あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ内検索 / 「『ぶん♪ぶん♪ぶん♪』」で検索した結果
-
『ぶん♪ぶん♪ぶん♪』
本日何度目かの失敗、ゼロのルイズは春の召喚の儀式で周りから笑われながらも再度爆発を引き起こす。 他の生徒たちが飽きてあくびをし始めたころ、ルイズはとうとう召喚に成功した。 煙の中から現れたのは、人間ほどもある巨大な蜂だった。 「ルイズが成功したぞ!」 「ありえねえ!」 「ていうか何あの蜂! でかっ!」 感動に打ち震え名がら、ルイズはすばやく契約の口付けを行う。 三つの節になっているからだの真ん中、胸の部分にルーンが浮かび上がった。 蜂は怪我をしていた。 何かと戦っていたのか足が二本しかなく、羽根が痛んでいるのかその飛行もおぼつかない。 だがそれでもルイズはこの蜂をかわいがった。 自分の始めての成功。自分の始めての魔法。 その柔らかな体毛に顔を摺り寄せ、ルイズはうれしそうに笑った。 まあ... -
小ネタ-06
... ポケモン ……? 『ぶん♪ぶん♪ぶん♪』 ポケモン スピアー マリコルヌの日記☆抜粋 ポケモン ポッポ 『醜いアヒルの子』 ポケモン ヒンバス ポスタル2からポスタル・デュード召還 ポスタル2 ポスタル・デュード ゼロのリミックス ポップンミュージック 神様 ゼロのウンコ~ハルケギニアにソフトクリームってあったっけ?~ ボボボーボ・ボーボボ ソフトン ゼロの超インチキな使い魔 プロアクションリプレイ プロアクションリプレイ ページ最上部へ -
小ネタ
... ポケモン ……? 『ぶん♪ぶん♪ぶん♪』 ポケモン スピアー マリコルヌの日記☆抜粋 ポケモン ポッポ 『醜いアヒルの子』 ポケモン ヒンバス ポスタル2からポスタル・デュード召還 ポスタル2 ポスタル・デュード ゼロのリミックス ポップンミュージック 神様 ゼロのウンコ~ハルケギニアにソフトクリームってあったっけ?~ ボボボーボ・ボーボボ ソフトン ゼロの超インチキな使い魔 プロアクションリプレイ プロアクションリプレイ ページ最上部へ ま行 作品タイトル 元ネタ 召喚されたキャラ まじかる☆るいずん ねこねこソフトの『麻雀』 魔法少女判定の棒と魔法少女の服 マイケル召喚 マイケルジャクソンズムーンウォーカー マイケル・ジャクソン 本スレpart120-60 魔王(Erlkönig) 魔王(Erlkonig) 語り手、父親、息子、魔王 ルイズとペ... -
ぶんぶんぜろしんぶん
≪号外 文々。新聞≫ 『メイドは見た! 魔法学院の薔薇、気高く咲いて美しく散る』 先日未明、魔法学院二年生に進級した自称薔薇の君こと『青銅』のギーシュ・ド・グラモン氏が食堂で起こし、後に学院全体を巻き込んだ通称薔薇事件とその顛末を語る。 事の起こりは昼食後のデザートの時間にある。普段の様に級友と歓談していたギーシュ氏は、懐からあるものを落とした。彼と熱愛が噂される同級生の女子Mさんから貰ったといわれる彼女謹製の香水壜だ。それを拾った同級生の男子は、自身に恋人が居ない 僻みかその事を囃し立てたのだ。そこに現れたのがまたギーシュ氏との熱愛が噂される一年生のKさんだった。泣きながら説明を求めるKさんに慌てて言い訳をするギーシュ氏であったが、そこにMさんまで現れ、女子二人で口論を始めた事で事態がややこしくなった。 デザートの配膳中、現場近くでその様子を目撃した... -
斬魔の使い魔02
前ページ次ページ斬魔の使い魔 色々と騒がしかった儀式から一晩たった。 カーテンの隙間から射し込む日の光が、豪華なベッドで眠りにつくルイズと、床に敷いたシーツの上で眠っている男を照らした。 「……ん?」 ルイズの使い魔となった男――大十字九郎は目を覚ました。 ここは何処だろうか? 周囲を見回す。 見たことの無い石造りの部屋。 豪華そうな調度品。 まるでテレビで観た西洋のお城の一室のようだ。 自分は何故ここに? 首を傾げる。 そして唐突に記憶がフラッシュバックする。 ――ブラックロッジ! ――クトゥルー! ――ヨグ・ソトース! ――マスター・テリオン! ――デモンベイン! ――アル! 「――!? そうだ、アルは……ぐっ」 思わず上体を起こすが、全身に走る激痛に顔... -
ゼロのエルクゥ - 12
前ページ次ページゼロのエルクゥ ルイズは、夢を見ていた。 今日の舞台は、数年前まで住んでいた生家、ラ・ヴァリエール家の本宅。 「はあ、はあ……」 十ほども幼い姿の自分が、当時の自分の背格好からは迷路のようにしか見えなかった庭木の植え込みの間を、息を切らせて走っていた。 「ルイズ、ルイズ、どこに行ったの? まだお話は終わっていませんよ! ルイズ!」 後ろから、厳しい母の声が響き渡る。 ルイズはぎゅっと目を瞑り、必死に足を動かした。彼女の安息の場所に向かって。 そこは、広すぎる公爵家の屋敷の中で、住人達に忘れ去られた場所。 訪れる者は世話をする庭師だけになった、舟遊びをする為の大きな池。 池のほとりに繋がれた小舟の中が、優秀な姉達と違って魔法の出来ない自分が父や母に睨まれる事のない、幼いルイズの数少ない安心できる場所だった... -
ぜろ☆すた ポケットきゃらくた~ず-05
前ページぜろ☆すた ポケットきゃらくた~ず 「……ミス・カトレア……怪我は無い……」 「うん。タバサちゃんが守ってくれたから♪」 共に床に倒れ込む形となったタバサ・カトレアが、そんな会話を交わした。 「あの……、何か着る物って……」 「私の服でよろしければ」 「テファ、持ってきてあげてください」 上着を羽織っただけのキュルケに服を着せるべく、ティファニアはマチルダに依頼した。 こなた・ギーシュは揃って床の上でひっくり返っていた。 「え~っと……、あのさ……、私結構重要な事言ったつもりなんだけど……。ひょっとしてみんなあんまり興味無い?」 『あ』 ルイズの言葉に、こなた・ギーシュ以外全員が彼女に視線を向けた。 「さて、じゃあ聞こうじゃないの」 様々な料理が並べられた食卓。 「元に戻れるという、そのるいずんの説を……」 「あんたの態度は... -
