ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko4179 ありすのゆん生
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『ありすのゆん生』 23KB
制裁 自業自得 駆除 自然界 加工場 初投稿。設定の一部をお借りしています。
制裁 自業自得 駆除 自然界 加工場 初投稿。設定の一部をお借りしています。
初投稿です。誤字脱字、読み難い部分もあると思いますがご容赦下さい。
ありすのゆん生
ここはとある加工所の一室。ここでは今日行われる駆除の打ち合わせが行われている。
「以上で会議を終了します。あとは各自資料を基に宜しくお願いします」
約1時間ほどで終えた会議。普段なら20分ほどで終わるのだから、今回の駆除はなかなか面倒な事が伺える。
その依頼内容は特殊駆除だ。
その依頼内容は特殊駆除だ。
とある山に成ゆ100匹を超えるかなり大規模な群れがあり、麓の村人達と良好な関係を築いていた。
しかし1週間前、この群れを長年治めていたドスが寿命により亡くなったのだ。
群れは次の長を決めたのだが、それに不満を持った一部のゆっくり達が反乱を起こし、成ゆ30匹前後を中心とした新たな群れが誕生した。
この新しい群れは基本荒くれ者で構成されており、親交のあった村人達は次第にこの群れを疎ましく思い始めた。
しかし1週間前、この群れを長年治めていたドスが寿命により亡くなったのだ。
群れは次の長を決めたのだが、それに不満を持った一部のゆっくり達が反乱を起こし、成ゆ30匹前後を中心とした新たな群れが誕生した。
この新しい群れは基本荒くれ者で構成されており、親交のあった村人達は次第にこの群れを疎ましく思い始めた。
駆除しようという声が出たのだが、例え正当な理由があっても我々村人が手を下せばゆっくり達は私達への態度を変える可能性がある。
これからもお互い良い隣人であり続けたい為、万が一にもそれはあってはならない。
では加工所の職員が駆除を行ったとしても、あくまでも人間がやったとして態度が変わってしまう可能性がある。
新しい長もなかなか聡明なゆっくりであり、加工所の人間が来ればその理由が我々からの依頼であると察してしまうだろう。
これからもお互い良い隣人であり続けたい為、万が一にもそれはあってはならない。
では加工所の職員が駆除を行ったとしても、あくまでも人間がやったとして態度が変わってしまう可能性がある。
新しい長もなかなか聡明なゆっくりであり、加工所の人間が来ればその理由が我々からの依頼であると察してしまうだろう。
我々は今まで通りの関係を続けたい。しかしそれにはあの新しい群れは邪魔。だから排除して欲しい。そう…ゆっくりたちの手で。
こうしてそれなりの頻度で舞い込んでくる特殊な駆除依頼。
普段行われている一斉駆除や回収などの赤字業務とは違い、これらは高額な報酬が望めるので加工所としても逃す手は無い。
企業だからこそ少しでも赤字を補填したいのだから、断る理由は一つも無い。
普段行われている一斉駆除や回収などの赤字業務とは違い、これらは高額な報酬が望めるので加工所としても逃す手は無い。
企業だからこそ少しでも赤字を補填したいのだから、断る理由は一つも無い。
今回実行役として白羽の矢が立ったのは駆除班レイパー部隊。計画の要としてレイパー部隊を率いる加工所職員の男性は何度も書類に目を通していた。
既に下準備は済んでおり、元々の群れのゆっくり達は今日は村人たちとお遊戯会で遊ぶ予定を組んでいる。これは突発的なもので、新しい群れには一切伝わっておらず、万が一にも参加する事が無いように細かく打ち合わせをしてある。
また標的となる新しい群れのゆっくり達には前回お遊戯会に参加した際に30匹+子ゆ80匹にこっそりと小型発信機を取り付けてあり、討ち漏らしが無い様にしている。
このお遊戯会は大体2時間ぐらいらしく、その間に標的を抹殺しなくてはならない。しかし人間がやってはならない。あくまでもゆっくりがやるのだ。
また標的となる新しい群れのゆっくり達には前回お遊戯会に参加した際に30匹+子ゆ80匹にこっそりと小型発信機を取り付けてあり、討ち漏らしが無い様にしている。
このお遊戯会は大体2時間ぐらいらしく、その間に標的を抹殺しなくてはならない。しかし人間がやってはならない。あくまでもゆっくりがやるのだ。
「すみませんが至急ありす種を一匹用立てて欲しいのですが、レイパー部隊員として使える固体って居ますか?」
あの作戦を遂行するには少なくてもありすが5匹は必要だが、現在動けるのは4匹のみ。無茶を承知で彼は訓練室の職員に補充を掛け合っていた。
彼の珍しく困った顔を見た女性職員は端末の横に置いてある資料を手に取り、パラパラとめくっていく。
彼の珍しく困った顔を見た女性職員は端末の横に置いてある資料を手に取り、パラパラとめくっていく。
「んん~…居るには居るけど、まだ難有りって状態なのよ」
「能力自体はなかなかのものだと思うの。既に実戦レベルまでいっていると思うわ」
「でも性格がねー…まだ仕込みきれていないんです」
「能力自体はなかなかのものだと思うの。既に実戦レベルまでいっていると思うわ」
「でも性格がねー…まだ仕込みきれていないんです」
女性職員は手に持っている資料から一枚の書類を取り出し、彼に手渡す。
受け取った資料には実力はあるが、それを鼻に掛けていると書かれており、うぬぼれが強いと注意事項に記載されている。
受け取った資料には実力はあるが、それを鼻に掛けていると書かれており、うぬぼれが強いと注意事項に記載されている。
彼は資料を返還し、女性職員に尋ねる。
