受験生物メモ内検索 / 「分離の法則」で検索した結果

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  • 分離の法則
    ...事実を表現したのが「分離の法則」である。 分離の法則:配偶子形成の際に、一対の対立遺伝子は互いに分かれて別々の配偶子に一つずつ入る。 例えば、遺伝子型がAaという個体が配偶子を形成する際、Aとaという対立遺伝子はバラバラになって、それそれが別の配偶子に渡されることになり、結果として形成される配偶子の遺伝子型はAとaの二種類となる。 言葉をかえれば、Aaという配偶子ができたり、「遺伝子を持たない」配偶子ができることはない。 あるいは、対立遺伝子は配偶子形成の際に分離する、ということがこの分離の法則には表現されている、とも言える。 この法則は減数分裂に注目してみれば良く理解できよう。 分離の法則が表現しているのは、配偶子形成の際、相同染色体(二価染色体)が分離して別々に配偶子に入る現象である。 ただし、この分離の法則にも例外があって、例えば、コルヒチンを...
  • 「分離の法則」と「独立の法則」の違い
    分離の法則」と「独立の法則」は内容を混同しやすいので、その違いを正確に把握しておくことが重要である。 ポイントになるのは注目する対立遺伝子が一対なのか(分離の法則)、それとも二対以上なのか(独立の法則)、その数である。 分離の法則が表しているのは相同染色体の分離なので、一対の対立遺伝子に注目するだけで十分。 それに対し、独立の法則が表しているのは個々の遺伝子のふるまいの独立性なので、二対以上の遺伝子を考えなければならない。
  • 3-1メンデルと遺伝の法則
    メンデル 優性の法則 分離の法則 独立の法則 「分離の法則」と「独立の法則」の違い メンデル遺伝で頻出する専門用語
  • メンデル
    ...の法則(優性の法則、分離の法則、独立の法則)を発見した。 メンデルの法則は当時の学者たちには受け入れられなかったが、ド・フリース、コレンス、チェルマクらが、メンデルの死後(1900年)、おのおのが独自にその法則を再発見することで、メンデルは再評価された。 エンドウには次のような特徴があり、遺伝の研究に適していた。 対立形質が区別しやすく、観察がラク。 自家受精しやすく、純系を得やすい。 栽培しやすく、多くの結果を得やすい。
  • 独立の法則
    配偶子が形成される時、A(a)とB(b)という二対の対立遺伝子(つまり遺伝子としては四つ)に注目してみると、一方の対立遺伝子(Aとa)の振る舞いと、もう一方の対立遺伝子(Bとb)の振る舞いは独立していて、一方の振る舞いが他方の振る舞いに影響を及ぼすことはない。 このことをあらわすのが「独立の法則」である。 独立の法則:配偶子形成の際に、二対以上の対立遺伝子は互いに影響を与え合うことなく、それぞれ独立に配偶子に入る。 よって、AaBbの親からできる配偶子はAB Ab aB ab = 1 1 1 1となる。 ABとabに偏ってAB Ab aB ab = 2 0 0 2=1 0 0 1となったり、AbとaBに偏ってAB Ab aB ab = 2 0 0 2=1 0 0 1となることはない。 この法則も減数分裂に注目すれば、良く理解できる。 二対の対立遺伝子が異なる染色体...
  • メンデル遺伝で頻出する専門用語
    ...デルの法則」の一つ「分離の法則」との関連に注意。遺伝子型がAaの場合、Aとaが対立遺伝子で、普通は優性の遺伝子のほうを大文字で書く。 配偶子:端的には「卵」と「精子」のことで、受精して次世代を作る。なお、遺伝子型には「個体の遺伝子型」と「配偶子の遺伝子型」があるが、個体は複相(2n)、配偶子は単相(n)なので、配偶子は対立遺伝子を片方しか持たず、配偶子の遺伝子の数は個体の半分になる。例えば、独立の法則が成立していれば、AABBという個体は、AB Ab aB ab=1 1 1 1という配偶子を作る。 優性遺伝子と劣性遺伝子:優性形質を発現する遺伝子を優性遺伝子、劣性形質を発現する遺伝子を劣性遺伝子という。遺伝子の優劣を表記するためには、ふつう、不等号(>)を使う。つまり、優性の遺伝子Aと劣性の遺伝子aの場合は、単に「A>a」と表記する。 表現型:「形質」とほぼ同義で、「遺伝子型」に対す...
