あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ内検索 / 「つかいまのじかん」で検索した結果
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つかいまのじかん
「こどものじかん」から九重りん つかいまのじかん-01 1時間目 つかいまのじかん-02 2時間目 つかいまのじかん-03 3時間目 つかいまのじかん-04 4時間目 -
つかいまのじかん-02
前ページ次ページつかいまのじかん マチルダが赴任してから1週間。 「おっはよー♪」 元気な挨拶と共にりんが教室に入ってきた。 「わあ、リンそのワンピース可愛いー♪」 「えへへ、おニューなんだ♪ パンツもお揃いで黒だよーん」 ルイズ・りんの会話を聞いたマチルダは思わず手に力を入れ、羽根ペンのペン先を欠けさせてしまう。 (黒い下着!? 最近の学生はそんな物を穿いているのですか!?) 「どれ? 見せて見せてー♪」 目の前にある書類に集中しようと頭では思うものの、耳が勝手に3人の会話に傾く。 「じゃあちょっとだけ……」 その言葉と共にりんがスカートをたくし上げる気配に、マチルダは我慢できずそちらに振り向く。 「うっそぴょーん」 マチルダの目の前では、りんがそう言いつつスカートの下に穿いていたスパッツを見せつけていた。 『きゃ~!!』 「?... -
つかいまのじかん-04
前ページつかいまのじかん 「ほらほら、鐘が鳴りましたよ。……こら、廊下は走らないでください」 休み時間が終わった学院の廊下で生徒達に声をかけていたマチルダは、沈んだ表情のキュルケが溜め息を吐いている事に気付いた。 「ミス・ツェルプシュトー? どうしたのですか、そんな顔をして。何かあったのですか?」 「あ……、ミス・サウスゴータ……」 少々躊躇していたキュルケだったが、思い切って口に出す。 「あ……、あのっ、どうやったらミス・サウスゴータみたいに、胸が大きくなるんですか?」 「そ、それで悩んでいたのですか……」 まさかまた不登校になるような事があったのでは、と心配していたマチルダは安堵の笑みを浮かべる。 「大丈夫ですよ。給食の牛乳を飲んでいれば、そのうち大きくなりますから」 その日の給食の時間。 「キュルケ、牛乳は?」 「要らない」 一言... -
つかいまのじかん-03
前ページ次ページつかいまのじかん マチルダが担任になって2週間。 「手本をよく見てください」 2年1組教室では、東方風の書道の授業が行われていた。 「できた!」 半紙に流麗な文字で『希望』と書き上げたりんは、早速マチルダに見せに行く。 「上手ではありませんか、ミス・ココノエ!」 「えへへー♪」 マチルダに褒められてりんは満面の笑顔になり、 「では次は好きな言葉を書いてみてください」 「はーい♪」 そう答えて嬉しそうに自分の席へ戻っていく。 (だいぶ馴染んできましたね) 「ミス・サウスゴータ」 後方からの呼び声に振り返ったマチルダの前には、たどたどしく『希望』と書かれた半紙を手にしたルイズが立っていた。 「ミス・ヴァリエール……」 マチルダはルイズを席に戻らせると、彼女の手を取り指導する。 「貸してみてください。こう……」 その... -
つかいまのじかん-01
前ページ次ページつかいまのじかん 「今日から新しい先生来るってー」 「マジ!?」 「ミスタ・コルベール言ってたー」 「どんな先生かなー」 トリステイン魔法学院の2年1組教室は、新任教師の話題でもちきりになっていた。 「リン、何やってるのよ。下着だけで」 次の授業の準備をしつつそう問い掛けた2年1組生徒ルイズ・ヴァリエールの視線の先には、 「待って。今キュルケちゃんに速報を──」 長いツインテールを髪飾りで束ねた少女──ルイズが召喚した使い魔・九重りんが、ルイズの言葉通りショーツだけという姿で「遠話の手鏡」を操作していた。 (『お姉さんみたいな先生』、イメージはこれですね) 一方その頃、噂の新任教師・マチルダはトイレの鏡で身だしなみを確認し終えて、教室に向かっていた。 (ええと、2年1組……) と歩いているうちに目的地である2年1組教室前... -
つかいま1/2
『らんま1/2』から、早乙女らんま(乱馬)を召喚 (水と湯による性転換可能。便宜上、男を乱馬、女をらんまと表記) つかいま1/2 第一話 使い魔が来た つかいま1/2 第ニ話 ルイズの秘密 つかいま1/2 第三話 男なんか大嫌い つかいま1/2 第四話 断じて認めん つかいま1/2 第五話 決闘! 乱馬対ギーシュ つかいま1/2 第六話 土くれのフーケ つかいま1/2 第七話 土くれを捜せ つかいま1/2 第八話 魔剣デルフリンガー つかいま1/2 第九話 ルイズと姫様 つかいま1/2 第十話 格闘! 舞踏会 つかいま1/2 第十一話 シエスタの危機 つかいま1/2 第十二話 人魚の肉 つかいま1/2 第十三話 港町ラ・ロシェール -
つかいま1/2
『らんま1/2』から、早乙女らんま(乱馬)を召喚 (水と湯による性転換可能。便宜上、男を乱馬、女をらんまと表記) つかいま1/2 第一話 使い魔が来た -
むしょくのつかいま
