コロッケ会(鹿児島総合内科医会)内検索 / 「case20-A」で検索した結果

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  • case20-A
    Cryptococcal Meningitis 鑑別診断   単核球優位の細胞増多を示す髄液所見と糖の低下より:     真菌性髄膜炎(クリプトコッカス)     結核性髄膜炎     癌性髄膜炎     ウイルス性髄膜炎  Gd造影にて脳幹部及び脳表面の髄膜(軟膜)が造影されている。このような所見は、結核や真菌の感染を契機に血管炎が起こるために強く造影されると考えられており、これらの診断にか なり有用(Pathognomonic finding)である。 治療経過中に左半身麻痺を起こした際に撮影した造影MRI。右前頭葉にリング状に造影される結節影を認め、クリプトコッカスによるgranuloma(Cryptococcoma)と考えた。この時には周囲に浮腫を伴っており、この結節の圧迫による麻痺と診断した。  上記のような疾患が鑑別に挙げられたが、MRIの特徴...
  • case20
    31歳女性、1ヶ月続く頭痛と発熱     2001.7.17検討会提示症例 【CASE】31才、女性 【主 訴】頭痛、発熱 【既往歴】ブドウ膜炎:約1年前に目のかすみにて眼科受診し、診断されるも原因不明。      6ヶ月間のPSL内服加療行われた。 【生活歴】機会飲酒、喫煙なし、海外渡航歴あり(過去2年間にイタリア・香港・韓国・台湾)      アレルギー歴なし、ペットなし 【現病歴】平成13年4月下旬より頭痛発熱(38℃)の症状出現した。5月2日      近医受診し、翌日入院となった。血液検査、頭部CT、脳波検査      など施行されたが、異常指摘されず、2週間後退院となった。      その後自宅で様子を見ていたが、次第に症状悪化したため、      5月30日他院脳外科外来受診、頭部MRI・MRAにて異常は指摘さ      れなかった。同日他の総合病院...
  • case21-A
    Endophthalmitis with liver abscess 眼窩部MRI(FLAIR法) 眼窩部MRI,FLAIRでは,左眼部周囲の肥厚とともに,眼球内の脳によると思われる二ボー像を呈しており,眼窩部蜂窩織炎と眼内炎を起こしていた. 左硝子体培養からKlebsiella pneumoniaeが検出され,AST,ALT,ALP,γ‐GTP等肝胆道系酵素の上昇がみられた。 眼内炎の内因性原因検索として,腹部CTを施行したところ,下のようにS7領域に単純でψ5cmの低信号域を認め,造影のearly phaseにおいて,内部が不均一に造影される所見がえられた. 典型的な被膜形成はないが、 肝膿瘍と考え,肝膿瘍原発の転移性眼窩蜂窩織炎,眼内炎と診断した. 腹部CT CAZ点滴静注,左結膜下局注,当科入院より,IPM/CSの点滴静注,CAZの...
  • case10-A
    診断 皮膚型結節性多発動脈炎 皮膚生検の結果、herpes simplexによる水疱の下の真皮内の小動脈に、好中球・リンパ球浸潤およびフィブリノイド変性を伴う血管炎の所見が明らかになり、診断としては皮膚型結節性多発動脈炎が考えられた。発熱、MPO-ANCA陽性、寒冷時皮膚にlivedoが生じやすいことも合致する所見であった。クリオグロブリン血症に伴う血管炎も考えられたが、皮膚科的には否定的とのこと。 文献上はHCVとの関連も示唆された。(皮膚型結節性多発動脈炎、クリオグロブリン血症ともに)プレドニゾロン開始後はCRP・ESRとも徐々に低下していき、10mgまで漸減するも再燃はみられず、炎症反応も陰性化している。 皮膚限局型PNはmicroscopic PNの皮膚限局型と考えられ、腎や肺などの内臓疾患は伴わないが、発熱や関節痛はある。 MPO-ANC...
  • case23
    MELAS患者に生じた腸閉塞 ID 36歳のMELASの女性 HPI 以前より痩せていた(BW30kg)が消化器症状は特になかった。    1ヶ月前より腹部膨満、食欲低下が出現し前医入院。難治性イレウスということで    当科入院となる。    胃と十二指腸の著名な拡張を認めた。    ミトコンドリア病に伴うCIPO(慢性偽性腸閉塞)と診断。    しかし保存的治療により症状の軽快が見られなかった。 CIPO Chronic intestinal pseudo-obstruction  機械的な閉塞を伴わない消化管閉塞。基礎疾患は先天性疾患のほかにDM,SSc,SLEなどがある。  神経叢の異常による腸管平滑筋の機能異常と思われる。ミトコンドリア病でもまれではない。 本症例では画像診断を進めたところ、SMA症候群の合併が認められた。 ...
