ゼロの奇妙な使い魔 まとめ内検索 / 「露伴」で検索した結果

検索 :
  • 露伴
    露伴-1 露伴-2
  • 露伴-1
    ...た。 岸部露伴は使い魔 「あんた何したのよ!」 ルイズは起き上がるといきなり怒鳴り声を上げた。 「うん、ちゃんと機能してるようだね」 露伴は満足そうに頷いた。 「なにコミュニケーションを取りたかっただけさ、おかげで変なことされなくてよかった」 「こむにゅけーしょん?わからない言葉使わないでよ」 ルイズがムッとした様子でいるとそばにいたU字禿が不思議そうな顔で声を掛けてきた。 『ミス・ヴァリエール大丈夫かね?』 『ええ心配しなくてよろしいですわ、ミスタ・コルベール』 『しかし君が話していたのはいったい何処の言葉だね?』 『はぁ?何をおっしゃって―――!?』 横で何か思案している露伴に緊張した面持ちで尋ねる。 「あんたがしたの?」 「うん?あぁ、話せないと不便だからね。それより、もしかして使い魔というのは奴隷みたいな...
  • 露伴-2
    ...びっくりですよ、岸部露伴先生に会えるなんて」 露伴はこの平賀才人という少年に感心した。 わずか数時間前に全くの非常識な世界に来たと言うのにこうやって談笑していられる適応力に。 「岸部露伴って本名なんですか?」 「ああ、そうなんだ。露伴さんと呼んでくれたまえ――」 ドン、机を叩く音がした。 「静かにしなさい」 ルイズが不機嫌そうに言い放つ。 ここはルイズの寝室だ。ベッド、箪笥に机が置いてある。 露伴と才人が座っている椅子は露伴がどこからか持って来たのだ。 「ったく、いきなり男2人も養わなきゃいけないなんて」 2人を見ながらブツブツと独り言をもらしている。 先ほどから才人に質問攻めにされていたが、露伴が所々わかりやすい説明で補足してるうちに盛り上がっていたのがルイズは気に入らなかったようだ。 ふと露伴は才人の左手を見て思い出した。 ...
  • 味も見ておく使い魔 第三章-05
    ...建てられていた。 露伴には、廟というよりは何かの格納庫のように見えた。 夕日にぽつんと建てられたそれが、背後に長い影を作り出している。 「お年寄りの中には、ここにお参りをする人もいるんです」 そういったシエスタは、その前で手を合わせ、小さくお辞儀をした。 その後で、シエスタは露伴とコルベールはその建物の中に導いていった。 その中は暗く、広い一体型の部屋だった。 ようやく目が暗闇に慣れてきた露伴に、シエスタの声がかけられた。 「見てください。これが『竜の羽衣』です」 露伴は竜の羽衣を一目見て、圧倒された。 それは、かつて露伴がわざわざ米国のアリゾナまで取材に行った取材対象だった。 露伴は思わず口をぽかんと開けてしまった。 自分という例があるにもかかわらず。このようなモノがこの世界にあるなんて、 露伴はいままで思いついたこともなかった。 ...
  • 味も見ておく使い魔 第三章-01
    ... 学院の図書室では、露伴がマンガを製作していた。 図書室は吹き抜けのある二階建ての本棚がある巨大な部屋で、まさにトリステインの未来の頭脳を養うにふさわしい威容を示している。 本の収蔵量は、トリスタニアにある王立アカデミー図書館に次いで国内第二の収蔵量を誇る。 その奥の一角、個人勉強部屋。 本来なら貴族しか入室が許されないのだが、岸辺露伴にとって、そのような規則を守る必要性などまったく感じ合わせてはいない。 そうしてすっかり個室の常連となった岸辺露伴とタバサが、同じ机で顔を突き合わせて、なにか真剣な会話を交わしていた。 その机には、白地に黒い線が縦横に丹精に描かれている紙が置かれている。 露伴の生原稿だ。 よく見ると、軍服を着た男性が四コマ枠ぶち抜きで、大げさに帽子をかぶりなおしている姿が描かれている。 原稿は完成寸前だが、フキダシのせりふ部分がまっ...
  • 小ネタ-4
    露伴「はっ!?ここは……一体…!そうか『魔法』で…スタンドじゃない、魔法でこのハルキゲニアに召喚されたのか!    なんてことだ、、、最高だッ!おもしろいッ!ぼくはマンガ家として最高のネタをつかんだぞッ!」 ルイズ「…………あんた誰」 露伴「ヘブンズ・ドアーッ!    実にいいッ!実に気に入ったよ!君の性格、、、読者からもきっと好かれると思うよ」 露伴「ルイズ……『君は普通の人より大分高慢で他人からは軽く見られがちだが好きになったら素直になれないツンデレになっている』」
  • 使い魔は天国への扉を静かに開く-7
    ...」 空気を読まず露伴はシエスタをひっぱり起こす。 「え……あ、ロハンさん……あの、えっと……」 シエスタがロハンと誰かを見比べているが、ロハンは意に介さずに静をシエスタに渡した。 「すまないが赤ん坊を洗ってやってくれないだろうか」 訳がわからないままにシエスタは静を受け取る。 タオルケットの中からの異臭に、全てを察する。 「急ぎで頼むよ、朝に洗った服もそろそろ乾いているだろうからね」 「ちょっと君! 急に割り込んできてなんだ! 彼女はぼくと話しているんだ」 後ろから駆けられた声に、露伴は始めてそれに気付いて振り返る。 が、興味が無さそうにシエスタに向き直る。 そんな露伴の態度に、少年。ギーシュ・ド・グラモンは激昂した。 「どうやら君は貴族に対する礼儀を知らないようだね!」 「尊敬するに値するかどうかはぼく自身が決めさせてもらうよ。少...
