げんしけんSSスレまとめサイト内検索 / 「「ありがとう」」で検索した結果

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  • 「ありがとう」
    「ありがとう」 【投稿日 2006/05/25】 最終回に寄せて もう外は明るくなり始めてきた。 荻上さんの家に到着。部屋の鍵を開けた。 当の家主は背中の上で寝息を立てている。 すっかり酔っ払ってしまったみたいだ。 かくいう自分も足取りが心もとない。 玄関に入り、荻上さんをおぶった体勢のまま靴を脱ごうとすると、 「あっ、も、もう大丈夫ですっ」 「…あ、起こしちゃった?」 背中から荻上さんの声が聞こえてきた。 「いや、…ゴメンなさい、寝ちゃって…」 「大丈夫、大丈夫」 ふと部屋の中の時計を見ると、針は五時を指していた。 「もうこんな時間か……」 二人とも部屋に入って、このまま眠りにつこうかと思っていた矢先、 手に何も持ってないことに気付く。 「あああっ!!」 「ど、どうし...
  • 手紙~さよなら、ありがとう~
    手紙~さよなら、ありがとう~【投稿日 2007/01/28】 カテゴリー-斑目せつねえ 注意:これはkoyukiに送られた感想レスです。 ですが個人的に気に入ったので掲載しました。 もし、作者の方が載せないで欲しいようでしたらご連絡ください。 『  こんな日にこんな手紙を書いている俺を、スーは許してくれないかもしれない。  でも、あんたにだけは伝えたいと思っていて、そのチャンスはたぶん今日が最後なのだ。  書けるだけ書いてみよう。舌足らずだったらごめん、俺の精一杯の気持ちを綴ります。  春日部さん、あんたが好きだった。過去形で書くのが悔しいくらい、大好きだった。  もうとっくに「春日部さん」じゃねえけどな。この手紙では春日部さんって呼ばせてください。  初めてそれを意識したのは春日部さんが2年になった春だ。それ以来ずっと……、あん...
  • 最終回に寄せて
    最終回に寄せて こんな最終回 「ありがとう」 薄明かり 時代 TOP
  • 薄明かり
    ...サカさん!」 高「ありがとう」 咲「あーこらこら。あんまくっつくな」 恵「えーいいじゃん、今日くらいさー!」 咲「…ま、いいけどね。今日くらいは」 恵「うわ、余裕?なんかむかつくなー」 咲「何でよ(苦笑)」 荻「笹原さん、そっちお皿あります?」 笹「え?ああ、ありがとう」 恵「うっわ、お姉ちゃん、何だか新婚さんっぽ~~~w」 荻「な、何言ってんですか!(///////)」 恵「もーずっとお兄ちゃんの部屋行き来してるしー、新婚同然?」 荻「変なこと言わないで下さい。ていうかお姉ちゃんはやめて下さい。」 もうすでに賑やかな席になってきている。 …いや、隅のほうで、朽木君が珍しく静かに飲んでいる。 朽「…次期会長はワタクシだと思ってましたのに。シクシク………」 斑「まー、そんな落ち込むことないって。会長なんて面倒...
  • 想い
    ...います・・・」 「ありがとう」 斑目先輩はそっと手を出してきた 「色々あったけど、その、なんだ、がんばれよ」 「はい・・・」 驚きを隠すのに必死になりながら、斑目先輩と握手をした 温かい・・・ 自分の欲望が、こんなカタチで実現出来るなんて思っていなかった その後の事は、あまり覚えていない 自分以外の人とも握手をしていたようだが 少しでも温もりを逃がさないように、ずっと手を握っていた 帰る頃には消えてしまったけど 手を自分の胸にあて、その日は丸くなって眠りについた・・・ あの人の夢が見れるように、願いながら・・・
  • 『はじめてのおつかい』
    『はじめてのおつかい』 【投稿日 2006/09/29】 カテゴリー-笹荻 「戦略会議?」  荻上千佳がすっとんきょうな声を上げたのは、目の前の大野加奈子のセリフが一瞬理解できなかったからだった。 「そそ、そーです。会議です」  加奈子は楽しくてしょうがないという表情をしている。 「第二回・荻上さんのコミフェスデビューを現視研で応援しよう会議~!」 「なんでそんなコトしなきゃならないですかっ!」  テンションの上がってくる加奈子の声に負けないように、千佳も声を張り上げた。 「私の個人サークルで参加してるんですからご迷惑はおかけしないって説明したじゃないですか。それになんですか第二回って!」  7月はじめのとある午後。いま現視研部室にいるのは加奈子と千佳、そして二人に背中を向けて履歴書を量産中の笹原完士の3人だけだった。 「なーに言ってるんですか水臭い...
