蒼星石とお話@Wiki内検索 / 「その4」で検索した結果

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  • その4
    「うぅ頭痛い……」 痛すぎてゆっくり眠れやしない 立つのも辛く床に伏してしまった 「ま、マスター、何してるの?」 「いや、暑くて眠れなくて……」 思わず嘘を吐いてしまう 心配は掛けたくない 「なら、いいんだけど……頭痛くない?」 「平気だけど」 「じゃあ何で手で押さえてるの?」 「あっ……」 いつも通り私はボケてた すっ、と頭が持ち上げられ柔らかいものに乗った 「僕にはこれくらいしかできないけど……早くよくなってね」 薄暗い部屋の中、膝枕はこのくらいじゃないけどね…… このままずっと居たいくらいだし 蒼星石の指が私の髪をやさしくすくいた 「マスターの髪って長くて綺麗だね……僕もこうだったらな」 「蒼の髪好きだよ。私もそんな風に切ろうかな」 「……マスターとおそろい?」 「うん、おそろい」 「嬉しい……」 ...
  • スノーレジャー その4
    マ:「じゃあ、俺が捕虜役やるよ」    そう無茶はしまい。 翠:「そうこなくちゃですぅ!」    こうして俺は翠星石チーム(なぜか自然に翠星石がリーダーになってた)に捕虜として引き入れられた。    かわりにジュン君が蒼星石チーム(こっちもいつの間にか蒼星石がリーダーになってた)に出向する。 蒼:「ぜったい助け出すからね! マスター」    マ:「ああ、はやいとこ頼むぞ」 翠:「ふっふっふ、そう簡単にはいかねぇですぅ…」    雪合戦ルール    ただっ広い敷地内の東西の端にそれぞれのチームが陣取り、    自チームにいる捕虜をガードしつつ敵チームにいる自チームの捕虜を解放すれば勝利。    なお、相手チームに雪玉を三回当てられたらリタイア。全員リタイアすると負け。    ザッザッザッ…… マ:「………」    俺は翠星石チームの陣地まで連...
  • 鍋大会@薔薇乙女~その4
    銀「さあて全員の持ち寄ったものを放り込んでやったわぁ。」 真「さしずめ絆鍋ってところかしら。」 金「アリス鍋でもいいんじゃないかしら?」 蒼「本当にみんな入れちゃったんだね。」 翠「蒼星石は何を入れましたか?」 蒼「お鍋だから変なものを入れてもね。だし汁を入れておいたよ。」 マ(それはそれで味の崩壊に寄与するだけな気がするんだけど・・・)  その様子を遠目に眺めていたマスターは心の中で突っ込みを入れて自分の作業に戻った。 翠「煮えてきましたよ。誰か味見してみるです。」 銀「あんたが食べればいいじゃない。」 真「長女のあなたが先でいいわよ?」 雛「カナどうぞなのー。」 金「一番下の妹に譲るべきじゃないかしら?」 銀「それもそうね。」 翠「たまにはいい事も言いますね。」 蒼「・・・とりあえず僕は遠慮しておくよ。」 真「じゃあ雛苺に譲ってあげるわ。」 雛「ヒ、ヒ...
  • 鍋大会@薔薇乙女
    その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8 その9 その10 その11 その12 その13 その14(終り)
  • スノーレジャー
    ...3 スノーレジャー その4 スノーレジャー その5 スノーレジャー その6 スノーレジャー その7
  • 蒼星石とマスターの物語 選択型
    ...、ちぐはぐなデート その4 みっちゃんとマスター、ちぐはぐなデート その5 みっちゃんとマスター、ちぐはぐなデート その6
  • みっちゃんとマスター、ちぐはぐなデート その4
    蒼「(逃げよう!)」   とそのとき  「もし、ちょっといいかしらね」 店「あ、はい。何でしょう」   間一髪、客の一声で店員の注意がダンボールから逸れた。 翠「(しめたです!)」 蒼「(まだ動いちゃだめだよっ)」     かといって、早く逃げないと店員の注意はダンボールに戻ってしまうだろう。   ここは一つ、客と店員が話しこんでる隙にジリジリと逃げるしかない。  「でねぇ、この子最近ちょっと太り気味なのよね。   それで何かこう、低脂質? 低カロリー? そんなキャットフードあるかしら?」 店「はい、それでしたら・・・。少々お待ちください」   店員は店の奥へ引っ込んでいった。 翠「(今なら・・!)」 蒼「(ちょっと待って、お婆さんが見てるよ)」   ダンボールの取っ手の穴から外の様子を伺っていた蒼星...
  • スノーレジャー その3
    ...  「スノレジャー その4」に続く  
  • その3
    「そーせーせきっ!」ガバッ マスターは蒼星石を抱き締める 「マ、マスター急になにするの!?」 「うふふ、照れてる蒼星石も可愛い」ぎゅうっ そのマスターと呼ばれる女性は自分の胸に蒼星石の顔をうずめる 「ま、ますt むぎゅう・・・ん゛ーん゛ーぷはっ・・・もう、ますたぁ!」 「なに?悔しかったらやり返してみなさいw」 「ひ、酷いよマスター・・・僕の胸でそんなこと出来ないの知ってて・・・」 「そうかな?じゃあ・・・」 そう言ってマスターは蒼星石の胸に顔を押し付ける 「マ、マ、マ、マスター!?」 蒼星石は顔を真っ赤にしてマスターの顔を離す 「もう、せっかく蒼星石の胸に顔をうずめて遊んでたのに」 その言葉に蒼星石はさらに真っ赤になり下を向く 「でも、僕の胸小さいし・・・マスターみたいに大きかったら・・・もっとマスターも気持ちよく・・・」 「そ...
