あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ内検索 / 「虚無のゆりかご」で検索した結果
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虚無のゆりかご
ソウルクレイドルの、裏主人公(男)を召喚 虚無のゆりかご-1 -
虚無のゆりかご-1
そこには光も闇も無かった。それだけでは無い。陳腐ではあるが、火水土風というこの世に遍く存在する全てが無かった。 温度も無い。流れるものも無い。天地の区別も無い。大気も無い。時間さえも、あるのかどうか判別する術を持つ事が出来なかった。 たゆたっているだけなのか、そこに止まっているだけなのか。 他に生き物、いや石ころ一つあれば動きの比較が出来たのかもしれないが、生憎その世界にいたのは、長剣、ただの一本だった。 黒い、どんな鉱石を使ったところでこんな光り方はしないだろう、あまり触りたくはない赤さが混ざった気味の悪い黒だった。 身体の剣を這うように、血液としてほのかな赤が目立たぬよう混じり、剣が生きているようにも見えるだろう―――見えていれば。 だがその色も、光と闇の区別があって見えるもの。世界の外から眺めるモノはともかく、中からでは見る事すら出来ない―――そ... -
虚無の闇
「ドラゴンクエスト3」のゾーマ様を召喚 虚無の闇-01 虚無の闇-02 虚無の闇-03 虚無の闇-04 虚無の闇-05 虚無の闇-06 虚無の闇-07 虚無の闇-08 虚無の闇-09 虚無の闇-10 虚無の闇-11 虚無の闇-12 少々悲惨な描写がありますので閲覧注意してください 虚無の闇-13 虚無の闇-14 虚無の闇-15 虚無の闇-16 虚無の闇-17 -
虚無の王
「エア・ギア」より前“風の王” 武内空 を召喚。 第一部 虚無の王-01 虚無の王-02 虚無の王-03 虚無の王-04 虚無の王-05 虚無の王-06 虚無の王-07 虚無の王-08 虚無の王-09 虚無の王-10 虚無の王-11 虚無の王-12-1/2 虚無の王-13-1/2 虚無の王-14 虚無の王-15 虚無の王-16 虚無の王-17-1/2 虚無の王-18-1/2 虚無の王-19-1/2 虚無の王-20-1/2 虚無の王-21-1/2 虚無の王-22-1/2 虚無の王-23 虚無の王-24 虚無の王-25-1/2 第二部 虚無の王-26 虚無の王-27 虚無の王-28 虚無の王-29 虚無の王-30 -
長編(五十音順)-03
... 37 (Sun) 虚無のゆりかご ソウルクレイドル 裏主人公(男) 2007-08-27 22 01 32 (Mon) お前の使い魔 ソウルクレイドル~世界を喰らう者~ ダネット 2010-07-15 11 49 19 (Thu) ゼロのかぼちゃ 空の鐘の響く惑星で パンプキン 2007-08-21 00 02 29 (Tue) ページ最上部へ -
虚無の鍛聖
「サモンナイト クラフトソード物語」よりクリュウ&シュガレット 虚無の鍛聖-01 虚無の鍛聖-02 虚無の鍛聖-03 リィンバウムにある人工の海上都市ワイスタァンの最高評議会の1人である黒鉄の鍛聖クリュウ 彼はかつての父親と同じく世界を巡る旅に出ていました。護衛獣であるサプレスの妖姫シュガレットと一緒に。 そんな旅のある日の事、不思議なゲートを潜ってみるとその向こうは月が2つある、5つ以外の異世界でした そして出会ったピンクの髪の女の子。 これは成長した鍛冶師の青年と、大きな力を秘めた少女の大きな、でも有り得なかったはずの冒険のお話です。 -
Ruina 虚無の物語
フリーゲーム「Ruina 廃都の物語」よりフィーとその仲間を召喚 Ruina 虚無の物語-01 Ruina 虚無の物語-02 Ruina 虚無の物語-03 Ruina 虚無の物語-04 Ruina 虚無の物語-05 Ruina 虚無の物語-06 Ruina 虚無の物語-07 Ruina 虚無の物語-08 Ruina 虚無の物語-09 Ruina 虚無の物語-10 Ruina 虚無の物語-11 Ruina 虚無の物語 解説 -
虚無の石
「ベルセルク」よりベヘリット(覇王の卵)召喚 虚無の石-前編 -
一覧テスト01
