ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko1472 餡子に捧ぐは菊の花
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ankoss
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とある都市の一角にあるペットショップ。
やや古びた建物であるが内装は綺麗で、清潔感がある。ゆっくり専門のお店であるが、
一見するとどこにでもあるごく普通のペットショップだ。にもかかわらず、ペットショップへ入っていく人の数は多い。
そして、入店する人々の身なりもよい。それなりに高価なゆっくりをおいているお店なのだろう。
やや古びた建物であるが内装は綺麗で、清潔感がある。ゆっくり専門のお店であるが、
一見するとどこにでもあるごく普通のペットショップだ。にもかかわらず、ペットショップへ入っていく人の数は多い。
そして、入店する人々の身なりもよい。それなりに高価なゆっくりをおいているお店なのだろう。
ショーウィンドウを覘いていた一人の少女が店員に問いかける。
「店員さん。このれいむの値札のところについている、お花のマークは一体何なの?」と。
店員は少女と同じ目線になるようにしゃがんで言う。
「これはね、菊の花なんだよ。この子達が飼い主さんをどれだけゆっくりさせられるのかを表しているんだ。
この子はね、みんなをとってもゆっくりさせられるゆっくりだよ。」
「れいむはれいむだよ!ゆっくりしていってね!」
「へぇ~!確かにこのれいむはなかなかかわいいね!」
「ゆっくりありがとう!おねえさんもすてきだよ!ゆっくりー!」
「店員さん。このれいむの値札のところについている、お花のマークは一体何なの?」と。
店員は少女と同じ目線になるようにしゃがんで言う。
「これはね、菊の花なんだよ。この子達が飼い主さんをどれだけゆっくりさせられるのかを表しているんだ。
この子はね、みんなをとってもゆっくりさせられるゆっくりだよ。」
「れいむはれいむだよ!ゆっくりしていってね!」
「へぇ~!確かにこのれいむはなかなかかわいいね!」
「ゆっくりありがとう!おねえさんもすてきだよ!ゆっくりー!」
ゆっくりは生き物である。機械のように正確なデータを取れるわけではない。
ましてや感覚的な指標である、【ゆっくりしている】なんてものを計ることは不可能である。
これは実験的に得られたデータではもちろんない。
では、この菊の花は何を示しているのだろうか?
ましてや感覚的な指標である、【ゆっくりしている】なんてものを計ることは不可能である。
これは実験的に得られたデータではもちろんない。
では、この菊の花は何を示しているのだろうか?
ふかふかのベットで横たわっているれいむ。こいつとは6年の付き合いだ。
初任給で買ったはじめてのゆっくり。育て方がよく分からず、たびたび辛い思いをさせた俺に、文句も言わず優しい笑顔見せたれいむ。
その目がもう開くことはない。視覚を維持する力を既に失っているのだ。
俺はれいむの頭を撫でる。俺達とれいむは最期まで繋がっているということをれいむに伝えたいから。
れいむの長女であり、わさわさしたもみ上げが特徴的な通称わされいむが、れいむの頬へしきりにすーりすーりを繰り返している。
どんなゆっくりであっても、すーりすーりをすれば心があったかくなる。
しかし、わされいむの目からは涙が止まらない。これから起こることを考えれば当然だ。
いくら理屈を聞いたって、感情で生きているゆっくりが溢れ出る悲しみを抑えることなんてできないのだ。
「ゆぐっ・・・ゆぐぅ・・・お゛かぁじゃぁぁぁん・・・」
「なかないでね・・・おちびちゃん・・・。れいむはゆっくりしているよ・・・」
「れ゛いむ゛はおぢびちゃんじゃな゛いよ!れいむはおかあさんだよ!ふたりのおちびちゃんもいるよ!!!」
「おかあさんからみるとね・・・おちびちゃんはいつでもおちびちゃんなんだよ・・・。
おちびちゃん・・・。こどもたちをりっぱなかいゆっくりにそだてるんだよ・・・」
「ゆ゛っぐちわがったよ゛!!!」
「それとね・・・おにいさんに・・・ゆっくりしてもらうんだよ・・・」
「も゛ちろんだよ!!!れい゛むはかい゛ゆっぐりだよ!!かいぬ゛しのおに゛い゛さんをゆっぐり゛させるのは、とうっぜんのぎむさんだよ!!!」
「ゆふふ・・・。おにいさん・・・」
「どうした、れいむ。」
「おちびちゃんをよろしくね・・・」
「もちろんだ。安心してくれ。」
「ゆふふふ・・・。おにいさん、ゆっくりありがとう・・・それとね・・・」
「いままでれいむといっしょにいてくれてありがとう・・・。
おにいさんのかいゆっくりで、れいむはとってもしあわせだったよ!・・・」
「俺もれいむみたいなゆっくりと過ごせて本当に良かったと思っているよ」
「ゆっくりうれしいよぉ・・・。こんどうまれるときもおにいさんにゆっくりあえたらいいなぁ」
「会えるさ、俺達なら。そんときもれいむをゆっくりさせてやるよ!」
「ゆっくりきたいしてるよぉ・・・。それじゃあ・・・おにいさん・・・」
「ああ」
初任給で買ったはじめてのゆっくり。育て方がよく分からず、たびたび辛い思いをさせた俺に、文句も言わず優しい笑顔見せたれいむ。
その目がもう開くことはない。視覚を維持する力を既に失っているのだ。
俺はれいむの頭を撫でる。俺達とれいむは最期まで繋がっているということをれいむに伝えたいから。
れいむの長女であり、わさわさしたもみ上げが特徴的な通称わされいむが、れいむの頬へしきりにすーりすーりを繰り返している。
どんなゆっくりであっても、すーりすーりをすれば心があったかくなる。
しかし、わされいむの目からは涙が止まらない。これから起こることを考えれば当然だ。