  • 4月号予想・その八
    その八 花曇り 【投稿日 2006/02/21】 カテゴリー-4月号予想 管理人注 これもネタバレスレに投下されたウソバレです。      これには私としては違和感があったのですが、      作品としてはとても素晴らしい。これならこれで、思っていました。 第47話 「花曇り」 1 荻上の悪夢。『夢酔い』の悪夢コマ仕様。 {夏コミのときの笹原の笑顔} {ゴミ箱に破って捨ててある巻田総受け本} {ノート(おそらく笹斑イラストの)を見て青ざめている笹原} {神社の木にもたれかかって泣いている荻上} {飛び降りる笹原。そしてあの悪夢と同じ表情の荻上。} {病院のベッドの上で放心状態な荻上。頭など全身に包帯。} うつぶせに寝ている荻上。汗だく。右手でシーツを強く握り締めて震えている。 2(扉絵) ...
  • いくらハンターⅢ
    いくらハンターⅢ 【投稿日 2006/04/21】 カテゴリー-笹荻 ある日曜のこと、画材の買出しを終えて、日も暮れて帰宅した 荻上が郵便受けを見ると、寿司のテイクアウトチェーン、 小象寿司の広告が目に留まった。 『特選北海セット(サーモン・かに・いくら丼)』 『特選海鮮セット(マグロ・サーモン・イカ・かつおタタキ丼)』 『特選いくらセット(いくらが山盛り丼)』 ―全品、本日限り680円!!― 「特選いくらセット!?」 思わず声が出る荻上。しまったという表情で赤面するが 玄関に買って来た荷物を放り込むと、急ぎ足で最寄の小象寿司へ向かう。 どんどん暗くなる道を、時々通りかかる車のライトに照らされ 長い影を伸ばしながら、荻上は急いだ。 道の向こうに、小象寿司の窓の明かりが見える。 『間に合った………。』 荻上が店内に入ると、特選品の棚...
  • 真っ赤な誓い
    真っ赤な誓い 【投稿日 2007/01/18~03/08】 カテゴリー-斑目せつねえ その日の斑目はいつもと様子が違っていた。 いつも通り仕事をそつなくこなしていたが どこかソワソワした感じを漂わせており、落ち着かない様子であった。 「斑目くん」そんな彼の様子を見た上司が声をかけたのが 昼食も終わり、午後の業務に入る前であった・・・。 「今日ぐらいは、休みをとっても構わなかったのに・・・」 「大丈夫ですよ、明日は休日だし、  仕事していないと落ち着かなくて・・・  ここに連絡入れてもらえるように頼んでますから・・・ 今日はまだ大丈夫なんじゃないですか・・・・」 斑目は引きつった笑顔で答えた。 「気持ちはわかるがなあ・・・ いざというときそばらにいなかったらあとあと恨み言をネチネチ言われるぞ・・・・ 俺がそうだったから・・・。」 上...
  • 痛い話
    ...れていない手紙には、「ありがとう」とだけ記されていた。 その後の斑目を二人は知らない。
  • いくらハンターⅡ
    いくらハンターⅡ 【投稿日 2006/02/07】 カテゴリー-笹荻 大学の帰り道、まだ明るい時間帯のこと。 荻上はコンビニに寄ると、またしても弁当コーナーに 「ミニいくら丼 395円」という新商品を発見した。 狼の目で手にとって真剣に眺める荻上だったが 『でも、まだ夕食時間じゃないし…ミニなら夜食かな?』 ちょっと名残惜しそうに棚に戻す。 なんだか前と同じ失敗をしそうな荻上だが…。 夜も更けて。今夜は、夏コミで本を買ってくれた人からの依頼で くじあん女性向けアンソロ本に寄稿することになって、 2ページ分の原稿に向かっていた。 冬コミではなく他のイベントでだが、マイナーな 盛り上がりに参加できるのは嬉しくも有った。しかし…。 「降りてこないナァ」 1枚物のイラストなのでアイデア勝負なのだが、今日に限って なかなかコレ!という...
