蒼星石とお話@Wiki内検索 / 「アンケート」で検索した結果

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    アンケート 現在募集中のアンケートはありません。 過去のアンケート ローゼンメイデン特別版を見ましたか? YES[634] NO[250] YESと答えたかた、出来はどうでしたか? 神[178] 上の上[46] 上[95] 普通[141] 下[33] 下の下[10] 完全に駄作[147] ローゼンで一番好きなキャラは!? 蒼星石[6688] 蒼い子[571] 蒼[1524] 瑠璃[106] ラピスラズリ[109] 蒼星石との関係に重視するのは? 恋愛重視。ラブラブカップルとか夫婦[730] 信頼重視。息ぴったりで、何でも言い合えるパートナー[744] 従属重視。マスターがSで蒼星石を従える[273] 被虐重視。マスターはMで蒼星石の奴隷に[617] 絵の保管には賛成? 賛成[73] 反対[2] 賛成と答えた方、場...
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    ...雑談室 お絵かき室 アンケート 管理者へ
  • 雑談室ログ7
    ... 53) そろそろアンケートの内容変えた方が良いかと -- 名無しさん (2007-10-19 07 58 40) 伊達政宗=ダークヒドラでおk? -- 名無しさん (2007-10-19 14 19 51) 蒼星石、お前のせいではない。全ては、お前をあんな愚かな戦いに巻き込んだ前マスターの責任だ。これからは、わしがお前のマスターとなり、ここにいるマスターたちと共に、この世を、この雑談室を作り直していくのだ。                                                   文句はあるか?蒼星石。あるならば、何とでも言うがよい。                                                            それと、馬鹿名無し!!わしをあんな愚かな魔王と一緒にする出ない! -- 伊達政宗 (20...
  • みっちゃんとマスター、ちぐはぐなデート その3
    マ「(な、ナース服だと!?)」   知らず知らずの内にマスターはその店のコアなコーナーに迷い込んでしまったらしい。   だが、ナース服を凝視するばかりのマスターはそのことにまったく気付いていないようだ。   固まったまま動かない。 マ「(こんなのまであるのか・・・)」   ナース服の隣には白衣まで・・・ マ「(ここで蒼星石とお医者さんプレイを想像したら俺の負けだ・・・!)」   頭を振って次に展示されてる服に目を移らせる。 マ「(ボ、ボンテージだと!?)」   ご丁寧にドールサイズのSMグッズまである。 俺は   1.駄目だった。ボンテージ姿の蒼星石とそのシチュが勝手に脳内で再生された。   2.蒼星石でそんな想像してはイカーン! 自分の中のふしだらな自分に喝をいれた。 rァ  3.僕、子供だからよ...
  • 夏の名残
     蒼「うどん、なす、ねぎ、それとタマネギか・・・。」   今日は土曜日。蒼星石が明日の買出しに備えて冷蔵庫の残り物を整理している。  蒼「マスター、今夜は味噌煮込みうどんでいいかな?」  マ「うん、問題ない。もう涼しくなってきたしちょうどいいんじゃない?」                ―――60分後―――  蒼「・・・マスター、大丈夫?」  マ「うん、問題ない。昔の人は言ってた、『暑いときには熱いものを食べる』と。汗をかくのは健康にいい、って。」   そう答えたマスターの顔からは滝のような汗が流れていた。  蒼「・・・まだ案外暑かったよね。それに結構じめじめしてるし。クーラーつけるね。」  マ「いや、大丈夫。せっかくこの夏クーラーなしで乗り切ったのにここで使うのはなんか悔しい!」  蒼「でもうちわも扇風機もないよ。」  マ「我慢する!」  蒼「もう・・...
  • 双子のマスター:逆襲の姉妹風呂
    注意: この項目には未成年者の閲覧にふさわしくない記述・表現が含まれている可能性があります。     不快に感じる方は閲覧をご遠慮ください。 ○間が空いたので一応簡単なあらすじ● マスターと契約した翠星石らが話のタネに心理テストを使う  ↓ 「マスターはお風呂でどこから洗うの?」「うーんと、髪の毛かな。」などの会話を経て全裸に。  ↓ マスターと一緒にお風呂に入り、「きれいな髪だなあ」などと褒められる  ↓ マスターの手洗いで「くすぐったい」と悶える  ↓ アイマスクで目隠ししながら2人のドールの体を洗う。 「危ない!」と叫びながら危うく後ろに転びかける。 このあと、マスターがアイマスクをつけたまま、双子を背後から洗う。 「アッ、アッ、アッ、アッ!」と双子は悶えながら声をあげる。  ↓ 双子は一通り洗い終わりマスター洗いが始ま...
  • 狂蒼パート3
    2へ 「あ、蒼星石~、久し振りかしらー」  nのフィールド内、第二ドールが子供のような声を上げる 「本当久し振りだね、もう一ヶ月くらい会ってなかったっけ?」 「そうなのかしらー、最近真紅達も見てないかしら」  金糸雀が怒ったように頬を膨らませる 「僕も最近真紅達に会ってないけど…何かあったのかな?」 「ミーディアムまで居なかったかしら」  腕を組んで考え始める第二ドール。  そこへ蒼星石が声をかけた。 「そうだ、忘れるとこだった」 「?」 「金糸雀に見てもらいたいものがあるんだよ」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  蒼星石宅に着いた二体 「それで、見せたいものってなにかしら?」 「うん、じゃあ目をつぶってくれるかな?」 「こ、こうかしら?」  疑うことなく目をつぶる。 「うん、そう」    カチャリ...
