ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko1735 ドキュメントゆっくり ~透明な箱工房を訪ねて~
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ankoss
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透明な箱職人の朝は早い。
朝5時前に寝床を出ると、朝食の前にまず離れのゆっくり舎に向かう。
広々とした囲いの中のゆっくりたちに、高級ゆっくりフードやあまあまを
たっぷり与えるところから彼の一日は始まる。
『ドキュメントゆっくり ―透明な箱工房を訪ねて―』
今では少なくなった、完全手作りによる透明な箱の作成に携わるご主人。
――しかし、透明な箱づくりの専門家が、どうしてゆっくりを飼育していらっしゃるのですか?
「これは、透明な箱の出来具合を測るためのゆっくりです」
微笑みながら答える間にも、あまあまを撒く手は休めない。
「箱がちゃんと意図したとおりに機能するか、実際にゆっくりを入れて試すんです。
よその職人や、メーカーさんでは、加工場から商品にならない駄ゆっくりを安く仕入れて使うんですけど…
やっぱりね、透明な箱っていうのは、ゲスなゆっくりを入れた時に一番輝くんですね。
調子に乗りまくったどうしようもないゆっくりを、徹底的に。そうです、肉体的にも精神的にもね」
「その落差っていうのかなあ、それがゆ虐の真髄なんじゃないかと。うちのお得意さんも、
ゆ虐の達人ばっかりなんですが、皆さんそう言いますね」
「だからうちでは、一からゲスゆっくりやでいぶを育ててます。
好きなだけあまあまを食べさせて、完全に調子に乗らせるのは結構大変ですよ。
まあ半分道楽みたいなもんですけどね…あっ、この仕事自体も道楽みたいなもんか(笑)」
その後朝食を済ませると、早速工房に入る。一転して、ご主人の目が厳しい職人のものになる。
きれいに研ぎ上げられ整然と並ぶ仕事道具が、職人としての腕を物語る。
虐待お兄さんのような達人によるゆ虐は、素人の想像を絶するほどに激しい。
そんな時でも歪んだり漏れたりすることのないよう、仕上げなければならない。
加工には寸分の狂いも許されない。どんなに便利な道具を使っても、最後は職人の勘だけが頼りだ。
三日にわたって取り組んできた作品が、ようやく完成した。ふっと息をつくご主人。
工房内の空気が、少し緩んだ。
厚いガラスと金属を組み合わせたシンプルな透明な箱。特別に触らせていただいた。
手に取るとずっしりと重いが、しかし手に吸い付くような感覚で、持ち上げても苦にならない。
計算しつくされた部品の配置。蓋は、髪の毛ほどの隙間もなくぴったりとはまる。
ガラスと銀の、硬質でひんやりとした感触。ここに入れられたゆっくりの不安はどれほどのものか…
歪みなくどこまでもクリアなガラスの壁の向こうで、ゆっくりはどんな表情を見せるのだろう…
ゆ虐の素人にも、そう思わせてしまう魅力がある。半年待ちでも注文が絶えないのというのも納得である。
――今や市場に出回る透明な箱のほとんどが工場での大量生産品です。
ご苦労も多いでしょう、どうして手作りにこだわるんですか?