  • 3月号予想・その一
    その一 点灯夫【投稿日 2005/12/25】 カテゴリー-3月号予想 笹原「荻上さん」 荻上「あ………」 振り返って笹原の方を向いていた荻上だが、すぐに山の方に向き直る。 荻上「追いかけて…来られても、私どうしたらいいかわかんないんですよ」 笹原「駄目だと思うけど、もう一回言うよ」 荻上「………」 笹原「俺、やっぱり…… 荻上さんが好き……だから」   「さっきも 笑ってたけど、泣いてたよね? …守りたいんだよ」 背中で聞いて、やはり嬉しさが込み上げる。 笹原の笑顔が脳裏に浮かぶ。が―――。 次に浮かぶのは、屋上から飛び降りる巻田でなく、落ちていく笹原だった。 荻上『私はこの人を…殺してしまう…』 そして涙がこぼれる。 振り返ると、やはり冷たい笑顔で泣いている。 荻上「さっきも言いましたよね 私は男の人とは つき合わ...
  • リライト
    リライト 【投稿日 2006/01/08】 カテゴリー-笹荻 ある秋の午後、荻上はいつものように無表情な佇まいで駅前に立っている。 しかし今日は眼鏡だし筆頭ではない。上はTシャツの上にキャミソールで 下は今日は膝までのタイトなスカートだ。なにかよそ行きなのか? 通りの向こうに視線を遣ると、固かった表情がぱっとほころぶ。 この微笑を受ける人物は、そう、笹原だ。 ヘッドフォンを外しながらとててっと数歩前進する荻上に笹原も小走りで駆け寄る。 笹原「あ、お待たせ。いつから待ってたの?」 荻上「いえ、待ってませんから」 笹原「じゃあ切符買おうか」 荻上「はいっ」 そして車内で並んで座る二人。 笹原『うわ…ちょっと触れてる。なんか照れるな… 今更だけど』 笹原「それにしても、今日は髪も下ろしてるし、眼鏡なんだね」 荻上「ええ、後ろの席...
  • 編集者の一日
    編集者の一日 【投稿日 2005/11/19】 カテゴリー-その他 小「ふむ・・・。いいんじゃない。じゃあ、これ預かるから。」 荻「どっどうもお忙しいところ時間を割いていただいてありがとうございました。」 深々と頭を下げて荻上は部屋を出て行った。 笹「ど、どうですか?彼女?」 小「んー、まあ、いいんじゃない。彼女まだ学生だっけ?絵も基本ができているし、デッサンも数こなしているみたいだし・・・。真面目そうで『納期』をしっかり守ってくれそうな子だね。卒業したらプロのアシスタントの口紹介しても支障ないな。」 笹「いや、そういうんじゃなく・・・」 小野寺は笹原の表情を見て、ははーんと納得した顔をした。 小「心配するな。俺の趣味じゃないよ。ああいうしょんべんくさい子は。」 笹「荻上さんはしょんべんくさくなんかありません!!・・・っと、すっすいません!」 小「と...
  • 笹原きょうだい
    笹原きょうだい 【投稿日 2006/03/19】 カテゴリー-その他 それはまだ二人が幼かった頃の出来事。 朝食の後片付けをすませて玄関に向かう笹原に、後ろから恵子が忍び寄る。 「お兄ちゃん」 「何だ」 猫なで声に嫌な予感を感じてぶっきらぼうに返す。 「自転車乗せて?」 「いやだ」 即答。取り付く島もない態度に恵子は頬を膨らませる。 「えー、いいじゃない」 「自分のに乗れよ」 「学校に置いてきちゃった」 一言文句を言ってやろうと振り返ると、全然反省も後悔もしていないような満面の笑み。 大げさにため息をつくと、笹原は無言で登校の準備をする。 じー。視線を感じるが、無視する。 じじー。さすがに鬱陶しくなるが、まだ無視する。 じじじー。笹原の動きが止まる。 「わかったよ!後ろに乗れ!」 「ありがと、お兄ちゃん!」 ...
