ドラえもんおやくそくとは?

元動画について


ドラえもんおやくそくとは、アニメ「ドラえもん」(わさドラ版)のDVDを再生した際に流れる、およそ2分半程のアニメーション映像の事である。(一部のDVDを除く)
内容はドラえもんをはじめメインキャラクター達がディスクの使い方、テレビを見る時のルールを解説するというもの。

小さい子供や小学生といった、所謂子供世代に向けて作られた映像なのだが、
  • 昼の1時から夜の9時までテレビを見続けるジャイアンとスネ夫
  • ジャイアンがテレビを見て涙ぐみながらディスクを齧る
  • ディスクをお手玉のように扱い、それを全て口でキャッチするスネ夫
  • ディスクで野球をするジャイアンとスネ夫
  • テレビに映ったジャイアンが画面の中から出て来る

…など、小学5年生がするとは思えない程の奇行をやってのけたり、一部のシーンで「再生機器の故障の原因」という幼い子供には難しい表現を用いるなど、狙っているのか狙っていないのかよくわからないシュールな映像が一因となり、後にネットの一部で注目されることになる。



MAD文化の誕生

2019年7月頃から「コッシーではない」という投稿者によって、ドラえもんおやくそくのMAD動画・改造動画が何百本も投稿される。その殆どが「逆再生」「ジャイアンがCDをかじるシーン10分耐久」「もしドラえもんおやくそくが昭和時代に放送されていたら」「シンメトリーにしてみた」「再翻訳してみた」など、シンプルでどこか懐かしさを感じさせるものが多かった。
このような通常のMADに加えて、2020年2月~3月頃から音系MAD動画やその転載動画、改造動画、またそれらの動画を視聴するYouTuberや著名人による笑ってはいけない系の動画などがニコニコ動画やYouTubeを中心に流行るようになっていった。

当時の勢いは凄まじく、YouTube上では投稿から数週間も経たない内に動画が100万回以上再生されるという事例も少なくなかった。
逆再生の空耳を扱った動画は特に人気で、ここで一部有名な例をあげると…

  • えっとまぁポンコツかよお主☆
  • 杏仁☆
  • いやー飲めなーにゃー飲めなーない!
  • 赤ちゃんが何?
  • いやその爆ぜろ☆
  • メーッキメキ!ナーイス!
  • イェーイ!最高!
  • マジでアカン
  • きっしょw家出ろw
  • ヘテラナヘテラナ(呪文)
  • あのガキエロス!
  • うんこすんなよ!

などがある。勿論空耳なので聞こえ方は人それぞれだが、上記の数個はほぼこれで定着しているので、親糞民の間で話し合う際などは語録として使用しても大抵通用する(多分)。

ニコニコ動画にも大量の作品が投稿され、うちいくつかは(最近のニコ動は再生数の伸びなどが悪いにも関わらず)数万回も再生されている。

また、音MAD動画などでは「ドラえもんおやくそく」以外のドラえもん関連のMAD素材(例:ドラえもんFLASH、ドラえもんバトルドーム、辞書引き大冒険、スネ夫が自慢話をするときに流れている曲など)も使用され、様々な界隈から視聴者を集める事に成功している。




第一次 動画一斉削除騒動

数多くのMAD作者が参入したことで一大コンテンツとなりつつある親糞界隈であったが、やはり「ドラえもんおやくそくは削除素材だ」という認識はとても強かった。
だがアニメーションを担当したと思われ、MAD動画を削除してくる相手だと予測されていたシンエイ動画からは音沙汰が全く無い。
この状況を受け、「暫くは長続きするだろう」と考えたMAD作者達は次々と新作を投稿していく。

…ところが2020年11月4日の午後5時頃、なんとシンエイ動画ではなく小学館集英社プロダクションの申し立てにより何百もの動画が一斉に削除された。
削除の対象となったのはアニメーション映像のほうではなく、「ドラえもん」というキャラクターそのもの自体の無断使用というものだった。

これに伴い、当時おやくそくMADをYouTubeに大量にアップロードしていた、コッシーではないさんや69MANさんなど、多くの投稿者のYouTubeチャンネルがBANされてしまった。
ニコニコ動画上での被害はYouTubeに比べると少ないが、再生数が多い動画やニコニコ大百科で紹介されていた動画などはほぼ削除されてしまった。
また、「Oyakusoku Joker」という音MAD動画がとあるbotアカウントによって後日Twitter上に再アップされたが、数日も経たない内にそのツイートも小学館と思われる権利者の申し立てにより視聴が不可能になってしまう。


結果、多くのMAD作者がこの削除騒動を受け、親糞MADの制作を引退してしまった。削除対策なども特に何も考案されず、界隈消滅かと思われた。
この削除騒動はオヤコーストと総称され、瞬く間に他界隈のユーザー達にも知られていった。




その後の状況

…がしかし、2020年11月4日のオヤコースト以降は特に大きな削除騒動や変わったことは無い。現在でもごく一部のMAD作者によってちょくちょく新作が誕生している。

ただ一つ注意したいのは、ニコニコ動画でこれまで使用されていた「ドラえもんおやくそく」タグの代わりに「DREMNおやくそく」タグが使用されるようになったということだろう。
また、YouTubeなどの他サイト上でも、親糞MADを扱っているほとんどの投稿者が、動画のタイトルや概要欄に「ドラえもん」というワードを表記しなくなった。

オヤコースト以降は、「ドラえもんおやくそく」タグではタグ名に"ドラえもん"というワードを含んでしまっているので削除申請や通報をされた際に権利者削除が通りやすくなってしまうという欠点を改善する為に、メインタグの移行が広がりつつある。

事実、動画のタイトルや概要欄、タグ欄などに"ドラえもん"の文字が含まれていない動画は生き残りやすいという傾向にある。これはYouTubeも例外ではなく、動画のタイトルと概要欄に"ドラえもん"という単語が含まれていない動画はオヤコースト時に削除されず、現在も存続している動画が多い。



〜ここまで読んでくださったMAD投稿者さん達にお願い〜

オヤコーストを再発させない為にも、動画を投稿する際は『ドラえもんおやくそく』タグではなく、『DREMNおやくそく』タグの使用を推奨します。
また、概要欄に何かを記載する際にも気を使って頂けると有難いです。

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最終更新:2023年12月07日 16:06
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