あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ内検索 / 「未来の大魔女候補2人」で検索した結果
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未来の大魔女候補2人-12a
前ページ次ページ未来の大魔女候補2人 早朝。辺りはまだ薄暗く、太陽は東の山から顔を出し切っていない。 空には霞のような雲がかかり、空気は冷え切っている。 朝靄が立ち込める魔法学院の中庭に、少女の姿があった。 少女の出で立ちは、乗馬用のブーツとキュロットを穿き、丈夫な布地で織られた旅用の外套というものだ。 キュロットは、足捌きがしやすいようピッタリと足に密着しており、更には股ズレを防ぐため膝や股の部分が補強されている。 頭には乗馬用の帽子を被り、左右の手にはそれぞれ旅行カバンと60サント程の馬上鞭を持っている。 誰がどう見ても完璧なまでの旅装であった。 少女は首筋辺りで括ってあるピンクの髪を揺らし、朝露に濡れた芝生を踏みしめてゆく。 表情こそ落ち着いてはいるが、少女の足取りは速く、時間を気にしている様子であった。 少女は人目を気にしているの... -
未来の大魔女候補2人-02a
前ページ次ページ未来の大魔女候補2人 ルイズは暗闇の中に立っていた。 右を向いても左を向いても闇、闇、闇。紛う事無き暗闇である。 闇は深く、一寸先どころか自分の手すらも見ることが出来ない。 しかし、ルイズは恐怖を感じてはいない。それどころか、これから起こる事にワクワクして仕方がないくらいだ。 それもその筈、今から自分の全てを賭けた舞台なのだから。 『瞬間を感じる。もう昨日までの私じゃない! この新しい道は、望むところまで続いている……』 ルイズは今までに無い充足感を感じていた。瞳には暗闇など一瞬で掻き消してしまう程の強い意志の輝きが灯り、四肢には怪力乱神もかくやと力が漲り、髪の一本一本までにも恒星の如き魔力が迸る。 暗闇で見えないがルイズは、白のオペラドレスと肘まである白の手袋に身を包み、髪は自然に流している。そして、各部に華美に成らない... -
未来の大魔女候補2人-12c
前ページ未来の大魔女候補2人 未来の大魔女候補2人 ~Judy Louise~ 第12話‐後編‐ 『サイトの冒険前夜』 既に昼休みが終わる予鈴は鳴り響き、授業が始まるまで幾許の猶予もない。 中庭からは、講義室へと急ぐ生徒達の姿が多くみられる。 そんな中、本塔へと続く道を歩いていく生徒の姿があった。 背の高い赤髪の少女と背の低い蒼髪の少女が肩を並べ、3人の中では一番背の高い金髪の少年がその後に続く。 いわずもがな、その3人とはキュルケとタバサ、そしてギーシュだ。 周りが急ぐ中、3人は呑気にゆっくりと本塔を目指す。 「……なぜ?」 唐突にタバサは立ち止まると、前置きもなしに口を開いた。 キュルケはタバサよりも数歩進んでから立ち止まると、驚いた様子もなくごく自然に振り返ると、肩を竦めて訊ね返す。 ... -
未来の大魔女候補2人-05a
前ページ次ページ未来の大魔女候補2人 あらすじ。 「いいか我々は『ラピッドストリーム』言う陣形で戦う」 「鳳天舞の陣は皇帝に防御ボーナスと御供に攻撃ボーナスがある分あつかいやすいし素人から玄人まで幅広く使われている帝国の基本陣形。 対してラピッドストリームは見た目なんかはフリーファイトとほとんど変わらねぇが皇帝が少し前に出ることにより敵より早く行動できるが受動防御が全く発生しない分 使いこなせねぇとインペリアルアローより使えないホーリーウォール以下だってのに何であの皇帝は?」 ・ ・ ・ 「地獄爪殺法をやらせるな――――ッ!!」 「いいや! 限界だ、するね!」 【クイックタイム!!】 「俺が時を止めた、行動順5の時点でな……」 未来の大魔女候補2人 ~Ju... -
未来の大魔女候補2人-06
前ページ次ページ未来の大魔女候補2人 あらすじ 「これで貴様の攻撃は全て終わった! しかもガンダールヴの力も使い切ったようだな? アッーハッハッハッハァ! 私の勝ちだぁー!」 「……何を勘違いしているんだ?」 「は……?」 「まだ俺のバトルフェイズは終了していないぜ! 合成術オーヴァドライヴ!! BP16とLP3を消費して効果発動! こいつは現在のターンを強制終了させ、次のターンに術者を5回行動、それ以外を行動不能にする!」 「なん……だと……?」 「電光自在石火自在!!」 「ウボァー」 「オーヴァドラ……」 「もうやめて! とっくにあいつのLPは0よ」 「HA ☆ NA ☆ SE ! !」 未来の大魔女候補2人 ~Judy Louise~ 第6話『青銅の... -
未来の大魔女候補2人-07
前ページ次ページ未来の大魔女候補2人 今日も今日とて彼は朝っぱらから全力疾走していた。 理由は言わずもがな、遅刻である。 息を切らせながら朝露に濡れる中庭を掛け抜け、食堂の裏の勝手口を目指す。 彼の名前は平賀サイト、二ヶ月前に雇われた調理場の雑用係である。 二ヶ月前は貧弱な坊やだったが、今では宿舎から調理場まで走ってもあまり息切れしない程度には逞しくなっていた。 乱れた息を落ち着け、手櫛で髪を整える。 そして勝手口を引き開けて、オズオズと謝りながら戸をくぐる。 「やだぁ、失敗失敗。遅刻しちゃった♪ んもぉ、みんな起こしてよねっ」 「ドゥアラ―ッ!」 「ジャビット!?」 調理場に入ると同時、裂帛の気合がサイトを打つ。 そして、積み上げられた木箱を巻き込んでもんどりを打ったところで、サイトは自分が殴り飛ばされた事に気が付いた。 ... -