「むしょくのつかいま」 「ふぅ、お茶が美味しいわ……」 春の使い魔召喚から数ヵ月。いろいろなハプニングが続発したルイズの身の回りも、最近ではようやく落ち着いて……。 「たいへんだぁ! "ゼロ"の使い魔が、また、暴れてるぞー!」 ……たりは、全然しておらず、相変わらずトラブル続きだった。 「──はぁ……。また、アイツは……」 ズキズキと痛むこめかみを両手の人差し指で押しつつ、仕方なく立ち上がるルイズ。 二年生進級時に彼女が呼び出した亜人の使い魔は確かに強かった……亜人? いや、本当に亜人かどうかもわからないが、デタラメな強さを持っていることだけは確かだった。 召喚した翌日の決闘騒ぎでは、ドットとは言えそれなりの実力を持ったメイジであるギーシュを、7体のワルキューレごと文字通り"一蹴"。 学院の... -
つかいま1/2 第三話 男なんか大嫌い
一方その頃、地球の日本国東京都練馬区、天道家では。 「え? 乱馬の奴、まだ見つかってないの?」 「うむ。我々に何の断りもなく家出する男ではなかったと、見込んでいたんだが……。 ああ~乱馬くんっ、きみってやつは~~っ」 学校から帰ってきた天道あかね、早雲、早乙女玄馬が、茶の間で相談していた。 「右京やシャンプーのところや、九能先輩の家にもいなかったのよ。きっと何か、事件に巻き込まれているんだわ! おじさま、早乙女のおじさまっ! 乱馬が寝ているときに、何があったの? 朝起きたら、隣の布団からいなくなってて、荷物や服も全部そのままだったんでしょ!?」 「誰かに誘拐されたのかも知れん……寝るときは女の恰好じゃったし……。 あの夜も別に普段どおりで、失踪する理由も全然思い浮かばんのじゃが……。 とりあえず、のどかが連れ去ったわけではないそうだし... -
うらにわのつかいま
神、それは人智を超越したもの。そして人という知的生命体に恐れ、崇められている。 ある者は火を神として崇め、ある者は動物を神と崇めるなどその形は様々である。 それらに共通するものは、作物の豊穣等の様な幸福を神に願うのである。 だが総ての人間がそれを願うのではない。ある者は神に破壊や混沌を望むのだ。 彼らが崇める神は邪神と呼ばれ、云わば普通の神々と一線を引く。 邪神を崇拝するものはアウトローという訳ではない。文明社会において重要な地位を保持しているものもそのような神を崇めている者さえいる。 そして、その邪神を崇める者たちは団結し、巨大な秘密結社を築き上げてきた。 その集団の名はクトゥルー教団、崇める邪神の名は教団名ともなっているクトゥルー。 地球上のルルイエという所在が定かでない海底に、深き眠りにつくクトゥルー。教団は予言された復活の時を静かに... -
つかいま1/2 第ニ話 ルイズの秘密
前回のあらすじ。早乙女らんま(女乱馬)が、ルイズに召喚されました。 「ちっきしょ~~、地球じゃねえなんて、そんなんありかよ」 「『東方』じゃ、人間の住む大陸のことを『地球』って言うの? 大地って、丸いのかしら」 「だーかーらー、世界そのものが違うっつってんだろーがぁ! 月が二つなんて、なんちゅー星だよありえねー」 「星は夜空に見えるものよ。世界が星だなんて、ロマンチックというか変な事言うのね」 「もう、いい……早く日本に帰りたい……」 「ま、元気でよろしい。ちょっと左手を見せてくれたまえ」 禿頭の教師コルベールは、らんまの左手に浮かんだ謎のルーンを解析するため、スケッチをとった。 その後、らんまはルイズの部屋に行き、詳しい事情を聞いている。時刻はもう晩になっていた。 「あー、本当に異世界で魔法使いなのかよ。石つぶて飛ばしてきたし、空飛... -
長編(五十音順)-02
... 57 (Sat) つかいまのじかん こどものじかん 九重りん 2014-05-01 12 54 50 (Thu) 豆粒ほどの小さな使い魔 コロボックル物語 ハヤテ(クルミノヒメ) 2009-10-03 20 57 49 (Sat) ゼロの雷帝 金色のガッシュ・ベル ゼオン・ベル 2011-04-04 14 52 22 (Mon) ゼロの答え 金色のガッシュ・ベル デュフォー 2007-09-30 10 55 22 (Sun) ページ最上部へ -
つかいま1/2 第十話 格闘! 舞踏会
地球、日本国、東京都練馬区、『猫飯店』にて。時刻は夕方。 長髪眼鏡の男が、誰もいない空間へ話し続けている。傍らには、かちかちとノートパソコンを操る美女。 「じゃからシャンプー、おらの話を聞くだっ! 乱馬が失踪した今こそ、シャンプーはおらと……」 「招き猫に向かって何話しかけてるか、ムース。私、乱馬以外の男と付き合う気ないね。 今、日本最大的電子掲示板使って情報収集してるとこある。静かにするよろし!」 ばっしゃんとシャンプーがムースに水を浴びせると、ムースはアヒルに変身した。 「がーっ、ぐわぐわぐわっ」 「まったく、騒がしいね。……でもこの掲示板、有益な情報あるのか、いまいち分からないね」 一方、お好み焼き屋『うっちゃん』にて。賑わう店内に、天道あかねも来ていた。 「はあっ……乱馬が失踪して、そろそろ3週間になるわね……。 Pちゃんもどこかへいなくな... -
つかいま1/2 第一話 使い魔が来た