...58 (Mon) 虚無のゆりかご ソウルクレイドル 裏主人公(男) 2007-08-27 22 01 32 (Mon) ゼロのかぼちゃ 空の鐘の響く惑星で パンプキン 2007-08-21 00 02 29 (Tue) ページ最上部へ た行 作品タイトル 元ネタ 召喚されたキャラ 更新日時 ゼロの平面 大乱闘スマッシュブラザーズDX Mr.ゲーム&ウォッチ 2007-09-02 06 10 01 (Sun) ゼロのデジタルパートナー デジモンワールド メガドラモン 2008-12-20 13 23 12 (Sat) コンバット越前ゼロカスタム デスクリムゾン コンバット越前(越前康介) 2007-07-28 23 25 11 (Sat) 異聞零魔郷 ~ Servant of Inter... -
虚無の誇り
「CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII-」より、ザックス 虚無の誇り-01 -
13日の虚無の曜日
「13日の金曜日」シリーズよりジェイソン・ボーヒーズを召喚 13日の虚無の曜日 プロローグ 13日の虚無の曜日 第一話 13日の虚無の曜日 第二話 13日の虚無の曜日 第三話 13日の虚無の曜日 第四話 -
虚無の紳士録
虚無の紳士録 【前編】 作画:衣谷遊/原作:大塚英志の『リヴァイアサン』より、 ルシィ殿下(の影)が所有していた「闇の紳士録」を召喚。 小ネタ -
虚無の使い魔と煉獄の虚神
「円環少女」のグレン・アザレイを召喚 虚無の使い魔と煉獄の虚神-1 虚無の使い魔と煉獄の虚神-2 虚無の使い魔と煉獄の虚神-3 虚無の使い魔と煉獄の虚神-4-前/虚無の使い魔と煉獄の虚神-4-後 虚無の使い魔と煉獄の虚神-5 虚無の使い魔と煉獄の虚神-6-前/虚無の使い魔と煉獄の虚神-6-後 虚無の使い魔と煉獄の虚神-7 虚無の使い魔と煉獄の虚神-8-前/虚無の使い魔と煉獄の虚神-8-後 虚無の使い魔と煉獄の虚神-9 虚無の使い魔と煉獄の虚神-10 トップページに戻る -
汝等、虚無の使い魔なり!
「機神飛翔デモンベイン」より、二闘流&アナザーブラッドを召喚 二闘流とアナザーブラッドの本名は『大十字 九朔』となりますが 完全同名で混乱を招きますので二闘流を『九朔』、アナザーブラッドを『紅朔』と表記して分けております 汝等、虚無の使い魔なり!-01 汝等、虚無の使い魔なり!-02 汝等、虚無の使い魔なり!-03 汝等、虚無の使い魔なり!-04 汝等、虚無の使い魔なり!-05 汝等、虚無の使い魔なり!-06 汝等、虚無の使い魔なり!-07 汝等、虚無の使い魔なり!-08 -
虚無の魔術師と黒蟻の使い魔
戦う司書シリーズからモッカニアの本を召喚 虚無の魔術師と黒蟻の使い魔-01 虚無の魔術師と黒蟻の使い魔-02 虚無の魔術師と黒蟻の使い魔-03 虚無の魔術師と黒蟻の使い魔-04 虚無の魔術師と黒蟻の使い魔-05 虚無の魔術師と黒蟻の使い魔-06 虚無の魔術師と黒蟻の使い魔-07-1/2/3 虚無の魔術師と黒蟻の使い魔-08 虚無の魔術師と黒蟻の使い魔-09-1/2 虚無の魔術師と黒蟻の使い魔-10 虚無の魔術師と黒蟻の使い魔-11-1/2 虚無の魔術師と黒蟻の使い魔-12-1/2 虚無の魔術師と黒蟻の使い魔-13 虚無の魔術師と黒蟻の使い魔-14 虚無の魔術師と黒蟻の使い魔-15 虚無の魔術師と黒蟻の使い魔-16 -
虚無のメイジと、吸血鬼
「閉鎖師」シリーズより、吸血鬼フィオナ・イストラッド。 虚無のメイジと、吸血鬼-01 虚無のメイジと、吸血鬼-02 虚無のメイジと、吸血鬼-03 -
虚無の唄-song of zero-
「沙耶の唄」の沙耶が召喚される話。 ※描写の問題で、閲覧注意 虚無の唄-1 虚無の唄-2 虚無の唄-3 虚無の唄-4 虚無の唄-5 虚無の唄-6 -
とある虚無の窒素装甲
「とある魔術の禁書目録」より、絹旗最愛を召喚 とある虚無の窒素装甲-00 とある虚無の窒素装甲-01 -
虚無のメイジと双子の術士
クロス元はサガ・フロンティア、 召喚キャラはブルーおよびルージュを召喚 虚無のメイジと双子の術士-01 虚無のメイジと双子の術士-02 虚無のメイジと双子の術士-03 虚無のメイジと双子の術士-04 -
へっぽこ冒険者と虚無の魔法使い