「もしもですよ?もし最悪この固体が使い物にならなくなった場合ってどうなりますか?」
予想外の質問を受けた彼女は少し考えた後、
「彼方が気に病むほど損失は出ないわよ。似たようなレベルなのはあと2~3体いますから」
「最悪…そうね補充が2週間ぐらい遅れるってところかしら」
「最悪…そうね補充が2週間ぐらい遅れるってところかしら」
あははっと軽く笑いながら答えた彼女の笑顔に僅かに頬を緩め、彼はそのありすの補充をお願いした。
「さ、ありす。お兄さん達にご挨拶をして」
女性職員に促され、ありすはきりっとした表情に変わり、ゆっくりと挨拶をする。
「ありすはありすです。おにいさんのおやくにたってみせます!」
「ああ、宜しく頼むよ」
「ああ、宜しく頼むよ」
なるほど、確かになかなか鍛え抜かれたありすだ。実力は間違いなく通用するレベルだな…と一目見ただけで力量を見抜く男性職員。
女性職員と軽く会話をした後、再びありすに視線を向ける。
女性職員と軽く会話をした後、再びありすに視線を向ける。
「では挨拶も程ほどに、これから君のレイパー部隊加入式を執り行う」
男性職員はそう言うと、バックから一つのリングを取り出す。
「なんてとかいはなの…」
「気に入ってくれて嬉しいよ」
「気に入ってくれて嬉しいよ」
男性職員の言葉を受け、ありすははっと我に返った。
思わず声が出てしまうほど魅入ってしまったそのリングは、とても都会派な物に見えるのだ。
思わず声が出てしまうほど魅入ってしまったそのリングは、とても都会派な物に見えるのだ。
「このリングはぺに輪と言ってね。部隊の所属を証明するものなんだ」
「これを今から君のぺにぺにに装着する。それで加入式は終わりだよ」
「これを今から君のぺにぺにに装着する。それで加入式は終わりだよ」
男性は説明後、ありすのぺにぺににぺに輪を装着する。
装着後、ありすはぺにぺにに全く違和感を感じないどころか、まるでパワーアップしたような感じさえ受けていた。
装着後、ありすはぺにぺにに全く違和感を感じないどころか、まるでパワーアップしたような感じさえ受けていた。
えも言われぬ高揚感に包まれている中、男性職員と先輩部隊員達からありすに入隊への祝福の言葉が掛けられる。
これを持って正式に部隊の加入が認められたありすは、今猛烈に感動していた。
これを持って正式に部隊の加入が認められたありすは、今猛烈に感動していた。
このレイパー部隊。呼び名は都会派では無いが、存在自体はペニコプター部隊と並ぶありす種の花形特殊部隊。空のペニコプター、陸のレイパーと並び称されるほどだ。
普段の状態では比較的戦闘力が低いと言われるありすだが、この2部隊だけは別格の猛者と認識されている。
何せこの2部隊は身体能力はもとより、レイパーであってレイパーではない。この矛盾した状態を強靭な精神力をもって維持し続ける事が大切なのだ。
性的欲求にめっぽう弱いありす種には極めて難しい事であり、入隊できる確率は選ばれたありすでも実に1/1500といわれている。
だからこそ彼ら2部隊は駆除班の間では真の都会派として尊敬を集めている。
普段の状態では比較的戦闘力が低いと言われるありすだが、この2部隊だけは別格の猛者と認識されている。
何せこの2部隊は身体能力はもとより、レイパーであってレイパーではない。この矛盾した状態を強靭な精神力をもって維持し続ける事が大切なのだ。
性的欲求にめっぽう弱いありす種には極めて難しい事であり、入隊できる確率は選ばれたありすでも実に1/1500といわれている。
だからこそ彼ら2部隊は駆除班の間では真の都会派として尊敬を集めている。
「加入式はこれで終わりだ。規約なども詳しく教えたいけど、時間が無いから移動中に教えるよ」
「では早速現場へと向かう。皆車に乗り込んでくれ」
「では早速現場へと向かう。皆車に乗り込んでくれ」
こうして新人ありすは加入後初めての任務へと向かうのであった。
現場へ到着後、男性は村長と最後の打ち合わせをし、その間も新人ありすは先輩部隊員から様々なことを教わっている。
10分ほどして戻って来た男性に連れられ、山の入口へと向かう。
10分ほどして戻って来た男性に連れられ、山の入口へと向かう。
「今回の内容はこの山に居るゆっくりを一匹残らず始末することだ」
「赤ゆ、子ゆ、成ゆ、老ゆ…全て平等に殲滅しろ。理解したか?」
「「「「「ゆっくり理解しました!」」」」」
「死体はそのまま放置でいい。今回は回収とかそういうのは一切無しだ。理解したか?」
「「「「「ゆっくり理解しました!」」」」」
「では行ってらっしゃい」
「赤ゆ、子ゆ、成ゆ、老ゆ…全て平等に殲滅しろ。理解したか?」
「「「「「ゆっくり理解しました!」」」」」
「死体はそのまま放置でいい。今回は回収とかそういうのは一切無しだ。理解したか?」
「「「「「ゆっくり理解しました!」」」」」
「では行ってらっしゃい」
現場となっている山では標的となっている新しい群れのゆっくり達は迫り来る危機を全く知らず、ただただゆっくりしていた。
「ゆふぅ~きょうはあのうっとうしいやつらがいないからゆっくりできるのぜ」
「わかるよー。ほんとうひさしぶりのゆっくりなんだねー」
「まりさぁ~そろそろあのゆっくりしてないやつらをせいっさい!しようよぉ」
「「「「「せいっさい!せいっさい!」」」」」
「「「「せいっちゃい!せいっちゃい!」」」」
「わかるよー。ほんとうひさしぶりのゆっくりなんだねー」
「まりさぁ~そろそろあのゆっくりしてないやつらをせいっさい!しようよぉ」
「「「「「せいっさい!せいっさい!」」」」」
「「「「せいっちゃい!せいっちゃい!」」」」
一匹のれいむが元居た群れの制裁を提案すると、周りのゆっくりたちもそれに呼応し、せいっさい!の掛け声が響き渡る。