  • サマーヒート
    世間では夏休みと言った所だろうが、残念ながら俺に長期休暇という物は存在しない。 そんな中での一日の休みは、『貴重』という言葉そのものだった。 「ハハハ、ガキなんか暑い中で日焼けでもして黒くなっとけってんだ、バーローwwww」 「・・・マスター、そんな僻まなくても・・・」 海の日を過ぎた辺りから、毎朝毎朝外から聞こえてくる遊ぶ子ども達の大きな声。 それを聞きながら俺は蒼星石と遅めの朝御飯を摂っていた。 「ごちそうさまー」 「ちょっと待って」 席を立つのを蒼星石に止められる。 「マスター・・・今日もご飯残してるね。ちゃんと食べないと駄目だよ?」 ・・確かに蒼星石の言う通りだった。 毎朝完璧なる食事を用意する蒼星石。 今までそれを残すことは俺としては考えられなかったんだが、 「ここんとこ食欲がなくてね。食い切れないんだ」 「でも・・・」 心配そうな顔を...
  • 狂蒼パート2
    1へ 「ねぇ貴方、翠星石が何処に行ったかしらない?」 「あぁ、翠星石なら僕の家にいるよ、でも…それがどうかしたのかい?」 「いえ別に…でもあんまり長い間ミーディアムと離れているのは危険だわ、一回注意しないと…」  真紅が読んでいた本をパタンと閉じた。 「なんなら今から僕の家に来るかい?」 「…そうね」 「雛もいくのー!」 「うん、それじゃあ一緒に行こうか、大勢の方が僕も嬉しいよ」  蒼星石の家に着くと、リビングに通された。  紅茶のカップをテーブルの上に置き、真紅達をソファーに促す。 「じゃあここで待ってて、今翠星石を連れてくるから」 「わかったわ」 「はいなのー」  二人がソファーに腰をかける。  そこで雛苺があるものを発見した。 「あー!くんくんのDVDがあるのー!」  嬉しそうにテレビ台の中に目を向ける。  それに...
  • 蒼星石とゴーイングテューキョート!!(前編)
    カワイイデスーネ!! この話のマスターは日本文化に興味のあるアメリカ人ってことでお願いします。 タイトル「蒼星石とゴーイングテューキョート!!(前編)」 ハイ、日本のエブリワン。今私は日本文化に非常に興味津々インキンデス。それで今度の休みを利用して日本に行きマスオサン。 取り寄せた色々なパンフレットを見て何処に行こうか迷ってます。クサツ、ザオウ、キヌガワ、キョート。色々あって迷うネ。 この日の為に日本の食べ物にも慣れましたYO。ウメボシ、ベリグーね。NATTOはスメルがバッドで今一ネ。ウニューオイチイ。 「トーテーテキ、何処にイルノかね。トーテーテキ」 「蒼星石ですよ。マスター。無理せずラピスラズリって呼んでください」 彼女、トーテーテキ。何でも私と契約する前までは日本で暮らしていたらしいです。時折日本の話をしてくれますよ。 でも私のイメ...
  • ゲーム第二段
    ゲーム第二段 「さいしょはグー!ジャンケンポン!」 俺と蒼星石は今日もあっちむいてホイで熱戦を繰り広げていた。 退屈しのぎのつもりで始めたのがきっかけだったが、今では罰ゲームをかけ毎日のようにやっている。 俺がまずジャンケンに勝利した、間髪いれず攻撃に移る。 「あっちむいてホイ!っしゃぁ!」 「うぁぁ・・・負けちゃったぁ・・・・」 「罰ゲームは、そうだな・・・でこぴんに決定!」 「えぇ~・・・マスターの痛いからきらいだよ・・・・」 「ダメだよ、絶対だからな、じゃあ行くぞ。」 蒼星石はでこぴんの時いつも目を閉じるので、それを利用して不意打ちする事にした。 額に近づけるはずの手を近づけず、代わりに唇を近づけた、そして・・・・ 「ちゅっ」 蒼星石のシワが寄った眉間の上に軽くキスをした。 「えっ・・・あれ?マスター・・・・・」 予想外の結果に蒼星石は戸惑いを隠せない...
  • 目覚め(蒼星石のハート編)
    朝の日差しと小鳥のさえずりで俺は目を覚ました。 横で一緒に寝ていた蒼星石はもう起きているようで、ベッドにはいなかった。 下に降りると、蒼星石は朝食の支度をしているところだった。 「あっ、マスター起きたんだ、朝ご飯もう少しだから待っててね。」 今で待っていると、すぐに朝食が運ばれてきた。 ひとつひとつ並べられる皿の中で、俺の目は一つの皿に釘付けになった。 それは目玉焼きだったのだが、ハート型にかたどられていた。 「何・・・・これ?」 「えへへ、たまたま型を見つけたんだ、マスター、僕のハートを食べちゃって。 でもローザミスティカの事じゃないからね。」 「あぁ、分かってる。でももう蒼星石のハートは俺の物だからな・・・ よし、俺も作ってくるから待ってろ。」 そう言って台所に向かい、すぐに目玉焼きをつくって戻った。 「よし、出来たぞ。ほ...
  • ゲーム第一弾
    ゲーム第一弾 「なぁ蒼星石、ゲームしないか?」 「ゲーム?」 「まずあっちむいてホイで勝負をして、負けた方は勝った方の言う事を聞く、どうだ?」 「うん、分かった。負けないよマスター。」 そして俺達は立ち上がり、構えに入る。 「せーの、ジャンケンポン!」 「あっちむいてホイ!よぉっし!!」 勝ったのは俺だった。そして何をさせようかと考えていた時、 ふと目線をテレビに向けると、ちょうどインリンが映っていた 「よし、じゃあ蒼星石、M字開脚やって。」 「えぇぇぇぇ!?そ、そんなの無理だよマスター!!」 予想外の要求を受けた蒼星石は良い反応を見せてくれた。 「約束だぞ、言う事は聞いてくれよ?」 「うぅ・・・・」 そして蒼星石は腰を下ろし、ぎこちない動きで脚を広げる。 「こ・・・・これでいいの・・・?」 「そうそう、その照れた表情も可...