未来の大魔女候補2人-11
前ページ次ページ未来の大魔女候補2人 きらびやかに彩られた会場に、華やかな音楽が流れる。 時刻は既に夜。夜空には、赤と青の2つの月が昇り、学院を煌々と照らしていた。 本塔の2階、アルヴィーズの食堂の上は大きなホールとなっており、そこで舞踏会は開かれていた。 ダンスフロアでは、華やかな衣装に身を包んだ男女が優雅にステップを踏み、曲調合わせてゆったりと踊っている。 豪華な料理が盛られたテーブルの周りで歓談に興じている者もいる。 2階の天井は吹き抜けになっており、3階の貴賓席からはホールが一望できる造りになっていた。 高い天井では、幾つものシャンデリアが眩いばかりに光を放ち、まさしく光の世界である。 しかし、光があれば闇があるように、光が当たらない場所も当然ある。そして光が強ければ強い程、闇もまた濃くなるのが道理である。 つまり、... -
未来の大魔女候補2人-05b
前ページ次ページ未来の大魔女候補2人 未来の大魔女候補2人 ~Judy Louise~ 第5話 後編『落ちこぼれメイジと香水少女』 学院の本塔を囲む5つの塔の内の1つ、土の塔。その中にある講義室の一つで授業が執り行われていた。 講義室は前に行くほど下がっていく構造をしており、長テーブルと長椅子が階段状に配置され、部屋の中央と両端には通路が通っている。 教室の前方に在る教壇では、紫のローブを着て帽子を被ったふくよかな中年女性が教鞭を執り、それを生徒達が思い思いの場所に座って講義を受けている。 その中には生徒以外の存在も居た。それは、使い魔である。生徒達は、先日召喚した使い魔を連れているのであった。 ある者は、肩に双頭の鳥をとまらせ、またある者は、前足がなく後ろ足が発達した毛むくじゃらの大型鼠のような獣を連れている。 机の下を... -
未来の大魔女候補2人-03
前ページ次ページ未来の大魔女候補2人 あらすじ ゼロと呼ばれる魔法劣等生ルイズは、春の使い魔召喚の儀式において1人の平民の男を呼び出しました。 何度も失敗した後の成功に最初は喜ぶルイズでしたが、呼び出したのが平民だと分かった途端落胆し、その平民に当り散らします。 男は、口元と顎に髭を生やして鉄斧を持っていました。 樵を召喚してしまったと思い、やり直しを要求するルイズですが、儀式を取り仕切る教師コルベールは、頑なにやり直しを認めようとはしません。 「ミス・ヴァリエール、これは神聖なる儀式です。呼び出したモノと好む、好まないに関わらず、契約するのが伝統であり例外は許されません。 ソレとも何だね? 君は、伝統を蔑ろにして貴族を名乗るのかね? ぅん~?」 「……氏ね、コッパゲ。 我が名は、ル(中略)ル。 5つの力を司るペンタゴン! 以下省略!... -
未来の大魔女候補2人-10
前ページ次ページ未来の大魔女候補2人 「血肉を持つ者、光の下に生きし者、呪うなるかな生なる力を、捧げるなり虚無の闇へ……」 闇に沈んだ部屋に声が響く。 静かな夜であった。月は雲に遮られ、月光は地上に届いていない。吹く風は生温く、過分に水分を含んでいる。 森の獣は息を潜め、草原からは虫の音が微かに響いてくる。時折、強い風が吹くが、月を覆い隠す厚い雲を吹き飛ばすには至らない。 殆どの部屋の明かりは消え、学院内は静まり返っている。しかし、全くの静寂というわけではなく、ぽつぽつと明かりが漏れている部屋も存在していた。 そして、ルイズの部屋も、その少数派の中の一つであった。 閉ざされたカーテンから僅かに漏れ出でるのは、柔らかい橙の光。その光源は、窓際に置かれている勉強机の上に存在していた。 頼りないランプの明かりが勉強机を闇に浮かび上がらせている。 ... -
未来の大魔女候補2人-08a
前ページ次ページ未来の大魔女候補2人 ルイズはジュディに起こされて目を覚ました。 ここ数日、部屋を共有するようになってから、ルイズはジュディに起こされていた。 こうも毎日、起こされていては、ルイズにも思う所がないわけではない。 『もしかして、私ってだらしがないのかしら? こうも毎日ジュディに起こされるのが、その証拠よね。 これではいけないわ。ここはどうにかして、年上の威厳を示さないと、ヴァリエール家の沽券にかかわるわ』 朝食のパンを食べやすい大きさにちぎりながら、ルイズはここ数日の自分の行動を振り返っていた。 思い返してみれば、ジュディには情けない所ばかりを見られている。キュルケとのみっともない喧嘩に始まり、昨日の筋肉痛だ。細々とした出来事ならもっと多いだろう。 自分の行いを振り返ってみたルイズは、ハンマーに殴られたようなショックを... -
未来の大魔女候補2人-01
前ページ次ページ未来の大魔女候補2人 七大驚異 Seven Wonders それは黄金時代の遺産 Heritage of Golden Age 七大驚異と出会い、彼女等が運命を超えて見る真実とは…… 逢う事が無い筈の2人の運命は、召喚の儀式を経て交錯する。 爽やかな風が吹き抜けて、新緑の匂いを運んで来る。 季節は春。穏やかな陽気に包まれ、遠くから聞こえてくる鳥の囀る声と春の息吹が眠気を誘う。 突き抜けるほどに青い空からは、柔らかい日差しが降り注ぎ、雲は天高くゆっくりと流れていく。 しかし、そんな陽気を打ち壊す爆音が響いた。 場所は、トリステイン魔法学院前の草原。 黒のマントを羽織った人影が、数えること30ほど。 この集団が、この平穏を乱している不埒者である。 「さすが『ゼロ』のルイズ。埃を巻き上げ... -