いくら理屈を聞いたって、感情で生きているゆっくりが溢れ出る悲しみを抑えることなんてできないのだ。
「ゆぐっ・・・ゆぐぅ・・・お゛かぁじゃぁぁぁん・・・」
「なかないでね・・・おちびちゃん・・・。れいむはゆっくりしているよ・・・」
「れ゛いむ゛はおぢびちゃんじゃな゛いよ!れいむはおかあさんだよ!ふたりのおちびちゃんもいるよ!!!」
「おかあさんからみるとね・・・おちびちゃんはいつでもおちびちゃんなんだよ・・・。
おちびちゃん・・・。こどもたちをりっぱなかいゆっくりにそだてるんだよ・・・」
「ゆ゛っぐちわがったよ゛!!!」
「それとね・・・おにいさんに・・・ゆっくりしてもらうんだよ・・・」
「も゛ちろんだよ!!!れい゛むはかい゛ゆっぐりだよ!!かいぬ゛しのおに゛い゛さんをゆっぐり゛させるのは、とうっぜんのぎむさんだよ!!!」
「ゆふふ・・・。おにいさん・・・」
「どうした、れいむ。」
「おちびちゃんをよろしくね・・・」
「もちろんだ。安心してくれ。」
「ゆふふふ・・・。おにいさん、ゆっくりありがとう・・・それとね・・・」
「いままでれいむといっしょにいてくれてありがとう・・・。
おにいさんのかいゆっくりで、れいむはとってもしあわせだったよ!・・・」
「俺もれいむみたいなゆっくりと過ごせて本当に良かったと思っているよ」
「ゆっくりうれしいよぉ・・・。こんどうまれるときもおにいさんにゆっくりあえたらいいなぁ」
「会えるさ、俺達なら。そんときもれいむをゆっくりさせてやるよ!」
「ゆっくりきたいしてるよぉ・・・。それじゃあ・・・おにいさん・・・」
「ああ」
「もっと・・・ゆっくり・・・することは・・・ないよ・・・・」
「・・・さようなら、れいむ。」
長い静寂が訪れる。ここにいる者が皆、れいむの死を受け入れようとしている。
「おがぁじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!!!!!」
わされいむが泣き叫ぶ。2匹の赤ゆが見ているのもお構いなしだ。れいむと離れるのが嫌で唯一里子に出さなかったれいむの子供だ。
れいむに対する思いは誰よりも強いのだろう。泣きじゃくるわされいむをそっとしておいてやり、俺はある場所に連絡をする。れいむの最期の晴れ舞台のために。
「おがぁじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!!!!!」
わされいむが泣き叫ぶ。2匹の赤ゆが見ているのもお構いなしだ。れいむと離れるのが嫌で唯一里子に出さなかったれいむの子供だ。
れいむに対する思いは誰よりも強いのだろう。泣きじゃくるわされいむをそっとしておいてやり、俺はある場所に連絡をする。れいむの最期の晴れ舞台のために。
れいむの遺体を頑丈な木箱に安置する。もちろんれいむの遺体が傷まないように綿を敷き詰めて。これはれいむの棺となるものだから。
―翌日・午後15時ごろ
れいむを入れた木箱を家の前に現れた、ゆっくり専用の霊柩車、通称【れいうーしゃ】に載せる。
れいうーしゃの速さは人間がゆっくり走る程度なので、俺はわされいむと赤ゆっくり達を抱えてとある建物へ向かう。
看板には「ゆっくりとむらっていってね」という文字が書かれている。そう、ここは葬儀場だ。それもゆっくり専用の。
建物の中に入ったら、わされいむ達を控え室において、俺は葬儀屋の人と打ち合わせを行う。
今までゆっくりさせてくれたれいむのためにも入念に打ち合わせを行う。そうだ、俺達とれいむの最期の大仕事だ。
れいむを入れた木箱を家の前に現れた、ゆっくり専用の霊柩車、通称【れいうーしゃ】に載せる。
れいうーしゃの速さは人間がゆっくり走る程度なので、俺はわされいむと赤ゆっくり達を抱えてとある建物へ向かう。
看板には「ゆっくりとむらっていってね」という文字が書かれている。そう、ここは葬儀場だ。それもゆっくり専用の。
建物の中に入ったら、わされいむ達を控え室において、俺は葬儀屋の人と打ち合わせを行う。
今までゆっくりさせてくれたれいむのためにも入念に打ち合わせを行う。そうだ、俺達とれいむの最期の大仕事だ。
―午後17時ごろ
参列者が集まってくる。里子に出したれいむの子供達とその番、もちろん飼い主の方々もいっしょだ。
つややかな毛並みが印象的なまりさがぽいんぽいんと跳ねてくる。喪服を来た女性がまりさの後を追うように近づいてくる。
「おにいさん!おひさしぶりだぜ!おかあさんがえいえんにゆっくりしちゃってまりさもかなしいけど、
おにいさんとすごせておかあさんはしあわせーっ!だったとおもうから、まりさはなかないんだぜ!!!」
「そうか・・・。相変わらず元気だなぁ、まりさ。お姉さんには迷惑かけてないか?」
「も・・・もちろんだぜ!!!まりさはきんばっじもとれたかいゆっくりなんだぜ!!!おにいさんもしってるはずだぜ!!!ほんとうだぜ!!!」
「まぁ、まりさが根はいいやつだってことは知ってるさ。それより向こうで番と子供達が待ってるぞ。行かなくていいのか?」
「だぜ!?うっかりしてたのぜ!!!ありがとうなのぜ!おにいさん!!!じゃあむこうにいってるのぜ!!!」
「ああ、じゃあちょっとだけ待っててくれよ。」
心配そうに俺達の方を見ていたありすとその子供達。彼女達はまりさの番のありすとその子供達である。
ありすは飼いゆっくりコンテストで優勝したことがあるほどの美ゆっくりで、
まりさとありすが番になることを報告しに来たときのまりさの鼻の下の伸び具合(鼻なんてゆっくりにはないが)がとても印象的だったことを覚えている。
見たところ夫婦円満で、非常にゆっくりしていると傍からみてもよくわかる。彼女達の努力もあるが、今俺の目の前にいる女性の教育が功を奏しているのだろう。
「お久しぶりですね」
「ええ、まりさのけっこんしき以来ですね。」
「まりさ、迷惑かけていませんか?さっきちょっと怪しい素振りを見せたので」
