ゼロの奇妙な使い魔 まとめ内検索 / 「鮫技男と桃髪女」で検索した結果

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  • 鮫技男と桃髪女
    「The Story of the "Clash and Zero"」 プロローグ   ~友と鮫と嘘と鏡と~ 第1章 オレは使い魔 前編 第1章 オレは使い魔 後編 第1.5章 夜は助言をもたらす ~La notte porta consiglio~ 第2章 ゼロのルイズッ! 前編 第2章 ゼロのルイズッ! 中編 第2章 ゼロのルイズッ! 後編 第3章 伝説は蘇り、歴史は繰り返す ① 第3章 伝説は蘇り、歴史は繰り返す ② 第3章 伝説は蘇り、歴史は繰り返す ③
  • トリップ一覧
    ...pD80RhRDE 鮫技男と桃髪女 ◆7/eeytaWnw アヌビス神・妖刀流舞 ◆6Dp6kmr0yc つかいまがとおるっ! ◆1kaqwCsXPI 使い魔は天国への扉を静かに開く ◆1kaqwCsXPI 風と虚無の使い魔 ◆/4V68E5Ojg
  • 各部キャラ
    ...の使い魔 スクアーロ鮫技男と桃髪女 トリッシュ一味違う使い魔 使い魔は刺激的 暗殺チームルイズと愉快な暗殺者たち ブラック・サバス影の中の使い魔 パープルヘイズ グリーンデイパープルヘイズ&グリーンデイ ミスタゼロの臭い魔 セッコドロの使い魔 イルーゾォ使い魔は引き篭り サーレーCRAFT OF ZERO ゼロの技工士 六部 ~ストーン オーシャン~ 徐倫引力=LOVE? 星を見た使い魔 フー・ファイターズフー・ファイターズ、使い魔のことを呼ぶならそう呼べ アナスイアナスイ 承太郎DISC奇妙なルイズ ウェザーゼロの予報図 ヘビー・ゼロ ドラゴンズ・ドリームゼロの使い魔への道 エルメェスお熱い使い魔(キッス)を受け取りなッ! 使い魔の兄貴(姉貴)!! プッチ神父新世界の使い魔 狂信者は諦めない マンハッタン・トランスファー変な帽子みたいな使い魔 エンポリオ子供の使い魔 ティータイム...
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    ... 鮫技男と桃髪女(スクアーロ) 一味違う使い魔(トリッシュ) 使い魔は刺激的(トリッシュ) ゼロの奇妙な道連れ(アバッキオ) ルイズと愉快な暗殺者たち(暗殺チーム) 僕の夢は三色コロネッ!(ジョルノ) パープルヘイズ&グリーンデイ 影の中の使い魔(ブラック・サバス) 使い魔の鎮魂歌(チャリオッツ・レクイエム) タバサの大冒険(ディアボロの大冒険) サーヴァント・スミス(ナラ...
  • 「The Story of the "Clash and Zero"」 第1章 オレは使い魔 後編
    ...した。 鮫技男と桃髪女 「The Story of the "Clash and Zero"」 第1章 オレは使い魔 後編終了 To Be Continued ==
  • 使い魔は刺激的-7
     結局、トリッシュはカッタル~と思いつつも授業に出ることにした。一人で居てもやる事もなく、暇だったからだ。  それにマリコルヌにドライヤー代わりに使わせた風の魔法以外も見てみたいと思っていた。  授業で使う教室は半円状の大学の講義室のような場所だった。周りを見渡すと他の貴族たちも使い魔を連れて  椅子に座り、思い思いに雑談している。トリッシュの通っていた学校の風景とさほど変わりはない。  ただ、プランターに植えられた猫のような植物、召使いのように脇に控え、時々主人を溶かす人型の生物、  コッチヲミロォーと叫ぶラジコン型の生物?、壁にもたれて椅子に座ろうとしない貴族の存在が、  ここが異世界だと言うことを物語っていた。  ……最後の貴族のことが気になったのでトリッシュは床に座っているマリコルヌに聞いてみることにした。 「ねぇ、あの貴族ってどうしてマネキンみたい...
  • 使い魔は刺激的-8
     昼食が終わり、トリッシュは一人中庭で椅子に座り紅茶を啜っていた。マリコルヌは今はいない。  モンモランシーと一緒に部屋に引き篭もるギーシュを呼びに行った為だ。  昼からの授業はなく、呼び出されたばかりの使い魔たちと親睦を深める時間に当てられている。  これもメイジとしての教育の一端なのだろう。  周りを見ると、猫のような植物に何かで打ち抜かれる者、溶かされて消えていく主人を笑う人型の生物、  ラジコン型の使い魔と追いかけっこをする者、背中を剥がされ死んでいく者など、午後の暖かな日差しが射す中庭で  それぞれが使い魔たちと楽しそうに遊んでいる。 「トリッシュ、お待たせ」 「や、やあ。コンニチワ」  マリコルヌとややぎこちないギーシュが手を振りながらトリッシュの座るテーブルへとやってきた。  目の前に座ったギーシュの頬が真っ赤に腫れていることにトリッシ...
  • ジョジョとサイトの奇妙な冒険-1
    土と芝生の大地の臭いを感じ、目を覚ましたジョナサン・ジョースターの視界には一面の青空が広がっていた。 透き通るような青空に素直に綺麗だという感想抱く。 しかし、直ぐに朦朧とする意識の中で疑問が沸き上がる。 (ここは……どこだ?) 自分はエリナとのハネムーンで船に乗っていたはずだ。 それが何故陸にいる? 次第に鮮明になっていく記憶。 首だけとなったディオとワンチェンに襲われたこと。 ディオの攻撃を受け呼吸が出来なくなり波紋を練れなくなったこと。 体に残る僅かな波紋エネルギーをかき集め、最期の波紋をワンチェンにぶつけたこと。 それによって体組織を狂わされたワンチェンがシャフトに取付き、船は爆発の道を辿ったこと。 エリナを母親が死に泣き声を上げる赤ん坊と共に脱出させたこと。 ディオが逃げ出さぬように捕まえて船の中に残ったこと。 そこまで思い出し、驚愕し...
