あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ内検索 / 「使い魔は変態執事」で検索した結果
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使い魔は変態執事
「魔術士オーフェン・無謀編」のキース・ロイヤル 使い魔は変態執事-1 使い魔は変態執事-2 使い魔は変態執事-3 使い魔は変態執事-4 -
使い魔は変態執事-2
...時は遡る… 使い魔は変態執事 第2話~侵食される日常~*** 全員の攻撃魔法を叩き込まれたキースは、何故か黒コゲで凍り付いていた。そしてタバサが心持ち満足そうな顔で胸を張っている。 なおこれは比喩ではない。文字通り、まるで氷の彫像であるかのように黒コゲの体に霜をまとい、何故か両手を腰に当てて仁王立ちの体勢で凍っている。 一瞬脳裏を「仮面ライダー」という文字列がよぎったが、ルイズは気にしないことにした。 「みんな、そろそろ教室に戻るぞ」 さて、この使い魔を運ぶのは少し無理そうである。少女の細腕でこんな大の男を運べるわけが無いので当然である。 放置はしたくないが、教室に光を乱反射する黒い人型オブジェを置くのもちょっと気がひける。 そこで考えること数秒、やはりここはご主人様なんだから、と、 「タバサ、ちょっとコレを運ぶのを手伝ってくれない?」 タ... -
使い魔は変態執事-3
...すかな?」 使い魔は変態執事 第3話~ぼくギーシュ☆ド☆グラえもん!~*** ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは平和な日常を送っていた。 まあ、何かと危険発言をしたキースを失敗魔法で吹き飛ばすパターンが定着することを平和と呼べるのならば、の話ではあるが。 その状態を見てキースは「まるであなたは極貧やさぐれチンピラ黒魔術士どののようですな」とコメントしたためまたもや吹き飛ばした。 ルイズは昼食を食べながら上の空でつぶやく。 「…なんか最近自分がイヤになってきたわ」 「紙とペンと練炭ならここにありますが」 「死ぬわけ無いでしょ!?」 後に無表情で突っ立っている使い魔にとりあえず突っ込む。 …どう考えても自分がおかしくなっている気がする。嗚呼、恐ろしきかな人間の慣れ。 そのとき、食堂の端で騒ぎが起こった。何事かと... -
使い魔は変態執事-4
... ***使い魔は変態執事 第4話~恋気と狂気と迷惑と~*** ああ、あの冷ややかな整った顔に、何も見ていぬようで全てを見ている澄んだ瞳、そしてその身にまとうミステリアスな雰囲気、そんな彼を見ていると… 「タバサ、私、あの人に恋しちゃったかも!」 「……。」 ……タバサは固まる。 傍目にはいつもと変わらない冷ややかな無表情に見えたろうが、親友の口から、いつも関わる度に平穏な日常にミミズのように潜り込んでくる男に恋をしたと言う言葉が飛び出たのだ。 そんなことがあれば固まるしかない。幸い、いつも固まっているように周囲から見られているため問題はなかったが。 「……」 キュルケの額に手の平を当てる 「タバサ、何でいつになく優しい目をして私の額に手を当てているのかしら」 「…少し熱い」 「いえ、微熱が平熱よ。それに多分あなた... -
使い魔は変態執事-1
抜けるような青空、壮大な城、鮮やかな緑の庭、なんともすがすがしいこの場所で、若いざわめきが跳ねる そんな中ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールはどうしていたかと言うと、困り果てていた。 同時に、恐ろしく恥をかいてもいた。理由は簡単、ちょっとした意地から大風呂敷を広げてしまった春の使い魔召喚の結果がこれだからだ。 一応一発で召喚はできた。あくまで『召喚』はできた。 しかし同時にいつもの爆発も起こしてしまったし、…こちらの方が重要だが、召喚された対象もイレギュラー中のイレギュラーだった。 何しろまず、人間である。しかも、平民である。 その平民は、タキシードを着て、銀髪をオールバックにしていた。そして今、いや、召喚直後から目の前で背中を地面につけて、白目のままキリモミ回転している。 最初は爆煙を巻き込んで小型の渦巻きを作っていたほどの高速回転... -
長編(五十音順)-07
... 33 (Tue) 使い魔は変態執事 魔術士オーフェン・無謀編 キース・ロイヤル 2007-12-13 22 45 27 (Thu) ルイズVSマジク~史上最哀の会合~ 魔術士オーフェン マジク 2008-03-19 04 58 18 (Wed) ドSな使い魔 魔人探偵脳噛ネウロ ネウロ 2008-03-01 19 34 05 (Sat) ルイズと剣狼伝説 マシンロボ クロノスの逆襲 ロム・ストール 2007-08-20 14 31 31 (Mon) ゼロのはっちゃけ 映画「マスク」 ロキのマスク 2007-08-27 22 15 25 (Mon) ゼロのMASTER MASTERキートン キートン・平賀・太一 2008-06-05 02 01 02 (Thu) ”舵輪(ヘルム)”の使い魔 マップスネクストシート ミュズ 2009-09-22 12 38 52 (Tue) 虚無のパズ... -
使い魔は四代目
使い魔は四代目-01 使い魔は四代目-02 使い魔は四代目-03 使い魔は四代目-04 使い魔は四代目-05 使い魔は四代目-06 使い魔は四代目-07 使い魔は四代目-08 使い魔は四代目-09 使い魔は四代目-10 使い魔は四代目-11 使い魔は四代目-12 DQ2 エニクス版ゲームブックより竜王のひ孫召喚です -
使い魔は神様?
