あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ内検索 / 「使い魔は剣士カエル」で検索した結果
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使い魔は剣士カエル
クロノ・トリガーよりカエルを召喚 使い魔は剣士カエル-01 使い魔は剣士カエル-02 -
使い魔は剣士カエル-02
前ページ使い魔は剣士カエル 使い魔は剣士カエル 第2話=サイトとカエル= ドモ。サイトです。永遠に17歳です(オイオイ)。 アルヴィーズの食堂を出てすぐ、俺とルイズは声をかけられました。 「ミス・ヴァリエールですね。はじめまして」 そいつはどこから見ても直立したカエルでした。 サラマンダーの次はカエル人間か。つくづく異世界ファンタジーだなぁ。 「か、かかかカエルが私に何の用よ! ち、近寄らないでくれる!?」 声がうわずってる。ルイズよ、カエルがそんなに恐いのか? ドラゴンとか欲しかった奴がカエル恐くてどうするんですか。 「う、うるさいわね。カエルだけは昔からダメなのよっ!」 小声でルイズが返してくる。しかも俺の後ろに隠れて。 ちょっとかわいいかも・・・ってこんな風に思ってるから流されてるんだよなぁ、俺。 「使い魔の彼に話がありまし... -
使い魔は剣士カエル-01
前ページ次ページ使い魔は剣士カエル 「モ、モンモランシーが亜人を召喚したぞ!」 「アレはカエルなのか? 人なのか?」 「怖っ! グロいよ、モンモランシー!」 その儀式で注目を集めていたのは、いつまでも成功しないルイズのはずだった。 他に注目を集めていたのは『微熱』のキュルケ、『雪風』のタバサといった凄い使い魔を呼び出した人物だけ。 自分は控えめに言っても注目されるような人物ではないはず・・・なのに、これはどうした事か。 目の前に現れたのは直立したカエル。 帯剣し、鎧を纏い、マントを羽織っている・・・カエルだった。 「え、えーと。我が名は、モンモランシー・マルガリタ・ラ・フェール・ド・モンモランシ。五つの力を司るペンタゴン、この者に祝福を与え、我の使い魔と為せ」 呪文を唱えて契約しようと試みる。しかし落ち着かない。 ただのカエ... -
使い魔は四代目
使い魔は四代目-01 使い魔は四代目-02 使い魔は四代目-03 使い魔は四代目-04 使い魔は四代目-05 使い魔は四代目-06 使い魔は四代目-07 使い魔は四代目-08 使い魔は四代目-09 使い魔は四代目-10 使い魔は四代目-11 使い魔は四代目-12 DQ2 エニクス版ゲームブックより竜王のひ孫召喚です -
使い魔は甦る
ルイズが呼び出したのは、カエルだった。 そう、それこそそのへんの池や川に行けばすぐ見つかるような黄色い普通のカエル。 ゲコゲコと鳴き、なんの変哲もないカエルを呼び出したルイズに、クラスメイトたちは拍子抜けした様子を見せる。 「ゼロのルイズが呼んだのはカエルか」 「なんだつまらない。このまま失敗続きかと思ったのに」 「でも、カエルということはルイズの系統は水なのかしらね」 「だがそれにしても貧相なカエルじゃないか。そう思わないかいモンモランシー」 「奇遇ね。わたしが呼んだのもカエルなんだけど、なにか言い残すことはないかしらギーシュ」 反応はそれぞれなれど、ともかくルイズが魔法を成功させたのは事実であった。 しかし、はじめて魔法が成功して、本来一番喜ぶべきであったはずのルイズの反応は違っていた。 「きゃーっ! カエルーっ!」 巨大な爆発が起こり、カエ... -
使い魔は神様?
「大神」のアマテラス 使い魔は神様?-民間伝承 使い魔は神様?-1 使い魔は神様?-2 使い魔は神様?-3 使い魔は神様?-4 -
使い魔はじめました
『だんじょん商店会~伝説の剣はじめました~』から、主人公サララと飼い猫のチョコ、魔女の大鍋 使い魔はじめました-01 使い魔はじめました-02 使い魔はじめました-03 使い魔はじめました-04 使い魔はじめました-05 使い魔はじめました-06 使い魔はじめました-07 使い魔はじめました-08 使い魔はじめました-09 使い魔はじめました-10 使い魔はじめました-11 使い魔はじめました-12 使い魔はじめました-13 使い魔はじめました-14 使い魔はじめました-15 使い魔はじめました-16 使い魔はじめました-17 使い魔はじめました-18 使い魔はじめました-19 使い魔はじめました-20 使い魔はじめました-21 使い魔はじめました-22 使い魔はじめました-23 使い魔はじめました-24 使い魔はじめました-25 -
使い魔は紅き薔薇
『Rosen maiden』より真紅召喚 使い魔は紅き薔薇‐01 使い魔は紅き薔薇‐02 使い魔は紅き薔薇‐03 使い魔は紅き薔薇‐04 使い魔は紅き薔薇‐05 -
使い魔は変態執事
「魔術士オーフェン・無謀編」のキース・ロイヤル 使い魔は変態執事-1 使い魔は変態執事-2 使い魔は変態執事-3 使い魔は変態執事-4 -
使い魔は Hの王様