  • 子供の使い魔-1
    「わからないのか? おまえは「運命」に負けたんだ! 「正義の道」を歩む事こそ「運命」なんだ!!」 「やめろ このちっぽけな小僧がぁあああああああああああああ」 グシャァァ ~~~~~~~~~~~~~~ 子供の使い魔 ~~~~~~~~~~~~~~ 「うわあああああああああ」 「プ、プッチ神父!?」 急に左手に激痛が走り目を覚ますと、見たことのない風景と二つの人影が見えた それは黒服の頭のてっぺんが寂しい男の人と桃色の髪の少女が立っていた 「終わりました、ミスタ・コルベール」 「それでは私は戻りますね」 そういうと寂しい男性何か呟き、宙に浮かび建物に向かっていった 「ここはどこですか?それに今の飛んで行ったのはスタンドですか?」 少女に尋ねると、 「こ...
  • 第一話『やんだ風のち異世界』
    「風はやんだんだ・・・」 「死んでいたオレを生き返らせてくれたもののためには命を懸けれる」 「ウェザーもそうだったんだ。ウェザーは刑務所を脱獄して生き返ったんだ。俺にはわかる。だから彼に対してあれこれ考えるな、彼はこの数日幸福だった」 「ウェザーはすでに救われていたんだ」 「ウェザー・・・もう一度・・・もう一度話がしたい・・・あなたと、そよ風の中で話がしたい」 「あんただれ?」 男が目を開けるとそこには桃色の髪をした少女が覗き込んでいた。 なるほど、ここはあの世か。この子は天使と言うわけだ。なら・・・ここは・・・『天国』なのか?だとしたら悪い冗談だ。俺はあの天国オタクと闘い、死んだのだ。散々『天国』は否定してきた。なのに奴ではなく俺が辿り着いてしまったわけだ・・・ 男は一人で何か納得しているらしく自分の手を見下ろしているだけだ。 しかし一方...
  • 使い魔は手に入れたい Le Theatre du Grand Guignol-3
    「着いたよ」 男は屋敷の庭に車を止めると、居もしない人間に喋りかけながら車を降りる。 「ここが僕の家だよ。渋めの『数奇屋住宅』さ…」 そう言いながら助手席の方へ回る。そして品よく助手席のドアを開ける。 男はほんの数瞬の間、そのままの格好でなにかを待っていたが突然助手席に目を向ける。 「どうした?何を恥ずかしがっている?初めて男の家に誘われたのが恥ずかしいのかい?」 どうやら男は女性に話しかけているようだ。しかし、助手席には誰の姿も見えない。 男はそんなことを気にする様子もないまま、助手席の方へ手を差し出す。 まるで女性をエスコートするかのように。 「フフフ…。誰も見てやしないよ。さ…、足元に気をつけて……」 そう言うと突然助手席から手が伸び、男の差し出していた手の上に乗せられた。 なんだと!?一体どうなってやがる!? 助手席には誰もいなかった...
  • ゼロのスネイク-9
    9話 「お前達は・・・なんだ?」 ルイズが謹慎処分になってから5日目のこと。 事が始まったのはトリスタニアの裏通り。 表の世界が居心地悪い、ゴロツキや傭兵たちが集まる場所だ。 そんな場所で――しかも双月が空高く昇る真夜中に、その男は10人近くの傭兵に取り囲まれていた。 その男は何とも奇妙ないでたちをしていた。 頭には緑色の目出し帽、そしてそれにはゴーグルのようなものが留められている。 その身にはマントを纏っていたが、その下の格好は、見たことも聞いたことも無いような、 実に説明しがたい服装だった。 こんな妙ちくりんな格好をしてる人間は、いかにハルケギニア広しといえどもこの男ぐらいしかいまい。 「へっ・・・スッとぼけたツラしてよく言うぜ」 そして、男を囲む傭兵たちのうち、一人が口を開いた。 「オメーが来てから...
  • ゼロいぬっ!-10
    唐突だが! 彼は危機に瀕していたッ! 既に四肢に自身を支えるだけの力はなく、 地に伏したまま死を迎えるばかり! 宿主を生命の危険から守る『寄生虫バオー』も、 それを察知しながらどうする事も出来ない! たとえ『バオー』であろうとも勝ち目のない強敵ッ!! “きゅ~くるるる” 彼の胃袋から響く異音! それがッ! それがッ!! それが『空腹』だッ!! 事は先日にまで遡る。 自分の使い魔を見失ったルイズは必死に学院内を探し回っていた。 何せ昨日の今日の出来事だ。 彼女が心配になるのも無理はない。 生徒の中には彼の事を快く思ってない者も多く、 もしかしたらまた連れ攫われたのではと不安にかきたてられる。 だが、いかに彼を目の敵にしようとも、 その実力を目の当たりにした今、彼に手を出す者は皆無だった。 しかし彼女は自身の使い魔の実...
  • シアー・ハート・アタック
    学校帰りのある日、平賀才人は「クツのムカデ屋」へ向かっていた。 ムカデ屋は靴屋ではあるが、簡単な服の修理もやっている。ボタンの修理が終わった父親のスーツの引き取ってこい、と親に命じられたのだった。 店内に入ると、先客がいた。ロングコートに帽子をかぶった長身の男と、別の学校の制服を着た、自分と同年代だろう背の低い少年。店の主人に何か話を聞いているようだ。 才人は彼らの用事が終わるのを待ちながら商品を眺めていた。 「(お、イイなこの靴…でも高いなー)」などと考えていると、 ガシャン 背後から、陶器が割れるような音が聞こえた。 振り返った才人が見たのは、先程口にしていたカップを落とし、手から真っ赤な血を流す店主であった。 「(な…何アレ…?  血…? ハハ、そんなまさか…)」 動くことを忘れそのまま見ていると、店主の口の中に『何か』を詰め込ま...