  • ソウデレラ その4
    ←「ソウデレラ その3」へ    トテトテトテトテ・・・パタパタパタパタ・・・「ふぅふぅっ」 トテトテトテトテ・・・パタパタパタ・・    髪の長い少女が使い終えた食器をかかえて舞踏会と厨房を繋ぐ廊下をせわしなく行ったりきたりしています。    やがて少女は周りに人がいなくなったのを確認すると、両手を振り回し ?:「まったく、なんで宮廷お抱えの庭師が貴族の宴会の手伝いしなきゃならないですか!」    と何も無い空間に向かって罵り声を上げました。 女給:「今夜の舞踏会は特別だからねぇ。いつもより規模が大きくて大変だよ。」    予期せぬ相槌に、少女はビクっと体を震わせ、後ろを振り返ると曲がり角から年配の女給が現れました。    少女の見知っている顔です。少女はホッと軽く安堵の息をつきました。 ?:「『特別』ってなんのことですかぁ?」 女給:「おや、聞いて...
  • ソウデレラ その2
    ←「ソウデレラ その1」へ ?:「マスター・オブ・ウィザードということで『マスター』とでも呼んでくれ。」 蒼:「マス・・ター・・・?」    なんだ、この泥棒?    呆気にとられるばかりの蒼デレラ。 マ:「でだ。何を泣いてなすった、お嬢さん?」    部屋に侵入してきて、いきなりわけのわからないことを言い出す男に呆然となった蒼デレラですが    すぐに我に返るとすかさず男に鋏を突きつけ、追い出すために躍起になりました。 蒼:「あ、の・・・ど、泥棒め! 今すぐ出て行けと言ったはずだ!」 マ:「だから俺は泥棒なんかじゃないって。魔法使いだ。」 蒼:「嘘を付くな! 僕が小さいからってバカにして!」 マ:「いやいや、嘘じゃねぇって。」 蒼:「今時、魔法使いだなんて、子供騙しもいいところだよ!」 マ:「いやいやいや、子供騙しじゃねぇって、現に隣国じゃ魔...
  • ソウデレラ その6
    マ:「くぅーくぅーくぅー・・・・」    一向に目を覚ましそうにないマスターを目の前にして、王宮お抱えの医者と給仕二人が考えあぐねていました。 給:「いかがいたしましょうか? 気持ちよさそうに眠ってますが。」 医:「ふむ。」    医者がマスターの脈を計ったりして検診します。 医:「アルコール摂取による昏睡と聞いたが、脈は正常、過呼吸もみられない。」    どこにも異常がみあたらないことを確認し、 医:「これは、単に疲労ですな。どこか静かな場所で安静にさせるのが一番です。」    と結論付けました。 給:「では、休憩室で休ませますか。」 医:「うむ。」    給仕二人がマスターに肩を貸し、えっちらほっちら休憩室のほうへ運んでいきました。 マ:「zzzzz」    依然、気持ちよさそうに眠るマスター。    一方その頃・・・    ガヤガヤ・・・...
  • ソウデレラ その5
    ←「ソウデレラ その4」へ    ぎゅっ・・・    マスターはより一層強く、抱きつかれるのを感じました。 マ:「大丈夫、もう行ったよ。」    マスターがそう言うと蒼デレラはゆっくりと体を離しました。 マ:「一旦、休むかい?」 蒼:「いえ、このまま・・・。」 マ:「・・・わかった。」    そのままゆったり揺れるようにステップを踏む二人。    しかし・・ マ:「(なんか浮いてないか、俺ら?)」    なりゆきでスローペースな踊りになってしまった蒼デレラとマスター。    いま演奏してる曲調や周りの動きと明らかにタイミングが合っていません。 マ:「なぁ、蒼デレラ・・もうちっと踊りのスピード速めないか?」 蒼:「でもこれ以上速くすると、ついていけなくなっちゃうから・・・。」 マ:「う~む。」 蒼:「このままでお願い・・・。」    蒼デレ...
  • ソウデレラ その7
       蒼デレラは再びマスターの姿を捉えることができました。       マスターはただじっとこちらを見ています。    そして、不意に口元を綻ばせ、手を振ってきました。 蒼:「(マスター・・・。)」    蒼デレラも手を振り返したかったのですが、今はダンス中なのでそれは許されません。    マスターが何か喋りました。    しかし遠い距離と演奏のせいで蒼デレラには聞き取れません。 蒼:「・・・?」    と、マスターは踵を返して群衆の中に消えていきました。 蒼:「(・・? マスター? え・・・?)」    蒼デレラのステップが乱れました。 く:「・・・!」    王子は急に乱れた蒼デレラのステップに対処できず、蒼デレラの足を思い切り踏みつけてしまいました。 く:「し、失礼! 大丈夫ですか?」    王子は慌てて怪我がないか蒼デレラの足を確認します。 蒼:「・・...
  • ソウデレラ その3
    ←「ソウデレラ その2」へ マ:「出発するぞ、いざ行かん! 城へ!」 蒼:「はいっ、マスター!」    パカラッパカラッパカラッ・・・    馬車が走り出してから間もなく、夕闇が辺りを包み始めました。    疾走する馬車の中から猛スピードで流れる外の景色を眺めていると、あることに気付きました。       さすが魔法使いの拵えた馬車だからでしょうか、どんなあぜ道を通ってもまったく振動がありません。    蒼デレラは御者台に一番近い座席に移動し、御者台に通じる小窓を開けました。 マ:「退屈かい?」    蒼デレラが口を開くより早く、御者台のマスターが振り向かず前方を向いたまま訊いてきました。 蒼:「いえっ・・・。」    馬三頭が引く巨大な馬車。綺麗なドレスに身を包んだ自分。夜間外出。    いずれも自分には経験したどころか想像すらしていな...