『使い魔は Hの王様』 殿(しんがり)、それは 撤退する味方を無事に逃がす為 己を犠牲にしても敵を食い止めねばならない 非情の役目。 迫り来るは 七万の軍勢。 迎え撃つは 彼一人。ぼろぼろのマント、得物は 背中の錆びた刀 一振り。 それだけの筈だった。 「ルイズ。何故 此処にいる。」 友軍と共に在る筈の 誰よりも戦場から遠ざけておきたかった筈の、彼の主人がそこに居た。 「しっ 真の貴族は 敵に後ろは見せられない…のよ。つつっ使い魔一人を残していくなんて 出来るわけ無いじゃない!」 声は震えていたが 決意は固いようだ。言って効く様な娘ではない。それに 今からでは、逃がすにも遅すぎる。 彼の驚異的な身体能力を持ってすれば、絶望的な数の敵を相手にしても 生き残ることは出来るやもしれない。彼 一人なら… だが 今は。 さて どうするか? ... -
ゼロの使い魔はメイド
「シャーリー」からシャーリー・メディスン召喚 ゼロの使い魔はメイド-01 ゼロの使い魔はメイド-02 ゼロの使い魔はメイド-03 ゼロの使い魔はメイド-04 ゼロの使い魔はメイド-05 ゼロの使い魔はメイド-06 ゼロの使い魔はメイド-07 ゼロの使い魔はメイド-08 ゼロの使い魔はメイド-09 ゼロの使い魔はメイド-10 -
長編(五十音順)-02
... 06 (Sat) 使い魔は剣士カエル クロノ・トリガー カエル 2009-10-03 20 48 41 (Sat) 虚無と鬼 クロノベルト 九鬼耀綱 2009-04-08 07 10 29 (Wed) ZERO BOY’Sサーヴァントセレクション CAGE BOY’Sヒロインセレクション 志木秋巳・橘ゆず 2008-12-22 22 30 23 (Mon) ゲゲゲの使い魔 ゲゲゲの鬼太郎 墓場鬼太郎 2009-01-16 10 10 15 (Fri) ゲーム帝国ハルケギニア出張版 ゲーム帝国 語り部 2010-07-12 23 49 07 (Mon) ゼロロ使い魔 ケロロ軍曹 ケロロ小隊 2008-03-09 07 48 51 (Sun) 幻想水滸伝異伝 零の一〇八星 幻想水滸伝Ⅳ ラズロ 2007-12-28 00 03 30 (Fri) 超1級歴史資料~ルイズの日記~ 絢爛舞踏... -
使い魔は漆黒の瞳
「ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁」より、主人公召喚 使い魔は漆黒の瞳-00 使い魔は漆黒の瞳-01 使い魔は漆黒の瞳-02 使い魔は漆黒の瞳-03 おまけ:設定等 キャラ名は基本的に小説版に準拠。 リュカ :主人公 スラりん:スライム スミス :腐った死体 ドラきち:ドラキー ピエール:スライムナイト コドラン:ドラゴンキッズ イエッタ:イエティ クックル:クックルー ガンドフ:ビッグアイ プックル:キラーパンサー マーリン:魔法使い イエッタ・クックルは諸事情により追加。 装備品 リュカ :パパスの剣 鋼鉄の鎧 マジックシールド 鉄兜 所持:刃のブーメラン スラりん :刃のブーメラン 亀の甲羅 マジックシールド 貝殻帽子 スミス :鉄の杖 毛皮のマント うろこの盾 毛皮のフード ... -
使い魔は神犬
それは、ある夜のこと。 トリステイン王国の王女、アンリエッタは誰にも言えぬ想いを胸に秘めて、はらはらと涙を流していた。 彼女には、愛する男性がいた。想い人の名は、ウェールズ・テューダー。 トリステイン王家とは縁戚関係にあるアルビオン王国の皇太子である。 彼女は彼を愛し、彼もまた彼女を愛していた。 だけど、運命は二人を結び付けてはくれない。 それは、アルビオンで起こった内乱が原因。 貴族連合レコン・キスタを名乗る逆賊による反乱。貴族派と呼ばれる者たちと王党派の戦争。その勝敗は、いまだ決していないが、王党派が敗れるのは時間の問題である。 そうしてアルビオンを支配したレコンキスタが、次に狙うのがトリステインであるのは火を見るよりも明らか。 だから、トリステイン政府は、その対策として、王女であるアンリエッタとゲルマニア王アルブレヒト3世の婚姻によって同盟... -
使い魔は紅き薔薇‐01
前ページ次ページ使い魔は紅き薔薇 その日は、使い魔召喚の儀式である『サモン・サーヴァント』が行われる日。 トリスティンの魔法学院より少し離れた草原で、儀式は行われていた。 儀式が始まってより、少ししか時は経っていない。 しかし、既に風竜の幼生、火竜山脈のサラマンダーなど、メイジの実力を見るならば使い魔を見よとの言において、 そのメイジの実力は『素晴らしい』と言うべき使い魔が召喚されていた。 他にもカエルやフクロウやバグベアー、ジャイアントモールなど様々な使い魔を召喚する中、最後に残ったのはたった一人。 ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。 ヴァリエール家といえば知らぬ者はいない王家の血をも持つ公爵家。 そして、烈風のカリンとその名を轟かせた女性の三番目の娘でもある。 貴族とは、一部の国を除いてほとんどがメイジ。 ... -
使い魔はじめました-25