  • 優性の法則
    お父さんとお母さんがそれぞれ持っている対立形質が子供に遺伝したとき、それが混ざって子供の形質になることはなく、発現するのはどちらか一方の形質のみに限られる。 この事実をあらわす法則を「優性の法則」と呼び、現れた方の形質を「優性」、現れなかった方の形質を「劣性」と呼ぶ(ただし自分が「劣性ホモ」になってしまう場合は除く)。 優性の法則:雑種第一代(F1)において、親(P)のもつ対立形質のうちいずれか一方の形質のみが現れる。 ただし、「不完全優性」はこの「優性の法則」の例外(後述)。
  • ハーディ・ワインベルグの法則と遺伝子頻度
    まずは以下の問を考えてみよう. 問1 遺伝子型頻度がの集団(ハーディー・ワインベルグの法則に従う)がある.の遺伝子頻度を求めよ. すると,以下のような解法が考えられる. 答1 とおくと,,なので,より. しかしこの解法は,最終的な答えは合っているものの,残念ながら誤り.この解法だと次の問題はどうするのか? 問2 遺伝子型頻度がの集団(ハーディー・ワインベルグの法則に従う)がある.の遺伝子頻度を求めよ. 答2 とおくと,より. とでもするのか?実は問2の答えも問1の答と同じとなる. 実際に遺伝子頻度を直接求めてみると,問1の場合は, で, 問2の場合, でとなる. つまり,遺伝子頻度を求める場合に,遺伝子型頻度から表現型頻度を経由して最後にを使うのは正しくなく,答が正解だとしてもそれは「たまたま...
  • 3-10集団遺伝学
    集団遺伝学における基本概念 メンデル集団 ハーディー・ワインベルグの法則
  • 4-1神経系とニューロン
    神経系の発達と分化 ニューロンの構造 有髄神経と無髄神経 静止電位と活動電位 興奮の伝導 跳躍伝導 全か無かの法則 シナプスと興奮の伝達 伝導と伝達の比較
  • 研究
    一歩突っ込んだ内容や,ちょっとしたヒントを紹介. 大腸菌に細胞壁はある? 細胞の大きさと分解能 ハーディ・ワインベルグの法則と遺伝子頻度 遺伝子の定義と「一遺伝子一酵素説」 オペロン説,機械,生命 真核生物における形質発現の調節
  • 4-4効果器
    筋肉の分類 骨格筋の構造 筋原繊維の構造 筋肉の収縮 筋収縮を用いた、神経伝導速度の計算 筋肉に関する「全か無かの法則」 骨格筋の収縮プロセスと滑り説 骨格筋が発生する力の大きさ 筋収縮のエネルギーと解糖 筋肉以外の効果器
  • 細胞の体積と浸透圧の関係
    細胞の体積が増加すると、細胞内の濃度は減少して細胞の浸透圧も減少する。 それに対して、細胞の体積が減少すると、細胞内の濃度は増加して細胞の浸透圧も増加する。つまり、細胞の体積と浸透圧は反比例することになる。 細胞の浸透圧を 、細胞の体積を とおくと、以下の式が成立する。 pV=k(k:定数) つまり、細胞の体積と浸透圧に関しても、「ボイルの法則」が成立する。
  • メニュー
    TOP PAGE 研究 単語カード問題ファイル倉庫 1. 細胞生物学 1-1細胞の発見と観察 1-2細胞の構造 1-3いろいろな細胞の構造 1-4細胞膜 1-5体細胞分裂 1-6単細胞から多細胞へ 1-7動物の組織と器官 1-8植物の組織と器官 2. 発生生物学 2-1生殖法 2-2減数分裂 2-3 動物の生殖 2-4植物の生殖 2-5動物の卵の種類とその発生 2-6ウニの発生 2-7カエルの発生 3. 古典遺伝学 3-1メンデルと遺伝の法則 3-2雑種形成 3-3集団の遺伝現象 3-4親の推定 3-5メンデルの法則の例外 3-6遺伝子の相互作用 3-7独立と連鎖、組換えと染色体地図 3-8性と関連した遺伝現象 3-9その他の遺伝現象 3-10集団遺伝学 3-11分子遺伝学の誕生 4.動物生理学 4...