「いいえ、まりさちゃんはいい子ですよ。ただ、昨日れいむちゃんが永遠にゆっくりしたという話をまりさにしたら、ずっとふさぎ込んじゃって・・・。
今は何とか持ち直したのですけど、寝るときにかなしーしーをしたりして・・・」
「ああ、まりさってショックなことがあるといつもそうでしたから。うちにいたときはれいむが慰めて初めてかなしーしーが止まったんですよ。
成体になってからは全然しなくなったって聞いたんですけど、昔のことを思い出したんですかねぇ・・・。」
「かもしれなせんねぇ・・・。れいむちゃん本当にいいゆっくりだったんですね。」
「そう言って頂けるとれいむも天国で喜んでくれると思います。」
「ふふふ・・・。じゃあ、まりさちゃんのところに行ってきますね」
「それでは、また」
参列者が集まってくる。里子に出したれいむの子供達とその番、もちろん飼い主の方々もいっしょだ。
つややかな毛並みが印象的なまりさがぽいんぽいんと跳ねてくる。喪服を来た女性がまりさの後を追うように近づいてくる。
「おにいさん!おひさしぶりだぜ!おかあさんがえいえんにゆっくりしちゃってまりさもかなしいけど、
おにいさんとすごせておかあさんはしあわせーっ!だったとおもうから、まりさはなかないんだぜ!!!」
「そうか・・・。相変わらず元気だなぁ、まりさ。お姉さんには迷惑かけてないか?」
「も・・・もちろんだぜ!!!まりさはきんばっじもとれたかいゆっくりなんだぜ!!!おにいさんもしってるはずだぜ!!!ほんとうだぜ!!!」
「まぁ、まりさが根はいいやつだってことは知ってるさ。それより向こうで番と子供達が待ってるぞ。行かなくていいのか?」
「だぜ!?うっかりしてたのぜ!!!ありがとうなのぜ!おにいさん!!!じゃあむこうにいってるのぜ!!!」
「ああ、じゃあちょっとだけ待っててくれよ。」
心配そうに俺達の方を見ていたありすとその子供達。彼女達はまりさの番のありすとその子供達である。
ありすは飼いゆっくりコンテストで優勝したことがあるほどの美ゆっくりで、
まりさとありすが番になることを報告しに来たときのまりさの鼻の下の伸び具合(鼻なんてゆっくりにはないが)がとても印象的だったことを覚えている。
見たところ夫婦円満で、非常にゆっくりしていると傍からみてもよくわかる。彼女達の努力もあるが、今俺の目の前にいる女性の教育が功を奏しているのだろう。
「お久しぶりですね」
「ええ、まりさのけっこんしき以来ですね。」
「まりさ、迷惑かけていませんか?さっきちょっと怪しい素振りを見せたので」
「いいえ、まりさちゃんはいい子ですよ。ただ、昨日れいむちゃんが永遠にゆっくりしたという話をまりさにしたら、ずっとふさぎ込んじゃって・・・。
今は何とか持ち直したのですけど、寝るときにかなしーしーをしたりして・・・」
「ああ、まりさってショックなことがあるといつもそうでしたから。うちにいたときはれいむが慰めて初めてかなしーしーが止まったんですよ。
成体になってからは全然しなくなったって聞いたんですけど、昔のことを思い出したんですかねぇ・・・。」
「かもしれなせんねぇ・・・。れいむちゃん本当にいいゆっくりだったんですね。」
「そう言って頂けるとれいむも天国で喜んでくれると思います。」
「ふふふ・・・。じゃあ、まりさちゃんのところに行ってきますね」
「それでは、また」
れいむの子供は3匹いる。我が家で飼っているわされいむ。今喪服の女性が飼っているまりさ。どちらも
新しい家族を持っている。そして、わされいむの番はちぇんであるが、けっこんっしてもなお、飼い主の人がちぇんを飼いたいと
言うことでわされいむとは別居している。ただし、毎週会っているのでれいむもちぇんも子供達も幸せそうだ。
新しい家族を持っている。そして、わされいむの番はちぇんであるが、けっこんっしてもなお、飼い主の人がちぇんを飼いたいと
言うことでわされいむとは別居している。ただし、毎週会っているのでれいむもちぇんも子供達も幸せそうだ。
もう一匹の子供はれいむ種だ。しかし、れいむ種であることは彼女にとって苦痛だった。
彼女は生まれながらにして子を成す能力を持たない。
ぺにぺにを使ってもも、まむまむ使っても、すーりすーりを行っても、何をしたっておちびちゃんは生まれなかった。
れいむ種は子育てを生き甲斐にして日々を過ごす。己のアイデンティティを喪失した日々はどれだけ苦痛なのか?
彼女は生まれながらにして子を成す能力を持たない。
ぺにぺにを使ってもも、まむまむ使っても、すーりすーりを行っても、何をしたっておちびちゃんは生まれなかった。
れいむ種は子育てを生き甲斐にして日々を過ごす。己のアイデンティティを喪失した日々はどれだけ苦痛なのか?
赤ゆっくりから子ゆっくりになる頃、里子に出す前に連れて行った健康診断で、その事実は判明した。
長女であった心優しい彼女は、その日から妹達に当り散らす乱暴な姉へと豹変した。
乱暴にもみ上げを振り回し、妹達に八つ当たりで何度もぷくーっをしていた。
れいむはもちろん止めた。子ゆっくりごときの力では成体であったれいむには逆らえない。
押さえつけられてもなお彼女は暴れる。「どうしてこんなことするの?」というれいむの問いに対して、彼女―ふくれいむは
「おま゛えがこんにゃふうに゛うんだがらだぁぁぁぁ!!!げずなばばぁはじねぇぇぇ!!!」
と酷く罵った。そのとき偶然帰宅した俺が見た、あのれいむの悲しそうな表情は決して忘れることはないだろう。
何度も癇癪を起こすふくれいむと、れいむは何度も向き合った。どれだけ罵倒されても。どれだけ暴力を受けても。
ふくれいむも結局里子に出したのだが、最後までれいむはふくれいむのことを心配していた。
彼女の飼い主には連絡をした。飼い主の方は行くつもりだが、ふくれいむが葬式に来るかは彼女次第だと、彼は言っていた。
ふくれいむは来てくれるのだろうか?
