ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko2014 屍
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ankoss
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道路に黒い物がある。
薄っすらと何かが水に溶け出している。
これはまりさと言うゆっくりが雨に溶けた物だろう。
雨上がりには定番の物である。
基本的にゆっくりは水に弱い。
雨の日には巣に篭っているのが普通だ。
突然の雨にやられたのかもしれないが、昨日は小雨程度だった。
用心深いゆっくりは少しでも雨が降っていれば外には出ないが、
まりさ種は帽子をかぶっているため、少しの雨なら外に出歩くものがいる。
実際、少量の雨ならば問題ない様だが、肝心のあんよが地面に触れている。
ぬれた地面を歩いている内に、あんよが溶け出し動けなくなる。
そしてこういった屍が出来上がるのだ。
よく見てみると、崩れかかった帽子らしき物が微かに動いている。
私は靴でそれを少し動かしてみると、中から崩れかかった小さなまりさ種と思われるものが顔を出した。
「ぶぇ…びゅ…びょぼ……びび…ぶえ…」
小刻みに震えながら、何かを呟いているその物体。
親まりさの帽子のおかげで辛うじて生き残ったのだろう。
帽子のような物は見当たらないが、溶けかかった体に残る金色の髪がわずかに残っている。
片方の目は完全に流れ出ており、残った目で私の方を見ながら崩れかけの口を必死に動かす。
「ばび…じゃ…だずべ……びゅぐじ…ざべべ…ぶ…ぶじょ…」
何を言いたいのか解らないが、どうせ助けてとかゆっくりさせてと呟いているのだろう。
だが、こんな状態のゆっくりを救えるとも思えない。
救えたとしても、野良ゆっくりを助けるほど私はゆっくり好きではない。
このまま放って置いてもこのまま死ぬと思い、私はその場を後にした。
「どびょ…じべ……びゅっぐ…じ…」
それはしばらく何かを呟いていた。
二つの盛り上がった大きな塊が歩道に落ちている。
赤いリボンの様な切れ端がついている事から、この塊はおそらくれいむ種だったものだと思われる。
よく見ると目と目の間が凹んでいて、そこから二つに割れている。
おそらく自転車に轢かれたのだろう。
最近はこうやって自転車で野良ゆっくりを轢き殺す人が増えているそうだ。
もちろんただの事故もあるそうだが、踏み潰すのは嫌だけど轢き殺すのは良いと言う人も居る。
おそらくこのれいむは、中枢餡を一気に踏み砕かれて、自分に何が起こったのか解らずに死んでいった事だろう。
最近よく見かける残骸だ。
時々半端に轢かれて苦しんでいるゆっくりもいる。
ゆっくりにとって、街はどんどん住み難くなっている。
公園に蟻に集られている、茎のはえた黒ずんだ物がある。
それは何のゆっくりなのかは解らないが、おそらくれいぱーにすっきりされたゆっくりだろう。
沢山の萎びた茎には、小さく黒ずんだ物が幾つか付いている。
その中で一つだけ、まだ黒ずんでいなかった物があった。
何のゆっくりになるのかは解らないが、それは必死に生きようとしていた。
とは言っても、それも風前の灯。
苦しそうな表情で揺れているその実は、枯れ果てた親からなけなしの栄養を吸い取って生きている。
だがそれも、ほんの一時しか持たないだろう。
その上蟻が実の上まで這い上がり始めていた。
むず痒そうに身を震わせる実ゆっくり。
この実ゆっくりも母体と同じく、蟻にかじられて身を減らしていくのだろう。