大使い魔17-13
前ページ次ページ大使い魔17 だがだん♪ だがだんだがだん♪ 「大使い魔ー、ワーンセブーン!!」 オゥオオー オゥオオー 彼こそは~ オゥオオー オゥオオー 大使い魔~ワンセブ~ン 燃える真っ赤な太陽 ギラリ輝く装甲 見よ! 右手の虚無のルーン 風の唸りか雄叫びか~ イザベラ企画の大殺戮 立て! 要塞ワンセブン 防げる者は他になし オゥオゥオゥ オゥオオー オゥオオー 彼こそは~ オゥオオー オゥオオー 大使い魔~ワンセブ~ン 「大使い魔ワンセブンは、自らの意思を持つロボットである。ルイズを守るため、この世の邪悪と戦うのだ!」 第十三話「ヤンデレラ・ルイズ」 戦勝ムードに沸くトリスタニアの喧騒を、イチローと茂はとある店の屋根の上から見ていた。 「この世界で、ジローは家族を手に入れたのか……」 ... -
蒼炎の使い魔-01
前ページ次ページ蒼炎の使い魔 「大丈夫、大丈夫、必ず成功させる…」 ルイズは心を落ち着かせていた。 「サモンサーヴァント」 それはメイジにとって大切な儀式。 さまざまな幻獣を召喚させ、自分の使い魔にする。 出てきた使い魔によって自分の「質」が問われてしまう。 ある理由によって失敗を続けてしまう彼女は、 絶対に成功させると自分に気合を入れていた。 ルイズは深呼吸をして確かめるように、 それでいてゆっくりと術を唱えた。 しかし、出てきたものは幻獣でもなければただの動物ではなかった。 ポーン 始めに聞こえたのはハ長調ラ音の音 ルイズは音のなったほうをとっさに向く。 何かが一瞬燃えるような音がした後に「ソレ」は立っていた。 「ハアアアアアアアア…」 赤を基調とした服装。つぎはぎの体。 ギザ... -
鬼哭街/Zero-5 II-III
II/ その夜、ルイズはいつものように不機嫌だった。極秘任務だったはずなのに、あの憎き ツェルプストーの女とその友人が勝手に着いてきてしまったからだ。そして彼女らをさも 当然のように受け入れている濤羅にも腹が立つ。まして、彼女らのほうが——ありえない ことだが——自分よりも濤羅と打ち解けているように見えるなど。 もはや、懐かしの、そして憧れだった婚約者との出会いの喜びはとうに消えうせていた。 「おやおや、どうしたんだい、僕の可愛いルイズ。怒ってる顔もチャーミングだが、君に 似合うのはやはり笑顔だ。僕のために笑っておくれ」 心をくすぐる甘い言葉は、確かに男に慣れぬルイズには刺激が強い。常ならば、顔を赤 らめ恥じ入ってることだろう。ワルドからというのも大きい。しかし、それを許さぬのが 眼前の光景だった。 キュルケと濤羅の距離がずいぶんと近い。彼女... -
異世界BASARA-46
前ページ次ページ異世界BASARA 異世界BASARA-46 裏口からルイズ達が出て行った後、キュルケは今の現状を考えて溜息をついた。 「困ったわねぇ……予定が狂っちゃったわ」 状況は全く良くなっていない。相変わらず矢は降り注ぎ、いつ突撃されてもおかしくなかった。 「ギーシュのワルキューレに油を取って来させようと思ったのに、ああもう!何でいなくなっちゃうのかしら」 キュルケは額に手を当てて悪態をつく。 「キュルケ殿、油が要るのか?」 と、利家がキュルケの顔を覗き込みながら言った。 そして腰に付けた瓢箪を手に取り、キュルケに見せる。 「これじゃ駄目か?」 キュルケはそれを見てアッ、と声を上げた。 そうだ、利家はいつもこれで火を吹いていた。つまり引火性のある液体が入っているという事だ。 「あなたってやっぱり役に立つわね、じゃあ入り口に向かって中身を... -
ゼロの使い魔様は根腐れしてやがる!!-04a
前ページ次ページゼロの使い魔様は根腐れしてやがる!! 「土くれを捕まえようと言うものはだれもおらんのかぁ!!」 冒頭から大声を出して怒っているのは魔法学院の最高責任者 オールド・オスマン その怒気にあてられても萎縮するばかりで教師陣は自ら動こうと言う気概のある者はいなかった 「・・・まったく・・・情けないわい」 職員室にオールド・オスマンのため息が響いた 話は前日の夜までに遡る その日、ルイズは魔法の練習を本塔近くで練習していた 「いやぁ、がんばるねぇ」 「ふん、とぉうぜんよ!!」 そこに現れたのはみなさんご存知、根腐博士 手には何かを持っていた。 「・・・それ何?」 「かき氷、がんばっているルイズ君、ご褒美にプレィゼントォ!!」 「ふ・ふん・・・貰ってあげない事も無いんだからね」 まるでツンデレの鏡のごとくそっ... -
コマンドー01:ゼロのマサル
【ご注意】 これから始まるSSは やけに良識ぶった方、くそまじめ野郎、 いい子ぶりっこは見る必要なし!! あと批評は断る!! サクシャの父 いよいよ今日からハルケギニア魔法学園の生徒達は、使い魔を得ることになった。 勿論、今こうして、学園の庭で召喚を試みようとしている少女も同じだ。 どういうわけか今まで魔法という魔法を一度も成功させたことのない彼女にとって、 進級試験もかかっている分、この千載一遇のチャンスを逃すわけにはいかない。 何より、使い魔は一生の問題。せっかくなら、最高の使い魔と契約したい。 例えばまかり間違ってガンダールヴなんぞを召喚しちゃえば、 ファーストキスから始まる二人の恋のストーリーなんかが始まっちゃうかも... -