  • 味も見ておく使い魔-17
    ...ズの部屋を出た直後、露伴が口を開いた。 「ブチャラティ、今日はここで分かれよう。僕はこれからすることがあるんだ」 「どうした? 俺も手伝おうか?」 「いや、手伝いは必要ない。二人の人に、僕のマンガが長期休載になるかもしれないことを知らせておきたいんだ」 露伴はルイズに召喚されたその日から、トリステイン学院内でマンガの連載を開始していた。 「その二人とは誰だ? 場合によって話さないほうがいいかもしれないな」 「まず、一人目はコルベール。彼には出版ギルドへの仲立ちをしてもらっているからな」 学者肌のコルベールは技術書や学術書に目がなく、気に入ったものがあると金目に糸目をつけずにその本を買う癖があった。そのため、トリステイン学院を出入りする本商人にとって、彼と知己を得る事は大変に重要なのであった。 露伴はこのコルベールの人脈を介...
  • 使い魔は天国への扉を静かに開く-2
    ...は自分の名を『岸辺 露伴』と名乗った。 そして抱いている赤ん坊の名は『静・ジョースター』と言うらしい。 露伴の歳は20、職業は作家を生業としている。 静は実の子ではなく、知人の子供を一時的に借り受けてた状態らしい。 そのため、その静だけでも先に返さなければならない、返す方法を優先的に探して欲しい。 露伴はそうルイズに告げた。 「要するにあのキスでぼくは君の使い魔になったというわけか」 「……そうよ」 「そしてこの左手が使い魔のルーンと言うことか」 「そうよ」 「なるほど……。それはわかった。ではこちらの話を聞いて貰えるおうか」 「……まぁ、良いけど、何よ」 尊大気味な露伴の口調にルイズは逡巡したが、そのまま促した。 「コレ、見えるかい」 そう言って露伴は右手を出す。 「コレ………って………右手がどうかしたの?」 見...
  • 味も見ておく使い魔-5
    ...ィはもう2時間も岸辺露伴を探し回っていた。 どちらとも徒歩である。 馬は門のそばにある駅に預けている。 事の起こりは、岸辺露伴が「画材を買ってくる」と、ルイズがまだ寝ている早朝のうちに街に出て行ってしまったことに始まる。 「ふぁぁぁ。あれ、ロハンは?」 ブチャラティは、起きて来たルイズにうっかり簡潔に答えてしまった。 「ロハンは(学院を)出て行った」 使い魔にすら見捨てられたと泣き出すルイズ。 ブチャラティがなだめるのに1時間。 「使い魔の癖に!勝手になにやってるのよ!」 やっと泣き止んだと思ったら、「使い魔の心得」とやらを1時間。 ロハンに対し猛烈に怒っているようだ。 「私もトリステインの街に行くわよ!準備して!」 「ひょっとして俺も行くのか?」 「当然でしょ!」 着替えながらルイズが叫ぶ。 ブチャラティは、主人に背を向けながらため息をつ...
  • 使い魔は天国への扉を静かに開く-4
    ...いるのは、シエスタと露伴だ。 昨夜ルイズに洗濯しておくように言われたシャツ、スカート、下着に合わせ、ベッドに掛けられていたシーツも。 衣類三つはシエスタに任せ、露伴は一際大きいタライにシーツをひたし、裸足になって踏むように洗っている。 今朝はルイズの絶叫にて起こされた。それと同時に静の泣き声の協奏曲だった。 どうと言うことはない、ただ単純に静がおねしょしただけの事だ。 生後一年に満たない赤ん坊だ、おねしょして当然だろう。 しかし、突然生暖かいモノに襲われたルイズの驚きようは尋常じゃなかった。 塔全体に響き渡りそうな絶叫だったが、不思議と聞きとがめて覗きに来るようなモノはいなかった、何らかの魔法を使っているのだろうか。 とりあえず静を裸にして、汚物にまみれた服とシーツと、ルイズの服もまとめて洗濯している。 シエスタには洗い場を探しているときに遭遇した...
  • 味も見ておく使い魔 第七章
    ...をとり、図書館では、露伴がタバサをアシスタントに漫画の原稿を描いている。  だが、露伴の見るところ、タバサの様子がおかしい。時々手を止めては、露伴の顔を伺うようなまねをしている。今も、台詞を考えているような顔をしながら、露伴の手元をチラチラと見ているようであった 「どうした、タバサ。調子でも悪いのか?」  タバサはフルフルとかぶりを振った。違うらしい。だが、彼女は決心した風に、 「相談がある」 「なんだい? 僕に相談? ブチャラティかコルベールのほうが適任じゃないか?」  露伴は驚いた。  自分は他人の相談に乗るようなタチじゃない。  だが、タバサは、 「露伴でないと駄目」  とのことらしい。 「しかたないなあ、で、どんな悩みなんだ?」 「具体的にはいえない。けど、大切なものが二つあって、今もってるひとつを手放す代わりに、なくしたはずのもうひとつの大事なものを...
  • 味も見ておく使い魔 第三章-07
    ...」 「今日、露伴さんたちを家に泊めてもいいでしょ?……」 シエスタの親父は、わが子の言い放った言葉の、ある単語を心に深く刻み込んだ。 シエスタについた悪い虫は、『ロハン』というのか…… 彼はさらに踏み込んだ疑問をも、心の閻魔帳に書き込んだ。 俺のみたところ、やつは平民のようだが? シエスタの父に、そのような思いで見られていることにはついぞ気づかず、岸辺 露伴はシエスタの家の間取りを好奇心丸出しで観察していた。 「これはすごい!  日本様式にスゴク似ていながら微妙に違う…」 彼の目は、半ば狂気の色を帯びている。 露伴は、縄の物指しを胸ポケットから取り出し、手当たり次第に調度品の大きさ を測っている。 「見ろ! この壷なんか、まともな日本人には決して真似できないセンスだ。  このエセジャポニズムが大変すばらしいぞ!」 感動した様子で叫ぶ露伴。 ...