  • みっちゃんとマスター、ちぐはぐなデート その4
    蒼「(逃げよう!)」   とそのとき  「もし、ちょっといいかしらね」 店「あ、はい。何でしょう」   間一髪、客の一声で店員の注意がダンボールから逸れた。 翠「(しめたです!)」 蒼「(まだ動いちゃだめだよっ)」     かといって、早く逃げないと店員の注意はダンボールに戻ってしまうだろう。   ここは一つ、客と店員が話しこんでる隙にジリジリと逃げるしかない。  「でねぇ、この子最近ちょっと太り気味なのよね。   それで何かこう、低脂質? 低カロリー? そんなキャットフードあるかしら?」 店「はい、それでしたら・・・。少々お待ちください」   店員は店の奥へ引っ込んでいった。 翠「(今なら・・!)」 蒼「(ちょっと待って、お婆さんが見てるよ)」   ダンボールの取っ手の穴から外の様子を伺っていた蒼星...
  • 真紅の家出 第七回
     雪「・・・ごちそうさまでした。ふぅ・・・なるほど、中華料理とは奥が深いのですね。    流石四千年の歴史、ローゼンメイデンよりも長い時を超えて磨かれてきただけはあります。」  マ「これでも一部なんだよね。」  雪「そうですか、それでは他のものはまたの機会に。」  蒼「また来るんだ。」  雪「はい、今日は失礼しようと思います。」  翠「そういう意味じゃありませんよ。」  雪「ではお姉様方もお元気で。次はラプラスあたりに林檎のウサギでも作ってもらいます。」  真「共食い・・・なかなかの嫌がらせね。」  雪「いえ、なんでもお見舞いで果物を貰って林檎が余ったとか。」  銀「あらぁ、あの性悪兎がくたばるの?」  雪「いえ、違いますけど。では名残惜しいですがまたお会いしましょう。」   炒飯、酢豚、春巻き、餃子、青椒肉絲・・・   食べるだけ食べて満足したのか雪華綺晶...
  • みっちゃんとマスター、ちぐはぐなデート
      みっちゃん宅にて み「いえ、それは・・・そのうち・・・」   歯切れ悪く電話に応答するみっちゃん。 み「いえ、ありがたいお話なんですけども・・・」   もの凄く困り顔だ。   電話相手にひどく苦慮しているようだ。 み「おばさん、あたしはまだ結婚とか、そういうことは・・」   みっちゃんはチラッと、机の上に積み重ねられたお見合い写真の束を見た。   先日、今の電話相手である伯母が大量に持ってきたものだ。 み「あ、いえ、べつにそういうわけではないんですけど・・。   ・・・・はい、そうだと思います・・・。でも・・」   かれこれこんなやりとりを一時間近く続けている。   そんなみっちゃんの様子を金糸雀は心配そうに見つめていた。 み「はい、また。おやすみなさい」   みっちゃんはやっと電話を切った。時計...
  • 甘いひと時
      蒼「あ、これってまだ残ってたんだ。」    三時過ぎに夕食の準備に備えて冷蔵庫内の整頓をしていると、ショートケーキが一個だけ出てきた。    マスターが数日前に買ってきてくれたお土産の残りがなんとなくそのままになっていたようだ。    賞味期限を確認すると残念ながら昨日までで切れてしまっていた。   蒼「あーあ、もったいないなあ。・・・片付けちゃおうかな。」    マスターには悪い気もするが、賞味期限切れのものを食べさせて万一のことがあっても困るし、    それに僕もたまには一人で甘いものを食べてまったりとしてみたい気もする。   蒼「マスターはまだ帰ってこないはずだし・・・食べちゃうなら早い方がいいもんね、うん。」    誰に対してでもなくそんな言い訳をしながらほうじ茶を入れてケーキをいただくことにした。    普段とは違って自分一人でお茶をする。なんとなく静かな中...
  • みっちゃんとマスター、ちぐはぐなデート その1
      みっちゃん宅にて み「いえ、それは・・・そのうち・・・」   歯切れ悪く電話に応答するみっちゃん。 み「いえ、ありがたいお話なんですけども・・・」   もの凄く困り顔だ。   電話相手にひどく苦慮しているようだ。 み「おばさん、あたしはまだ結婚とか、そういうことは・・」   みっちゃんはチラッと、机の上に積み重ねられたお見合い写真の束を見た。   先日、今の電話相手である伯母が大量に持ってきたものだ。 み「あ、いえ、べつにそういうわけではないんですけど・・。   ・・・・はい、そうだと思います・・・。でも・・」   かれこれこんなやりとりを一時間近く続けている。   そんなみっちゃんの様子を金糸雀は心配そうに見つめていた。 み「はい、また。おやすみなさい」   みっちゃんはやっと電話を切った。時計...
  • 脱ぎ脱ぎ蒼星石
    皆何処まで耐え切れるかな タイトル「脱ぎ脱ぎ蒼星石」 「暑いよ、蒼星石」 「暑いですね、マスター」 今は夏。暑い日差しがガンガン差し込み部屋の温度を上げていく。 近くに留まっているのか、蝉の声がいつもより喧しい。 「今何度?」 「えーっと・・・34度です・・・」 くそぅ、忌々しい太陽め。馬鹿な太陽・・・おバカSUN。 思いついた下らない駄洒落に一人で笑いを堪える。横で蒼星石が不思議そうな顔で見つめてきた。 大して面白くも無い駄洒落にも笑えるのはきっと暑さのせいだろう。 室内の温度は34℃。無理も無い。6畳一部屋で窓一つのアパートに二人もいるのだ。 「蒼星石、すまないな。お前にまで暑い思いさせちゃって」 学生なので贅沢な暮らしはできない。クーラーなど夢のまた夢、扇風機ぐらいなら買えそうだがスペースが無い。 ...