「うーん、はっきり言って儲かりません(笑)。
でもね、どうしたって工業製品には出せない味、みたいなものがあるんです。
確かに、アクリルなんかで一体成型された透明な箱は便利ですね、軽くて頑丈だし、安いしね。
普通の家庭で手軽にゆ虐を楽しむ分には十分だと思いますよ。
何よりそういった製品のおかげで、ここまでゆ虐が普及したんですし」
「でもやっぱり、私…というよりうちのお客さんみたいな人たちには、満足できないんですよ。
ゆ虐で飯食ってるような人もいますから。
手作りの良さは色々ありますけど、つまるところ透明な箱そのものがそなえてる存在感っていうのかな。
うーん…風格…威圧感といってもいいかもしれない。
人間にもゆっくりにも、与えるものがぜんぜん違うんですよ」
「いま市販品でゆ虐してる人たちにも、一度でいいから使ってみていただきたいですね。
実際に体験してみれば違いはすぐ分かりますから。
それと、今からゆ虐の基礎を学ぼうという人は、ぜひ手作りのものを購入してほしいなあ。
高いからちょっと大変だとは思うけど(笑)、あとあと必ずプラスになってきますよ」
――透明な箱そのものというより、ゆ虐文化全体を考えていらっしゃる感じですね。
「まあ、お客さんが喜んでくれるってのが一番かもしれない。
次はああしてくれ、こんなのを作ってくれ、って言ってもらえると、こっちもやったろうって気になりますからね。
お客さんのアイデアから生まれた作品も少なくないです。
『どうすりゃいいんだ、こんなの!』って頭を抱えることもたまにありますけどね(笑)」
インタビューを終えた後、工房に併設された倉庫に案内していただいた。中には試作品の透明な箱が所狭しとならんでいる。
「これは、『水責めにも火責めにも使える透明な箱を作ってくれ』とお客さんに頼まれたときのものです。
耐久性と鑑賞性のバランスを取るのに苦心しました」
「こちらは『サイズを無段階に変えられないか』と言われた時の試作品です。
これは本当に大変でした。30個は作ったかな。
でね、そのお客さんが納品の時にうちに来て、大人ゆから赤ゆまで使ったフルコース虐待を見せてくれたんですよ。
それはもう素晴らしかった。苦労した甲斐があったってしみじみ思いましたねぇ」
「これはね、最近考えてるやつ。ここがこっちに回転してね、\ゅっ?/ ここにゆっくりが挟まるでしょ? \ゅヶ゛ぇ!/
するとこの部品がこう当たる。 \ゅ''ぁ''ぁ''ぁ''-!!/
ぱっと見は簡単だけど、結構な技術が使われてます」 \ゅ''っゅ''っゅ''っゅ''っ/
「これなんかどうですか? こっちの方がいい? あ、これなんだけどね、108本の針が順番に飛び出して滑らかに… 」
新しい透明な箱のアイデアについて語りだしたら止まらなくなってしまったご主人。その目は少年のように輝いている。
その優れた腕前ももちろんだが、彼がこの仕事を続けていられる秘訣は、なんと言ってもゆ虐が大好きなことにあるようだ。
最盛期には30軒を数えたこのあたりの透明な箱工房も、今ではここ一軒だけ。
それでも、彼のような職人と、彼の作品を愛する人々がいる限り、工房の灯は消えることなく続いていくだろう。
<おわり>
・初投稿なのですが、テキストの整形はこんな感じでいいでしょうか。読みにくいですか?
・こういう作品はぬえのほうに投稿すべきでしょうか。自分ではギリギリゆ虐SSという認識です。
・「職人の朝は早い」のネタって、ふたばが発祥だったんですね。
朝5時前に寝床を出ると、朝食の前にまず離れのゆっくり舎に向かう。
広々とした囲いの中のゆっくりたちに、高級ゆっくりフードやあまあまを
たっぷり与えるところから彼の一日は始まる。
『ドキュメントゆっくり ―透明な箱工房を訪ねて―』
今では少なくなった、完全手作りによる透明な箱の作成に携わるご主人。
――しかし、透明な箱づくりの専門家が、どうしてゆっくりを飼育していらっしゃるのですか?
「これは、透明な箱の出来具合を測るためのゆっくりです」
微笑みながら答える間にも、あまあまを撒く手は休めない。
「箱がちゃんと意図したとおりに機能するか、実際にゆっくりを入れて試すんです。
よその職人や、メーカーさんでは、加工場から商品にならない駄ゆっくりを安く仕入れて使うんですけど…
やっぱりね、透明な箱っていうのは、ゲスなゆっくりを入れた時に一番輝くんですね。
調子に乗りまくったどうしようもないゆっくりを、徹底的に。そうです、肉体的にも精神的にもね」
「その落差っていうのかなあ、それがゆ虐の真髄なんじゃないかと。うちのお得意さんも、
ゆ虐の達人ばっかりなんですが、皆さんそう言いますね」
「だからうちでは、一からゲスゆっくりやでいぶを育ててます。
好きなだけあまあまを食べさせて、完全に調子に乗らせるのは結構大変ですよ。
まあ半分道楽みたいなもんですけどね…あっ、この仕事自体も道楽みたいなもんか(笑)」
その後朝食を済ませると、早速工房に入る。一転して、ご主人の目が厳しい職人のものになる。
きれいに研ぎ上げられ整然と並ぶ仕事道具が、職人としての腕を物語る。
虐待お兄さんのような達人によるゆ虐は、素人の想像を絶するほどに激しい。
そんな時でも歪んだり漏れたりすることのないよう、仕上げなければならない。
加工には寸分の狂いも許されない。どんなに便利な道具を使っても、最後は職人の勘だけが頼りだ。
三日にわたって取り組んできた作品が、ようやく完成した。ふっと息をつくご主人。
工房内の空気が、少し緩んだ。
厚いガラスと金属を組み合わせたシンプルな透明な箱。特別に触らせていただいた。
手に取るとずっしりと重いが、しかし手に吸い付くような感覚で、持ち上げても苦にならない。
計算しつくされた部品の配置。蓋は、髪の毛ほどの隙間もなくぴったりとはまる。
ガラスと銀の、硬質でひんやりとした感触。ここに入れられたゆっくりの不安はどれほどのものか…
歪みなくどこまでもクリアなガラスの壁の向こうで、ゆっくりはどんな表情を見せるのだろう…
ゆ虐の素人にも、そう思わせてしまう魅力がある。半年待ちでも注文が絶えないのというのも納得である。
――今や市場に出回る透明な箱のほとんどが工場での大量生産品です。
ご苦労も多いでしょう、どうして手作りにこだわるんですか?