  • ドロの使い魔-16
    ワルドが、目当ての階段を見つけたらしく、駆け上り始めた。 木でできた階段はどうも安定が悪い。眼下にラ・ロシェールの明かりが見えるが、 生憎とセッコは夜景を楽しむような繊細な神経は持ってないし、そんな時間も今はないのであった。 ふと、不自然な足音に気づく。 「なあー」 それに気づいているのかいないのか、ワルドが久々に口を開いた。 「なんだね?」 「なんか追われてるぜえ。」 「ふむ」 ちょっと見てくるかなあ。 「あ、おい!」 制止するワルドをとりあえず無視して、デルフリンガーを抜き階段を少し下りると、足音が消えた。 ・・・あれえ?確かに、間違いなく音がしたんだがなあ。 「きゃあ!」 上でルイズの悲鳴が聞こえる。 もしかして途中から飛びやがったかあ? あわてて戻ると、ルイズを掴んだ仮面の男とワルドが向かいあっていた。 ルイ...
  • アナスイ-1
    「ど………どこから来るんだ───ッ!」  叫ぶエルメェスを窘めるように俺も叫ぶ。 「覚悟を決めろ!!」  タイミングはほんの一瞬だ。それを逃してはならないッ! 「承太郎さん、まだだッ! まだだぞッ! オレの合図を待て」  ……来るぞ!来たッ! 「今だッ! 時を止め……………」 ………… ……… …… … 「ハッ! 承太郎さん!」  ガバッと上体を起こしオレは叫んだ。  本当は「神父はヤったか」と続けようとしたんだが、オレは言葉に詰まった。  ……どこだここは……というよりこの状況は何だ?  辺りを見回すが知っているモノは何も無い。  オレの目の前には、黒マントを羽織った、桃色がかったブロンドの少女。  そして少女と同じ黒マントを羽織った少年少女が、オレと少女を見守るように囲んでいる。  あとは青...
  • 使い魔は静かに暮らしたい-10
    私とルイズは城下町を歩いていた。剣を買いにきたのだ。ルイズに自分は剣士だから剣を買ってくれといったのだ。ルイズは 疑ったがそこは言いくるめておいた。 もちろん剣なんて使ったこともないが、嘘も方便だ。実際は使い魔のルーンの実験にきただけだ。 使い魔のルーンの実験のためこの世界の武器のことを聞いたが、ルイズの話を聞く限り武器は剣や槍、それに銃らしい。 銃といっても聞く限り私の世界よりも技術が下で使い物にならない。弾の補充になるかと思ったんだがな。 だから剣で実験してみようと思いこう言ったわけだ。武器に反応するという自分の憶測が外れても剣を手に入れればそれなりに使い道はある。 そんなことを思いながら武器屋に向かっていった。 武器屋に着き中に入る。昼間なのに薄暗い。壁や棚に乱雑に剣や槍が置いてあった。 見ているうちにルイズが店の店主であろう男と話し出した。それを聞きなが...
  • Start Ball Run-2
    「さすが“ゼロのルイズ”だ! 真逆平民を! 二人も召還するなんて!」 けたたましい笑い声と揶揄の喧騒の、その中心で。 ルイズ、と呼ばれた少女はきつく唇を噛み締め、掌の中にあるささくれだった杖の成れの果てをぐっと握り、嘲りに耐えていた。 ――こんな。こんな、はずじゃ。 俯いたその目には、薄く涙を溜めている。だが、誰にも、それは見せない。 ……特に、後ろで人一倍、彼女をからかっているキュルケには。 「……コホン。それでは、ミス・ルイズ」 契約の儀式を、完成させなさい。 そう、彼女の先生は言う。 「せ、先生! ミスター・コルベール! 私に、もう一度チャンスを――」 「何を言っているのです。ミス・ルイズ。これは神聖な儀式。一生に一度行うべき重要なものなのです。やり直しなど、許されるものではありません」 とうとうと正論を解かれ、しぶしぶだが彼女は、我が侭を...
  • 使い魔は手に入れたい Le Theatre du Grand Guignol-2
    男はどことなく気品漂う顔で、スーツをしっかり着こなしている。 顔に表情は何一つ浮かんでおらず無表情そのもので何を考えているかは予想がつかない。 そしてこの男にはこれといって特徴がなかった。 影が薄い人間だ。 おそらく群衆にまぎれたらどこいるかすぐに判らなくなるだろう。 そして私はその男を深く知っているような気がした。 話したことなどない。 それどころかあったことすらない男なのになぜそんなことを思うのだろうか? 舞台の上に立つ人形を演じる男を見ながらそんなことに思いを馳せていた。 男は舞台の上をただ歩いていた。 荷物は書類などを入れるための鞄一つだけ。 しかしあの舞台なんかおかしくないか? 男ははっきり見えるのに男の周囲のは真っ暗だ。 まるで男一人にスポットライトが当たっているように。 それにさっきから男は歩いているのに現れた場所から移...
  • ゼロの予報図-2
    「わ…ワケわかんないこと言わないでよ! しかも『誰だ?』って  また質問で返してるじゃないの!」 目の前の少女が怒っている。確かに、ワケがわからない。自分でも、そう思う。 混乱してるのかもしれない。冷静に考えてみよう。 ダメだ。何も思い出せない。 何もすることがないし、わからないので、ボーっと少女の行動を見ていた。 頭頂部の寂しい男となにやら言い争って、こっちに戻ってきた。なんだか顔が赤い。 「感謝しなさいよね、貴族にこんなことされるなんて、普通一生ないのよ!?」 どんなことしてくれるって言うんだ? そして何かごちゃごちゃしゃべりだした。 『我が名はルイズ……』だとか言っている。この子の名はルイズというのか。 少女、ルイズが手を動かしている。しゃがんで、と言いたいのだろうか。 多分そういうことだろうと推察し、しゃがんでやる。 キスをされた。唇が柔らかい。一瞬...