大使い魔17-02
前ページ次ページ大使い魔17 だがだん♪ だがだんだがだん♪ 「大使い魔ー、ワーンセブーン!!」 オゥオオー オゥオオー 彼こそは~ オゥオオー オゥオオー 大使い魔~ワンセブ~ン 燃える真っ赤な太陽 ギラリ輝く装甲 見よ! 右手の虚無のルーン 風の唸りか雄叫びか~ イザベラ企画の大殺戮 立て! 要塞ワンセブン 防げる者は他になし オウゥオゥオゥ オゥオオー オゥオオー 彼こそは~ オゥオオー オゥオオー 大使い魔~ワンセブ~ン 第二話「最終兵器! 汝(なれ)の名はグラビトン!」(ノコギリロボット登場) 「朝~、朝~、寝坊は美容の大敵ぃ~~。ルイズちゃん、オハヨ~」 珍妙な目覚ましコールでものの見事に目が覚めたルイズは、前に突き出した両腕を上下にフリフリさせているロボターを見て、自分がワンセブンを召喚... -
小ネタ-04
た行 作品タイトル 元ネタ 召喚されたキャラ ゼロの猟犬 タイタス・クロウの帰還 ティンダロスの猟犬 ダイハード・ゼロ ダイハード ジョン・マクレーン 零魔法峠 大魔法峠 田中ぷにえ 使い魔ゼーロ 太臓もて王サーガ 百手太臓、阿久津宏海 コンプレックスとアレルギー ダ・カーポ 芳乃さくら 流星の双子 外伝 -加速×加速- DARKER THAN BLACK 流星の双子 バーガーさんことゴラン 戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー 第0話「ゼロの使い魔」 戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー スタースクリーム ダーティー・ルイズ ダーティハリー S W M29 ゼロの使い悪魔 ダブルクロス “ディアボロス”春日恭二 たのしいトリステイン 第一話~わたしがルイズです~ たのしい甲子園 たのしいトリステイン 最終回~伝説そしてさらばルイズさん~ たのしい甲子園 ターミネーター... -
魔法少女リリカルルイズ08
前ページ次ページ魔法少女リリカルルイズ 自分の部屋である学院長室でオールドオスマンはミスタ・コルベールの書いたルーンのスケッチを見ていた。 両の眉をよせ、髭をしごきながら唸っている。 「うーーーーむ」 大変真剣だ。 さっきまでミス・ロングビルに破廉恥な行いをした報復として激しい折檻を受けていた人物とは思えない。 そのミス・ロングビルは席を外してもらっているのでこの部屋にはいない。 この件は秘書に聞かせるには少し重大だ。 「ふむ、それでミスタ・コルベール。君はこのルーンからミス・ヴァリエールの使い魔を伝説の使い魔・ガンダールヴだというのかね?」 「はい、これに記された物と全く同じルーンです。間違いありません」 「ふーーーむ」 オールドオスマンは再び唸り声を上げる。 伝説の使い魔・ガンダールヴに付いての記述がある書物は極めて少ない。 ... -
萌え萌えゼロ大戦(略)-08
前ページ次ページ萌え萌えゼロ大戦(略) 「『アンロック』!」 ピンクブロンドの落ちこぼれ令嬢が唱えた失敗魔法の爆発、そしてそれに続く使い魔の ガーゴイルが撃った本塔を貫くほどの銃撃――厳重な『固定化』と『強化』をかけられ、 連日の『錬金』でも太刀打ちできなかった宝物庫の壁があっけなく崩れ、穴が開く。 「なっ……? 何なのあの魔法、それにあの銃。私でも手に負えない頑丈な宝物庫の壁を破壊するなんて」 ふがくとロレーヌの決闘が行われている場所から少し離れた物陰で、翠の髪の女が 目の前の現実に驚愕の表情を浮かべていた。 「――何はともあれ、これはチャンスね。あの大きさの穴なら十分通れるわ……」 ずいぶんと運が向いてきたじゃないか――薄く笑みを浮かべた翠の髪の女、フーケは 全員が状況を理解する前に行動を起こす。『錬金』で30メイルのゴー... -
ゼロの看板に偽り有り-03
前ページ次ページゼロの看板に偽り有り 旋風が渦巻く。 烈風が奔る。 「雪風」のタバサが操る雪よりも冷たく北風よりも鋭い風が、宮殿の絨毯を切り裂いて襲い掛かった。 けれど、それだけだ。 研ぎ澄まされたエアカッターも、岩すら砕くエアハンマーも、魔法の障壁に阻まれて憎き仇敵までは届かない。 ガリア王ジョゼフ。 両親の仇である偉丈夫はタバサをここヴェルサルティ王宮へと呼び出すと、自分を倒してみろと挑発した。 玉座に座したまま、この叔父が憎ければ殺してみろ、とその口で言ったのだ。 その言葉にタバサは表情を変えないまま激昂した。 空気すら灼熱させそうな怒りを最強のスペルに乗せて解き放ち―――そして受け止められた。 それから矢接ぎ早に放った全ての攻撃が、尽く防御されてしまっている。 時にルーンが浮かび上がる光の魔法陣が、時にタバサの魔法以上に強力な... -
スクライド・零-15
>>back >>next そのころ、 「コイツはずいぶんと反逆のし甲斐がありそうな相手だな、おい」 大胆不敵にニヤリと笑うと、カズマは高さ30メイルほどもあるゴーレムに突き進んでいた。 「ちぃっ、忌々しい壁だね」 ゴーレムの肩に乗ったフードの人物、すなわちフーケは、 本塔の壁にかけられた固定化の魔法に己の見通しが若干甘かったことを思い知らされた。 事前の下調べで錬金が通用しなかったため、 ゴーレムで力任せに破壊する方法をとったというのに それですら破れないほど強力な固定化とは予想外のことである。 『スクエアクラスのものを複数かけている?』 そう考えざるを得ない。 圧倒的大質量のこのゴーレムで殴っていれば、その内崩せるかもしれないが 今現在品評会に参加している連中が避難してしまえば衛兵が来るのは時間の問題だ。 『潮時を間違... -
ゼロと疾風-06