  • case14-A
    Case 14 29歳女性。右胸背部の疼痛、全身倦怠感、発熱 診断     #レプトスピラ脊髄炎    #レプトスピラ肺炎    #糖尿病性ケトアシドーシス 入院時、肺異常陰影と脊髄炎がみられ、DKAは2次的に引き起こされたと考えられた。DKAを治療しながら、 肺炎と脊髄炎を生じる原因を検索した。鑑別として感染症、血管炎を含む膠原病、脊髄血管病変(壊死性血管炎) 等をあげ、ステロイド、抗生剤、アシクロビル、高圧酸素療法等を使用した。しかし、髄液所見の改善とは逆に 症状は進行していき、T4以下の全感覚脱失、対麻痺となった。 結局入院後以下のような検査結果で、上記診断とした。 ハワイは米国のレプトスピラ症の大半を占める地域であるが、本人は明らかな曝露歴はない。 レプトスピラ肺炎はこれまで幾つもの症例報告はあるが、脊髄炎についてはない。(髄膜炎はもちろんあるが) ...
  • case21
    発熱と左眼のかすみにて受診した72才男性 〔主 訴〕発熱,左眼飛蚊症 〔既往歴〕1998, 脳梗塞       1999,狭心症,胆嚢ポリープにて胆摘術        左眼部,頭部外傷の既往(‐)       機会飲酒,喫煙(‐) 〔家族歴〕父,兄弟4人に高血圧,弟に脳血管障害,DM(‐) 〔現病歴〕2001.3.7, 感冒様症状(喀痰,発熱(39.6℃))出現.        同時期より,左眼の充血を自覚.       2001.3.8, 左眼飛蚊症出現.       2001.3.10,左眼痛,左眼周囲腫脹出現.       2001.3.12,近医眼科受診.抗生物質点眼施行.       2001.3.13,当院眼科紹介受診.左眼窩蜂窩織炎,眼内炎と診断.        一旦,前医入院,CAZ 等で治療.       ...
  • case22
    突然に記銘力障害をきたした48歳女性 主 訴)突然の記銘力低下、異常行動 既往歴)ANCA関連腎炎の診断で5年前より週3回透析中       Medication)プレドニゾロン(5mg) 2T ラシックス(40mg) 2T             アンプラーグ  3T 炭酸カルシウム 3g             カリメート 2包 現病歴)透析中であるが体調はよく経過していた。7月16日もいつも変わりなく、予定通り午前中に透析を      うけた。娘さんによると、透析後はいつも娘の店に寄って帰るが、この日は立ち寄らなかった。      またこの日の午後に突然夫の会社に仕事と知っているにも関わらず「今どこにいるの?」などと      電話をかけたり、パンを大量に購入してきたり、「赤ん坊のミルクを冷蔵庫からとって」と頼むと      缶ビールを取り出すな...
  • case15-A
    Epididymitis Painful scrotumの鑑別としてはEpididymitis orchitis ,Torsion of testicle, Torsion of testicular appendixがあるが、通常Torsion of testicular appendixは20歳以前に見られ、 陰嚢に圧痛はない。Epididymitis orchitis とTorsion of testicleの鑑別には、一般にカラードップラー エコーが感度86-100%、特異度100%と有用だが、この症例では発熱がみられ、尿道からの分泌物が 確認できたため、グラム染色にて淋菌と確認できた。(写真) Epididymitis Epididymitis is an inflammation or infection of the epididymis....
  • Case1
    58歳男性:咳,多発関節痛,微熱 コロッケ会 Case 1 2000. 7. 21. 西垂水 症 例   58歳 男性 主 訴   咳、多発関節痛、微熱 既往歴   #慢性アルコール中毒   #ペラグラ   #慢性C型肝炎   #アルコール性末梢神経障害 生活歴 飲酒 多量 喫煙1PPD-40yrs 現病歴   上記にて時々入院し、ビタミンの投与などで改善していた.   平成11年11月頃より白色痰を伴う咳と微熱が出現.   またいつもの下肢のシビレに加え全身の関節の痛みと熱感も感じていた.   食欲はなし.体重減少はありそうとのこと.寝汗あり.   また脈が速いことも自覚していた.   関節のこわばりは朝にひどく午前中持続.  所 見   血圧130/70 脈拍100-120 呼吸数22 体温38.5(...