「大神」のアマテラス 使い魔は神様?-民間伝承 使い魔は神様?-1 使い魔は神様?-2 使い魔は神様?-3 使い魔は神様?-4 -
使い魔はじめました
『だんじょん商店会~伝説の剣はじめました~』から、主人公サララと飼い猫のチョコ、魔女の大鍋 使い魔はじめました-01 使い魔はじめました-02 使い魔はじめました-03 使い魔はじめました-04 使い魔はじめました-05 使い魔はじめました-06 使い魔はじめました-07 使い魔はじめました-08 使い魔はじめました-09 使い魔はじめました-10 使い魔はじめました-11 使い魔はじめました-12 使い魔はじめました-13 使い魔はじめました-14 使い魔はじめました-15 使い魔はじめました-16 使い魔はじめました-17 使い魔はじめました-18 使い魔はじめました-19 使い魔はじめました-20 使い魔はじめました-21 使い魔はじめました-22 使い魔はじめました-23 使い魔はじめました-24 使い魔はじめました-25 -
使い魔は紅き薔薇
『Rosen maiden』より真紅召喚 使い魔は紅き薔薇‐01 使い魔は紅き薔薇‐02 使い魔は紅き薔薇‐03 使い魔は紅き薔薇‐04 使い魔は紅き薔薇‐05 -
使い魔は Hの王様
『使い魔は Hの王様』 殿(しんがり)、それは 撤退する味方を無事に逃がす為 己を犠牲にしても敵を食い止めねばならない 非情の役目。 迫り来るは 七万の軍勢。 迎え撃つは 彼一人。ぼろぼろのマント、得物は 背中の錆びた刀 一振り。 それだけの筈だった。 「ルイズ。何故 此処にいる。」 友軍と共に在る筈の 誰よりも戦場から遠ざけておきたかった筈の、彼の主人がそこに居た。 「しっ 真の貴族は 敵に後ろは見せられない…のよ。つつっ使い魔一人を残していくなんて 出来るわけ無いじゃない!」 声は震えていたが 決意は固いようだ。言って効く様な娘ではない。それに 今からでは、逃がすにも遅すぎる。 彼の驚異的な身体能力を持ってすれば、絶望的な数の敵を相手にしても 生き残ることは出来るやもしれない。彼 一人なら… だが 今は。 さて どうするか? ... -
ゼロの使い魔はメイド
「シャーリー」からシャーリー・メディスン召喚 ゼロの使い魔はメイド-01 ゼロの使い魔はメイド-02 ゼロの使い魔はメイド-03 ゼロの使い魔はメイド-04 ゼロの使い魔はメイド-05 ゼロの使い魔はメイド-06 ゼロの使い魔はメイド-07 ゼロの使い魔はメイド-08 ゼロの使い魔はメイド-09 ゼロの使い魔はメイド-10 -
使い魔は漆黒の瞳
「ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁」より、主人公召喚 使い魔は漆黒の瞳-00 使い魔は漆黒の瞳-01 使い魔は漆黒の瞳-02 使い魔は漆黒の瞳-03 おまけ:設定等 キャラ名は基本的に小説版に準拠。 リュカ :主人公 スラりん:スライム スミス :腐った死体 ドラきち:ドラキー ピエール:スライムナイト コドラン:ドラゴンキッズ イエッタ:イエティ クックル:クックルー ガンドフ:ビッグアイ プックル:キラーパンサー マーリン:魔法使い イエッタ・クックルは諸事情により追加。 装備品 リュカ :パパスの剣 鋼鉄の鎧 マジックシールド 鉄兜 所持:刃のブーメラン スラりん :刃のブーメラン 亀の甲羅 マジックシールド 貝殻帽子 スミス :鉄の杖 毛皮のマント うろこの盾 毛皮のフード ... -
使い魔は神犬
それは、ある夜のこと。 トリステイン王国の王女、アンリエッタは誰にも言えぬ想いを胸に秘めて、はらはらと涙を流していた。 彼女には、愛する男性がいた。想い人の名は、ウェールズ・テューダー。 トリステイン王家とは縁戚関係にあるアルビオン王国の皇太子である。 彼女は彼を愛し、彼もまた彼女を愛していた。 だけど、運命は二人を結び付けてはくれない。 それは、アルビオンで起こった内乱が原因。 貴族連合レコン・キスタを名乗る逆賊による反乱。貴族派と呼ばれる者たちと王党派の戦争。その勝敗は、いまだ決していないが、王党派が敗れるのは時間の問題である。 そうしてアルビオンを支配したレコンキスタが、次に狙うのがトリステインであるのは火を見るよりも明らか。 だから、トリステイン政府は、その対策として、王女であるアンリエッタとゲルマニア王アルブレヒト3世の婚姻によって同盟... -
使い魔は剣士カエル
クロノ・トリガーよりカエルを召喚 使い魔は剣士カエル-01 使い魔は剣士カエル-02 -
使い魔は『コンボイ』