  • ペッシ-1
    目覚めると彼の視界には青空が広がっていた 背中の感触から草の上に寝ていることだけは理解できた。 しかしそれ以上考えようとすると酷い頭痛がする。 どうにも意識がハッキリしない。 周りからは笑い声が聞こえる。 その声で頭痛は残っているが意識が覚醒し始めたその時 青空だけだった視界に少女が現れて何にか言ってキスされた。 彼女、ルイズは苛立っていた。 春の使い魔召喚の儀式が成功しないのだ。 するのはただ爆発のみ 周りからは中傷の声と笑いが聞こえ悔しさで拳を震わせる。 そしてまた召喚の呪文を唱える。 唱えていると今までと違う感触をルイズは感じた。 (成功する!!) そう直感した瞬間、閃光が走りそして爆発した。 「また失敗だぁぁぁ!!!」「さすがゼロのルイズ期待を裏切らない!!」 そんな声が聞こえるがルイズは無視した。 (絶対に成...
  • マジシャンズ・ゼロ-2
    失敗した魔法による爆発でできた、煙が晴れるとそこには男が倒れていた。 倒れている浅黒い肌の男は、奇妙な服から平民と解る。 それを確認したのかあちこちから嘲笑が出始める。 「あれは……人間か?」 「それにあの格好、平民だぞ」 「ああ、平民だ」 「プッ………クスクス」 「アハハハハハハ」 周囲からの自分を笑う声が聞こえる。 ハルケギニアにあるトリステイン王国のトリステイン魔法学院二年 ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは屈辱に震えながら爆発と共に現れた男に言った。 「あんた誰?」 しかし、目を瞑って倒れている男は意識が無いらしく答えない。 倒れてる男にまで、馬鹿にされた気したルイズはさらに機嫌を悪くする。 周りを睨み付け黙らせ、男を見ながら考える。 (何で!?私はサモン・サーヴァントをしたのよ?なんで平民が出てくるのよ!  しかもこんなブ男...
  • 使い魔は勇者-2
    使い魔は勇者 「次にアンタは「ここは何処だ、お前は誰だ」と言うわ」 「ここは何処だお、前は誰だ・・・・ハッ!」 「ここはハルケギニアのトリステイン王国のトリステイン魔法学院よ そして私はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールよ ルイズ様と呼びなさい」 とりあえずルイズが2部ジョジョの真似をしたのかは内緒である 「ところでさっきの者達は空を飛んでここに帰ってきてたのだがお前・・・じゃなくてルイズ様 はどうして飛ばなかったのだ?」 「べ・・・別に魔法が使えないわけじゃないんだからね!」 実は使えないなんて口が裂けても言えないルイズであった 「それよりもなんで月が二つあるのだ?俺が今まで見た中では月は必ず一つだったぞ」 「月が一つ?頭がどうかしてるんじゃないの?月が一つしかない所なんてあるわけないじゃない」 ...
  • おれは使い魔になるぞジョジョー!-1
    おれは…死ぬのか…吸血鬼にもなれず…無様な姿をジョジョに晒して…死ぬのか… ……いやだ、そんなのは嫌だーーーッ!!!! おれは使い魔になるぞジョジョーッ!第一話 ふと我に返るとおれは地面に仰向けに寝ころんでいた。抜けるような青空が眼前に広がっている。 周りからは太陽の光を浴びた青草の匂いがかすかに漂ってくる。 おれは死後の世界など信じていない。だが、もし本当に死後の世界があったのだとしたら… まさかおれは天国に来たのか? 反省も後悔もする気はないが自分の行っていた事が良い行いだとは到底思えない。 だとしたら神という奴はとんでもない―馬鹿野郎だと言うことだッ! と、いきなり視界に少女の顔が写る。おれを覗き込んでいるらしい。 「あんた…誰?」 変な髪の色だ―それがディオの第一印象であった。幼さを残しながらも顔立ちは整っている。 だが髪の色が...
  • サブ・ゼロの使い魔-34
    「嘘・・・どうしてフーケが!?」 岩石を切り抜いて作られたラ・ロシェールそのものを素材にして錬金された 巨大ゴーレム。突如出現したそれの肩に長い緑髪をなびかせて座っている女は、 忘れもしない土くれのフーケだった。自分の言葉を中断されて少し助かったと 思ってしまい、ルイズはぶんぶんと首を振る。フーケは端正な顔を不機嫌に 歪めてルイズに答えた。 「実に親切なお方がいらっしゃってねぇ わたしみたいな美人はもっと世の中に 貢献しなくちゃいけないっておっしゃってね 牢から出してくれたのよ」 皮肉たっぷりにそう言って、フーケはじろりと隣を睨む。彼女の刺すような視線の 先にいたのは、白い仮面をつけた黒マントの貴族の男だった。フーケの言動に 一切の反応を示さず、腕を組んで冷厳とルイズ達を見下ろしている。 「個人的にはあんた達なんかとは二度と関わりたくないんだけど...
  • 第三話 水分補給なし!トリステイン魔法学院へ向かえ
     第三話 水分補給なし!トリステイン魔法学院へ向かえ 「うおぉぉぉぉぉぉ!」 咆哮しながら、フー・ファイターズは建物に向かって走っていく。 ルイズは一応、お姫様抱っこのような形で抱えられている。さすがに怪我人なので、腕ではさんだり、担いでいったりはできないからだ。 「まだ少し距離があるが、なんとかもちそうだな。」 たどり着けることを確信したフー・ファイターズはペースを少しだけ上げた。 いくら応急処置をしたとはいえ、所詮は応急処置。正規の治療は避けては通れない。それに治療を始めるのは早いに越したことはない。 また、もたもたしていてアクシデントに巻き込まれたら、水切れになってしまう最悪の結果さえも考えられる。水を補給できる場所など、土地勘がないのでわからないのだ。どの点から見ても急ぐことがヴェネである。 (途中で気を抜くと、ろくな結果にならないからな。) ...