前ページゼロと疾風 ゼロと疾風 買い物 後編 トリスタニア、トリステインの王都。王城をはじめ白い石造りの建物が目立つ美しい街。 ルイズとチップは瀕死(?)状態のギーシュを医務室に運んだ後、この街にやってきた。 「チップ、あんたいったいどんな体力してるのよ!」 ルイズはウマに乗り、チップは走ってきたのだ。その自分の脚で。ルイズのウマよりも速かった。 「すべては修行の成果ってやつだ」 「・・・今日は疲れているからもう突っ込むのやめよう」 まさか、キュルケがあんなに怖いなんて思ってもいなかった。 「そういやルイズ、買い物って言ってたけど、何を買うつもりだ?」 「医学関連の本とかよ」 「Why?」 「私たちの世界だと、怪我や病気の治療は水系統の魔法で何とかしいてるの」 そういえば、ギーシュの傷も直に治っていた。決闘から2日後にはチ... -
サイン・オブ・ゼロ
ルイズが召喚したのは、やたらと小さい、ぷにゅぷにゅとした白いネズミだった。 大見得を切った挙句、何十回という失敗の末、やっと出てきた使い魔がコレとは…… しかしこの魔法魔術学校の学長であるオールド・オスマンも、ネズミを使い魔にしているのだ。 みんな内心しょぼいと思いながらも、口に出して言うことはなかった。 さて暴れるネズミのコントラクト・サーヴァントを済ませたところで、はたとルイズは気がついた。 てゆーか、ネズミって空飛ばないわよね? だがこの白いネズミは、背中にある指先ほどの大きさの羽を使って、器用に飛んでみせるのだ。 そして気づいたときには、教科書をがりがり齧っていた。 「ってコラ何やってんのよこのバカネズミーッ!?」 「ガガガーッ!?」 何とか引っつかんでそのまま窓の外へと放り投げる。そしてはたと気づいた。 てゆーか、ネズミってガガガ... -
黒くて、でかくて、硬い使い魔
ルイズは召喚された『それ』を見ていた。 「なんなんだろこれ?」 周りのギャラリーは『それ』の正体が分からないので反応に困っている。 ルイズもこんなものは見たことも無い。 召喚された『それ』はルイズの前で僅かに上下している。 『それ』をなんと表現したら良いのだろうか。 変で、黒くて、でかくて、ずいぶんと硬そうだ。 「とりあえず触ってみようかしら」 ルイズは恐る恐る『それ』に触ってみた。 ルイズが触ると『それ』はピクっと反応した。 「すごーい・・・生き物みたい・・・それに不思議な感触・・・柔らかいようで固いようで・・・」 それにルイズの目の前に現れた『それ』は微かに熱を帯びている。 「とりあえず、よく分からないけど・・・契約しないとね」 ルイズは小さい声で呪文を唱え『それ』に接吻した。 すると、『それ』は更に熱を帯び動き出した。 ... -
使い魔E
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは数日前に変な男を召喚した。自称宇宙人(宇宙人って何よ)そのうえ記憶喪失。何度も先生にやり直しを求めたが、結局やり直しは認められずに、この男と契約を行った。 なんだかんだで、この男に振り回されながらも普通の日常が流れていた。しかし、突然彼は「難題を抱えている」と私に話しかけてきた。その表情がとても真剣だったので、偶然近くにいたキュルケとタバサも一緒に聞いてもらうことになった。 「これから話す出来事が、果たしていい事か、悪い事か三人に判断してもらいたいんだ」 「わかったわ、とりあえず話してみなさい」 「ある人が食堂でデザートを運んでいました」 「はぁ?あんたじゃないの?それ」 「そのある人は記憶喪失で身寄りもなく、その上、まな板娘の使い魔でした」 「誰がまな板娘よ!!!というかあの人ってあんたでしょ!!?絶対!!!」 「... -
蒼炎の使い魔-13
前ページ次ページ蒼炎の使い魔 ギーシュからの(謝罪の為の)呼び出しを受けたルイズは、以前カイトが戦った広場に来ていた。 「遅いわねえ…」 ルイズが苛つきを隠せない表情でそういった。 ちなみにその頃カイトは何をしていたかというと… 「おいしいですか? カイトさん♪」 「…ハアアアアアアアア」 「それは良かったです」 すっかり慣れたシエスタから食事をご馳走してもらっていた。 ちなみにルイズはその事を知らない。 カイトがデルフを使い、「用事がある」と告げただけだったのだ。 ルイズもまさか女の所へいくとは考えなかったのだろう。 何せ、以前言いつけられた『キュルケに近づくな』をしっかりと守っているのだから。 …もっとも、キュルケから近づいてきた場合はどうしようもないのだが。 異性に関する認識などカイトはよく分からないよう... -
虚無と金の卵-09
前ページ次ページ虚無と金の卵 時間は、キュルケ達の出発前に遡る。 ロングビルが準備を整えるまでの間、ルイズ、キュルケ、タバサ、ウフコックの三人と一匹は、オスマンの指示で学院のすぐ外の草原で待機することとなった。 まさに快晴。草原は見渡す限り平和そのもの。だが刻一刻と時間は減り行く。 宝物を手に入れたフーケは逃げる算段など当然打っているだろう――ルイズは苛々とロングビルを待つ。 そんな折、ルイズの肩に乗ったウフコックが口を挟んだ。 「ルイズ……いや、キュルケ、タバサもだ。我々だけで話がある」 「何よウフコック、止める気?」 やれやれ、とウフコックは肩をすくめる。 「止められるのならばな。だが聞き入れてはくれないだろう?」 「わかってるじゃないの」と、ルイズは強気に応じる。 「ま、それは俺もわかっている。だから... -
お絵描き掲示板/お絵かき掲示板ログ/4
