クロニカ学習帳 Sound Horizon用語辞典内検索 / 「トゥリーン」で検索した結果
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トゥリーン
トゥリーン 読み とぅりーん 意味 キャラクター名。「聖戦のイベリア」に登場。(CV REMI) |流浪の三姉妹・次女として、離散の老預言者と共に彷徨う。赤い色を基調としたの民族衣装を身に纏っている。 「trin」はロマ語(ジプシー語)で3を現し、ヘブライ語の3(ג)の文様を持つ。 「第二次領土拡大パンフレット」、もしくは「Iberia」内で教会内でキリストに祈りを捧げているシーンがある。 キャラクター名 タ行 聖戦のイベリア autolink -
用語辞典/タ行
... デメトリウス トゥリーン タナ友 -
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... 蒼氷の石 トゥリーン ライラ ラミレス サランダ Elysion用語ソート フラーテル ウオッチャー(監視卿) 妹 クロセカ用語ソート クロニカ ジュリエッタ ロベリア 黒の予言書 同人作品(クロセカ以前)用語ソート WEB公開曲 SH用語ソート インターネットストリーム ウルトラジャンプ エスエイチ(SH) 王様 お揃いモード 革命 国王 サンホラ サンホラー じまんぐ汁 じまんぐ分 ショッパーさん タナトス祭 タナ友 2006年3月17日 Pico Magic Double(仮) ぴこまり☆ジャンケン・リベンジ... -
シャイターン
シャイターン 読み しゃいたーん 意味 シャイタン、とも。シャイターンの語意自体は、「悪魔」と訳されることが多い。サタン、ジンとの関連をも見よ 「聖戦のイベリア」における、もう一人の主役。伝承に謳われる「焔の悪魔」の事と思われる。 |外見的には、長髪の若い男で、背から被膜の破れたゴツい翼が生え、側頭部からは左右非対称の太い角が生えている。右の方がやや長く、角の内部が某怪獣のように鈍く発光しているように見える。また顔には隈取のような紋様が描かれている。 伝説によれば、「神が遣わした蒼氷の石」によって封じられたとされるが、おそらく神話に属するほどの太古の話であったため、その伝承自体は詩となって残ったが、肝心の「悪魔」に関する事は人々の記憶から消えていた。 ちなみに「悪魔」の方も、あまりに幽閉が長かったため、自分の名前さえも忘れてしまっていたという。(「忘れていた」と言うより、「考えること... -
「弓が撓り弾けた焔夜空を凍らせて」撃ち
「弓が撓り弾けた焔夜空を凍らせて」撃ち 読み ゆみがしなりはじけたほのおよぞらをこおらせてうち 綴り 意味 奴隷少年オリオンの超必。『死と嘆きと風の都』で、逃亡するエレフとミーシャを援護する際に使用された。 「オリオン流弓術」の神髄であるらしく、SEを聴く限り、ものすごい勢いで連射してるようだ。 コンサートにおいては、空から降り注ぐ無数の矢という形でスクリーンに映し出されていた。すごいぞオリオン少年。 |「長ぇよ」と突っ込まれるこの技の名前の元ネタは言わずもがな。過密スケジュールでいっぱいいっぱいのRevo氏のささやかな遊び心である可能性が高そうだが、「恋人を射ち堕とした日」との関連を本気で指摘する説もある。 Moira ヤ行 autolink -
レオーンティウス
レオーンティウス 読み れおーんてぃうす、れおんてぃうす 綴り 登場 Moira CV 意味 人名。アルカディア王国の第一王子で、神話編の主人公の一人というべき存在。 勇者と謳われた偉大な父王の嫡子として生まれ、家族、よき臣下たちに傅育され、王国、はては世界の輿望を担う英雄王として、見事に成長したものと思われる。 一方の主人公たる運命の双子の、悲運に翻弄された人生に比べると、文字通り対照的な人生であったといえる。 |神話色の強いこの作品では、各国の王族は、奉戴する神の血を引いているとされ、アルカディア王族は「雷神の眷属」を名乗っている。レオンティウス王子も「雷槍」と呼ばれる槍を愛用し、雷神の眷属として、類い希な武勇を振るっていたようだ。 その武名は近隣諸国にも轟いていたらしく、隣国ラコニアの軍勢も、王子率いる一軍が接近するや、侵攻を中止して撤退をしている。 |また、「死せる者達の物語... -
プラグイン/ニュース
ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_174_ja.html たとえば、#news(wiki)と入力すると以下のように表示されます。 【グランサガ】リセマラ当たりランキング - グランサガ攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) Among Us攻略Wiki【アマングアス・アモングアス】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ひなこい】最強ひな写ランキング - ひなこい攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」 - ヨコハマ経済新聞 【Apex... -
イスハーク