新ソード・ワールドRPGリプレイよりへっぽこ冒険隊の「イリーナ、ヒース」。 第一部~ハルケギニアの魔法の国~ へっぽこ冒険者と虚無の魔法使い 第0話 へっぽこ冒険者と虚無の魔法使い 第1話 へっぽこ冒険者と虚無の魔法使い 第2話(前編) へっぽこ冒険者と虚無の魔法使い 第2話(後編) へっぽこ冒険者と虚無の魔法使い 第3話 へっぽこ冒険者と虚無の魔法使い 第4話 第一・五部~ジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルドの憂鬱~ へっぽこ冒険者と虚無の魔法使い 第5話(前編) へっぽこ冒険者と虚無の魔法使い 第5話(後編) 第二部 へっぽこ冒険者と虚無の魔法使い 第六話(前編) へっぽこ冒険者と虚無の魔法使い 第六話(後編) -
世界を繋ぐ虚無の少女の召喚詩
アルトネリコ2 世界に響く少女たちの創造詩 よりルカ&クローシェを召喚 世界を繋ぐ虚無の少女の召喚詩-01 世界を繋ぐ虚無の少女の召喚詩-02 -
虚無の少女と蒼穹の少年
機動戦士ガンダム00より、刹那・F・セイエイを召喚。 虚無の少女と蒼穹の少年-01 -
虚無の闇-08
前ページ次ページ虚無の闇 ルイズは馬の背に揺られながらぼんやりと空を見上げ、ノミの如く湧き出る暇を少しでも潰そうと、流れる雲の形で連想ゲームをしていた。 上手い具合にまん丸な雲を発見し、王都の店でクックベリーパイを食べようと心に決める。ついでに欠伸も噛み潰し、ようやく見えてきた王都の影に悪態をついた。 身体能力が上がったお陰なのか、乗馬が急激に上手くなっていた事は嬉しい。しかし意図せずともこちらの意識を汲んで動いてくれるため、安定しすぎて逆に暇になった。 途中でとても面白いイベントはあったにしろ、それ以降は全く何も無かったし、風景も相変わらずで面白みが無い。 曲がりなりにも空を飛べるルイズが何故馬などに頼っているかといえば、まだ空を飛ぶのが猛烈に下手糞だからだ。簡単なはずの宙に留まることさえ難しく、落ちないように魔力を放出し続ければとんでもない方向へ行ってしまう... -
虚無の使い魔だよ!ドクロちゃん!
撲殺天使ドクロちゃん より ドクロちゃんを召喚 虚無の使い魔だよ!ドクロちゃん!-01 虚無の使い魔だよ!ドクロちゃん!-01.5 -
虚無の王-24
前ページ次ページ虚無の王 火の塔を過ぎた。 空を置き去りにして来た広場は、冷たい闇に沈んでいた。 僅かな物音、背筋を撫でる冷感、些細な切っ掛けが度々ギーシュを捕まえ、ヴェストリの広場へと振り返らせた。 神を信じて生きる少年は、その度に始祖を呪う言葉を吐き捨て、同じ数だけ、自身を悪罵した。 互いの名誉と生命とを賭けて戦うべき決闘の相手を、一人死地に残して来た。 貴族として、これ程恥ずべき事は無い。 だが、今、ギーシュを呵責するのは、もっと少年らしい、純粋な感情だ。 学生の姿は殆ど見られなかった。 幸福な恋人達が二人で迎える朝に備え、独り者が夜を諦めるには十分過ぎる時間だった。 「どう言う事なの!ねえ!」 気付くとアウストリの広場だった。 女神の様に美しい少女達は、揃って一人だった。 ルイズの声は... -
虚無の闇-09
前ページ次ページ虚無の闇 生い茂る木々の隙間を非常に危なっかしい運転で避け、枝の鞭に何度も体を叩きつけられながら、ルイズは竜巻に巻き込まれた戦闘機のような高速機動を繰り返していた。 別に空じゃもう満足できないとか、空中戦の練習だとか、誰かと弾幕勝負とかでなはく、わざと危険行為をしている訳でもない。恐るべき速度で突っ込んでくる数々の障害物を回避する事で精一杯過ぎて、それ以外の行動が出来ないだけだ。 誰かの風竜の視線から逃れようと高度を下げた結果、下げすぎて森に突っ込んでしまった。そしてこの有様である。スリリングにも程がある。 釣り針のような枝に体を覆う布の一部を持っていかれ、再び前を向いたときには、目の前に木製の壁があった。 「ひゃああぁぁぁっ……!」 絹を裂くような悲鳴と共に、巨大なイノシシが何かに激突したような音が森に響き渡る。文字にするとドゴーン。 ... -
虚無の少女と蒼穹の少年-01