よほど鬱憤が溜まっているのだろう。れいむは半狂乱状態である。
近くで遊んでいた子ゆっくりまでが呼応しており、赤ゆっくりたちはお遊びと勘違いしてはしゃいでいる。
よほど鬱憤が溜まっているのだろう。れいむは半狂乱状態である。
近くで遊んでいた子ゆっくりまでが呼応しており、赤ゆっくりたちはお遊びと勘違いしてはしゃいでいる。
しかし当のまりさは群れの戦力差をきちんと理解しているため、れいむや周りのゆっくりをなだめて落ち着かせる。
あれだけ盛り上がっていたのを抑えられたからか、れいむだけはやや不満そうな顔をしている。
あれだけ盛り上がっていたのを抑えられたからか、れいむだけはやや不満そうな顔をしている。
「まぁまぁれいむ。いまはがまんのときなのぜ」
「おちびたちがそだてばかずでもまりさたちがゆうりになれるのぜ」
「すっきりせいっげん!なんてくだらないことをやっているあいつらに、おちびちゃんたちのちからをみせつけてやるんだぜ!」
「ゆふふっそれもそうだね。ゆっくりしてないあいつらに、おちびちゃんたちのちからをみせてやろうね!」
「おちびたちがそだてばかずでもまりさたちがゆうりになれるのぜ」
「すっきりせいっげん!なんてくだらないことをやっているあいつらに、おちびちゃんたちのちからをみせつけてやるんだぜ!」
「ゆふふっそれもそうだね。ゆっくりしてないあいつらに、おちびちゃんたちのちからをみせてやろうね!」
その言葉にいつか我が子たちが大きくなり、ゆっくりしていない元群れのゆっくりたちをせいっさい!する姿を想像して自然と笑顔になるれいむ。
そう、今は我慢だ。そう思いながらふと視線を横に移すと…そこには見知らぬありすが目に入った。
そう、今は我慢だ。そう思いながらふと視線を横に移すと…そこには見知らぬありすが目に入った。
「ゆゆ?ありすははじめてみるありすだね。どこからきたの?」
何気なく発した言葉。それがれいむの最後の言葉となった。
「「「ゆわあああああレイパーだよおおおおおおおおお!!!」」」
あまりの早業に変わり果てたれいむの姿を認識するまでの間、更に追加で子ゆっくりが4匹も殺られてしまった。
いくらとろいゆっくりでも、彼らの言うたくさんが殺されれば嫌でも認識する。そう…目の前に圧倒的強者であるレイパーが現れたのだ。
この叫び声を皮切りに、山の至る所でゆっくり達の悲鳴が響き渡る。
いくらとろいゆっくりでも、彼らの言うたくさんが殺されれば嫌でも認識する。そう…目の前に圧倒的強者であるレイパーが現れたのだ。
この叫び声を皮切りに、山の至る所でゆっくり達の悲鳴が響き渡る。
「んっほおおおおぉおぉー!素敵な素敵なまりさね!貴方なら間違いなく都会派になれるわ!」
「えんりょじまずうううう!まりざはいながものでいいでずぅぅぅぅ!!」
「なんて謙虚なまりさなのぉ!気に入ったわ!ありすが貴方をコーディネートしてあげるわぁあああっ!」
「ひぃいいいいいいいいいいっ!!!だずげでぇええええええええええ!!!」
「えんりょじまずうううう!まりざはいながものでいいでずぅぅぅぅ!!」
「なんて謙虚なまりさなのぉ!気に入ったわ!ありすが貴方をコーディネートしてあげるわぁあああっ!」
「ひぃいいいいいいいいいいっ!!!だずげでぇええええええええええ!!!」
付かず離れず、一定の距離を保ったまま追いかけられているまりさ。余程気に入られているのか、かれこれ数分は死の追いかけっこをしている。
逃げている間も近くに現れたゆっくりが目にもとまらぬ早業ですっきり死させられているが、まりさは全く手を出されない。
初めこそは生意気だったが、圧倒的な実力差を見せ付けられたからか今ではすっかり心が折れてしまっている。
他のゆっくりのすっきり死を延々見せ付けられ、ただただひたすら恐怖に怯えたまま逃げ続けるのだ。
逃げている間も近くに現れたゆっくりが目にもとまらぬ早業ですっきり死させられているが、まりさは全く手を出されない。
初めこそは生意気だったが、圧倒的な実力差を見せ付けられたからか今ではすっかり心が折れてしまっている。
他のゆっくりのすっきり死を延々見せ付けられ、ただただひたすら恐怖に怯えたまま逃げ続けるのだ。
「いなかもののレイパーありすはさっさとしねぇっ!」
「あらあら、下品なぺにぺにをおっ立てながら言ってちゃ説得力が無いわよ」
「うるざぃいいいいい!!ありすがとかいはにしてやるよぉ!」
「はいはいゆっくりゆっくり」
「あらあら、下品なぺにぺにをおっ立てながら言ってちゃ説得力が無いわよ」
「うるざぃいいいいい!!ありすがとかいはにしてやるよぉ!」
「はいはいゆっくりゆっくり」
向かってくるありすを組み伏せ、そのおったっている小さなぺにぺにをぺにぺにで押し返してまむまむへと強制的に変換させる。
絶対的な自信を持っていた自慢のぺにぺに(笑)が敗北し、レイパーに蹂躙される悲しみに嘆くありす。
すっきり死一歩手前でわざと解放されるが、結局恐怖で混乱している他のありすに止めを刺されてしまった。
一度は助かる!と思わせておいてやはり殺されてしまう。ありすの絶望は他より深かったであろう。
絶対的な自信を持っていた自慢のぺにぺに(笑)が敗北し、レイパーに蹂躙される悲しみに嘆くありす。
すっきり死一歩手前でわざと解放されるが、結局恐怖で混乱している他のありすに止めを刺されてしまった。
一度は助かる!と思わせておいてやはり殺されてしまう。ありすの絶望は他より深かったであろう。
「よくもでいぶのおちびちゃんをころしたなあああ!!」
「んほぉ~向かってくるとはなかなか母性溢れる都会派なれいむね」
「でも残念。貴女の力じゃ敵は取れないのよ」