  • はじめての…
    蒼星石とそのマスターが出会ったばかりの頃のお話。 とある日曜日の事だった。朝食が済み、後片付けも終って蒼星石は人心地ついていた。 玄関の方から彼女を呼ぶ声がする。 「ちょっと、蒼星石さん、蒼星石さん。」 行ってみると彼女の主人がちょいちょいと手を振って呼んできた。 リュックを背負っているところを見ると、これからどこかに出かけるようだ。 「何ですかマスター?」 「今時間ある?」 「特に急用はありませんが。」 「じゃあさ、買い物についてきてくれない?」 「荷物持ちでもすれば良いんですか?」 「いやさ、一緒にいてくれるだけでいいんだ。」 「?」 「無理強いはしないけれど…。少し出歩いてみない?」 「そうですね、この辺についてはまだ知らない事も多いですし、  色々と教えていただきがてらお供させていただきます。」 「見事にぐちゃぐちゃだね…。」 「ぐ...
  • ロシアにはロシアンティーなんてものは存在しない
       ある日の早朝。    チュンチュンチュン・・・ マ:「ふあ・・・。」    窓から聞こえてくる雀達の鳴き声に起こされて、俺は目覚めた。    部屋の隅に片付けられた鞄を見やる。蒼星石はもうすでに起きてるようだ。    俺は寝巻から服に着替え、顔を洗うために廊下に出た。 マ:「む?」    廊下に仄かに甘い香りが漂っている。なんの匂いだろう。    俺は洗顔その他を済ませると、リビングの方へ向かった。    リビングの扉を開けると、より一層甘い香りが馨ってきた。 蒼:「おはよう、マスター。」 マ:「おはようさん、蒼星石。」    頭に三角巾を巻き、エプロン姿の蒼星石がキッチンから出てきた。 マ:「何か作ってるのか?」    もう、この時点で香りの正体はだいたい掴めていた。苺の匂いだ。 蒼:「うん、おととい、おじいさんのところからたくさん頂いた苺...
  • ババ抜き
     マ「蒼星石、ババ抜きやらない?」  蒼「構いませんが、二人でやってもつまらなくないですか?」  マ「んー、二人は二人で楽しいと思うよ。」  蒼「マスターがそう言うなら喜んでお付き合いしますよ。」   早速カードを切って配る。   二人でやると当然ながらペースが速い。   引くたびに互いの手札が減っていく。  蒼「やっぱり二人だとすぐですよね。」  マ「これで最後な訳だ。」   言いながら二枚になった手札の一方に手をかける。  蒼「あれ、もう勝ったつもりですか?」  マ「ふふん、まあね。」   手をもう一枚のカードに移動させた。   しばらく二枚の札の間を手が行き来する。  マ「・・・こっちだ!」  蒼「ありゃ、負けてしまいましたね。」  マ「へへ、二人だとこういう緊迫感があって...
  • 蒼星石とゴーイングテューキョート!!
    蒼星石とゴーイングテューキョート!!(前編)
  • ドキッ! おじじと蒼星石のト・キ・メ・キ☆契約シーン
    ある日の柴崎時計店。 今日もおじじは一人でせっせと時計を直しています。 「ふぅ…カズキが亡くなってからもう6年か…早いものだのう。マツは相変わらず寝たきりじゃし…これからどうしたものか…」 ふと時計を直す手を止めて、机の上を見ると、見慣れない紙が一枚置いてありました。 <まきますか? まきませんか?> 「ムッ? 何じゃこれは。変わった修理依頼書だのう。だがこの柴崎元治に直せぬゼンマイ時計などないわい」 おじじはそう言って、豪快に<まきます>にマルをつけました。 しばらくして… コトンと店の隅で聞きなれない音がしました。 何だと思って見てみると、またしても見慣れない、アンティークな鞄がひとつ。 「今日は何やら不思議な依頼が多いのう…。どれ、見てみるか」 開けてみるとそこには、シックな蒼色を基調としたケープが印象的な、 男の子のようにも、女の子の...
  • 心と身体
    「マスター、翠星石のことなんだけどね。」 今日もまた、翠星石が話題に上った、蒼星石の翠星石への想いもだが、 これだけ話題の尽きない翠星石の行動もある意味大したものだ。 「翠星石は[ジュンの物は私の物、私の物は私の物ですぅ] なんて言ってどんどんジュン君の物を取っていくんだ、無茶苦茶だよね。」 まるでジャイアンだ、でもそうやって構って欲しいのが本心だろう。 「そうやってジュン君を独り占めにしたい、そういう事じゃないか?」 「そっか、素直じゃないし3人もいればそう考えるのかもね。」 「まぁその気持ちも分からなくはないさ、俺も似たようなもんだし。」 「どういうこと?僕マスターに何も取られてないよ。」 「取られてるだろ?ココ。」 俺は自分の心臓を軽く叩いてそれを表した。 「えっ?ローザミスティカは取られてなんかいないよ。」 とぼけてるのか天然なの...
  • Sな蒼星石との幸せな日常【4.雨の月曜】
    □Sな蒼星石との幸せな日常 【1.目覚めた蒼星石】 【2.マスターの誕生日】 【3.マスターの誕生日・夜】に続く。 【4.雨の月曜】 さて…仕事に行かねばな。俺の朝は早い。 通勤には二時間近くかかるものの、乗り換えが一度なのが大きい。 ほぼ確実に座れ、寝ていくことが出来るわけだ。 今日は昨日の夜のせい、いやお陰で調子が良い。 かといって毎晩は遠慮したいところである。 …断り切れればの話だが。はっきり言って自信を喪失しかけている。 しかし、月曜日から雨が降っていると何ともやる気が出ないものだ… 俺「それじゃあ行ってくる、戸締りだけは気をつけてな。」 何かと物騒なので電話等には出なくても良いと言ってあるし、 俺も帰りが遅いので桜田家に遊びに行く許可も勿論してある。 蒼星石が迷惑をかける事など恐らく無いだろう。 蒼「行ってらっしゃい、マスター。大変だ...