未来の大魔女候補2人-09
前ページ次ページ未来の大魔女候補2人 「ほら、知ってる事をキリキリ話しなさい」 「そうは言ってもよぅ…… 昔のことは殆ど忘れてんだから、話しようがねぇんだわ。これが」 「忘れてんなら、思い出しなさいよ。早くしないと溶かしちゃうわよ」 「おお怖。娘っ子は怖いねえ。お嬢ちゃん助けてー」 ルイズとジュディは学院へと帰っていた。場所はルイズの部屋、時は夜。 部屋の真ん中にあるテーブルの上には、抜き身のデルフリンガーが置かれていた。 本来ならばサイトが持ち主なのだが、尋問するべくルイズが借り受けてきたのである。 無論、サイトは拒否したのだが、説得と言う名のコンビネーションパンチを受けると、快く差し出したのであった。 そういうわけで、2人はデルフリンガーを前にして話し合っていた。 デルフリンガーが尋問を受けている理由は、ジュディの発した言葉に反応し... -
未来の大魔女候補2人-04
前ページ次ページ未来の大魔女候補2人 未来の大魔女候補2人 ~Judy Louise~ 第4話『朝の魔女2人』 ジュディは、朝日が昇ったのに少し遅れて目を覚ました。 隣からはルイズの寝息が聞こえてくる。 「ふぁ~ぁ」 欠伸をしてから、極上の柔らかさを持つ布団から上半身を起こし、眼をしばたかせる。 「う~…ぅん」 大きな伸びをしてから、ベッドから降りて部屋の中を見回す。 ジュディの目に映るのは、見慣れた自分の部屋ではなく、自分の部屋が3つは収まる程に広く、見たことも無い位に豪華な部屋であった。ルイズの部屋である。 「そっか…… 夢じゃなかったんだ……」 ポツリとそう呟き、ガックリと項垂れる。 部屋の中は薄暗く、カーテンの隙間からは朝日が漏れている。耳を澄ますと外からは、小鳥の囀る声... -
未来の大魔女候補2人-12b
前ページ次ページ未来の大魔女候補2人 未来の大魔女候補2人 ~Judy Louise~ 第12話‐中編‐ 『ジュディと宝の地図』 ルイズが魔法学院を発ってから数時間が経った。 けれど、彼女の姿が見えない事を気にする者は殆どおらず、日常は滞りなく過ぎていく。 暖かな日差しが降り注ぎ、朝露に濡れていた庭は既に乾き、穏やかに吹く風が草木を優しく揺らす。 時刻は昼。学院の生徒とその使い魔達の食事時間だ。 火と風の塔の間にある中庭、ヴェストリの広場では、使い魔達が与えられた餌を食べていた。 既に食事を終えているモノから、まだ食べているモノまで様々だ。 使い魔達が思い思いに屯する中庭の片隅で、サイトは如雨露を片手に樹に水やりをしていた。 サイトはさぼっているわけではなく、この水やりも彼の仕事の一つである。如雨露に入っている... -
未来の大魔女候補2人-02b
前ページ次ページ未来の大魔女候補2人 未来の大魔女候補2人 ~Judy Louise~ 第2話後編『ジュディと老爺の関係』 「ミスタ・コルベール」 「おや? ミス・タバサ、丁度此方も探そうとしていた所です」 コルベールが学院長室から退出すると、ドアの横に蒼髪の少女が待っていた。 タバサは言葉少なに声を掛けて、小さくペコリと頭を下げる。 「赫々然々」 「成るほど。コレコレウマウマと言うわけですね」 タバサは医務室で女の子に起こった異変と、ルイズを運んできたキュルケに2人の看病を頼んだことを手短に伝え、コルベールは言葉少なに語られた内容を正確に把握する。 「ワザワザ伝えに来てくれたのですね? 有難う御座います。 しかし、これでまた1つ問題が増えましたな。 女の子に現れたルーンらしき痣、確りと究明せねば... -
未来の大魔女候補2人-08b
前ページ次ページ未来の大魔女候補2人 昼の城下街の大通りは、多くの人々で賑わっている。休日という事も相まって、通りの両脇には、多くの露店が軒を連ねている。 人の波でごった返す通りには、蒼髪の少女が2人、肩を並べて歩いていた。 片方は小柄で、自身の身長程もある長大な杖を携え、眼鏡をかけたその顔立ちは感情というものが殆ど読み取れない。まるで、凍り付いた湖面の様だ。 トリステイン魔法学院の制服に身を包んだその少女は、タバサであった。 もう片方は長身で、非常に女らしいメリハリのある身体つきをしており、タバサと良く似た蒼髪だ。顔立ちも、どことなく似ている。 その少女は、コロコロと表情を変えて、常にタバサに話しかけている。 「人がいっぱい、いっぱいいるのね。ゴミゴミしてるのね。わざわざ歩くのは、面倒臭いのね」 「…………」 「飛べばひとっ飛びなのね」 ... -
未来の大魔女候補2人
アンリミテッド:サガからジュディを召喚。 第1話 『出会った魔女2人』 第2話 前編 『ルイズとカエルの関係』 後編 『ジュディと老爺の関係』 第3話 『2人の魔女と2つの月』 第4話 『朝の魔女2人』 第5話 前編 『魔法少女と美人秘書』 後編 『落ちこぼれメイジと香水少女』 第6話 『青銅の薔薇と2人の魔女』 第7話 『休日前の魔女2人』 第8話 前編 『2人の魔女、その休日』 後編 『サイトとデルフリンガー、その出会い』 第9話 『魔剣とガントレットと魔女2人』 第10話 『王女と髭と魔女2人』 第11話 『舞踏会と魔女2人』 第12話 前編 『ルイズと覆面』 中編 『ジュディと宝の地図』 後編 『サイトの冒険前夜』 補足 ~アンリミテッド:サガ... -
長編(五十音順)-01