前ページ虚無の少女と蒼穹の少年 虚無の少女と蒼穹の少年 何度も何度も、必死で呪文を唱えたのに呪文は少女に応えてくれなかった。 既に日は落ちかけ皆が帰りだす中、少女はもうこれで最後にしようとありったけの気合いを込めて呪文を唱える。 その気合いと思いは、報われることとなる。 「きゃあっ!!」 轟音と共に現れたのは青い鋼の巨人。 やった。私はなんてものを呼び出せたのだろう。と思ったのも束の間。 その巨人は片腕を無くし、ところどころが痛んでいるのがすぐに分かった。 どうしよう、あの巨人は痛がっているのではないかと思った矢先、 巨人の胸元が開き、一つの人影が視界に入る。 ぴったりと身体に貼りつくような服に、見たこともない意匠の兜を被った小柄な、おそらく男性。 先に足場のような器具がついた紐に足をかけ、するすると降りてくる。 兜の人物は少女の... -
虚無の闇-14
前ページ次ページ虚無の闇 トリスティン魔法学院の一室。キュルケは豊満な肉体を薄い寝間着に包んだまま、苛立たしげに腕を組んでいた。 せっかくルイズは魔法を使えるようになったのに、今度は授業をサボりっぱなし。一時は見返されバツの悪そうに黙っていた生徒たちも、また元気づいてあれこれと文句を言い始めている。 努力を止めたら足元をすくわれると窘めてやろううにも、最近はめっきり顔を合わせられない。決闘の後、恐ろしい速度で飛んで行ってしまってからは、食事時しか姿を見ていなかった。避けられているのだとは思いたくないが、そう考えても仕方が無いほどすれ違っていた。 そして始まる直前にやって来たかと思えば、すぐにどこかへ行ってしまうのだ。アンロックで部屋に押し入っても留守ばかりで、ことごとく声をかけるタイミングを逸してしまっている。 「まさか、ルイズに限って……ね」 キュルケ... -
虚無の闇-07
前ページ次ページ虚無の闇 ルイズは満足だった。もう自分はゼロのルイズではない、それどころかお前らごときがゼロ、取るに足らない矮小な存在なのだと。 笑顔の仮面の裏で特上の侮蔑を撒き散らし、魔封じをかけてやったギーシュをチラリと見返す。自らの降りかかった呪いも知らず、暢気に薔薇を振っていた。 世界でも指折りの魔法使いとて、油断していれば容易くマホトーンを受ける事がある。あの瞬間のギーシュは確実に呪文に飲み込まれただろう。心の中に絶望と恐怖の芽を育ててやったから、どんな末路を辿るのか見ものだった。 どれほど貴族らしく在ろうとしても排斥するような愚民の中で、何も持たない者がどれほどの苦しみを味わうのか知ればよい。 彼の絶望が私の力になってくれるだろう。私は更に強くなるのだ。私を否定したこの世界を、今度は私が否定してやるために。 広場を離れながら策略をめぐらせる。より大... -
虚無の王-02
前ページ次ページ虚無の王 「空?」 「そ。雲さんぎょーさん居る、でっかい空や」 「格好つけた名前ね。まあ、見た目通り、フワフワ軽薄そうな所はいかにも――――」 ルイズは言葉を切った。ニコニコと笑みを浮かべていた空の顔から、急に表情が抜け落ちたからだ。 「なんや、あれ」 空の指さす先では、生徒達が飛行魔法を使い、一足先に教室を目指していた。 「ルイズ!お前は歩いて来いよ!」 「あいつ、フライはおろか、レビテーションさえまともに使えないんだぜ」 口々に悪態をつきながら、去って行く生徒達。 「飛んでるわ」 どこか、憮然とした口調だった。 「そりゃあ、メイジだもの」 「気に入らんわあ」 「何が?」 「あいつら飛んでる癖に、ちっとも気持ち良さそうやあらへん」 「飛べるのなんて、当たり前だからでしょ」 ... -
虚無の王-11
前ページ次ページ虚無の王 「あんた、背高かったのねえ」 「へへーっ」 得意気な笑みを浮かべる空に、ルイズは戸惑いを小匙一杯含んだ声で言った。 何時も見下ろしていた筈の笑顔が、頭一つ上にある。何とも奇妙な気分だ。 空は両脇に松葉杖を衝いていた。 街に出る為、以前からコルベールに製作を依頼していた、と言う。つまりは、普通の松葉杖では無いのだろう。 「どうでしょう?注文通りに出来ているとは思いますが」 「そいつは、実験して見んとな」 虚無の曜日早朝。ヴェストリの広場に人影は無い。 居るのは、王都トリスタニアへの出発を前にしたルイズと空。そして、一組の松葉杖を持って来たコルベールだけだ。 空は歩き出す。歩くと言うよりも、走り出す。両の松葉杖を翼に変えて、飛ぶ様に走る。 あまりに機敏だ。機敏過ぎる。この男は、... -
とある虚無の窒素装甲-00