  • 使い魔は天国への扉を静かに開く-6
    その能力、『ヘブンズ・ドアー』によって本に変えたタバサを、露伴は真剣な眼差しで見つめていた。 ガリア。王族。エルフ。母親。人形。雪風。北花壇騎士団。ガーゴイル。使い魔。幽霊。はしばみ草。キュルケ。読書。 風韻竜。シルフィード。王都リュティス。プチ・トロワ。トライアングル。イルククゥ。イザベラ。風の妖精。ジョゼフ。 そよ風。グラン・トロワ。親友。エルフの毒。ヴェルサルテイル宮殿。シャルロット・エレーヌ・オルレアン。 父を暗殺され、母は自分をかばってエルフの毒を飲んで心を蝕まれている。 王家としての名を剥奪され、ガリア王国の汚れ仕事を一手に担う、存在しない『北』の名を持つ騎士団。 そんなタバサの記憶を、露伴はどんな気持ちで読んでいるのだろうか。 タバサの過去を、記憶を。一体どんな気持ちで。 「………『今起こったことは全て忘れる』………と」 「………っ」 ...
  • 使い魔は天国への扉を静かに開く-3
    ... 彼女の姿を確認した露伴の行動は素早かった。 即座に詰め寄り、ただ一言。 「母乳を飲ませてくれ。必要なんだ、それだけ大きければ出るだろう?」 「えっ? えっ? えっ???」 「このっ、バカッ! ちゃんと赤ちゃんのためにって言いなさいよ! それに子供もいないのに出るわけ無いでしょうが!」 メイドに迫る露伴の背中をぽかぽかと叩きながらルイズは言うが、露伴はそれに全く取り合わずに言った。 「何を言っているんだ。母乳は体質的なモノもあるからね。もちろん子供が出来ればホルモンバランスの影響で出やすくなるが、そうでなくても出る人はいる。それで君はどうなんだい?」 この辺りでようやく露伴の言っている意味が理解できたメイドは、顔を真っ赤にして俯いて、ただ一言。 「す、すみません………その、わたし、出ないです」 明らかに悪いのは無理矢理詰め寄って問いつめる露伴なのだ...
  • 味も見ておく使い魔-11
    ...ズの部屋も前で、岸辺露伴を待ち合わせしていた。 昨日の夜から二人はルイズの部屋では寝ていない。 ルイズが寝た後、二人は部屋の前で解散し、それぞれの部屋に向かう。 そして翌日、ルイズが起きる前に部屋の前に集合し、ルイズを起こすことになっていた。 現在、ブチャラティは男子寮の、ギーシュ隣の部屋に住んでいる。 ほとんど寝泊りするだけなのだが、現代人が安眠できるような寝室の設備を整えられていた。 すべて、グラモン家の者により手配されたものだ。 「遅くなったな。おはよう、ブチャラティ」 露伴がけだるげに歩きながら話しかけてきた。 一方露伴は、コルベールの部屋に隣接する、教員用の部屋を与えられていた。 そこの部屋を仕事場として使用している。デルフリンガーはこの部屋に置きっぱなしだ。 「おはようロハン。だがこの時間では、ルイズが遅刻する可能性があるぞ。おそらく朝食前に自分で洗...
  • 三年微熱組キュルケ先生2
    ...シュ!ドシュ! 露伴 ドシュ!ドシュ!ドシュ! キュルケ「なにこれ・・・・・」 タバ茶「イカサマ」味出た!!
  • メニュー
    ... 露伴 使い魔は静かに暮らしたい(デッドマン吉良) アンリエッタ+康一 L・I・A(仗助) 『鉄塔』の使い魔(スーパー・フライ) ACTの使い魔(康一) 几帳面な使い魔(虹村形兆) 爆炎の使い魔(キラー・クイーン) 使い魔はゼロのメイジが好き(猫草) ゼロの奇妙な使い魔(うわっ面)(間田) アホの使い魔(億泰) 使い魔ファイト(ミキタ...
  • 味も見ておく使い魔-21
    ...うだ。 「ワルド、露伴。あたりを警戒してくれ。どうも塔の内部がおかしい。どうも静か過ぎる。誰かが潜んでいるようだ」 声をかけられた二人は無言でうなずくと、塔の入り口、門の両面に忍び寄り建物の内部を盗み見た。一見、何の異常もないように思える。 「特に異常は見られないようだが?」 小声で話しかけた露伴であったが、その言葉はワルドに否定された。 「いや、ブチャラティの言うとおり、この塔の内部の静けさはは異常だ。おそらく塔の内部には『サイレント』の魔法がかけられているに違いないよ」 そういいながら彼は自分の杖を引き抜き、戦闘行動が可能な体制に入っていた。 さすがは魔法衛士隊の隊長らしく、自身の背後にも警戒を怠ってはいないようだ。 「まさか、アルビオンの叛乱軍の妨害かしら?」 ルイズはそういってみたが、同時にその仮定に疑問を抱いてもいた。 私が姫様から任務...
  • 使い魔は天国への扉を静かに開く-5
    ...だ。 この岸辺 露伴容赦せんっ! 壇上で教鞭を執っている中年女性はシュヴルーズと言うらしい。 土のトライアングルメイジ。トライアングルは属性を三つ足すことが出来るメイジとのことだ。 最初にルイズを読んだときにそんなことを書いてあったことを思い出す。 ちなみにぼくの御主人は一つも足せない、故に「ゼロ」だと言うことは既に把握している。 そのため、あのデブが言ってたゼロの意味を今更訊くことはしない。 無駄だからな。 魔法を使おうとすると爆発するらしい。まるで吉良だな。 シュヴルーズが小石を教卓の上に置いて杖を振るうと、石ころがキラキラと輝く金属へと変化した。 おぉ、素晴らしい。それが錬金か、興味深い。 ん? キュルケがその金色を見て乗り出して「ゴールドか」と訊いている、俗物か。 キュルケの問いにシュヴルーズは真鍮だと応える。 どうや...