「やさしい貴族に私はなるのだ!」 執筆詰まっててムシャクシャしてやった。たぶん反省している。 -- 煉獄さん (2007-09-30 23 51 11) 吹いたwww -- 名無しさん (2007-09-30 23 54 57) ふいたwwふざけんなwwww -- 名無しさん (2007-10-01 12 28 28) ちょwwww -- 名無しさん (2007-10-01 13 32 51) 違和感ねぇw -- 名無しさん (2007-10-01 14 24 44) ヤベえwwwww祈祷書が本かwwwwあれ・・・・それだとサイトが魔物じゃないとおかしい・・・wwww -- 名無しさん (2007-10-01 17 43 59) お茶吹いたwww -- 名無しさん (2007-10-01 19 12 17) うけたwww -- 名無しさん (2... -
High cost of zero-2
前ページ次ページHigh cost of zero 「もう……本当に何なのよ。」 自室に戻ってからからルイズはずっと頭を抱えていた。 あの後コントラクト・サーヴァントの儀式でも一悶着あったのだ。 コルベール先生がディディの左手に現われたルーン文字とあのペンダントに興味を示したのだ。 そしてディディ自身にも、見覚えがあるような気がするが、どこかでお会いしましたか? とも。 それで……ディディはなんて答えたと思う? 「あら先生、その口説き文句は少し古いわ。」 ああ、思い出しても鬱になる。ギーシュじゃあるまいし、言葉の意味を曲解しすぎだ。 いつもなら怒り出すところだったが、あの場ではその気力もなかった。 「悪夢だわ……。」 「それはお気の毒に。でも安心して。弟の名にかけて、どんなに恐ろしい夢でもいつかは覚めるわ。」 「なら覚めるぶん悪夢の方... -
エデンの林檎 十三話
back / next 十三話 『ええい、なら死ぬまでミカンを食ってろ!』 ワルドが金を出すといっていたが、それを無視してシエスタの意見を参考に宿を選ぶ。 染髪剤で髪の毛を染め、その宿での部屋割りを決める。 「ルイズは僕と同じ部屋で良いかな?」 「え? ワルド様、いくら婚約者でも婚前にそれはダメですわ」 「ん、そうかな?」 「ええ、女性二部屋、男性一部屋で二人ずつ取りましたからそれで」 「そうれもそうだね……ならルイズ、後で二人で話がしたいんだが」 「ええ、それなら後で」 二階のテラス、ルイズとワルドはワインで乾杯をする。 「本当に久しぶりだね、ルイズ。昔はかわいい女の子だったが今の君は本当にきれいだ」 「あら、お世辞がうまいのね、ワルド様」 「いや、正直なところだね、何と言うか染み出すような何かが今... -
ゼロの工作員-06
前ページ次ページゼロの工作員 昼のラッシュで忙しい食堂の台所。 トントンと規則正しく野菜を刻む音、フライパンとお玉がぶつかり、肉が焼ける音、 野菜をザルに入れ水を流す、葉を手で千切る、沸騰したやかんが音を立てる、 スープがぐつぐつと煮える、料理をトレーに載せて運ぶ足音がリズムを刻む。 フリーダはルイズと共に片づけを終わらせ、食堂へ来ていた。 彼女とは再び分かれ、賄い飯を食べ、そこでシエスタと出会い談笑している。 今日の天気に街の流行、魔法や外国のこと。 どれもたわいのない話だが、フリーダにはどんな話しも新鮮だった。 ・ ・ ・ 「貴族に頭を下げなくていい国から来たんですね。いいなぁ。ゲルマニアですか?」 シエスタが大皿からサラダを小皿に移しながら訊ねる。 「ゲルマニア?」 ... -
ゼロの黒魔道士-31
前ページ次ページゼロの黒魔道士 裸のお姫様なんて、影も形も無いねって、アニエス先生と目で会話したんだ。 「む?――ゲホゲホッ」 「……アニエス先生、大丈夫?」 アニエス先生が突然咳きこんだんだ。 「――何ともないぞ。うむ、少々風邪気味だったかな?」 「大丈夫?アニエス先生?……モンモランシーおねえちゃんも……???」 なんか、モンモランシーおねえちゃんも顔が真っ青だったんだ。 ……風邪でも、流行ってるのかなぁ? 「え?え、い、いえいえいえいえ、私は大丈夫よ?私は。 あ、あの、アニエスさん、でしたかしたら? 風邪気味ならば、無理をなさらず、医務室に行かれては――」 「――ふむ、そうだな、慣れぬ仕事が続いたことだし、一度診てもらうか」 ……アニエス先生、大丈夫かなぁ? 顔、合わせてくれないけど…… ―ゼロの黒魔道士― ~第三十一幕~... -
スナイピング ゼロ-03
前ページ次ページスナイピング ゼロ その轟音は、トリステイン魔法学園の全体に響きわたった。精神力の流入によって爆発した石コロが、目の前に立っていた ルイズとシュブルーズを凄まじい勢いで黒板に叩き付けた。 さらに無数の破片となった石コロが、辺り一面に飛び散った。生徒達は机の下に隠れていたので無事であったが、立っていた セラスはモロにジャストヒット。まるで巨大な狼に正面から体当たりされたかのように吹っ飛ばされ、後ろの壁に叩き付けられた。 「だから言ったのよ、ルイズにやらせるなって!」 「もう、ヴァリエールは退学にしろよ!」 「僕のラッキーが蛇に喰われた、ラッキーが!」 教室が阿鼻叫喚と化している中、セラスは立ち上がった。目の前の状況に頭が追いつかず、周りを見つめる事しか出来ない。 頭や口から血を流しながら、使い魔達が暴れている姿をただ呆... -
ゼロのペルソナ-12
前ページ次ページゼロのペルソナ 月 意味…裏切り・徐々に好転 祝宴があった次の日の朝、ニューカッスル城の地下にある鍾乳洞の港は、人で埋め尽くされていた。 彼らは疎開する人々たちで、その中に完二たちも混ざっていた。 キョロキョロとキュルケが視線をめぐらせている。 「ルイズは?」 「ワルドと結婚式挙げるんだとよ」 「この状況で?本当に何考えてるのよ、あの子は……」 「ワルドがウェールズに仲人やってもらいたいからとか言ったらしいぜ。帰りは二人でグリフォンに乗って帰るらしい」 「カンジはー、出席しないクマか?使い魔でしょうに」 「別に出たかねえよ。つか、グリフォンも三人はキツイんじゃねえの?」 キュルケがニヤっと一笑いして、完二の腕に抱きついた。 「ねーえ、あなた勝手に結婚しちゃうような薄情なご主人さまはほっといて、わたしの使い魔にならない?」 「... -