イスハーク 読み いすはーく 意味 「聖戦のイベリア」の曲中に登場する人名。『侵略する者される者』で、「褐色の狼将・勇者イスハーク」という一節がある。 |全曲を通じ、名前が出てくるのは上の一行だけだが、作品世界自体が非常に情報不足(未完成)であるため、いやが上にも存在感のある人物。 彼の好敵手と思われる「歴戦の英雄・聖騎士ラミレス」と同じく、モデルとなる人物がいるかどうか解らないが、名前で候補を絞るなら、ムラービト朝最後の王イスハーク・イブン・アリー(1146-1147)などが挙げられる。 |二つ名から察するに、相当勇猛な指揮官であったと思われる。敵方の聖騎士ラミレスと、どのような勝負を繰り広げていたか、非常に想像をかき立てられる人物である。 場所も時代も大きく異なるが、たとえばイングランド王リチャードⅠ世とアイユーブ朝のサラフ・アッディーンのように、対なる名として歴史に刻まれたので... -
カンタベリーの戦い:Chronicle 2nd 「聖戦と死神」考
■聖戦1 -カンタベリーの戦い---ブリタニア暦627年 「進め! 我らは<薔薇の騎士団(Knights of the Rose)>だ」 ……………… この年、野心の完遂を半ば目前に控えたフランドル国王キルデベルト六世は、国号を神聖フランドル帝国とした。 ブリタニア風に言えば the Holy Flandre Empire 。 皇帝・聖キルデベルト六世が、特定宗教の教皇から加冠されたのか、自らを神格化したのかは不明だが、このあたりから、彼らの行動が急に宗教がかってきているのは確かだ。 神聖帝国による侵略は、これ以降「聖戦」という美称をあたえられ、地上における神権の代理執行という趣をみせている。十字架を持たぬ十字軍、といったところであろうか。 「邪教の使徒は 根絶やしにしろ」 と口々に唱える「神の兵」は、あらゆる蛮行を正義として肯定され、行く先々で凄惨な虐殺を行った。 この場合... -
カッサンドラ
カッサンドラ 読み かっさんどら 綴り Κασσανδρα 登場 Moira CV MIKI 意味 人名。『死と嘆きと風の都』冒頭に登場する高級遊女。同じく高級遊女のマリッサと共にイリオンを訪れていた。 彼女らの見習いの一人が、まだ幼い奴隷の娘、アルテミシアである。 女奴隷の末路は概して悲惨なものだが、きわめて希な例として、高級遊女(ヘタイラ)の道がある。彼女らは、神殿娼婦の中でも特に容姿に優れ、音楽、詩歌そして諧謔とあらゆる妓の技に長け、おまけに王侯貴族を相手にしても引けを取らない知性と教養を備えている。絶対的な男尊女卑社会の中で、唯一「男と対等」とされる存在であった。そのはずで、ギリシャの都市によっては、国が彼女らを養成し、文化成長の一翼を担わせたともいう。 カッサンドラやマリッサらにも、苦界にある身ながら、そこらの娼婦とは一線を画していることを誇る心境があるようだ。 ちなみに古代中... -
アイク・ネルソン
Ike Nelson 読み あいく ねるそん 意味 黒人DJ。第二期から超重低音ヴォイスで参加。「ベル゛・ア゛ーイ゛ル゛」や「ロ゛ーマ゛ン゛」と、下肚に響くような声を聴かせてくれる。 本来はそれだけの登場のはずだが、ステージ上で見せた魁偉な容貌と、それに反して茶目っ気のあるアクションの数々がサンホラーたちの琴線に触れ、今や、陛下かアイクかというくらいの萌えキャラに認定されている。 |「少年は剣を…」の告知(2006年8月)ぐらいからその名前が登場し始めたが、たいていのサンホラーの反応は「池・ネルソンって誰? 」という程度のものであった。 しかしながらDJ業界では相当の重鎮であり、HPの略歴の通り、数々の大物アーティストのMC/DJをこなしつつ、ナレーターとしては、色々なTVCMやHey!Hey!Hey!MusicChamp"タイトルコールなど、「ああ、あの声の!」と手を打ちた... -
Revo
Revo 読み れぼ 意味 人名。男性。かつては(?)G.Revoとも。6月19日生まれ。 Sound Horizonの代表にして、メインコンポーザー。SHとしての活動以外にも、サウンドデザイナーとして多くのゲーム・アニメ作品の音楽を手掛ける。 自称"人殺しソング界の貴公子"にして、サングラスがトレードマークの"領主"様。 また、2007年より、移動王国Sound Horizon Kingdomの国王に即位している。 |物語音楽に着手する以前は、当時ゲームミュージックアレンジの一形態として流行した"爆裂系アレンジ"の作り手として名を馳せ、特にスクウェア作品のアレンジで人気を集める。その一方で、インストゥルメンタルに短い物語を添えたオリジナルの小作品を多数公開し、これが現在の作風の基礎となった。ヨーロッパ、特に地中海沿岸や北... -
インターネットストリーム