  • ソウデレラ その8
    男:「さぁ、その子をこちらに・・・。」    貴族の男が手を差し出して近づいてきました。 マ:「・・・・。」 マ:「止まれ。」    硬い声でマスターが言いました。 男:「?」    貴族の男が歩みを止めます。 マ:「この子をどうするつもりだ?」 男:「別に。ただ王子の元に連れ戻すだけですよ。」    貴族の男が再び近づいてきます。 男:「ささ、王子がお待ちです。」 マ:「止まれといったはずだ・・・。」    マスターが鬼気を漲らせました。 男:「・・・・!」    マスターの鬼気に気圧され、貴族の男の顔が凍りつきました。    周りの男達も顔を引きつらせています。    マスターは蒼デレラからそっと体を離しました。 蒼:「マスター・・・?」    そしてマスターは徐に蒼デレラの背中に手を回し、しゃがみ込みながら    もう片方の手を蒼デレラ...
  • ソウデレラ その1
       夕刻頃、少女が帰宅します。 蒼:「ただいま帰りました。」 義母:「おかえり、さぁ夕飯までに床磨きをしといてちょうだい。」 蒼:「はい。」    床磨きを頼まれた少女、蒼デレラはとても疲れていました。    実際、ぱっと見ただけでもその疲労が見て取れます。    眼はぼんやりとし、足取りも重そうです。    何をそんなに疲れてるのでしょうか。 義母:「そう言えば今日は給料日じゃなかったかい?」 蒼:「これです。」    蒼デレラが給料の入った袋を差し出すと継母は初めて蒼デレラの方を向き    袋を引っ手繰るようにして受け取りました。    さっそく袋の中身を確認してます。 義母:「庭師の仕事ってのも案外儲からないものだねぇ・・・。たったこれっぽっちかい。」 蒼:「すみません・・・。」 義母:「ふん、いいから床磨きの方さっさとおやり。」    継母は井戸の...
  • 惨劇との戦い 第1章 第3話 その後
    翠星石は、高史と蒼星石の契約破棄の一部始終を目撃した後、気づかれないように居間へ向かった。 居間では、翠星石のミーディアム、川口浩司と、真紅のミーディアム、川口剣汰が、将棋をしていた。 勝負は、剣汰が少しばかり劣勢のようだ。 剣汰「大樹が・・・倒れたか・・・    桂馬を右前へ。」 浩司「そう・・・ですね。    角行でその桂馬をいただき、龍馬に。」 翠「あの馬鹿人間、蒼星石との契約を破棄しやがったです。」 浩司「・・・最悪の結末になってしまいましたね・・・」 翠「でも、あれがあいつの選択なら翠星石は止めません。   たとえ誰かが、あいつが蒼星石が後悔することになっても自分のせいだとも思いません。   ・・・多少は残念に思うかもしれませんが。   あいつの意思と決断とその責任を尊重するからです。   だから止められません。   それがあいつの考え抜いた結果ならも...
  • スノーレジャー その5
    翠:「なんですかぁ、その反抗的な目は……?」 マ:「………」 翠:「まったく……、翠星石だって本当はこんなことしたくはないのですよ」    嘘つけい。嬉々としてやってるのがありありとわかる。 翠:「でも愛すべき我が妹が辱められたとなると、さすがの翠星石も黙ってられないのです」 マ:「辱められたぁ……?」 翠:「忘れたとは言わせねぇですぅ! あんな、あんな…!」    やべやべ、翠星石がまた興奮してきた。    やっぱり今朝の列車内での出来事を相当根にもっていたようだ。 マ:「いや、あれはね双方合意の上でのね、スキンシッ……ぶげ!」    弁明むなしく、ハリセンで顎を打ち抜かれた。 マ:「顎がぁっ」 み:「あ、いけない。昼食当番なのすっかり忘れてたわ」    みっちゃんは慌てながら時計を覗き込んだ。    昼食当番はみっちゃんとのりちゃんだった。 み:「あたしロ...
  • スノーレジャー その1
       ガタン…ゴトン…    早朝。ここは列車の中。    いつだったか蒼星石のマスターが買ってきた地味な服を着込んだドール五体と、    それぞれ私服に身を包んだミーディアム達が各自、めいめいに車両座席に座っている。 マ:「くかーくかーくかー……」 翠:「無防備な姿晒して眠りこけてますねぇ」 蒼:「マスター、この日のために無理やりお仕事終わらせてきたんだって。    徹夜続きだったから、疲れてるのも無理ないよ」 マ:「くうーくうーくうー……」    蒼星石のマスターは、気持ちよさそうに座席で眠りこけている。    対面座席に座る翠星石がマスターにチョッカイを出そうとしたが    蒼星石に睨まれて慌てて手を引っ込めた。 金:「みっちゃん、あとどれぐらいで着くかしら?」 み:「ま~だまだよ。あと三時間てとこかな」    みな朝一番の列車に乗り込むため、早起...
  • スノーレジャー その7
    蒼:「マスターしっかりして! マスターってば!」 マ:「う~ん……」    金糸雀が恐る恐るマスターの頬をつついた。 マ:「ハラホロヒレハレ……」 金:「完全に気を失ってるかしら」 翠:「これはもう駄目かもわからんですねぇ」 蒼:「わ~ん、マスタぁ~!」    狼狽する蒼星石を、やや呆れたように見やる翠星石と金糸雀。    そこで金糸雀がハッと思いついたように口を開いた。 金:「マスターさんにトドメを差したのは間違いなく蒼星石なのかしら!」    たしかにそうだが。 翠:「! そうですっ、いきなり熱湯を浴びせるなんて、なんてえげつないことするですぅ!」    自分らのやったことを棚に上げ、一気にまくしたてる翠星石と金糸雀。    うまくいけば、先ほどまで行ったマスター虐待の事実をうやむやにできるかもしれない。 蒼:「うぅ……」    実際、返す言葉も無く蒼星石...