「んほぉ~向かってくるとはなかなか母性溢れる都会派なれいむね」
「でも残念。貴女の力じゃ敵は取れないのよ」
我が子を殺された怒りに燃え、復讐に己の全てを掛けるれいむ。このありすを殺す!それだけを願うれいむだが、現実は非情である。
ありすが消えたと思った瞬間、スパパパアァアアアン!!!と連続で饅頭を叩く美しい音が響き渡る。
こうして何も分からないまま一瞬ですっきり死してしまったれいむ。苦痛も何も感じる間もなく死ねるのだから、ある意味幸せなのかもしれない。
ありすが消えたと思った瞬間、スパパパアァアアアン!!!と連続で饅頭を叩く美しい音が響き渡る。
こうして何も分からないまま一瞬ですっきり死してしまったれいむ。苦痛も何も感じる間もなく死ねるのだから、ある意味幸せなのかもしれない。
「ぢぃぃいいいいいいいんぽ!!」
「なかなか強そうなみょんねぇ。でも武器に頼りすぎよ」
「ぢ…んぽっ…っ」
「来世で修行頑張ってね」
「「ぺにぃぃぃいぃぃいぃずぅうううう!」」
「貴方達もさようなら」
「なかなか強そうなみょんねぇ。でも武器に頼りすぎよ」
「ぢ…んぽっ…っ」
「来世で修行頑張ってね」
「「ぺにぃぃぃいぃぃいぃずぅうううう!」」
「貴方達もさようなら」
自慢のはくろーけんを口に銜え、猛然と立ち向かうみょん。群れ一番の剣の使い手として以前の群れでも名が知られているほどだ。
そんなみょんも、ありすのぺにぺにに一瞬で砕かれたはくろーけんを呆然と見据えたまま、すっきり死させられる。
憧れの父みょんがあっさり倒されたことに絶望する子みょん2匹。
圧倒的強者を前に美しい姉妹愛を見せるものの、駆除の前では無意味なものだ。
そんなみょんも、ありすのぺにぺにに一瞬で砕かれたはくろーけんを呆然と見据えたまま、すっきり死させられる。
憧れの父みょんがあっさり倒されたことに絶望する子みょん2匹。
圧倒的強者を前に美しい姉妹愛を見せるものの、駆除の前では無意味なものだ。
「ちぇんはここで死ぬんだねーわかるよー」
「わがらないよおおおおおおおおおおお!!」
「わがらないよおおおおおおおおおおお!!」
自慢のあんよ。いつだって自分を助けてくれた自慢のあんよ。群れの中で自分の速さについてこれるものは殆どいないちぇん。
しかし今突如現れたレイパーありすに追いかけられており、明らかに遊ばれているということを理解している。
このままでは死ぬと分かっているが、どうにもならない。死の恐怖に怯えながら、力の限りひたすら逃げ続ける。
しかし今突如現れたレイパーありすに追いかけられており、明らかに遊ばれているということを理解している。
このままでは死ぬと分かっているが、どうにもならない。死の恐怖に怯えながら、力の限りひたすら逃げ続ける。
「むきゅきゅ!これでレイパーはおそってこれないわね!」
「むきゅきゅきゅきゅ!じぶんのちのうがこわいわぁ~」
「むきゅきゅきゅきゅ!じぶんのちのうがこわいわぁ~」
自分の周りに鋭い石を配置し、レイパーが接近できないように壁を作ったぱちゅりー。今日ももりけん(笑)は絶好調である。
これでもう自分は安全!森の賢者は死なないのだ!と安心しきっている。そこへ逃げ惑っているれいむが現れる。
これでもう自分は安全!森の賢者は死なないのだ!と安心しきっている。そこへ逃げ惑っているれいむが現れる。
「ゆぅぅぅ!ぱちゅりーだけずるいよ!かわいいてんしのようなれいむもいれてね!」
「むきゅ~じぶんでつくればいいじゃない。それすらできないむのうはたすけるかちがないわ」
「れいむはかわいいんだよぉぉぉぉ!?それだけでじゅうっぶんかちがあるそんっざいでしょぉ!!」
「むきゅ~ねごとはねてからいってちょうだい。でいぶはおことわりよ」
「ゆぐぐ…!げずなばぢゅりーはざっざどじねぇぇえええええっ!!」
「むきゅ~じぶんでつくればいいじゃない。それすらできないむのうはたすけるかちがないわ」
「れいむはかわいいんだよぉぉぉぉ!?それだけでじゅうっぶんかちがあるそんっざいでしょぉ!!」
「むきゅ~ねごとはねてからいってちょうだい。でいぶはおことわりよ」
「ゆぐぐ…!げずなばぢゅりーはざっざどじねぇぇえええええっ!!」
可愛い天使の様なれいむを守ろうとしないぱちゅりーに特攻するれいむ。しかしれいむの体当たりがぱちゅりーに当たる事は無かった。
「ゆがぁあああああああああ!!れいむの、れいぶの100億のあんよがあああああああ!」
「むきゅーきゅっきゅっきゅ!!!さっすがぱちぇのつくったぼうへきさんね。これでもうあんっぜん!だわ!」
「むきゅーきゅっきゅっきゅ!!!さっすがぱちぇのつくったぼうへきさんね。これでもうあんっぜん!だわ!」
ぱちゅりーが防壁として置いた石を踏んでしまい、あんよが破れてしまったれいむ。これではもう動けないだろう。
それを見て自分の作った防壁の鉄壁さに酔いしれるもりけん(笑)ぱちゅりー。これで自分は生き残れる!と確信した。
しかし悲しいかな、ありすが狙い済ましたように口から放った一匹の子れいむが石に激突。弾き飛ばされた石がぱちゅりーに突き刺さる。
それを見て自分の作った防壁の鉄壁さに酔いしれるもりけん(笑)ぱちゅりー。これで自分は生き残れる!と確信した。
しかし悲しいかな、ありすが狙い済ましたように口から放った一匹の子れいむが石に激突。弾き飛ばされた石がぱちゅりーに突き刺さる。
「むぎゃああああああ!!いだいいぃぃぃぃい!!どうじでいじざんがぱちぇにつぎざざっでぐるのぉぉぉぉ!?」
「ぶふぅー!!れいむをまもらなかったばつだね!げすなぱちゅりーはさっさとしんでねぇ~!!げらげらげら」
「ぶふぅー!!れいむをまもらなかったばつだね!げすなぱちゅりーはさっさとしんでねぇ~!!げらげらげら」