... 43 (Fri) 未来の大魔女候補2人 アンリミテッド:サガ ジュディ、ポセイドン 2010-10-10 12 37 45 (Sun) ゼロのイレブン イナズマイレブン 二期雷門メンバー 2010-02-13 17 22 45 (Sat) いぬかみっな使い魔 いぬかみっ 川平啓太 2009-10-11 17 17 06 (Sun) ゼロの赤ずきん ヴァンパイア バレッタ 2009-10-02 23 55 13 (Fri) ゼロのアトリエ ヴィオラートのアトリエ ヴィオラート 2009-09-26 15 26 14 (Sat) ウィザーズ・ルーン~雪風の翼~ ウィザーズブレイン ヴァーミリオン・CD・ヘイズとHunter Pigeon 2009-10-11 17 34 55 (Sun) 『虚無と金剛石~ゼロとダイアモンド~』 ウィザードリィ アラビク王子 2009-10-11 17 ... -
長編(話数順)-03
... 11 (Fri) 未来の大魔女候補2人 アンリミテッド:サガ ジュディ 2010-10-10 12 37 45 (Sun) 零魔娘娘追宝録 封仙娘娘追宝録 静嵐刀 2010-11-06 23 12 19 (Sat) 虚無の闇 ドラゴンクエスト3 ゾーマ様 2009-04-04 22 05 43 (Sat) 重攻の使い魔 電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム HBV-502 ライデン 2010-11-07 12 48 57 (Sun) スナイピング ゼロ HELLSING セラスとリップバーン 2009-12-22 07 59 30 (Tue) 魔導書が使い魔 機神咆吼デモンベイン アル・アジフ 2009-09-12 19 47 07 (Sat) 炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!クロスオーBANG!! 炎神戦隊ゴーオンジャー ヨゴシュタイン・ケガレシア・キ... -
ゼロの大魔道士
「DRAGON QUEST―ダイの大冒険―」のポップ ゼロの大魔道士-1 ゼロの大魔道士-2 ゼロの大魔道士-3 ゼロの大魔道士-4 ゼロの大魔道士-5 ゼロの大魔道士-6 ゼロの大魔道士-7 ゼロの大魔道士-8 ゼロの大魔道士-9 -
ゼロの大魔道士-4
前ページ次ページゼロの大魔道士 シャナク――破邪呪文の一種で、アイテムや武具、もしくは生命体にかけられた呪いを解除する魔法である。 解除の成功率、そして解除後の影響に関しては使い手の力量がそのまま影響する。 呪いとは何か? ポップの世界において呪いという言葉の定義はない。 何故なら、原因がわからない不都合を起こす現象はほぼ全て呪いとされているからだ。 ただ、一説によれば呪いとは総じて魔法の別に形ではないかと言われている。 不思議な現象に魔法が絡んでいなければおかしいというのが根拠だった。 コントラクト・サーヴァント――術者と受術者の間にルーンを刻むことによって主従契約を生み出す魔法である。 始祖ブリミルが生み出したとされるこの魔法はメイジであれば大抵のものが扱える。 いわゆる初級魔法に分類されるこの魔法は、ある種の強制力を持つ。 ルーンを刻まれ、使い... -
ゼロの大魔道士-1
前ページ次ページゼロの大魔道士 ある洞窟の最深部。 暗闇の中、一匹の竜が眠っていた。 その皮膚からは淡い光がこぼれるようにぼんやりと輝いている。 竜自身の美しさも手伝ってか、その光景は見るものに神秘的な印象を与える。 「やっと…やっと見つけたぞ!」 震える声を押さえつけるように口から漏らす一人の人間がいた。 人間――少年は十代後半といったところの年齢を思わせる風貌だった。 少年と青年の境目に立っていると思われるその顔は可もなく不可もなくといった普通の造形。 頭にはバンダナを巻き、背にはマントをたなびかせ、右手には黒いリストバンドのようなものが身につけられている。 杖こそ持ってはいないが、パッと見はいわゆる魔法使いの格好だった。 「はっ…はははっ!」 少年の両目からは涙が滝のように流れ落ちていた。 歓喜にほころんだ顔はクシャクシャ... -
ゼロの大魔道士-3
前ページ次ページゼロの大魔道士 「で、ですが!」 「そうはいいますが、ミス・ヴァリエール。ゲートから出てきたと思われる以上…」 現在、ルイズは非常に狼狽していた。 召喚に成功したと思えば、当の召喚獣――竜(マザードラゴン)が契約前に逃げ出してしまったのだ。 これは前代未聞の出来事であり、同時に大恥であることは間違いない。 いや、それだけですめばまだいいほうだ。 実家に伝わればヴァリエール家の恥として放逐されてもおかしくはない。 だが、絶望に沈もうとしていたルイズを拾い上げたのは何故か頬を赤らめたコルベールだった。 時間は数分前に遡る。 気色悪い呆け顔で「ぱふぱふ…」とか呟いていた彼コルベールが、ルイズの下に敷かれている人間に気がついたのである。 コルベールの指摘でようやくそのことに気がついたルイズは慌てて跳ね起きた。 ... -
ゼロの大魔道士-2