  • スノーレジャー その2
    マ:「さぁ、みんな乗った乗った」    降車駅近くのレンタカー屋からファミリーワゴンを借り、俺は駅前で待ってる皆の前に乗りつけた。    もちろんレンタカーは予め予約しておいたものだが、オプションに    チャイルドシートを五つも頼むというのはなんというか。    車を受け渡しする従業員に「もしかして五つ子さんですか?」と好奇の目で訊かれちまった。    さて。    俺は蒼星石を助手席に乗せるため、一旦ワゴン車から降りて反対側に廻った。 マ:「ん?」    助手席の扉前では蒼星石ではなく、なぜか翠星石が待ち構えていた。 マ:「あれ?」    車中に視線を移すと、蒼星石は後部座席のチャイルドシートに収まっている。 蒼:「翠星石、助手席がいいんだって」 マ:「へ?」 翠:「ほら、ボケっと突っ立ってないでさっさと乗せるです!」 マ:「あ、ああ」    先程の列車内...
  • スノーレジャー その6
       俺は、ほんのちょっとだけ羽目を外して蒼星石とイチャイチャしただけだった。    だがしかし、それを目撃した翠星石は大激怒。    今俺は木の根元に縛られ、翠星石から復讐の虐待を加えられている真っ最中である。 マ:「なぁ、もう勘弁してくれよ」    雪を無理やり食わされるはハリセンでぶっ叩かれて雪球を何発も何発も当てられるは、    俺は心身ともにかなりグロッキー状態になっていた。 マ:「もう気が済んだだろう? 縄解いてくれ、なぁ?」    雪解け水が俺の服を浸食し、ありえないほど体温を奪っていく。    このままでは低体温症になるのは確定的に明らか。 翠:「いーや、ま~だまだこんなもんじゃないですよぅ。    もう二度と蒼星石に破廉恥なことをできないように徹底的に体に覚えこませてやるですぅ」    うへぇ、今までのはまだ序の口だというのか。    楽しそうに俺...
  • 鍋大会@薔薇乙女~その10
     金「じゃあ当初の予定通り一気に食べちゃうかしら!!」   金糸雀がお玉を持って伸ばした手を蒼星石がぴしゃりと叩く。  金「な、何をするかしら?」  蒼「金糸雀、いくら目的がくんくんストラップとは言えはしたない食べ方は駄目だよ。」  金「わ、分かったかしら。」  蒼「そうそう、一度に目一杯よそっちゃ駄目だよ。」   そこに小鉢片手にマスターが現れた。  マ「さっき味見したらさ、やっぱ蒼星石のが一番美味しかったよ。お替わりちょっとちょうだい。」  蒼「あ、マスター、僕がよそうよ。」  マ「ありがとう。」  蒼「はい、どうぞ。」  マ「・・・いや、こんなに山と盛られてもさ。」  蒼「マスターは・・・せっかく作ったのに食べてくれないの?具もちゃんと全種類よそったのに。」  マ「え、いや、こんな美味しいものを独り占めしたら悪いかなって。僕はまた作ってもらえるんだしさ。」 ...
  • 鍋大会@薔薇乙女~その9
      しばらくして憮然とした水銀燈が現れた。  銀「片付けたわよぉ、はいカード。」  金「ありがとかしらー♪」  翠「早く席に着けです。腹が減ったです。」  銀「え?」  マ「みんなで揃って食べたいから待ってたんだよ。」  蒼「はい、君のご飯。」  銀「ふ、ふん。主役が最後に到着するのは当然のこと。だから感謝なんかしないんだからね。」  雛「たわ言はやめてとっとと席に着けばいいの。」  真「まったく、あなたって相変わらずね。」  薔「水銀燈・・・ステレオタイプのツンデレとは・・・芸のない・・・。」  マ「じゃあ全員揃ったところで第一のお鍋ー、僕と槐さんとばらしーの合作の寄せ鍋ー。」   そう言ってふたを開けると透き通った汁から沢山の野菜が顔を出している。   ところどころには柔らかそうに煮えたお肉や肉団子の姿も見える。  マ「白菜、大根を中心に人参や葱などいろいろ...
  • 鍋大会@薔薇乙女~その2
      蒼星石の呼びかけで薔薇乙女達が集まった。  マ「と、いう訳なんだけどさ、みんなで鍋をつっつかない?」  真「大人数で鍋を?」  マ「そう。みんなでどのお鍋が一番美味しいのか競争してさ。」  翠「そんな面倒なのはごめんですよ。」  マ「やだ?」  翠「なんでてめえのお遊びにつき合わされなきゃいかんですか。せめてご褒美くらい出すんですね。」  マ「ご褒美といわれてもなあ・・・。そういえばさ、みんなくんくんを好きだったよね。」   そう言って何かを取りに行った。  マ「でもこれじゃあちょっとしょぼいかな。」   ちゃら、と手にした物を見せる。  蒼「それは幻のくんくんストラップ!」  マ「これってそんなにすごいの?」  雛「それは昔お菓子を買うと抽選で貰えたの。」  真「でも愛好家からはデザインが首吊りにしか見えないと猛反発!」  金「それで速攻でお蔵入りにされ...
