戦国BASARA/エロパロ保管庫

小十郎×佐助(女体変化)

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bsr_e

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小十郎の目の前で女体化する佐助を書きたかった。
そして紅を塗って貰う処女萌えモノにしたかったのですが
いろいろと挫折。エロ力及ばずすみませぬ。





身をくるりと翻し、変化する。
鏡に映った自分の姿を確認して、佐助は「よし」と呟いた。
と、自分の後ろに立っている人影に気づいて、慌てて振り返る。

「かっ、かたくらさんっ!」
「ん、む、来てるって、訊いたから探して………何だ、そりゃ。」

マズイ所を見られた。
佐助は、可愛らしい女の子の姿で視線を泳がせる。

「………えーと、変化の術をちょっと……」
「ンなもん、見りゃわかる。一応聞くが何故に?」
「えーと、潜入任務のつもりで…」

眼が大きく見開かれ小十郎は反射的に両手で佐助の頬を覆った。
その反応に、佐助はビクと肩を引きつらせる。

「……何だ、その生娘みたいなナリは。」

瞬間覚悟した口づけがないのに胸を撫で下ろしつつ、佐助はゆっくり肩を下ろした。

「あの、ごめんね。つい」
「つい?」
「いえ、その…騙そうとしたワケじゃなくて…」
「なくて?」

佐助は曖昧に返事をしつつ、内心ため息をついた。
幸村と政宗の会談について来るたびに、恋人にでも会いに来たように迎える小十郎。

それがあまりに気恥ずかしく、わからないように侍女にでもまぎれて
奥州での任務に就こうと思っていたのに見つかってしまったのは運が
悪かった。

それにしても、と小十郎があごに指を当て、目を眇めた。

「いつもより幼いか?変化ってのはそんなことも出来るのか。」
「ええと、男のままの見た目だとそれじゃあんまりなんで。十八歳前くらいのつもり。」

色仕掛けでもするつもりかと笑われた。
「それじゃ足りねえな。」
「え………あ、はい。な、なにが?」
「…顔を上げろ。」

懐からついと腕を抜くと手には京紅と紅筆。
小十郎は、喜多に教わった事を思い出しながら、手早く佐助の顔に紅を施していった。
大人しくされるがままになっていた佐助がポツンと呟く。

「べ、紅?」
「…勘違いした姉が持たせたもんだ。」

まさか役に立つとは思わなかったが、と見惚れる程男前に片頬で笑う。

「………恋人でも出来たと思われてるんじゃない。」

唇を見ていた目線をほんのすこし上げて佐助と目を合わせた刹那拗ねたような目線に
あながち間違ってもいねえだろとつぶやきふっと笑いを漏らす。

「唇、少し開けて………」

小十郎は紅筆で佐助の唇に紅をひいた。
「出来たぞ。」

佐助は鏡を覗き込む。

「…片倉さん」
「ん?」
呼ばれて素直に自分の方へ向けた小十郎の顔に、そっと手を添えた。

「………こ、じゅう…ろう、さん」

指をするりと滑らせて小十郎の顎をとらえ、唇を重ねる。
ゆっくりとその、普段とは違う柔らかな唇の感触を楽しんでから唇を離す。
紅を差した唇に色を合わせたように頬を赤く染めた美少女は、潤んだ目で小十郎を睨むと
ほんの少し複雑な表情で抱き寄せた。
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