『……コルベール先生! やり直しを要求します!』 『しかし、ミス・ヴァリエール……』 『おおっ、かわいー』『巨乳だぜっ』『いーなー、俺も女の子召喚したかった』 ……なんでい、うるっせーな。人がぐーすか寝ているときに、騒ぎやがって。 なんか土ぼこりも立ってるみてーだし、どたばた騒ぐんじゃねーよ、ったく。 あのクソオヤジか? それともじじいか? キンキン騒がしー声で、西洋の外国人らしい奴らが口論している。外国? ここは日本だろ。 いや外国人もけっこーいるけど、テレビかなんかかな。 ……って、あれ? なんか雰囲気がおかしーな……。いつの間にか昼っぽいし、外かここ? 「んにゃ?」 彼女が目を覚ました時、目の前には少女の顔があった。 『我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。 五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、... -
つかいま1/2 第五話 決闘! 乱馬対ギーシュ
「決闘だ!! おさげの男、貴様に決闘を申し込む!!」 突然現れたギーシュに、ルイズと乱馬は大混乱する。 「なっ……だから誤解っていうか、俺は男、じゃねぇ女で……! ええいややっこしいっ、水さえあればっ」 「わ、私のせい? えと、あの、ごめんランマ、いやだからギーシュ、これはね」 「ルイズ! そのよーなふしだらな男女交際、この僕が許さんっ!」 「黙れ変態! あんたが何股かけてモンモランシーを呆れさせてると思ってるのっ! しかも男女交際って、ギーシュがやってるのはストーキングと、おごりのデートと交換日記ぐらいじゃない」 「なになに? 決闘?」「げっ、ルイズの部屋に裸の男とギーシュがっ?!」「なにいっ!? 許しがたいぞっ」 「きゃっ、男の人の裸だわっ」「押すな押すな」「わいわい、がやがや」「おせんにキャラメルいかぁっすかー」 っっておい、いき... -
つかいま1/2 第十二話 人魚の肉
「その肉を食らえば不老不死となり、死ぬほどの傷を受けても必ず治る、とか」 モット邸の地下大浴場で、乱馬とルイズはシエスタを救い出した。だがそこには、異様なものがいた。 『なりそこない』と呼ばれる化け物と、『波濤』の二つ名を持つ中年貴族、ジュール・ド・モット伯爵。 多くの平民の娘を攫い、なぶりものにしていたという噂だが……まさか。 「モットの傷が、消えた……!」 「てめえ……食ったんだな? その《人魚の肉》とやらを!」 ひへっ、とモットが笑う。目がぎょろりと大きく、牙の並んだ口から吐く息は魚臭い。 「ああ、食ったさ。お蔭で私はこの通り、不老不死の身となった。 幸い、私は適性があった。水のトライアングル・メイジであることがよかったのかも知れぬ」 ルイズが青い顔をして、乱馬にしがみつく。剣を構える乱馬の顔にも脂汗が滲む。 「《人魚の肉》は人体を大きく変化さ... -
つかいま1/2 第六話 土くれのフーケ
「乱馬が消えて、10日を過ぎた……手がかりは、コロンおばあちゃんの話だけ……。 秋葉原にも現れた 『異世界の鏡』が乱馬をさらったかも、なんて。だけどそんな、雲を掴むような……」 地球は日本国東京都練馬区、天道家茶の間。 早乙女乱馬の許婚・天道あかねは、うなだれていた。もう一人の許婚・久遠寺右京も来ている。 「まぁ乱ちゃんのことや、きっとひょっこり帰ってくるわい。 人事を尽くして天命を待つ、や。乱ちゃんの分の宿題は、うちらでやっとこ」 「あーあ、せっかくの休日なのに。……お父さんたち、大丈夫かしら」 その頃、東京都千代田区から台東区にかけて広がる商店街では。 「さっ、早乙女くん。ここが噂のアキバだよ!」(ザンッ) 「うむ、天道くん。世界に冠たる電気街にして、オタクの聖地! あのでっかいのがヨドバシカメラだな。『鏡』とやらが現れたのは、どこなのだ?」 ... -
使い魔エイト
「護衛神エイト」よりガーディアン・エイトが召喚 1*サモン・サーヴァントだいせいこう! 2*エイト、つかいまのしごとをする -
つかいま1/2 第四話 断じて認めん
早乙女らんま(女乱馬)が異世界ハルケギニアに召喚されて、1週間あまり経った。 もっとも、この世界の1週間は8日で、一ヶ月は4週、つまり32日もあるのだが。 今日は召喚から2度目の『虚無の曜日』、つまりは休日である。 「じゃあランマ、約束どおり、都のトリスタニアへ行きましょうか。 機嫌がいいから、予算100エキュー以内で好きなもの買ってあげるわ。武器なんかどう?」 「やったー、ご主人様太っ腹、いやお金持ちー」 ひとまず厩舎へ向かう二人。そこへ、長身のグラマーな美女が通りかかる。 「あら、ルイズにランマじゃない。どこ行くの?」 「キュルケ……ちょっと、トリスタニアへね。ランマが行きたいっていうもんだから」 「へ~、優しいとこあるじゃない。私とタバサもついて行くわ」 「タバサ? 変な名前」 「猫みたいでしょ、でも強いメイジで、私の友人よ。... -
つかいま1/2 第十三話 港町ラ・ロシェール
貴族議会《レコン・キスタ》による反乱に揺れる、天空の王国アルビオン。 ルイズたちがアンリエッタ王女から授かった任務は、国王ジェームズ1世・皇太子ウェールズら《王党派》を、 どうにかしてトリステインに亡命させる事である。そのために、空港の町ラ・ロシェールへまず向かうのだが……。 「でも、戦時中の国にトリステインの貴族が入国していいものかしら?」 「なあに、戦時中でも物資の行き交いはあるようだし、僕がついていれば大丈夫さ。 婚前旅行の舞台としては、少々血なまぐさいかもね。僕のルイズ」 「こっ、婚前旅行だなんて、そんなまだ早いわ」 「年はちょっと離れてはいるが、僕ときみは許婚同士じゃないか!」 ワルドは、グリフォンにルイズとらんまを乗せ、両手に花状態であった。 シリアスなときは決めるものの、普段は結構女好きの俗物らしい。 「……けっ、ギーシュといいおめーと... -