  • case22-A
    診断 Thalamic dementia 翌日に撮影したdiffusion MRI (左側)にて、左視床にHigh intensity spotを認めた。右側のFLAIR像においても同一部位にspotを認めた。 優位半球または両側の視床の梗塞により、記銘力障害・情動障害などが出現することが知られており、Thalamic dementiaと呼ばれている。                                      2001.08.02 林・西垂水 症例一覧に戻る 名前 コメント
  • case9-A
    診断 急性浸襲性肺アスペルギルス症 Acute Invasive Pulmonary Aspergillosis Invasive Pulmonary Aspergillosisは      通常骨髄移植後や無顆粒球症の患者に起こる事が多く、AIDSや糖尿病、アルコーリズム、COPD      などではこの慢性型がみられるが、骨髄移植後や重篤な免疫不全状態では本例のように急性の肺炎像      となる。      臨床症状は胸痛、咳、微熱など非特異的。急性型では両肺野にdiffuseな浸潤影がみられ、低酸素血症      となる。慢性型は胸膜を底辺としたwedge状の陰影で空洞を伴うことが多い。      診断は組織診。喀痰でのアスペルギルス培養陽性は通常すぐには感染とはいえないが、(多くは感染      ではない)基礎疾患をもつ患者の場合、それがInv...
  • case7
    外泊中に急性の頭痛と痙攣、意識障害となり帰院した症例 主 訴 頭痛、嘔吐、痙攣、意識障害 既往歴 『17歳女性 発熱と両側耳介・頬部の発赤に同じ 家族歴 『17歳女性 発熱と両側耳介・頬部の発赤に同じ 現病歴 大動脈炎症候群と診断後PSL50mgで治療開始。経過は順調でcarotidynia      も消失。炎症反応もCRPは陰性化、ESRも70台になっていた。      治療開始12日後にお盆のために外泊。外泊3日目まで異常なく過ごし、      夕食を摂っていたが、急に後頭部頭痛が出現。(suddenではない)部屋で寝ていたが      次第に悪化。嘔吐と下痢があり、トイレに行く途中に急に強直性の痙攣をおこし      て倒れたため、帰院した。      救急車内では呼びかけに返答なし。到着後に強直間代性の痙攣あり。 現 症 血圧170/120 脈拍...
  • case19
    31歳女性、急に起こった四肢の脱力 【CASE】31才、女性 【主 訴】手足に力が入らない 【既往歴】#尿路結石;2000.11月腹痛(+)、X-p上、小粒状影多数?、medicationによりSx軽快。 【家族歴】#脱力・尿路結石のFHx(-)【生活歴】#最近の通院歴(-),medication(-),      ダイエット・健康食品(-)、#alcohol;(-),current-smoker;5本/日×10年間,#occupation;事務職 【現病歴】2年前より多尿・頻尿傾向認めていた.同時期より約一年の経過で      57.8kg→48.9kgへ体重が減少した(現在48.9kg)。      2/4,子供を車で近くまで送って昼過ぎに帰宅した後より急に足に力が      入らなくなり,しばらくすると手も力が入りにくくなった(first episode).  ...
  • case8-A
    Spontaneous rupture of hepatocellular carcinoma(肝細胞癌自然破裂) 腹部エコーにて内部不均一なHigh ecohic massを認め、肝表面にはわずかながら腹水の貯留が認められました。 肝細胞癌(HCC)のspontaneous ruptureを疑い、他院へ紹介しました。 転院先にて行った腹部造影CTにても、中心部が壊死と思われる低吸収域を示し、動脈相にてやや高吸収域、 門脈相にてモザイクパターンを示す腫瘤影が見られ、肝細胞癌の診断となりました。 バイタルサインが落ち着いていたので、翌日に血管造影と肝動脈塞栓術が行われました。 肝細胞癌の自然破裂は決して稀ではなく、1991年の日本からの報告ではHCCの死亡原因の10%程度を占めると 報告されていますが、近年の診断技術の進歩により、早期のstageにてHCCが発見される...
  • case10
    70歳男性、不明熱 【主 訴】不明熱、体重減少 【生活歴】飲酒・喫煙 (-) ペット(-) 海外旅行歴(-) 職業歴:農業 【既往歴】#胃潰瘍手術(胃亜全摘Billroth Ⅱ法)        #平成1年頃イレウス手術        #平成7年37℃台の発熱。慢性疲労症候群? 【現病歴】2000年3月初め頃、左後側頭部から左肩にかけて重い感じの痛みがあった       (日内変動・こわばり感(-))。       同時期から38℃台の発熱が見られるようになった。頭痛は痛み止めで2日ほどで消失。       その後も38℃台の発熱が頻回に見られるため近医入院。各種抗生剤(CTM,MINO,LVFX,FMOX,CAZ)を       使用するも解熱せず、shaking chillを伴う発熱が何度か見られた。4月よりリウマチ性多発筋痛症(       以下PMR)を...