  • ゼロのパーティ-14
    「おいっ、花京院。起きろッ!」 聞き慣れない声で目が覚めた。 「ん…… ここは……」 まだ意識がはっきりしない。 一体、僕はどうしたんだ? まず、状況を確認する。 大小様々な遊具が、視界一杯に広がり、くるくると回っている。 「ここは…… 遊園地? な、何故、僕はこんな所に……」 何故、僕はこんな所にいるんだ? 着ている服も学ランだし。 しかも、何故か一人でコーヒーカップの上にのっている。 とりあえず僕は、直前まで何をしていたかを思い出す。 「確か、僕はヨモギの葉を口にして……」 ちょっと待て。 何で、そこから遊園地に飛ぶことがあるんだ? そもそも僕は、異世界に来ているんじゃあないのか? 余りにも不条理すぎる! 論理的じゃないぞッ! 「待てよ、この状況…… 覚えがあるッ!」 そうだ。コレは確か記憶にあった、赤ん坊のスタンド使い…… ...
  • 歩き出す使い魔-4
    ルイズはジョニィを連れて学園の敷地内で一番背の高い、真ん中の本塔にやってきた。 「ここが『アルヴィースの食堂』よ。メイジは皆ここで食事をするわ」 驚いた顔のジョニィに満足したルイズは三つならんだテーブルの真ん中のテーブルの椅子を引いて座る。 「ホントなら使い魔は外なんだけど。私の特別な計らいでテーブルを使わせてあげる」 そういって自分の隣の椅子を引く。ここに座れという意味だ。 ───なんだ結構いいやつじゃあないか。 思えば朝から雑用といってもやらされたのは着替えの手伝いだけである。 脚のことを考えてあまりキツイ仕事は頼まないんだろう。 ジョニィはそう思った。 (ベッドの足を壊したのはやりすぎだったかな。それにしても…) ジョニィは目の前の豪華な料理に視線を移す。 この間のシュガーマウンテンの泉のとき...
  • 使い魔は引き籠り-9
    足の下でノビてる糞ガキの襟首を持ってぐいと引き寄せる。 盆が滑って落ち、見えたクリーム塗れの顔は鼻血垂れ流しで最高に滑稽だった。 こういうのは人質をとるみたいで全く好きじゃないんだが・・・・ ガキにナイフを突きつけないのは、ただオレの『尊厳』を守るためだ。 人込みをかき分けて、久々に見るピンク頭が現れた。 「イルーゾォっ!?」 こんだけ近ければ、問答無用で吹っ飛ばされる、って事は無い筈・・・・貴族のお友達まで一緒に吹っ飛ぶからな。 「ずっと見ないと思ったら・・・・何してるの?!ギーシュに何をしたのよ!」 「平民から貴族様に『いい気になるなよ糞野郎』ってアドバイスしただけだ。知ってたか?オレ達だって生きてる」 ルイズは息を呑む。初めて気づいたって顔だな? そういえばオレに、『身の回りの世話をしろ』とかって言っていた。 「そんでもっ...
  • 風と虚無の使い魔-14
    「わかってるさッ!僕だってこんなところで死ねないよ!ワルキューレッ!」 フーケの巨大なゴーレムの前に二体のワルキューレが現れる。 ルイズは男の上半身を自分たちの後ろに置く。 「あら?あなたは確か七体まで出せたはず…出し惜しみしてるなんて余裕ね」 フーケはキュルケとタバサの土人形を出し、向かわせる。 構わずワルキューレがゴーレムの脚部に突っ込む。 フーケのゴーレムが片方のワルキューレに蹴りをかまし、粉々に砕ける。 そこを上がっていないほうの足をルイズが呪文で爆破する。 「宝物庫を壊したときから不思議だったけれど…再生が遅いわ、なんの呪文なの…?」 フーケが呟く。 フラフラの状態のフーケのゴーレムに片方のワルキューレが突っ込み、フーケのゴーレムを押し倒す。 フーケのゴーレムは尻餅をついた形になる。 「錬金ッ!」...
  • 使い魔は今すぐ逃げ出したい-16
    悲鳴を上げる男の口に靴を蹴りこみ黙らせる。黙らせるといっても悲鳴が呻き声になっただけだが。 まったく悲鳴なんて上げられたらあっちに聞こえてしまうかもしれない。 「で、なんで私たちを襲ったんだ?」 もう一度聞く。ちゃんと加減して蹴ったから喋れるはずだ。それに人間怪我をするとその痛みを和らげようとアドレナリンとかを分泌するらしい。 さらに別の場所に新しい痛みを与えればそこに意識が行くため初めに負った怪我の痛みはそれなりに緩和される。 だからこれ以上被害を加えない限り悲鳴が上がることもないしまともに喋れるってことだ。……本に書いてあったことだから本当かどうかは知らないがな。 「わ、わかった!言う!言うからやめてくれ!」 男は指を切られた手を押さえながら慌てて言った。その目には明らかな怯えの色が見える。 当然だ。自分は動けない、尚且つ拷問されればそうなるだろう。とい...
  • Start Ball Run-9
    「……モグッ……いや本当に、……ムグッ……どうも、……ンガグッグ。 ……ぷはっ。 ありがとう」 「いいえー。こんなことでしかお礼できませんし」 才人とジャイロは、シエスタを助けたお礼に、質素ながら食事の提供を受けていた。 才人は育ち盛りで、いつもの三食では少々足りないと思っていたし、ジャイロはレース中の野宿で食わずに眠ることも多かったから、飯抜きの罰は苦ではなかったが。 それでも食いだめできるうちはしておこうと、それはものすごい食欲を見せつける。 「いやー! ウメェ! ウメェぜチキショー! もっとくれ!」 久々に食う食事の、なんと旨いことか。ジャイロはのどをつまらせて必死に胸を叩く才人の隙をついて、才人の目の前にあった料理の皿にまで手を伸ばす。 「なにすんだジャイロ!」 「オメー俺より一食多く食ってんだろーが。このぐれーよこせ」 「何言ってんだ! 返せよ...