  • 原形質分離
    植物細胞を高張液に入れると、細胞内部の水が外液へと移動し、細胞の体積が縮小する。 その結果、柔らかい細胞膜は収縮するが、かたい細胞壁は変形しないので、細胞膜が細胞壁から離れてしまう。 この現象を原形質分離と呼ぶ。 外液を低張液から徐々に高張液へと変えてゆくと、当初は原形質分離を起こしていない状況から、いずれ原形質分離が起こる瞬間を迎える。 原形質分離を起こす瞬間の状況のことは限界原形質分離と呼ばれる。 また、一度原形質分離を起こしても、細胞を低張液に戻してやれば、外液から水が再流入してもとの状態に戻すことができる。 これを原形質復帰と呼ぶ。
  • 3-5メンデルの法則の例外
    不完全優性 致死遺伝子 複対立遺伝子
  • 浸透と浸透圧
    濃度差のある水溶液が半透膜をはさんで接している場合、濃度が薄いほうの水溶液中の水は、濃度が濃いほうの水溶液に移動する。 この現象を浸透と呼ぶ。 水は、濃度差を解消するように、「薄い溶液→濃い溶液」と移動する点がポイント。 浸透を起こす圧力を浸透圧と呼ぶ。 浸透圧を簡単に言えば、濃度が濃いほうの水溶液が、薄いほうから水を引き込む力のことを指している。 つまり、濃い溶液のほうが薄い溶液よりも浸透圧が高く、引き込む力も強いために、濃度差を解消するように水が移動することになる。 浸透圧は溶液の濃度に比例し、詳細に言えば化学で言う「ファント・ホッフの法則」が成りたつ。 つまり、溶液の浸透圧をP、気体定数をR、溶液のモル濃度をCとおくと、 P=CRT という関係式が成立する。
  • 細胞説/細胞説と生物学史
    細胞の初期の研究者とその研究内容を把握しておこう。 フック (Robert Hooke, 1635〜1703) 初期の顕微鏡を使ってコルク片を観察し、細胞を発見した。フックが観察したのは、細胞そのものではなく、コルク片に残存していた細胞壁であった。物理学の分野では「フックの法則」で有名. レーウェンフック (Antony van Leeuwenhoek, 1632〜1723) 顕微鏡の高性能化を進め,いろいろな微生物(細菌や原生生物)や精子を発見している。 ブラウン (Robert Brown, 1773〜1858) 核を発見した。化学の分野では「ブラウン運動」の発見者でもある。 シュライデン (Matthias Jakob Schleiden, 1804〜1881) 植物に関する細胞説「すべての植物は細胞からできている」を提唱した。 シュワン (Theo...
  • 膨圧と吸水力
    植物細胞を低張液に入れると、外液から細胞内部に向かって水が流入してくる。 その結果、細胞体積は増加し、細胞膜が細胞壁を内側から押す力が発生する。 この圧力のことを膨圧という。 膨圧は、水の吸収に必要な体積の増加を妨げ、つまり吸水を妨げるようにはたらく。 そのため、植物細胞そのものは、細胞自身の浸透圧ぶんだけ吸水する能力を持っているにもかかわらず、実際に吸水できる量は、その能力以下となってしまう。 そこで、植物細胞が実際に外液から水を吸収する力のことを(細胞の)吸水力と呼び、(細胞の)浸透圧と区別する。 (細胞の)浸透圧と(細胞の)吸水力の間には「(細胞の)浸透圧≧(細胞の)吸水力」という関係が成り立つ。 実際には、以下の関係式が成立することがわかっている。 (細胞の)吸水力=(細胞の)浸透圧−膨圧 (細胞の)浸透圧、膨圧、(細胞の)吸水力をグラフに示せ...