前ページ使い魔はじめました 使い魔はじめました――第二十五話―― 「ゲコゲコ」 「……ヴァレリー、これ、カエルよね?」 「ええ、カエルよ」 今は、ルイズとサララが湖から学院に帰りついたその翌日の朝である。 むぅ、と口を尖らせてエレオノールは水槽に入ったカエルを見つめるていた 「いくらなんでもカエルを鍋で煮込んで、なんてやらないわよねアカデミーでは?」 ひょい、と取り出してバンザイさせてみる。 「しないわね」 掌に乗せて引っ繰り返し、腹をぐりぐりと撫で回す。 「ゲッ、ゲコッ、ゲコゲコッ」 焦ったようにカエルがとんちんかんな声をあげる。 「じゃあ、なんでここにカエルがいるのかしら?」 元の体勢に戻すと、よしよし、と頭を指先で撫でる。 「……エレオノール、私、あなたがカエルが好きだなんて知らなかったわ」 「このぬるっとぬめっとしてるのが可愛... -
使い魔はじめました-03
前ページ次ページ使い魔はじめました 使い魔はじめました―第三話― どうにか部屋まで戻ってきた二人と一匹 もっとも、先程こけた際にルイズは後頭部をぶつけて気絶し、 二人を探しにきたコルベールに部屋へ運び込まれた、 という顛末があったため、すっかり夜中になってしまっていた 「ううー……」 まだ痛む頭を撫でつつ、メイドに持ってこさせた サンドイッチを食みながら、ルイズは改めて自分の召喚した 使い魔とその使い魔に目を向ける 二人はぽかんと口を開けたまま外を眺めていた 「ねえねえ、見てサララ!月が二つあるよ!」 窓から身をのりだした猫が驚愕の声をあげている 「何当たり前のこと言ってるのよ」 「だって、ボクらの居たとこには月は一つだけだったもの」 こくこくと頷き、それに同意するサララ 自分が育った村でも、店を開いていた町でも月は一つだった 「もしかし... -
使い魔は神様?-0
前ページ次ページ使い魔は神様? 昔々― トリステインに使い魔として召喚された1匹の犬がいました ラ・ヴァリエール公爵家が三女、ルイズ・フランソワーズによって召喚されたその犬は あちらこちらを無遠慮に徘徊し、他の使い魔たちとじゃれあったり、食べ物をひっきりなしにせがんだりと それはもうたいへんなお調子者でした アマテラスと名付けられたその使い魔は 雪のように白く(※1)、俊敏で(※2)、どこか抜けた、しかしどこか憎めない愛嬌のある性格をしていたそうな アマテラスは主ルイズによく尽くし、その学友たちと騒がしくも穏やかな日々を送っていました ※1 アマテラスの風体については諸説あり。 平民の目にはただの白い犬にしか見えなかった。 メイジの目にはその真っ白な体に赤い化粧が施されていた。 という説が長年信じられてきたが、 この説は当時の平民と貴族の格差を... -
使い魔は神様?-4
前ページ使い魔は神様? ヴェストリの広場は普段からは考えられないほどの賑わいを見せていた。 人垣の中央で相対するギーシュとアマテラス。 貴族vs使い魔の異色の決闘が今ここに始まろうとしていた。 「ギーシュ! あのクソ生意気な使い魔にお灸据えてやんな!」 「あんまりいじめすぎんなよ~!」 男子生徒たちからギーシュに声援が飛ぶ。 あのルイズの使い魔…生意気なことに、一部の女生徒からは妙な人気があったのだ。 奇行はともかく、その柔らかな毛並みは触りごたえ抜群であり、呆けた顔もなんとも言えず愛らしいと、 可愛い物好きの少女らは口を揃えてルイズの使い魔を褒めるのだ。 当然男子は面白くない。 使い魔の人気に嫉妬した男子生徒らは、ギーシュによる公開私刑を期待していたのだった。 それに、大なり小なり、ルイズを含め皆がこの犬に迷惑していたのも事実。 日頃... -
使い魔は『コンボイ』
ルイズが召喚した使い魔、それは2体のゴーレムだった。 「……なるほど、私達は君に召喚されたと言う事か………。 ……仕方ない、しばらく、君の世話をしよう。」 その二体のゴーレムは、しばらくこの魔法学院にとどまる事になった。 そんなこんなですごしていると、フーケがやってきて魔法学院をゴーレムで襲ったのだ。 それに戦う私の前に私の使い魔が現れた。 「ウィングコンボイと呼んでくれ!」 「グランドコンボイ!」 軽くフーケのゴーレムを倒すと、その彼……グランドコンボイはウィングセイバーと分離した。 ジョゼフの召喚した使い魔は黒い体をしたタンクローリーであった。 彼の名はブラックコンボイ。彼はトランスフォーマーならではの圧倒的火力を利用してアルビオン軍を圧倒。わずか300の兵で2万の王軍を壊滅させてしまう。 グランドコンボイとルイ... -
使い魔は鉄拳王-03
前ページ次ページ使い魔は鉄拳王 ルイズの部屋で平八は窓から二つの月を眺めていた。 月がふたつも悪くないものだな・・・しかし、この娘は厄介な者だ・・・ 平八の横にルイズの衣類が近くに置いてある。ほんの少し前の出来事。 「ねえヘイハチ。あんたの話、本当なの?」 「そうだ、わしは別の世界から来た。」 「でも、信じられない。別の世界って何よ? そんなもの本当にあるの?」 ルイズの疑問は普通の反応だ、平八はともかく普通の人間は異世界に来れば混乱するだろう。 「ふむ、わしの世界では月はひとつだ」 「月がひとつしかない世界なんて、聞いた事がないわ。ねえ、やっぱり嘘ついてるんでしょう? 平民が意地張ってどうすんのよ」 「うそをつく必要性がわしには無い、しかし信じられんのなら信じなくてよい。」 この手の話は無理に言わないほうが良い、よけいな混乱をまねくだけだ。 「まあ... -