枯れるのが先か、食われるのが先か知らないがどの道苦しんで死んでいくのだろう。
小さな松の木の葉の上に、数匹の赤ゆっくりが乗っている。
どれも松の葉が体に刺さり、苦悶の表情を浮かべて死んでいる。
おそらく、子供が赤ゆっくりをここに投げて遊んでいたのだろう。
松の葉が刺さった場所からは餡が流れ出ていた。
ふと足元を見ると、子ゆっくりが二匹。
れいむとまりさの様だ。
二匹とも体中に松の葉を刺されて、小刻みに震えている。
生きてはいるようだが、二匹とも両目に大量に松の葉が刺さっている。
これでは仮に助かったとしても、野良として生活していくには困難だろう。
近くに親が見当たらないのは、子を諦めて何処かに行ってしまったか、
赤ゆと子ゆをこの状態にした者が持って帰って行ったのだろう。
ゆっくりは沢山増える分だけ外敵も多い。
アスファルトの上でカチカチに干乾びたゆっくりがある。
夏の風物詩になりつつある風景だ。
アスファルトやマンホールの上で、干乾びているゆっくり達。
うっかりなのか、学習してないのか、減る事はない。
中には死に掛けの物もある。
必死に身を震わせている物。
少しずつではあるが日陰を目指して進んでいる物。
通行人に哀願する物。
だが、人々はそれらを気にする事もない。
助ける者が居るとすれば、暇な愛護団体くらいのものだろう。
こいつ等が居る限り、蟻は餌に困る事はないだろう。
ゴミ捨て場の前に鎮座するボロボロの塊。
これはカラスに食べられたゆっくりの死体だ。
都会のカラスは最近はゴミを漁るのが少なくなったそうだ。
替わりにゴミを漁りにきたゆっくりを主食としているらしい。
総長に捨てられるゴミを目当てにするゆっくり。
それを目当てにするカラス。
ゴミ捨て場以外にも、公園の噴水等は格好のゆっくり狩場らしい。
水を求めてやってきたゆっくり達を同種の捕食種や、カラス等の鳥が待ち受ける。
都会で見られる食物連鎖だ。
場所によっては、ゆっくりのせいでカラスやネズミが殖えているところもあるそうだ。
都会のゆっくり問題はこれからも増えていく事だろう。
徒然あき
薄っすらと何かが水に溶け出している。
これはまりさと言うゆっくりが雨に溶けた物だろう。
雨上がりには定番の物である。
基本的にゆっくりは水に弱い。
雨の日には巣に篭っているのが普通だ。
突然の雨にやられたのかもしれないが、昨日は小雨程度だった。
用心深いゆっくりは少しでも雨が降っていれば外には出ないが、
まりさ種は帽子をかぶっているため、少しの雨なら外に出歩くものがいる。
実際、少量の雨ならば問題ない様だが、肝心のあんよが地面に触れている。
ぬれた地面を歩いている内に、あんよが溶け出し動けなくなる。
そしてこういった屍が出来上がるのだ。
よく見てみると、崩れかかった帽子らしき物が微かに動いている。
私は靴でそれを少し動かしてみると、中から崩れかかった小さなまりさ種と思われるものが顔を出した。
「ぶぇ…びゅ…びょぼ……びび…ぶえ…」
小刻みに震えながら、何かを呟いているその物体。
親まりさの帽子のおかげで辛うじて生き残ったのだろう。
帽子のような物は見当たらないが、溶けかかった体に残る金色の髪がわずかに残っている。
片方の目は完全に流れ出ており、残った目で私の方を見ながら崩れかけの口を必死に動かす。
「ばび…じゃ…だずべ……びゅぐじ…ざべべ…ぶ…ぶじょ…」
何を言いたいのか解らないが、どうせ助けてとかゆっくりさせてと呟いているのだろう。
だが、こんな状態のゆっくりを救えるとも思えない。
救えたとしても、野良ゆっくりを助けるほど私はゆっくり好きではない。
このまま放って置いてもこのまま死ぬと思い、私はその場を後にした。
「どびょ…じべ……びゅっぐ…じ…」