  • 2月号予想・その六
    その六 夢を見た【投稿日 2005/12/04】 カテゴリー-2月号予想 皆が寝てしまった深夜のロッジだが、荻上は一人起きていた。 過去を語って泣いてしまったあと、他の者には気丈に振る舞い、 男性メンバーも交えて談笑したあと就寝となったのだが、やはり眠れないのだ。 ノートを取り出し、過去の友人や今の仲間の絵を描いている。 といっても泥酔近いのでぐちゃぐちゃだ。それを直して…という事を繰り返している。 荻上「私が駄目だったんだァ…。でももう引き返せね…。」 独り言まで出ているが、ワインをかなりのスピードで飲み トイレに行ってはリバース。なんという飲み方だろう。 今時の体育会系でもそんな技を実践している所は少ない。 小柄な割りにリセットを多用したこともあり、また肝臓が強いのだろう、 明け方に咲がトイレに起きた時、まだ荻上は飲んでいた。 ...
  • TRUTH
    TRUTH 【投稿日 2007/03/23】 カテゴリー-斑目せつねえ 1, 心の奥 斑「次の会長はどうするの?」 恵「え~私まだやるつもりなんだけど。」 笹「そんなんでお前就活どうするんだ?」 恵「まぁ何とかなるんじゃン?」 荻「・・・・こんな適当な人に会長を譲ってよかったのか未だに悩んでます」 荻上の卒業式のげんしけんOBも含めた追い出しコンパで皆はそれぞれ話しをしていた。コーサカと久我山は仕事でいない。 咲「じゃー荻上の卒業と漫画家としての成功を祝ってかんぱーい」 全「かんぱーい!」 皆が乾杯しいざ宴が始まろうとしていたその時 笹「えーちょっといいですか」 咲「ん?」 笹「実はですね・・荻上さんも卒業して連載漫画を一本もって僕も仕事が軌道に乗ってきたこともあり・・・・僕たちこの夏に結婚します!」 全「えー!!」 大「ほ...
  • 現聴研・第一話
    現聴研・第一話「荻上・始動」 【投稿日 2006/04/07】 現聴研 ここは現代聴覚文化研究会の部室。 新会長の笹原がノートPCを部室のコンポのスピーカーに繋いで 音楽を聴いていると、新入会員の荻上さんが入ってきた。 部室にはPSY・Zの「二心」というベストアルバムだ。 「ども……」 「ちわー…あ!ギプス取れたんだね。おめでとう」 「いえ、どうも…ありがとうゴザイマス」 そして椅子に座ると、右手に提げていたアコギのハードケースを 横に立てかける。 笹原はそれを横目で気にしながらも、PCで作業を続けている。 荻上はというと、ノートを取り出してペラペラと捲っている。 会話の無い二人。 部室には音楽だけが流れている。 「これ、PSY・Zの二心ですね」 しばらく聴いていた荻上が口を開いた。 「え?知ってるの?古いのに…」 「まぁ...
  • ヨモギ
    ヨモギ 【投稿日 2006/05/04】 カテゴリー-笹荻 仕事を始めてすぐの、春の休日のとこ。 笹原が家で午後になっても昼寝をしていると、呼び鈴が鳴った。 しかし起きない笹原。鍵が開く音がして、荻上が入ってきた。 「笹原さん、お疲れですね………。」 布団の中の笹原をみて呟く。 その時、笹原が薄く目を開けた。 「あ…ごめん、荻上さん。おはよう。」 「―――!すみません、起こしちゃいましたね。」 布団から起き上がって、笹原は伸びをした。 「いや~、寝すぎても疲れるからね。………ありがとう。」 まだ少し寝ぼけ気味の笹原は、はっと思い出した。 「そういえば、おやつ買ってきてあるから一服しよう。」 「じゃあ今、お茶淹れますね。」 台所に荻上が向かうと、草餅の4個入りパックが放置されていた。 勝手知ったる笹原宅。やがて笹原のデスクの隅に、熱...
