それは……(頬を赤らめる)」
「何恥ずかしがってんだ? キモいぞ」
「先生のところに……永久就職します」
「はァっ?!」
「れいむはSEだよ!」
「ふーん、システムエンジニアか」
「効果音だよ」
「サウンドエフェクト?!」
「いつでもどこでも『ゆっくりしていってね!』と言うだけの簡単なお仕事!」
「それ仕事なんか?」
「夜中、寝苦しいときに寝返りを打つと、そこにれいむが向かい合ってて『ゆっくりしていってね!』」
「怖えーよ!」
「トイレで便秘に悩んでいるときにも、ふと現れて『ゆっくりしていってね!』。失恋して泣いているときにも、何とも言えない笑顔で『ゆっくりしていってね!』」
「嫌がらせじゃねーか」
「ふむ、謎のSE……『SE‐X』ということですか」
「シモネタ止めろッ!」
「きめぇ丸は何になるつもりなの?」
「私ですか? それは……(頬を赤らめる)」
「何恥ずかしがってんだ? キモいぞ」
「先生のところに……永久就職します」
「はァっ?!」
男、椅子をガタッと後ろに引いてきめぇ丸たちと距離を取る。
「突然何を言い出すんだ、お前は!」
「あー、ずるい! れいむも先生のこと狙ってたのに!」
「饅頭風情が?! いや、勘弁してくれよ! 俺にも選ぶ権利があるだろ!」
「いいお嫁さんになりますよ。甲斐甲斐しく尽くします」
「本当か? どんなふうだか、想像つかねぇぞ」
「こんな感じですよ。『ねぇ、あなた、ご飯とお風呂、どちらをしてくれます?』」
「俺が用意すんのかよ! お前、何も尽くしてねーだろ!」
「いえ、先生と暮らしているだけで、精も根も尽き果ててます」
「どんだけ辛い生活だよ! むしろ俺のこと嫌いだろ!」
「れいむが作ってもいいよっ」
「お前が料理?」
「結構得意だよ! レパートリー多いし。お椀に山盛りのお饅頭でしょ、お饅頭のお吸い物に、お饅頭のおひたし……」
「どんだけ饅頭押しだ!」
「そしてお風呂にはわんさかと温泉饅頭を浮かべるの」
「そっちもかよ! そういう使い方しねーよ、温泉饅頭は!」
「『ご飯にする? お風呂にする? それとも、れ・い・む?』」
「いずれにせよ饅頭じゃねーか!!」
「あー、ずるい! れいむも先生のこと狙ってたのに!」
「饅頭風情が?! いや、勘弁してくれよ! 俺にも選ぶ権利があるだろ!」
「いいお嫁さんになりますよ。甲斐甲斐しく尽くします」
「本当か? どんなふうだか、想像つかねぇぞ」
「こんな感じですよ。『ねぇ、あなた、ご飯とお風呂、どちらをしてくれます?』」
「俺が用意すんのかよ! お前、何も尽くしてねーだろ!」
「いえ、先生と暮らしているだけで、精も根も尽き果ててます」
「どんだけ辛い生活だよ! むしろ俺のこと嫌いだろ!」
「れいむが作ってもいいよっ」
「お前が料理?」
「結構得意だよ! レパートリー多いし。お椀に山盛りのお饅頭でしょ、お饅頭のお吸い物に、お饅頭のおひたし……」
「どんだけ饅頭押しだ!」
「そしてお風呂にはわんさかと温泉饅頭を浮かべるの」
「そっちもかよ! そういう使い方しねーよ、温泉饅頭は!」
「『ご飯にする? お風呂にする? それとも、れ・い・む?』」
「いずれにせよ饅頭じゃねーか!!」
男、頭をかきむしる。
「いや、進路より卒業だ、卒業! この成績じゃ卒業できねーんだよ! お前ら卒業する気あるんかよ!」
「ありますよー、(れいむの方を見て)ねぇ?」
「うん。仰げば尊しとか歌う気満々」
「ありますよー、(れいむの方を見て)ねぇ?」