  • 鍋大会@薔薇乙女~その1
    マ「たーだーいーまー!ちょっと来てーーー!!」   なにやら玄関から必死な声が聞こえた。   蒼星石が現場へと急行する。  蒼「そのカッコは一体どうしたのさ。」   マスターは両手に紐で結わえられた白菜を一杯抱え、買い物用のバッグからは何本もの大根が突き出ている。  マ「とりあえず説明は後!運ぶのを手伝ってよ。もう限界!!」   蒼星石と手分けして野菜の山を台所へ運び込む。  蒼「で、これは何があったの?」  マ「えーとね、いつも車で野菜を売りに来るおじさんの話はした事あるよね?」  蒼「市場から直接仕入れて売ってるんだよね。安いからいつも使ってるって。」  マ「そうそう。」  蒼「それがどう関係あるの?」  マ「それがさ、白菜が余っててこのままだともう捨てなきゃいけないからってくれたんだ。」  蒼「へえ、くれたんだ。」  マ「うん、お得意さんだからって。」 ...
  • 鍋大会@薔薇乙女~その14
    槐「それでは片付けも終わったし我々も失礼するよ。」  マ「手伝っていただきありがとうございました。おかげでかなり助かりました。」  槐「まあ陶器の取り扱いなら専門分野だからな。では楽しい時間をありがとう。受け取りたまえ!!」  マ「これは・・・人形用のアクセサリー!ありがとうございます。」  槐「なーに、ほんの気持ちだ。そこにいる君のドールにつけてやるがいいさ。さあばらしー帰ろうか。」  薔「今日は・・・楽しかったです・・・私も出来れば・・・お礼をしたかったのですが・・・。」  マ「うれしい事を言ってくれるね、ばらしーが楽しかったならそれだけでいいよ。」  薔「あなたは・・・どことなくお父様に似ている・・・。」  蒼「・・・僕のマスターを誉めてくれてるんだよね?」  槐「どういう意味だ!」  薔「無理もありませんが・・・誉めています・・・。    あなたは・・・人間で...
  • 鍋大会@薔薇乙女~その13
      なんだかんだで全ての鍋が空になった。   お腹一杯食べてみんな一休みしている。  マ「みんなお疲れ様ー。今日は楽しかったよ。」  銀「あんたは楽しくっても私達はくたびれもうけよぉ。」  真「くんくんストラップが貰えなきゃ意味ないのだわ。」  マ「もちろん覚えてるって。今取ってくるから待っててよ。」  翠「なんでくれるですか?」  マ「え、ご褒美にしようって約束したじゃない。」  金「優勝してないのに賞品をもらっちゃっていいのかしら?」  マ「優勝賞品?別にそんなのは用意してなかったけど・・・。」  蒼「ひょっとしてさ、それは参加賞みたいなものだったのかな?」  マ「まあそういう事かな。」  翠「それを知らなかったせいで随分と無駄な苦労をした気がするです。」  雛「うゆ・・・“さんかしょう”?あたらしい妹の名前?」  雪「私ではありません。」   いつの間に...
  • 鍋大会@薔薇乙女~その12
    蒼「ほらマスター、僕の分も上げるよ。」  マ「え、悪いよ。」  蒼「いいから、いいから。はい、あーん。」  マ「う、うん。あーん。」  蒼「どう、美味しい?」  マ「もちろん美味しいよ。」  蒼「じゃあもっと食べて。」  マ「え、ああ、あーん。」  金「あーんなにむしゃむしゃ食べさせちゃうなんて、やっぱ蒼星石はすごいかしら。」  マ「蒼星石も食べなよ。はいあーんして。」  蒼「うん、ちょうだい。」  マ「はいどうぞ。」  蒼「美味しいなあ。」  マ「そうだよね、やっぱ蒼星石には敵わないや。」  蒼「違うよ、マスターが食べさせてくれたから本来よりもすっごく美味しい。」  マ「・・・・・・。」  蒼「どうしたの?」  マ「あー、もう可愛いんだから!!」  蒼「ちょ、ちょっと。みんなが居るのに恥ずかしいよ。」  マ「ごめんよー、もう理性が限界だー!!」  ...
  • 鍋大会@薔薇乙女~その8
     銀「断トツの一番乗りでウノよぉ。絶好調じゃなぁい。」  雛「水銀燈すごいのー。」  銀「あらぁ、あなたまだ6枚もあるの?まあ私との格の違いかしらね。」  雛「むぅー、くやしいのー。」  金「水銀燈の隣に居たらヒナじゃなくてカナがドローを食らいまくってたかしら。」  真「ゲームにまで性格って現れるのよね、実に攻撃的なのだわ。」  翠「さっきまで散々だったくせに急に調子付きましたね。」  銀「しょうがないでしょ、普段はめぐしか相手が居ないから三人以上の場合の戦法は確立されてないのよ。」  金「カナが教えてあげちゃおうかしら♪」  銀「結構よ、人数が増えても一人や二人の場合とほとんど変わらないともう分かったもの。」  真「さらっと憐れなことを言うのね。」  銀「あらあら、お喋りしてたらもう次が私の番ね。上がっちゃうわよぉ。」  真「・・・リバース。」  銀「真紅ぅぅう...
  • 鍋大会@薔薇乙女~その3
    マ「さてと、どうやってチームを分けようか。」   集まったのは声を掛けたドール達のほかにはみっちゃんとのりが来た。   ジュンは腹痛を理由に欠席だそうだ。今腹痛なのか未来で腹痛になるのを危惧してなのかは分からない。   あと巴は残念ながら部活の関係で都合がつかなかったそうだ。   土鍋やらカセットコンロやらはみんなの家からかき集めたのを合わせれば十分に足りそうだ。  真「私達は姉妹で組むわ!」  マ「ドール達だけでって事?」  真「そうよ、別に問題は無いわよね?」  マ「・・・そうだね、それがいいかもしれないしね。」  銀「どういうことかしらぁ?」  マ「まあ・・・姉妹の親睦を深めてくれれば周りとしても結構ってとこかな。」  真「と、いう訳で話は通ったわよ。」  金「ここまではカナの策どおりね!」  真「これで後は自分達が食べられる物さえ作れば勝ちよ!!」...