つかいま1/2 第七話 土くれを捜せ
魔法学院の秘宝、『魔剣デルフリンガー』を盗んだ怪盗・フーケ捜索のため、聞き込みに出たらんま一行。 学院周辺からトリスタニアまで足を伸ばし、シルフィードを飛ばして情報を収集する。 そして、2日目の夜。宿のテーブルで付近の地図を広げ、集めた情報を整理する。 「……どうやら、犯行のあった箇所を調べていくと、この山地を中心にしているようですね。 この近くで怪しい人影を見たという噂もあるようですし」 「神出鬼没とは言っても、アジトはないと活動できねぇしな」 「ええ。この山地は、岩山と洞窟ばかりの荒地。土メイジのアジトには相応しいかと」 「そこを調べて、盗品が見つかれば……!」 意気込むルイズに対し、キュルケは冷静だ。二つ名が『微熱』のくせに。 「けどさあ、フーケは土のトライアングルメイジよ? ミス・ロングビルは土のラインだけど、トライアングルともなれば、30メイル... -
つかいま1/2 第八話 魔剣デルフリンガー
良牙の『爆砕点穴』でフーケのゴーレムは爆砕されたが、谷間は土砂で埋まってしまう。 らんまたちは、逃げ込んだフーケのアジトの3階にある窓から、ようやく脱出できた。 「ぺぺぺっ、死ぬかと思ったぜ。でも、これじゃあフーケも……」 と、ぼこっと土が盛り上がり、緑色の髪が現れる。 「あ・あんたたち……本気で死ぬところだったじゃない……くっ」 土まみれでフーケが這い出てきたが、ぱたっと倒れて気絶した。生きてはいるようだ。 杖を取り上げ、ロープで縛りあげておく。それから一同はフーケのアジトの中に引き返した。 ルイズとタバサをキュルケに預け、らんまと良牙は物陰で話し合う。 知り合いに会えて嬉しいし、頼りにはなるが、良牙に帰り道が分かるはずがない。 「……おい良牙、お前どーやってここまで来たんだ? まさか、お前も銀色に光る『鏡』みたいなのを潜ったのか?」... -
つかいま1/2 第十一話 シエスタの危機
「何処に目が光っているか分かりません。パーティーが終了してしばらくしたら、ご相談があります。 ルイズ、ワルドとともに、学院長室に集合してください」 アンリエッタ姫殿下は、珍しく真剣な表情で、らんまにそう告げた。 やがて『フリッグの舞踏会』は終了し、ルイズたちは自室に引き上げ、地味な服に着替える。 良牙はワルドの攻撃でダメージを負っていたため、ブタのまま秘薬を塗ったあと、タオルで巻いて寝かせた。 こいつの異常な生命力なら、数日すれば治るだろう。いずれ一緒に地球に帰らなくては。 そして深夜。三人は密かに、学院長室の前に集合する。 「俺とルイズと、ワルドか。何の相談だろうな」 「さあ、あの方はいつもこんな調子よ。おちゃらけているかと思えばぱっとシリアスになって、 枢機卿も顔負けの政治的判断をやってのけたりするそうだもの。 王族はそんなもんじゃなきゃ、やってら... -
つかいま1/2 第九話 ルイズと姫様
トリステイン王国の誇る麗しきプリンセス、アンリエッタ姫殿下。 ご身長158サント、バスト84・ウエスト59・ヒップ85。当年とって17歳! 顔立ちは無垢なる白百合の如く、微笑みはあたかも咲き誇る薔薇。 薄いブルーの瞳はラグドリアン湖の水にも似て澄み渡り、高貴にして清楚、たおやかにして凛然として芯強し。 先王陛下亡き今、唯一の正統なる王位継承者。 ああ、まさに姫君の中の姫君、この僕の運命のパートナー……! 「のっけから長々と、変態じみたモノローグくっちゃべんじゃねぇっ。」(みし) 突如ルイズの部屋に湧いて出たギーシュの顔面を、らんまが両足で踏んだ。 そう、そのアンリエッタ姫殿下が、明日学院にやって来られるのだ。 「姫様が……ああ、どんなにかお美しくなられたことかしら!」 「そーいや、ルイズはそのお姫様の幼馴染だってな。 俺にも女の子の幼馴染がいて、今... -
いつもちこくのまほうつかい
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールとジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー、 おべんきょうしに てくてく でかける。 そのとちゅう しょくどうで せいどうの ギーシュが けっとうを いどんできて、 ルイズの かばんを つかんで はなさない。 ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールとジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー、 ひっぱりにひっぱるが、それでも ギーシュは はなさない。 てぶくろ ちみどろになるまで なぐりつけると ギーシュは きぜつし、 やっと かばんを はなしてくれる。 ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールとジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー、 おべんきょうしに みちを いそぐ、 けれど ギーシュの せいで おそくなった。 「ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド... -