長女であった心優しい彼女は、その日から妹達に当り散らす乱暴な姉へと豹変した。
乱暴にもみ上げを振り回し、妹達に八つ当たりで何度もぷくーっをしていた。
れいむはもちろん止めた。子ゆっくりごときの力では成体であったれいむには逆らえない。
押さえつけられてもなお彼女は暴れる。「どうしてこんなことするの?」というれいむの問いに対して、彼女―ふくれいむは
「おま゛えがこんにゃふうに゛うんだがらだぁぁぁぁ!!!げずなばばぁはじねぇぇぇ!!!」
と酷く罵った。そのとき偶然帰宅した俺が見た、あのれいむの悲しそうな表情は決して忘れることはないだろう。
何度も癇癪を起こすふくれいむと、れいむは何度も向き合った。どれだけ罵倒されても。どれだけ暴力を受けても。
ふくれいむも結局里子に出したのだが、最後までれいむはふくれいむのことを心配していた。
彼女の飼い主には連絡をした。飼い主の方は行くつもりだが、ふくれいむが葬式に来るかは彼女次第だと、彼は言っていた。
ふくれいむは来てくれるのだろうか?
クイクイ
ズボンの裾を誰かが引っ張る。若干力加減が分かってないこの引っ張り方は・・・
「ひさしぶりだよ・・・おかあさんのおにいさん・・・。」
「ふくれいむ・・・。元気だったか?」
「いまのおにいさんはとってもゆっくりしてるから、れいむはとってもゆっくりしてるよ。」
れいむは元気といったが表情は曇っている。そういえばさっきれいむのことを・・・
「なぁ、ふくれいむ。いまおかあさんっていったよな?」
「ゆっくりいったよ・・・。」
ふくれいむは里子に出す最後の日もれいむのことをばばあと罵っていた。そんなふくれいむが無き母のことを呼んだ。
「・・・・・・母親のこと、もういいのか?」
「・・・いいもなにも・・・。れいむがまちがっていたんだよ・・・。
おにいさんからきいたよ。おちびちゃんをうめないでゆっくりしてないゆっくりだったれいむのことを
おにいさんにひきとってもらうために、おかあさんがなんどもなんども、おかあさんのおにいさんとたのみにいったことを。」
「おにいさんからきいたよ。いつだっておかあさんはれいむのことをきにかけてくれていたって・・・。
な゛のに・・・なの゛に゛・・・。れ゛いむ゛は・・・れ゛いむ゛は゛・・・!!!」
下唇を噛み、必死に涙を堪えるふくれいむ。後悔の念がひしひしと伝わってくる。
そうだ、誰だって喧嘩別れはしたくない。
ズボンの裾を誰かが引っ張る。若干力加減が分かってないこの引っ張り方は・・・
「ひさしぶりだよ・・・おかあさんのおにいさん・・・。」
「ふくれいむ・・・。元気だったか?」
「いまのおにいさんはとってもゆっくりしてるから、れいむはとってもゆっくりしてるよ。」
れいむは元気といったが表情は曇っている。そういえばさっきれいむのことを・・・
「なぁ、ふくれいむ。いまおかあさんっていったよな?」
「ゆっくりいったよ・・・。」
ふくれいむは里子に出す最後の日もれいむのことをばばあと罵っていた。そんなふくれいむが無き母のことを呼んだ。
「・・・・・・母親のこと、もういいのか?」
「・・・いいもなにも・・・。れいむがまちがっていたんだよ・・・。
おにいさんからきいたよ。おちびちゃんをうめないでゆっくりしてないゆっくりだったれいむのことを
おにいさんにひきとってもらうために、おかあさんがなんどもなんども、おかあさんのおにいさんとたのみにいったことを。」
「おにいさんからきいたよ。いつだっておかあさんはれいむのことをきにかけてくれていたって・・・。
な゛のに・・・なの゛に゛・・・。れ゛いむ゛は・・・れ゛いむ゛は゛・・・!!!」
下唇を噛み、必死に涙を堪えるふくれいむ。後悔の念がひしひしと伝わってくる。
そうだ、誰だって喧嘩別れはしたくない。
「ふくれいむ」
「・・・ゆ?」
「安心しろ。ふくれいむのかあちゃんはいつだってふくれいむを信じていたよ。
れいむはな、お前をゲスなのかと疑った俺に対してこう言ったんだ。『おちびちゃんにひどいことしないでね!
おちびちゃんもすきでああなったわけじゃないからね!!!きっと、ゆっくりできなくてつらくなったんだよ!!!れいむがはげましてあげるから
おちびちゃんとれいむのことをしんじてね!!!おねがいします!おにいさん!!!』ってね。
どんなにお前が罵倒しても、れいむにはそれが祈りの声に聞こえた。
どんなに暴力で訴えようとも、れいむはそれがSOSだと感じ取った。いつだってれいむはお前の苦しみを分かろうとしていたよ。」
「そして、今やっと気持ちの整理が付いたわけだ。ゆん生最大といってもいい難題に立ち向かった娘を、れいむはきっとあの世で誇っているだろうな」
「ゆん・・・・。あじがどう・・・おかあじゃんのおに゛いざん・・・」
「どういたしまして」
「じゃあ、れいむはおにいざんのところにいぐね・・・」
れいむはのそのそと這って進む。跳ねるような気分ではないのだろう。
さて、そろそろ始まるな。
「・・・ゆ?」
「安心しろ。ふくれいむのかあちゃんはいつだってふくれいむを信じていたよ。
れいむはな、お前をゲスなのかと疑った俺に対してこう言ったんだ。『おちびちゃんにひどいことしないでね!
