*ネットに行き交う恵方巻諸説をいくつか考察してみた **1:関西(主に大阪)の恵方巻(丸かぶり)のルーツ ***関西の人たちに恵方巻(丸かぶり)が広まっている主原因は30年以上続けられているという&color(green){大阪海苔協同組合}(大阪市北区)が主催する「海苔チャリティーセール」ではないかと見られます。 →海苔チャリティーセールの記事([[http://namba.keizai.biz/headline/1158/>http://namba.keizai.biz/headline/1158/]]) ***&color(green){大阪海苔協同組合}は『大阪船場の商家に江戸時代から伝わる行事』や『縁結び』などもっともらしい由来を掲げていますが、その&color(red){大阪海苔協同組合}の事務局長(1990年当時)だった藤森秀夫氏が ***&color(red){『船場の旦那衆が節分の日に、遊女に巻きずしを丸かぶりさせて、お大尽遊びをしていたことに端を発する』} ***と証言しているのです。 **つまり、関西の&color(green){大阪海苔協同組合}ルートによる恵方巻丸かぶりは《セクハラ巻》と知っていながら広められた事は間違いないようです。 →女子大生に恵方巻というセクハラをするチャリティーイベント([[http://ameblo.jp/ebisubashisuji/entry-10786655976.html>http://ameblo.jp/ebisubashisuji/entry-10786655976.html]]) →ソース:沓沢博行氏(学芸員)比較民俗研究([[pdf資料>http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/limedio/dlam/M99/M999179/11.pdf]]) **2:栃木県の磐裂根裂神社が恵方巻の起源だという情報 ***ネット内に磐裂根裂神社起源説がまことしやかに漂っていますが、以下の栃木のニュース記事を見ると、 →とちテレWeb([[「節分」太巻き食べ福呼び込む(09-02-03)>http://www.tochigi-tv.jp/news2/index.php?word=%BF%D1%C0%B8%C4%AE&start_y=&start_m=&start_d=&end_y=&end_m=&end_d=&pageID=3]]) >壬生町の磐裂根裂神社では、太巻きを食べて今年1年の無病息災を祈る祭りが行われた。この習慣は関西を中心に行われているが、刀川清満宮司によると9年前、同神社が県内の神社で初めてこの行事を取り入れたという。 ***と、磐裂根裂神社の宮司さんは2000年から取り入れたと言っている。 ***磐裂根裂神社起源説はウソ。 ***それなのに何でこんなウソがネット内で散見されるのだろう? ***恵方巻が由緒正しい由来を持つものだと&color(red){錯覚}させたい勢力でもいるのではないかと勘ぐりたくなる。