それはしばらく何かを呟いていた。
二つの盛り上がった大きな塊が歩道に落ちている。
赤いリボンの様な切れ端がついている事から、この塊はおそらくれいむ種だったものだと思われる。
よく見ると目と目の間が凹んでいて、そこから二つに割れている。
おそらく自転車に轢かれたのだろう。
最近はこうやって自転車で野良ゆっくりを轢き殺す人が増えているそうだ。
もちろんただの事故もあるそうだが、踏み潰すのは嫌だけど轢き殺すのは良いと言う人も居る。
おそらくこのれいむは、中枢餡を一気に踏み砕かれて、自分に何が起こったのか解らずに死んでいった事だろう。
最近よく見かける残骸だ。
時々半端に轢かれて苦しんでいるゆっくりもいる。
ゆっくりにとって、街はどんどん住み難くなっている。
公園に蟻に集られている、茎のはえた黒ずんだ物がある。
それは何のゆっくりなのかは解らないが、おそらくれいぱーにすっきりされたゆっくりだろう。
沢山の萎びた茎には、小さく黒ずんだ物が幾つか付いている。
その中で一つだけ、まだ黒ずんでいなかった物があった。
何のゆっくりになるのかは解らないが、それは必死に生きようとしていた。
とは言っても、それも風前の灯。
苦しそうな表情で揺れているその実は、枯れ果てた親からなけなしの栄養を吸い取って生きている。
だがそれも、ほんの一時しか持たないだろう。
その上蟻が実の上まで這い上がり始めていた。
むず痒そうに身を震わせる実ゆっくり。
この実ゆっくりも母体と同じく、蟻にかじられて身を減らしていくのだろう。
枯れるのが先か、食われるのが先か知らないがどの道苦しんで死んでいくのだろう。
小さな松の木の葉の上に、数匹の赤ゆっくりが乗っている。
どれも松の葉が体に刺さり、苦悶の表情を浮かべて死んでいる。
おそらく、子供が赤ゆっくりをここに投げて遊んでいたのだろう。
松の葉が刺さった場所からは餡が流れ出ていた。
ふと足元を見ると、子ゆっくりが二匹。
れいむとまりさの様だ。
二匹とも体中に松の葉を刺されて、小刻みに震えている。
生きてはいるようだが、二匹とも両目に大量に松の葉が刺さっている。
これでは仮に助かったとしても、野良として生活していくには困難だろう。
近くに親が見当たらないのは、子を諦めて何処かに行ってしまったか、
赤ゆと子ゆをこの状態にした者が持って帰って行ったのだろう。
ゆっくりは沢山増える分だけ外敵も多い。
アスファルトの上でカチカチに干乾びたゆっくりがある。
夏の風物詩になりつつある風景だ。
アスファルトやマンホールの上で、干乾びているゆっくり達。
うっかりなのか、学習してないのか、減る事はない。
中には死に掛けの物もある。
必死に身を震わせている物。
少しずつではあるが日陰を目指して進んでいる物。
通行人に哀願する物。
だが、人々はそれらを気にする事もない。
助ける者が居るとすれば、暇な愛護団体くらいのものだろう。
こいつ等が居る限り、蟻は餌に困る事はないだろう。
ゴミ捨て場の前に鎮座するボロボロの塊。
これはカラスに食べられたゆっくりの死体だ。
都会のカラスは最近はゴミを漁るのが少なくなったそうだ。
替わりにゴミを漁りにきたゆっくりを主食としているらしい。
総長に捨てられるゴミを目当てにするゆっくり。
それを目当てにするカラス。
ゴミ捨て場以外にも、公園の噴水等は格好のゆっくり狩場らしい。
水を求めてやってきたゆっくり達を同種の捕食種や、カラス等の鳥が待ち受ける。
都会で見られる食物連鎖だ。
場所によっては、ゆっくりのせいでカラスやネズミが殖えているところもあるそうだ。
都会のゆっくり問題はこれからも増えていく事だろう。
徒然あき