  • 細胞分画法
    細胞をすり潰して粉々に破砕(はさい)した後、遠心分離することで、細胞小器官をその大きさや密度で選り分ける方法を遠心分離法と呼ぶ。 細胞をホモジェナイザーですりつぶす。 この際、(リソソーム内の)酵素がはたらかないように低温に保つと同時に、浸透圧変化によって細胞小器官を破壊してしまわないように等張液を使用する。 破砕液を遠心分離器にかけると、比重の重い順に細胞小器官が沈殿する。
  • 1-4細胞膜
    細胞膜の透過性と浸透圧  拡散と膜の性質  浸透と浸透圧  高張と低張  選択透過性  能動輸送 植物の細胞膜の性質  原形質分離  膨圧と吸水力 動物の細胞膜の性質  溶血  生理食塩水 細胞の体積と浸透圧の関係
  • 顕微鏡と分解能
    近くにある二つの点が二つの点として認識できる最短距離のことを分解能という。 観察しようとしているものの大きさが分解能以下だと、それがどんなに複雑な構造であっても、単なる点にしか見えない。 分解能はおおまかに, 肉眼:0.1 mm 光学顕微鏡:0.2 μm 電子顕微鏡:0.2 nm 程度となっている. つまり,光学顕微鏡の性能は肉眼の倍, 電子顕微鏡の性能は光学顕微鏡の倍.
  • 酵素の構造
    酵素の主要な構成要素は、タンパク質である。 酵素のはたらきには、タンパク質の立体構造、特に基質と結合する領域である活性部位の立体構造が重要な役割を果たす。 酵素には、その本体であるタンパク質から比較的離れやすい低分子の有機物を必要とするものがある。 この低分子の有機物は補酵素と呼ばれ、呼吸の過程ではたらくNADやFAD、光合成の過程ではたらくNADPなどはその例である。 また酵素には、鉄や銅と言った金属原子を必要とするものもある。 酵素の本体としてのタンパク質は特にアポ酵素と呼ばれ、アポ酵素と補酵素が揃い酵素全体としての機能を示す状態のものはホロ酵素と呼ばれる。 酵素を構成するタンパク質=ホロ酵素−補酵素=アポ酵素 アポ酵素+補酵素=ホロ酵素 酵素を半透膜の袋に入れ、流水中に吊しておくと、低分子の補酵素は半透膜の袋から流水中へと移動し、失われてしまう。 ...
  • 胞胚→成体
    ウニの初期胚は受精膜に包まれたまま卵割を繰り返す。 しかし、胞胚期に達すると、酵素を分泌して受精膜を溶かしてふ化し、各細胞が持つ繊毛で海水中を泳ぐようになる。 ウニの胞胚は、巨大な胞胚腔を、一層の細胞の層が取り囲んでいる。 この時期、一部の細胞が細胞層から分離して胞胚腔に押し出され、一次間充織を形成する。 一次間充織は将来、中胚葉(結合組織)を形成することになる。 また、一次間充織は、16細胞期の小割球に由来している。 胞胚期を過ぎると、胚を構成する細胞が運動を始め、植物極側の一部の領域が胞胚腔に向かって落ち込んでくる。 この「領域」は原口、「胞胚腔に向かった落ち込み」は陥入、「落ち込み」によって形成される細胞層(または空間)は原腸と呼ばれる。 また、陥入によって原腸が作られた胚は原腸胚と呼ばれる。 原腸を構成する細胞層は内胚葉、一番外側の細胞層は外胚葉と呼ば...
  • シャルガフの経験則
    生化学者であったシャルガフは、DNAの塩基組成を分析した結果、アデニンとチミンの含量、および、グアニンとシトシンの含量が等しいことを明らかにした。 これは、「シャルガフの経験則」と呼ばれ、「二重らせん構造」が明らかになっていなかった当時は、極めて不可思議な法則だと見なされていた。 ワトソンとクリックはDNAの構造を考察する際、この経験則をうまく満たすような構造を考えなければならなかったが、その制限は逆に、二重らせん構造の着想に逆にヒントを与えることとなった。 シャルガフの経験則を利用すれば、DNAに含まれるただ一種の塩基の割合がわかれば、残りすべての塩基の割合が明らかになる。 例えば、アデニンを30%含む二重らせんがあったとすれば、その二重らせんにはチミンも30%含まれることになる。 また残りの40%(=100−30×2)をグアニンとシトシンが分け合うので、グアニン=シトシ...