あまりの痛みにその場で暴れるぱちゅりー。自身が周りに配置していた石に全身を貫かれ、自滅していく。
自分を助けなかった罰だ!とゲスい笑みを浮かべながらぱちぇりーを罵るれいむ。そんなれいむも当然この後すっきり死した。
死ぬ前に多少なりともゆっくりを味わえたのだから、このれいむは幸せな方である。
自分を助けなかった罰だ!とゲスい笑みを浮かべながらぱちぇりーを罵るれいむ。そんなれいむも当然この後すっきり死した。
死ぬ前に多少なりともゆっくりを味わえたのだから、このれいむは幸せな方である。
「ゆふーゆふー…で、でいぶもうはぢれないよ…」
「ゆ゛っゆ゛っ…もうだめ…っだよ」
「ありすもっ…もうっだめぇ…」
「ゆっくりしてるとれいぱーにころされるのぜ!」
「ぞうはいっでも゛、もううごげだいよ…」
「「このままじゃえいえんにゆっくりしちゃうよ!おばちゃんたちおきてよぉ!」」
「ゆ゛っゆ゛っ…もうだめ…っだよ」
「ありすもっ…もうっだめぇ…」
「ゆっくりしてるとれいぱーにころされるのぜ!」
「ぞうはいっでも゛、もううごげだいよ…」
「「このままじゃえいえんにゆっくりしちゃうよ!おばちゃんたちおきてよぉ!」」
もうこれ以上は逃げられないと倒れこむれいむ2匹にありす。
子まりさ2匹はまだまだ余裕を残しているというのに、情けない成ゆ達である。
子まりさ2匹はまだまだ余裕を残しているというのに、情けない成ゆ達である。
「ゆっ!まりさがおとりになるからいまのうちににげるんだぜ!」
「「「ゆゆゆ!?ほんとに!さっすがまりさ、ゆっくりしてるね!」」」
「「「あしどめしっかりやってね!ゆっくりしないでしぬまでがんばってね!」」」
「「「ゆゆゆ!?ほんとに!さっすがまりさ、ゆっくりしてるね!」」」
「「「あしどめしっかりやってね!ゆっくりしないでしぬまでがんばってね!」」」
新しい群れの幹部であるまりさは、仲間を守るため自らを犠牲にする覚悟を決める。
まりさの言葉を受けて急に元気になる成ゆ3匹。死ぬまで戦ってね!とまで言い放つ自己中なゆっくりである。
汚いお尻をぶりぶり振りながら3匹は急いでこの場を離れていく。
まりさの言葉を受けて急に元気になる成ゆ3匹。死ぬまで戦ってね!とまで言い放つ自己中なゆっくりである。
汚いお尻をぶりぶり振りながら3匹は急いでこの場を離れていく。
「ゆ!おちびたちもはやくいくんだよ!」
「「おちょーしゃん!まりさたちもいっしょにたたかうよ!」」
「お、おちびぃ…っ」
「「おちょーしゃん!まりさたちもいっしょにたたかうよ!」」
「お、おちびぃ…っ」
父の覚悟を感じて自分達も!と名乗りを上げる子まりさ2匹。その姿を見て喜びの涙を浮かべるまりさ。
なんていい子に育ってくれたんだろう…だからこそこの子達は生き延びなくてはならない。
まりさは子まりさ2匹を優しくも厳しく説得し、皆と共に逃げろと諭す。
間違いなく今生の別れになるであろう。3匹の間に最後の時間が流れる。
なんていい子に育ってくれたんだろう…だからこそこの子達は生き延びなくてはならない。
まりさは子まりさ2匹を優しくも厳しく説得し、皆と共に逃げろと諭す。
間違いなく今生の別れになるであろう。3匹の間に最後の時間が流れる。
しかしそんな茶番劇をやっている間に、守ろうとしていた仲間は死んでいた。
「ゆ、ゆぅぅぅぅぅぅ!?どうじでみんだえいえんにゆっぐぢじでるのぉぉおっぉお!?」
「「ゆ゛、ゆ゛ぇええええええ゛ん!きょわいよぉぉおぉぉー!!」」
「「ゆ゛、ゆ゛ぇええええええ゛ん!きょわいよぉぉおぉぉー!!」」
既に全滅してしまった仲間の死体を見て慌てふためく親子3匹。特に子まりさ達は死というのを目の当たりにして決意が崩れてしまった。
このままではおちびたちが危ない!急いでこの場を離れなくては…と、行動に移そうとしたところでまりさたちの思考は停止した。
善良そうだった家族だからか、苦しめることなく一撃で仕留めたのはありすのせめてもの優しさだろう。
このままではおちびたちが危ない!急いでこの場を離れなくては…と、行動に移そうとしたところでまりさたちの思考は停止した。
善良そうだった家族だからか、苦しめることなく一撃で仕留めたのはありすのせめてもの優しさだろう。
こうして様々な死に様を見せながら、粛々とレイパー部隊による駆除は進んでいく。
既に作戦開始から1時間が経過。手元の端末に表示されている反応が順調に消えていくのを見て、これなら殲滅も不可能ではなさそうだなと思う男性職員。
レイパー部隊には殲滅しろと言ったが、実際は群れとして存続できなくなれば良いのだ。赤ゆっくりはもとより、子ゆっくりも自力で生きていく事は難しい。
万が一成体ゆっくりが生き延びても、最早自活は不可能だろう。
成体ゆっくりも自分達の群れが崩壊すれば、殆どが嫌々ながらも元居た群れに戻っていく事だろう。そして彼らも受け入れる可能性が高い。
元の関係に戻るのならば、群れも村人もそれに越した事は無いのだ。
万が一成体ゆっくりが生き延びても、最早自活は不可能だろう。
成体ゆっくりも自分達の群れが崩壊すれば、殆どが嫌々ながらも元居た群れに戻っていく事だろう。そして彼らも受け入れる可能性が高い。
元の関係に戻るのならば、群れも村人もそれに越した事は無いのだ。
そんな事を考えていると、ひときわ大きい反応が示される。
「おぉ…ついにリーダーと遭遇したか。こいつは確実に始末しておかないとね」
「しかも発見者は新人ありすか。初任務での成果、期待したいところだな」
「おぉ…ついにリーダーと遭遇したか。こいつは確実に始末しておかないとね」
「しかも発見者は新人ありすか。初任務での成果、期待したいところだな」