ルイズが召喚した使い魔、それは2体のゴーレムだった。 「……なるほど、私達は君に召喚されたと言う事か………。 ……仕方ない、しばらく、君の世話をしよう。」 その二体のゴーレムは、しばらくこの魔法学院にとどまる事になった。 そんなこんなですごしていると、フーケがやってきて魔法学院をゴーレムで襲ったのだ。 それに戦う私の前に私の使い魔が現れた。 「ウィングコンボイと呼んでくれ!」 「グランドコンボイ!」 軽くフーケのゴーレムを倒すと、その彼……グランドコンボイはウィングセイバーと分離した。 ジョゼフの召喚した使い魔は黒い体をしたタンクローリーであった。 彼の名はブラックコンボイ。彼はトランスフォーマーならではの圧倒的火力を利用してアルビオン軍を圧倒。わずか300の兵で2万の王軍を壊滅させてしまう。 グランドコンボイとルイ... -
使い魔は鉄拳王-03
前ページ次ページ使い魔は鉄拳王 ルイズの部屋で平八は窓から二つの月を眺めていた。 月がふたつも悪くないものだな・・・しかし、この娘は厄介な者だ・・・ 平八の横にルイズの衣類が近くに置いてある。ほんの少し前の出来事。 「ねえヘイハチ。あんたの話、本当なの?」 「そうだ、わしは別の世界から来た。」 「でも、信じられない。別の世界って何よ? そんなもの本当にあるの?」 ルイズの疑問は普通の反応だ、平八はともかく普通の人間は異世界に来れば混乱するだろう。 「ふむ、わしの世界では月はひとつだ」 「月がひとつしかない世界なんて、聞いた事がないわ。ねえ、やっぱり嘘ついてるんでしょう? 平民が意地張ってどうすんのよ」 「うそをつく必要性がわしには無い、しかし信じられんのなら信じなくてよい。」 この手の話は無理に言わないほうが良い、よけいな混乱をまねくだけだ。 「まあ... -
ゼロの使い魔は魔法使い(童貞)
「ドスペラード」のエイジを召喚 ゼロの使い魔は魔法使い(童貞)-01 ゼロの使い魔は魔法使い(童貞)-02 ゼロの使い魔は魔法使い(童貞)-03 ゼロの使い魔は魔法使い(童貞)-04 -
使い魔は神様?-0
前ページ次ページ使い魔は神様? 昔々― トリステインに使い魔として召喚された1匹の犬がいました ラ・ヴァリエール公爵家が三女、ルイズ・フランソワーズによって召喚されたその犬は あちらこちらを無遠慮に徘徊し、他の使い魔たちとじゃれあったり、食べ物をひっきりなしにせがんだりと それはもうたいへんなお調子者でした アマテラスと名付けられたその使い魔は 雪のように白く(※1)、俊敏で(※2)、どこか抜けた、しかしどこか憎めない愛嬌のある性格をしていたそうな アマテラスは主ルイズによく尽くし、その学友たちと騒がしくも穏やかな日々を送っていました ※1 アマテラスの風体については諸説あり。 平民の目にはただの白い犬にしか見えなかった。 メイジの目にはその真っ白な体に赤い化粧が施されていた。 という説が長年信じられてきたが、 この説は当時の平民と貴族の格差を... -
使い魔は神様?-4
前ページ使い魔は神様? ヴェストリの広場は普段からは考えられないほどの賑わいを見せていた。 人垣の中央で相対するギーシュとアマテラス。 貴族vs使い魔の異色の決闘が今ここに始まろうとしていた。 「ギーシュ! あのクソ生意気な使い魔にお灸据えてやんな!」 「あんまりいじめすぎんなよ~!」 男子生徒たちからギーシュに声援が飛ぶ。 あのルイズの使い魔…生意気なことに、一部の女生徒からは妙な人気があったのだ。 奇行はともかく、その柔らかな毛並みは触りごたえ抜群であり、呆けた顔もなんとも言えず愛らしいと、 可愛い物好きの少女らは口を揃えてルイズの使い魔を褒めるのだ。 当然男子は面白くない。 使い魔の人気に嫉妬した男子生徒らは、ギーシュによる公開私刑を期待していたのだった。 それに、大なり小なり、ルイズを含め皆がこの犬に迷惑していたのも事実。 日頃... -
使い魔は鉄拳王-06
前ページ使い魔は鉄拳王 鉄拳6 教室へ着くとルイズは席につき、平八は教室の一番後ろの壁に腕を組み寄りかかる。 周りの生徒と言い合っているルイズを見た後、軽く周囲を眺めた。 周りには様々な使い魔がいる、蛇に今朝みたサラマンダー、あれはドラゴンか? 窓の外に青くて大きいドラゴンが飛んでいる。前に見たドラゴンより大きいが温和な生物のようだ。 ここに居る使い魔はおとなしい。使い魔の契約をすると、凶暴な生物もおとなしくなるのか?ならばこれをオーガに利用出きるかもしれん。 だが、わしは魔法など使えんしこれは保留だな。 次に生徒達をみてみると、今朝、話しかけて来た女に、あれは…ずいぶんと小さい女だなルイズより小さいがこの学校は実力主義なのかもしれんな。 教壇に中年の女が現れた、おそらく教師なのだろう、一旦教室が静かになる 「皆さん。春の使い魔召喚は、大成功の... -
魔術士オーフェン使い魔編-1
「あんた、何?」 気がつくと目の前に見知らぬ少女がいた。 というか見知らぬ場所にいた。 抜けるような青空と豊かに広がる草原をバックに桃色の髪をした少女がえらくシンプルな質問を問い掛けてくる。 自分はついさっきまでトトカンタにいたはずなのだが。 「……と、言われてもな。君こそ誰だ?ていうかここどこだ?」 あまりにも唐突で混乱することすらできない。呆然とした状態で思わずオーフェンは聞き返してしまう。 「質問してるのは私よ!いいから答えなさい」 「……オーフェンだ。家名はない」 「ってことは平民ね……。まあ格好から予測はしてたけど……」 つい反射的に答えてしまってからオーフェンは自分の質問に答えてもらってないことに気がついた。 「いや、ちょっと待て。こっちの質問にも答えてないぞ。ここはどこだ?君は一体……」 慌てて質問をしようとするオーフェンだが、それは途中で... -