  • 鍋大会@薔薇乙女~その7
    マ「さーてと、ダシもとった、お肉も煮始めた、お次はお米をといで・・・」  蒼「マスター。」  マ「ん。蒼星石どうしたの?」  蒼「あのさ、みんなでご飯を食べるんなら炊かなきゃ足りないよね。」  マ「そうだよね。今から炊こうと思ってたんだ。」  蒼「それさ、僕らがやるよ。」  マ「いいって、いいって。ついでもあるしさ。」  蒼「でもうちはマスター達の倍の人数だし、マスターの負担を少しでも減らしたいんだ。」  マ「えーっと・・・。」  蒼「僕じゃ駄目?頼りなくって任せられない?」  マ「いや、そんな訳ないけど。・・・じゃあお任せしたよ。頼むね。」  蒼「うん!」   蒼星石が嬉しそうに去っていった。  マ「さてと、蒼星石のおかげで仕事が一つ減ったしその分肉団子でも作るかな。」   生地をこねていたところ肩をちょんちょんとつっつかれた。  マ「はい、なんでしょうか?...
  • 鍋大会@薔薇乙女~その11
      蒼星石から貰った分を完食したマスターがもう一度お替わりに立とうとする。   そこに薔薇水晶が声をかけてきた。  薔「あの・・・よそいました・・・食べて下さい。」  マ「え?ああ、ありがとう。」  薔「今日は・・・とても・・・楽しかったです。」  マ「そうだよね、料理っていざ本格的にやってみると楽しいよね。」  薔「いえ・・・あなたと作ったから・・・。」  マ「分かる分かる。誰かと一緒に作るって滅多に無いから面白いよね。」  槐「ばらしー、僕の存在は?」  薔「・・・ふぅ・・・味は・・・どうですか?・・・だんな様。」  マ「だんな様ぁ?」  薔「すみません・・・お父様に言わされていたせいで・・・つい・・・。」  槐「自業自得だけど心がキリキリするよー!」  マ「さっきも言った気がしますが、ばらしーに一体何を教えてるんですか。」  薔「とんだそそうを・・・気分を...
  • みっちゃんとマスター、ちぐはぐなデート その5
    マ「はいはい、付き合いますよ」   今のみっちゃんには素直に従おうと、ふとマスター思った。   なるべく刺激しないよう・・・   みっちゃんはニッと笑って一足先に店内に入っていった。 マ「(本当、女の子は甘いものに目がないもんだな)」   と思いつつも、マスター自身も甘いもの好きな方なので、むしろ足取り軽やかにみっちゃんに続くのだった。   店内に入るとえらい混みようだった。   みっちゃんぐらいのスイーツ好きとされる年頃の女の子はもちろんのこと、   学生やら親子連れやら色んな年齢層の客がごったがえしていた。 み「うわぁ、すごい人気ね。できたばかりなのに」 マ「ほんとだね」   若者向けにターゲッティングを絞った凝った外装と内装でないのが幅広い客層に受けた要因かもしれない。   そんなふうな事を考えたマスターだったが、ここまで...
  • みっちゃんとマスター、ちぐはぐなデート その1
      みっちゃん宅にて み「いえ、それは・・・そのうち・・・」   歯切れ悪く電話に応答するみっちゃん。 み「いえ、ありがたいお話なんですけども・・・」   もの凄く困り顔だ。   電話相手にひどく苦慮しているようだ。 み「おばさん、あたしはまだ結婚とか、そういうことは・・」   みっちゃんはチラッと、机の上に積み重ねられたお見合い写真の束を見た。   先日、今の電話相手である伯母が大量に持ってきたものだ。 み「あ、いえ、べつにそういうわけではないんですけど・・。   ・・・・はい、そうだと思います・・・。でも・・」   かれこれこんなやりとりを一時間近く続けている。   そんなみっちゃんの様子を金糸雀は心配そうに見つめていた。 み「はい、また。おやすみなさい」   みっちゃんはやっと電話を切った。時計...
  • みっちゃんとマスター、ちぐはぐなデート その2
    マ「しかたないなぁ、はい」   マスターはスプーンでパフェを一口分掬うと、みっちゃんの口元へ運んであげた。   あまりに飄々とマスターがそう応じたものだからか、少々みっちゃんは肩透かしをくらった   ような顔になった。 マ「(いつまでも草笛さんに、いいように手玉にはとられんぜ)」 み「あ、ありがと」   みっちゃんは大人しくパフェを頬張った。 マ「どうだい?」 み「ん、美味しい」 翠「!! ダメ人間のやつ、みっちゃんにパフェ食べさせてるですぅ!」 蒼「!!」   目を見張る双子。 み「あたしだけ貰っちゃ悪いわね・・・はい」   みっちゃんは自分のスプーンでプリンパフェを一口掬い、マスターの方へ運んだ。 俺は rァ1.「お、サンキュー」ありがたく頂戴した。  2.「い、いや、いいよ」何となく恋人のふりに...
  • みっちゃんとマスター、ちぐはぐなデート その6
    マ「あ・・。いやぁ、悪い悪い。その、蒼星石のおなかがとてもとても魅力的だからさ、つい」     俺はばつが悪そうに蒼星石に謝った。   あくまで取り繕うと食い下がるマスターだったが。 蒼「知りませんっ」   ぷいっと蒼星石はそっぽを向いてしまった。 マ「あ~~、ほんとごめん。機嫌直しておくれよ~」 乙「おねえちゃんなんでおこってるの?」 マ「さ、さぁ、なんでだろうね。はは」   困り顔と笑い顔半々のマスター。   乙レデスは蒼星石とマスターのやりとりに、ただただ首を傾げるばかりだった。   そこで回想が終わり、マスターの意識がクレープ大食い大会の現場に戻った。 マ「ふぅ、つまりだ。この回想から導き出される、俺がとるべき行動は・・・」   マスターは目の前山盛りのクレープをキッと見据えた。 rァ1.乙レデスと蒼星石のため、俺は絶対賞金を獲得してみせる! 決死の覚悟で臨んだ。  2.満腹中枢を...