ドSな使い魔
「魔人探偵脳噛ネウロ」のネウロが召喚される話。 第1話 呼【しょうかん】 第2話 主【つかいま】 第3話 華【はな】 第4話 闘【けっとう】 第5話 ≒【にたものどうし】 -
使い魔エイト2
前ページ使い魔エイト *エイト、つかいまのしごとをする 夜が白々と明け始めた頃―― ニワトリはコケコッコーと鳴き、使用人たちは忙しく動き始めている時間であるが、上流階級のお坊ちゃん、お嬢様はまだまだ夢の中。 ルイズもその例に漏れず、まだベッドの上ですやすやと眠っていた。 が、しかし、その安眠はいきなり打ち切られることになる。 <日の出を確認、日の出を確認――朝と判断します> ルイズは当然聞こえていなかったが、不思議な声が部屋に響いた。 すると、その直後―― 「あさー!」 能天気な声と共に、ルイズは夢の世界から叩き落された。 「うひゃあ!」 跳ね起きると、真横にいかにも能天気な黒髪の男の子が立っていた。 「ごしゅじんさま、あさだよ」 「あんた、誰……って、昨日召喚した... -
まじかる☆るいずん
数十回の召喚儀式の末、一本の棒が地面に突き刺さっている。 そのほか、トランクケースが一つ。 召喚したものが無機物で、絶望もした。 だけど、その絶望は契約したその棒によって砕かれた。 夜、部屋にてトランクを開ける。 トランクの中に、手紙と見たこと無い衣装が入っていた。 見たことも無い文字だったが、ルーンの効果なのか内容がなんだかほんわかした声で再生される。 「 異世界のまじかる☆候補へ ほんらいだったら私がいくべきだったんだけど、 明日から魔法の国(温泉)にいくから召喚に答えられません。 ごめんね~。 代わりに、清く正しい心の持ち主のみ使える、 『まじかる☆すてっき』と『まじかる☆すーつ』をわたしておくね。 変身の手順は二枚目に書いてあるからね。 あなたならきっと、立派な魔法少女になれるよ。 ... -
侵略者が使い魔
「…なによアンタ。亜人…よね?」 ルイズが失敗を重ねに重ねてついに呼び出したのは、両腕の先が鋏になっている昆虫のような顔をした亜人だった。 「わたしはバルタン。ここはどこだ。そしてきみは」 教師説明中 「なるほど、じじょうはわかった。きみのつかいまになることをしょうだくしよう」 「ホント!?」 「ああ、ただしひとつだけたのみがある。わたしのいちぞくのことだ。かれらをよびよせたい」 「家族を?」 「うむ。われわれはこきょうをうしない、るろうのたびをしている。あんじゅうのちがほしいのだ」 「いいわ、お父様に話して領地に住めるようにしてあげる」 「おお、ありがたい。ならば、わたしはきみにせいしんせいいつかえよう。すこしまっててくれ。れんらくをとる」 「え、連絡って…とれるの?」 「…うむ、みっかごのゆうこく、こちらにとうちゃくするそうだ... -
使い魔の炎-01
前ページ次ページ使い魔の炎 「あんた誰?」 抜けるような青空をバックに少女が烈火に問いかけた。 知らない顔だ。年は烈火とそう変わらないだろう。 「誰って…俺の名前は、花菱烈火だけど」 「変な名前。どこの平民?」 平民?なに言ってんだコイツは。 周りを見回すと、彼女と同じような服装をした少年少女たちたくさんいた。皆、例外なく棒のようなものを持っている。 「ルイズ、『サモン・サーヴァント』で平民を呼び出してどうするの?」 「さすがゼロのルイズだ!」 誰かが言うと、 「ちょ、ちょっと間違っただけよ!」 と目の前の少女が怒鳴った。 この子は、どうもルイズという名前らしい。 烈火は足りない頭で必死に考えた。 ここはどこなんだ!? こんな場所は日本にはない。それに、烈火の周りにいる少年たちの顔立ちは日本人のそれとはかけ離れている... -
シャドウゲイト・オブ・ゼロ
546 名前: シャドウゲイト・オブ・ゼロ [sage] 投稿日: 2010/01/17(日) 17 35 00 ID 5OFqOk+d わたしこそ しんの つかいまだ! 547 名前: シャドウゲイト・オブ・ゼロ [sage] 投稿日: 2010/01/17(日) 17 41 42 ID 5OFqOk+d はっ、なんだ!? ここは、どこだ? しにがみは どうしたんだ? めいきゅうで うかつにもぎんのかがみにふれてみたとたん、 わたしはみおぼえのないばしょにでた あかるいひざし、なつかしいだいちのかおり! そして、わたしをとりまくおおぜいのひとびと! みな、いちようにわたしをながめ、わらい、さざめいている ゆうしゃのきかんを でむかえてくれているわけでもなさそうだが・・・ これはいったい、どうしたことだ? ... -
長編(話数順)-01
... 27 (Thu) つかいまのじかん こどものじかん 九重りん 2014-05-01 12 54 50 (Thu) 聖戦士イーヴァルディ伝説 聖戦士ダンバイン ミ・フェラリオ、オーラマシン 2012-05-15 21 45 14 (Tue) ゼロの円卓の騎士団 SDナイトガンダム物語外伝 円卓の騎士団 2012-07-15 17 33 56 (Sun) ゼロの使い魔BW ポケットモンスター ブラック・ホワイト 主人公(男) 2012-08-09 22 27 51 (Thu) トリステイン魔法学院Z 超能力学園Z バーニー&ペイトン 2013-02-05 18 57 04 (Tue) 上へ -