  • 味も見ておく使い魔-15
    ...有意義だったぞ」 露伴が今日スケッチした奇怪な動植物の群れを眺めながら言った。この男は、心底上機嫌である。 品評会のときは衛兵の邪魔もなく、思う存分使い魔達の取材ができたようであった。 「特に恥はかかなかったけれど、ヴァリエール家としては失格ね。エレオノール姉さまが会場にいなくて本当によかったわ。でも、なんか引っかかるのよね……  何か忘れてるような……」 ルイズは腕を組みながら、部屋中を歩き回っていた。 「嬢ちゃん、自分の使い魔が『人間の平民』だってことが皆に大公開されちまったわけだが、 嬢ちゃんの言いてーことはそーいうことか?」 「そうよ! そうだわ! よりによって姫様に……」 ルイズの顔が一転して蒼白になる。 彼女の顔から尋常ではない汗が流れ始めている。彼女の目元は暗く、低い声で発せられる独り言は何かの高等な呪文のようにも聞こえた。 「もう...
  • 味も見ておく使い魔-10
    ...ール、ブチャラティ、露伴の三人はアルヴィーズの食堂に残り、露伴が持っていたトランプでポーカーを行っていた。 誰かさんが圧倒的に一人負けしている。 「ところで…」 露伴が珍しく真剣にブチャラティに話しかける。 「君は元の世界に返る気はないか?」 「僕の『ヘブンズ・ドアー』で君の『使い魔』の契約は解除できる。 同じように、ルイズに『地球に繋がるサモン・サーヴァント』を唱えさせることも可能だ。 僕自身はいい。絶好の取材ネタがそこら中に転がっているからな… だが、君は、『あちら』に戻る気はないのかい?」 ブチャラティは少し考えて、口を開いた。 「結論から言おう。俺はここに残る」 「まず、ロハンには話したと思うが、俺は『あちら』ではすでに死んでいる。 元に戻っても、生きていられるという保障はどこにもない。 そして、俺の『使命』は仲間が果たした。『...
  • 各部キャラ
    ...使い魔 L・I・A 露伴露伴 静つかいまがとおるっ! 露伴 ブチャラティ味も見ておく使い魔 露伴+静使い魔は天国への扉を静かに開く 吉良使い魔は静かに暮らしたい ※デッドマンズQの吉良吉影 康一アンリエッタ+康一 ACTの使い魔 S.H.I.Tな使い魔 スーパー・フライ『鉄塔』の使い魔 虹村形兆几帳面な使い魔 キラー・クイーン爆炎の使い魔 猫草使い魔はゼロのメイジが好き ねことダメなまほうつかい 間田ゼロの奇妙な使い魔(うわっ面) うわっ面の使い魔 億泰アホの使い魔 ミキタカ使い魔ファイト トニオお嬢様の恋人 シンデレラ使い魔は灰かぶり 蓮見琢馬(The Book)ゼロと使い魔の書 五部 ~黄金の風~ ジョルノ杖をとりかえしにいこう! 僕の夢は三色コロネッ! 黄金の使い魔 ポルナレフ白銀と亀な使い魔 ココ・ジャンボ(亀)も登場 チャリオッツ・レクイエム使い魔の鎮魂歌 ジョルノ+ポル...
  • 味も見ておく使い魔-6
    ... 「……」 岸辺露伴であった。 「どうだ?『デルフリンガー』の具合は?」 屋外では巨大な二つの月が天を彩っている頃、 ブチャラティは、すでに待ち合わせ場所にいた露伴に話しかけた。 ここは魔法学院本塔5階。 学院長室の1階下にある、宝物庫がある階である。 「いや、ダメだねありゃ。何を聞いても『思い出せねえ』ときた。  さすが6千年前に作られただけあって、相当ボケてるようだ。  取材対象としては失格だな。」 露伴は宝物庫の扉に寄り掛かりながら答えている。 「ところで、用件はなんだ?それにこんなところに呼び出して」 「ああ、ルイズの魔法のことなんだが、あの『爆発』。本当に『失敗』だと思うかい?」 「いや、違うな…本当に失敗したのならば対象に何の変化も起こらないはずだ。 おそらく、彼女はあの『爆発』に関係するような系統のメイジなのだろう。 オレの知って...
  • 味も見ておく使い魔 第三章-09
    ...涙を拭いている。 露伴露伴で、ブチゃラティの都合も聞かず、彼を外へと連れ出すのであった。 ブチャラティは部屋着のまま、中庭にあるコルベールの特設施設につれまわされた。 「俺にはなにがなんだかさっぱりだな……」 その施設は、中庭の一角を完全に占領していた。 建材が赤レンガのあたり、コルベールは半永久的に実験を行うつもりらしい。 一行はその建物にすえつけられた鉄製の扉をくぐり、中に入った。 ムワッとした熱が彼らを襲う。 部屋は、蒸気を伴った熱気に包まれていた。 「じゃあ説明するぞ。まず、あそこにあるレンガの反射炉で、薪を燃やす」 露伴が入り口に一番近い設備を指差し、言った。 ブチャラティは、近くに詰まれていた薪を触り、 「ちょっとまて、露伴。この薪、ちょっと湿ってないか……」 驚いた。 だが、コルベールたち二人は動じた様子を見せない。 ...
  • 味も見ておく使い魔-7
    ... ブチャラティと、露伴、ルイズ、それにキュルケとタバサも入ってきた。 「ん?何じゃ君達は。なぜ一緒に来た?」 「使い魔のことは主人が知る義務があります」 「ホホホ、…ミ、ミス・ヴァリエールの付き添いですわ!友人ですもの!」 「…同じく」 「まあいいわい。で、話とやらは?」 (ミス・ツェルプストーはなんであんなにあせっているのかのう?) 「昨日、『宝物庫』の扉を開けたのは俺だ」 キュルケの、「黙っときなさいよバカ!」というジト目を尻目にブチャラティは続ける。 「ルイズの『魔法』に、なにか為になるようなものがないかと思って入ったが、そのとき『土くれのフーケ』とやらにも一緒に侵入されたようだ。 すまない。できるだけ責任はとろうと思う」 「ななな、アンタ…えぇ~~~!!!」 「聞きましたか!この男が悪いんですわ!」 「学院長!...