割れぬなら……-11
前ページ次ページ割れぬなら…… 「ソウソウ!」「ダーリン!」 修理が終わって間もないドアを蹴破り、2人の少女が曹操の執務室に押し込んできた。 しかし、そこに曹操の姿は無かった。 1人黙々と書類の整理をしていた副官は、まるでこの世の終わりが来たかのような顔をした。 「久しぶりねシン。元気そうで何よりだわ。 ところで、ソウソウと爆死、どっちが良いかしら?」 ルイズは実に爽やかな笑顔で副官に杖をつきつけた。 「貴方が副官さん? いつも噂を伺ってるわ。 ところで、メガネと釣り糸、どっちが良いかしら?」 キュルケは実に爽やかな笑顔で釣り糸に針を結んだ。 その時、副官は自身の死期を悟った。 ……気の毒な事に、彼は曹操の居場所を知らない。 宮殿にある小部屋の一つで、リッシュモンは落ち着かない様子でふらりふらりと足を動... -
特攻野郎0チーム
ベトナムで鳴らした俺たち特攻部隊は、光る鏡をくぐって異世界に召喚されたが、 魔法学院を脱出し地下に潜った。 しかし、地下でくすぶってるような俺たちじゃあない。 筋さえ通りゃ金次第でなんでもやってのける命知らず、 不可能を可能にし、巨大な悪を粉砕する、 俺たち特攻野郎0チーム! チャーッチャッチャー チャッチャーチャー チャラチャーラチャッチャー チャーラチャラーラー 俺はリーダーのジョン・スミス大佐。通称“ハンニバル”。奇襲戦法と変装の名人。 俺のようなガンダールヴでなけりゃ、百戦錬磨の兵どものリーダーは務まらん。 俺はテンプルトン・ペック。通称“フェイスマン”。自慢のルックスに、女はみんなイチコロさ。 ハッタリかまして、水兵服から零戦まで、何でも揃えてみせるぜ。 よぉ、お待ちどう!俺様こそマードック。通称“クレイジーモンキー”。風竜使... -
るいずととら-3
>>back >>next 結局、失神していたルイズは朝食を食べ損ねた。胃が痛んでいるのは、必ずしも朝から食べ物を口にしていないせいだけではないだろう。 (とらのやつ……なにか仕出かさなければいいけど) 時間を見つけてコルベール師のところや図書館に行き、珍しい幻獣について調べてみようと心の中でルイズは誓った。 少しでも「アザフセ」の生態が分かれば、食事についても対応できるかもしれないし、上手くすれば自在にとらを従えさせることさえできるかもしれない。 はかない望みではあるが、ルイズに出来ることといえばそれぐらいだ。 せっかくとらが人語を解するのだから、もっといろいろな話をとらに聞いてみればいいものである。 しかし、ルイズはとらの前に出ると恐怖でどもってしまうのだ。(あったとしてだが)主人の威厳を考えると、口は軽々しく開かないほうがいいだろう。 ... -
三人04
前ページ次ページ三人 「へやー!」 「あゆむちゃん、いくらなんでも今すぐ魔法が使えるようにはならんと思うよー」 「私もそう思うなあー」 召喚されて以来何かに目覚めた大阪は、毎日欠かさず自分なりの魔法の練習を始めた。 魔法が存在する!たった一つの事実が、大阪の頭をいい感じに揺さぶってしまったからだ。 …魔法の使えない大阪の自己流トレーニングに何の意味があるのか。 それは本人にすらわからないに違いない。 「あきらめたらそこで試合終了やねんでー。へやー!」 「そ、そうね。諦めたらそこで終わりよ!たー!」 その大阪の様子に不幸にも感銘を受けてしまったルイズが、これも欠かさず魔法の練習を始めてしまう。 ルイズの魔法は大阪とは違い、爆発という失敗の結果だけはしっかり残してゆく。 今日は不幸にも、宝物庫の壁が犠牲になったようだ。 土くれのフーケが、その千載一遇のチャ... -
使い魔を使う使い魔-04
レッドがルイズに吹っ飛ばされているのと同じ頃、 一匹の生き物が暗い空をぐるぐると旋回していた。 「~♪ ~♪ ~♪」 彼女の名はシルフィード。ルイズのクラスメイト、 キュルケの友達である雪風のタバサが召喚せし、今は絶滅したと ハルケギニアに伝えられる、美しく幼い『風韻竜』であった。 彼女は己が主人であるタバサの部屋の外側で、綺麗な鼻歌を交えながら 実に楽しそうに飛び回っていた。 もうなんか、地上を転がるように空中で転げまわって見せたり、 その場でスクリュー回転して見たりと……大きな体に反し、器用な奴である。 タバサは部屋に篭ってなにやら難しい本を読みふけっていた。 「…………」 が、突如として窓を全開し、見境なくびゅんびゅん飛び回る シルフィードに対し、無表情に手招きした。 シルフィードは弾丸のように回転しながら... -
力持ちの使い魔
それはまあ、ちょっとしたことからだったのかもしれない。 トリステイン魔法学院で、毎年行われる使い魔召喚の儀式。 この時、ちょっとばかり予定外のことがあった。 サモン・サーヴァントを行う生徒たちを指導するのは、なかなかに〝健康そうな〟こんもりとした中年の女性教師。 赤土の二つ名を持つこの女性教師、名前をシュヴルーズという。 本来、コレは彼女の仕事ではなかった。 担当するはずであったコルベールは、先日自分のラボで事故を起こし、腰を強打してしばらく動けなくなってしまった。 このため、わりかし暇だった彼女が代役をすることとなったのだ。 儀式は順調だったのだが、最後の最後で面倒なことがあった。 ゼロのルイズといわれる女子生徒。 この生徒がまあ、出来が悪いこと悪いこと。 そう難しいものではないはずのサモン・サーヴァントを何度も失敗し、その度に爆発を起... -