  • 2月号予想・その四
    その四 雪溶けの前に【投稿日 2005/12/02】 カテゴリー-2月号予想 荻上『あいたた…昨日、飲み過ぎて…』 女子の寝室から出て、水を探す。 荻上『色々と喋りすぎ…。でも、やっぱり私は―――。』 笹原も起きていた。 荻上『・・・!』 笹原「おはよう、大丈夫?」 荻上「え…ええ、おはようゴザイマス」 ペットボトルの水をコップに注いで手渡す笹原。 荻上「ありがとうございます」 笹原「明日は一緒に全員で飲むみたいだけど、無理しないでね」 荻上「・・・ハイ。」   「・・・・・・・・・あ、遅れましたけど、就職おめでとうございました」 笹原「うん、ありがとう。漫画好きだから頑張れるよ」 いい笑顔の笹原。心なしか荻上と話せてる事を楽しんでるようだ。 しかしさっと顔をそらし移動していく荻上。...
  • アルエ・第四話
    アルエ・第四話 【投稿日 2006/07/01】 アルエ 朝 7 35 「ええ、さっき駅に着いて、今、一般行列の横、通ってます。ハルコさん達この中ですか?」 「そー。今、立ってるけど、そっちから見えないかな?」 「……いやあ、見えないですね。ハルコさん達は先に買い物するんですよね?」 「ぅ、うーん…。だからそっちのサークルスペース行くのは昼頃」 そこで大野がハルコの手から携帯を引っ手繰った。 「いいえ! ハルコさん、田中さん、私は着替えたら”スグ”行きますので。買い物は荻上さん”だけ”です」 言うだけ言って、大野は喜色満面でハルコに携帯を差し出した。荻上にふふんと鼻を鳴らして。 荻上はムッツリしてキャップを深く被り直す。 苦い顔でハルコは携帯を受け取った。 「……じゃ、そっちヨロシク…」 「……はい、じゃ、後ほど」 笹原はハルコの心中を慮...
  • 斑目ハーレム
    斑目ハーレム 【投稿日 2006/10/26】 カテゴリー-斑目せつねえ 「え~~~第24回…。 俺のお誕生日会を始めます~~~~~~………。 って、何で俺が言うの?(汗)」 大「は~いみなさん拍手~~。斑目さんは細かいことを気にしないように! もっと嬉しそうにしてください!!」 大野さんが言うと、部室に集まっていた女子のみなさんがまばらに拍手した。 大野さんのほかには、荻上さん、9月から留学してきたスーとアンジェラ、そして咲。 9月に無事卒業して、就職も決まり順風満帆の大野さんは、あり余った幸せと時間を持て余していたのだった。 そして、「周囲も幸せにしよう!」と閃き、信念のもと活動し始めたのだった。 斑「工エエェェ(´д`)ェェエエ工 もう誕生日とか嬉しいトシでもないんですけど…」 大「ツンデレですね!」 斑「いやそ...
  • ランプ-続き-
    ランプ-続き- 【投稿日 2006/01/21】 カテゴリー-笹荻 ここは荻上の部屋。夕暮れの中出て行った二人が、外から戻ってきた声がする。 笹原「明日、積もると大変だなぁ」 荻上「凍った道の歩き方を教えましょうか?」 笹原「やー、ははは」 部屋に入ってきたが、蛍光灯が切れているので部屋は暗い。 笹原「じゃ、交換しないとね」 荻上「さっき言ったみたいに、やってみますのでお願いします」 笹原「ん、このストラップのライト使ってよ」 と、自分の携帯ストラップのLEDランプを使うように渡す笹原。 どうやら蛍光灯の交換をやったことがないので、荻上がやってみるようだ。 そしてキャスターつきの回転椅子では不安定だからということで、笹原が荻上を抱えにかかる。 ……椅子を支えた方が良さそうなのだが、あえてそこには触れない二人。 まず笹原は後ろから両脇を手で...