  • 味も見ておく使い魔 第八章-02
    ...るぞッ! 気をつけろ露伴!」  そういったブチャラティだが、その実、対策などは何も発案できていない。 「お前らにはっ! 死んだ瞬間を気付く暇も与えんッ!」 『キング・クリムゾン』!! 「我以外のすべての時間は消し飛ぶッ――!」  その瞬間、世界が暗転していった――。  ディアボロ、ブチャラティ、露伴――以外のものがすべて暗黒に覆われていく――キング・クリムゾンが時間を飛ばしている時、はっきりとした意識を持って行動できるものはただ一人、ディアボロのみなのだ――その彼は血をはくように叫ぶ。「あの『新入りの能力』がないお前らに、このディアボロが、負けるはずはないッ!」――過去にただ一体、この能力を打ち破った例外がいたが、そのスタンドは、今この場所には存在しない!――「『見える』ぞッ!ブチャラティ!お前のスタンドの動きがッ!!」――ディアボロは自分がこの時空のすべてを支配している...
  • 味も見ておく使い魔-8
    ...ようね… それに『露伴』と『ブチャラティ』を引き離した! 危なかったけど計画通り!) 露伴はロングビルと共にタバサ達と合流した。 「あれすごく強いわロハン! 私の炎も、タバサの竜巻も効かないわ!」 「退却」 「ああ、そうしよう。『破壊の杖』はロングビルがGetした」 「ルイズは?」 「あ、あれ?…」 「!あそこ」 ルイズはブチャラティのすぐ後ろにいた。 つまり、ゴーレムのすぐそばである。 巨大なゴーレムの顔に小さな土煙が上がる。 どうやらルイズの魔法のようだ。 「ブチャラティ!!ルイズを頼む!」 「アリアリアリアリアリアリアリ!!!!!!」 「拙いな…!俺の『スタンド』との相性は最悪だ…」 ブチャラティはそうつぶやいた。 先程から、ゴーレムの両足を 『スティッキィ・フィンガーズ』全力で...
  • 味も見ておく使い魔 第六章-01
    ...いうことだ?ルイズ」露伴が言った。 「アンリエッタ陛下は、ルイズの『虚無』について、非常に深い憂慮をされているわ。陛下はルイズを近習におくことで王宮の庇護を受けることを思いついたけど」どうやらヴァリエール家では、王宮の案は不満があるらしい。今のトリステイン王国はレコン・キスタとの戦時である--戦時において、女王や近習は戦争のもっとも俯瞰しやすい位置にあることが多い。それはすなわち、死の危険にさらされやすいということを意味する。戦況の流れによっては、近習のルイズが戦の最先端の場に立たねばならない危険がが常ならぬ確立で発生するのだ。 「そんな、姉さま。まだ私は結婚なんて考えていないわ」 「なに言ってるの!あなたの年では貴族は結婚してもよい年頃よ!それを『まだ』ですって?生意気言うのも大概にしなさい!」 「だって……好きでもない人と結婚なんて、私……そんなに結婚が好きなら、エレオノ...
  • サーヴァント・スミス-24
    ...である。 「露伴さんのところへ、しゅっぱーつ」 康一がわざと気の抜けた声を挙げる。 嫌々ながらついて行く2人。 何のことか分からないがとりあえずついて行く1人。 康一君、何だかんだで1年に何十回も行く。そりゃあもう、行ったら刺激ありまくりですから。 羨ましいと思う人は少ない、何故か。 岸部露伴―― ある意味人間やめてる。彼は人ではない、『漫画家』だ。 と言うのは言い過ぎかもしれないが、本当にそれぐらいの入れ込みようである。 蜘蛛を舐める?それぐらい普通ですが……。 というか、何をしに行くのかさえ決まっていない。 ナランチャを案内する、という名目だが、そのために何をするのかも特に決まっていなかった。 「ああ?なんだ、君達か……見ない顔も居るようだね」 「ろ、露伴先生、アレを使うのだけは」 ...
  • 味も見ておく使い魔-9
    ... 「げえッ!」 露伴は、戦場で呂布と遭遇した武将のような反応を示した。 「ああ、今後はワシとミスタ・コルベールが君を監視するからそのつもりで」 「監視にはミスタ・ブチャラティも協力してくれるとありがたい」 「了解した」 「わ、分かった。もう『本』にはしない」 退室しようとするロハンを呼び止める。 「まだじゃ。話は終わってないぞい?」 オスマン氏に不気味な笑顔が浮かぶ。 「君には、今後学院内で『悪さ』をするようならどんな目にあうかを体験してもらおう。モートソグニル?」  オールドオスマンは自分の使い魔であるドブネズミを呼んだ。  ドブネズミ? ドドドドドドドドドドドドドド・・・ 「承太郎さんに聞いたことがある…まさか、それは!」 耳に不自然な穴が開いたドブネズミが現れた。 その傍らに『対戦車砲』のようなものが...
  • 味も見ておく使い魔 第三章-06
    ...けた張本人。 岸辺露伴だ。 「うまい! 最高だ。ネアポリス特有の厚めの生地。それを、外側はかりっと、内  側はややふんわり焼いてある。  しかも、このマルガリータピッツァにのったモッツァレラチーズは、フレッシュ  タイプの水牛のものだな。臭みがまったく無い」 ブチャラティが露伴の隣に座り、熱々のそれを口に運ぶ。 とろけたチーズと、トマトが舌の上で絶妙に絡みつく。そこに、ルッコラの葉がア クセントを加える。この店の自慢の一品である。 「ええ、ブチャラティさん。このチーズを作るお牛さんは、おじいちゃんがわざわ  ざ東方の地から探してつれてきたそうですよ」 シエスタは、ブチャラティのコップに赤レモンのジュースを注ぎながら答えた。 「すごいな、君のおじいさんは。こんな地で、本場のイタリア料理が食えるとは思  いもしなかったよ。このパッケリのパスタと...