リーダーとはいえそこら辺のありすと大差は無い。新人とはいえ猛者であるありすを相手にするのは到底無理な話であった。
一瞬で半殺しにされてしまったリーダーありす。止めを刺そうと近寄る新人ありすに、言葉を掛ける。
一瞬で半殺しにされてしまったリーダーありす。止めを刺そうと近寄る新人ありすに、言葉を掛ける。
「どうじで…あなだほどのとかいはなありすが…」
「ゆ…ゆん?」
「ゆ…ゆん?」
決して野良の言葉に耳を貸すな。バッチ持ちなら徹底して叩き込まれる教育の一つであり、当然新人ありすもその事を知っている。
自分が都会派な事は十分理解しているが、改めて他所のゆっくり…それも同種であるありすに褒められた物だから、ついつい聞く姿勢を見せてしまった。
名誉あるレイパー部隊になれた今日この日。誰かに褒めてもらいたい…そういう想いも少なからずあったのかもしれない。
自分が都会派な事は十分理解しているが、改めて他所のゆっくり…それも同種であるありすに褒められた物だから、ついつい聞く姿勢を見せてしまった。
名誉あるレイパー部隊になれた今日この日。誰かに褒めてもらいたい…そういう想いも少なからずあったのかもしれない。
「どうじであなだがれいばーなんでやっでいるの…」
「あなだほどのとかいはなありずなら、まぢがいなくリーダーになれるのに…」
「ずっぎりばーれむどころじゃだい…あなだならすっぎりぷれいずすらつくれるうづわなのに…」
「あなだは…ごんなただのれいぱーで…おわるうづわじゃない…のに」
「あなだほどのとかいはなありずなら、まぢがいなくリーダーになれるのに…」
「ずっぎりばーれむどころじゃだい…あなだならすっぎりぷれいずすらつくれるうづわなのに…」
「あなだは…ごんなただのれいぱーで…おわるうづわじゃない…のに」
瀕死のリーダーありすは新人ありすを事切れるまで褒め尽くした。
新人ありすが誰かに使われているという事は知らない。しかしリーダーありすから見てこの子は何か不自然であった。
だから何となくこんなことを言ってしまった。思考が回らない状態だからこそ本能に従って言葉を発していた。
新人ありすが誰かに使われているという事は知らない。しかしリーダーありすから見てこの子は何か不自然であった。
だから何となくこんなことを言ってしまった。思考が回らない状態だからこそ本能に従って言葉を発していた。
「ありすは…ありすは…」
思わず聞き入ってしまったリーダーありすの最期の言葉に、新人ありすは何を想うのか。
あれから更に30分の時間が過ぎていた。端末には既に成ゆの反応は残っておらず、子ゆの反応も僅か3匹である。
これで十分だろうと判断した男性職員は、時間との兼ね合いからレイパー部隊に帰還命令を発した。
15分後、レイパー部隊員全員が無事帰還。そのまま車に乗って加工所へと戻っていく。
これで十分だろうと判断した男性職員は、時間との兼ね合いからレイパー部隊に帰還命令を発した。
15分後、レイパー部隊員全員が無事帰還。そのまま車に乗って加工所へと戻っていく。
「今日は皆御疲れ様。良い仕事っぷりだった」
「先方からもお礼を言われたよ。全く疑われることのない見事な働きだったと褒めていたそうだ」
「追加で山に染み付いてしまった死臭を消す作業まで依頼されたみたいだからな。加工所もほくほくだろうさ」
「特に新人ありす、今日は大手柄だったな。初めてだというのに大したものだ」
「先方からもお礼を言われたよ。全く疑われることのない見事な働きだったと褒めていたそうだ」
「追加で山に染み付いてしまった死臭を消す作業まで依頼されたみたいだからな。加工所もほくほくだろうさ」
「特に新人ありす、今日は大手柄だったな。初めてだというのに大したものだ」
レイパー部隊員達に対して労う男性職員。
そしてお手柄を上げた新人ありすにも声を掛ける。
そしてお手柄を上げた新人ありすにも声を掛ける。
「………そう、そうよ」
「ん?どうした」
「ん?どうした」
全く反応しない新人ありす。思えば帰り道の車中でも様子がおかしかった。
どうしたのだろうかと新人ありすに触れようと手を伸ばす。
どうしたのだろうかと新人ありすに触れようと手を伸ばす。
「気安く触らないでね!」
バシっと男性の手を跳ね除ける。この行為と言葉に周りの空気が一瞬で凍りつく。
「ありす…?」
「気安く触らないでね…ありすは特別なんだよ!」
「そう、こんな人間如きに扱われて良い存在ではないのよ!」
「こんなクソじじいにこきつかわれるなんておかしいわ!ありすたちはとくっべつ!なありすなのよ!」
「ゆぅぅぅっほぉぉぉぉぉぉ!そう、わたしたちありすは、ありすのためのすっきりぷれいすをつくるべきなのよ!」
「だれにもしはいされない、わたしたちありすこそがちょうってんのそんっざいなのよ!」
「気安く触らないでね…ありすは特別なんだよ!」
「そう、こんな人間如きに扱われて良い存在ではないのよ!」
「こんなクソじじいにこきつかわれるなんておかしいわ!ありすたちはとくっべつ!なありすなのよ!」
「ゆぅぅぅっほぉぉぉぉぉぉ!そう、わたしたちありすは、ありすのためのすっきりぷれいすをつくるべきなのよ!」
「だれにもしはいされない、わたしたちありすこそがちょうってんのそんっざいなのよ!」
急に変貌する新人ありす。男性職員への呼び方もクソじじいに変化しており、完全なゲス化である。
書類に書かれていた性格面の懸念が見事に的中してしまったようだ。
最後の最後で、男性職員が掛けた言葉が引き金となってしまった。
書類に書かれていた性格面の懸念が見事に的中してしまったようだ。
最後の最後で、男性職員が掛けた言葉が引き金となってしまった。
「バカが」
荒ぶる新人ありすの様子を冷めた目で見ていた男は一言呟くと、手元の5と書かれているボタンを押した。