  • 真紅の家出 第五回
      今日も今日とて我が家ではローゼンメイデンが大騒ぎをしていた。   すっかりと薔薇乙女のたまり場と化している。  銀「真紅ぅぅぅーーー!!」  真「あなたって名前の通りに沸点が低いのね。」  翠「しかも有毒なものを撒き散らすと。うまいこと言いますね。」  銀「お黙りっ!」   羽根がブチ撒けられる。   今ではすっかりいつもの光景だ。  マ「まったくもう、少しは落ち着いて欲しいものだ。」   箒で羽根を掃き取りながら言った。  金「喧嘩するほど仲が良いってやつかしら。」  マ「かもね。」   ちりとりに溜まった羽根をゴミ袋にあける。  蒼「マスター、羽根が!」   とばっちりで羽根が飛んできた。  マ「はい、いらっしゃい。」   そのままゴミ袋の中に迎え入れる。  マ「まったく、あまり散ら...
  • みっちゃんとマスター、ちぐはぐなデート その2
    マ「しかたないなぁ、はい」   マスターはスプーンでパフェを一口分掬うと、みっちゃんの口元へ運んであげた。   あまりに飄々とマスターがそう応じたものだからか、少々みっちゃんは肩透かしをくらった   ような顔になった。 マ「(いつまでも草笛さんに、いいように手玉にはとられんぜ)」 み「あ、ありがと」   みっちゃんは大人しくパフェを頬張った。 マ「どうだい?」 み「ん、美味しい」 翠「!! ダメ人間のやつ、みっちゃんにパフェ食べさせてるですぅ!」 蒼「!!」   目を見張る双子。 み「あたしだけ貰っちゃ悪いわね・・・はい」   みっちゃんは自分のスプーンでプリンパフェを一口掬い、マスターの方へ運んだ。 俺は rァ1.「お、サンキュー」ありがたく頂戴した。  2.「い、いや、いいよ」何となく恋人のふりに...
  • 一ヶ月の記念日
     蒼星石、少し軽蔑の表情をしながら。 蒼「マスター、遅かったですね。何してたんですか?」 マ「い、いや……その……」  蒼星石、鋏を構える。 蒼「ちゃんと答えてくださいよ。もし、嘘をついていたら……」 マ「もしかして、怒ってる……?」 蒼「当たり前ですよ。契約者が、ドールとの約束を守れないなんて最悪ですから」  マスター、鞄から少し大きめの箱を出す。 マ「ごめん、実は、これを買ってたから遅くなったんだ」 蒼「それは?」 マ「今日は、蒼星石が目覚めて一ヶ月の記念日だろ? だから、バースデーケーキを買ってきたんだ」 蒼「え?」 マ「誕生日祝いのケーキだよ。さて、帰って一緒に食べよ?」  マスター、蒼星石を追い越して歩き出す。  その背中を見ながら小声で、蒼星石。 蒼「ごめんなさい……マスター」  マスター、振り向いて。 マ「ど...
  • もしもシリーズ(貧乏ヒート編)
       仮定:もしもマスターが「貧乏ヒート」(金は無いけど心は炎)だったら 蒼「マスター、ごはんできましたよー。」      ド ド ド ド ド ド ド ド・・・・   その声に応えるように、何かが地響きとともに台所に近づいてくる。   獣だ!戦車だ!いや、蒼星石のマスターだ!! マ「蒼星石ぃいいい!!いつもありがとぉうううう!!!」 蒼「今日は土用の丑の日だね。一応は鰻丼を用意したんだけど。」 マ「な、なんだってぇええーーーーーー!?よもや我が家でそんな高級品を食せる日が来ようとはっ!!」 蒼「マスターはいつも暑くる…いや、熱く燃えてる人だから燃料補給しないとね。」 マ「うおぉぉ!!やりくり上手で、気配りも行き届いて蒼星石は最高だぁああああ!!!」 蒼「もう、マスターはいつもいつも大げさなんだから…。さあ、冷める前に食べよう。」   そして食卓に着...
  • 節分(Sルート)
    今日は節分だということで俺はとりあえず豆を買ってから家路に着いた。 それがよもや、あんなことになろうとは――。 「ただいま、蒼星石」 「おかえりなさい、マスター」 帰るや否や、蒼星石がとことこと玄関まで走ってきて出迎えてくれる。 毎日こんな風に帰りを待っていてくれるからか、疲れて帰ってきても元気が沸いてくる。 「あれ?それは何?」 早速、俺の持っている袋に気付いたようだ。 「ああ、これは豆だよ。今日は節分の日だからね」 「節分?」 「日本では年に一度、節分の日に豆を撒くんだよ。家の中に幸せがやってきて、災いが外に出るようにっていうおまじないみたいなものでね。鬼は外、福は内、って言いながらね」 「へぇ・・・そうなんだ。僕もやりたいよ、マスター」 「そう言うと思って買ってきたんだ。それじゃ夕食の後に撒こうか」 蒼星石はそれを聞いて、嬉しそうに夕食の支度を始めた。...
  • マスターの誕生日
     蒼「あのさ、ちょっとお願いがあるんだけど・・・いい?」   蒼星石が言いにくそうに尋ねてくる。   もう一人の自分と言っても過言でない彼女の頼みを何故断れようか。   二つ返事で快諾する。  翠「いいですよ。なんでも言ってください。」  蒼「本当に?」  翠「もちろん!翠星石は蒼星石の双子の姉ですよ?    なんならローザミスティカだってくれてやります。」  蒼「それはいいけど・・・あのね?」  翠「うん。うん。」   あくまでも遠慮する可愛らしい蒼星石に先を促す。  蒼「実はさ、今度マスターの誕生日なんだけど・・・」  翠「ひぇっ!?」   素っ頓狂な声を出してしまった。  蒼「・・・どうしたの?」  翠「あ、気にせず先を続けてください。」   正直言ってあの人間絡みだと素直に受け入れられない。   確かに人間...