前ページ次ページとある虚無の窒素装甲 「はあ、もうそろそろ超限界ですかね~」 見かけは12歳くらいの少女、中学生(自己申告)の絹旗最愛は能力を使用し人にあらざる速度で深夜のビル街の屋上を疾走していた。 親友(?)の滝壷と浜面が何故学園都市上層部にその命を狙われているのか。 暗部で大人しく働きつつその立場を利用して、調査をしていたのだがどうやら感づかれたらしい。 追っ手は恐らく能力者、あの日から再構成された組織の一つだろう、幸いなことにレベル5はいないようだが。 レベル5第一位と第二位が衝突したあの日からグループを除いて壊滅したアイテム・スクール・ブロック・メンバーの再構成が 進められていた。 彼女もその一つに在籍し、上層部から押し付けられた汚れ仕事を片付けていたわけだ。 今現在は仕事熱心な同僚に追われているのだが。 さて、ここからどうし... -
虚無のメイジと、吸血鬼-01
前ページ次ページ虚無のメイジと、吸血鬼 燦々と日が照る日中は、吸血鬼にとっては至極暮らしにくい時間である。 しかし、今この場に存在する吸血鬼――名をフィオナ・アイスハイムと言う――にとっては、 苦痛を呼び起こす物では、ありえなかった。『尊き三種』の一つであるラインゴルト氏族の直系、 アイスハイムを束ねる”蒼姫”は対吸血鬼属性の殆どを克服していたのだから。 彼女にとっての日の光は、人間たちにとっての夜と同じ様に、眠気を誘う物でしかない。 紅色の瞳に、空色の長い髪。縁のない眼鏡のレンズの奥には、面白いものを見つけた時のような、 光が宿っている。しかし、その視線の先には、何もない。 その様子は、日の光に照らされたまま、虚空を見詰めている――と、凡百の人間には見えるだろう。 しかし、常人ならざる感覚を持つ者にとっては、虚空に開いた穴を眺めている、と見える。... -
Ruina 虚無の物語-07
前ページ次ページRuina 虚無の物語 ヴァリエール家についての説明が終わり、それでも時間が余ったので王都の店を巡る事になった。 学院は刺激が少ない事の他に、遠方から来た自分達に王都を披露したい。 そんな気持ちがありありと伺えた。 途中でルイズに頼み、武器屋へ寄ってもらう事にした。 ネルが見繕ってくれた剣を売却する為である。 裏通りで交差した剣を模した看板がある店を発見した。 寂れた雰囲気こそあるものの扉の作り等はしっかりしており、防犯に気を配っている事が伺える。 「これはこれは、貴族のお嬢様方。うちはまっとうな商売をしてまさぁ。 お上に目をつけられるような真似はしてませんや。」 雑然と武器の置かれているカウンターの向こう側で、パイプをくわえた男が話しかけてきた。 「客よ。」 ルイズの言葉に店の主人は驚いていたようだった。 「何、貴族が客じゃお... -
Ruina 虚無の物語-06
前ページ次ページRuina 虚無の物語 ルイズに矢の呪文を披露してから数日が過ぎた。 あれから魔法は使っていない。 理由として、自分の扱える魔法の中に日常生活で使えるようなものがほとんど無いという事も挙げられる。 せいぜい灯りを作り出す魔法ぐらいである。 他の魔法も威力を落とせば使えるかもしれないが、そこまでする必要性も感じられなかったという事も原因の一つである。 また先日教師達に事情を説明した結果、自分達は「東方から召喚された平民のメイジとその友人達」として認識される事となった。 校長と名乗る老人が「よかった、これで貴族だったら国際問題になっとったわい」と安堵していていたのが印象深い。 なお、事情を知らない生徒は広場にある岩の痕の原因がルイズの失敗魔法であると勘違いしているらしく「ゼロのルイズ」呼ばわりする者は日に日に減って行った。 今更ながらあの爆発の危険... -
虚無の王-29
前ページ次ページ虚無の王 「久しぶりだねえ」 「大丈夫だったかい?」 「一体、何が起きたんだい?」 「心配していたんだよ」 夜の部屋に、気遣いの言葉が転び落ちた。 本心では無かった。 本当に優しい性根による物ならば、言葉の度に、ベッドの上で跳ね上がる柳の腰を、どう説明すればいいだろう。 幼い肢体から、灼けた吐息と蒸気が浮いた。 しなる杖先が、硬さを残した体に不可視の傷を刻んでいた。 神経弾。非殺傷とは言え、慈悲深さとは無縁の水魔法だ。 対象の神経に直接作用、激痛と快楽を交互にねじ込み、その精神を掻き毟る。 蒼いドレスの上で、弧月の歯並びが釣り上がった。 イザベラは自身の創意と嗜虐心から生まれたオリジナルスペルを大層気に入っている。 この小さな魔法は、少ない精神力の損耗で、いつまでもいつまでも相手を嬲... -