Internet Stream 読み いんたーねっとすとりーむ 意味 IILにてじまんぐ氏がDJを務めていたインターネットラジオ番組。アシスタントのシンガー・MIYAKO嬢やゲスト出演者らと共に、毎回約40~80分のトークを繰り広げる。毎週月曜日更新(当初は週三回、月・水・金曜日更新だった)。 |取り扱うテーマは音楽・スポーツ・政治経済・グルメなど多岐に渡り、Sound Horizon関係の話題が出てくることもしばしば。特にイベント前後には舞台裏情報や楽屋トークの内容が飛び出すこともあり、今やサンホラー必聴の番組となっている。 |過去にはゲストとしてRevo氏やあらまり嬢ら幻想楽団のメンバーが出演したこともある。この番組をきっかけにじまんぐ氏の個人活動を知るようになったというリスナーも多数存在する模様。 じまんぐ氏がSHに参加するようになったのは、あらまり嬢がこの番組にゲスト出演... -
アレクサンドラ
アレクサンドラ 読み あれくさんどら 綴り Alexandra 登場 Moira CV 桑島法子 意味 人名。『死せる者達の物語』『死せる英雄達の戦い』に登場する女傑族の女王。 相当勇猛な女戦士だったようで、ギリシャ諸国軍から成る東方防衛同盟との戦争のおり、アルカディア王子(王?)レオーンティウスと一騎打ちに及んだ。 結局レオーンティウスの武勇の前に敗れるが、彼に「女を貫く槍は持たない」と言って放たれた瞬間、非常にわかりやすいフラグが立ったようだ。「気に入ったぞ!」「いずれお前は私のものになる!」と、いかにも蛮族の女王らしい表現で好意を示して去ってゆく。 |『死せる英雄達の戦い』では、決戦を前に部将ゾスマが「北狄」への備えとして派遣されており、この「北狄」が彼女の国であると仮定すると、懲りずに北方に盤踞していたようだ。 が、それから日もないレオーンティウス戦死の場面では、「私を置いて逝... -
蒼氷の石
蒼氷の石 読み そうひょうのいし 意味 「神より遣わされた」とされる、シャイターンを封印する際に用いられたアイテム。 この石そのものに封じられたのか、シャイターンを無力化する際に用いられたのかは解らない。 |シャイターンが封印されている空間は「昏き冷雨の牢獄」と歌われ、パッケージイラストでは薄暗い洞窟のような描かれ方をしている。 致命傷を負ったライラが自力で辿りついたのか、ライラが倒れた石畳の石のひとつが「たまたま」封印の石だった(古来、被征服者の遺跡や陵墓を取り崩して街を整備する事は珍しくない)か、意見が分かれる。 |ところでSH作品で「蒼氷」といえば、「澪音の世界」に登場する少女「澪音」の瞳もアイスブルーと表現(歌詞は薄氷色だが)され、色それ自体が死を象徴ようにも思われる。 サ行 聖戦のイベリア autolink -
ジュリエッタ
ジュリエッタ 読み じゅりえった 意味 キャラクター名。「Chronicle 2nd」の「沈んだ歌姫」「海の魔女」に登場。CV 霜月はるか ジュリエッタ・シモーヌ・デル=ヴィスコンティエ(Giulietta Simone Del Viscontie)。ミラーナ領主ヴィスコンティエ公爵家の令嬢。「蒼の歌姫」と称される。 |イターニアの新国王・アレッサンドロ1世の発した「最高の歌姫を妃に迎える」という勅令を受け、妃候補として名乗りを上げる。同じく妃候補の一人「紅の歌姫」ことロベリアと対立するが、ヴィスコンティエ一門は弑逆(しいぎゃく=臣下が主君を殺すこと)を謀ったいう無実の罪により処刑、令嬢ジュリエッタも断崖より海に沈んでしまうが、歌に生きた彼女は死後も海の魔女(セイレーン)として歌い続けることとなる。 セイレーンは女性の姿をした海の怪物であり、その美しい歌声で船乗りを惑わせると言わ... -
用語辞典/サ行
用語辞典 サ行 一覧 サランダ サンホラ サンホラー 霜月はるか シャイターン ショッパーさん シリウス 白銀の矢 じまんがー Jimang じまんぐ汁 じまんぐ分 ジュリエッタ スコルピオス 蒼氷の石 妹 ゾスマ -
Tristram (トリストラム) :Chronicle 2nd 「聖戦と死神」考
■ブリタニア王国 トリストラム Tristram 人物 ブリタニア王国軍の第六騎士団長。 神聖フランドル帝国による侵攻の際、後方であるランカスター城塞を守っていた。 グラスミアで帝国軍の奇襲から逃れたローザとアルヴァレスは、Uターンして南へ戻り、ランカスター城へ庇護を求めに走った。 ブリタニアの軍制は定かでないが、トリストラムはただ一要塞の城主であるだけでなく、湖水地方以北のカンブリア地方、あるいは東のノーザンブリアあたりを管轄していたのではないかと思われる。 彼はパーシファルと違って名前だけしか登場しないが、その分、色々と想像させてくれるキャラクターではある。 雑記 パーシファルと同じく、彼にも名前のモデルとなる人物がいる。 ワーグナーの戯曲「トリスタンとイゾルデ」で有名な、悲しみの王子トリストラムである。 ケルトの別伝説で主役を張っていたが、他の多くの騎士同様、「アーサー王... -
クロニカ
クロニカ 読み くろにか 意味 「Chronicle 2nd」に登場するキャラクター。ジャケットにある黒いドレスの少女がその姿と思われる。「書の囁き」によれば、彼女こそが<黒の予言書>の原典であるらしい。また、「書の意思の総体」とも表記される。 別作品である「少年は剣を…」のジャケットイラストにも、彼女とおぼしき黒ドレスの女性が描かれており、両作品の関連が取り沙汰された。愛称は「ニカ様」。 |「Black Chronicle」に宿る精霊、あるいは書が擬人化したもの、などと、色々な説があるが明確な解答はない。 どうやら「聖戦と死神」時代から、<黒の教団>の人々には「唯一神」と崇められているようだ。ただ、この場合「彼女」が神と崇められているのか、「Black Chronicle」が神扱いされてるかは不明。 「書」には世界の終焉が記されているが、彼女自身は、淡々と事実を述べる語り部的な訳を担... -