おちびちゃんもすきでああなったわけじゃないからね!!!きっと、ゆっくりできなくてつらくなったんだよ!!!れいむがはげましてあげるから
おちびちゃんとれいむのことをしんじてね!!!おねがいします!おにいさん!!!』ってね。
どんなにお前が罵倒しても、れいむにはそれが祈りの声に聞こえた。
どんなに暴力で訴えようとも、れいむはそれがSOSだと感じ取った。いつだってれいむはお前の苦しみを分かろうとしていたよ。」
「そして、今やっと気持ちの整理が付いたわけだ。ゆん生最大といってもいい難題に立ち向かった娘を、れいむはきっとあの世で誇っているだろうな」
「ゆん・・・・。あじがどう・・・おかあじゃんのおに゛いざん・・・」
「どういたしまして」
「じゃあ、れいむはおにいざんのところにいぐね・・・」
れいむはのそのそと這って進む。跳ねるような気分ではないのだろう。
さて、そろそろ始まるな。
―午後18時頃
ちぇんの飼い主が葬儀の10分前に到着した。忙しい方なので来れたことが奇跡だった。
ちぇんの飼い主が葬儀の10分前に到着した。忙しい方なので来れたことが奇跡だった。
葬儀は家族葬であり、あまり大きな部屋を使うことはない。人間が4人。ゆっくりが9匹とごく少数で行われるためだ。
祭壇が既に出来上がっている。れいむの遺影の周りには菊の花が添えられている。ゆっくりは花が大好きだ。れいむも喜んでくれるだろう。
れいむが生前好きであったお菓子がいくつも並べられている。俺が御供えしたものの他にもいくつかれいむの大好物がある。
オレンジジュース、コーンフレーク、ショートケーキ、ノースマンなど色々なものがある。
祭壇が既に出来上がっている。れいむの遺影の周りには菊の花が添えられている。ゆっくりは花が大好きだ。れいむも喜んでくれるだろう。
れいむが生前好きであったお菓子がいくつも並べられている。俺が御供えしたものの他にもいくつかれいむの大好物がある。
オレンジジュース、コーンフレーク、ショートケーキ、ノースマンなど色々なものがある。
立てられた線香からはいい匂いがする。用いられる線香は一般的に使われる杉線香ではなく、甘い匂いのする匂い線香である。
ゆっくりは一般的に杉線香の匂いを好まないためである。彼らの世界観に合わせてあまあまの香りが充満していた。
葬儀に参った人、ゆっくりは皆着席している。
ゆっくりは一般的に杉線香の匂いを好まないためである。彼らの世界観に合わせてあまあまの香りが充満していた。
葬儀に参った人、ゆっくりは皆着席している。
司会のゆっくりしょうが、厳かな雰囲気の中の開式の辞を始める。
「ただいまより、ゆっくりれいむさんのごそうぎっをはじめさせていただきます!」
「では、どっきょうっ!をはじめたいとおもいますっ!どうし、びゃくれんさまおねがいします!!!」
「なむさん!ではゆっくりどっきょうっ!をはじめます!なむさん!」
ゆっくりとお経を唱えるびゃくれん。お経とは言うものの、びゃくれんの読むお経は人間の葬式で読まれるお経ではない。
漢字だらけの意味のつながりがよく分からない呪文を聞いたところで、ゆっくり達が安心してあの世に行ける訳じゃない。
それぐらいならば、ゆっくりの分かる言葉を、ゆっくりが有難がるびゃくれんにゆっくり出来るように読んでもらったほうがいい。
そういった考えで、ゆっくりのための読経は生まれた。あまあま、ゆっくりぷれいす、けっかいっ、しんっこんっなど
ゆっくり達がよく聞く言葉で、そのお経は書き綴られていた。俺には全く意味の分からない言葉だが、れいむがあの世でゆっくりするためのものなので気にしない。
じっと座り、お経を聞いていたわされいむが、ゆぐっ・・・ゆぐっ・・・と泣き出した。
れいむの遺影を見て、悲しみがこみ上げてきたのだろう。何も言わずハンカチを差し出す。わされいむはハンカチに顔を埋める。
葬儀をちゃんと終わらせるため、この雰囲気を壊さないため、ゆっくりという空気を読めない種族であるにもかかわらず、わされいむは必死に耐えていた。
「ただいまより、ゆっくりれいむさんのごそうぎっをはじめさせていただきます!」
「では、どっきょうっ!をはじめたいとおもいますっ!どうし、びゃくれんさまおねがいします!!!」
「なむさん!ではゆっくりどっきょうっ!をはじめます!なむさん!」
ゆっくりとお経を唱えるびゃくれん。お経とは言うものの、びゃくれんの読むお経は人間の葬式で読まれるお経ではない。
漢字だらけの意味のつながりがよく分からない呪文を聞いたところで、ゆっくり達が安心してあの世に行ける訳じゃない。
それぐらいならば、ゆっくりの分かる言葉を、ゆっくりが有難がるびゃくれんにゆっくり出来るように読んでもらったほうがいい。
そういった考えで、ゆっくりのための読経は生まれた。あまあま、ゆっくりぷれいす、けっかいっ、しんっこんっなど
ゆっくり達がよく聞く言葉で、そのお経は書き綴られていた。俺には全く意味の分からない言葉だが、れいむがあの世でゆっくりするためのものなので気にしない。
じっと座り、お経を聞いていたわされいむが、ゆぐっ・・・ゆぐっ・・・と泣き出した。
れいむの遺影を見て、悲しみがこみ上げてきたのだろう。何も言わずハンカチを差し出す。わされいむはハンカチに顔を埋める。
葬儀をちゃんと終わらせるため、この雰囲気を壊さないため、ゆっくりという空気を読めない種族であるにもかかわらず、わされいむは必死に耐えていた。
長い読経が終わる。
お経を読み終えたびゃくれんはこちらを向いて、位牌を持ち、装重な雰囲気を出しながら言う。
「ゆっくりれいむさんのかいっみょう!はたくっさん!ぼせいゆっくりれいむながながです!なむさん!」
かいっみょう。これはいわゆる戒名のことを指す。ゆっくりにも死後の名前をつけようということらしい。
「このたくっさん!というぶぶんは、かいぬしさんをたくっさんゆっくりさせることができたといういみです。なむさん!」
もちろんだ。れいむは俺に多くのことを残してくれた。感謝してもし足りない。
「このぼせいというぶぶんは、おちびちゃんたちのことをだいいちにかんがえた、しんのぼせいをもったゆっくりであるといういみです。なむさん!」
れいむの子供たちが頷く。彼女達皆がれいむの愛に包まれて健やかに育った。