虚無の使い魔と煉獄の虚神-8-前
しっかりと手を握り合い、見詰め合っているサイトとティファニア。 その様子を少し不機嫌そうに睨んで、ルイズはコホンと咳払いをする。 けれど、立ち上がって口を開いたのは、サイトに向けてではなく、 その隣に立てかけられているデルフリンガーに向けてだった。 「さて、それじゃあ残る問題は……虚無の魔法よね、ボロ剣」 「もうボロじゃねーって言ってんだろう娘っ子」 「どうでも良いのよそんなのは。 それよりティファニアが虚無の使い手ってのが本当かどうか。大事なのはここよ! 彼女がアルビオンの王様の娘って事が真実でも、エルフの血を引いてるって事も真実よ。 それも、一目見れば誰にだって判るぐらいに動かし難い、ね。 当然そこに拘って彼女を認めないって人も居るはずだわ。 それぐらい、エルフって言うのは恐れられているんだもの」 「でも、ルイズさん達は私... -
Ruina 虚無の物語-01
前ページ次ページRuina 虚無の物語 誰かに呼ばれた気がして、町はずれの森を歩いた。 仲間達が何事かと聞いてくるが、答えずに歩き続けた。 鬱蒼と茂り薄暗い森の中を行く。 しばらく歩いた先に、光る鏡を見つけた。 ――胸騒ぎがした。 この鏡は自分を招いている……。 ゼロの使い魔×Ruina 廃都の物語 「Ruina 虚無の物語」 しばし時は遡る。 ホルムはネス公国の西の辺境にある村だ。 大河を用いた交易の中継地点となっている事だけが取り柄だった小さな村である。 一部が過去形となっている理由は、この村のすぐ近くで遺跡群が発見され、 色々とあった挙句、探索者と呼ばれる輩が集まるようになったからだ。 もっとも、怪異の原因はフィーという名の少女とその仲間たちが討ち果たしている。 ホルムの村の片隅にある庵にて薬草を調合している途... -
虚無の使い魔と煉獄の虚神-10
その夜、身体は確かに重なり合っていた。 心も確かに重なったと思っていた。 そう、思い込んでいた。 【虚無の使い魔と煉獄の虚神】 アルビオン女王ティファニアの即位式は、近年まれに見る盛大なものになった。 ロマリア法皇を筆頭としてハルケギニア各国の指導者達が一堂に会するなど、そうある事では無い。 宮殿の大広間は荘厳な空気によって満たされていた。 天より降り注ぐのはステンドグラスに屈折させられた色とりどりの陽光達。 柔らかな明かりに照らされる貴族達の顔は、皆一様に厳めしい様子をしていた。 伝説では始祖ブリミルがアルビオンに降臨して最初にシティ・オブ・サウスゴーダを、 次にこのロンディニウム、その中心であるハヴィラント宮殿を建造したと伝えられる。 真偽の程はともかく、歴史と格式においてはロマリアの大聖堂を上回る宮殿だ。 6000年と言う時... -
虚無の雀士 スーチーゼロ Remix
これで勝った・・・。 額の大粒の汗を拭いながら、ワルドが思案する。 ニューカッスル礼拝堂で繰り広げられた、殺す者と殺される者との異色の麻雀対決も 既にオーラスを迎えていた・・・。 現時点で、トップのワルドとスーチーゼロの点差は21000。 直接振り込んでしまえば、おおいに逆転負けの可能性は残っている。 だが、後半戦に入ってからは、流れは明らかにワルドの方にあった。 ワルドは横目でチラリとウェールズを見る。 序盤こそ、彼とゼロは即席コンビとは思えぬほどの、見事な連携を見せていたが、 『偏在』3体を監視に着けた直後、快進撃はピタリと止まった。 いかに切れ者といえど、所詮は王族の坊ちゃん麻雀である。 すっかり動きが萎縮してしまい、相方への差込すらもままならないでいる。 そこへいくと、流石にゼロは勝負師である。 実質2対1という状況に追い込まれなが... -
Ruina 虚無の物語-02
前ページ次ページRuina 虚無の物語 契約の後、左手に焼けつくような痛みが走る。 「すぐに収まるはずよ、使い魔のルーンが刻まれてるだけだから。」 言葉の通り、痛みはすぐに収まった。 左手を見ると、知識にない文字が刻まれている 「おお、これは珍しいルーンのようですな。スケッチしてもいいでしょうか?」 確認のためにルイズの方を向くと、許可が出たので頷いた。 コルベールが左手のルーンをスケッチしている途中で、聞きなれた声がした。 振り向くとネル、キレハ、エンダの3人が起きていたので手短に事情を説明する。 「ようするに、この子の使いっぱしりになったわけ?」 「使いっぱしりじゃなくて使い魔よ、あと私はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールよ!この子なんて言い方はやめなさい!」 「る、ルイズさん、落ち着いてください!」 「つまりフィーはドレ... -