「うーん、はっきり言って儲かりません(笑)。
でもね、どうしたって工業製品には出せない味、みたいなものがあるんです。
確かに、アクリルなんかで一体成型された透明な箱は便利ですね、軽くて頑丈だし、安いしね。
普通の家庭で手軽にゆ虐を楽しむ分には十分だと思いますよ。
何よりそういった製品のおかげで、ここまでゆ虐が普及したんですし」
「でもやっぱり、私…というよりうちのお客さんみたいな人たちには、満足できないんですよ。
ゆ虐で飯食ってるような人もいますから。
手作りの良さは色々ありますけど、つまるところ透明な箱そのものがそなえてる存在感っていうのかな。
うーん…風格…威圧感といってもいいかもしれない。
人間にもゆっくりにも、与えるものがぜんぜん違うんですよ」
「いま市販品でゆ虐してる人たちにも、一度でいいから使ってみていただきたいですね。
実際に体験してみれば違いはすぐ分かりますから。
それと、今からゆ虐の基礎を学ぼうという人は、ぜひ手作りのものを購入してほしいなあ。
高いからちょっと大変だとは思うけど(笑)、あとあと必ずプラスになってきますよ」
――透明な箱そのものというより、ゆ虐文化全体を考えていらっしゃる感じですね。
「まあ、お客さんが喜んでくれるってのが一番かもしれない。
次はああしてくれ、こんなのを作ってくれ、って言ってもらえると、こっちもやったろうって気になりますからね。
お客さんのアイデアから生まれた作品も少なくないです。
『どうすりゃいいんだ、こんなの!』って頭を抱えることもたまにありますけどね(笑)」
インタビューを終えた後、工房に併設された倉庫に案内していただいた。中には試作品の透明な箱が所狭しとならんでいる。
「これは、『水責めにも火責めにも使える透明な箱を作ってくれ』とお客さんに頼まれたときのものです。
耐久性と鑑賞性のバランスを取るのに苦心しました」
「こちらは『サイズを無段階に変えられないか』と言われた時の試作品です。
これは本当に大変でした。30個は作ったかな。
でね、そのお客さんが納品の時にうちに来て、大人ゆから赤ゆまで使ったフルコース虐待を見せてくれたんですよ。
それはもう素晴らしかった。苦労した甲斐があったってしみじみ思いましたねぇ」
「これはね、最近考えてるやつ。ここがこっちに回転してね、\ゅっ?/ ここにゆっくりが挟まるでしょ? \ゅヶ゛ぇ!/
するとこの部品がこう当たる。 \ゅ''ぁ''ぁ''ぁ''-!!/
ぱっと見は簡単だけど、結構な技術が使われてます」 \ゅ''っゅ''っゅ''っゅ''っ/
「これなんかどうですか? こっちの方がいい? あ、これなんだけどね、108本の針が順番に飛び出して滑らかに… 」
新しい透明な箱のアイデアについて語りだしたら止まらなくなってしまったご主人。その目は少年のように輝いている。
その優れた腕前ももちろんだが、彼がこの仕事を続けていられる秘訣は、なんと言ってもゆ虐が大好きなことにあるようだ。
最盛期には30軒を数えたこのあたりの透明な箱工房も、今ではここ一軒だけ。
それでも、彼のような職人と、彼の作品を愛する人々がいる限り、工房の灯は消えることなく続いていくだろう。
<おわり>
・初投稿なのですが、テキストの整形はこんな感じでいいでしょうか。読みにくいですか?
・こういう作品はぬえのほうに投稿すべきでしょうか。自分ではギリギリゆ虐SSという認識です。
・「職人の朝は早い」のネタって、ふたばが発祥だったんですね。