  • 長い夜
    長い夜 【投稿日 2005/12/05】 カテゴリー-斑目せつねえ 残業を終えて帰宅する斑目が、咲を見かけたのは師走のある夜のこと。 こんな時間にどうしたのだろう。 斑目「やぁ、春日部さん」 咲 「…ひっ!」 斑目「えっ!?」 咲 「あ、ああ斑目かぁ。ゴメン、ちょっと気付かなかった」 斑目「やー、ああ、そう?」」 咲 「残業帰り?なんかすっかり斑目も社会人だねぇ。」 斑目「はは…」 いつも通りの二人の会話。しかし咲は伏目がちだった。 斑目『なーんか、元気無くねぇ?』 斑目「んー、俺、晩飯まだなんだけど、どう?安いとこなら奢るヨ?」 咲 「えー?斑目が?どうしたのホントに社会人みたいじゃん。」 斑目「ふふん、サラリーマンの特権、ボーナス様の御威光ですよ!」 咲 「ありゃ~、じゃ、遠慮なく!」 咲に笑顔が戻...
  • ザクロ
    ザクロ 【投稿日 2006/08/04】 カテゴリー-笹荻 「うー、だるいな~」  7月もなかばを過ぎたというのに梅雨の明ける気配はない。その一方気温は上がり続け、体には負担がかかるばかりだ。荻上千佳はベッドの上でうなっていた。  暑いだけが原因ではない。夏コミ合わせの原稿と前期試験の準備が重なり、体調を崩してしまったのだ。いつもはこんなことはないのだが、今朝は腰の凝りと腹に居座る鈍痛で起き上がる気がしない。 昨日はそれでも普段どおりに行動でき、入稿も終わった気楽さもあって部室で過ごしていた。昼には斑目晴信が昼食に立ち寄ったり、彼と入れ替わりに入室してきた大野加奈子と世間話をして1日が終わっていたのだが。  今日は日曜日だが、恋人の笹原完士は仕事だと言っていた。ゆうべ夜遅くの電話で愚痴をこぼしながら、彼はそれでも楽しそうに今の仕事について説明してくれた。 「私も寝て...
  • 2月号予想・その一
    その一 短いようで長い冬の一日 【投稿日 2005/11/27】 カテゴリー-2月号 「や。」 「あ・・・。」 年の瀬も迫り、凍えるような東京の冬。ここは国際展示場駅前。 夏コミのときと同様に、笹原と荻上は待ち合わせをしていた。 「今回もどうもありがとうございます・・・。」 そういってお辞儀をするも、荻上の顔は相変わらずの仏頂面。 「いや、ま、暇だしね。」 あはは、といつものような会話をする笹原。 「じゃ、行きましょうか。」 荻上はそういうと、先に逆三角形のほうに向かう。 「あ、ちょっと待ってよ。」 それを追いかけて行く笹原。少し駆け足になり荻上の横に着く。 進む道はサークル入場口。その隣の道では一般入場者が列を成していた。 「いやー、今回も人多いねえ。」 「冬は二日間ですからね。集中もしますよ。」 「だねえ。」 「大野先...
  • 愛のエプロン
    愛のエプロン 【投稿日 2006/07/08~15】 カテゴリー-現視研の日常 秋も深まるある10月なかばの午前中。現視研の部室には大野加奈子と荻上千佳だけだ。学園祭まではまだ日数も あり、何もない平穏な日々が彼女らの頭上をたゆたっている。 「大野先輩」 「はい?」 スケッチブックに落書きしながら、千佳が加奈子に話しかけた。加奈子はノートにコスプレのリストを書き込む手をとめ、 顔を上げた。 「あの……ちょっと聞いていいですか」 「え、なんですか?」 千佳は何かいいづらそうだ。 「……笹原さんのことですか?」 「まあ、そうなんですけど」 彼女が笹原完士と付き合い始めて、まだひと月にも満たない。加奈子にも覚えがある。 「ははーん。笹原さんのココがわからないとかソコが知りたいとか、いろいろ出てきたんですね?」 友達以上の関係であることに慣れ...