虚無の闇-15
前ページ次ページ虚無の闇 エルザは恐怖していた。 心臓が今にも破裂しそうなほど高鳴り、極めて早いビートを刻み続けている。 本当にばれていないのだろうか? 実はマスターが、私を嘲るために遊んでいるのではないだろうか。 背後でコルベールの感極まった声が聞こえ、更に恐怖が煽られる。 現在エルザは、オスマンと胸を押し付けあう形で抱えられていた。 ルイズやタバサ、コルベールらには背を向けている。顔を見せる事はないが、見えないからこそ余計に想像してしまうのだ。 何度も酸っぱい物を飲み下す。あの短時間ではこの老人をグールに作り変える事が出来ず、エルザはオスマンの首筋に牙を埋め、ボロが出ないように必死に操作していた。 もし今エルザが牙を抜けば、作りかけのグールはたちまち死体に戻る。首に開いた二つの穴は、絶対的な証拠として残ってしまう。 「やはり、ヴィンダールヴのル... -
Ruina 虚無の物語-10
前ページ次ページRuina 虚無の物語 しばらくすると前方に鬱蒼と茂る森が見えてきた。 森の中は薄暗く、見通しが悪い事が不安を煽る。 「ここからは徒歩で進みましょう。」 森に入って少し進んだ位置で馬車を降りる。 「ここから先は一人だけで行動しない方がよさそうだね。」 ネルが剣の柄に手を掛け、辺りを警戒しながら皆に告げた。 「同意。」 「それもそうね。」 皆が同意し、ロングビルに案内されていった。 森の中を進む。 しばらくすると少し開けた場所が視界に入る。 開けた場所の中央には廃屋があった。 壁には竈が添えつけられており、炭を焼いていたのだと察せられる。 その近くには物置と思われるスペースがあり、かつてはそこに炭を置いていたのだろう。 いずれも朽ちているが、修理すればまた使えるかも知れない。 ロングビルがその廃屋を指さして告げる。 「私がきいた情... -
狼と虚無のメイジ-02
前ページ次ページ狼と虚無のメイジ 「娘、酒などないかや」 毛皮をめくれば下半身すらも露なその娘だが、異常なこの状況に動じている様子は全くない。 よく見れば脱穀前の小麦にまみれ、場違いなことこの上無かった。 「なんじゃ、酒はないのかや。なら食べ物は……」 「ちょちょちょちょっと待ちなさいよっ!何無視してるのよ!あんた誰よ!」 「わっち?」 「あんた以外に誰がいるのよ」 娘はあたりを見回して一言。 「色々と、たくさんおるのう」 「~~~!」 まさしく、辺りを見回せばクラスメイトが大量にいる。 失笑が漏れる中、ルイズは自らの杖を、娘につきつけた。 「あんたは、誰よ!」 杖をつきつけられて、流石に娘の顔から笑みが消えた。赤い……よく見れば琥珀色に強い赤みのかかった瞳をすっと細める。 「礼儀の知らぬ娘じゃの」 ... -
虚無の唄-1
>>next 今朝もルイズは憂鬱だった。 目の前に並ぶ『豪奢』な食事に対して何の食欲を覚えない。 しかしそれにも拘らず空腹は訪れる、そんな状況にいい加減嫌気が差してきたのだ。 いくら嫌だからといって、食べなければ栄養失調で倒れてしまう。 公爵家の三女としてそんな無様を晒すわけにはいかない。 わざわざ部屋まで届けさせたという事もある。 そう自分に言い聞かせ、まずは『腐肉のスープ』にスプーンを入れ、極力臭いを嗅がぬ様に、啜る。 今、ルイズは地獄に居た。 ── 事の起こりは一年生最後の授業の後。 学年末試験も終わり、二年への進級を待つばかりだったルイズだが、 二年になったら、必ず魔法を成功させたい! そう意気込み、普段より練習に気合を入れていたのだ。 それがいけなかったのか、はたまた何か別の要因が働いたのだろうか。 いつもの様に爆発した... -
虚無の闇-05