「うん。仰げば尊しとか歌う気満々」
どこからともなく『仰げば尊し』のメロディーが流れてくる。
きめぇ丸、一歩前に出て、オペラ歌手のように胸の前で手を組んで口を開ける。
きめぇ丸、一歩前に出て、オペラ歌手のように胸の前で手を組んで口を開ける。
「♪仰げば~Don't see~」
「いきなり間違ってるよ! つーか、見上げるのか、見ちゃいけないのか、はっきりしろよ!」
「じゃあ、れいむの美声を聞いてね!」
「いきなり間違ってるよ! つーか、見上げるのか、見ちゃいけないのか、はっきりしろよ!」
「じゃあ、れいむの美声を聞いてね!」
れいむが前に出て、顔をやや上向ける。
再び『仰げば尊し』のメロディーが流れてくる。
再び『仰げば尊し』のメロディーが流れてくる。
「♪仰げば~尊し~、和菓子の恩~」
「ダジャレじゃねぇか!」
「何言ってるの? 饅頭のれいむが敬意を払ってるんだよ! 届いて、この思い!」
「歌詞が間違ってるんだよ!」
「饅頭はお菓子で合ってるよ!」
「菓子じゃなくて歌詞だよ!」
「お菓子は菓子でおかしくないでしょ!」
「歌詞が菓子じゃおかしかねーかよ!」
「まあ、落ち着いてください、お二人とも。私がこれまでの三年間に思いを馳せて、歌います」
「ダジャレじゃねぇか!」
「何言ってるの? 饅頭のれいむが敬意を払ってるんだよ! 届いて、この思い!」
「歌詞が間違ってるんだよ!」
「饅頭はお菓子で合ってるよ!」
「菓子じゃなくて歌詞だよ!」
「お菓子は菓子でおかしくないでしょ!」
「歌詞が菓子じゃおかしかねーかよ!」
「まあ、落ち着いてください、お二人とも。私がこれまでの三年間に思いを馳せて、歌います」
きめぇ丸、一度うつむいてポーズを取る。
再び『仰げば尊し』のメロディーが流れてくるのに合わせ、顔を上げてゆく。
再び『仰げば尊し』のメロディーが流れてくるのに合わせ、顔を上げてゆく。
「♪思~えばー、いと~としー、この~腰つきー」
「何に思いを馳せてんだよ!?」
「(目をクワッと見開いて)今こそ割れ目!」
「うっせぇよ!」
「すごいよ、きめぇ丸! れいむ、感動したよ!」
「そんな要素一切ねぇだろ!」
「感極まって、もう、ナニかが出そう」
「涙だろ! 変なもん出すな!」
「何に思いを馳せてんだよ!?」
「(目をクワッと見開いて)今こそ割れ目!」
「うっせぇよ!」
「すごいよ、きめぇ丸! れいむ、感動したよ!」
「そんな要素一切ねぇだろ!」
「感極まって、もう、ナニかが出そう」
「涙だろ! 変なもん出すな!」
男、机を拳でバンバン叩く。
「お前ら、やっぱ卒業する気ねーだろ! そんな高校生すら失格の状態で社会に出せねーよ!」
「まあまあ、先生だってこんな問題児二人も輩出してちゃ、教師失格なんですから」
「お前が言うな!」
「それにさ、れいむ達がクラスにいて楽しかったでしょ?」
「んなわけねぇよ! ストレスがマッハだったよ! お前らみたいな悪童、たった一人でも大変なのに、ツインだぞ、ツイン!」
「あっはっは。そりゃあ、何とも、」
「まあまあ、先生だってこんな問題児二人も輩出してちゃ、教師失格なんですから」
「お前が言うな!」
「それにさ、れいむ達がクラスにいて楽しかったでしょ?」
「んなわけねぇよ! ストレスがマッハだったよ! お前らみたいな悪童、たった一人でも大変なのに、ツインだぞ、ツイン!」
「あっはっは。そりゃあ、何とも、」
「『2が重い』」
お後がよろしいようで。