  • みっちゃんとマスター、ちぐはぐなデート その3
    マ「(な、ナース服だと!?)」   知らず知らずの内にマスターはその店のコアなコーナーに迷い込んでしまったらしい。   だが、ナース服を凝視するばかりのマスターはそのことにまったく気付いていないようだ。   固まったまま動かない。 マ「(こんなのまであるのか・・・)」   ナース服の隣には白衣まで・・・ マ「(ここで蒼星石とお医者さんプレイを想像したら俺の負けだ・・・!)」   頭を振って次に展示されてる服に目を移らせる。 マ「(ボ、ボンテージだと!?)」   ご丁寧にドールサイズのSMグッズまである。 俺は   1.駄目だった。ボンテージ姿の蒼星石とそのシチュが勝手に脳内で再生された。   2.蒼星石でそんな想像してはイカーン! 自分の中のふしだらな自分に喝をいれた。 rァ  3.僕、子供だからよ...
  • 鍋大会@薔薇乙女~その6
    マ「大丈夫?あんまり気を落とさないでね。君達はまだまだ長く生きられるんだからいつかは仲良くなれるよ。」  薔「・・・はあ。」  マ「みんな今はどう接していいのか良く分からないんだよ、きっと。    あの水銀燈だって最初はみんなともっと険悪だったっていうし、君も大丈夫さ。」   そう励まして薔薇水晶の頭を撫でる。  薔「・・・ありがとうございます。お父様以外の人に・・・優しくされるのは・・・・・・初めてです。」  槐「うおおおーー!!ばらしーが僕以外の人間に!    でもばらしーは喜んでいる・・・悔しいけど、悔しいけど!良かったね、ばらしー!!」  マ「だから落ち着いてくださいよ。・・・じゃあさ、薔薇水晶ちゃんはここのお野菜を切ってもらえるかな?」  薔「はい・・・頑張ります。」  翠「いくです!見るも無残な野菜のジャンクで山を築いてやるです!!」  真「静かになさい、...
  • 鍋大会@薔薇乙女~その5
     マスターと槐が台所に入るとドールズチームの方でなにやら騒いでいる。   心配したマスターが様子を見に行く。  マ「蒼星石から聞いたと思うんだけどさ、薔薇水晶はみんなのところでいいよね?」  翠「そいつと組むですかぁ?」  金「ちょっとしたトラウマが蘇るかしら。」  銀「なんでか分からないけど背中が痛くなりそう。」  薔「あの節は・・・ごめんなさい・・・。」  雛「この子だーれ?」  真「私を不意打ちで刺してくれたドールよ。」  蒼「姉妹面をしていたけど姉妹じゃなかったんだよね。」  薔「・・・うっ・・・ひぐ・・・。」  槐「ばらしーーー!!ごめんよ、ゴメンよ、御免よー!僕のせいでーー!!」  マ「落ち着いてください。・・・じゃあとりあえず僕と一緒に作ろっか。こっちにおいで。」   マスターが薔薇水晶の手を引くと彼女もそれに従った。  槐「うぉぉぉおおーー!あり...
  • ☆夕飯にピーマンがあらわれた!嫌いなのでとりあえずそのまま残してみたの派生
    んで、生ゴミに捨ててる蒼星石を見てゾクゾクしていたら そこを見られて 蒼「・・・気持ち悪いなぁ・・・。もしかして、マスターってM?」 蒼星石がまるで汚物を見るような目で俺を見ている。 マ「(;´Д`) `ァ `ァ 」 その視線に更に快感を覚えていた俺に、子供が悪戯する時のような視線を送る蒼星石。 蒼「・・・フフフ・・・MならMって言ってくれればそれなりの扱いをしてあげたのに・・・」 マ「(*´д`*)ハァハァ」 蒼「マスター、脱いでそこに四つん這いになりなよ」 マ「キター━━━━(゚∀゚)━━━━!!!」 蒼「よくできました・・・。じゃあ・・・次は」 (省略されました・・全てを読むには蒼星石の可愛さは異常と書き込んでください)
  • 未来への遺産
    ラピスの脳内再生ボイスは蒼と同じで タイトル「未来への遺産」 1「出会い」 19世紀、ドイツ、ここに一人の少年がいた。彼は孤児だった。 父は戦争で死に、母は敵国兵士の慰安婦として連れて行かれた。 彼は他の孤児達と上手く馴染めず、いつも一人だった。 子供は仲間外れの子を何故か非常に敵視する。 彼はいつも虐められていた。 来る日も来る日も虐められた。幼いということは残酷だ。手加減を知らないから。 彼は少年達の本能のままに、サッカーボールのように蹴られ、サンドバッグのように殴られた。 幼い心はそれに耐え切れず、ある時彼は死を決意した。 死ねば痛みから解放される。父母の元へ逝ける・・・ 夜、彼は孤児院をこっそり抜け出し、近くの川へ向かった。 「入水自殺。」小さな頭をいっぱいに使って出た答えだった。 今まさに、川に飛び込もうとした時、彼の後ろで声がした。...
