「ザ、ザビー様ぁっ!」
どんどんと扉を激しく叩く音に続き、勢い良く扉が開けられた。
「大変ですっ!」
黒い修道服をまとった信者が数人駆け込んでくる。
良い所を邪魔されたザビーは、床にへたり込んでいる信者を見下ろして盛大な溜め息をついた。
「ナニゴトデスカ?」
「…て、敵襲ですっ!」
薄い紗を通して、寝台の上に絡み合う姿が映る。
女陰に挿入された面妖なカラクリが微かな音を立ててぐりぐりと動いているらしい。
イイ所を刺激されたのか、誰かが声を漏らした。
「……あん…」
あられもない女性の姿に、信者たちは顔を赤らめてその場に土下座した。
中には股間を押さえて蹲るものも居る。
「食い止メテ下サイネ、ワタシもスグに行きマース」
ザビーの言葉に、信者たちは転げるように部屋を出て行った。
「戻ってクルマデ、イイ子にシテイテネ」
絡みつく三人の腕を払いつつ、ザビーは寝台から降りようとした。
…が。
「オゥ…っ?!」
急に服の襟を引っ張られて、そのまま仰向けに転がっていた。
「なぁ…まだ足りねぇんだよ…」
ちろり、と胸を舐めてくるのは政宗だった。
「…もっと、付き合ってくれるんじゃなかったのか…?」
ぐいっとザビーの股間のイチモツを握りこんだ元親がニヤリと笑う。
「ふふ…無粋なことをなさいますな」
細い腕でつるりと剃られた頭頂部を撫でながら、元就はザビーの髭面に唇を寄せてきた。
「ダーカーラーッ!」
嬉しい状況ながら、それどころではないと、ザビーは腕を払って三人を除けようとした。
「冗談…離さないって言ったの、お前だろ?」
甘く掠れた政宗の声が、ザビーの耳元で聞こえた。
くりっと指で脇腹を弄りながら、ふぅっと息を吹きかけてくる。
「嘘をついたら…地獄に堕ちるんだろ?」
そいつはいけねぇな、と元親の声が低く響く。
ふるり、と揺れる大きな胸が、ザビーのイチモツをキュッと挟んだ。
「愛、というのを教えてくださらぬのか?」
首に絡めた元就の腕がぎゅうっと締まり、ザビーの呼吸は止まりかける。
小柄な体のどこにそんな馬鹿力があるのか、いくら力を入れても容易に振りほどけなかった。
蛙を潰したような声がして、ザビーが白目を剥いた頃にようやく緩む。
「…おい、これでlastじゃねぇよな?」
凄みを帯びた政宗の声を聞きながら、ザビーの意識は落ちていった。
丁度、その時、扉の外から激しい爆発音が響き渡り、ガタンと板が落ちた。
もうもうたる埃の中から、一つの影が部屋に入ってきた。
「政宗様ーっ!」
血刀を下げた小十郎の姿に、寝台の上に居た三人が振り返る。
「ご無事で…ってぇぇぇーっ!」
「…何、驚いているんだ、小十郎」
童貞でもあるまいに、と紗の中からそのままの格好で現れた政宗は呆れた声を上げた。
「……異様な南蛮人に連れ攫われたと聞いて、この小十郎、心配で食事も喉を通らなかったのですぞ」
自分の陣羽織を脱ぐと、仁王立ちする政宗の肩へとそっとかける。
「そいつはすまねぇな」
お前が来てくれて助かったぜ、と小十郎の頬に接吻を施す。
「……続きは帰ってからですぞ」
「OK、判っているさ」
政宗の甘えた声に、小十郎の顔もほんの少しだけ緩む。
そんな二人を眺めながら、元親と元就は顔を見合わせて苦笑した。
どんどんと扉を激しく叩く音に続き、勢い良く扉が開けられた。
「大変ですっ!」
黒い修道服をまとった信者が数人駆け込んでくる。
良い所を邪魔されたザビーは、床にへたり込んでいる信者を見下ろして盛大な溜め息をついた。
「ナニゴトデスカ?」
「…て、敵襲ですっ!」
薄い紗を通して、寝台の上に絡み合う姿が映る。
女陰に挿入された面妖なカラクリが微かな音を立ててぐりぐりと動いているらしい。
イイ所を刺激されたのか、誰かが声を漏らした。
「……あん…」
あられもない女性の姿に、信者たちは顔を赤らめてその場に土下座した。
中には股間を押さえて蹲るものも居る。
「食い止メテ下サイネ、ワタシもスグに行きマース」
ザビーの言葉に、信者たちは転げるように部屋を出て行った。
「戻ってクルマデ、イイ子にシテイテネ」
絡みつく三人の腕を払いつつ、ザビーは寝台から降りようとした。
…が。
「オゥ…っ?!」
急に服の襟を引っ張られて、そのまま仰向けに転がっていた。
「なぁ…まだ足りねぇんだよ…」
ちろり、と胸を舐めてくるのは政宗だった。
「…もっと、付き合ってくれるんじゃなかったのか…?」
ぐいっとザビーの股間のイチモツを握りこんだ元親がニヤリと笑う。
「ふふ…無粋なことをなさいますな」
細い腕でつるりと剃られた頭頂部を撫でながら、元就はザビーの髭面に唇を寄せてきた。
「ダーカーラーッ!」
嬉しい状況ながら、それどころではないと、ザビーは腕を払って三人を除けようとした。
「冗談…離さないって言ったの、お前だろ?」
甘く掠れた政宗の声が、ザビーの耳元で聞こえた。
くりっと指で脇腹を弄りながら、ふぅっと息を吹きかけてくる。
「嘘をついたら…地獄に堕ちるんだろ?」
そいつはいけねぇな、と元親の声が低く響く。
ふるり、と揺れる大きな胸が、ザビーのイチモツをキュッと挟んだ。
「愛、というのを教えてくださらぬのか?」
首に絡めた元就の腕がぎゅうっと締まり、ザビーの呼吸は止まりかける。
小柄な体のどこにそんな馬鹿力があるのか、いくら力を入れても容易に振りほどけなかった。
蛙を潰したような声がして、ザビーが白目を剥いた頃にようやく緩む。
「…おい、これでlastじゃねぇよな?」
凄みを帯びた政宗の声を聞きながら、ザビーの意識は落ちていった。
丁度、その時、扉の外から激しい爆発音が響き渡り、ガタンと板が落ちた。
もうもうたる埃の中から、一つの影が部屋に入ってきた。
「政宗様ーっ!」
血刀を下げた小十郎の姿に、寝台の上に居た三人が振り返る。
「ご無事で…ってぇぇぇーっ!」
「…何、驚いているんだ、小十郎」
童貞でもあるまいに、と紗の中からそのままの格好で現れた政宗は呆れた声を上げた。
「……異様な南蛮人に連れ攫われたと聞いて、この小十郎、心配で食事も喉を通らなかったのですぞ」
自分の陣羽織を脱ぐと、仁王立ちする政宗の肩へとそっとかける。
「そいつはすまねぇな」
お前が来てくれて助かったぜ、と小十郎の頬に接吻を施す。
「……続きは帰ってからですぞ」
「OK、判っているさ」
政宗の甘えた声に、小十郎の顔もほんの少しだけ緩む。
そんな二人を眺めながら、元親と元就は顔を見合わせて苦笑した。
その後、ザビーの情けない姿が晒し者になったとかならなかったとか。