ゼロの使い魔は魔法使い(童貞)
「ドスペラード」のエイジを召喚 ゼロの使い魔は魔法使い(童貞)-01 ゼロの使い魔は魔法使い(童貞)-02 ゼロの使い魔は魔法使い(童貞)-03 ゼロの使い魔は魔法使い(童貞)-04 -
使い魔は鉄拳王-06
前ページ使い魔は鉄拳王 鉄拳6 教室へ着くとルイズは席につき、平八は教室の一番後ろの壁に腕を組み寄りかかる。 周りの生徒と言い合っているルイズを見た後、軽く周囲を眺めた。 周りには様々な使い魔がいる、蛇に今朝みたサラマンダー、あれはドラゴンか? 窓の外に青くて大きいドラゴンが飛んでいる。前に見たドラゴンより大きいが温和な生物のようだ。 ここに居る使い魔はおとなしい。使い魔の契約をすると、凶暴な生物もおとなしくなるのか?ならばこれをオーガに利用出きるかもしれん。 だが、わしは魔法など使えんしこれは保留だな。 次に生徒達をみてみると、今朝、話しかけて来た女に、あれは…ずいぶんと小さい女だなルイズより小さいがこの学校は実力主義なのかもしれんな。 教壇に中年の女が現れた、おそらく教師なのだろう、一旦教室が静かになる 「皆さん。春の使い魔召喚は、大成功の... -
使い魔は神様?-2
前ページ次ページ使い魔は神様? ルイズは驚いていた。 自室に戻って、使い魔の名前をあれこれ考えている最中だったのだ。 『それ』は突然声を荒げて使い魔に文句をたれ始め、頭上で真っ赤になって跳ねていた。 (何? 何? 何なのこいつ???) 今の今まで使い魔のそばで転がっていただけだったので気にも留めていなかったが、『それ』はどうやら生物であるようだ。 かなり小さい。真っ赤な体を…いや、淡い緑色に変色している。感情によって発光色が変わるらしかった。 よぉ~く見てみると、それは極小サイズの小人のように見て取れる。 しかも人語を解している。忙しく飛び跳ねながら饒舌に喋っていた。 このような妖精(?)を、ルイズは見たことも聞いたこともなかった。 ぴょんぴょん飛び跳ねていた『それ』は、 「…ところであんたは一体誰なんでィ?」 ルイズにそう問いただしてきた。 ... -
使い魔は神様?-3
前ページ次ページ使い魔は神様? 「ふむ…ガンダールヴとな?」 「はい、間違いありません! あのミス・ヴァリエールの使い魔に刻まれたルーンは、この……ご覧ください! かつて始祖ブリミルが使役していたとされるガンダールヴのルーンと全く同一の物です!」 「ほぅ…確かに」 学院長オールド・オスマンの目の色がさっと変わった。 ミスタ・コルベールが指し示した分厚い図書の一節に記述されたルーン文字。 そこには、先日ルイズの使い魔に刻まれたルーンのスケッチと同一の物が描かれていた。 「現代に蘇ったガンダールヴ…これは一大事ですぞ! オールド・オスマン!」 興奮気味に語るコルベール。 それもそのはず、失われたとされる五つめの系統が関わっているのだ。 「ガンダールヴ… あらゆる武器を使いこなし、始祖ブリミルの詠唱中の身を守護することに特化された存在だと伝え聞くが…」... -
使い魔は変態執事-2
何となくルイズは、日常が変わりそうな気がしていた。冒険ものでも悲劇でもない、ドタバタギャグコメディに。 …その具現が今、目の前に居る。 彼がしているのは洗濯だ。もしも水の上に浮かせた衣類にストンピングを繰り出すことを洗濯と言うのなら、の話ではあるが。 それにしても、この使い魔は明らかに異常だ。時は遡る… 使い魔は変態執事 第2話~侵食される日常~*** 全員の攻撃魔法を叩き込まれたキースは、何故か黒コゲで凍り付いていた。そしてタバサが心持ち満足そうな顔で胸を張っている。 なおこれは比喩ではない。文字通り、まるで氷の彫像であるかのように黒コゲの体に霜をまとい、何故か両手を腰に当てて仁王立ちの体勢で凍っている。 一瞬脳裏を「仮面ライダー」という文字列がよぎったが、ルイズは気にしないことにした。 「みんな、そろそろ教室に戻るぞ」 さて、この使い魔を運ぶのは... -
使い魔は闇の守護神
神話は生まれる。 伝説は語られる。 歴史は、ただ記される。 「こ、これが……強大で、神聖で、美しい、私の……使い魔?」 召喚された使い魔を見ながら、ルイズは引きつった顔でつぶやいた。 失望、不安、恐怖、期待。 様々な感情が交じり合い、内心の動揺はわかりやすく顔の表情となって表れる。 召喚によって出現したそれは、生物とは見えなかった。 美しいという部分は該当するようであった。 人間の頭ほどの大きさで、形状は正八面体。 微かに粒子状の光をまとわせた〝それ〟は、黒曜石で作られた人工物のように見えた。 確かに美しい。 一個の美術品として見れば、かなりのものではないかと思う。 空中にふわふわと浮遊しているところを見ても、単なる宝石の類ではないだろう。 大体宝石にしては、あまりにも大きすぎる。 一瞬やり直しを要求しようかとも思... -