使い魔は神様?-2
前ページ次ページ使い魔は神様? ルイズは驚いていた。 自室に戻って、使い魔の名前をあれこれ考えている最中だったのだ。 『それ』は突然声を荒げて使い魔に文句をたれ始め、頭上で真っ赤になって跳ねていた。 (何? 何? 何なのこいつ???) 今の今まで使い魔のそばで転がっていただけだったので気にも留めていなかったが、『それ』はどうやら生物であるようだ。 かなり小さい。真っ赤な体を…いや、淡い緑色に変色している。感情によって発光色が変わるらしかった。 よぉ~く見てみると、それは極小サイズの小人のように見て取れる。 しかも人語を解している。忙しく飛び跳ねながら饒舌に喋っていた。 このような妖精(?)を、ルイズは見たことも聞いたこともなかった。 ぴょんぴょん飛び跳ねていた『それ』は、 「…ところであんたは一体誰なんでィ?」 ルイズにそう問いただしてきた。 ... -
使い魔は四代目-01
前ページ次ページ使い魔は四代目 「…何でよ…」 ルイズは力無く呟いた。使い魔召喚の儀式、サモン・サーヴァント。他の全ての生徒達が問題なく使い魔を召喚し、コントラクト・サーヴァントを済ませたのに対し、ルイズだけが失敗を繰り返していた。 それがようやく成功し使い魔となるものが召喚されたのである。本来なら喜んでしかるべきだ。だが、ルイズの表情は暗かった。 そこに立っていたのは、紫のローブを身に纏い、髪を二本の角の様に立てている奇妙な老人だった。その肌は青白く、どことなく不健康そうだ。 だが、それよりも重要なのは、その老人が持っているドラゴンをあしらった杖の存在だった。 杖を持っているという事は、多分メイジなのだろう。あるいは…貴族? だとするとこれは…かなり不味い状況なのかもしれない。 ルイズのそんな焦燥を他所に、老人は興味深そうに辺りを見渡して... -
使い魔は神様?-3
前ページ次ページ使い魔は神様? 「ふむ…ガンダールヴとな?」 「はい、間違いありません! あのミス・ヴァリエールの使い魔に刻まれたルーンは、この……ご覧ください! かつて始祖ブリミルが使役していたとされるガンダールヴのルーンと全く同一の物です!」 「ほぅ…確かに」 学院長オールド・オスマンの目の色がさっと変わった。 ミスタ・コルベールが指し示した分厚い図書の一節に記述されたルーン文字。 そこには、先日ルイズの使い魔に刻まれたルーンのスケッチと同一の物が描かれていた。 「現代に蘇ったガンダールヴ…これは一大事ですぞ! オールド・オスマン!」 興奮気味に語るコルベール。 それもそのはず、失われたとされる五つめの系統が関わっているのだ。 「ガンダールヴ… あらゆる武器を使いこなし、始祖ブリミルの詠唱中の身を守護することに特化された存在だと伝え聞くが…」... -
使い魔はPSI能力者
「MOTHER3」より、リュカを召還。 使い魔はPSI能力者 第1話 -
赤い使い魔
春の使い魔召喚の儀式。そこで『ゼロのルイズ』が呼び出したのは、一頭の熊だった。 否、それは熊というにはあまりにも大きすぎた。大きく、太く、超重量、そして大雑把すぎた。それはまさに怪獣だった。 爛々と光る隻眼は、それの凶暴さを語り、あと、なんか口元が血で汚れていたりした。 「ミス・ヴァリエール!」 「なんですか。ミスタ・コルベール」 「召喚のやり直しを。これはなかった事にして召喚のやり直しをしてください」 そんな言葉に、ルイズは、ありありと不満を顔に浮かべる。 何度も失敗して、ようやく召喚をしたのに、どうしてやりなおさなくてはいけないのか。 「それはダメです。ミスタ・コルベール」 「どうしてですか?」 「決まりだからです。一度呼び出した使い魔は変更することはできません。何故なら春の使い魔召喚は神聖な儀式だからです」 「い... -
紅の使い魔
うまく寝付けない夜には、ルイズは使い魔のところにいく。 魔法学院の中庭には、ミスタ・コルベールが建ててくれた工房があり、ルイズの召喚した使い魔は毎日そこで作業をしているのだ。 寝巻きにマントを引っ掛けた格好で、ルイズはそっと階段を降り、中庭に出た。案の定、工房にはこうこうと明かりがついていた。 しゅ……しゅ……と、木に鉋をかける心地の良い音が聞こえてくる。ルイズはその音を聞きたくて、足しげく工房に通うのかもしれない。 ランプにぼんやりと照らし出されながら、ルイズの使い魔は作業をしていた。 入ってきたルイズに気がついて、使い魔が顔を上げた。 「……どうした。眠れねえのか」 「うん……ちょっとね」 「今夜は少し冷えるから、毛布でもかぶってな」 「……うん」 使い魔の差し出す毛布にルイズは包まった。使い魔の邪魔にならないように隅に腰を下ろし、ぼ... -