「ゆっくりれいむというぶぶんはれいむさんがゆっくりれいむであったことのしょうめいです。なむさん!」
「そして、ながながというのはれいむさんはながくいき、おおくのものたちとであい、おおくのしあわせーっをもたらしたゆっくりであるといういみです。なむさん!」
ここにいる皆が全て頷く。そうだ、れいむがいなかったら俺達は全くの他人、他ゆんであった。れいむはみんなと繋がっている。
お経を読み終えたびゃくれんはこちらを向いて、位牌を持ち、装重な雰囲気を出しながら言う。
「ゆっくりれいむさんのかいっみょう!はたくっさん!ぼせいゆっくりれいむながながです!なむさん!」
かいっみょう。これはいわゆる戒名のことを指す。ゆっくりにも死後の名前をつけようということらしい。
「このたくっさん!というぶぶんは、かいぬしさんをたくっさんゆっくりさせることができたといういみです。なむさん!」
もちろんだ。れいむは俺に多くのことを残してくれた。感謝してもし足りない。
「このぼせいというぶぶんは、おちびちゃんたちのことをだいいちにかんがえた、しんのぼせいをもったゆっくりであるといういみです。なむさん!」
れいむの子供たちが頷く。彼女達皆がれいむの愛に包まれて健やかに育った。
「ゆっくりれいむというぶぶんはれいむさんがゆっくりれいむであったことのしょうめいです。なむさん!」
「そして、ながながというのはれいむさんはながくいき、おおくのものたちとであい、おおくのしあわせーっをもたらしたゆっくりであるといういみです。なむさん!」
ここにいる皆が全て頷く。そうだ、れいむがいなかったら俺達は全くの他人、他ゆんであった。れいむはみんなと繋がっている。
これが最後の作業になる。
れいむとお別れしなければならない。
木箱の棺に入れられたれいむをみんなでのぞき込む。
幸せそうに笑っているれいむはもう二度と動くことはない。受け入れたはずの現実は、俺をしつこく攻め立てる。
動悸が早くなる。焦点が合わなくなる。今になってれいむを失った悲しさがどんどんどんどん溢れ出てくる。
気分が悪くなり、しゃがんだ俺をわされいむが涙を溜めた双眸で、必死に曲線を描いて笑顔を作る。
まりさも俺のことを心配そうに見つめる。ふくれいむはじっと俺のほうを見て、コクリ頷く。
わされいむは言う。
「おにいさん、ゆっくりおかあさんをみおくろう」
れいむの面影がある、れいむの子供達の母への愛と強い意志を目の当たりにして、
「そうだな、ゆっくり・・・そしてしっかりと見送ろう」
れいむとお別れしなければならない。
木箱の棺に入れられたれいむをみんなでのぞき込む。
幸せそうに笑っているれいむはもう二度と動くことはない。受け入れたはずの現実は、俺をしつこく攻め立てる。
動悸が早くなる。焦点が合わなくなる。今になってれいむを失った悲しさがどんどんどんどん溢れ出てくる。
気分が悪くなり、しゃがんだ俺をわされいむが涙を溜めた双眸で、必死に曲線を描いて笑顔を作る。
まりさも俺のことを心配そうに見つめる。ふくれいむはじっと俺のほうを見て、コクリ頷く。
わされいむは言う。
「おにいさん、ゆっくりおかあさんをみおくろう」
れいむの面影がある、れいむの子供達の母への愛と強い意志を目の当たりにして、
「そうだな、ゆっくり・・・そしてしっかりと見送ろう」
この葬式においての遺体の処理方法は食葬である。
れいむの体を毟り、饅頭となったれいむを食す。食したら少しずつ棺の中に清められた餡子を詰めていく。
葬儀に参加したもの全員でれいむを食べ、れいむを思い出し、れいむを忘れないように心に刻む。
「む゛ーちゃ!む゛ーちゃ!」
「むーぢゃ゛!むーぢゃ゛!」
「むーじゃ!!むーじゃ!!」
れいむの餡子を食べる子供達は誰も幸せとは言わない。
母の一部を少しでも感じ取れるように必死で喰らう。最期の繋がりを逃さないように。
俺もれいむを喰らう。一口、二口とれいむを口に含むたび、楽しかった思い出、辛かった思い出、れいむと過ごした日々が浮かび上がる。
れいむの体を毟り、饅頭となったれいむを食す。食したら少しずつ棺の中に清められた餡子を詰めていく。
葬儀に参加したもの全員でれいむを食べ、れいむを思い出し、れいむを忘れないように心に刻む。
「む゛ーちゃ!む゛ーちゃ!」
「むーぢゃ゛!むーぢゃ゛!」
「むーじゃ!!むーじゃ!!」
れいむの餡子を食べる子供達は誰も幸せとは言わない。
母の一部を少しでも感じ取れるように必死で喰らう。最期の繋がりを逃さないように。
俺もれいむを喰らう。一口、二口とれいむを口に含むたび、楽しかった思い出、辛かった思い出、れいむと過ごした日々が浮かび上がる。
飼育ケースから初めて出たれいむに、ボールを与えたときのこと。
何時に無くはしゃぐれいむを見て、つい調子に乗った俺がれいむをボールに乗せて怪我をさせてしまったこと。
何時に無くはしゃぐれいむを見て、つい調子に乗った俺がれいむをボールに乗せて怪我をさせてしまったこと。
生まれて初めての他ゆんに緊張しているれいむをリラックスさせようと、キタキタ踊りを踊ったら場が白けてしまい逆効果だったこと。
でも、その話題のおかげでれいむはけっこんっ!することができたんだ。
でも、その話題のおかげでれいむはけっこんっ!することができたんだ。
我が家で行われたけっこんっしきの事は今でも忘れない。近所の飼いゆっくりを入れるだけ入れて、やったから、足の踏み場もなくなってたな。
れいむと番のまりさにナイフを持たせて、れいむとまりさを持ち上げて巨大ケーキを切ったのもいい思い出だ。
後で、実際には俺が切ったんじゃねえかという近所のぱちゅりーの指摘で、ショックを受けていた2匹の顔は本当に良い表情だった。
れいむと番のまりさにナイフを持たせて、れいむとまりさを持ち上げて巨大ケーキを切ったのもいい思い出だ。
後で、実際には俺が切ったんじゃねえかという近所のぱちゅりーの指摘で、ショックを受けていた2匹の顔は本当に良い表情だった。
れいむ達の子供が生まれるときのことも忘れてないぞ。れいむが必死に息んでいたのに俺とまりさはずっと狼狽していたな。
れいむが赤ちゃんを受け止めてって俺らに言ったとき、テンパった俺達は何をしたんだっけ?