前ページ次ページ虚無の闇 トリスティン魔法学院の図書室は30メイルにも及ぶ本棚が乱立しており、質、量共にこの国でも1,2を争う蔵書量を誇っている。 その内訳は強力な魔法が込められている魔導書から、高度な論理を展開する専門的な技術書、ただ単に暇をつぶすための娯楽小説までと多岐に渡っており、まさに選ばれた貴族のための施設と言っても過言ではなかった。 完璧に近いこの施設の唯一にして絶対の泣き所と言えば、利用者が絶望的に少ないことだろう。 一日の平均入室者の数は限りなくゼロに近く、最大の利用者である青い髪の少女以外には殆ど役に立っていない。 この日タバサは机の端に座り、誰にも邪魔されずに趣味である読書を満喫していた。例の任務のため、余裕をもって休暇を申請しておいたお陰だった。 前のように夜通しシルフィードに乗って帰るという羽目にもならずに済んだ。内容自体はオーク鬼の討... -
長編(話数順)-01
... 56 (Sun) 虚無のゆりかご ソウルクレイドル 裏主人公(男) 2007-08-27 22 01 32 (Mon) ゼロのかぼちゃ 空の鐘の響く惑星で パンプキン 2007-08-21 00 02 29 (Tue) ルイズ伝・ゼロと竜と世界の話 太公望伝(諸星大二郎) 竜と誰か 2007-10-05 20 51 18 (Fri) ZERO-FACE DADDYFACE 草刈鷲士 2008-03-16 17 43 57 (Sun) 真!! ゼロの侵略者 ~ハルケギニア最後の日~ 真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日 コーウェン、スティンガー 2008-02-04 08 39 34 (Mon) 風の行く先 XBOX360版 地球防衛軍 ストーム1 2007-11-07 21 52 17 (Wed) 超少女明日香召喚 超少女明日香 砂姫明日香 2008-05-31 23 41... -
虚無のパズル-26
前ページ虚無のパズル トリステインの城下町、ブルドンネ街では派手に戦勝記念のパレードが行われていた。 聖獣ユニコーンに引かれた王女アンリエッタの馬車を先頭に、高名な貴族たちの馬車があとに続く。そのまわりを魔法衛士隊が警護を務めている。 狭い通路にはいっぱいに観衆が詰めかけている。通り沿いの建物の窓や、屋上屋、屋根の上にまで人はあふれ、口々に歓声を投げかけた。 「アンリエッタ王女万歳!」 「トリステイン万歳!」 観衆たちの熱狂も、もっともである。なにせ王女アンリエッタが率いたトリステイン軍は先日、不可侵条約を無視して進行してきたアルビオンの軍勢を、見事返り討ちにしてみせたのである。 数で勝る敵軍を破った王女アンリエッタの人気はうなぎ登りであった。 この民衆の支持を受け、アンリエッタは女王への即位を決意する。これには枢機卿マザリーニを筆頭に、ほとんどの宮... -
虚無の王-03
前ページ次ページ虚無の王 トリステインに所謂ハートビル法の様な法令は無い。当然、トリステイン学院の諸建築も、車椅子を考慮した設計にはなっていない。段差は決して多くは無いものの、その度にコルベールは難儀する羽目になった。 実の所、空の車椅子はエア・トレックと同等の動きが出来る。 エア・トレックとは、出力4kwの超小型モーターと、サスペンションを仕込んだ、インラインスケートの発展型だ。平均的なライダーは80㎞/hで疾駆し、そのトルクを利して壁を駆け登り、民家の屋根まで一躍する。 場所を選ばず走り抜けるライダー達を、人々は暴風族〈ストームライダー〉と呼び、忌み嫌う。中には珍跳団と呼ぶ者も居るが、こちらの呼称は、あまり広まっていない。 「この階段。ちときついけど、大丈夫か?」 「ええ。大丈夫です。お気になさらずに」 空は健常者の介助を必要... -
狼と虚無のメイジ-08a
前ページ次ページ狼と虚無のメイジ 狼と虚無のメイジ八幕 前編 「失礼します」 全校生徒には遥かに満たない人数の前とは言え、食堂であれだけ派手にやった訳であるから当事者の五人が説明の為に学院長室に呼ばれるのは必然だった。 実際に傷ついたのはギーシュ一人だが、周りから見れば彼女達が被害者である。 ところが、入ってきたのは悲痛な面持ちなど欠片も無い、むしろ意気揚々とした五人の顔だった。 気丈に振舞っているのかとも思ったが、どうにも違う様である。学院長であるオールド・オスマン氏は大いに困惑した。 「芝居……とな?」 ルイズの話を聞けば、使い魔が世話になったメイドを助ける為、咄嗟に小芝居を打ったとのことだ。 遠見の魔法で一部始終を見ていたオスマンであるが、仔細までは解らなかったのも無理は無い。 まあ、グラモン家の三男の所業を見てい... - @wiki全体から「虚無のゆりかご」で調べる