  • マナツノヒーロー
    「あの子」の番外編だと思ってください。では投下 ブルーハワイが至高 タイトル「マナツノヒーロー」 8月12日、日曜日。炎天下真っ直中の狭い部屋でうなだれ続ける。横を向く事すら渋る首を鞭打って携帯に目をやる。 ―ただいまの時刻、12時36分、現在のワタクシ 暑い。この一言に尽きる。取れかけたカーテンは、しきりに貧相な姿のグウタラ王に対面しようとする活発な眩しい子供の侵入を許す。 「遊ぼうよ」と言わんばかりに顔を照らしたそれに背を向けると、背中がヒヤリとした。 ヒートアイランド+温暖化のコンビは、着実に俺の体力を奪って行く。これはたまらんと、眠ってしまおうと目をつぶったが、けたたましい蝉の鳴き声がそれすらも妨げる。 扇ぐと熱風を運ぶ団扇を放り投げると、グッタリと腕を下ろした。 東京の今日の気温、34°。額から流れ落ちる汗も拭う気力もない。蒸...
  • お絵かきコーナー/お絵かき掲示板ログ/135
    2~300円で売ってそうな感じで -- 名無しさん (2010-05-01 02 04 36) やべぇ・・・うまいw -- 名無しさん (2010-05-01 08 28 21) カワイイーーーーーー -- アヤトム (2010-05-04 22 18 13) マジでカッケー -- っっっっっっっっjーーーーーーー (2012-06-30 11 16 15) 名前 コメント
  • 真紅の家出 第八回
      薔薇水晶は不測の事態に未だ固まっていた。  薔「え・・・ありがとうございます。・・・部屋に入ってもいいですか?」  マ「ああ・・・驚かしてごめんね。どうぞどうぞ。」  蒼「あ、いらっしゃい。」   薔薇水晶がいらっしゃいましたね、そういえばさ。  薔「お邪魔します・・・。なにやら・・・賑やかですね。」  マ「ローゼンメイデンの皆さんが集まられております。」  薔「では・・・もしかして水銀燈も・・・ここに?」  銀「居るわよぉ。何か用かしらぁ?」   姿を現した水銀燈を険しい表情で見つめる。  薔「水銀燈・・・あなたこの間・・・ブローチを貰い・・・投げ捨てた・・・。」  銀「そうよ。不愉快な事を思い出させてくれるじゃない。」  薔「不愉快なのは・・・あなただけではない・・・。」  真「どういう事なの?」  薔「水銀燈が放り投げたブ...
  • 秋葉原の冒険
    ビジュアルが豊富なmp3プレイヤーのが好きです いわずもがな「」の所は自分の名前で タイトル「秋葉原の冒険」 今俺は駅前の広場で蒼星石の到着を待っている。沢山の人が忙しなく通り過ぎていく中で俺はベンチに腰掛けて首から提げたmp3プレイヤーで 音楽を聴いていた。音楽とは全ての人に共通する娯楽文化であろう。俺のような今時の若者にはロックとか激しい音楽、 働き盛りのサラリーマンなんかはクラシック、年配の方には演歌と世代に関係なく馴染める優れものだ。最も演歌の好きな若者もいるし、 簡単には言い切れないが。音楽を聴いている間は外の世界とは隔絶された独自の世界に浸る事ができる。それは何とも素敵な事である。 同じカテゴリの音楽に興味のある者とはその世界観を共有する事が出来る。言わば人間関係を築く架け橋とも言えるだろう。 などと、評論家チックな事を考えているうちに蒼星石が歩い...
  • Sな蒼星石との幸せな日常【2.マスターの誕生日】
    □Sな蒼星石との幸せな日常 【1.目覚めた蒼星石】 【2.マスターの誕生日】 蒼「マスター…ちょっと良いかな?」 後ろ手に上目遣いで俺を見てくる。 俺「ん?どうした?」 蒼「お誕生日、おめでとう。これ、マスターに。」 手には可愛らしく包装された小さい包みが。 俺「お、ありがとう。開けてもいい?」 蒼「うん、気に入って貰えれば良いけど…」 (ゴソゴソ)包みの中にはネクタイピンが。 どうやら小さい石が付いているタイプのようだ。 俺「おお、ありがと!明日からしてくな。これはもしかして…」 蒼「そう、ラピスラズリ。つまり僕だよ、お仕事の間は一緒にいられないから…   せめて僕をいつも近くに感じて貰えれば…と思ってね。」 ヤバい、この健気さは可愛すぎる。思わず抱きしめたいくらいだ。 俺「わかってるって、家族以外からプレゼントを貰うなんて久しぶりだよ。   ホ...
  • バレンタインのお返し
    「はい、バレンタインのお返し」 「わぁ、ありがとうマスター」 素直に喜ぶなんて可愛い奴だ 微妙に罪悪感を感じるがもうあげてしまった 「早速食べてみてよ。気に入るといいけど……」 「うん、でもマスターがくれたものなら何でも好きだよ」 嬉しい事を言いながらパッケージを開ける 細い指で口へと運ぶ…… 「あっ……」 「どうかしたの、マスター?」 「いや、何でもない。食べてくれ」 「あ、欲しかったんだね。マスターにもあげるよ」 持って溶けかけたチョコを食べる 瞬間、顔が歪む 「……苦い」 「どうかしたのか?」 「マスターのいじわる」 「ごめん」 「許さないから」 そして俺は口付けをする 「……!!!」 「俺も味わうから……」 「ま、ますたぁ」
  • 薔薇乙女七姉妹湯煙サスペンス一日目(参)
    ←前回(マスター視点)へ ←前回(蒼星石視点)へ   車を降りて辺りをうろついてみる。   建物の裏手の方に休憩用の椅子とテーブルが設置されていた。   見晴らしも良い場所なのに穴場なのか人気もない、理想的なロケーションだった。  マ「ここがいいね。」   二人で食べるために朝一緒に作ったお弁当を開く。  マ「はい、おしぼりをどうぞ。」   紙のおしぼりを取り出して手を拭く。  蒼「マスター、いくらなんでもさっきのさ・・・。」  マ「あ・・・ごめん、あんな風にムキになっちゃって。    恥ずかしながら・・・なんでか分からないけど絶対に渡したくないって気持ちになっちゃって。」  蒼「・・・それはむしろ嬉しいんだけどさ、手だけでなくおで・・・。」   ガサッ・・・  マ「しっ!誰か来た。話は後でね。」  梅「あ・・・青木さん。奇遇ですね。」  マ「桜花さ...