  • case13-A
    恙虫病、Scrub Typhus(草原熱) "***"に入る言葉は、写真の"刺し口"です。 頭痛、発熱、リンパ節腫脹、皮疹、刺し口の症状が揃っており、地域性、季節性も考えて診断は、恙虫病です。確定診断のため、鹿児島県環境保険センター(鹿児島市城山町)にてつつが虫抗体検査を行ってもらいました。SRLやKMLなどの商業ベースではでは、現在の所 Kato, Karp, Gilliamの標準株の抗体検査しか行ってもらえませんが、Kawasaki, Kuroki の新型株の抗体検査も可能です。1回目(11/27)の検査では、判定が困難であったため、2回目(12/11)の検査を行い、血清学的につつが虫病陽性と診断しました。Multiple Reactiveであり、血清型の特定には、初期のリケッチア血症の時期の血清でPCR診断することが必要です。 ...
  • case17-2-A
    59歳男性 起き上がれない,言葉が出ない 高吸収像を示す中大脳動脈 Hyperdense MCA sign (HMCAS) 島皮質の不鮮明化(Insular ribbonの消失) diffusion weighted MRI 脳梗塞急性期のCT所見 症例提示に戻る 名前 コメント
  • case11-A
    Hypoparathyroidism and Fahr syndrome てんかんの既往の無い成人の初発の痙攣発作であり、鑑別にはCVD、脳腫瘍、代謝性疾患中毒、Alcohol withdrawal、てんかん発作などが挙げられる。 生化学で血清カルシウムの著明な低下と血清リンの上昇を認め、また頭部CTでは大脳基底核と小脳に一致 して石灰化と思われる高吸収域が認めれられた。 血清PTHは150(正常160-520)と低下し、1-25-(OH)2VitD 25.4 (20-60)であり、副甲状腺機能低下症と 診断した。偽性副甲状腺機能と鑑別するために実施したEllsworth-Howard試験では正常反応であり、 特発性副甲状腺機能低下症と診断した。 以前からの筋肉のつる感じ(muscle cramp)や痙攣発作は低カルシウム血症に起因するものと考えられ、 また身体所...
  • case14
    29歳女性。右胸背部の疼痛、全身倦怠感、発熱 【主 訴】右胸背部の疼痛、全身倦怠感、発熱 【既往歴】特記事項無し 【家族歴】両親共にDM 【生活歴】飲酒 機会飲酒 2週間前にハワイ旅行 【現病歴】28歳までにBW 80kgに増加。その後口渇・多尿出現し、現在60kg.10日の昼頃、右上背部から       右側腹部の掻痒感が急に出現。11日には同部位を触ることにより電気が走るような感じがした。       12日、夕方より疼痛が増強し始め眠れなくなった。翌13日朝から全身倦怠感、気分不良を認め、       14日近医受診。検尿にて尿糖+++ケトン+++BS 219であったため、疼痛精査、DMコントロー       ルにて同院に入院となった。痛みは同じ高さで輪状の範囲になり、疼痛も増強した。胸部CTにて       両上中肺野に散在性の斑状影を認めアシドーシス進行...
  • CASE16-A
    Intra-orbtal metastatic tumor of prostatic cancer(前立腺癌の眼窩内転移) 頭部MRI(Thin Slice)   視神経を圧迫する腫瘤 99mTc 骨シンチ     全身の集積が認められ、また左眼窩部にも集積がみられる  腹部超音波       前立腺の辺縁不整な充実性腫瘤が認められる   labo data上,ALP,LDHの上昇を認めていたため,malignancyの存在を考えた. 詳しく問診していくと尿線が最近,特に細くなったとのことを聞き,rectal exam施行. stony hardなnoduleを触知したため,urology consut.Biopsyにてprostate CA.の診断.PSAは4438であった. 後のthin slice MRIにて左眼窩骨にmass l...