前ページ次ページゼロの大魔道士 その日、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールはいつになく硬い表情をしていた。 サモン・サーヴァント。 それが本日行われるメインイベントにしてメイジの今後が決まるといっても過言ではない儀式だった。 召喚の魔法を唱え、ゲートから現れた生物を使い魔にする。 言葉にすれば僅かこれだけの作業である。 だが、たったそれだけの作業がルイズにとっては重大だった。 無能、落ちこぼれ、劣等生、そしてゼロ。 それがルイズの評価にして絶対の事実だった。 魔法が使えない。 ただその一点が彼女を苛み、心の奥底で淀みとなって沈殿し続けていたのである。 (絶対、絶対成功させて見せる!) メイジの力を見るにはその使い魔を見よと言う。 つまり、ここで絶大な能力を持った使い魔を召喚することが出来れば自分の評価はガラリと変わるの... -
ゼロの大魔道士-8
前ページ次ページゼロの大魔道士 トリステイン魔法学院のアルヴィーズ食堂のレベルは高い。 各国の貴族子弟が籍を置いているだけに、求められる料理の水準も比例して高くなっているからだ。 故に、料理の残しこそはあっても、料理そのものにクレームがつかないという点で料理人達の腕前は押して知るべし。 料理長のマルトーはそんな現状に満足はしていないが、とにもかくにもアルヴィーズ食堂は今日も盛況だった。 しかしその日、明らかに異物とも言える存在が食堂に存在していた。 二人の女生徒に挟まれ、冷や汗を流す中年男性――コルベールである。 「ちょっと、ツェルプストー! なんでそんなにくっついてくるのよ!」 「あら、いいじゃない。別にあなたにくっついているわけじゃないんだし?」 ね、ジャン? そう言って体を押し付けるように擦り寄ってくるキュルケにコルベールは茹蛸のように顔を... -
ゼロの大魔道士-9
前ページゼロの大魔道士 「ありがとうございました!」 「よう、見てたぜポップ! 上手いことやったじゃねえか!」 すたこらさっさと厨房に戻ったポップを迎えたのは頭を下げるシエスタと上機嫌のマルトーだった。 既に食堂のほうは白けた空気が蔓延し、生徒たちは散りはじめている。 ギーシュだけは感情の向け先がないのをどうすればいいのか迷っている様子だったが 本来の最優先の目的――モンモランシーとの和解を思い出し、脱兎のごとく駆け出していた。 「見たかよあいつらのポカンとした顔! いやあ面白いもん見せてもらったぜ」 余程愉快だったのか、朗らかに笑うマルトー。 見れば周囲の料理人たちも皆一様に笑みを浮かべている。 シエスタですら身体を震わせて笑みをこらえていたりする。 (…こりゃ、よっぽど鬱憤がたまってるんだなぁ) それを見たポップは心の中... -
ゼロの大魔道士-6
前ページ次ページゼロの大魔道士 ルイズは今、夢を見ていた。 召喚したドラゴンを駆り、大空を羽ばたく夢だ。 光り輝くドラゴンは衆目を集め、それを御する自分には尊敬と畏怖の感情が向けられている。 なんていい気分なんだろう。 そうだ、このままヴァリエールの屋敷に向かい、姉や父母にこの使い魔を見せよう。 きっと皆驚くに違いない。 ルイズは満面の笑みを浮かべて手綱をさばく。 だが、その瞬間ドラゴンはルイズを振り落とし、そして姿を変えた。 突然の出来事にルイズは目を白黒させるしかなかない。 そして、最後に彼女が見た光景は 光り輝くドラゴンが、光り輝く頭を持つ人間に変わる場面だった。 「!!??」 ガバッ! 跳ね上がるようにルイズは上体を起こした。 キョロキョロと見回した視界に入ってきたのは見慣れた自分の部屋。 着ている服は学園の制服。 ... -
ゼロの大魔道士-7
前ページ次ページゼロの大魔道士 「ほいよっ、こっちのカゴは終わったぜ」 皮を剥き終わった果物や野菜が入ったカゴを隣のおっちゃんに渡しつつ、ポップは次のカゴへと取り掛かる。 しゅるるっ、と慣れた様子で皮を剥くその手つきは本職には及ばないものの、明らかに素人の域を脱している。 その様子を見たマルトーは驚きの目を向けながらも思わぬ戦力に喜び、声をかけた。 「おお、早いなにーちゃん!」 「いやー、これでも料理には手馴れてるもんで」 あははと照れ笑いを浮かべながらもポップの手は止まらない。 元々、師であるアバンと二人旅をしていた頃からポップは料理には慣れていた。 アバンの料理の腕前はプロ級で、彼に任せていれば日々の食には全く困らなかったのだが、それでは弟子の面子にかかわる。 そうアバンに申し出たポップは彼から魔法を教わる傍らで料理の授業も受けていたの... -
ゼロの大魔道士-5
前ページ次ページゼロの大魔道士 『炎蛇』のコルベール。 彼はトリステイン魔法学院の学院長オスマンの片腕として知られている一教師。 火系統の魔法を得意とするトライアングルメイジで、その腕前は見たものこそほとんど皆無ではあるものの、凄腕だと噂されている。 そして、魔法の更なる活用法を発見しようと日夜研究している変人としても名が知れ渡っている。 教師としての評判はそれなりに悪くはない。 権威や主義に凝り固まった教師の多い中、コルベールは時折自分の世界に入り込むことを除けば気さくな大人だったからだ。 「…と、いうわけです」 そんな彼は今、学院長室にいた。 本日行われたサモン・サーヴァント及びコントラクト・サーヴァントの結果報告のためだった。 しかし、その表情は暗い。 原因は言うまでもなく、その左手の甲に刻み込まれているルーンの紋様に... -
長編(話数順)