サランダ
サランダ 読み さらんだ 意味 キャラクター名。「聖戦のイベリア」に登場。(CV RIKKI) |流浪の三姉妹・長女として、離散の老預言者と共に彷徨う。 額も文字は「מ(ヘム=40の意)」。またSarándaもバルカン・ロマ語で40を現す。 紫色をベースとした民族衣装を身に纏う。手にタロットカードを持つ。 「第二次領土拡大パンフレット」内では、陛下を占っているシーンがあった。 キャラクター名 サ行 聖戦のイベリア autolink -
じまんぐ分
じまんぐ分 読み じまんぐぶん 意味 甘味料に糖分が、シュークリームにシュークリーム分が含まれるが如く、じまんぐ分はじまんぐに多く含有される。むしろ、じまんぐはじまんぐ分が凝固した結晶といえる。 |じまんぐ分の半分は胡散臭さで出来ており、残りは謎のアクのような沈殿物でできている。 中毒性があるため、じまんぐ分が不足すると、「落ち着かない」「胸にぽっかり穴が開いた気持ちになる」「気が付けば"残念だったねえ"を何度も呟いている」等の禁断症状が発症する。 繰り返し中野ZEROのDVDを視る、IILを聴き続ける、等の対処療法は確立されているが、中毒そのものを緩解させる事は困難といわれる。 SH用語 サ行 autolink -
エトワールの母親
エトワールの母親 読み えとわーるのははおや 意味 エトワールの母親。エトワールが小さい頃に亡くなったと思われる。しかし、エトワールの「妹」として貰われてきた黒犬「プルー」が、じつは母が子を想い転生してきた(または憑依した)ものとして描かれている。(CV 井上あずみ) |コミック版では、エトワールの父・レイの回想シーンに「ワロニ」という名前で登場するほか、プルーの死に際し、追憶の中でエトワールの前に立ち、我が子を抱きしめていた。 長い髪と、額の広い平凡な美人で、『見えざる腕』に登場するレイヨン=ローランの恋人と面影が酷似している。 |ちなみにワロニが「Wallonië」であるとすれば、現ベルギー・フランダース近辺(ベルガ・フランドル国境付近w)のワロニー州をもじったものか。意味はケルト語で「異民族のもの」 Roman ア行 キャラクター名 コミック autoli... -
デメトリウス
デメトリウス 読み でめとりうす、でぃめとりおす 綴り 登場 Moira CV なし 意味 人名。明言されていないが、レオーンティウスの父王の名前と思われ、彼が名乗る際は「勇者デメトリウスが子」と枕に付ける。 その事跡はいっさい描かれていないが、勇者を称される以上、雷神の眷属として武名高かったに違いない。 しかし後にまた「傀儡と化した王 かつての勇者」とあるので、往年の勇者の姿は既に無く、神託や側近の佞言に誑かされ、操られていたという事だろう。 また、「星屑の矢」に射られたとあり、これはオリオンによって射られた事を示していると思われる。 |ジャケットに描かれているのは白髭を蓄えた白髪の王で、隣にいる女性は王妃であろう。また、反対側には彼へ狙いを定めている射手がいる。 直接モデルとなる同名の人物は見あたらないが、アレクサンドロス大王の寵臣の息子に、後のマケドニア王デメトリオス1世なる名が... -
ロベリア
ロベリア 読み ろべりあ 意味 人名。「沈んだ歌姫」に登場。CV Aramary 本名ロベリア・マリーア・デッラ=フィレンツァ(Robelia Maria Della Firenza)。フィレンツァ領主フィレンツァ公爵家の令嬢。「紅の歌姫」と称される。 |イターニャの新国王・アレッサンドロ1世の発した「最高の歌姫を妃に迎える」という勅令を受け、妃候補として名乗りを上げる。同じく妃候補の一人「蒼の歌姫」ジュリエッタと対立するが、当人達の歌の実力差と言うよりは、親同士の権謀術策の差によって、ジュリエッタ擁するミラーナ家を悉く処断する事に成功。 が、晴れて王妃の座に着くも、在位僅か3年にして、今度は時の寵姫ベアトリーチェ・宰相ガレアッツォの手により、彼女達もミラーナ公と同じように歴史の闇に沈むこととなる。 全ては、アレッサンドロ一世による、暇つぶしに似た厭世的な見せ物の筋書きに過ぎなかった... -
Parsifal(パーシファル) :Chronicle 2nd 「聖戦と死神」考
■ブリタニア王国 パーシファル Parsifal 人物 ブリタニア王国軍の第四騎士団長。おそらくは薔薇の騎士を代表する勇将のひとり。 ブリタニア歴627年、ドーヴァーから上陸して北上を開始した神聖フランドル帝国軍を、約30キロ北のカンタベリー平原で迎撃した。 第四騎士団の勇猛さもさることながら、パーシファル本人の戦いぶりは相当にめざましかったらしく、 死をも 恐れぬ 薔薇の騎士達は 彼に続く 緋い 戦場を 駆け巡る 一条の雷 パーシファルのスピア… と詩にまで謡いあげられる。騎馬突撃(ランスチャージ)の後も、自ら陣頭で短槍を揮うタイプだったようだ。 カンタベリーの会戦の勝敗の行方は描かれていないが、少なくとも緒戦は帝国軍を圧倒したのではないかと思われる。 3年後のブリタニア歴630年、休戦協定会談に赴く女王ローザの随員として、イヴリニのヴェルセーヌ宮殿に同行する。 この時... -