  • case19-A
    Hypokakemic myopathy secondary to RTA type1  四肢近位筋優位の筋力低下・筋肉の自発痛と把握痛を認め、筋力低下の原因は何らかのミオパチーと考えられた。急性の経過を考えると内分泌・代謝性が疑われ、検査上は著明な低カリウム血症とCKの上昇を認めたことより、筋力低下は低カリウムによるミオパチーと診断した。心電図では低カリウム血症時に特徴的なU波が認められた。  他の鑑別としては重症筋無力症や、反射の低下からギランバレー症候群も挙げられるが、電解質異常やCK上昇、筋痛などから否定的であった。  低K血症著しいことより、入院後はまづK補充を優先させ、その後HCO3補充を開始した。2/7には歩行可能となり、hand grip;(2/7)rt.16,lt.12,(2/10)rt.21,lt.23。2/10にはMMT;UE/LE,proximal/d...
  • case18
    67歳男性。口渇・多飲、多尿 【主訴】頻尿 【生活歴】飲酒・喫煙 (-) 海外旅行歴(+) 職業歴:公務員 【既往歴】#平成5年~ 右膝関節症、腰椎すべり症  【現病歴】2000年12月25日突然 口渇・多飲及び、20分に1回の頻尿出現      (発熱・排尿時痛(-))。      近医泌尿器科受診し、明らかな泌尿器の異常は認めず、高血糖      を指摘された。      近医内科紹介受診となり、26日と27日インスリン皮下注射の加療      なされ28日当科紹介入院となった。      全身倦怠感(+)、感冒様症状(-)、消化器症状(-) 【入院時現症】血圧120/90 脈拍94 呼吸数14 体温37.6℃      意識清明       貧血・黄疸なし。      頚部硬直なし。リンパ節腫脹なし。      心肺音正常。   ...
  • case17-2-A-ref
    脳梗塞急性期のCT所見 Ⅰ.Hyperdense MCA sign (HMCAS)  赤色血栓により閉塞した中大脳動脈それ自体が、単純CTで高吸収を示す所見。  脳梗塞の超急性期CT所見として診断的意義が高い。  通常虚血域の淡い低吸収域の出現に先行する。  石灰化との判別が困難な場合もある。(石灰化の方がCT値は高い)  HMCAS陽性例は陰性例に比して、最終的に大きな梗塞巣を生じ、予後が不良であることが多いとされる。 Ⅱ.Early CT sign  発症6時間頃より血管性浮腫(vasogenic edema)を反映して、CT上の淡い低吸収域として認められるが、  発症1~3時間の超急性期では細胞性浮腫(cytotoxic edema)が主で、以下のようなCT所見を示す。    1.レンズ核境界の不鮮明化       レンズ核辺縁、皮質髄質境界が不鮮明に...
  • case17
                                   Ryuji Saigou,M.D. 症例1 74歳 男性 主 訴) 右半身脱力 言葉が出ない 既往歴) Af(+), Gastric ca ope, 腹膜癒着剥離術。 現病歴) 前医にてH13年2月5日腹膜癒着剥離術施行。2月8日午前2時の巡回では異常はなかった。      午前3時30分、右半身脱力、言葉が出ないところを発見された。頭部CT施行されるも      異常なし?       午前6時30分、救急室搬送。 神経学的所見)意識レベル:JCS Ⅰ-1、やや不穏、disorientation to time (+)      EOM:右方視不可、左共同偏視、瞳孔:左右差なし, 右顔面神経麻痺、構音障害(+)      右Barre, Mingazzini(+)、MMT:2/5、1/5、右病的反射(+)...
  • case11
    初発の痙攣発作にて受診した64歳男性   2001/01/19 コロッケ会検討症例 症例)64才、男性 主訴)けいれん 既往歴)54歳白内障、 生活歴)喫煙歴なし、飲酒歴なし 家族歴)両親が脳血管障害、兄が甲状腺疾患? 現病歴)生来健康。時々寝ている時に、ふくらはぎがつることがあったが、それ 以外は特記なし。     今月(1月)、家族のいる前で食事中に、全身性の強直間代性の痙攣発作が出現した。     すぐに救急車で近医に搬送されたが、痙攣はすぐに消失した。その後なんとなくぼんやり     した日が続いた。5日後にも同様の発作が起こり近医受診。原因精査のため地域の総合病院     を受診し、CTにて異常所見を認め、当院紹介受診となった。外傷歴なし。 Physical examination)    Height 148 cm, BW 54 kgVit...
  • case13
    発熱、発疹、リンパ節腫脹にて受診した47歳男性    2001/01/19 コロッケ会検討症例 主訴:発熱、発疹、右鼡径部リンパ節腫脹、咽頭痛、頭痛 家族歴:同症状を示すものなし 職業:無職 既往歴:左肩に入れ墨あり。黄疸歴あり。drug allergy (-) 現病歴:5日前(11/22)から38度を超える発熱と喉の痛みあり。風邪だと思って、市販の風邪薬を飲んで      いたが改善せず。      3日前(11/24)に顔、腹部、背部に発疹出現。右鼡径部のリンパ節が腫れていることに気づいた。      昨日(11/26)、39.2℃の熱発あり。痰を伴わない咳も出現したことから夜間緊急外来受診。      (急患外来)頭痛は以前からで大きな変化はない。       右鼡径リンパ節腫脹及び右顎下リンパ節腫脹あり。       Lung:no rale, HS:no...