使い魔は鉄拳王-01
前ページ次ページ使い魔は鉄拳王 「お願い!子猫でも小鳥でも虫でも良いから!私の使い魔に!」 二年生へ進級するために必要な『使い魔』召喚の儀式 その儀式において、少女ルイズは、始祖に祈りながら、ルーンを唱え、杖を振った。 だが、いつものごとく、起こったのは何度目かの激しい爆発だった 「けほけほ、おい、ゼロのルイズ!やっぱり失敗か!!」 「これで何回目だ!?」 周りの生徒の野次が飛ぶ。しかし何かの影が見えた。 「おい!ゼロのルイズ、何か、何かいるぞ!」 一人の生徒が影に気付いた。 「あ、あれは・・・」 周りの生徒達が目撃したのは黒こげた老人の死体である。生徒達は皆、同じ事を言った。 「ゼロのルイズがとうとう失敗魔法で人を殺した!」 これに一番ショックを受けたのはルイズである。 「う、うそ・・・私・・私・・人を・・人を殺したの・・・?」 しかしコルベール... -
使い魔はじめました-03
前ページ次ページ使い魔はじめました 使い魔はじめました―第三話― どうにか部屋まで戻ってきた二人と一匹 もっとも、先程こけた際にルイズは後頭部をぶつけて気絶し、 二人を探しにきたコルベールに部屋へ運び込まれた、 という顛末があったため、すっかり夜中になってしまっていた 「ううー……」 まだ痛む頭を撫でつつ、メイドに持ってこさせた サンドイッチを食みながら、ルイズは改めて自分の召喚した 使い魔とその使い魔に目を向ける 二人はぽかんと口を開けたまま外を眺めていた 「ねえねえ、見てサララ!月が二つあるよ!」 窓から身をのりだした猫が驚愕の声をあげている 「何当たり前のこと言ってるのよ」 「だって、ボクらの居たとこには月は一つだけだったもの」 こくこくと頷き、それに同意するサララ 自分が育った村でも、店を開いていた町でも月は一つだった 「もしかし... -
使い魔は鉄拳王-02
前ページ次ページ使い魔は鉄拳王 いきなり老人が叫び、ルイズ達は耳を塞ぎました。 叫んだ後、老人は周りの異変に気付きました。それは何処かの病院のような施設に自分が居る事です。 ふむ、誰か親切な者がわしをここに運んだのだな。一様、礼はしておくか。 老人の前に、ピンクの髪の少女が居る。 「娘、お前が、わしを手当てしてくれたのか?」 老人は尋ねました。ルイズは耳の無事を確認した後に老人に怒鳴ります。 「ちょっと!あんた、私の鼓膜を破る気!?」 目の前の少女は怒っているようだ、たぶん、わしの寝言がうるさかったのだろう。 しかし、この娘は日本人ではないな、あの頭が寂しい男に医師らしき男も日本人に見えんな? 「娘よ、すまんな。」 老人の謝罪にルイズは落ち着きました。とりあえず自分が呼び出した事など色々教えておかなくては。 「あなたを呼び出したのは私よ!それに傷は高価な... -
使い魔は闇の守護神
神話は生まれる。 伝説は語られる。 歴史は、ただ記される。 「こ、これが……強大で、神聖で、美しい、私の……使い魔?」 召喚された使い魔を見ながら、ルイズは引きつった顔でつぶやいた。 失望、不安、恐怖、期待。 様々な感情が交じり合い、内心の動揺はわかりやすく顔の表情となって表れる。 召喚によって出現したそれは、生物とは見えなかった。 美しいという部分は該当するようであった。 人間の頭ほどの大きさで、形状は正八面体。 微かに粒子状の光をまとわせた〝それ〟は、黒曜石で作られた人工物のように見えた。 確かに美しい。 一個の美術品として見れば、かなりのものではないかと思う。 空中にふわふわと浮遊しているところを見ても、単なる宝石の類ではないだろう。 大体宝石にしては、あまりにも大きすぎる。 一瞬やり直しを要求しようかとも思... -
使い魔は神様?-1
前ページ次ページ使い魔は神様? “かわいいあの子とランデヴー!” ………風神宮に巣食っていた火群の者 赤カブトを、立ち会わせたスサノオの助力もあって、 (というかアマテラスがスサノオに助力したのだが) 見事討ち取ったアマテラスとイッスン。 その一行の前に現れ、水晶のヘビイチゴを掠め取っていったウシワカの予言である。 ビシッとポーズまで決めて何やら悦に入っている。 毎度毎度の事ながら何を言っていやがるのかこの妄言野郎は? とイッスンは思っていた、その時は。 ……… …… … 「ルイズが! ゼロのルイズがサモン・サーヴァントに成功したぞッ!」 「い、犬?」 「…化粧してんのか? あれ?」 ルイズを囲んでいた生徒たちから戸惑いの言葉が次々に飛んだ。 まさかゼロのルイズがサモン・サーヴァントに成功するとは… 誰も... -
使い魔は紅き薔薇‐01