使い魔はPSI能力者
「MOTHER3」より、リュカを召還。 使い魔はPSI能力者 第1話 -
使い魔はじめました-24
前ページ次ページ使い魔はじめました 使い魔はじめました――第二十四話―― 「ここまでは順調だったのに!」 アカデミーの一室で、エレオノールが悔しげにるつぼの中の液体を見つめていた。 ゲルマニアに蔓延する『カエルの呪い』の特効薬――になる予定のものである。 「まさか、『水の精霊の涙』の在庫が切れてるなんて……」 ヴァレリーもまた、困り切った様子で液体を見つめている。 この世界には『水の秘薬』という水の魔法の効能を高める薬が存在する。 『水の精霊の涙』の涙はその秘薬の中でもとてつもなく希少なもの。 水の精霊との交渉役を務める家から、極々稀に市場に出回るだけであった。 「あんまり出回ってないとは聞いたけど、ここまでとはね」 「あなたの荷物の中に代用が出来そうなものはないの?」 エレオノールに問われ、サララは考える。 考えたが、それに該当するものは今は... -
使い魔は鉄拳王-01
前ページ次ページ使い魔は鉄拳王 「お願い!子猫でも小鳥でも虫でも良いから!私の使い魔に!」 二年生へ進級するために必要な『使い魔』召喚の儀式 その儀式において、少女ルイズは、始祖に祈りながら、ルーンを唱え、杖を振った。 だが、いつものごとく、起こったのは何度目かの激しい爆発だった 「けほけほ、おい、ゼロのルイズ!やっぱり失敗か!!」 「これで何回目だ!?」 周りの生徒の野次が飛ぶ。しかし何かの影が見えた。 「おい!ゼロのルイズ、何か、何かいるぞ!」 一人の生徒が影に気付いた。 「あ、あれは・・・」 周りの生徒達が目撃したのは黒こげた老人の死体である。生徒達は皆、同じ事を言った。 「ゼロのルイズがとうとう失敗魔法で人を殺した!」 これに一番ショックを受けたのはルイズである。 「う、うそ・・・私・・私・・人を・・人を殺したの・・・?」 しかしコルベール... -
使い魔は鉄拳王-02
前ページ次ページ使い魔は鉄拳王 いきなり老人が叫び、ルイズ達は耳を塞ぎました。 叫んだ後、老人は周りの異変に気付きました。それは何処かの病院のような施設に自分が居る事です。 ふむ、誰か親切な者がわしをここに運んだのだな。一様、礼はしておくか。 老人の前に、ピンクの髪の少女が居る。 「娘、お前が、わしを手当てしてくれたのか?」 老人は尋ねました。ルイズは耳の無事を確認した後に老人に怒鳴ります。 「ちょっと!あんた、私の鼓膜を破る気!?」 目の前の少女は怒っているようだ、たぶん、わしの寝言がうるさかったのだろう。 しかし、この娘は日本人ではないな、あの頭が寂しい男に医師らしき男も日本人に見えんな? 「娘よ、すまんな。」 老人の謝罪にルイズは落ち着きました。とりあえず自分が呼び出した事など色々教えておかなくては。 「あなたを呼び出したのは私よ!それに傷は高価な... -
雅な使い魔
世の中には天才と言う物が存在する。各々、己の得意分野をリードし、世の中の発展に大きく寄与する天才。だが、真の天才という物は、おおよそにして常人とはかけ離れた思考回路の持ち主であるという。ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールが召喚してしまったのは、正しくそうした真の天才であった。 その青年はまず、風体から変わっていた。 異国風の装束はまだ良い。解らないのはその頭部。巻かれたターバンの上に鎮座するのは、何故か鳥の卵。さらにその周りを極楽鳥の羽が取り巻いている。 ルイズは召喚の後、何者かを問う前に思わずその風体について問いただす。得られた答えはただ一つ。 「雅であろう?」 全く意味不明だ。 それからも、この使い魔は意味不明な行動をとり続けルイズは頭痛に悩まされる事となる。 例えば、ギーシュの落とした香水瓶をそのまま己の... -
無から来た使い魔 外伝2 カエルの竜騎士
おまけ この話は本編とは何も関係はありません。 「げろげろ(ここは?)」 俺は試練の山で真の竜騎士になり友の元へ行こうと修行をしていたはずが・・・ 少しの油断でミシディアの黒魔術師見習いからトードを受けその後、光の扉に吸い込まれて・・・。 「これが私の使い魔ね、かえるかぁ・・・まぁ水属性の私にはぴったりね」 不意に上の方から声が聞こえ上を見ると見事な縦まきロールの少女が俺を見ていた。 「じゃあ、コントラクト・サーヴァントをっと 我が名はモンモランシー・マルガリタ・ラ・フェール・ド・モンモランシ。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ!」 「ケロ!? (なッ!?)」 少女は何か呪文を唱えると俺にキスをしてきた。 すまん、ローザ俺穢れちゃったよ・・・でもよく考えたらローザはセシルと結婚したんだよなぁ。 「ケロ!!... -
使い魔はじめました-18