  • ゼロの騎士02
     船着場の町。安酒場の安宿にはあらくれどもが集う。手には杯、腕(かいな)には女、 構えた腰にはふつくしい女の尻。数寄者が集い、剥れた欲を発散する。 「ではルイズ、あなたが先鞭をつけ、アニエスがそれに続く、それで構いませんね?」 「勿論。まあ、女子供に戦働きをさせたとあらば、騎士の名誉に瑕瑾を残しますゆえ、後 添えは無用なのが本意ではありますが」 「ぬぬぬ、こここのっ、小娘! 貴様、我を小僧と侮るか! お前はこのアニエスがじき じきにブッ潰す!」  ドカン、とテーブルを蹴り上げたおかっぱが、桃髪の悪魔に凄む。 『あ。あーああ。言っちゃったよ』 『だよなあ、アレは駄目だよな。あの小娘は姐さんの迫力を知らねえからな』 『オラオラと無駄無駄、どっちに賭ける?』 『そりゃオラオラに決まってんだろ。アレに勝てる奴はいねえ』 『ちッ、賭けにならねえなオイ』 『そりゃそうだ』 ...
  • ゼロの世界-1
      『召喚の世界』 窓から空を見上げると、二つの月が浮かんでいる。 月が二つあるのは当たり前だが、今日はなんだか、それが不思議な気がした。 明日が儀式の日だからだろうか、そんな気分になるのは。 そのまま月を見上げながら、さり気なくテーブルの端に小さな箱を置く。 「いったいそれは何?」 「君へのプレゼントさ」 「どうしてプレゼントをそんな端っこに置くのよ?」 「君がその美しい腕を伸ばすところを見ていたいからさ」 決まった。完璧に決まった。 「貴方のその気障ったらしいところって、どうにかならないのかしら?」 言いながら箱を受け取る。言ってはいるが、内心満更でもないのだ、彼女は。 さて今宵は、この辺でお暇しよう。焦らすのもテクニックさ。 「あら、もう帰ってしまうの?」 「ああ、もっと君と一緒に過ごしたいけれど、君をいつまでも夜更かしさ...
  • 使い魔は手に入れたい 21st Century Schizoid Man-4
    初めにいた家から歩き出しおおよそ10分ほど経った頃、私は立ち止まりこの場所について観察した結果をまとめていた。 いたるところにある洋式の家。しかも本でしか見ないような比較的古い時代のもの。 規模から見ておそらく集落だろう。 どの家にも明かりはついておらず、この集落の住人が寝静まっていることがわかる。 そんなことが解っても意味はないけどな。 家の形式や風景から見て、ここが外国だということは解る。しかし、地球上で月が二つも見えるところなんてありはしない。 何故なら月が二つもないからだ。 ではここはどこなのか? 古い洋式の家、集落、外国、二つの月……ダメだ。いくら考えてもこれらが関係があるようには思えない。 これらに私がここにいる理由を関連付けることができない。 ギ…グギギ…………ミシミシ…… そんな音をたてながら爪が伸びるような気がする。いや、気のせ...
  • ストレイツォ-3
    ルイズはふらふらと自室に戻っていた。 契約は成功した。 しかし成功なら何でもいいのか。 コルベールの言ったことは理解はできる。 喚び出して契約の後死んだ、と喚び出したが死んだので契約は結べなかった では再度召還する時の説得力が違う。 その為だけにあの使い魔は生かされている。 貴族である自分は一段上の存在だとずっと思って生きてきた。 だからどこかで貴族の為に平民が死んでも当然だと思っていた。昨日までは。 今、あの使い魔は間違いなく自分のエゴの犠牲者だ。 召喚前に何があったかは分からないが、あの様子では魔法でも長くは持たない。 コルベールが大声で水のメイジを集めた時。 ルイズは自分が無力な無能のゼロであることをはっきりと理解した。 いや、そんなゼロだからこそ死にかけた使い魔が出てきたのかもしれない。 あの使い魔は無言でルイズに...
  • ゼロのパーティ-1
    鏡の中の世界とか、地下に別世界が存在するのかと言われれば、僕ははっきり『そんなものは存在しません』と答えるだろう。が、超能力者や、幽霊が存在するかと聞かれれば、Yesと答える。 僕……花京院典明は、そういう人間であった。 というのも、僕自身が超能力に当たる力を持っているからだ。 スタンド、ハイエロファント・グリーン。それが僕が、自分の不可思議な力に付けた名前だった。 気が付いたのは小学生にあがる直前ぐらいか。突然、自分の身体から緑色の触手が出てきた。 驚いて両親に泣きついたが、両親には見えていないようだった。 翌日友人に、この話をしたが、やはり見えてはいないようだった。 凄く、寂しくなった。誰も、僕のこの力が見えないのだ。 この世界には、たくさんの人間がいる。しかしその中に、果たして自分と真に心が通じ合う友人は出来るのだろうかと、考えた。 ませていると、...
  • DIOが使い魔!?-12
    --夢、夢を見ていた。私は相変わらず『ゼロ』で、他人にバカにされてばかりだったが、夢の中の私は、虚勢こそ張るものの、現実の私と違って、いつだって明るくて前向きだった。 現実の私はいつだって暗い意趣返ししか考えていなかった。 夢の中の私は『サモン・サーヴァント』で平民を召喚していた。 自分と同年代の男の子に、恥ずかしがりながらキスをする私。 冷やかされる私。 腹いせに男の子に八つ当たりする私。 キュルケに言い寄られた男の子に意地を張る私。男の子と一緒に冒険をする私。 男の子に抱きかかえられる私。 ………幸せそうな私。 私私私私私――――――!!! 全ては起こり得なかった泡沫でしかないことが少し悲しい。 ルイズはその有り得なかった可能性に背を向けて、今間近に迫る現実に足を踏み出した。 「…………ぅ、あ…」 酷く体がだるい。 再び意...