大使い魔17外伝-02
前ページ次ページ大使い魔17 ちゃちゃんちゃちゃんちゃちゃんちゃちゃんちゃんちゃんちゃーちゃん♪ たかったたんたんたんたんたん♪ ばっばん♪ スイッチ・オン 1、2、3!! 電流火花が 身体を走~る~ ジロー チェンジ キカイダー ガリアン・エルフ迎え撃て、人造人間キカイダー チェインジ、チェインジ! ゴー ゴゴー ゴー ゴゴゴー!! 第二話「千両役者達に乾杯」 ガリア王都、リュティスの裏通りにある立ち飲み酒場。 クリームリキュールを飲んでいたジローは、後ろから声をかけられた。 「ジロー・トリステイン殿下ですね」 ジローが振り向くと、そこには一目で騎士と分かる格好のメイジたちがいた。 「何の用だ?」 「……訳は後でお話します。今は黙って我々に同行してください」 「……」 リーダー格と思われる男を警戒したジローは、チ... -
ゼロと桃色の魔法使い-01
ゼロと桃色の魔法使い 一話 その日、急いで部屋のドアを開けたらでっかい鏡があった。 大きなお腹を抱えた妹は鏡の中へ消えていく姉を引きとめようと手を掴んだが、結局彼女は鏡の中へと消えてしまった……。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― 「宇宙の果てのどこかにいる私の僕よ! 神聖で美しく、そして強力な使い魔よ! 私は心より求め、訴えるわ! 我が導きに、応えなさい!!」 もう百度も繰り返された呪文。空では星が輝き始め、いつものように爆発が起きたが、煙の向こうに影が見える。 「やった!成功したわ!」 しかし……煙が晴れた先に居たのは……… 「ここどこー?麗ちゃーん?あれー?おかしいなー。さっきまで家に居たはずなのに………」 少しとぼけた表情をした女が一人。服装は制服に見えなくも無いが、きっと平民だろう。 顔は結構な... -
ナイトメイジ-28
前ページ次ページナイトメイジ ルイズが絶望と悲嘆に暮れ、頭を抱えて床に跪き、おまけにごろごろ転がって、やけ食いもちょっとばかりした何日か後のこと。 この日もルイズは自室で始祖の祈祷書を広げて 「うーん、うーん」 唸っていた。 別に何回も見ていれば読めるページが増加してくれるんじゃないかと期待しているわけではない。 とゆーか、それはもう済ませて無駄だとわかった。 では、何をしているかというと詔を作ろうとしているのだ。 トリステインの王室には結婚式の際、1人の巫女を選出し、その巫女に始祖の祈祷書を手に詔を唱えさせるという伝統がある。 そのためアンリエッタの結婚が迫った今の時期、祈祷書は誰にでも貸してよいというものではない。 そこでルイズを巫女に指名した上で、彼女に祈祷書を貸与したのである。 さて、この祈祷書、ルイズ以外の誰が見ても白紙である。 なら詔はどうす... -
使い魔は鉄拳王-06
前ページ使い魔は鉄拳王 鉄拳6 教室へ着くとルイズは席につき、平八は教室の一番後ろの壁に腕を組み寄りかかる。 周りの生徒と言い合っているルイズを見た後、軽く周囲を眺めた。 周りには様々な使い魔がいる、蛇に今朝みたサラマンダー、あれはドラゴンか? 窓の外に青くて大きいドラゴンが飛んでいる。前に見たドラゴンより大きいが温和な生物のようだ。 ここに居る使い魔はおとなしい。使い魔の契約をすると、凶暴な生物もおとなしくなるのか?ならばこれをオーガに利用出きるかもしれん。 だが、わしは魔法など使えんしこれは保留だな。 次に生徒達をみてみると、今朝、話しかけて来た女に、あれは…ずいぶんと小さい女だなルイズより小さいがこの学校は実力主義なのかもしれんな。 教壇に中年の女が現れた、おそらく教師なのだろう、一旦教室が静かになる 「皆さん。春の使い魔召喚は、大成功の... -
護り手たる使い魔
万を超える刃が彼に襲いかかる。 しかしそれを彼は盾で受け流し、左手に持つ剣で払い、身に纏う鎧にて受け止める。 仲間達を護ることが自らの役目であったが、 常に戦う理由は何かを得るためだった。 だがハルケギニアの地に喚び出されてから彼は始めて何かを護るため戦うということが、 その理由が出来た。 そしてまた彼に無数の刃が襲いかかる。 しかし彼は見事な剣捌きでのその凶刃を受け流す。 メイジがいたのかそれともマジックアイテムを持つ者でもいたのか、 炎の弾が、氷の塊が、岩の槍が襲いかかる。 だが彼の持つ剣は伝説の魔剣。 その全てを受け止め、そして打ち消す。 護りに徹していればそこに攻め手を見いだすことが出来る。 彼は右手に持つその大きな盾を振りかぶり目前にいた相手に振り下ろす。 何もかもを吹き飛ばす様な轟音共に振り下ろされたそれは哀れな敵兵を挽肉の塊へと変える。... -
使い魔は鉄拳王-02
前ページ次ページ使い魔は鉄拳王 いきなり老人が叫び、ルイズ達は耳を塞ぎました。 叫んだ後、老人は周りの異変に気付きました。それは何処かの病院のような施設に自分が居る事です。 ふむ、誰か親切な者がわしをここに運んだのだな。一様、礼はしておくか。 老人の前に、ピンクの髪の少女が居る。 「娘、お前が、わしを手当てしてくれたのか?」 老人は尋ねました。ルイズは耳の無事を確認した後に老人に怒鳴ります。 「ちょっと!あんた、私の鼓膜を破る気!?」 目の前の少女は怒っているようだ、たぶん、わしの寝言がうるさかったのだろう。 しかし、この娘は日本人ではないな、あの頭が寂しい男に医師らしき男も日本人に見えんな? 「娘よ、すまんな。」 老人の謝罪にルイズは落ち着きました。とりあえず自分が呼び出した事など色々教えておかなくては。 「あなたを呼び出したのは私よ!それに傷は高価な... -