前ページ次ページ使い魔は紅き薔薇 その日は、使い魔召喚の儀式である『サモン・サーヴァント』が行われる日。 トリスティンの魔法学院より少し離れた草原で、儀式は行われていた。 儀式が始まってより、少ししか時は経っていない。 しかし、既に風竜の幼生、火竜山脈のサラマンダーなど、メイジの実力を見るならば使い魔を見よとの言において、 そのメイジの実力は『素晴らしい』と言うべき使い魔が召喚されていた。 他にもカエルやフクロウやバグベアー、ジャイアントモールなど様々な使い魔を召喚する中、最後に残ったのはたった一人。 ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。 ヴァリエール家といえば知らぬ者はいない王家の血をも持つ公爵家。 そして、烈風のカリンとその名を轟かせた女性の三番目の娘でもある。 貴族とは、一部の国を除いてほとんどがメイジ。 ... -
使い魔は剣士カエル-02
前ページ使い魔は剣士カエル 使い魔は剣士カエル 第2話=サイトとカエル= ドモ。サイトです。永遠に17歳です(オイオイ)。 アルヴィーズの食堂を出てすぐ、俺とルイズは声をかけられました。 「ミス・ヴァリエールですね。はじめまして」 そいつはどこから見ても直立したカエルでした。 サラマンダーの次はカエル人間か。つくづく異世界ファンタジーだなぁ。 「か、かかかカエルが私に何の用よ! ち、近寄らないでくれる!?」 声がうわずってる。ルイズよ、カエルがそんなに恐いのか? ドラゴンとか欲しかった奴がカエル恐くてどうするんですか。 「う、うるさいわね。カエルだけは昔からダメなのよっ!」 小声でルイズが返してくる。しかも俺の後ろに隠れて。 ちょっとかわいいかも・・・ってこんな風に思ってるから流されてるんだよなぁ、俺。 「使い魔の彼に話がありまし... -
使い魔は漆黒の瞳-03
前ページ使い魔は漆黒の瞳 使い魔は漆黒の瞳 3 「うっわ~! 見なよ! 月が二つあるよ!?」 「ピヨピヨ!」 「ほ、ほんとだーにゃ! それも、両方見たこと無い色に模様だーにゃ!」 「つ、つき…? あ、あれ? 月って、ほ、ほんとは…い、幾つだっけか?」 「グルルルルルル」 「え、え、一つだってばさ~」 「おつきさま、ふたつ? どっち、みたらいい?」 「ガウガウ」 「これは面妖な。やはりここはワシらの知らぬ大地なのかのう?」 「かつてリュカ殿は妖精の住まう世界に行った事があると聞く。そこは海の色も空の色も普通とは全く違っていたとか…やはり、そうであるとしか思えないな」 トリステイン魔法学園の一角。 大型の使い魔たちのため用意された厩舎の傍で、リュカと共に呼び出されたその仲間たちは、上天に昇った月を見て、わいのわいのと騒ぎ立てていた。 リュカが禿... -
使い魔はじめました-02
前ページ次ページ使い魔はじめました ―使い魔はじめました 第二話― ルイズが打ちひしがれている間に、サララは鍋に駆け寄ると 倒れていた梯子をかけ直し、鍋に手を入れる どういう理論になっているかは分からないが、この鍋は、手を突っ込むだけで 中に入っている道具と、その数が認識できるのだ どうやら、無くなった道具も、壊れた道具もないようで胸を撫で下ろす 大切な商売道具だし、何より先祖伝来の品である 壊れてしまった日には顔も知らない先祖たちに申し訳が立たない 「さて、ミス・ヴァリエールと、そちらのお嬢さん。あなた方も、教室へ……」 「あの……ミスタ・コルベール」 軽く痛む頭を押さえながら、ルイズは彼に話しかけた 頭を押さえた拍子に取り落とした猫が騒いでいるがとりあえずスルー 「どうしたのですか、ミス・ヴァリエール?」 「……こ... -
使い魔は鉄拳王-04
前ページ次ページ使い魔は鉄拳王 鉄拳4 突然だがある話を聞いてもらおう。 親が子供に何かをすれば子供は大人になった時に高確率で同じ事を行う。 例えば虐待を受けた子供は大人になると自分の子供にまた虐待を繰り返す事がある。なら親子で殺し合いが続くとどうなるか… ルイズは夢を見ていた、そう悪夢を・・・ 「あれ、ここは、どこかしら?」 そこは自分の家だった。 「なんで私、家に居るのかしら?」 ルイズは自分の身体を見ると。 「そ、そんな!胸が無い!!?」 しかし胸元から無い。その事にルイズは気付き少しへこんだ。 落ち着きを取り戻し現状を確認したら、今のルイズは5歳の頃である。 「なんで私5歳なのかしら?」 するとルイズの最も恐れている声が聞こえた。 それはトリステイン最強の、ハルケギニア全土を見渡してもたぶん最強の風のメイジ、ルイズの母カリーヌで... -
使い魔は紅き薔薇‐03
前ページ次ページ使い魔は紅き薔薇 学院まで移動する時、真紅は歩きたがらなかった。 しかしルイズは抱く気にもならず放って行けば、真紅との距離は離れて行く。 一歩一歩の歩幅が違うのだ。 なので仕方なく抱く。 その抱き方も、単に人形を抱くものではなく上品に。 周囲からの妙な目線に耐えつつも自分の部屋に着き、一息を入れた後である。 「ルイズ」 椅子に座るルイズに真紅が声をかけた。 「何よ、言っておくけど寝床はそこよ」 そう言って指差すのは藁を敷いた場所。 本来ならばそこに、フクロウや猫や蛇、良ければグリフォンやサラマンダーなどの使い魔が眠るはずだった。 だが召喚したのは、大きさ以外は人間とほぼ同じと言っても過言ではない真紅である。 ――だからって、『使い魔』である限りは変えないわ。 ルイズは思う... -