Ballad(詩人バラッド) :Chronicle 2nd 「聖戦と死神」
■ブリタニア王国 詩人バラッド(エンディミオン=バラッド) Endymio Ballad 人物 「Chronicle」から登場しているSH世界の古参キャラクターの一人。 中世ヨーロッパを思わせる世界の中で、楽器を携え諸国を放浪する吟遊詩人として登場する。 「Pico Magic」バージョンの「辿りつく詩」では、冒頭に 天才と謳われし詩人がいた・・・彼の名はBallad・・・本名は不明・・・ 今となってはその事実さえ歴史の闇の中・・・ というナレーションが入る。 この吟遊詩人という職業は、人によって定義が曖昧だが、彼の場合、王侯貴族お抱えとなるタイプではなく、地方から地方へと渡り歩き、各地の伝説や英雄譚を口承するという、一般のイメージに近い「バード」と呼ばれるタイプだろう。 ちなみに「ballad」とはバラードを意味する語であり、転じて詩人そのものを指す場合もある。彼の通り名... -
用語辞典/ア行
用語辞典 ア行 一覧 アイク・ネルソン アヴァロン アナザー・タナトス 北狄 アメテュストス Aramary アルカディア アレクサンドラ イスハーク イリオン インターネットストリーム イーリアス WEB公開曲 ウオッチャー(監視卿) 胡散臭い 美しき夜の娘 ウルトラジャンプ 永遠を手に入れた魔術師 エスエイチ(SH) エトワール エトワール(コミック版) エトワールの父親 エトワールの母親 エーニャ 王様 お揃いモード オリオン オルフ -
国内追放
国内追放 読み こくないついほう 意味 Sound Horizon及びLinked Horizonの歌姫Joelleが、ニュージーランドへ移住した後もRevo作品に参加したり、ライブに出演するために頻繁に日本へ帰国しているさまを表す言葉。 「イドへ至る森へ至るイド」及び「Märchen」においてエリーザベト役を演じ、多くのサンホラーの心を掴んだ歌姫Joelle。 第一次領土復興遠征後の2011年11月、彼女は日本を離れて夫Clinton氏の母国であるニュージーランドへ移住した。多くのサンホラーが新たな地平線でJoelleの歌声を耳にすることはもうないのかと残念に思いつつも、彼女の幸せを願ってニュージーランドへ送り出した。 ところが翌2012年、Linked Horizonが発足し「ルクセンダルク小紀行」の試聴が始まると、「希望へ向う譚詩曲」でRevoさんと一緒に歌... -
Pico Magic Double(仮)
Pico Magic Double(仮) 読み ぴこまじっくだぶるかり 意味 未だタイトルのみが明らかにされている、恐らくは3rd Pleasure CDとしてリリースされるべき作品。 |製作発表後にメジャーデビューが決まったため、メジャーレーベルから出るのか、それとも今まで通り同人サークルとして出すのか、それ以前に本当に世に出るのかどうかさえ不明。 2004年8月のコミックマーケットにおいて、ドット絵によるイメージイラストが描かれた黄色いうちわが大量に無料配布された。裏面には「こまったときはあおいでください。 」の文字が。 現在、とらのあな通販ページでは、なぜか同人CDとしてタイトルのみが登録されている。 SH用語 アルバム名 ハ行 autolink -
聖戦と死神:Chronicle 2nd 「聖戦と死神」考
■聖戦と死神(オッフェンブルグの戦い) 「眩暈がする程の血の雨の薫に咽ぶことなく その男は笑っていた… 」 ……………… 「聖戦と死神」の冒頭のシーンである。 最初に聞いたときは、まず何の事かは解らなかったが、繰り返し聴いているうち、ぞっとするような光景が浮かぶようになる。 寄せ手は、フランドル王国軍。野心家である国王キルデベルト6世の命を受け、プロイツェンの国境を突破し、強略と殺戮を繰り広げる。 その中の最初の一つが、オッフェンブルグであった。 現在のオッフェンブルグは、広大な「黒い森(シュヴァルツバルト)」の懐にある、小規模の都市だ。 ガリア の中のオッフェンブルグの描写は、とにかく血の匂いと炎のはぜる音、死体がゴロゴロ転がっているという程度のものでしかないが、おそらくは三方に森林を頂く平均的な町城であったに違いない。 この侵略軍を率いているのは、ま... -
Pico Magic Revolutions
Pico Magic Revolutions 読み ぴこまじっくれぼりゅーしょん 意味 Revo氏が2004年の4月1日に製作を発表した謎のCD。 クロセカ発売から間もない発表だったので、ファンの注目を集めたが、後日、エイプリルフールのウソ企画であることが明らかになった。 Revo氏は時々こうしたお茶目な事をするので、ファンとしては情報のチェックが欠かせない。 |タイトルは、「Pico Magic Reloaded」と合わせて、映画「MATRIX」シリーズから名付けられたものと思われる。 ちなみに本家の触れ込みは PleasureCD 3部作完結編 『Pico Magic Revolutions』制作始動... (増殖したぴこ魔神☆が大暴れ!?) だった。よくよく見ると今と同じようなノリである。 SH用語 ハ行 autolink -