ナイトメイジ-05
前ページ次ページナイトメイジ 宝物庫に集まった教師達を見て学院長のオールドオスマンは軽く頭痛に襲われていた。 学院の宝物庫が破壊され、あまつさえ秘宝「破壊の杖」が奪われるという非常事態において、彼らが何をしているかと言えば責任の追及である。 責任という意味においてはオールドオスマンも同じだが、このまま不毛な言い争いを続けるままにしておいても問題の解決にはまったくつながらない。 オールドオスマンがため息をついて、渇を入れるために杖で床を叩こうとしたとき、教師達の後ろのから言い争いとは別のざわめきが起こった。 「はいはい。ちょっとどいてくださいね」 教師達の間をかき分けかき分け、も一つかき分けて出てきた、おそらくは外国人であろう見たことのない女性は宝物庫の中を見ると、誰もが耳を押さえたくなるような大きな声で叫んだ。 「な、な、な、何ですか!!!これは!」 叫んだ後は... -
ゼロの使い魔様は根腐れしてやがる!!-04b
前ページゼロの使い魔様は根腐れしてやがる!! 「こ・・・これが学園の秘宝・・・破壊のヒトって・・・」 ルイズ一行の目の前に鎮座するは学園の秘宝中の秘宝『破壊のヒト』 「・・・ってそのまんま人間じゃないのよぉ!!」 ルイズが大声で叫ぶのも無理は無い その姿、筋肉隆々とし、徹底的に鍛え上げられたモノだと素人でもわかる 「なかなかいい男じゃない」 彫の深い、丹精に整ったバタ臭い顔立ち そしてよく似合う赤で染め上げられた衣装 「・・・眉毛・・・太い 聞いた特徴と一致している」 伸ばした金髪よりも激しく主張する黒色のふと眉毛 「「「これが『破壊のヒト』なの」」」 破壊のヒトと呼ばれた謎の青年は状況をよく理解してないのかにこやかに手を振っていた 「と、とりあえず回収して一旦体制を・・・」 ルイズが喋り終わらない... -
ときめきメモリアル0-9
最近はギーシュと一緒にいることが多い。彼女の部屋に訪れて、他愛もない会話を重ねることがなんだか楽しくて仕方なかっのだ。 少女としての視点から語られるギーシュの生活模様は、小気味良いユーモアに溢れていて、いくら聞いても飽きることはなかった。 「そしたら、マルコリヌが言ったのよ。もし、卒業の日に、伝説の木の下で、二人の淑女から告白を受けたらどうしようって……」 彼女は身振り手振りをしながら、熱っぽく語った。たぶん、アルコールが効いているのだと思う。 床には空の瓶が三本転がっている。さっきまで、ワインが詰まっていたのだけど、ぼくとギーシュで全て飲み干した。 「だから、言ってやったの。鏡の前に立ってごらん、そんな悩みはすぐに解決するさ、ってね」 ギーシュがころころと笑った。 「あー、可笑しい。その後、マルコリヌとは取っ組みあいの喧嘩になっちゃったけどね」 ぼくもお腹... -
ゼロの大統領ルイズ変 メタルウルフルイズ
強烈な閃光。それが私が見た最後の光景だった。 この日、ハルケギニアの地図上からトリステイン魔法学院は文字どうり消滅した。 ゼロの大統領ー完 「ってそんなのあるかー!」 と、ベッドから飛び起きそのまま転がり落ちるルイズ。 「きゃんッッいたた・・・あれ?」 辺りをキョロキョロ見回すルイズ。 「やっぱり夢?そうよね!夢よね!夢かーって何の夢だっけ?まあいいわ それより明日は大事な使い魔召喚の日だから早く寝なくっちゃ!」 そう言って再びベッドに潜り込みすやすやと寝息を立て始めるルイズ。 だが彼女は、夢は夢でも正夢だったと分かるのはそれから数時間後の事だった。 「宇宙の果てのどこかにいる、私の下僕よ!強く、美しく、そして生命力に溢れた使い魔よ! 私は心より求め、訴えるわ。我が導きに応えなさい!... -
使い魔大作戦!-4
使い魔大作戦! ハルケギニアレポート 3 その日、ルイズは機嫌が悪かった。 原因は言わずもがな、自分が呼び出してしまった使い魔のことでである。 彼女がサモンサーヴァントで平民を呼び出したことは学院内では周知の事実となり 行く先々で笑いの種にされているのである。 そしてついさっきも今、となりを歩く自分よりも数段、技術も身体つきも上の クラスメイトにからわれていたところであった。 「あんまり怒らないでよぉ、ルイズぅ、ちょっとした挨拶じゃない」 「ずいぶん悪意のある挨拶もあったもんね、キュルケ?」 「あんまりイライラしてると、ますます胸がなくわるわよん?」 「なるか!大きなお世話よ!」 「小さい胸だけにねー」 「――――――っ!」 「・・・・・」 曰く愛情の裏返しな軽口をたたくキュルケに、きぃー!っと身体全体で怒りを表現す... -
お絵描き掲示板/お絵かき掲示板ログ/89
流血描写なんですけど、、、ジャンガさんの狡賢い計算高さが煌めいていました!しかも、、しかも!!ジョーカーさんまで!!一番好きなコンビです!!ジャンガさんを、ちゃん付けできるほどの猛者の彼まで物語に乱入してくるなんて、、、これからの物語が楽しみです!!そのうちガーレンさんまで来そうで怖いですね!!!! -- 支援! (2008-09-10 22 30 38) 本性出した時の喋りが結構怖いピエロボールさんですね! -- 名無しさん (2008-09-10 23 47 52) ↑ナムカプのあれはシリーズほぼ制覇の俺も納得の恐怖があったぜ・・・つぅかあのピエロがガディウス様以外のやつに心から従うのはないから打算で動いてるんだろうなwwwともあれ絵師さんGJ! -- 名無しさん (2008-09-11 09 34 03) これで -- 毒の爪の人 (2008-09-12 01 ... - @wiki全体から「『ぶん♪ぶん♪ぶん♪』」で調べる