リンク切れっぽいページ
管理人様、変なページの作成すいません。 リンク切れっぽいページの一覧です つかいま1/2 第一話 使い魔が来た ご主人様は承認せず! 後編 作品ページ名 ゼロの使い魔-02 リンクするページ名 ゼロの使い魔-03a ... -
レンタルルイズ1
「サモンサーヴァント!!」 詠唱、光、爆発、罵声、嘲笑、土煙り。 その土煙りが晴れた瞬間、彼女は狂喜しギャラリーは息をのんだ。 あのゼロのルイズが3mはあろうかというケルベロスを召喚したのだ。 「やった!!やったわ私!!」 「ふむ、流石だねミス・ヴァリエール、早速契約したま…」 「どうされたんですか?ミスタ・コルベール?」 「女の子だ…」 「は?」 「んう…ここは?」 「な、なによあんた!!」 「へ?お姉ちゃんこそだれ?ここは?お兄ちゃん社長は?お姉ちゃんは何してるの?」 「私はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。ここはトリステイン魔法学院。お兄ちゃん社長なんて知らないわ。私はそこのケルベロスを召喚してたのよ。あんたこそなんでこんなところにいるのよ?なにその格好?平民?」 「へいみん?私は巫女だよ?召喚?お姉ちゃんがオルトロ... -
長編(五十音順)-09
ら行 作品タイトル 元ネタ 召喚されたキャラ 更新日時 ゼロの魔王 ライブ・ア・ライブ 魔王オディオ(オルステッド) 2009-10-03 22 04 40 (Sat) ZERO A EVIL ライブ・ア・ライブ 魔王オディオ 2009-09-27 22 55 49 (Sun) ぜろ☆すた ポケットきゃらくた~ず らき☆すた 泉こなた 2014-02-10 14 29 19 (Mon) ゼロとヲタ少女 らき☆すた らき☆すた世界にルイズが転移 2010-06-13 21 55 07 (Sun) 楽園のゼロ 楽園の魔女たち マリア・ド・パルマーシュ 2008-02-17 06 21 52 (Sun) つかいま1/2 らんま1/2 早乙女らんま(乱馬) 2008-02-25 16 38 18 (Mon) 約束の地ハルケギニア Riviera ~約束の地リヴィエラ~ エクセル 2008... -
三人01
前ページ次ページ三人 その日、魔法学院ではちょっとした騒ぎが巻き起こった。 生徒達がサモン・サーヴァントを行う使い魔召喚の儀式において、 三人の…そう、計三人の人間が召喚されてしまったからだ。 「はじめましてー。近衛木乃香といいますー」 「そ、そうか。僕はマリコルヌ、マリコルヌ・ド・グランドプレだ」 マリコルヌが呼び出したのは、見たことのない赤い服を着た少女。 使い魔としてはあきらかに不適格であるその少女を呼び出したマリコルヌは、しかし。 心の中で人生の凱歌を歌い上げ、始祖ブリミルに万雷の拍手を送った。 大きな目であたりをみまわし、男子生徒の顔を無駄に赤らめさせているのは、タバサの呼んだ使い魔。 青い服、これも見たことのない服を身に纏い、実に悠然とした態度で周囲を睥睨する。 ひとまわり見終わったあと、タバサに近づいて、頭を優しく撫でた。 「タ... -
小ネタ-01
あ行 作品タイトル 元ネタ 召喚されたキャラ 記憶の残滓 R-TYPE TACTICS 暴走戦艦コンバイラ(提督) 虚無の雀士 スーチーゼロ Special ・ Remix アイドル雀士 スーチーパイ スーチースティック 妖精からの伝言 アイドルマスター XENOGLOSSIA 風が揺らす翼と冠 悪魔狩り ウリエル あしたのルイズ あしたのジョー 丹下段平 一撃必殺の使い魔 あなうめくん ハラワタマン 暴れん坊使い魔 暴れん坊将軍 徳田新之助 不屈の使い魔~Love Hunter~ あやかしびと 愛野狩人 ゲヘナ・ゼロ アラビアン・ダーク・ファンタジーTRPG ゲヘナ シェヘラザード 人を超えた使い魔 アルカナハート ミルドレッド・アヴァロン そは愛の種子の御子 アルトネリコ2 インフェル あるゾンビ少女の思いがけぬ災難 あるゾンビ少女の災難 ユーフロジーヌ ご主人様は承認せ... -
小ネタ-04
た行 作品タイトル 元ネタ 召喚されたキャラ ゼロの猟犬 タイタス・クロウの帰還 ティンダロスの猟犬 ダイハード・ゼロ ダイハード ジョン・マクレーン 零魔法峠 大魔法峠 田中ぷにえ 使い魔ゼーロ 太臓もて王サーガ 百手太臓、阿久津宏海 コンプレックスとアレルギー ダ・カーポ 芳乃さくら 流星の双子 外伝 -加速×加速- DARKER THAN BLACK 流星の双子 バーガーさんことゴラン 戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー 第0話「ゼロの使い魔」 戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー スタースクリーム ダーティー・ルイズ ダーティハリー S W M29 ゼロの使い悪魔 ダブルクロス “ディアボロス”春日恭二 たのしいトリステイン 第一話~わたしがルイズです~ たのしい甲子園 たのしいトリステイン 最終回~伝説そしてさらばルイズさん~ たのしい甲子園 ターミネーター... -