  • Amor vittorioso4
    「さて、二人ともババ抜きのルールは分かるな?」 俺は双子にトランプを配りながら聞いた。 「もちろんですよ。もう私たちもこの時代に来て長いですからね。チビ人間に教わって、蒼星石や真紅やチビ苺とやったこともあるですぅ」 「それならば、手加減することもないんだな」 俺はわざとらしく口元を緩めた表情を翠星石に向けた。 翠星石は俺の不敵な表情を見て、キリッと眉をつり上げる。 「やい、カビ人間。翠星石を見くびるんじゃねーです。手加減なんかしたら猿ぐつわして町内を全裸で引きづり回してやるですぅ!」 「それはそれは、乙女らしくない拷問がお好きなようで…」 「それはそれ、これはこれですぅ。とにかくこの翠星石様に対して手を抜くような真似をしたらただじゃおかねーですよ」 「翠星石…僕が思うにそれは完全に悪者が負ける前に言うセリフだと思うんだどな…」 「そ…蒼星石…、ひ...
  • みっちゃんとマスター、ちぐはぐなデート その6
    マ「あ・・。いやぁ、悪い悪い。その、蒼星石のおなかがとてもとても魅力的だからさ、つい」     俺はばつが悪そうに蒼星石に謝った。   あくまで取り繕うと食い下がるマスターだったが。 蒼「知りませんっ」   ぷいっと蒼星石はそっぽを向いてしまった。 マ「あ~~、ほんとごめん。機嫌直しておくれよ~」 乙「おねえちゃんなんでおこってるの?」 マ「さ、さぁ、なんでだろうね。はは」   困り顔と笑い顔半々のマスター。   乙レデスは蒼星石とマスターのやりとりに、ただただ首を傾げるばかりだった。   そこで回想が終わり、マスターの意識がクレープ大食い大会の現場に戻った。 マ「ふぅ、つまりだ。この回想から導き出される、俺がとるべき行動は・・・」   マスターは目の前山盛りのクレープをキッと見据えた。 rァ1.乙レデスと蒼星石のため、俺は絶対賞金を獲得してみせる! 決死の覚悟で臨んだ。  2.満腹中枢を...
  • 再びにぎやかな病室
    前へ    俺は急いで目を拭い、窓を開けた。 銀:「やっと起きたわね、お寝坊さぁん。さ、早くくんくんのDVDを見させてちょうだぁい。」 マ:「ハァ~~~。」    俺は大きく溜息をつく。    お前のために俺がどれだけ苦悩したと思ってるんだ。まぁ、俺が勝手に苦悩したんだけどな。 マ:「いいぜ、上がりな。」    と言って「しまった」と思った。    蒼星石がすぐ戻ってくるんだった。 マ:「あ、ちょっと待ってくれ。」 銀:「なによぉ?」    窓から入ろうとした水銀燈が不満気に言う。    水銀燈と俺が仲良くくんくんを観ていたら蒼星石はどう思うだろうか?    う~~ん、う~~~ん。    俺の脳内において緊急会議が開かれた。    脳内会議室において、脳内円卓に『多数の俺』が座り、熱い議論を交わす。    討議の題目は    『本命のドール...
  • 愛のエプロン
    「」のところは自分の名前でも入れてください。 タイトル「蒼星石と愛のエプロン」 1 「・・・さて、今年もこの日がやって参りましたよ・・・」 憂鬱そうにそう呟く男が一人。その顔は妙に暗い。 それもそのはず。何を隠そう、今日はバレンタインだ。 この日はクラスの男子の「格」が目に見えて現われる日だ。 チョコレートの数=女子の人気という嫌な公式が成り立つ日だ。 いゆわる美形の奴は今日ほど嬉しい日はないだろうが、 俺みたいないまいちパッとしない奴にとってこれほど憂鬱な日は無い。 クラスがワイワイ盛り上がってる中、惨めにしていなくてはならないからだ。 「ああ、・・・今日は大学休むか・・・」 ふと鏡に目をやる。自分でいうのもなんだが、俺の顔はいゆわる フツメンって奴だ。美形でもないし、不細工でもない。 だが、いまいち女性との交流が苦手なため、女性...
  • ソウデレラ その2
    ←「ソウデレラ その1」へ ?:「マスター・オブ・ウィザードということで『マスター』とでも呼んでくれ。」 蒼:「マス・・ター・・・?」    なんだ、この泥棒?    呆気にとられるばかりの蒼デレラ。 マ:「でだ。何を泣いてなすった、お嬢さん?」    部屋に侵入してきて、いきなりわけのわからないことを言い出す男に呆然となった蒼デレラですが    すぐに我に返るとすかさず男に鋏を突きつけ、追い出すために躍起になりました。 蒼:「あ、の・・・ど、泥棒め! 今すぐ出て行けと言ったはずだ!」 マ:「だから俺は泥棒なんかじゃないって。魔法使いだ。」 蒼:「嘘を付くな! 僕が小さいからってバカにして!」 マ:「いやいや、嘘じゃねぇって。」 蒼:「今時、魔法使いだなんて、子供騙しもいいところだよ!」 マ:「いやいやいや、子供騙しじゃねぇって、現に隣国じゃ魔...