  • 味も見ておく使い魔-16
    ...んさ?」 声の主は露伴であった。彼は、なぜだか死刑判決を下す裁判官のような冷徹な表情をしている。 「僕は今から君にものスゴク冷徹なことを言う。しかし、だからこそ真剣に聞いてもらいたい」 「僕は漫画家という職業柄、キャラクターがそのシチュエーションの中でとりうるあらゆる状況をつい考えてしまうんだ。その僕が思うんだがな……」 「君はルイズに『手紙の件は忘れてくれ』といった。だが、ルイズがその言葉におとなしく従うと思うかい?」 アンリエッタはハッとしてルイズを見つめる。対照的に、ルイズは気まずそうに顔を背けた。 「ルイズ。あなたは、まさかッ!」 「……私が勝手にアルビオンにいくのであれば、誰にも迷惑はかけることはありませんわ」 「違うな」 露伴が即座に断定する。彼の表情は明らかに冷酷な目をたたえていた。 「ルイズが行く時はルイズの意思によって行く。それはすべてルイ...
  • 味も見ておく使い魔-12
    ...「ダーリンとミスタ・露伴、『スタンド』でしたか? なにやら特殊な能力をお持ちとか」 「それについて詳細を教えてはいただけないでしょうか」 キュルケは先ほどとは打って変わった完璧な礼儀作法でブチャラティに尋ねた。 「基本的なことはギーシュとの決闘のときに教えたが、まあいい。『スタンド』に関しては君達も知っていたほうがいいだろう」 スタンド使いは引かれあう。ブチャラティたちといる限り、他のスタンド使いと遭遇する可能性は飛躍的に高くなる。 そしてそのスタンド使いは凶悪でない保障はどこにもないのだ。 「いいだろう。俺固有の能力は皆知っていると思う。が、ロハンの能力を教えるのは彼の許可が要るな。彼の能力は皆に知られると、戦いになった場合かなり不利になる」 スタンドの説明は露伴の部屋で行われた。まず、ブチャラティが基本的な事を話す。 その途中で、キュルケたち三人はスタン...
  • 味も見ておく使い魔-23
    ...です!」 露伴がその先を見ると、なるほど、片舷に二十門程も大砲を積んだ戦列艦が、『マリー・ガラント』に接近してきている。メインマストに翻る旗には、黒字に白で髑髏マークが描かれており、その髑髏の下方には長い骨が二本、交差した格好でデザインされていた。 「なんだよあの旗。イギリス人並みのダサいセンスだな。ありきたりすぎる」 暢気してる露伴を尻目に、船長は矢継ぎ早に各部署に確認した。 「逃げ切れるか?」 「こちら風石室。無理です、これ以上は増速できません」 即座に伝令管からくぐもった声が返される。 船長は、破産した男がたった一つ残された宝くじを見る目つきでワルドを仰ぎ見た。 「僕の魔法で船の速度を上げても、ここからではアルビオンまで逃げ切れることは考えにくい。逃げた後で追いつかれたらそれこそ殺されかねない。むしろ停戦して機を見定めるべきだ」 そう...
  • 味も見ておく使い魔 第三章-04
    ...りがとうございます。露伴さん」 露伴とシエスタはコルベールの歩いてくる後をついていっている。 二人とコルベールとの間には、無数のオークが横たわって、うなり声を上げていた。 すべて、コルベールが戦闘不能にしたものだ。しかし、死亡したオークは誰一人としていない。 それらがいつ動き出してもおかしくない状況の中、露伴は臆せずにあたりを観察していた。 露伴は、シエスタの前に立ち、横たわったオークの顔に向かって、何かを描く動作をして見せていた。 シエスタは露伴にくっつく様に、うめき声をあげるオーク達を見下ろしている。 しかし、オークに囲まれている状況なのに、彼女には警戒心があまり働いていない。おびえてはいたが。 「『私は人を襲いません。人の気配を感じたら逃げ出したくなります』……と。これで何匹目だ?」 「たぶん百匹は超えていると思いますよ……」 「おい、コル...
  • 味も見ておく使い魔-幕間
    ...くれ」 「僕は岸辺露伴露伴と呼んでくれてかまわないよ」 「ところで、君はここに呼び出されたときのことを覚えているか?」 「ああ、ぼくはあの時ヴェネツィアからサルディニア島に向かう飛行機の中にいた。 『アドリア海の胃袋』といわれている海域を取材しにね… そして、ローマの上空あたりだったかな? 僕がファーストクラスに座ってリラックスしていたとき、人の形をした幽霊みたいなものが座っていた座席の下から浮かび上がってきたんだ。 そこで驚いていたら、突然目の前に『光る鏡のようなもの』が現れて、 僕とその『幽霊のようなもの』は飛行機の飛ぶ速度でそれに突っ込んだんだ」 「なるほど… 俺はある事件を起こし、その途中ローマのコロッセオで死んだ。その後気がついたらすでに召還されていたってわけだ」 「そうか。ところで、ぶしつけだがその『事件』について話をしてくれないか?」 ...
  • 味も見ておく使い魔 第六章-04
    ...それはよいことだわ、露伴。トリステイン軍が、虚無という特異な力を必要としていない程度には優勢、ということだから」  露伴はほほう、とうなずいた。 「だいぶしおらしくなったじゃないか。てっきり『私の出番がないじゃない』とわめき散らすとばっかり思っていたよ」 「私もね、いろいろ思うところがあるのよ。コルベール先生のこともあるし、ね」 「コルベールが死んだのは意外だったな、俺にとっては」ブチャラティがうなずく。 「それは僕もだ。あの男はこれから何かをしでかしそうな優秀そうな男だったんだがね」 「そうなんだ、二人ともコルベール先生の評価高いわね。私は、あの先生は愉快な先生だとは思っていたけど、そこまでの人とは思わなかった」 「人の評価なんてそんなものさ」 「でも、悔しいわ。私だけがあの先生の真価を見抜けなかったみたいで」 「気にすんな、ルイズ。何も僕たちの評価が正しいと決ま...