  • Start Ball Run-10
    「ほら! なにしてるのよあんたたち! はやく来なさいよ!」 晴れやかな午後の陽気の中。 ルイズをはじめ、二年生の同級生全員が、庭に集まり、思い思いにテーブルを囲んで、紅茶とケーキを愉しみながら談笑していた。 ルイズの話では、今日は午前中だけの授業なのだという。 しかし午後は全くの自由――というわけではなく、この昼下がりを茶会として過ごし、魔法使い――メイジ達と、その使い魔達のお互いの親睦を深める時間にあてているのだと。 つまり。 「……呼び出した連中を見世物にしようって魂胆なんじゃねーのか、コレ」 「……ああ。特に俺たちが一番注目されてるし」 茶会の入り口で、入りたくねー。という雰囲気を露にしている二人がいた。 シエスタからお礼兼昼食をご馳走になったあと。 主人の元になんとか昼休みまで戻ってきた二人だったが。 「遅いわ! 一体どこほっつき歩ってん...
  • ワルド座談会3
    ワルド S「いや、やっぱり…『シエスタ』……『オスマン?』………『ルイズは流石に…』…………!!」 ワルド S「ところで…『…針串刺し…』……『…輪切り…』………『…消し炭…』…………」 仮面ワルド「皆久しぶりだなあ!いったい何を話しているんだ?良かったら私も混ぜてくれないかな?」 いぬっ!ワルド「やあ、仮面ワルド。君は今来たところか?」 仮面ワルド「ああ、君はいぬっ!ワルド…会えて光栄だよ。ところで皆は一体何を話しているんだ?」 いぬっ!ワルド「いや私も今来たところだから彼らが何を話しているかは解らないな…ところで話は変わるが、君は中々活躍しているそうじゃあないか。聞いたぞ?この色男め!」 仮面ワルド「いやいや僕なんか所詮はルイズの引き立て役だよ。君に比べたら…よっ!!このハルケギニアを…いや!!ルイズを護るイーヴァルディの勇者をも超える英雄、その名も『黄金ワルド...
  • ~『恋愛貧乏、モンモランシー』~
    DIOが使い魔!?番外編 ~『恋愛貧乏、モンモランシー』~ モンモランシーがルイズの使い魔と出会ったのは、 例の決闘騒ぎが起こって、暫く日が経ってのことであった。 ギーシュの二股が発覚したあの時、モンモランシーは心に深い傷を負った。 ギーシュがかなりのプレイボーイであることは、前々から知っていた。 知ってはいたのだが、モンモランシーは、 自分程の女と親しくしているのだから、 ギーシュが浮気に走ることなんてあるはずがないと、 タカをくくっていたのだった。 モンモランシーは貴族としての、そしてレイディとしての教育を受けてきていたので、 自分に強い自信を抱いていた。 それに……正直に言って、ギーシュに歯の浮くような口説き文句を囁かれて、 まんざらでもなかったのは確かだ。 だからこそギーシュの浮気が発覚したとき、 モンモランシーの尊厳は大きく傷つけられ...
  • Shine On You Crazy Diamond-8
    ヨシカゲが使い魔になってから1週間ほど経っていた。時が過ぎるのはいつもながら早いものだと思う。 ヨシカゲは本当に良く働く。余計なことは全く喋らないし言われたことはしっかりする。 洗濯の仕方が下手だとか服の着せ方があんまり上手ではないこと以外殆ど文句はなかったし、そういったことも言われればそのつどなおしていた。 その働きに免じて食事抜きも1週間から4日に減らしたしスープには鳥の皮を入れておいた。やはりわたしは寛大だ。 魔法が使えないこと以外は全て順調だった。 しかし事件は起こった。事件といってもそんな大きなことではない。わたし個人に関する出来事だ。 そして今思えばわたしが変わるきっかけを作った事件だ。 始まりは夜だった。ヨシカゲはいつも大体同じ時間に帰ってくるのだが、今日はまだ帰ってこない。 どうしたのだろうか?いつも同じ時間に帰ってくるようなやつ...
  • 「The Story of the "Clash and Zero"」 第1章 オレは使い魔 前編
    第1章 前編 「あんた誰?」 値踏みするように、自分を覗き込む少女が問いかける。 …君こそ誰だ? ここはどこだ? 体を起こし、質問に質問で返そうとしたが……身体が応答しない。 目を開き、首を少し動かして、視野を確保するのが精一杯であった。 (身体が…重い…… 今敵に襲われたら… 楽に…逝けるな……) 何よりも男落胆させたのは、大切な相棒…”友”が自分の隣にいないことであった。 何の返答も無い。 (もしかして私… ”死体”を召喚しちゃった!? …でも、目は開いてるし…首もすこし動いてる? …ケガでもしてるのかしら?…) 少女は自分が召喚した生き物の安否を確かめるため、”それ”のそばに近寄り、まじまじと観察してみた。 どうやら初見通り、人間の男性らしい。 「黒地に、細い白い縞模様(ピンストライプ)」の変な服を着てい...
  • 第六話『帽子はどこに溶けた?』
    「・・・まずいわ。マジでヤバイ」 ルイズは困っていた。マジに困っていた。 彼女の人生でベスト5に入るぐらい困っていた。 ちなみに1位は、小さい頃、ルイズが怖い夢をみたので小さい方の姉と一緒に寝ようとしたら、 その姉が巨大なヘビと一緒に寝ているのを見たときであるが、そんなことはどうでもよい。 「どうすりゃあいいのよ・・・」 目の前で能天気にふわふわしている帽子を睨みつつ、 ルイズは『使い魔品評会』が行われている中、ため息をついた。 『変な帽子みたいな使い魔』 使い魔品評会。 使い魔を召喚した2年生全員が参加し、学院中に自分の使い魔を紹介し、 ちょっとした『芸』を披露する、本来はそれだけの行事である。 しかしルイズには問題が二つあった。 一つは言うまでもない、ルイズの使い魔であるこの帽子である。 このふわふわ浮くしか能のない帽...