  • case8
    突然の右上腹部痛にて来院した48歳男性 腹部エコー 【症 例】48才、男性 【主 訴】右上腹部痛 【既往歴】検診にて肝機能障害を指摘された事があるが、精査していない。       他には特記すべき疾患の既往なし。手術歴なし。輸血歴なし。 【生活歴】喫煙;1pack/day×30年(30pack-year)       飲酒;ビール1缶、焼酎3合を毎日 【現病歴】13時頃、トラックから物を降ろしている作業をしていたが、体を捻った際に       右側腹部〜右上腹部にかけて激しい痛みが出現した。張った感じの痛みで、体動、吸気にて       増強する。冷汗(+)。放散なし。       昼食は12時ごろに弁当を買って食べたが、特に味のおかしいものはなかった。痛みは最初が       一番強く、徐々に改善してきている。悪心は軽度で、嘔吐はしていない...
  • case6
    60歳男性 半年間持続する頭痛と微熱 頭部MRI 症 例   60歳男性 主 訴   発熱、頭痛 既往歴   #聾唖者        #虫垂炎        #前立腺肥大症 家族歴   特記なし。  生活歴   飲酒、喫煙なし。内職の仕事。インコを飼っている。 現病歴   平成11年10月頃より歩行時のふらつき、頭痛、微熱、寝汗を自覚。        風邪として加療されていたが軽快せず、12月になり近医入院し、不明熱として精査を行うも        不明であった。その後も同様症状持続し、食欲の低下、体重減少も出現してきたため        平成12年4月に来院。 現 症   血圧120/90 脈拍94 呼吸数14 体温37.6℃        意識清明 貧血・黄疸なし。頚部硬直なし。心肺音正常。腹部異常なし。        皮膚所見異常なし。 眼底異...
  • case_answer1
    HOA (Hypertrophic osteoarthropathy) 解説 HOAとは?    1. chronic proliferative periostitis of long bones    2. clubbing of fingers ,toes, or both    3. oligosynovitis or polysinovitis              minimum 1+2   CLASSIFICATION    Primary     Pachydermoperiosteosis     Idiopathic     Clubbing (familial, Idiopathic)    Secondary     Pulmonary      Neoplasm, Infection, IPF,pneumo...
  • case9
    57歳男性、何も効かない肺炎 症 例  57歳男性。症例3と同じ症例。 主 訴  低酸素血症、胸部異常影 既往歴  #糖尿病 食事療法のみでコントロール良好。 家族歴  特記なし。  生活歴  飲酒なし。喫煙 一日1箱。 現病歴  平成12年4月より粟粒結核にて入院加療中。       多臓器不全のため、人工呼吸管理、CHDF(結核による間質性腎炎?で無尿)、IVH管理下で       あった。       その他胃結核による消化管出血、肝結核による著明な黄疸、結核性髄膜炎、結核性腹膜炎など       があったがINH,RFP,PZA,EBの4剤で加療してしだいに改善。       人工呼吸からも離脱して少量の食事をとれるまでに改善していた。       ところが5月になり熱発、血液培養よりカンジダとEnterococcusが認められたため、Wルーメン    ...
  • case16
    急速に進行する左視力低下を呈した83歳男性   2001.2.16 コロッケ会提示症例 【主 訴】左目が見えない 【現病歴】約1ヶ月前より,左目の視力低下を自覚し,進行するため,近医眼科を受診.左全盲を指摘され,       当院神経内科を紹介受診. 【既往歴】#bronchial asthma       #cardiac arrythmia 【現 症】General findings:異常所見無し       Neurological findings        lt.eye blind optic funds wnl EOM:full,nystagums(-),        other cranial nerves intact        paresis(—), Pathological refex(-),cerebellar sign(-) ...