  • 荻上さん、入院する
    荻上さん、入院する 【投稿日 2005/10/14】 カテゴリー-笹荻 笹原「ちわーす。あれ、誰もいないの?不用心だなー」 部室の中は、一見誰もいないように見えた。 だが次の瞬間、彼は小さな呻き声に気付いた。 声のする方を見ると、床に倒れている人影。 しかもその頭には見慣れた筆毛が・・・ 慌てて駆け寄る笹原。 笹原「荻上さん?どうしたの?」 荻上さんは返事することすら出来ず、脂汗を流しつつ腹を押さえて苦悶していた。 笹原「大変だ、救急車呼ばなきゃ!」 荻上「ここ、どこ?わたす、何してるの?」 荻上さんは目覚めると、ベッドの中に居た。 その枕元には、笹原が座ってた。 荻上「笹原先輩?」 笹原「気が付いたようだね。安心して、ここ病院だから」 荻上「病院?」 笹原「荻上さん、部室で倒れてたんだよ。それでこの病院に運んだら盲腸だ...
  • ヤブーの話
    ...っておきます」 「ありがとう」
  • マダやん
    マダやん 【投稿日 2006/01/09】 カテゴリー-他漫画・アニメパロ ―――――彼女は、筺の中にみっちりと埋まってゐた。 斑目晴信(23歳・会社員)は戦慄した。 成人の日を加えた3連休に、冬コミで買い込んだ同人誌を分別整理しようと思い立ち、 読み返しては段ボール箱に入れ、オカズとしての実用度を分類の尺度にすべきか、 あるいは上手い下手にかかわらずジャンル別に分類すべきか、決まらないままに始まった 終わり無き選別作業を続ける中、押し入れの奥に記憶にないビッグサイズの段ボール箱を 発見したのが数分前。 人間の死体でも入っているのではないかという重さに荒い息をつきながら、ようやく床に 下ろした段ボールには、トンデモナイ代物が収まっていたのである。 そこにあるのは、見知らぬ女性の新鮮な死体だった。 年齢はおそらく20代、脱色したシ...
  • 完全に妄想SS
    完全に妄想SS 【投稿日 2005/10/10】 カテゴリー-斑目せつねえ 「おーい。斑目君、早くしろ」 「はいー!」  ある日、俺はお得意様である市庁舎へ出向いていた。  何で俺が営業の手伝いをせにゃならんのだ。まあ、しがない平社員だから仕方ないけどさ。  やがて応接室に案内されると、鼓動がバクバクと早鐘を打ちはじめた。  やべー、緊張でちょっと吐きそう。そんな事を考えていると、不意にコトンとお茶を差し出さ れた。 「どうぞ。ただいま担当者が来ますので、少々お待ち下さい」 「あ、ありがとうござい……」  俺は礼を言うために彼女に目を向けた。とたん、言葉を失った。  優しい目。通った鼻。その長髪から漂うシャンプーの香り。この雰囲気はまるであの人そっくり だった。 「どうかしましたか?」 「い、いえ。何でもありません。大丈夫です」 ...
  • 手をつなごう
    手をつなごう 【投稿日 2006/03/21】 カテゴリー-笹荻 残暑か初秋か微妙な頃。まだ日中は汗ばむなか、笹原と荻上は 小店舗が並ぶショッピング街を連れ立って歩いていた。 笹原は率先して歩きながらも、振り返っては荻上に話しかけている。 「荻上さん、今日はけっこう本買ったね。荷物持つよ」 「あ、有難うゴザイマス」 照れたような笑顔で答える荻上。 そして荻上のトートバッグを肩に掛ける笹原。ズシリと重い。 『荷物持ってもらうなんて、付き合ってるみたい…じゃなくって付き合ってるんだった』 荻上はまだ、状況に馴染んでいない様子だ。 「笹原さんは今日は目当てのものは買えましたか?」 「はは…もうちょっと回ろうか」 何故かちょっと赤くなると笹原は、すこし左右を見てまた歩き出した。 優柔不断なところは見せまい、といったところだろうか。 荻上は横に...