  • 2 呆ける男、苦悩する少女
    2 呆ける男、苦悩する少女 硬い床だな。 目を覚ました男はそう感じた。体が硬くなっていくようだ。 だが清潔だ。埃一つ落ちていない。ベタつかない風がそよぐこの実に清潔な部屋は―― どこだ? 「ここはどこだ」 起きあがると、全身に疼痛が漂う。この傷はなんだ?男は自らの体を片目で見おろす。上着がなくなっている。 片目で?左目が見えない。その瞬間に全てを思い出した。 暗殺に失敗し、全身(タマキン以外)を切り刻まれて、そして――どうなった? 「ここはどこだ」 再度呟き、立ち上がった男は周りをぐるりと見渡す。ホテルの一室ほども広い板張りの部屋に、家具が少々。 机と椅子と本棚と、が置いてある。上着はやはり見つからない。 窓が大きく開かれ、地平線にかかる夕日と西風が入ってくる。外には草原と森しか見えない。 窓のそとに顔を出す。外壁は石で...
  • 1 彼の行く道、苦難は避けられず
     ホル・ホースは砂に足を取られながら、何かの動物の骨を杖代わりに砂漠を歩いていた。  砂色のテンガロンハットに西部劇のガンマンをイメージした服装。あまり砂漠には向いていないが、最悪というほどでもない。  肩からかけたボロ布のようなマントが地肌を日光から隠し、厚手のブーツは焼けた砂から足を守ってくれている。  だが、背中に背負った鞄は自分の全財産が入っているために捨てるに捨てられず、その重みは確実に体力を削っていた。  炎に炙られているかのような感覚に耐えながら、悲鳴を上げることもできずに足を前に出す。  腰に下げていた水筒の中身は予備も含めて明け方に空となり、昨日までは次々と出ていた汗も、今日は一滴も流れ出る様子は無い。  水分が足りない。小便で垂れ流す分も涙や鼻水になる分もだ。 「ひい、ひぃ……なんだってオレがこんな目にあうんだよおぉ」  そう弱音を吐いたものの、自分では...
  • 使い魔は今すぐ逃げ出したい-26
    まさに当たるその瞬間に敵は抱えていたルイズを横に放り出し自分は地面に手摺の向こう側にジャンプする。 ルイズを離した!?何故!? そのせいでまた剣を掠らせるだけに終わってしまう。あのままルイズを持っていればジャンプしてもルイズという荷物と重さで動きが鈍るから斬れたんだがな。 まさか相手も斬りかかってくるとは思ってなかったはずなのに避けられた。 相手の判断力は厄介だ。ルイズを離したということは斬りかかるあの一瞬で人質の無意味さに気づいたということだからだ。 そしてルイズを放し自分が斬られるのを回避した。普通なら当然の出来事で対応できずに斬られそうなもんだがな。。 私の剣から逃れた敵は敵はワルドが放ったであろう魔法で打ち据えられ下に落ちていった。 メイジだろうから多分平気だろう。腰に杖のようなものが見えたしな、確証はないが。メイジじゃなくても敵なら死んでも構わない。 ...
  • 使い魔ファイト-9
    朝起きて、頬に生まれかけたニキビを見つけた。  これは幸運の報せなのか。それとも不幸の前兆なのか。それを考えるだけで胃が痛い。  窓を開けて新鮮な空気を入れる。心地よいはずの風が、なぜかとても冷たい。  予想以上に緊張している自分に気づく。おっぱいおっぱいおっぱい。ダメだ、緊張が解けない。  あきらかに昨日の儀式よりガチガチしてる。  だってね、完全ないかさまじゃないにしても、かなりドラスティックな方法をとるわけじゃない。  そりゃ緊張もするっていうのよ。相変わらずミキタカは涼しい顔してる。こいつばっかりは本物だ。 「よく晴れた。本日も召喚日和だね」  みんなが休んでいる状況でわたし達だけが呼び出されているということに緊張する。  先生とわたしとミキタカ、三人だけで召喚の儀式をしなければならないことに緊張する。  コルベール先生の軽口さえもわたしを緊張させる。  要す...
  • おれは使い魔になるぞジョジョー!-0
    ディオは追い詰められていた。――いや、機を伺っていたという方が正しいだろう。 酒を飲んでは暴れ回る父、ダリオを毒殺して七年間、生前ダリオが恩を売っていたジョースター卿の 養子となったディオはジョースター家の財産を乗っ取って世界一の男となるため、卿に気に入られるように 努める一方で卿の一人息子ジョナサンを徹底的に追い詰めて堕落させようとした。 しかしジョナサンは持ち前の前向きでどんな事にも諦めない性格により太く逞しく成長した。 だがディオは計画を変更し、ジョースター卿にダリオと同じく遅効性の毒を飲ませて殺害を謀る一方 『石仮面』と呼ばれる謎の仮面によってジョナサンを闇に葬ろうと考えたのだ。 しかし偶然見つけたダリオの手紙によりダリオの病状と父のそれとが同じ事に気づいたジョナサンは ディオの陰謀を未然に防ぎ、毒薬の入手元である中国人を捕らえて動かぬ証拠を握ると、何も知らないディ...
  • S.H.I.Tな使い魔-19
    前ページ次ページS.H.I.Tな使い魔 康一は、学院長室を退室すると、とりあえずルイズの部屋に行ってみることにした。 ひょっとしたらそろそろ起きてるころかもしれないし。 ガチャリと扉をあける。 ルイズはあどけない寝顔を晒して、すぅすぅと寝息を立てていた。 まぁ、三日間も寝ずにぼくの看病をしてくれてたんだもんなぁ。 もう少し寝かせておいてあげようかな。 康一はルイズを起こさないようにして部屋を出た。 そのへんをぶらぶらしてこよう。 お昼もかなり過ぎた頃にルイズは目を覚ました。 もぞもぞと起きあがり、きょろきょろと周りを見回す。 「コーイチ・・・?」 あいつどこいっちゃったのかしら。 ご主人様が寝てるってのに出かけてるなんて、いけない使い魔だわ・・・ ふと気づいた。 「あいつ・・・今日からどこで寝させればいいのかしら。」 当初は当然のように床...
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