つかわれるもの-0
前ページ次ページつかわれるもの 今ではないいつか、ここではないどこか。 戦場の中で二人の女性が足を進めていた。 一人は虎の様な耳と尾を持ち、身の丈に合わぬ大剣を片手に酒を呑んでいる。 もう一人は鷲の羽根の様な耳を持ち、腰に日本刀を帯びている……が、現在心ここに在らず……といった状態だった。 彼女達の名前は、カルラとトウカ。 先の大戦でクンネカムンのウィツァルネミテア全土への進行を阻止し、一躍最強国へと踊り出たトゥスクルの将軍である。 もっとも、現在は"ある出来事"によって皇のハクオロが去った為、家臣のベナウィが国を治めているのだが。 暫くの間、二人は無言で歩いていたが、トウカがぽつりと言葉をこぼした。 「……ここは何処だ?」 「何処かしらねー」 トウカの思考回路は現在まと... -
八本腕の使い魔
【八本腕の使い魔】 爆発、『ゼロ』のルイズと呼ばれる少女が起こした失敗魔法。 いつもなら2、3メイルほどの爆発であるはずだった。 今日の爆発は違う、違いすぎた。 神聖な使い魔召喚の大事な儀式でだ。 巨大な爆発、広場に居た教師のコルベールと、ルイズの学友であるメイジたちは皆猛烈な爆風で吹き飛ばされた。 無論、爆心地に一番近かったルイズは数メイル空を飛び、十数メイルも転がってようやく止まった。 奇跡だったのだろうか、吹き飛び地面に叩き付けられ、十数メイルの距離を激しく転がったと言うのに意識を失わずにルイズは呻いていた。 (痛い、痛い、痛い!) 擦り傷や打撲で全身を痛め、声がうまく出せないほど苦しむ。 痛みに苛む思考でどうして成功しないのか、まるで無限に積み上がる呪詛のように回り続ける。 (何で、何でよ!... -
ギーシュ・ド・グラモンと黒バラ女王
ギーシュが『アンパンマン』より黒バラ女王を召喚 part-01 ギーシュくん が ふういんされた くろバラじょおう を しょうかん してしまいます。 part-02 くろバラじょおう の ふういん が とけてしまいました。 part-03 じゆう に なった くろバラじょおう は みんな を くろく してしまいます。 part-04 ギーシュくん たち は がくいん の なか に とじこめ られてしまいました。 part-05 とじこめられた ギーシュくん たち を オスマンがくいんちょう が たすけてくれました。 part-06 ギーシュくん たち は がくいん から だっしゅつ しようとします。いっぽう、そのころ トリステインおうこく では・・・ part-07 オスマンがくいんちょう の おかげで みんな は そと に でること が できました。だ... -
ゼロのゴースト P
「あんた誰?」 「……?」 彼女は突然の状況変化に、ぽかんとしていた。 ついさっきまで、いつものようにお散歩→草原でお昼寝→お兄ちゃんを影に日向にストーカーの三連コンボを決めようとしていた矢先に、変な穴から落ち、気がつけば桃色の髪をした少女から冒頭の言葉をかけられる。 知らない人に突然そんな事を言われてもどうしようもなく、ビクンと小さく震えてから、彼女は水色の髪と分不相応に大きなリボンを勢いよく振って、辺りを見回し始めた。 桃色髪の少女、ルイズがもう一度名を問おうとした時、 「ルイズが平民を呼び出したぜ!」 と誰かが言ったのを初めとして、周りの生徒がはやし立てる。その騒ぎの中心にいる彼女は更に震えるが、誰も気付かない。 「ちょっと失敗しただけじゃない!」 「流石ゼロのルイズ!失敗は御家芸だな!」 「ミスタ・コルベール!もう一度召喚させて... -
使い魔E
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは数日前に変な男を召喚した。自称宇宙人(宇宙人って何よ)そのうえ記憶喪失。何度も先生にやり直しを求めたが、結局やり直しは認められずに、この男と契約を行った。 なんだかんだで、この男に振り回されながらも普通の日常が流れていた。しかし、突然彼は「難題を抱えている」と私に話しかけてきた。その表情がとても真剣だったので、偶然近くにいたキュルケとタバサも一緒に聞いてもらうことになった。 「これから話す出来事が、果たしていい事か、悪い事か三人に判断してもらいたいんだ」 「わかったわ、とりあえず話してみなさい」 「ある人が食堂でデザートを運んでいました」 「はぁ?あんたじゃないの?それ」 「そのある人は記憶喪失で身寄りもなく、その上、まな板娘の使い魔でした」 「誰がまな板娘よ!!!というかあの人ってあんたでしょ!!?絶対!!!」 「... -
ゼロの斬鉄剣-08
前ページ次ページゼロの斬鉄剣 ゼロの斬鉄剣 8話 ―異世界の痕跡― 馬車は学院を出、一路フーケの隠れ家と思しき場所へ向かう。 「・・・・」 馬車を操るロングビルは背後からの視線を感じ取り振り替える 「・・・ええと、私になにか?使い魔さん。」 「いや、なんでもない。」 むっとする顔をするルイズ 「ちょっと、ゴエモン!何色目をつかってんのよ!」 顔をしかめる五ェ門。 「む、そうではない。」 「やっぱりゴエモンの好みはミス・ロングビルのようなお淑やかなタイプなのかしら?。」 体を寄せるキュルケ 「よさぬか、二人とも。」 「ふふ、仲がよろしいんですね。」 ロングビルが一言 顔を真っ赤にするルイズ。 「ち、違います!」 ニヤつくキュルケ、無言で五ェ門を見つめるタバサ。 「コホン、それよりミス・ロン... -