... 11 (Fri) 未来の大魔女候補2人 アンリミテッド:サガ ジュディ 2010-10-10 12 37 45 (Sun) 零魔娘娘追宝録 封仙娘娘追宝録 静嵐刀 2010-11-06 23 12 19 (Sat) 虚無の闇 ドラゴンクエスト3 ゾーマ様 2009-04-04 22 05 43 (Sat) 重攻の使い魔 電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム HBV-502 ライデン 2010-11-07 12 48 57 (Sun) スナイピング ゼロ HELLSING セラスとリップバーン 2009-12-22 07 59 30 (Tue) 魔導書が使い魔 機神咆吼デモンベイン アル・アジフ 2009-09-12 19 47 07 (Sat) 炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!クロスオーBANG!! 炎神戦隊ゴーオンジャー ヨゴシュタイン・ケガレシア・キ... -
長編(五十音順)
... 43 (Fri) 未来の大魔女候補2人 アンリミテッド:サガ ジュディ、ポセイドン 2010-10-10 12 37 45 (Sun) ゼロのイレブン イナズマイレブン 二期雷門メンバー 2010-02-13 17 22 45 (Sat) いぬかみっな使い魔 いぬかみっ 川平啓太 2009-10-11 17 17 06 (Sun) ゼロの赤ずきん ヴァンパイア バレッタ 2009-10-02 23 55 13 (Fri) ゼロのアトリエ ヴィオラートのアトリエ ヴィオラート 2009-09-26 15 26 14 (Sat) ウィザーズ・ルーン~雪風の翼~ ウィザーズブレイン ヴァーミリオン・CD・ヘイズとHunter Pigeon 2009-10-11 17 34 55 (Sun) 『虚無と金剛石~ゼロとダイアモンド~』 ウィザードリィ アラビク王子 2009-10-11 17 ... -
カメの使い大魔王-00
前ページカメの使い大魔王 「…むぅ、未だに計画が思いつかんなぁ…」 石作りの広い城の廊下を、腕を組みノシノシ歩きながら、この城の主クッパ大魔王は、そう呟いた。 クッパ「今まで、色んな手を使って世界征服をしようとしたが…ピーチ姫の誘拐は同じ方法ばかりだったせいで、マリオ達にも耐性がついてしまった… 逆にマリオを遠くに投げ飛ばしでピーチ城をのっとっても結局負けて、この方法の耐性もすぐにつけおった… 何か良い方法は無いか…」 ボコンッ! デロデロデロ クッパ「むっ…?いきなり土管が生えてきおった。まったく…何故こんなところに生えるのだ、床も壊れてしまったし…粉砕してくれるっ!…?」 ガミ*ビキ**タエヨ… クッパ「何か音が…?良く聞こえん!」 そういい、クッパは土管の入り口に耳を突っ込んだ。 ワガミチビキ... -
お絵描き掲示板/お絵かき掲示板ログ/77
「仮面のツカイマガイ」ED風になったよ。今度は何書こうかな -- mame (2008-08-30 01 29 08) キュイーン キュイーンwwwww -- 名無しさん (2008-08-30 01 51 21) ハハンホホン -- 名無しさん (2008-08-30 02 15 52) 旦那がコスプレしているように見えた俺はもうダメだな -- 名無しさん (2008-08-30 06 19 25) 無駄な努力だ御主人 -- 名無しさん (2008-08-30 12 37 38) 怖すぎる。 -- 名無しさん (2008-08-30 13 58 44) うまいな。この人 -- : (2008-08-30 14 06 54) 俺も一瞬旦那に見えたorz -- 名無しさん (2008-08-30 17 04 34) ハクオロ様ご乱心 でもいける... -
High cost of zero-1
前ページ次ページHigh cost of zero 叱咤、激励、罵声そして銃弾の飛び交うド真ん中を、一人の少女が歩いていた。 その場には訓練された兵が何人もいたが、場違いな少女に気が付く者は一人もいない。 ふと少女が歩みを止めた。どこか遠くで、誰かが彼女を呼んでいる。 「……行っていい?」少女は頭の中で、自らに問いかける。 「あのね、見て分からないかしら? 今忙しいの。」すぐさま否定の声がしたが、最初の声も引かない。 「それはこの一世紀ずうっとじゃない。ねえいいでしょう? 私にも気晴らしする権利はあるわ。」 「弟もまだ見つからないのに、慰安旅行でもするつもり?」 「行った先で見つかるかも。」 ふうっとため息をついて、とうとう否定の声が折れた。 「止めてもムダね、分かったわ。いってらっしゃい。でも、代償は……。」 「分かってるわよ。じゃあ行... -
新約・使い魔くん千年王国 第十六章 降臨祭の陰謀
前のページへ / 一覧へ戻る / 次のページへ 《魔女を生かしておいてはならない》 (旧約聖書『出エジプト記』第二十二章より) 時は深夜。ここはゲルマニアの国境地帯、くろぐろとしたアルデラの大森林の奥にある、人も通わぬ岩山。 そこの洞窟に、一群の『大魔女』たちが集まっていた……。 魔女は人類が生まれてから、この世が常に不幸と狂乱の中にあることを願う邪悪な種族である。 普通、魔女といえば悪魔のしもべだが、彼女たち大魔女は悪魔の親戚筋として独立しており、場合によって協力も敵対もする。 その首領はディアナ、キュベレ、ヘカテー、リリトといった、古き闇の女神たちなのだ。 鉤鼻で顎の長い、絵に描いたような魔女。木に彫り付けた仮面のような顔をした老婆。牙を剥きだした妖婆(ハッグ)。 それに黒髪で豊満な美女など、醜いものも美しいものも、みな... -
ケダモノー!