人物考:Chronicle 2nd 「聖戦と死神」考
「Chronicle 2nd」のメインと言っても過言ではない、「聖戦と死神」作品群。 もともと歌劇色の強いSound Horizon作品の中でも、「聖戦と死神」は壮大な戦記を背景に展開される一大オペラとして、特に印象に残るものとなっている。クロセカ参入組の中には、この「聖戦と死神」シリーズによってSH世界にズボっとはまった人も多いだろう。 そしてその大きな魅力は、やはり多彩な登場人物。主人公のアルヴァレスやルーナ・バラッドたちだけでなく、作中に名前しか登場しないような人物にも、いわくありげな設定が見え隠れし、聴く者の想像を掻き立ててやまない。 ここでは、明らかにされている情報をもとに、彼らの生い立ちを考察してみる。 ■ブリタニア王国 トリストラムパーシファル詩人バラッド ルーナ・バラッド ローザ・ギネ・アヴァロン ■神聖フランドル帝国 キルデベルト6世 大臣たち ■プロイツ... -
白銀の矢
白銀の矢 読み しろがねのや 意味 コミックボンボン2006年10月増刊「アブラカタブラ」に読み切りで掲載されたコミック。竹下けんじろう作。「Elysion~楽園への前奏曲~」の『恋人を射ち墜とした日』のコミカライズ。 |ストーリーは、原曲である『恋人を射ち墜とした日』の歌詞を、竹内氏独自の解釈で読み解いたもので、いわゆる「ファンタジーの世界」が舞台となっている。 薬草採りの少女アニスが魔物に襲われているところ、通りかかった騎士に救われて…というふうに物語が進み、曲通りの結末を迎える。 初のSH楽曲の(商業誌での)コミック化ということで注目を集めたが、掲載誌が単行本を発行しない増刊号であることもあって、後の『Roman』ほどの知名度は得なかった。 |作品の後、Revo氏との対談記事が3ページにわたって収録され、発売直前だった5th story CD「Roman」についても、かなり踏み... -
戦史考:Chronicle 2nd 「聖戦と死神」考
■黒の予言書に拠る史実 「Chronicle 2nd」が最も多く時間を割いているのは、詩人バラッドの悲劇から始まる、一連の叙情詩だ。 「詩人バラッドの悲劇」 から「約束の丘」「薔薇の騎士」「アーベルジュの戦い」「聖戦と死神」、そしてルーナ・バラッドが最後に「辿りつく詩」を唄うまで――。 一見して別々の物語のようだが、これらはすべて一つの糸で繋がっている。 Chronicleの記述と、物語の中である程度推測できる年代順に、一連の出来事を表にしてみた。 緑の文字は、その詳細を解説しているページへリンクしている。 Chronicle ブリタニア暦 フランドル暦 出来事 7巻 168頁 ◇詩人バラッドの悲劇 8巻 216頁 ◇約束の丘 8巻 324頁 ◇アーベルジュの戦い(ベルガ... -
スコルピオス
スコルピウス 読み すこるぴうす、すこるぴおす 綴り 登場 Moira CV 若本規夫 意味 人名。アルカディアの王族で、妾腹であるため王位継承権は現王の王子達より低かったらしい。が、野心家であり、邪魔者を抹殺してでも王位を襲わんと策謀していた。 声が若本というだけでも圧倒的な存在感を持つ。 名前からして毒蠍がモチーフと思われ、通常版のジャケットにも、赤い長髪がまるで蠍の尾のように反り返った形で描かれている。 『運命の双子』では、平和に暮らしていたポリュデウケス親子の元へ兵を引き連れて現れ、己の部下になれと強要し、容れられないとなるや、兵に襲わせる暴虐を見せた。その際、自ら王国の双璧と謳われた勇者ポリュデウケスと剣闘しており、個人的な戦闘力も相当高かったものと思われる。 このとき「ラコニア軍は既に掌握した」と言い放っているが、隣国ラコニアの軍隊を操るほどの謀主であるという意味なのか、王国... -
WEB公開曲
WEB公開曲 読み うぇぶこうかいきょく 意味 SH本家HPにて、Revo氏が突発的に公開する、期間限定の楽曲。 |完全オリジナルの楽曲もあれば、ファミコン風3~5和音の「ぴこ」アレンジシリーズなど様々。イトケンミュージックのアレンジなどを含めれば、40曲以上にもなる。無論、現在はその殆どが入手不可能。 中には「永遠を手に入れた魔術師」のような、後のアルバム収録曲の関連曲あるいは原曲となるようなものも在る。 |2007年の正月にジョークで発表されたお年玉「Happy New Yeah!!」等のお遊びも、定義に照らせばこのジャンルに入るであろう。 ※所謂「隠しトラック」も、WEB公開には違いないが、定義としてこちらには含まない。 WEB公開曲一覧(仮) AZiSai Blue Crowd Clock Little Wonder ~ポケットの中の不思議な世界~ Windy Valle... -
領主