「ゆほぉぉぉぉぉぉ!ゆほ……ゆほ、ゆ…ゆ…ゆぎぎぃぃいぃぃ゛いいいい!?」
すると先ほどまですっきりぷれいすを作るのだと騒ぎ立てていた新人ありすが突然苦しみだした。
「ありずの、ありずのビッグマグナムざんがぁあああ!とてつもなくいだいいいいいい!!!」
「なにがおごっでるのおおお!?みんなそんなところでみてないでだずげでよおおおおおおおお!」
「なにがおごっでるのおおお!?みんなそんなところでみてないでだずげでよおおおおおおおお!」
あまりの痛みにレイパー状態から多少正常に戻ったらしく、言葉遣いが少しだけマシになっている。
そのありすのぺにぺにだが、部隊証明として装着してもらったぺに輪が締め付けているのだ。
これは部隊を証明するものであると同時に、制裁器具でもある。
レイパー部隊員として任務中に死んでしまったありすのぺにぺにを加工して作ったものであり、これには彼らの誇りが詰まっている。
だからこそレイパー部隊員に相応しくない者には制裁をする。制裁器具を作る際、これが一番理想的な材料だったのだ。
そのありすのぺにぺにだが、部隊証明として装着してもらったぺに輪が締め付けているのだ。
これは部隊を証明するものであると同時に、制裁器具でもある。
レイパー部隊員として任務中に死んでしまったありすのぺにぺにを加工して作ったものであり、これには彼らの誇りが詰まっている。
だからこそレイパー部隊員に相応しくない者には制裁をする。制裁器具を作る際、これが一番理想的な材料だったのだ。
「おい、ありす1号」
ぺにぺにを握り潰される痛みで転げ回っているありす5号を、青ざめた顔で見ているありす1号に声が掛けられる。
「説明はお前に任せていたな。あいつにペナルティの話はしなかったのか?」
「い、いいえ…しっかりと教えました。命令以外の事を行ったり、反逆したら厳しいせいっさい!が行われると」
「い、いいえ…しっかりと教えました。命令以外の事を行ったり、反逆したら厳しいせいっさい!が行われると」
男性職員が手に持っているボタンを見て震えながらもしっかりと答える。さすが長年レイパー部隊員を務めているリーダーである。
「ふ~んそっか」
「なら何もされないとタカを括っていたというわけか…あのクソレイパーは」
「まぁこんな仕事内容だからね。自分が選ばれた存在(笑)と勘違いする輩は出てしまうものだよなぁ。」
「ゆア゛あ゛ぁ゛あ゛ああああぁああああ!!」
「なら何もされないとタカを括っていたというわけか…あのクソレイパーは」
「まぁこんな仕事内容だからね。自分が選ばれた存在(笑)と勘違いする輩は出てしまうものだよなぁ。」
「ゆア゛あ゛ぁ゛あ゛ああああぁああああ!!」
ありす1号との会話中、新人ありすの一際大きい叫び声に視線を戻す男性職員。
そこには根元から引きちぎられたぺにぺにが悲しく転がっており、痛みで痙攣しているだけの新人ありすが横たわっていた。
そこには根元から引きちぎられたぺにぺにが悲しく転がっており、痛みで痙攣しているだけの新人ありすが横たわっていた。
「お、お゛にいざん…ごめんなざい…ありずが…ありずがばかでじだ…」
ぺにぺにが潰さたことでレイパーモードが解除された新人ありすは正気に戻っていた。
ぺに輪が完全に傷を塞いでいるのでクリームは全く漏れていない。痛みとぺにぺにを失った以外は正常である。
ぺに輪が完全に傷を塞いでいるのでクリームは全く漏れていない。痛みとぺにぺにを失った以外は正常である。
「ありすを…ありずをもういちど、もういちどだけおにいざんのやくにただせてくだざい!」
痛み以外は正常とはいえ、ありす種のアイデンティティーであるぺにぺにが捻じ切られたのだ。心も身体も相当の痛みを負っているだろう。
その痛みを堪えてきりっとした顔を作り、言葉を発した後に誠意なのだろうか頭を下げて土下頭状態となる新人ありす。
その痛みを堪えてきりっとした顔を作り、言葉を発した後に誠意なのだろうか頭を下げて土下頭状態となる新人ありす。
「ありす…」
新人ありすが土下座をしてからおよそ一分後。お兄さんの優しげな声色を聞いたありすは許されたのだと確信した。
ありすは再び頑張れるのだと。そう思い、嬉しさで顔を上げようとした瞬間、頭に強い衝撃を受けた。
ありすは再び頑張れるのだと。そう思い、嬉しさで顔を上げようとした瞬間、頭に強い衝撃を受けた。
「ゆぎっ!」
「何勘違いしてんだよ」
「何勘違いしてんだよ」
ありすの頭に足を乗せながら、男性職員が言葉を続ける。
「お前な~お前の価値は誰彼構わず襲い掛かるそのレイパー精神とそれを操れる精神力だったんだよ」
「その売りであるレイパー精神を失った今、最早お前に価値なんてこれっぽっちも無いんだよ」
「その売りであるレイパー精神を失った今、最早お前に価値なんてこれっぽっちも無いんだよ」
そう言いながら踏みつけている足に力を込めていく。
「かひっ!ゆぎっ…ああ゛あ、あり゛ずありずにもういちどだけじゃんずをぐだざい!!」
「ごんどごぞありずは…ありずばあああ!」
「ごんどごぞありずは…ありずばあああ!」
踏み潰されてゆくありす。ナノ単位で潰していくその技術はさすが加工所職員である。
もうすぐ自分が死んでしまう事に恐怖するありすだが、それよりも怖いのはこのまま役立たずとして死んでいくこと。
自分は特別なゆっくりだ。候補生の頃からずっとそう思っていた。だからこそ価値のない役立たずとしては死ねない。
それだけは絶対に避けたい。その想いだけが今となってはありすの全てである。
もうそろそろ自分の命が終わる。それを自ら察した時、意識を失った。
もうすぐ自分が死んでしまう事に恐怖するありすだが、それよりも怖いのはこのまま役立たずとして死んでいくこと。
