フェザーワルツ仕様

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仕様・武装

装甲




 この機体重装甲型と分類されて入るが、標準的な装甲状態として設計されている。
 しかし、この重装甲により飛行能力を得ることは適わず永く陸戦兵力として運用される事になる。
 また、初期速度が歩兵と変わらないために、限定的な運用を強いられた。
 これらの克服はAフェザーの登場まで待つ事になったのである。

武装

突撃騎槍


 この機体の最大の攻撃力を誇る兵器。
 敵陣に突撃する際、大口径砲を射出し敵陣系を切り崩し、弾が尽きた後は砲身を敵に刺突させる。
 また、零距離射撃などの攻撃方法も効果を期待されている。


 敵陣に突入後は刺突した砲身を切り離し、戦槌(メイス)として使用する。
 大鉈よりも軽く、威力も劣るが取り扱いが簡易なために、意外とテストパイロット達には好評であった。
 しかし、その使用目的からこの兵器は1回の戦闘での使い捨てとして扱われるため、大量生産によりその消耗度を補う計画がされている。
 砲身は最低限の安全率を確保し、大量に製造される予定。
 状況に応じて砲撃戦などでも使用されると考えられている。

中口径ライフル


 この機体の主武装となるアサルトライフル。
 弾倉の換装により様々な特殊弾頭を使い分ける事が可能である。
 特殊弾頭には以下のような物が開発されている。
 信号弾・煙幕弾・散弾・鉄甲弾・陰陽弾etc

超硬度大鉈


 接近戦用に開発された大鉈。剣や太刀ではない。
 主な用途は施設破壊や体長30mを越える大型の根源種族のスレイブ(オズルなど)への攻撃手段である。
 動かない物や、命中精度を必要としない程巨大な敵ならば取り扱いの良さよりも威力を重視したのである。
 同サイズや自分よりも小さな対象に関しては、振りかざした際の威力は大きいものの、扱いに熟練が必要なために通常は使用されることは少ない。

超硬度刀


 大型I=Dの接近戦においては、敵の装甲の上から打撃を与える攻撃方法が主流であるために、装甲の継ぎ目や間接部を狙って攻撃する刀の扱いには熟練を要する。ただし、その軽さや多彩な攻撃手段から廃れる事はなく開発が進められている。
 この刀には彼らの誇りと意思が込められているのである。

小口径ガトリング砲(長砲身)


 対空及び、同サイズ以上の対象を攻撃目標と設定された兵器。
 敵のミサイルなどを打ち落とす事も想定しているために有効射程距離は通常のものよりも大きく設定されている。
 初速が短砲身よりも速い為に貫通力を求められる状況で使用される。

小口径ガトリング砲(短砲身)


 こちらは対人・対物及び5mサイズ以下のI=Dなどの対象を攻撃目標とした近接戦闘を想定されている。
 用途に応じて弾丸を散弾などに変更される場合もある。

手持ち式増加装甲(甲)


 装甲を機体のものよりも厚くした盾。
 硬度の高い素材を使用しているため、敵の弾を弾いたり逸らしたりする事が目的である。
 主に突撃戦時に使用される。

標準型ランドセル


 標準的にこの機体に装備される背部装備。
 姿勢制御スラスター・冷却装置など機体の運用に欠かせない機構が備え付けられている。
 また、この機体は量産初期は司令機やエース機などとして扱われる事も想定されているために、通信や測定、観測などに使用されるセンサー類は上質なものを使用した。その結果、長距離攻撃時にその真価を発揮する事が判明し思わぬ収穫となったのであった。
 行軍時を想定して大鉈・ライフルなどを保持する事が出来る様になっている。

多目的コンテナ


 機体のペイロードを増加させるために作成された背部装備。
 重量は標準型ランドセルより重く旋回性能などは低下するが、性能としては標準型ランドセルの能力を兼ねそろえている。
 コンテナの中身のバリエーションには以下の様な物が存在する。
 有線誘導型ミサイル・長距離探査用装備(副座)・通信妨害用チャフ・広範囲散布用機雷・長距離移動用予備プロペラントタンク・医療用装備一式etc


突撃仕様


 この機体の能力を生かす突撃戦を実行する為の仕様。
 直進の速度は最も高く設定されているが反面、旋回性能などは一切求められては居ない。敵の攻撃は先読みと装甲で防ぐ事に特化しているのである。
 少数にて敵陣に切り込み、敵の組織的行動を妨げ、後続の突入にて戦局を決定させる事を目的とする。
 常に最も危険な戦地に赴き敵を撃破する事がこの仕様に求められている事なのである。


強襲仕様


 この機体に与えられた追加装備用ソケットの全てを火力に費やして敵の撃破を目的とした仕様。
 一見、突撃型との差は無い様に見えるが、突撃型が突撃後には接近戦を主体に戦うのに対して、強襲型は中・遠距離において敵を火力で圧倒する事を目的としている。
 我が国のパイロット達の能力を最も発揮させる為の仕様。
 火力が最も高い反面、弾薬の消費率・稼働時間の減少などが問題視されているがそれを補って余りある火力を誇る。
 最も重要度が高い戦局に投入されると予想される。

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