  • 味も見ておく使い魔 第五章
    ... 目の前の男、岸辺露伴は、 「つまり、僕とブチャラティにアンリエッタを『かくまえ』っつーことか?」 ぶっちゃけ、やる気が見えない。 いま、アニエスは露伴と二人っきりで話をつけている。アニエスとて、ブチャラティと直接交渉したいのであるが、ブチャラティは、ルイズやシエスタとともにアカデミーにいて連絡がつかないのだった。 「まあ、無駄な修飾を省けばそうなるな」 「う~ん。僕はめんどくさいなあ~」 「その後の大捕物を観察できるぞ」 「なら、仕方がない、手伝ってやるか。感謝しろよ、アニエス」 「相応の働きをすれば、それなりの感謝と報酬は保障してやろう」 アニエスは計画の仔細を露伴に打ち明けた。 「ふん。きにいらないな、その方法は。やり口が汚くて読者に好かれない」 「何とでも言うがいい」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 三日...
  • 味も見ておく使い魔 第三章-11
    ... 中からは、時々、露伴の相槌も聞こえる。 「……この場面なら、『このド低能がッ!』と『このクサレ脳みそがッ!』のどちらかのセリフが適当だと思う」 「どう違うんだ?」 「個人的にはこのシーンだと、『このド低能がッ!』のほうが勢いがあって好いと私は思う。でも、表現が攻撃的過ぎるかもしれない」 「どういうことだ?」 「過激な表現だと、教師陣からクレームが来る恐れがある」 「なら、『このクサレ脳みそがッ!』にしてくれ」 閉じられたドアが、外側からノックされた。 「失礼します」 入ってきたのはシエスタだった。 「お茶をお持ちしました。それと、お茶請けも」 「ああ、ありがとう」 最近、シエスタは毎日露伴の仕事場に差し入れを持ってくるようになった。 そして、三人でお茶会を楽しむのが図書室での日課となっている。 たいてい、紅茶と、お茶請け...
  • 味も見ておく使い魔-14
    ...キュルケの言うとおり露伴がいる。というか、女王の馬車のすぐ近くででスケッチをしているようだ。 見れば、護衛の隊長らしき人と言い争いをしている。 当然だ。女王の馬車の進路を邪魔しているのだから。 そこにあわてて桃色の髪をした少女が走っていくのが見える。 「あら、つまみ出されちゃったわね」 キュルケが面白い見世物を見たような気分で微笑む。 実際には、露伴は風系統の魔法とルイズの失敗魔法のコンボでふっ飛ばされた、というのが正解だろう。 タバサは、こっそりと彼の予想着地点に向かってレビテーションの魔法をかけた。 魔法の効果が確認されると、ほっと一息をつき、本の世界に戻っていった。 ――王都トリスタニア―― 土くれのフーケはチェルノボーグの監獄に入れられていた。 彼女はこの薄暗い土牢の中、裁判の時を待たされている。 情状酌量のある刑罰は到底のぞめないだろ...
  • 使い魔会議2
    ...…ごめんよ僕…) 露伴「素晴らしいッ!平行世界で少しずつ設定が違う!この曖昧さが読者の想像力をかき立てるんだッ!」 アホ「あ…兄貴! 兄貴ィーッ!」 几帳面「泣くな億安!おまえも召喚されて使い魔になったなら背筋を正せッ!」 ミキタカ「形兆さん、泣きながらそんなことを言っても説得力がありませんよ」 猫草「…? ……??」 スミス「何だよフーゴォ~、食堂でキレないでもっと上手くやれよー」 フーゴ「…誰のせいだと思ってんだァー!」 スネイク「騒ガシイナ、ホカノ世界ハ皆コウナノカ?」 白蛇「プッチガ居レバ、ココニイル皆ヲコレクションスルンダガナ…」 育郎「あの、みなさん、シエスタさんがお菓子を届けてくれたんですが」 ジャイロ「ニョホ!一番大きいケーキを貰うぜ…ん?」 ジョニィ「大きいケーキを取ったはずなのに…ケーキが元の位置にあるッ!?」 リンゴォ「キッカリ六秒時を...
  • 小ネタ
    承太郎 ジョルノ 仗助 露伴 ディアボロ ブチャチーム アブドゥル DIO様 プッチ神父 リンゴォ ジャイロ 吉良 ギーシュvs億康 荒木 ジョースター家 ギアッチョVSプッチ神父※ゼロ魔とは関係なし 世界の中心で愛を叫んだギアッチョ ツンデレギアッチョ ツンデレギアッチョ2 重天気A-GAIM: 仮面ルイズの違和感 魔少年ビーティーinハルケギニア ジョースター卿の新たな人生 ゼロ・ターボ 仗助なルイズ もし吉良のスタンドがルイズだったら ヤバイ「RUNE」がIN!! 伝説の使い魔 召還されたころの話 『トリステイン魔法刑務所』 懲りずに荒木ネタ エレオノールとシンデレラ フーケの魔法学院日記 続・フーケの魔法学院日記 The Book ブランドーの無駄話 氷 ラバーソール アレッシー ストレングス HTH ジョセフ ゼロの悪霊 ■ ファンタCM ...
  • 味も見ておく使い魔-25
    ...のうちのひとり、岸辺露伴が静かに口を開く。 彼にしては珍しく、その目は静かな怒りがこめられていたのがルイズにだけは見て取れた。 「いや、ワルド……お前は『ルイズ』を必要としていない。  貴様が必要としているのはルイズが持っているかもしれないという、『ルイズの能力』だ。  お前はルイズではなくルイズの力と結婚したがっている。  貴様にとってルイズは一本の杖でしかない。ひとつの意思持たぬ凶器でしかない!」 ブチャラティが露伴の後を力強く続ける様に、言った。 「いいかッ!  吐き気をもよおす邪悪とはッ!  なにも知らぬ無知なるものを利用する事だ…  自分の利益のためだけに利用する事だ!  婚約者が何も知らぬ許婚を!! てめーの都合だけでッ!  ゆるさねえっ!  あんたは今ッ!  ルイズの心を『裏切った』ッ!」 空気が奇妙に歪んだ。 「...