  • ソウデレラ
    ソウデレラ その1 ソウデレラ その2 ソウデレラ その3 ソウデレラ その4 ソウデレラ その5 ソウデレラ その6 ソウデレラ その7 ソウデレラ その8(終)
  • SPW財団の調査結果
    蒼星石とは? 「マスター(「ミーディアム」ともいう)の意志を尊重してくれる、庭師の鋏を持った守護霊のようなもの」 蒼星石の原則として、以下のようなことがあげられる。 一人のマスターに、蒼星石は1人である。 蒼星石が傷つくと、そのマスターも傷つく。逆に、マスターが傷つけば蒼星石も傷つく。 蒼星石は、そのマスターにしか接することができない。つまり、蒼星石はそのマスターにしか可愛がれない。 蒼星石を見ることができるのはそのマスターだけである。他の人間には、梅岡や元治に見える。 蒼星石は、マスターから遠くなるほど、パワーが弱くなる。 マスターとマスターは引かれあう。 (蒼い子スレ) 蒼星石は、そのマスターの精神力を察知する。精神が弱っていれば、蒼星石が励ましてくれる。 可愛さが異常である。 だから安心して愛でればいいよ。
  • Sの目覚め
    後ろから、 「そーうー!」 「きゃっ!」 夕飯の支度をしている蒼星石の胸をセクハラタッチする俺。 「はぅ~蒼可愛いよぉ。持ち帰って食べちゃいたい~」 頭撫で撫で、ほっぺ擦り擦り。 「ダメ、台所でなんてダメだよ……」 とか言いつつもまんざらではなさそうな蒼星石。 互いの気持ちを確かめ合ったあの日から、俺達は毎晩の様に体を重ねていた。 初めのころはお互いぎこちないモノだったが今となっては慣れたもので、蒼星石の方から求めてくることもある。稀に。 どうみてもバカップルです。本当にありがとうございました。 「今日も・・・さ?」 「まったくもう・・・嫌だと言っても無理矢理ベッドに引き込むくせに・・・」 頬を染めて俺を横目に見る蒼星石。 「じゃ、じゃあ・・・いつもの時間に・・マスターの部屋に行くから・・・」 「把握した」 その日、夕食には何回目とも付か...
  • プロローグ O nata lux de lumine
    そのとき俺はまだ15歳の少年だった。 「まきますか、まきませんか」 ある日、このように一言だけ記された紙が郵便受けに入っていた。 今でもその日のことはしっかり覚えている。それこそ日付までしっかりと思い出せる。 理由は簡単なことだ。この日はちょうど俺の高校入試の本番だったからだ。 世の中の中学生の多くが二月の下旬に高校入試という生まれて初めての試練に立ち向かうように、 俺も受験に関してはその「普通」の中学生と同じように高校入試に挑んだ。 俺に大した物を与えてこなかった両親ではあったが、幸いにして人より多少頭が早く回るような才能を与えてくれたおかげで、 記憶に残るほどに俺はこの高校入試というものに煩わされたことはなかった。 しかしこの日は本当に忘れられない日となっている。 「まきますか、まきませんか」 受験を終えて帰った俺は虫の居所が悪かった...
  • 出会い
    時は西暦194年の中国。 江東に向かい進軍する一軍があった。 その一軍の長は孫策 伯符、後に蒼星石のマスターとなる周瑜と固い友情で結ばれた好漢だ。 孫策は、劉繇と対峙している叔父の呉景を助ける為に、軍を率いて江東に向かっていた。呉景と合流した孫策の目の前に現れたのは、同じく呉景を助ける為に立ち上がった周瑜だった。 孫策「周瑜!お前も兵を挙げていたのか!」 周瑜「孫策、お前が兵を挙げると聞いてな。私も立ち上がる時が来た」 孫策「お前が居れば、負ける気がしねぇぜ!」 その夜、孫策と周瑜は、酒を交わしながら談笑に花を咲かせていた。 孫策「ところで周瑜、お前が持っているその筒は何だ?」 周瑜「ああ、出立ちの際、屋敷の前に落ちていた竹簡でな、内容の意味が分からないんだ」 孫策「なんだ胡散臭いな。ちょっと見せてみろ」 孫策は、受け取った竹簡を開いてみ...
  • 狂蒼
    「今日は翠星石に見てもらいたいものがあるんだ」 「なんです?」 「ほら、僕についてきて…」  そう言ってやってきたのは蒼星石と、そのミーディアムが暮らす家 「こっちだよ…」 「はいです…」  蒼星石の後についていく、するとそのうち一つの部屋で止まった。  そのドアに取り付けられた蒼星石専用の低いドアノブに手をかけ、ゆっくりとドアを開く。 「……ほら、これだよ」  蒼星石に促され、部屋の中に入る、すると。 「キャ―――――!!!」  翠星石が悲鳴を上げる。 「な!、なんなんですかこれは!??」 「なにって…僕の元マスターだよ、今じゃ僕がマスターだけど、真紅みたいに言うなら下僕かな?」  ――――そこにいたのは変わり果てた蒼星石のミーディアムだった。  後ろ手に手錠をされ、両足首もガッチリとベルトで固定されている。  しかもそ...
  • 第四幕
      不意に植物から伸びた苺轍が意思を持っているかのように蒼星石の鋏にまとわりつく。   うまく斬ることも出来ず、次第にびっしりと表面が覆われてきた。  雛「その鋏さえ使えなくなったらヒナの勝ちなの。」  蒼「くっ!」   苺轍を振りほどこうにも成長が早くてままならない。   絡む苺轍の量は増す一方だ。  蒼「なら!」   蒼星石の手に水銀燈が使っていた剣が握られた。   しかしやはり勝手が違うのだろうか、思うように苺轍を一掃できない。  雛「流石の蒼星石も使い慣れてないその剣じゃヒナの苺轍をうまく斬れないようね。    年季の差なの。そのままその剣も絡め取っちゃうの。」   呼応して苺轍が剣にも魔手を伸ばす。  蒼「確かに・・・だがっ!!」   一転して蒼星石が雛苺めがけて飛び掛った。  雛「きゃっ!!」 ...
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