前ページ次ページ使い魔はじめました 使い魔はじめました―第18話― 「おはよう、サララ。よく眠れた? 今日は気持ちのいい天気だよ!」 チョコに声をかけられて、サララは瞼をこすりながら起き上がった。 あまりに質のいい布団なので起き上がりたくなかったが、 ルイズを起こさないわけにはいかない。 そう思って隣のベッドに寝ているルイズに声をかけた。 「ん……今日は、もうちょっと寝てたいの。今日一日自由でいいわよ」 ぼーっとした様子で、布団を被ったままルイズは答えた。 昨日の夜何かあったのだろうか、とサララは考えたが、 あまり追求して欲しくなさそうなので、はい、と答えておいた。 着替えて階下に下りる。酒場と食堂を兼ねたそこでワルド子爵を探すが見つからない。 「あれ? 子爵様いないね。出かけたのかな。どうするサララ?」 チョコが問うた瞬... -
使い魔は神様?-1
前ページ次ページ使い魔は神様? “かわいいあの子とランデヴー!” ………風神宮に巣食っていた火群の者 赤カブトを、立ち会わせたスサノオの助力もあって、 (というかアマテラスがスサノオに助力したのだが) 見事討ち取ったアマテラスとイッスン。 その一行の前に現れ、水晶のヘビイチゴを掠め取っていったウシワカの予言である。 ビシッとポーズまで決めて何やら悦に入っている。 毎度毎度の事ながら何を言っていやがるのかこの妄言野郎は? とイッスンは思っていた、その時は。 ……… …… … 「ルイズが! ゼロのルイズがサモン・サーヴァントに成功したぞッ!」 「い、犬?」 「…化粧してんのか? あれ?」 ルイズを囲んでいた生徒たちから戸惑いの言葉が次々に飛んだ。 まさかゼロのルイズがサモン・サーヴァントに成功するとは… 誰も... -
ゼロの使い魔はメイド-03
前ページ次ページゼロの使い魔はメイド シャーリー・メディスンが魔法の世界ハルケギニアに召喚されて、数日がすぎた。 少しずつ新しい環境にも慣れ、少女は元気に毎日を生きている。 召喚主であり、雇い主であるルイズのメイドとして。 本来はメイジを守る使い魔と召喚されたわけだが、凡庸な十三の少女にそんなものを求めるほうが間違っている。 というわけで(ルイズにすればやむなく、だが)、シャーリーはメイドになった。 元もとメイド志望であった少女は、予期せぬことながらも、一応希望通りの職につくことができたわけである。 ある意味結果オーライというやつかもしれない。 時刻はお昼前。 まだ主人が授業を受けている間、シャーリーは洗濯にはげんでいた。 ルイズの分は早朝時に終わっている。 これは、他のメイドの手伝いだ。 他の使い魔は主人と一緒に教室にいるものも... -
ゼロの使い魔はメイド-06
前ページ次ページゼロの使い魔はメイド 「今日は、あのワイバーンはいないんですね」 シャーリーが先輩メイドであるシエスタにそう訊ねたのは、メイドたちの仕事も一段落ついた昼下がりのことだった。 どちらかというと無口なこの少女が、自分から口を開くのは珍しい。 「そうねえ……。アレはご主人と一緒によくどこかにいっちゃうんだけど」 あまり学院内にいてほしい相手でもないだけに、シエスタの態度は若干いい加減なものでもあった。 一度も吼えられたり、威嚇したりされたことのないシャーリーと違って、他の平民、いや、メイジたちにとっても、巨大なワイバーンは恐怖の対象なのだ。 「モードなら、二、三日留守なんじゃない? 主と一緒にね――」 別のところから、解答が飛んできた。 壁にもたれ、赤いオオトカゲを従えた美女が微笑んでいた。 使い魔のフレイムと共に、日向ぼっこ... -
使い魔は変態執事-3
ギーシュ・ド・グラモンは戦慄していた。 ゼロのルイズが召喚したのは間違いなく平民だったのか? 人の形を借りた幻獣か何かではないのか? そう、目の前の人知を超えた存在は笑いかける 「これが、私の魔法です。さて、ギーシュどのの魔法というのはその程度なのですかな?」 使い魔は変態執事 第3話~ぼくギーシュ☆ド☆グラえもん!~*** ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは平和な日常を送っていた。 まあ、何かと危険発言をしたキースを失敗魔法で吹き飛ばすパターンが定着することを平和と呼べるのならば、の話ではあるが。 その状態を見てキースは「まるであなたは極貧やさぐれチンピラ黒魔術士どののようですな」とコメントしたためまたもや吹き飛ばした。 ルイズは昼食を食べながら上の空でつぶやく。 「…なんか最近自分がイヤになってきたわ」 「紙と... -
使い魔はじめました-19
前ページ次ページ使い魔はじめました 使い魔はじめました――第19話―― 参ったなあ、とサララは頭を抱えたくなった。 今、彼女の目の前に立つのは数十人程の傭兵の群れである。 「おうおう、ようやく出てきたようだな!」 頭に氷の入った袋を乗せた男は、確か昼間戦った傭兵だ。 彼を先頭にして、腕っぷしの強そうな奴らがそれぞれの得物を構えている。 「もー、あいつら何でここが分かったんだろー」 横で盛大なため息と愚痴をチョコがこぼす。 彼女が何故こんな目にあっているのか、それは時を少し遡る必要がある。 宿に帰ったサララ達は、ルイズと一緒に夕食を取った。 ワルドに結婚を申し込まれたと聞いた衝撃でワインを吹き出しで怒られたり、 恋愛対象は居ないのか? と聞かれてそんなのは居ないと答えたサララを見て、 数人の知人をチョコが心の中で慰めたり、 ゲルマニアの噂を聞いて... -