領主 読み りょうしゅ 意味 サンホラー内におけるRevo氏の愛称。 |2005年1月1日、「A&Gメディアステーション こむちゃっとカウントダウン」にゲスト出演した際、出演者を家族に見立てた「こむちゃファミリー」を決めるコーナーがあり、Revo様が主張したポジションがこの領主だった。ちなみにあらまり嬢は「少年少女合唱団」。 これまでのゲストの中でも「お父さん」「お母さん」などに混じって「ご主人様」だの「地主様」だのがいたわけだが、Revo様が「じゃあ僕はそこらへん一帯の領主様で」と領有権を主張。気宇壮大なお人柄が偲ばれるエピソードである。 |2006.1.18に大阪で行われたDVD上映会のMCでは、「結局どこの領主様なのですか」という質問に対し、「みなさんの心の中が領土です」と真顔で答えた。 「サンホラーの輪が広がれば領土は無限に広がり、縮まれば領土も縮小するのです」とは、... -
YUUKI
YUUKI / 吉田有希 読み ゆうき(よしだゆうき) 意味 SH「第二期」の歌姫のひとり。1989年3月29日生まれ。東京都出身。型。スペースクラフト・エンタテインメント所属。 当初の覚え方は「可愛いいい方」。Kaoriとは対照的に、静かに透き通った声で歌うパートが多いようだ。 音楽プロデュース部門である「SCプロモーション」所属のKaoriと違い、芸能部門の「SCエンタテイメント」所属であるため、領拡以前はその歌唱力に不安が持たれたが、全くの杞憂に終わった。じまんぐ氏の評して曰く、「まだ未成熟なところもあるが、非常に日本人好みのする声」とのこと。 |「第一次領拡」でのお披露目では「歌って踊れる ラブリーボーカルYUUKI!!」という紹介。確かに趣味は「ダンス」である。紹介通り可憐な言動が多く、彼女に対しては「可愛いー!」という声援が多い。YUUKI可愛いよYUUKI。 また、忘れ... -
RIKKI
RIKKI 読み りっき 意味 SH「第二期」の歌姫のひとり。1975年1月19日生まれ。奄美大島出身で、島唄とポップスの歌手。 |島独特の発声で哀々と歌い綴るのが特徴。 以前、2001年7月にファイナルファンタジーXの主題歌「素敵だね」をリリース。オリコンチャート10位の実力派。 |Revoプロデュースの歌姫としては第一期からの面子でもあり、「リヴァイアサン/終末を告げし獣」で、「辺境からの生還者」「少女曰く天使」の二曲を唄っている。 SHの歌姫としては、オンラインRPG『ベルアイル』とのタイアップで、テーマソング「神々が愛した楽園」から参加。1st Maxi Single 「少年は剣を…」に収録されている。 REMI嬢とは違う意味で不思議時空を展開しており、さすがに王様も、他の歌姫たちのように弄りたおすわけにいかない様子。舞台のトークでもガンガン前に出る事はなく、2006東京ゲー... -
ライラ
ライラ 読み らいら 意味 「聖戦のイベリア」に登場するキャラクター。全曲を通しての主人公(?)。ジャケット(通常版)中央の「焔と契りし少女」である。アラビア語では「夜」「暗闇」を意味する |その赤髪・ツインテール・かぼちゃぱんつ・絶対領域を兼ね備えた姿が発表された時は、Yokoyan絵に飢えていたサンホラーたちを熱狂させた。 父を「十字を切る啓典の民」に奪われ、母を「従事で斬る聖典の 兄弟 」に奪われたという。「奪われた」が殺害されたことを意味すると断定できないが、対立する二つの宗教によって父母・娘が引き裂かれたらしい。 「父を奪った相手か、母を奪った相手か、どちらを、誰を憎めばいい?」と自問を繰り返していたが、結局一人では二者択一の解答を得ず、「誰か教えて」と訴えるほどに困憊していたようだ。 それ以外の情報は一切無く、どのような人生を歩んでいたかは不明。 |ある夜、裸足で街へ駆... -
Gefenbauer(ゲーフェンバウアー) :Chronicle 2nd 「聖戦と死神」考
■プロイツェン ゲーフェンバウアー Gefenbauer 人物 亡国プロイツェンの騎士。敗戦後、フランドル王国に登用された。 自らを「ベルガの死神(アルベルジュ)の死神」と呼称し、その言葉通りアルベルジュに死をもたらした。 黒の教団が、殊更に「ちょうどよい手駒」「プロイツェンで捕虜にしたあの男」と話題にしていたところを見ると、おそらくプロイツェンでは名の通った騎士であったのだろう。あるいは王族や貴族の一人かも知れない。 故国をアルヴァレス将軍に滅ぼされて以後、ゲーフェンバウアーは長くアルヴァレスを付け狙っていたようで、故意か偶然か歴史の必然か、ブリタニアへの侵攻作戦時は、他ならぬアルヴァレスの軍団に所属していた。 そしてこれまた偶然か歴史の必然か、ゲーフェンバウアーが狩猟の如く射殺しようとしていた村娘を庇ったのが、他ならぬアルヴァレスであった。 同じ異国の旗を仰ぐ騎士どうし、剣を... -
6th Story CD「Moira」 用語解釈
6th Story CD「Moira」 用語解釈 このページは、2008年9月3日に発売された6th Story CD「Moira」の用語を私なりに解釈してみました。極力、歌詞の範囲外での考察は避けたつもりですが、一部、勢い余って要らない事まで書いてあるかもしれませんので、記述すべてを真に受けないように願います(; ・`д・´) 6th Story CD「Moira」 用語解釈ア行北狄 アメテュストス アルテミシア アレクサンドラ アルカディア イーリアス イリオン ウォルフ エレフセウス オリオン カ行カッサンドラ カストル サ行シリウス スコルピウス ゾスマ タ行デメトリウス ナ行 ハ行ポリュデウケス 変態神官(仮名) マ行 ヤ-ワ行「弓(指?)が撓り弾けた焔夜空を凍らせて」撃ち ラコニア レオンティウス レグルス ア行 北狄 ... -