もう一人の『左手』-02
前ページ次ページもう一人の『左手』 「やめろっ!! やめるんだ風見ぃっ!!」 結城丈二――ライダーマンが、血を吐くような絶叫を上げるのが聞こえた。 だが、戦友には申し訳ないが、風見志郎――仮面ライダーV3には、もはや引き返す気はなかった。 ――V3火柱キック。 レッドボーン、レッドランプ、ダブルタイフーン。 その肉体に仕込まれた三つの動力装置を、ほぼ暴走状態に近いまでにフル回転させ、そのパワーを全て右足に乗せる。理論上では『逆ダブルタイフーン』のさらに数倍の威力を発生させる事が出来る。 ――だが、それゆえに、肉体にかかる負担は半端なものではなく、例え改造された肉体と言えど、その衝撃に耐えられるかどうかは定かではない。 つまり、命と引き換えに放つ、文字通り『最期』の技。 だが、いまの風見には、そんなことなどどうでもい... -
ゼロとサボテン
その日、使い魔召喚の儀でゼロのルイズが呼び出したのは、鉢植に在る一株の植物だった。 唖然とするルイズ、爆笑する生徒達。 もちろんルイズは監督である先生にやり直しを要求した。 けれど監督官、コルベール先生は首を振った。 如何なる理由であろうと呼び出したのであればそれが使い魔であるとのことだ。 ルイズは渋々と鉢植えを持ち上げて、それをためつすがめつする。 緑色の植物、てっぺんにピンクの大きな花が開いている。 じっと見てると、丸い部分が頭で、その両側の枝が腕に見えてきた。 心なしか、頭にある変な模様が顔のようにも見えてきた。 とりあえずルイズは、その顔の、口に当たる部分にそっと口づけた。 ぽう、とその植物が光って使い魔のルーンが刻まれる。 向かって左側の枝にルーンが刻まれる。本来かなり苦痛を伴うはずなのだが、植物だからだろうか、身じろぎ一つしない。 ... -
Zero ed una bambola ゼロと人形-28
前ページ次ページZero ed una bambola ゼロと人形 夢……夢を見ていた。それはわたしが小さな頃の夢。 魔法の使えないわたしはいつものように母親に叱られていたのだ。いつもいつも出来のいい姉と比べられて……。 私は叱られる度に逃げ回っていた。わたしだけの秘密の隠れ家に……。 ここなら誰にも見つからない。お腹が空くまで隠れていよう。 でも誰かが呼ぶ声がする。ふと顔を上げればそこは見慣れぬ部屋だった。 そこではわたしはソファーに座って本を読んでいた。それは見たこともない文字の書かれた本だった。 「アンジェリーナ」 誰かが『わたし』の名前を呼んでいる。わたしはそれに対して返事をした。 …どこかで聞いたような声だった。 「市場へおつかいに行ってきて頂戴」 『わたし』に『わたし』... -
零姫さまの使い魔
「もののけ草紙」より 手の目を召喚 零姫さまの使い魔 第一話 零姫さまの使い魔 第二話 零姫さまの使い魔 第三話 零姫さまの使い魔 第四話 零姫さまの使い魔 第五話 零姫さまの使い魔 第六話 零姫さまの使い魔 第七話 零姫さまの使い魔 第八話 零姫さまの使い魔 第九話 零姫さまの使い魔 第十話 零姫さまの使い魔 第十一話 零姫さまの使い魔 第十二話 -
ゼロの夢幻竜-21
前ページ次ページゼロの夢幻竜 そこはどこまでも薄暗く、凍てつくほど寒く、そして狭い素掘りの坑道の様な場所であった。 ラティアスは元の姿の状態で必死にそんな場所を飛んでいる。 何故そんな所を飛んでいるのか? その理由は後ろからおぞましい空気を内包しつつ迫って来た。 その正体は、自分を捕まえようとする携帯獣狩りを専門にする連中だ。 捕獲網発射装置や麻酔銃を持っている事で容易に分かる。 反抗しようにも今まで追手から逃れる為に使ったためか、肝心の技はもう出す事も出来ない。 次第に体のあちこちが連中によって付けられた傷でずきずきと痛んできた。 それと元から体温が低い事も手伝ってか震えが治まらない。 段々と飛ぶ速度が遅くなり、遂に人間の進む速さと変わらないほどになってしまった。 その時、前に大きな影が現れる。 彼女は知っていた。自分の体に似た影... -
もう一人の『左手』-10
前ページ次ページもう一人の『左手』 「カザミ……本当なの? サイトが生きてるって……信じていいのねっ!?」 先程まで悪鬼のような形相で、風見の腹筋にグーパンチを打ち込んでいたルイズが、いきなりふにゃっと歓喜に緩んだ。――この使い魔は、愛想こそ無いが、嘘はつかないという事を知っていたからだ。 「ああ。いま奴は、この学校から南南西の方角に約5kmのポイントを馬車で移動中だ。目的地がどこかまでは、分からんがな」 「5……“きろ”?」 「ああ、こっちの言い方だと5“リーグ”と言った方がいいのか」 「サイトは?」 「ロープで縛られて、荷台に転がされている。……無事だよ。呼吸も顔色も変化は無い」 「でっ、でも、何で分かるのよ、そんな事まで……!? まるで、見てきたような言い方じゃない!?」 風見の正体を知らないキュルケが、ルイズやコルベールを振り返る... - @wiki全体から「つかいまのじかん」で調べる