  • 薔薇乙女たちが運動会6 第三種目
     第三種目   銀:×   金:130 翠:98  蒼:150 真:130 雛:×  白「第三種目『障害物競走』の賞品はこちらであります。」   そして服。もはやくんくんが着たものだというのは見当がつく。  蒼「くっ、あれは噂に聞いていた『くんくん四十八の探偵秘奥義其の四・早変わり』の際のデザインじゃないか!!    かつて一度だけくんくんの服が撮影中に破れてしまった。その時に1カットだけ着ていたという代用の服・・・。」  マ「・・・蒼星石もずいぶんとマニアックなものを知ってるんだね。」   しかし今回も予想を遙かに上回る一品だったようである。レアなのは分かっても、自分にその価値は分からないが。  蒼「ちなみに探偵秘奥義というのは視聴者が作ったネタだったのに後に公式設定のように定着してしまったんだ・・・。」  マ「・・・・・・ふーん。」  白「ルールは簡単。ミーディ...
  • 未来から来た薔薇乙女人形
     その日は真夏の面影を思い出させるひどく晴れた日だった。セミの鳴き声こそしないものの、前日の雨の影響で 不快指数はかなりの高ポイントをマークしていた。俺はそんな暑さにうんざりし、書いていた途中の履歴書を力任せに 丸め、ゴミ箱に放った。  そう、俺は高校もまともに卒業をしなかった職業を持たない若本、もとい若者。世間ではNEETと銘打たれ、社会のゴミだとか 言われている。かの有名人が言ったように人間にクズはいないと思い、育ってきた俺だがまさか自分がそれになるとは思いも しなかっただろうな。今では親にも見離され、借家で暮らしバイトをしながら青春を無駄にしている。青い鳥がいるとしたら MY青い鳥はどこにいるのだろうか。  最も暑い時間帯、2時を回るころ、俺はテレビを点ける気力すらなく、扇風機の生ぬるい風を全身に受けながら放心していた。 こんな日に汗を一滴もかかないやつがいたら俺がそ...

  • 灰色に澱んだ雲の間からサラサラと雨が降り注いでいる。 はぁっと僕が吐いた息は白く浮かび上がり、やがて風に流されて消えていった。 寒い。とても寒い。 あれから、どれだけの時が流れただろうか。 僕はまた――大事な人を失ってしまった――。 "これからも、ずぅっと一緒ですからね" 彼女の言葉が蘇る。 嬉しそうに僕に話しかける彼女の笑顔。 楽しそうに自分の事を話して聞かせる彼女の横顔。 それらも全て、黄色く歪んだ街の明かりの中へと虚ろいでいく。 「ごめんね・・・」 小さく呟いた声は、雨音の中に消えていく。 雲の隙間に微かに見え隠れする月の淡い光が僕の心の襞に触れていく。 まるでナイフに刺されたかのような気持ち。 けれども、どんなに痛みにもがこうと彼女は戻っては来ない。 雨に濡れた顔は、泣いているのかすらわからないだろう――。 ...
  • みっちゃんとマスター、ちぐはぐなデート その5
    マ「はいはい、付き合いますよ」   今のみっちゃんには素直に従おうと、ふとマスター思った。   なるべく刺激しないよう・・・   みっちゃんはニッと笑って一足先に店内に入っていった。 マ「(本当、女の子は甘いものに目がないもんだな)」   と思いつつも、マスター自身も甘いもの好きな方なので、むしろ足取り軽やかにみっちゃんに続くのだった。   店内に入るとえらい混みようだった。   みっちゃんぐらいのスイーツ好きとされる年頃の女の子はもちろんのこと、   学生やら親子連れやら色んな年齢層の客がごったがえしていた。 み「うわぁ、すごい人気ね。できたばかりなのに」 マ「ほんとだね」   若者向けにターゲッティングを絞った凝った外装と内装でないのが幅広い客層に受けた要因かもしれない。   そんなふうな事を考えたマスターだったが、ここまで...
  • ソウデレラ その8
    男:「さぁ、その子をこちらに・・・。」    貴族の男が手を差し出して近づいてきました。 マ:「・・・・。」 マ:「止まれ。」    硬い声でマスターが言いました。 男:「?」    貴族の男が歩みを止めます。 マ:「この子をどうするつもりだ?」 男:「別に。ただ王子の元に連れ戻すだけですよ。」    貴族の男が再び近づいてきます。 男:「ささ、王子がお待ちです。」 マ:「止まれといったはずだ・・・。」    マスターが鬼気を漲らせました。 男:「・・・・!」    マスターの鬼気に気圧され、貴族の男の顔が凍りつきました。    周りの男達も顔を引きつらせています。    マスターは蒼デレラからそっと体を離しました。 蒼:「マスター・・・?」    そしてマスターは徐に蒼デレラの背中に手を回し、しゃがみ込みながら    もう片方の手を蒼デレラ...
  • 映画でドッキリ・バッドルート
    そしてマスクを被り、部屋の入口で蒼星石の様子を伺う。 チャンネルを変えるなと言っておいたが、蒼星石はリモコンを手に取り、 チャンネルを変えて他の番組に回した、今だ! 「ウアアァァァアア!!!」 「きゃぁぁぁああ!!出たぁぁ!!マスター!助けてぇぇぇ!!!」 「お前のマスターなら探しても無駄だぁ!何故なら・・・」 そう言ってゆっくりとマスクを外す。 「えっ・・・・・・あっ」 「えっ・・・・・・?」 「ズルリ」 赤く染まった挟みを持った蒼星石が斜め上に流れるのが見えた 「マスター!」 蒼星石が叫んでいる声が聞こえたが、その内聞こえなくなった うわああああああああああああ ~END~
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