戦国BASARA/エロパロ保管庫

花火大会

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bsr_e

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  • どこかで花火大会開催
  • エロ分ほぼ無し
  • にょた宗様、にょ慶次もちらりと出てきます。
  • 皆何処に住んでるかなんて気にしない気にしない
  • ちょっと松永×にょ慶次

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「おお……たまーやーってね。」
どおんと夜空に花が咲いて俺様はちょっと足を止めた。
『佐助今日は花火大会であるぞ!』と真田の旦那が昼間におおはしゃぎで誘いに来たのだから仕方が無い。
今晩ちょっと言ってきますねと大将に言ったら結局3人で来ることになったのだ。
旦那に頼まれた林檎飴と大将に頼まれた玉蒟蒻を手に周りをくるりと見回すと結構見知った顔があった。
まあ、全員に声かけても仕方ないしね。自分用に買った焼き鳥を口に咥え話せなかった事にしてさっさと戻る事にした。
ごいん。
「ひはい。」
「行儀が悪いぞ。」
「ん……はたくらはんら。」
鈍い音と共に拳骨が頭に落ちた。振り返ると片倉さんが立っていた。
「全く、珍しく女の格好してるかと思えばお前は……。」
そうなのだ。今日の俺様は何時もの忍び装束じゃなく涼しげな浴衣をきてるのだった。
準備して、さあ出かけようという時に。たまには女子の格好せんかと大将に渡されたのだった。
面倒だから適当に理由をつけて辞退しようとしたが駄目だった。
それでも暫く頑張ったんだけど、今の片倉さんの何十……いや何千倍も痛そうな拳が飛んできそうになったので諦めた。
両手の玉蒟蒻と林檎飴を持った両手を片倉さんに突き出し、もぐもぐと口を動かしながら睨みあげると片倉さんは驚いたように目を丸めた。
「お前の主人達はどれだけ食う気なんだ?」
「え、あの人たちにはコレが普通だし、いや足りないかもだけど持てないし。」
俺様の両手には玉蒟蒻と林檎飴が5本ずつ所狭しと握られている。
やっと串に刺さった肉を食べ終えて長楊枝を咥えるように話すと、苦笑したように片倉さんが串を取ってくれた。
「捨てといてやるよ。」
「ああ、すんません。」
にへっと笑ってあやまると片倉さんは仕方ないなと言うように頭をぽんぽん撫でてくれた。
気を取り直して俺様は大将達の居た方へ歩き出した。

「うつくしき はなび ですね。」
「ああ!謙信様の方がもっと!」
「わたくしのうつくしきつるぎ そらにさいたはなでさえ おまえのかがやきには かてませんね」
通りすがりに上杉さんたちも居た。相変わらずお互いを褒めあって花火なんか見ちゃ居ない。
……あんたらなんでここに来てんの?とか思いながら、ぼんやりとかすがを見る。
いい体してるよなー。浴衣から胸が溢れ出そうだよ。
ふと自分の体を見下ろす。胸を通り過ぎ足元まで何の障害も無くしっかり見える。
あ……なんか落ち込んできた。
大将は折角の花火大会だと気を使ってくれたかも知れないけど、ここに来てる女の人って結構さ……


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