舞台考:Chronicle 2nd 「聖戦と死神」考
■ガリアとは 「聖戦と死神」の舞台は、 Garia (ガリア)と総称される地方である。 作中で登場する国々や地名――たとえば Britannia や Preuzehn Aragón など、実在するこれらの名を見る限り、この<ガリア>は、我々の知る「ガリア」とそう違わない世界であると推測される。 つまり、アーベルジュが戦い抜けたこの世界は、我々の世界でいうヨーロッパと全く同じか、鏡像の関係にある世界と考えて差し支えないだろう。 このへん、あんまり深く考えると、本編の「黒の予言書」の世界観に引っかかってくるので、これ以上の言及は避けたい。まあ、ドナウ以西のヨーロッパ全土を舞台とした、架空のガリア軍記物と認識しておこう。 ※ちなみに、「ガリア」を辞書で調べると、 ――ローマ時代、ピレネー山脈とライン川の間のケルト人居住地域を呼んだラテン語の古地名。ほぼフランスの領域に当たる。ゴール。 (三省堂... -
イリオン
イリオン 読み いりおん 綴り Ιλιον(Ilion) 意味 「Moira」全編を通じてのキーとなる地名。古代ギリシャ史ではトロイ、トロヤという呼び名が有名である。 『死と嘆きと風の都』等で登場する城塞都市で、『雷神域の英雄』の時点では風神(アネモス)眷属の王国アナトリアの王都であったと思われる。 『死せる英雄達の戦い』では「聖都」と呼ばれ、アルカディア王国領に組み込まれたか、アルカディア軍が即座に接近できる状態にあったようだ。 |アナトリア王国が、年々深刻になる東夷(バルバロイ)の侵略に備えて要塞化を進めていたらしく、無数の奴隷を酷使し、多年を費やして巨石を敷き詰め、難攻不落と謳われるほどの巨大な城壁を擁していたという。 通常版ジャケット中央上方の巨大な城塞都市が、このイリオンではないかと推測されている。 |「風の都」というと聞こえはいいが、中で酷使されている奴隷達にとっては地獄... -
Alvarez(アルヴァレス) :Chronicle 2nd 「聖戦と死神」考
■ベルガ アーベルジュ アルベール=アルヴァレス Albers Alvarez フランドル軍にあってはアルベルジュ、ブリタニア軍に亡命してからはアーベルジュと綽名された。 人物 故国ベルガを隣国プロイツェンに滅ぼされ、その復讐のためフランドル王国軍に身を投じた、旧ベルガ騎士。 常にフランドル軍の陣頭にあってガリア中に死をもたらし続けた彼は、いつしか「ベルガ人の死神」と称され、諸国列王の恐怖の的となった。 まず東の仇国プロイツェン、そこから東進してロンバルド、ひるがえって西のカスティリヤを滅亡させ、さらに渡海して北のブリタニアに致命的な一撃を与えるなど、その目まぐるしい軍事行動の華麗さ、壮大さは他に類を見ない。 同時代の人間にとっては、敵味方を問わず、直視することさえ畏れられるほどの生きた伝説であったといえる。 「聖戦」の最終段階となるブリタニア遠征では、別働隊である第三陣を率い... -
アラゴンの戦い:Chronicle 2nd 「聖戦と死神」考
■アラゴンの戦い--フランドル暦182年 「己の願望を満たすという目的の為にCastillaを滅ぼした… 」 ……………… 勇壮な曲である。まず何が素晴らしいといって、あらまり嬢のいかにも戦記物という硬質な朗読口調だ。 それはさておき、アルヴァレスにとっては三度目の大遠征である。 ピレーネ山脈とは、まあ発音の違いというだけで、一般で言うピレネー山脈のことだろう。 大ヨーロッパから、イベリア半島のみをバッサリと切り分ける、南北数百キロにわたる山脈だ。平均標高は1000メートル級、主峰は3000メートルに達し、季節にかかわらず山嶺にはうっすらと雪が積もっている。 古来より、「ピレネー越え」は軍事上の課題の一つだ。たとえば「アルプス越え」のような歴史上の偉業とは言えないまでも、それを成し遂げた軍将は、相応に優れた力量を有しているはずである。 行軍に用いることが可能なルートは少... -
グラスミアの戦い:Chronicle 2nd 「聖戦と死神」考
■聖戦2 -グラスミアの戦い- ブリタニア暦627年 「邪教の使徒は根絶やしにしろ 眼を背けるなこれが“聖戦”だ」 ……………… パーシファル率いるブリタニア軍第四騎士団は、カンタベリー平原で神聖フランドル帝国軍の第一陣を迎撃。 続いて投入された第二陣も、おそらくは彼ら「薔薇の騎士団」の驍勇に阻まれ、快進撃といえるほどの戦果をあげることなく、足踏み状態であったに違いない。 そこで、神聖フランドル帝国は、さらにこの年の内に、第三陣をブリタニア戦線へ投入する。 第三陣の指揮官は、常勝の天才、 ベルガ人の死神 アルヴァレスであった。 ⊿ さて。 地図を見れば一目瞭然だが、明らかに深入りしすぎである。 別軍を率いて敵軍の後背を衝く、という戦記物おなじみの作戦だが、アルヴァレスら第三陣が上陸したWhiteheaven(ホワイトへブン)は、イングランド北西部、湖... - @wiki全体から「トゥリーン」で調べる