確か、おれはキャッチャーミットを持ってバッチコーイ!とかいった気がする。
まりさの方はゆっくりうけとめるのぜ!!!って言いながらティーカップを持ってきていた気がする。
何もあんな時にボケなくてもいいが、思い返せば本当に笑えるなぁ
れいむが赤ちゃんを受け止めてって俺らに言ったとき、テンパった俺達は何をしたんだっけ?
確か、おれはキャッチャーミットを持ってバッチコーイ!とかいった気がする。
まりさの方はゆっくりうけとめるのぜ!!!って言いながらティーカップを持ってきていた気がする。
何もあんな時にボケなくてもいいが、思い返せば本当に笑えるなぁ
子供達が生まれてすぐに、侵入してきた野良ゆっくりと戦って、まりさが永遠にゆっくりしちゃったことがあったな。
三日三晩悩んだれいむが俺に告げた言葉の重さが今になってやっと分かる
『れいむはしんぐるまさーじゃないよ!えいえんにゆっくりするまでまりさのつまだよ!!!
それにれいむはおちびちゃんをひとりでそだてないよ!!!おにいさんといっしょにがんばるよ!!!よろしくおねがいします、おにいさん!!!』
母性の塊であるれいむ種が、一緒に育てるという言葉を発するということはどれくらいの重みをもっているのか。
れいむの子供達の生き様を見た今ならわかる。れいむは俺が思っている以上に俺を信頼していた。
俺もれいむが思っている以上にれいむを信じていたつもりだ。
三日三晩悩んだれいむが俺に告げた言葉の重さが今になってやっと分かる
『れいむはしんぐるまさーじゃないよ!えいえんにゆっくりするまでまりさのつまだよ!!!
それにれいむはおちびちゃんをひとりでそだてないよ!!!おにいさんといっしょにがんばるよ!!!よろしくおねがいします、おにいさん!!!』
母性の塊であるれいむ種が、一緒に育てるという言葉を発するということはどれくらいの重みをもっているのか。
れいむの子供達の生き様を見た今ならわかる。れいむは俺が思っている以上に俺を信頼していた。
俺もれいむが思っている以上にれいむを信じていたつもりだ。
れいむの体がリボンと中枢餡のみとなる。棺の中は餡子で満たされている。
「では、親族のゆっくりの方は前へいらしてください」
係りのゆっくりしょうが、れいむの子供達の前に三分割した中枢餡をおく。
別れの言葉を告げながら、中枢餡を食らっていく。
「おがぁじゃぁぁぁぁぁん!!!れいむ゛がんばるよぉぉぉぉ!!!」
「り゛っぱなおっとになるんだぜぇぇぇ!!!おどうざんみだいになる゛がらきたいじてぼしいんだぜぇぇ!!!」
「おがぁじゃんごべんねぇぇぇ!!!!れい゛む゛ぜっだい゛じあわ゛ぜになるよぉぉぉぉ!!!」
「では、親族のゆっくりの方は前へいらしてください」
係りのゆっくりしょうが、れいむの子供達の前に三分割した中枢餡をおく。
別れの言葉を告げながら、中枢餡を食らっていく。
「おがぁじゃぁぁぁぁぁん!!!れいむ゛がんばるよぉぉぉぉ!!!」
「り゛っぱなおっとになるんだぜぇぇぇ!!!おどうざんみだいになる゛がらきたいじてぼしいんだぜぇぇ!!!」
「おがぁじゃんごべんねぇぇぇ!!!!れい゛む゛ぜっだい゛じあわ゛ぜになるよぉぉぉぉ!!!」
中枢餡を食べ終えた子供達は涙を流し叫び続ける。我慢し続けた思いが全て放たれる。
誰もそれを咎めない、最後はゆっくりなりの弔い方をしても別に構わないだろう。
誰もそれを咎めない、最後はゆっくりなりの弔い方をしても別に構わないだろう。
「おにいさん、棺の中にこの花を」
しょうから渡されたのは紅色の菊、白色の菊の2輪であった。
れいむのリボンを棺のなかで敷き詰められた餡子の上におく。
棺の前に立ち、紅白の菊を棺の餡子に差し込んでいく。これが俺がする、飼いゆっくりとしてのれいむの弔い方だ。
れいうーしゃが現れる。建物に隣接している霊園にれいむの棺を送り届けるためだ。れいうーしゃにれいむの棺を渡す。
れいむだったものはもうリボンしか入っていないが、それでもれいむの棺だ。
俺達はれいうーしゃの後についていく。
しょうから渡されたのは紅色の菊、白色の菊の2輪であった。
れいむのリボンを棺のなかで敷き詰められた餡子の上におく。
棺の前に立ち、紅白の菊を棺の餡子に差し込んでいく。これが俺がする、飼いゆっくりとしてのれいむの弔い方だ。
れいうーしゃが現れる。建物に隣接している霊園にれいむの棺を送り届けるためだ。れいうーしゃにれいむの棺を渡す。
れいむだったものはもうリボンしか入っていないが、それでもれいむの棺だ。
俺達はれいうーしゃの後についていく。
れいむの墓に棺を入れる。棺はゆっくりの大きさに合わせたものであるので、お墓にある空洞に棺を入れる。
棺を入れたら空洞に蓋をする。これでれいむは安らかに眠れる。
ふくれいむはつぶやく