「SHIT!!あのクサレビッチが俺様の学園からT&Pのサイン入りロケットランチャーを奪っていきやがっただと!!SHIT!」 「うるさいわよこのデカッ尻!そもそもあんたのじゃないでしょ」 「ほうっておきなさいよ。どうせカートマンにはたいしたことはできないわよ」 「…………」 「「鋭い」」 学園長室にて 「フーケが学園の財産を奪っていった。 諸君らはそれを黙っている。 次に別の誰かが学園の財産を奪っていくとしよう。 諸君らはまたそれを黙っている。 その次に奪われるのは諸君らの財産、あるいは諸君らの大事な家族の命かもしれない。 諸君らはその時もまた、黙ってみているのか。 今学園の財産が奪われたことを黙っているのなら、いつかはゲルマニアか、アルビオンか、ガリアか、もしかするとトリステイン自身が諸君らから全てを奪っていくだろう。... -
Missing zero 魔法使いと魔女の物語-01
前ページ次ページMissing zero 魔法使いと魔女の物語 トリステイン魔法学園の七不思議 ――あるいは数ある怪談からの七つの抜粋―― その一 寮 寮のとある一室に女の子の幽霊がでる。その部屋に住む人は、今も幽霊を見るらしい。その部屋で生徒が自殺したと聞いたことがある。 その二 トイレ この学園のトイレの鏡は位置が高すぎる。これは低い位置につけると、窓ガラスの反射で合わせ鏡になるからだ。 そして、これは重要な事。絶対に、合わせ鏡の世界を覗いてはいけない。 その三 宝物庫 夜の宝物庫に近づいてはいけない。宝物の中には呪われた品があり、夜な夜なうめき声をあげるらしい。その声を聞いて狂わなかった人はいない。 その四 食堂 シチューの“具”を気にしてはならない。 その五 教室 ... -
ゼロの魔獣-37
前ページ次ページゼロの魔獣 ルイズは虚空にいた。 天地の区別のない世界。 眼前に広がる星の海。 一切の音のない本物の静寂。 体を抜けるひんやりとした空気・・・。 ― 自分はどうなってしまったのか? ― 慎一は、元の世界へ戻れたのか? ― トリステインは、ハルケギニアは滅んでしまったのか? すべての思考が虚ろで、どこか、ひどく虚しいものに感じられる。 無限の空間を一人漂う。 ただ、そこに在るがように、ルイズは宇宙の一部となっていた・・・。 ―と、 不意に、ざわり、と、星達のざわめく音を聞く。 静謐な空気に満ちた世界に、徐々に喧騒があふれ出す。 光の粒が大きくうねり、巨大な大河となって、遥か彼方へと流れ出していく。 ただならぬ予感に目を凝らす。 星と思えた光の粒は、一つの生命。 ... -
ウルトラ5番目の使い魔
「ウルトラマンメビウスTV本編終了後の世界」から「ウルトラマンA」を召喚 第1話 合体変身!! ルイズと才人 第2話 黒衣の悪魔 第3話 見よ! 双月夜の大変身 第4話 奪われた『破壊の光』 第5話 大ピンチ!! ルイズを救え 第6話 双月夜の大決闘!! 第7話 降り立つ光の巨人 第8話 ダイナミック・ヒーロー! 第9話 WEKC結成!! 第10話 変身宇宙人の謎を解け!! 第11話 危機迫る!! トリステイン王国最後の日 第12話 WEKC初陣!! 第13話 落日の決闘!! 第14話 剣の誇り (前編) 第15話 剣の誇り (後編) 第16話 間幕、タバサの冒険 第一回、タバサと火竜山脈 (前編) 第17話 間幕、タバサの冒険 第一回、タバサと火竜山脈 (後編) 第18話 遠い星から来たお父さん (前編) ... -
ゼロのアトリエ-30
前ページ次ページゼロのアトリエ その日、ヴィオラートたちはシエスタの生家に泊まることにした。 貴族の客をお泊めするというので、村長までが挨拶に来る騒ぎになった。 最初は緊張して、必要以上に丁重な態度をとっていた両親だったが、私が奉公先でお世話になっている人たちよ、とシエスタが紹介するとすぐに相好を崩し、いつまでも滞在してくれるようにと言った。 久しぶりに家族に囲まれたシエスタは幸せそうで、楽しそうで、ヴィオラートは何だかシエスタがひどく羨ましくなってしまった。 兄は元気だろうか。 ゼロのアトリエ ~ハルケギニアの錬金術師30~ 砂時計の修理は、少なくともルーンの力を得たヴィオラートにとっては簡単だった。 固定化の呪文がかけられていたので、部品そのものは全て揃っていて、ほぼ完全な状態を保っている。 いつも通り赤いバッグの中から必... -
カメの使い大魔王
マリオシリーズよりクッパ召喚 カメの使い大魔王 プロローグ -
ゼロと電流-23
前ページ次ページゼロと電流 地下のラボ内に並べられた三機のザボーガーを才人は興味深そうに見比べている。 一つは完成予想模型であり、言ってしまえばただのマネキンだ。 一つは現在建造中のであり、半ば内部構造が露出している状態。 そして最後の一つは、激しい戦闘を終えてきたかのように所々損傷し、その手にはデルフリンガーを握りしめている。 「やっぱ、そっくりだよな」 才人はうんうんと何を合点しているのか、頷きながら飽きもせず眺めている。 「そりゃあ、本人だからな」 ザボーガーに握られたデルフが答えると、サイトが首を傾げた。 「本人? 人?」 「ん? 本……電人? 本電人で良いのか?」 「さあ?」 「その辺りは再考の余地があるようだね」 二人(?)に声をかける、ディスプレイを眺めていた男……大門勇は、手元の電源... -
長編(五十音順)-04
た行 作品タイトル 元ネタ 召喚されたキャラ 更新日時 T-0 ターミネーター2 T- 800 2009-01-01 17 21 23 (Thu) 悪魔の虹 大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン 冷凍怪獣バルゴン 2010-10-05 18 59 46 (Tue) ルイズ伝・ゼロと竜と世界の話 太公望伝(諸星大二郎) 竜と誰か 2007-10-05 20 51 18 (Fri) THE GUN OF ZERO 第3次スーパーロボット大戦α クォヴレー・ゴードン 2009-05-16 18 58 48 (Sat) 大使い魔17 大鉄人17 17(ワンセブン) 2011-07-06 15 49 15 (Wed) ゼロの平面 大乱闘スマッシュブラザーズDX Mr.ゲーム&ウォッチ 2007-09-02 06 10 01 (Sun) 虚無の魔術師と黒蟻の使い魔 戦う司書シリーズ モッカニアの本 ... -
