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オプションガンマ

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オプションガンマとは,オプションのリスク指標の一つで,オプションプレミアムの感応性の一つを指す.
オプションガンマデルタ値の変化幅÷原資産価格の変化額で求められ,原資産の単位当たりに対するデルタの変化を表す.

つまり、市場の動きに対する原資産のオプション・プレミアムの変化率を表す。ガンマの値が小さくなれば、原資産が変動してもデルタの変化は小さい。よって、ガンマは市場の変動に伴うリスクの大きさを表すとも言える。価格変動リスクを回避する為にデルタ変動をヘッジする際、ガンマの値が大きいほどポジション調整を頻繁に行なう必要が生じる。このガンマとデルタは原資産の値動きに関するリスク・パラメータともなる。ガンマが0.001とは原資産が1動くとデルタがその変化分の0.001増加するという意味を持っている。

具体的な例)
日経平均オプション取引のコールオプションで、ガンマが0.001、デルタが0.5となっていたとする。この場合、原資産である日経平均が100円上昇すると、デルタは100×0.001+0.5=0.6となる。逆にプットオプションでガンマが0.001、デルタが-0.5となっていたとします。日経平均が同じく100円上昇すると、デルタは(100×0.001-0.5)=-0.4となる。ガンマはアットザマネー(コールとプットの権利行使価格が同じ)に近づくほど数値が大きくなり、イン・ザマネーまたはアウト・オブ・ザマネーに行くにしたがって小さくなるといえる。
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