使い魔は漆黒の瞳-03
前ページ使い魔は漆黒の瞳 使い魔は漆黒の瞳 3 「うっわ~! 見なよ! 月が二つあるよ!?」 「ピヨピヨ!」 「ほ、ほんとだーにゃ! それも、両方見たこと無い色に模様だーにゃ!」 「つ、つき…? あ、あれ? 月って、ほ、ほんとは…い、幾つだっけか?」 「グルルルルルル」 「え、え、一つだってばさ~」 「おつきさま、ふたつ? どっち、みたらいい?」 「ガウガウ」 「これは面妖な。やはりここはワシらの知らぬ大地なのかのう?」 「かつてリュカ殿は妖精の住まう世界に行った事があると聞く。そこは海の色も空の色も普通とは全く違っていたとか…やはり、そうであるとしか思えないな」 トリステイン魔法学園の一角。 大型の使い魔たちのため用意された厩舎の傍で、リュカと共に呼び出されたその仲間たちは、上天に昇った月を見て、わいのわいのと騒ぎ立てていた。 リュカが禿... -
使い魔はじめました-02
前ページ次ページ使い魔はじめました ―使い魔はじめました 第二話― ルイズが打ちひしがれている間に、サララは鍋に駆け寄ると 倒れていた梯子をかけ直し、鍋に手を入れる どういう理論になっているかは分からないが、この鍋は、手を突っ込むだけで 中に入っている道具と、その数が認識できるのだ どうやら、無くなった道具も、壊れた道具もないようで胸を撫で下ろす 大切な商売道具だし、何より先祖伝来の品である 壊れてしまった日には顔も知らない先祖たちに申し訳が立たない 「さて、ミス・ヴァリエールと、そちらのお嬢さん。あなた方も、教室へ……」 「あの……ミスタ・コルベール」 軽く痛む頭を押さえながら、ルイズは彼に話しかけた 頭を押さえた拍子に取り落とした猫が騒いでいるがとりあえずスルー 「どうしたのですか、ミス・ヴァリエール?」 「……こ... -
紅の使い魔
うまく寝付けない夜には、ルイズは使い魔のところにいく。 魔法学院の中庭には、ミスタ・コルベールが建ててくれた工房があり、ルイズの召喚した使い魔は毎日そこで作業をしているのだ。 寝巻きにマントを引っ掛けた格好で、ルイズはそっと階段を降り、中庭に出た。案の定、工房にはこうこうと明かりがついていた。 しゅ……しゅ……と、木に鉋をかける心地の良い音が聞こえてくる。ルイズはその音を聞きたくて、足しげく工房に通うのかもしれない。 ランプにぼんやりと照らし出されながら、ルイズの使い魔は作業をしていた。 入ってきたルイズに気がついて、使い魔が顔を上げた。 「……どうした。眠れねえのか」 「うん……ちょっとね」 「今夜は少し冷えるから、毛布でもかぶってな」 「……うん」 使い魔の差し出す毛布にルイズは包まった。使い魔の邪魔にならないように隅に腰を下ろし、ぼ... -
使い魔は鉄拳王-04
前ページ次ページ使い魔は鉄拳王 鉄拳4 突然だがある話を聞いてもらおう。 親が子供に何かをすれば子供は大人になった時に高確率で同じ事を行う。 例えば虐待を受けた子供は大人になると自分の子供にまた虐待を繰り返す事がある。なら親子で殺し合いが続くとどうなるか… ルイズは夢を見ていた、そう悪夢を・・・ 「あれ、ここは、どこかしら?」 そこは自分の家だった。 「なんで私、家に居るのかしら?」 ルイズは自分の身体を見ると。 「そ、そんな!胸が無い!!?」 しかし胸元から無い。その事にルイズは気付き少しへこんだ。 落ち着きを取り戻し現状を確認したら、今のルイズは5歳の頃である。 「なんで私5歳なのかしら?」 するとルイズの最も恐れている声が聞こえた。 それはトリステイン最強の、ハルケギニア全土を見渡してもたぶん最強の風のメイジ、ルイズの母カリーヌで... -
使い魔は紅き薔薇‐02
前ページ次ページ使い魔は紅き薔薇 「――――動かない」 ルイズは呟いた。 人形に契約の口付けをしても、使い魔のルーンが刻まれても動く事は無かった。 少しだけ待っても、動かない。 「……どうして。 どうしてなの……!?」 ルイズは、やや青ざめながらも理由を探す。 ――これは、主の代わりに呪いを受ける人形? ――これは、主の危機に目を覚ます人形? ――これは、ただの鑑賞用……!? 「――ぷっ」 誰かが、耐えきれないといった様子で声をもらした。 「あは、あはははは!! 流石だわルイズ! 動かない人形を召喚するだなんて!」 「見た目だけ豪華なのは同じだな!」 「流石はゼロ!」 「ゼロのルイズ!」 しかしルイズにその言葉を聞く余裕は無かった。 ――どうして、どうして動かないの!? ル... -
使い魔は鉄拳王-05
前ページ次ページ使い魔は鉄拳王 鉄拳5 なんか私、変な夢を見たわね・・・なんでお母様が私を崖に落とすのよ?でもやりかねないから怖い… 着替えをヘイハチにさせようと思ったが止めておいた。あの爺また、うるさく小言を言うに違いない! 着替え終わったルイズは朝食をとるために食堂へ向かおうと平八を連れ外にでる、それと同時に隣の部屋のドアが開いた 中から出てきたのは燃えるような緋色の髪をした女だった。そのスタイルはまさにルイズと対極の存在である。 「おはようルイズ」 何か嫌味を感じる笑顔をしてルイズに挨拶する。 ルイズは顔をしかめ、露骨に嫌な感情をした。 「おはようキュルケ」 ルイズは彼女が何か言いたいか、うすうす気付いていた。 「昨日は大変だったわね~、黒こげの老人を呼び出すなんて召喚しちゃうなんてさっすがゼロのルイズよね。」 朝と同じでわしは黒こげと呼ば... -