  • 味も見ておく使い魔-3
    味も見ておく使い魔-3 ルイズは顔のデッサンを狂わせた露伴を連れて大学の講義室のような部屋に向かった。 次の魔法の授業はそこで行われるのだ。 ルイズと露伴が中にはいって行くと、先に教室にいた生徒たちが一斉に振り向いた。 そして露伴の顔を見て唖然とする。 その中にブチャラティもいた。周りを女子が取り囲んでいる。キュルケもいた。 皆、目から『恋する乙女ビーム』をブチャラティに発射している。 (さすがブチャラティ!普通の平民にできないことを平然とやってのける!) (そこにシビれる!あこがれるゥ!) 「む、すまないがみんな。ルイズがきた。オレは彼女のところに行かなくちゃあならない」 「あ、あんたなに…」 ルイズの発言は別の男子生徒の絶叫で打ち切られた。 「たかが平民のくせして!僕のモンモランシーに手を出すな!」 「ギーシュ、おまえモンモランシーと付き合っていたのか?」...
  • 味も見ておく使い魔 第八章-01
    ...しに無断撮影した岸辺露伴にとって、宗教の禁忌ほど己の実感としてわからぬものはない。 「ええ、暗殺した犯人はハルケギニアじゅうの人間を仇敵に回したといっても言いすぎではないわ」  ルイズの言うとおり、少なくとも学生の間では、暗殺犯許すまじ、との怒りの声で学院中が充満している。  また、教皇の死の報と同時に、とあるうわさが飛び交っていた。  それは、犯人はガリア王ジョゼフの手のもの、というものである。 「タバサ親子に続いて、教皇までとは……ガリア王はどこまでやるつもりだ?」  ブチャラティの言うことももっともだ。タバサがこれに続く。 「あの王は、ガリアがどうなろうとも、彼の知ったことじゃない。それがあの王の本質」  今、ガリアは内戦下にある。  かつてシャルル派であった勢力が、ジョゼフを国家の敵とみなし、叛旗を翻したのだ。というか、その勢力からの密使がひっきりなし...
  • 味も見ておく使い魔-18
    ... そういえば、昨日露伴を失敗魔法で吹っ飛ばしたとき、ワルド様に会った気もしたようなしないような…… 「ルイズ、彼とは知り合いかい?」 露伴がルイズに聞いた。もう王女の件は忘れてくれないかなーとか思いながら。 「ええ、彼はジャン・ジャック・フランシス・ワルド子爵。私の実家とは領地が隣同士なの」 「それだけじゃないだろう?」 ワルドはルイズの肩に手をのせると、ブチャラティ達に見せ付けるように、彼女を抱き寄せた。 ルイズはしばらく考えた後、うれしそうにワルドに微笑みかけた。 「ええ、そうね。この人とは幼馴染で、私が小さな頃とってもよくしてくれたのよ」 「……親同士が決めた許婚なんだよ。まあ、半分冗談見たいなものだけどね……」 「そうだっけ?」 ルイズがかわいらしく首をかしげる。ちょっぴり笑顔を浮かべてみてもいる。 ワルドはがっくりと肩を落とした。 「実...
  • 味も見ておく使い魔-19
    ...いった。 「おい、露伴。どー見ても山岳地帯なんだが。  本当にこんなところに港があるのか?」 ブチャラティが不審そうに口を開いた。それはそうだろう。彼の世界では、船といえば水面を走るもの、と決まっているのだ。 「大丈夫だブチャラティ。僕達が乗るのは、船は船でも『飛行船』さ」 露伴が隣で即座に返事をした。彼は楽しそうな表情をしている。 「ロハンよぉ。なんだかうれしそうじゃぁねーか」 「ああ、今まで飛行船に関しては学院の文献出しか見ることができなかったからな。  実際にどんな速度で走るのか、どんな質感でできているのか、どんな乗りごごちがするのか! 今から興奮しているさ!」 ラ・ロシェールの、一本の山道の左右に沿って作られた建物を尻目にルイズはどんどん道を登っていく。 そして、ひとつの建物に迷わず入っていった。その建物は『錬金』の魔法で、一枚岩から作られた建物のよ...
  • S.H.I.Tな使い魔-06
    ... 日本語だけでなく、露伴先生のおかげでイタリア語の読み書きもばっちり、それに英語もほんのちょっぴりなら分かるが、思い返してみるとあの人たちが喋っていたのは聞いたこともない言語だった気がする。 「でも、会話は通じるんだよなぁー。どうしてだろ。」 露伴先生にイタリア語を扱えるようにしてもらったときと似た違和感がある。なぜか言葉の意味が分かり、なぜか言いたいことがイタリア語になるのである。(まぁ、ここの言葉は話ができるだけで読み書きはできないみたいだけど・・・) そんなことを考えながら水場を探してうろうろしていると、渡り廊下の奥から籠をもった黒髪の女の子がやってくるのが見えた。白と黒を基調としたエプロンドレスである。 「(うわー、メイド服だよー!)」 当然だが康一はメイド服を見るのは初めてである。というよりメイドさんという存在は、現代日本ではほとんどいなかった。 「あのー...
  • 味も見ておく使い魔 第六章-05
    ...いとは行ってないぜ」露伴もため息をつく。 「だが、君はルイズのすること、したいことを最後まで見届けたいんじゃぁないのか? 何より逃げたいなら、ルイズがこの任務を自分から言い出したときに、アンリエッタと一緒に慰留するべきだった」ブチャラティがほほえましげに言い放った。 「ああ、そうだよ。最後かもしれないから本心を行ってやる。あの馬鹿娘がどこまで変なヒロイズムに浸れるか見てみたい気持ちがあったのは否定しないさ」 「ちょっと、よくも本人のいる前でそこまで言うわね」 「それに、ブチャラティ。君ならここからどうやって逃げ出すか、当りはつけているんだろう?」 「そんなものつけてはいないさ。ささやかな援軍くらいは頼んだけどな」 「考えてないのか?」露伴の驚きに、ブチャラティは微笑むだけだった。 「で、この後どーすんだ?」 「というか、この幻、いつまでもつんだ、ルイズ」 「あ...
  • @wiki全体から「露伴」で調べる

更新順にページ一覧表示 | 作成順にページ一覧表示 | ページ名順にページ一覧表示 | wiki内検索

記事メニュー
目安箱バナー