使い魔は紅き薔薇‐02
前ページ次ページ使い魔は紅き薔薇 「――――動かない」 ルイズは呟いた。 人形に契約の口付けをしても、使い魔のルーンが刻まれても動く事は無かった。 少しだけ待っても、動かない。 「……どうして。 どうしてなの……!?」 ルイズは、やや青ざめながらも理由を探す。 ――これは、主の代わりに呪いを受ける人形? ――これは、主の危機に目を覚ます人形? ――これは、ただの鑑賞用……!? 「――ぷっ」 誰かが、耐えきれないといった様子で声をもらした。 「あは、あはははは!! 流石だわルイズ! 動かない人形を召喚するだなんて!」 「見た目だけ豪華なのは同じだな!」 「流石はゼロ!」 「ゼロのルイズ!」 しかしルイズにその言葉を聞く余裕は無かった。 ――どうして、どうして動かないの!? ル... -
使い魔は鉄拳王-05
前ページ次ページ使い魔は鉄拳王 鉄拳5 なんか私、変な夢を見たわね・・・なんでお母様が私を崖に落とすのよ?でもやりかねないから怖い… 着替えをヘイハチにさせようと思ったが止めておいた。あの爺また、うるさく小言を言うに違いない! 着替え終わったルイズは朝食をとるために食堂へ向かおうと平八を連れ外にでる、それと同時に隣の部屋のドアが開いた 中から出てきたのは燃えるような緋色の髪をした女だった。そのスタイルはまさにルイズと対極の存在である。 「おはようルイズ」 何か嫌味を感じる笑顔をしてルイズに挨拶する。 ルイズは顔をしかめ、露骨に嫌な感情をした。 「おはようキュルケ」 ルイズは彼女が何か言いたいか、うすうす気付いていた。 「昨日は大変だったわね~、黒こげの老人を呼び出すなんて召喚しちゃうなんてさっすがゼロのルイズよね。」 朝と同じでわしは黒こげと呼ば... -
使い魔はじめました-05
前ページ次ページ使い魔はじめました 使い魔はじめました―第五話― トリステイン魔法学院の食堂に辿り着いたサララとチョコは言葉を失っていた 長いテーブルが三つ並んでおり、百人は優に座れそうだ それぞれのテーブルに幾つも蝋燭が立てられ、花が飾られ、 フルーツの乗った籠が並んでいる 幾度か訪れたことのある王城の中と並ぶくらい、あるいは それ以上に豪華な施設に、ただただ目を丸くする一人と一匹 その様子を見たルイズが、鳶色の目を輝かせながら自慢げに語りだす 「魔法学院で教えるのは、魔法だけじゃあないのよ。 貴族たるべく教育を存分に受けるのよ。 だから食堂も、貴族の食卓に相応しいものでなければならないの」 「ふーん……ねえじゃあさあ」 この食堂は貴族のもの、という趣旨の言葉を聞いたチョコが疑問を口にする 「ぼくたちのご飯はどーするのさ?」 「あ」 ... -
風船の使い魔-01
前ページ次ページ風船の使い魔 その者はタマゴから孵った直後、捨てられた 同じ親から生まれた兄弟達のなかで一匹を残し全員捨てられた 大量に生ませ、その中でもっとも優れた者を育て残りは邪魔だと言わんばかりに捨てられたのだ 幸い親から受け継いだ技能のおかげでそれなりに戦えるのだろうがそれでもまだ生まれて間もない幼体だ 兄弟達は訳の解らないまま周り見るもの全てに恐怖し脅え縮こまっていた 同じ血を分けた兄弟同士、これだけの仲間がいればなんとかなるだろうと本能に訴えかけ恐怖を拭い去った しかし一吹きの風によって兄弟は全員散り散りになった そんな中一匹が輝く光の中へと溶けるように消えていった・・・・ 何度目になるかわからない爆発音に砂埃が舞う。 日は既に沈み二つの月が優しく草原を照らしている 「もうそろそろ... -
角のある使い魔 1
爆発による土煙が晴れると、そこには少女が立っていた。 肩の辺りまで真っ直ぐに伸びた黒い髪。茫洋とした瞳はどこを捉えているのかわからない。 身に着けている服はみすぼらしい、粗末なものだ。 赤いスカートは色褪せ、裾が擦り切れている。そこから伸びるのは素足である。靴も履いていないのだ。 その年の春の使い魔召喚会で、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールが呼び出した使い魔は、 格好だけを見れば平民であり、しかもさらにその最下層に属するような女であった。 ――白い額から、あるいは側頭部、流れる黒髪の合間から歪に生える、幾本もの大きな角を除けば。 「あの平民、角が生えてるぞ!?」 「いや、平民じゃない、亜人だ! ゼロのルイズが亜人を召喚した!」 周りを取り囲んでいた、つい先ほどまでは嘲笑を浮かべていた生徒たちが騒然となる。 しかし、ルイズの... -
使い魔は鉄拳王-03a