  • case6-A
    診断 クリプトコッカス髄膜炎    半年間続いていたと思われる慢性髄膜炎の鑑別(Mandellの5版の997ページにchronic meningitis    として詳しく鑑別が載ってます。)として結核とクリプトコッカスを考え、抗結核剤とフルコナゾール    を開始した。ステロイドも併用。(結核性髄膜炎で推奨される)    その後クリプトコッカス抗原価256倍、墨汁染色陽性、培養陽性と判明。    アンフォテリシンBと5FCで加療した。アンフォテリシンBを6週間使用後フルコナゾール400mgで維持    し、培養も陰性化して退院となった。維持量は一般的にはnon-HIVの場合フルコナゾール 200mgである    が、HTLV-1陽性であることから400mgで維持した。(根拠なし)    不明熱に何らかの神経所見や頭痛がある場合慢性髄膜炎を考えるべきであり、髄液...
  • case18-A
    DM Type 1B 【診断】DM Type 1B 【入院後経過】 DKAの治療に準じて生食補液、ヒューマリンの持続点滴を開始、同日夜には血糖が250mg/dlに下降。食事摂取可能を確認し、ヒューマリンの持注を毎食前 速効型+眠前 中間型の4回皮下注射へ変更した。インスリン分泌能ほとんどなく大量のインスリンを必要とした。昼食前血糖200台で、食後に同じ運動量(食前インスリン量は一定)をしても日により低血糖を来たしたりが何度かあり一日3回食では血糖不安定のため5回の分食を採用、その後は食前血糖80~200前半(低血糖なし)にやや落ち着いた。 ペンフィルR(12,7,10)+ペンフィルN(12)で退院となった。 Type 1B はType 1Aと違い急性発症し、数日でインスリン分泌能不全となるため 初診時DKAで発見されることが多い。 AKIHISA IMAGA...
  • CASE2-2007-10-06-2
    症例2 吉留先生 関節レントゲン写真の見方 - 名前 コメント
  • case15
    24歳男性。腹痛・発熱を主訴に来院 主訴 腹痛 現病歴   昨日より排尿時の違和感あり、本日夕方より陰嚢部の痛み出現。 様子をみていたが痛みが右側腹部まで拡がり、歩行も困難になるまで痛みが増強してきたため夜中に来院。 身体所見  血圧 120/70 脈拍110 体温38℃ 右側腹部、ソケイ部に圧痛あり。 陰嚢は右側が腫大していて、熱感、圧痛あり。少しでも触ると激痛を訴える。 その他所見なし。皮疹もなし。 診断は? 診断を確定するには?
  • case17-1-A
    74歳 男性 右半身脱力,言葉が出ない レンズ核境界の不鮮明化,脳溝の左右差が認められる. diffusion weighted MRI 症例提示へ戻る 名前 コメント
  • case17-3-A
    54歳男性 めまい,悪心 Wallenberg s syndrome 延髄外背側症候群 症例提示に戻る 名前 コメント
  • case 000 症例テスト1::空腹を主訴に来院したネコ型ロボットの1症例
    Case 000 症例テスト1::空腹を主訴に来院したネコ型ロボットの1症例 【現病歴】2276年より食事を与えられず、空腹を主訴に当院受診。 【既往歴】ねずみ咬症(両耳) 【身体所見】general sick, 意識レベル GCS E4V5M6 体温 40℃,血圧/脈拍 触知できず, SpO2 測定できず, 呼吸回数 5/min 身長127.9cm, 体重127.9kg 皮膚 全身青色 【画像】 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (height = 200) 【経過】どら焼き10個投与にて経過観察中                  --2006.8.6 13 27 田代 peyo -- piro (2006-08-06 18 05 10) ...
  • case-olds
    これまでの症例 58歳男性 咳、多発関節痛、微熱 30代女性 1ヶ月続く頭痛と発熱 17歳女性 発熱と両側耳介・頬部の発赤 57歳男性 発熱・咳・倦怠感 68歳男性 ATLの経過中に呼吸不全を併発 47歳男性 急性のうつ症状と頭痛を訴えた 60歳男性 半年間続く頭痛と発熱 17歳女性 外泊中に急性の頭痛と痙攣、意識障害となり帰院 48歳男性 突然の右上腹部痛にて来院 57歳男性 何も効かない肺炎 70歳男性 不明熱 64歳男性 初発の痙攣発作にて受診 47歳男性 発熱、発疹、リンパ節腫脹にて受診 29歳女性 右胸背部の疼痛,全身倦怠感,発熱 24歳男性 腹痛・発熱を主訴に来院 83歳男性 急速に進行する視力低下を呈した 74歳男性 右半身脱力 言葉が出ない,ほか 67歳男性 口渇,多飲,多尿 31歳女性 急に起こった四肢の脱力 31歳女性 1ヶ...