自分は特別なゆっくりだ。候補生の頃からずっとそう思っていた。だからこそ価値のない役立たずとしては死ねない。
それだけは絶対に避けたい。その想いだけが今となってはありすの全てである。
もうそろそろ自分の命が終わる。それを自ら察した時、意識を失った。
「とはいえお前は優秀なゆっくりありすだ。このまま潰してしまうのは忍びない」
「折角だから彼女に処遇を決めてもらおう」
「折角だから彼女に処遇を決めてもらおう」
部隊員の全員が新人ありすは死んだと思ったが、実際にはその一歩手前で仮死状態として眠っていた。
男性職員はいつの間にかラムネを食べさせたようであり、誰もそれに気が付く事は無かった。
男性職員はいつの間にかラムネを食べさせたようであり、誰もそれに気が付く事は無かった。
「さて、これで今日のお仕事は終わりだ。皆御疲れ様、解散」
その後訓練室の女性職員に事情を説明後、新人ありすは教育係として再利用されることになった。
名誉あるレイパー部隊員でありながら、人間に反旗を翻した貴重なサンプルとして捨てるには惜しいとの判断が下ったのだ。
稀有な材料であるありすの記憶を使い、性格面での教育に活用することが決まった。
名誉あるレイパー部隊員でありながら、人間に反旗を翻した貴重なサンプルとして捨てるには惜しいとの判断が下ったのだ。
稀有な材料であるありすの記憶を使い、性格面での教育に活用することが決まった。
ありすから取り出した転落ゆん生の記憶を候補生達に毎日こっそりと植え付け、夢の中で見せるのだ。
候補生は夢の中とはいえ自分が名誉あるレイパー部隊員になれた事、そしてそれを失ってしまうことを毎日夢で見る。
生意気な性格などは変わらないが、自分がこの立場を失うことへの恐怖が中枢餡に叩き込まれていく。
自分達のこの立場・地位を握っているのは人間である。その事が本能レベルでカスタードに刻まれていくのだ。
候補生は夢の中とはいえ自分が名誉あるレイパー部隊員になれた事、そしてそれを失ってしまうことを毎日夢で見る。
生意気な性格などは変わらないが、自分がこの立場を失うことへの恐怖が中枢餡に叩き込まれていく。
自分達のこの立場・地位を握っているのは人間である。その事が本能レベルでカスタードに刻まれていくのだ。
「ごんどごぞありずは…ありずばあああ!」
「はぁっ…はぁっ…夢…。ゆぐっ…ゆう゛う゛ぅ゛…」
「はぁっ…はぁっ…夢…。ゆぐっ…ゆう゛う゛ぅ゛…」
ありすは涙を流していた。いつからか、毎日夢で部隊員として活躍している自分の姿を見るようになった。
過酷な任務、失敗した際の悔しさ、仲間との別れ、新しい仲間が加わった際の嬉しさ。
どれも自分は一度も経験したことが無い。それなのに、何故か毎日代わる代わるそれらを夢に見る。
そしていつも最後は自分が踏み潰される場面で目覚めるのだ。
過酷な任務、失敗した際の悔しさ、仲間との別れ、新しい仲間が加わった際の嬉しさ。
どれも自分は一度も経験したことが無い。それなのに、何故か毎日代わる代わるそれらを夢に見る。
そしていつも最後は自分が踏み潰される場面で目覚めるのだ。
部隊員に記憶を提供しているありすだが、一方で候補生から見事部隊員になった者達の充実した日々を毎日夢で見させている。
活躍している日々の活動を見させることで、永遠にそれを失ったありすの記憶はより一層引き立つのだ。
また不思議なことに、ありすは他の部隊員が経験した記憶を元にどんどん新しい記憶を作っていく。ここら辺はさすが不思議饅頭といったところだろう。
しかし、どれだけ素晴らしい内容でも毎回自滅する形で目覚めてしまう。夢の行き着く先は毎回あの場面なのだ。
活躍している日々の活動を見させることで、永遠にそれを失ったありすの記憶はより一層引き立つのだ。
また不思議なことに、ありすは他の部隊員が経験した記憶を元にどんどん新しい記憶を作っていく。ここら辺はさすが不思議饅頭といったところだろう。
しかし、どれだけ素晴らしい内容でも毎回自滅する形で目覚めてしまう。夢の行き着く先は毎回あの場面なのだ。
こうして様々な形となって洗練された記憶が日々生み出されていく。
1パターンではない転落ゆん生は、不思議な説得力を持って候補生達に刻まれていく。
決してこうはなりたくない…と。
1パターンではない転落ゆん生は、不思議な説得力を持って候補生達に刻まれていく。
決してこうはなりたくない…と。
ありすの記憶を活用し始めてから、訓練室は大いに賑わっている。優秀なゆっくりの納期を短縮することに成功したからだ。
ありすのお陰でどんどん優秀な後輩が育つのだから、ありすは実に役立っているといえる。
ありすのお陰でどんどん優秀な後輩が育つのだから、ありすは実に役立っているといえる。
また飼いゆっくりの方面でもこの研究が行われ、飼いゆから野良に転落したゆっくりのゆん生を夢で見せる事で、憧れを砕く薬が開発された。
従来の手法であるDVDなどの映像で見せるのも良いが、赤ゆや子ゆが誤って見てしまうと死亡する危険性もある。
その点こうしてゆっくりと夢で学ばせていく方法は赤ゆや子ゆに負担が少ないと考えられ、近々正式販売が決まっている。
後にこれは愛護派にも虐待派にも受け入れられるヒット商品となった。
従来の手法であるDVDなどの映像で見せるのも良いが、赤ゆや子ゆが誤って見てしまうと死亡する危険性もある。
その点こうしてゆっくりと夢で学ばせていく方法は赤ゆや子ゆに負担が少ないと考えられ、近々正式販売が決まっている。
後にこれは愛護派にも虐待派にも受け入れられるヒット商品となった。
ありすは役立たずではない。最後の最後で願いは叶ったが、ありすがそれを知る事はない。
終わり
最後まで読んで頂きありがとうございました。