前ページ次ページ使い魔は鉄拳王 平八が眠りについた同時刻・・・ガリアの王都リュティスに聳え立つヴェルサイテイル宮殿にて。 退屈と怠惰の日々に身を任せていた無能王ことジョゼフ一世がサモン・サーヴァントを暇つぶしにやってみた。 すると呼ばれてきたのは・・・ 「なんだ・・・ただのジジイか、つまらん!」 呼び出されたのはかなりの高年齢の老人だった。 「……ぬぅ…ここは何所じゃ?」 平八が死に三島財団をわしが手に入れ鉄拳トーナメントを開こうしていたら鏡を見つけ手に触れたとたんここに・・・ そして現在、こういう状況に陥っている。 椅子に座っている男を見たが、この上なく退屈そうな顔をしていた。 虚無と言ってもこんなものか。 さて何が出てくるかと多少の興味はあったが、ただのジジイしかも上半身が裸の。 ジョゼフは外の衛兵呼んだ。 「御呼びでしょうか陛下」 「賊... -
ゼロは使い魔と共に強くなる
韻竜を召喚した。 それも、大きく、逞しく、勇ましく、神々しささえも感じられるような。 どんな事典にも載っていない、未知の韻竜。 生まれてこの方、一度も魔法を成功させたことのない、この私が。 韻竜を召喚した。 その竜は、異世界から来たのだと言う。 一本の巨大な塔がそびえ、そこから枝分かれした様々な世界が存在すると言う。 その塔の最も最下層に位置する、大陸世界。 彼はそこでのんびり暮らしていたと言う。 そこでは人もメイジも獣も皆、肩を並べて愉快に暮らしているのだと言う。 それを聞いた私は、まるで楽園のようだと思った。 そして、うっかりそれを口に出してしまった私に、韻竜は笑いながらこう言った。 「ああ。間違いなく、そこは楽園だった」 直ぐに、そんな楽園から彼を召喚してしまったことに対して、私は大きな罪悪感を感じる。 しかし韻竜は、屈託のない笑いと共に、こう言って... -
使い魔はじめました-04
前ページ次ページ使い魔はじめました 使い魔はじめましたー第四話ー 差し込む日差しに、サララは目を開く 一度ベッドに入ると六時間程ぐっすり眠りきっちり目を覚ますという 自身の性と照らし合わせれば、ちょうどいい頃合だろう 自身の『ご主人様』はまだ夢の中のようである 「ふわあ……おはよ、サララ。どうする?店を開け……って、ああ」 少し遅れて目を覚ましたチョコが、辺りを見渡してため息をつく 「そういや、サララは使い魔になったんだっけ。で、どうするの?」 その問いに、サララは床に転がったルイズの洗濯物を差し出して答える 「ああ、洗濯するんだ。マメだねえ、サララも。けどさあ」 チョコはサララの頭部を見ながら、呆れたように呟いた 「ひどい寝癖だよ。せめて、直してからにしなね」 サララは慌てたように、ひどいことになっているであろう髪を押さえる 普段使っているブ... -
侍の使い魔-2
「げっ!!マジでか」 ルイズの部屋から空に浮かぶ2つの月を見て銀時は自分が異世界に来た事を自覚した。 ―なんちゃって幕末SFものから今度は異世界ファンタジーものですか。 ―どういうてこ入れですかこれは。 銀時は混乱お余り余計なことを考えていた。 ―そういや昔ジャンプで似たような展開の話があったな、結局打ち切られたけど。 ―もしかしてこれって打ち切りの前フリか。 タ○ヤのことはもうそっとしといてやれよ。 銀時は混乱のあまり変な電波を受信した。 「つまりあんたは異世界のエドって所から来たって言うのね」 「ああ、そういうことだ」 「信じられないわ」 「俺だって信じられねえよ、俺がいたところは月は1つしかなかったの。 こっちには2つありやがる、金玉ですか、このやろー」 「なっ、あんたなんて下品なの!!」 ルイズは顔を真... -
使い魔は剣士カエル-01
前ページ次ページ使い魔は剣士カエル 「モ、モンモランシーが亜人を召喚したぞ!」 「アレはカエルなのか? 人なのか?」 「怖っ! グロいよ、モンモランシー!」 その儀式で注目を集めていたのは、いつまでも成功しないルイズのはずだった。 他に注目を集めていたのは『微熱』のキュルケ、『雪風』のタバサといった凄い使い魔を呼び出した人物だけ。 自分は控えめに言っても注目されるような人物ではないはず・・・なのに、これはどうした事か。 目の前に現れたのは直立したカエル。 帯剣し、鎧を纏い、マントを羽織っている・・・カエルだった。 「え、えーと。我が名は、モンモランシー・マルガリタ・ラ・フェール・ド・モンモランシ。五つの力を司るペンタゴン、この者に祝福を与え、我の使い魔と為せ」 呪文を唱えて契約しようと試みる。しかし落ち着かない。 ただのカエ... -
使い魔はじめました-01
前ページ次ページ使い魔はじめました どこかの国のどこかの広場 そこで水晶玉を持った吟遊詩人の少女が歌っていた 「……この物語の主人公は 魔法使いの家に生まれたのに 魔法の使えない女の子。 何をやっても爆発ばかり。 ついつい周りにも厳しくあたる。 物語の始まりは魔法学校。 使い魔召喚の儀式からよ。 彼女が呪文を唱えた後に 銀の鏡から出てくるのは何かしら? ドラゴンやグリフォンのような幻獣? ワシやフクロウや犬やネコ? それとも遠い国からやってきた ちょっと情けない男の子? それは呪文を唱えなくっちゃ分からない。 さあ、物語を始めましょう。 ラララ、ララ……」 ―使い魔はじめました 第一話― 「ふわぁあ、今日も疲れたぁ…... - @wiki全体から「使い魔は変態執事」で調べる