  • プレパラートの作り方
    植物のプレパラートは以下の手順で作成する.  固定→解離→試料の切取り→染色→押しつぶし 固定 細胞は放っておくとどんどん変化し、最終的には腐敗してしまうので、 現状を維持するようあらかじめ処理しなければならない。 この処理を固定と呼び、固定に使用する溶液を固定液と呼ぶ。 代表的な固定液は、酢酸、エタノール(アルコール)、ホルムアルデヒド。 染色 細胞の構造は基本的に透明なので、染色して色を付けないと観察しづらい。 何を観察したいかで使用する染色液が決まる。 ただし,葉緑体はもともと緑色なので,染色しなくとも観察することが出来る. 酢酸カーミン、酢酸オルセイン:核・染色体 → 赤(「酢酸…」とあるように、固定液としても使える。これらの色素は「塩基性色素」と呼ばれる。) メチレンブルー:核 → 青 ヤヌスグリーン:ミトコンドリア ...
  • 無性生殖
    配偶子が関与しない生殖法を無性生殖という. 無性生殖には、核相が複相(2n)の細胞から新しい個体を作り上げる生殖法と、核相が単相(n)である胞子から新しい個体を作り上げる生殖法がある. 前者の代表例には分裂・出芽・栄養生殖があり、後者の生殖法は胞子生殖と呼ばれる. 無性生殖は、減数分裂の過程を経ないため(後述)、親の遺伝的構成と子の遺伝的構成が同一となり、つまり、子は親のクローンだと言える. 無性生殖はそのため、増殖効率は高いものの、親の世代が全滅するような環境変化が生じた場合には、子の世代も全滅する確率が高く、つまり環境変異には弱いことになる. 分裂 個体が単純に複数に分かれて増殖する生殖法を分裂と呼ぶ。 例:細菌、藻類、ミドリムシ、アメーバ、ゾウリムシ、イソギンチャク、プラナリア、ヒトデなど。 出芽 細胞や個体の一部がふくらみ、最終的には分離して新しい...
  • トリプトファンオペロン
    トリプトファンはアミノ酸の一種。 つまり,さまざまなタンパク質を合成するために必要なので,常に合成を続けてある一定量をキープしておきたいが,作りすぎるのも無駄.よって,トリプトファンが少ないときにはトリプトファン合成酵素を合成し,大量に存在するときには合成酵素の合成をストップさせたい. トリプトファンオペロンには、トリプトファンを合成するための酵素タンパク質(トリプトファン合成酵素群)をコードする領域が含まれている。 その遺伝子の発現は、以下に示すようなプロセスに従って進行する。 RNAポリメラーゼが、DNA上のプロモーターと呼ばれる領域に結合する。 RNAポリメラーゼは、DNA上を下流に向かって移動し、開始コドンより下流の塩基配列をmRNAに転写する。転写されたmRNAからトリプトファン合成酵素群が生成(翻訳)される。トリプトファン合成酵素群をコードしている遺伝子群は、...
  • 細胞分裂とDNA
    体細胞分裂の過程をきちんと押さえるには(減数分裂もだが)、その過程でDNAがどのように振る舞い、どのように変化を遂げるのかを理解することが近道である。 DNAと染色体 DNAは基本的に、ヒストンと呼ばれるタンパク質に巻き取られたヌクレオソームと呼ばれる構造を形成している。 ヌクレオソームは長いDNA分子にそって数珠つなぎに並んで積み重なっており、この構造はクロマチン繊維と呼ばれる。 細胞が分裂期に入ると、クロマチン繊維は高密度に凝集して、染色体と呼ばれる構造が形成される。 それに対して細胞が間期にある時には、DNAはクロマチン繊維のままであるため、顕微鏡で観察するにはあまりに細い糸状の構造となっている。 つまり、DNAが顕微鏡で観察できるのは、太い棒状の構造を形成している分裂期に限られる、ということである。 染色体の中央付近にはくびれがあり、その領域は動原体と呼ばれ...
  • @wiki全体から「分離の法則」で調べる

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