ゼロの使い魔はメイド-07
前ページ次ページゼロの使い魔はメイド この頃、学園の様子がおかしい。 シャーリーは、そう思った。 学園のあちこちで、自分の使い魔とコミュニケーションを取っている生徒たちを見かけるのだ。 それだけなら別に普通なのだが、その接し方がいつもと違う。 ある女子生徒はカエルにリボンをつけて難しい顔をしているし、小太りの男子生徒は昼間からフクロウを飛ばせて芸でも仕込んでいるみたいだ。 ギーシュとかいうキザな男子生徒はヴェルダンデと名付けている大きなモグラと、まるで恋人みたいに見つめあっている。 遠目から声は聞きとれないが、どうも甘い言葉でもささやいているようだった。 モグラに対して。 ハッキリ言って、すごく変だ。 キュルケはサラマンダーのフレイムに、ぼうぼうと炎を吐かせている。 全体的に、まるで怪しいサーカスの練習でも見ているようだった。 ... -
使い魔は黄金の剣
なるほど、確かにこの世で最も神聖で美しいといえるだろう。 とても強力そうという印象もある。 私のイメージとは違ったが、「この世で最も神聖で美しい、強力な使い魔」という条件には叶っている。 だけど……だけど! なんで私が召喚した使い魔がただの『剣』なのよ~~~~~!? 「おい、ルイズが剣を召喚したぞ!」 「召喚? どうせ街で買ったのを埋めてただけじゃないのか」 「ははは、なるほど。そういう事か」 あいつら~~……! よし顔は覚えた。 あとで爆破ね。 まあ、いくら私でも前もってこんな剣を前もって手に入れるなんて無理だけど。 先ほども言ったが、私が唱えた呪文のイメージに、この剣はピッタリと当てはまるのだ。 柄に埋め込まれた幾つもの美しい宝石、巨大な刀身、細やかな細工。 そして何よりも、なんとこの剣、全体が黄金色に輝いているのだ。 黄金で作られた大剣。 ... -
使い魔は高笑う
春恒例の使い魔召喚の儀式。 進級試験を兼ねて、サモン・サーヴァントとコントラクト・サーヴァントを行う。メイジにとっては生涯苦楽を共にする友を喚ぶ、神聖な儀式である。 そんな風に改めて書くと大仰なものに感じるが、実際はそれほど大掛かりなものではない。 召喚される使い魔となる動物達はそれぞれが個性的で、メイジの性格や性質、実力が反映されたものがやってくる。 召喚される生物は魔法学院の生徒達にとっては興味の対象であり、見ていて飽きのこない……そう。どちらかというと楽しみにしている者の多いイベントなのである。 ただ、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールにとっては少し事情が違った。 魔法の成功率ほとんどゼロ、という不名誉な事実が二つ名の由来となっている彼女にとっては、崖っぷちに立たされた気分だ。何せ、失敗すれば後がない。 「さて。これで全員... -
使い魔は鉄拳王-03a
前ページ次ページ使い魔は鉄拳王 平八が眠りについた同時刻・・・ガリアの王都リュティスに聳え立つヴェルサイテイル宮殿にて。 退屈と怠惰の日々に身を任せていた無能王ことジョゼフ一世がサモン・サーヴァントを暇つぶしにやってみた。 すると呼ばれてきたのは・・・ 「なんだ・・・ただのジジイか、つまらん!」 呼び出されたのはかなりの高年齢の老人だった。 「……ぬぅ…ここは何所じゃ?」 平八が死に三島財団をわしが手に入れ鉄拳トーナメントを開こうしていたら鏡を見つけ手に触れたとたんここに・・・ そして現在、こういう状況に陥っている。 椅子に座っている男を見たが、この上なく退屈そうな顔をしていた。 虚無と言ってもこんなものか。 さて何が出てくるかと多少の興味はあったが、ただのジジイしかも上半身が裸の。 ジョゼフは外の衛兵呼んだ。 「御呼びでしょうか陛下」 「賊... -
使い魔は四代目-01
前ページ次ページ使い魔は四代目 「…何でよ…」 ルイズは力無く呟いた。使い魔召喚の儀式、サモン・サーヴァント。他の全ての生徒達が問題なく使い魔を召喚し、コントラクト・サーヴァントを済ませたのに対し、ルイズだけが失敗を繰り返していた。 それがようやく成功し使い魔となるものが召喚されたのである。本来なら喜んでしかるべきだ。だが、ルイズの表情は暗かった。 そこに立っていたのは、紫のローブを身に纏い、髪を二本の角の様に立てている奇妙な老人だった。その肌は青白く、どことなく不健康そうだ。 だが、それよりも重要なのは、その老人が持っているドラゴンをあしらった杖の存在だった。 杖を持っているという事は、多分メイジなのだろう。あるいは…貴族? だとするとこれは…かなり不味い状況なのかもしれない。 ルイズのそんな焦燥を他所に、老人は興味深そうに辺りを見渡して... - @wiki全体から「使い魔は剣士カエル」で調べる