「おかあさん、ゆっくりねむってね・・・。」
棺を入れたら空洞に蓋をする。これでれいむは安らかに眠れる。
ふくれいむはつぶやく
「おかあさん、ゆっくりねむってね・・・。」
今まで本当にありがとう。れいむのことは死ぬまで・・・、いや死んでも忘れないよ。
これからはれいむの家族と、俺のことを見守っていてくれ。
これからはれいむの家族と、俺のことを見守っていてくれ。
さようなら。
<おまけ>
「せんぱーい!知ってるっすか?知ってるっすか?」
「君のテンションが高い理由なら知らないよ。」
「ちがうっす!人気のあのペットショップのことっす。あの菊の花のマークがついてるっていうやつっす。」
「まぁ、一応はね。」
「友達のなかで話題になってるんっすよ!是非知りたいっす!」
「ふーん、あそこねぇ。いいとこだけど学生が行くようなとこじゃないよ。
ゆっくりの品質に関してはかなり上質なものばかり売ってるし。」
「自分は別にゆっくりを飼おうと思っているわけじゃないっす!あのマークがなんなのか知りたいだけっす!」
「はいはい、仕方ないなぁ。あのマークは餡統の良さを表しているんだよ。」
「餡統の良さを表すのに菊のマーク?なんか変っすね?」
「あの菊の花のマークはね、その餡統のゆっくり達に対して行われた葬儀の回数を表しているんだ。
ペットの葬式ってのはお金がかかるだろう?それを敢えてやってもらえるようなゆっくりは、飼い主をゆっくりさせたといっても過言ではない。
そういう判断から葬式の数を餡統の指標として使っているんだ。」
「ふーん・・それって当てになるんだかわかんないっすよね?」
「まあね。普通の餡統表も当てにならないから、人によってはこっちを重視するんだよ。」
「そんなもんっすかねぇ。」
「そんなもんだよ。人は歴史をありがたがるから」
「せんぱーい!知ってるっすか?知ってるっすか?」
「君のテンションが高い理由なら知らないよ。」
「ちがうっす!人気のあのペットショップのことっす。あの菊の花のマークがついてるっていうやつっす。」
「まぁ、一応はね。」
「友達のなかで話題になってるんっすよ!是非知りたいっす!」
「ふーん、あそこねぇ。いいとこだけど学生が行くようなとこじゃないよ。
ゆっくりの品質に関してはかなり上質なものばかり売ってるし。」
「自分は別にゆっくりを飼おうと思っているわけじゃないっす!あのマークがなんなのか知りたいだけっす!」
「はいはい、仕方ないなぁ。あのマークは餡統の良さを表しているんだよ。」
「餡統の良さを表すのに菊のマーク?なんか変っすね?」
「あの菊の花のマークはね、その餡統のゆっくり達に対して行われた葬儀の回数を表しているんだ。
ペットの葬式ってのはお金がかかるだろう?それを敢えてやってもらえるようなゆっくりは、飼い主をゆっくりさせたといっても過言ではない。
そういう判断から葬式の数を餡統の指標として使っているんだ。」
「ふーん・・それって当てになるんだかわかんないっすよね?」
「まあね。普通の餡統表も当てにならないから、人によってはこっちを重視するんだよ。」
「そんなもんっすかねぇ。」
「そんなもんだよ。人は歴史をありがたがるから」
<あとがき>
前回は愛でよりHENTAIが前面に出てしまったので今回はちゃんとした愛で作品です。
にしても真面目な物語を書くのは意外と難しいですね。ところどころボケやギャグを入れたくなる衝動に駆られました。
前回は愛でよりHENTAIが前面に出てしまったので今回はちゃんとした愛で作品です。
にしても真面目な物語を書くのは意外と難しいですね。ところどころボケやギャグを入れたくなる衝動に駆られました。
今作品に関係ない話ですが、
のすたるじあき様、挿絵ありがとうございました。
かわいいみすちーの絵も含めてとてもゆっくりさせていただきました。ありがとうございます!
のすたるじあき様、挿絵ありがとうございました。
かわいいみすちーの絵も含めてとてもゆっくりさせていただきました。ありがとうございます!
後書きはこれくらいにして・・・
以上シリアスを書くと筆が遅くなるドナルドあきでした。
以上シリアスを書くと筆が遅くなるドナルドあきでした。
菊の花言葉は・・・?
過去作
anko1066 ゆくドナルド
anko1166 ゆくドナルド2
anko1304 れいむと・・・
anko1384 豆れみりゃとこうまかん
anko1395 ゆくドナルド3
anko1404 お前のゆん生30点
anko1432 幸福マスベ
anko1066 ゆくドナルド
anko1166 ゆくドナルド2
anko1304 れいむと・・・
anko1384 豆れみりゃとこうまかん
anko1395 ゆくドナルド3
anko1404 お前のゆん生30点
anko1432 幸福マスベ
挿絵:車田あき