  • documents-UAS
    Urinalysis/Urine sediment    2000/12/06 Y.Nakahara U/A dipstick Specific Gravity(SG) rapid estimate of Uosm (SG 1.010→Uosm=300) 随時尿は変動があるが通常1.030を超えない。 work up of polyuria (water vs solute), acute renal failure (prerenal vs ATN) pitfall SG↑だがUosm→であるものprotein, glucose, contrast media pH range 4.5-8.5 diagnosis of RTA, clue to etiology of UTI (high pH+UTI→Proteus,Pseudmonas, Klebsiella) s...
  • documents-FUO
    FUO (Fever of Unknown Origin) check list     1999.10.21  一般内科 西垂水   Classic FUO:3週間以上続く、38.3℃以上の発熱で1週間の入院でも診断がつかない。   最近ではNeutropenic FUO、Nosocomial FUO、HIV-associated FUOなどに分けて考えたり、   より期間の短いものもFUOとしていることが多い。   一般に感染症(30-40%)、腫瘍(20-30%)、リウマチ疾患(10-20%)、その他(5-15%)、   診断できず(5-15%)という頻度であるが、施設により異なる。また最近では画像診断の   発達により固形腫瘍の頻度が減り、HIVや医原性のimmunocompromised hostが増え、   相対的に感染症の頻度が増加している。 原則  #稀...
  • documents-insomnia
    Insomnia            2000.11.14 nishitarumizu  Up to one third of patients seen in the primary care setting experience occasional difficulties in sleeping, and up to 10 percent of patients have chronic sleep problems. Although insomnia is rarely the chief reason for an office visit, its detection may be enhanced by incorporating sleep-related questions into the general review of patient syste...
  • CASE CONFERENCE
    最近の症例検討会   2011年からのケースはこちらです。    2010年11月 6日 第6回症例検討会総会&特別講演会   2010年 6月 5日 今村病院分院   2010年 1月30日(番外編) 日本内科学会九州地方会・専門医部会教育セミナー   2009年11月7日 第5回症例検討会総会&特別講演会   2008年10月4日 第4回症例検討会総会&特別講演会   2007年10月6日 第3回症例検討会総会&特別講演会   2006年10月7日 第2回症例検討会総会&特別講演会   2006年9月8日 今村病院分院   2006年5月26日 今村病院分院   2006年3月17日 今村病院分院   2006年2月25日 今村病院分院   2006年1月13日 今村病院分院   2005年11月11日 今村病院分院   2005年10月8日 第1回症例検...
  • making_medical_decisions
    Making Medical Decisions               Nishitarumizu 2001.3.9 1. Make a clinical estimate (before testing) of the likelihood of the disease as odds. Clue Odds = Probability /(1- Probability) How do we come up with pre-test probability? Careful history and physical examination, and a few simple labs Knowledge Epidemiology, History (age,gender, prevalence, natural course…) Traditi...
  • CASE4-2007-10-06-4
    症例4 今給黎総合病院 神経内科 徳永先生 ○○歳,□性 - 名前 コメント
  • CASE3-2007-10-06-3
    症例3 鹿児島大学病院 神経内科 後藤先生 ○○歳,□性 - 名前 コメント
  • CASE1-2007-10-06-1
    症例1 手稲渓仁会病院 総合内科 平野史生先生 ○○歳 □性 - 名前 コメント
  • documents-presentation
    Oral Clinical Case Presentations "Case Presentationは医師に必須のClinical skill !" A. Purpose of the case presentations---プレゼンテーションの目的は?   1.患者の情報を的確に同僚に伝えることで、初めてレベルの高いディスカッション・質の良い診療が成立する。   2.的確に情報を伝えようとする過程において、個々のケースに対する理解がより深まることになる。 B. Basic principles ---Tell a story to your audience ! --- 物語を話そう!   1プレゼンテーションはカルテの棒読みではない。内容を編集すること。   2.下に述べる基本的な形式に従う。   3.診断の道筋から外れることなく、簡潔...
  • 57M-A-C
    Correspondence     結核菌はintracellular parasiteでマクロファージが主に食べて処理しそうですが、     好中球も結構貪食するものなのでしょうか。     結核性髄膜炎や結核性胸膜炎などでも初期には好中球優位の反応がみられることが     あるので、好中球も結核菌の処理に何らかの役割は果たしていそうですが。     インターネットで調べますと、最近、結核感染における好中球の果たす役割が注目     されているようです。いずれにしましても、あのスメアは非常に貴重なものだと     感心しました(日本初?)。     ご参考までに、pub medで調べたいくつかの文献のabstractをいかにまとめます。 結核菌感染におけ好中球の役割     ◯Neutrophil-macrophage cooperation in the ho...
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