ゼロの魔獣-12
前ページ次ページゼロの魔獣 地球。 ― 慎一と真理阿が出遭った世界。 ハルケギニアとは異なる宇宙に存在するその惑星は、 後に『神』の名で呼ばれる事となる、ある種の意志によって創造されたものだった・・・。 『神』は天地を切り開き、あまねく生命の大元を生み出した後、深い眠りについた。 『神』の眠りし大地で、生物たちは互いを喰らい合いながら進化を重ね、 やがて、地上の覇者となる人類が誕生した・・・。 『神』が何の目的で、その蒼い惑星を生み出したのか、其れを知る術は無い。 だが、再び『神』が目を覚ます時、大地は裂け、天は荒れ狂い、全ての生命は死に絶えるであろう・・・。 ―神託や予言の類では無く、高度に発達した科学技術に拠って『神』の存在を知覚するに至った十三人の学者は、そう結論付けた。 彼らは... -
国歌という概念が召喚されました
『トリステイン国民の歌』 1. 百合の葉の 風さわやかに 晴れわたる 街よいらかよ 王宮は 希望に明けて 日の光 よもにみなぎる トリステイン われらの われらのふるさと 2. ラグドリアンの 水きよらかに 尽くるなき さちよ恵みよ 系統は 日ごとに伸びて 躍進の いぶきたくまし トリステイン われらの われらのふるさと 3. 人の和の 夢おおらかに 盛り上がる 杖よ魔力よ けんらんの 文化にはえて とこしえに 若さあふるる トリステイン われらの われらのふるさと ―――――――――― 元ネタ:栃木県民の歌 http //jp.youtube.com/watch?v=o7pSy6gHx44 『ガリアの歌』 1. 晴れやかな リュティスの朝は よろごびの ... -
風来のルイズ
「ゼロが、一発で・・・」 「嘘、何で・・・」 ルイズが使い魔を簡単に召喚できたのがまるで奇跡としかいいようがないような感じで他の貴族たちは彼女を見つめるのであった。召喚されたのは、丸っこく青い体に、白く美しい腹部、耳、しっぽを持った愛らしい小さな生物だった。 「きゃっ、何これ?かわいーい!」 その生物を抱き上げるルイズであったが、彼女はその期待をぼろぼろにされるのだった。 「い、息してない・・・」 もしかしたらぬいぐるみなのかもと、口の中を覗きこんでみたが、そこにはリアルな舌や歯があった。正真証明の生物だ。死体だが。 「呼んでも役に立たんとは・・これぞゼロクオリティwww」 「ルイズにゼッロゼロにされちゃった」 そのころ、この生物がいた世界、渓谷の宿場からテーブルマウンテンに続く道をいく一人の冒険者がいた。その名も、人呼んで、風来のシレン! 「... -
樹氷の王~虚無の魔女~中編
ルイズの必死の形相の願いに、少年はしばし考えた後頷くと、静かに物語を語り始めた。 「凍てついた魔女」の物語を。 ある女が男の子を庇う様にして雪原を歩いていた。 絶え間なく吹き付ける白い嵐が彼女達を襲う。 かじかむ手足、凍えそうな身体。前の見えないほどの吹雪は確実に二人の体力を奪っていく。 それでも、彼女は弱音を一つも吐くことはなかった。 彼女は母親だから…… 母子だけの生活は、貧しい暮らしだったけれど、温もりがあった。 男の子は、母の全てを包み込むような優しい微笑みが大好きだった。 母は薬草について豊富な知識を持っていた。 僅かな夏の間に芽吹く様々な薬草を集めては乾燥させて、お茶やスープに入れたり、薬にしたりしていた。 男の子は薬草採りや、薬草を大きな鍋でグツグツ煮るのを手伝ったりしていた。 ... -
ゼロのガンパレード 1
誰も空を見上げない時代には、空に穴が開く時がある。 古い伝説は言う。なぜならそう、空だって自分を見て欲しいと思う時があるからだ。 自分を見てもらうために、とりあえず世直しからはじめるのだと。 その男の出現は唐突だった。 迷宮のような造りになっているラ・ヴァリエール家の屋敷の中庭を全く迷わずに走りぬけ、庭の中心にある池に向かって疾駆する。 ぶっちゃけ、迷うはずなどありはしない。 なにしろ出現場所から目的地まで一直線に進んだのだから。 塀を乗り越え、屋敷を飛び越し、植え込みの上を走りぬけ、非常識なことに水の上さえ意にも介さず突き進む。 その姿に目を見張る小さなルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールに笑いかけ、軽やかに跳躍すると空中で身体をひねって彼女の乗る小船の舳先に着地した。 「やぁ、お姫さま」 しばらく黙り込... -
お山の大将
爆発の煙がおさまったとき、そこにいたのは山のようにたくましい体格の 「猿!?」 類人猿だった。 「サルだ、ルイズがオサルさんを召喚したぞ!」 「さすがはゼロのルイズ、使い魔のおつむもサル並みか」 カエルとかモグラとか召喚してる連中が好き勝手にはやし立てる。 「でもデカクね?」 そうかなり、大きい。 外野のヤジが聞こえぬ様子でコントラクト・サーヴァントのために近づいたルイズだが、その頭は巨大猿の膝上にしか届かない。 「ちょっと、アタマを下げなさい!」 叫ぶ方にちょいと目をやるが、すぐに興味をなくし周囲を見渡す。 ぎらり、と目が光る。 足もとのルイズを無視して走り出す巨大猿。 「え?」 目的は赤毛のぼん、きゅっ、ぼんっ。 「な、なに!?」 炎を吹きかける火トカゲをジャンプして軽々と飛び越えると、グラマラスな美女、... - @wiki全体から「未来の大魔女候補2人」で調べる