  • 現聴研・第九話
    現聴研・第九話 【投稿日 2006/06/01】 現聴研 舞台の脇で司会のお姉さんがマイクを手に、明るく紹介する。 司会「次は、マイナー曲を広める使命を帯びたバンドだそうです。     それでは『げんちょうけん』の皆さん、どうぞー!!」 夏祭りの野外ステージに照明が灯り、現聴研のバンドメンバーが 白い光に照らし出された。 ステージの真ん中にはタンバリン片手の斑目が立っている。 暑いが細身のスーツっぽい、装飾の派手な衣装を着ている。 男性メンバーは全員、似たような感じで統一されている。 斑目の左側では、セミアコースティックギターを抱え、髪を下ろして 赤いノースリーブの、ロングのチャイナドレスに身を包んだ荻上が 緊張してモジモジとしている。 右側には笑顔で汗一つかいていない高坂が見える。その後ろにはキーボードが有り、 真っ青なサリー(インドの...
  • ある朝の風景-おまけ-
    ある朝の風景-おまけ- 【投稿日 2006/01/11】 カテゴリー-笹荻 朝食が用意されたテーブルの前に二人座る。 目の前に並んだ皿からは、湯気と共に食欲を誘う香りが漂う。思わず唾を飲み込む笹原。 「あ…、荻上さん、料理上手だね」 「まあ一応。これでも一人暮らししてますんで」 照れているためか、やや赤面した様子で荻上は素っ気なく答える。 何だかまるで新婚家庭のようだ、という思いが脳裏をよぎったのは果たしてどちらだったのか。 落ち着くために視線を逸らしお互いに小さく息をついた後、 二人、いただきますと手を合わせ、笹原はゆっくりと箸をのばした。 (…まさかここで実は見た目はちゃんとしてるけど、本当はそりゃあもうすごい味でしたー、 なんてどこぞのゲームみたいなオチはないよな) 頭の中をそんな妄想が駆けめぐる。そんな笹原の様子を緊張した面持ちで見...
  • 奏(かなで)
    奏(かなで) 【投稿日 2006/03/04】 カテゴリー-その他 笹「じゃあ・・・家に着いたら、また電話するよ・・・」 荻「・・・はい・・・待ってます・・・」 荻上の家の玄関前で、笹原と荻上の二人は言葉少なに、うつむいて照れくさ げに会話した。 笹「それじゃあ・・・」と笹原が言うと 荻「あ・・・」と荻上は名残惜しげに言葉を発した。 笹「ん?」 荻「いえ・・・何も。気をつけて・・・」と顔を赤らめて、改めて笹原を送 り出した。 笹原を送り出した後、荻上は部屋に戻り、先ほどまでいた笹原との時間の余 韻にひたっていた。まだ、そのぬくもりと、においを覚えていた。部屋にも さっきまでいた笹原の気配がなんとなく感じられる。さっきまで笹原が座っ ていたソファーに目をやる。 (ついさっきまで・・・) 荻上は先ほどまでの、自...
  • ラジヲのお時間【文月】
    ラジヲのお時間【文月】【投稿日 2006/04/11】 ラジヲのお時間 ~BGM・『曜湖・鳴雪のげんしけんラジヲ!』テーマソング~ ~FO~ 「どうも~、いつ誰が聞いてるか分からないげんしけんのネットラジオをお聞きの方、  今日も私、神無月曜湖と!」 「・・・於木野な・・・」 「聞こえませんよ!大きな声で言ってください!!」 「於木野鳴雪でお送りします!!」 ~BGM・完全にFO~ 「皆さん、こんばんは~、こんにちは~、おはようございます~。」 「こんばんは・・・。こんにちは・・・。おはようございます・・・。」 「ずいぶんと暑くなって、夏になってきたな~という今日この頃、皆さんは  いかがお過ごしですか?私はかわいい夏服が見つかって、少しワクワクしてます!  夏コミまでも後一月、といったところ。  ...
  • 妄想少年マダラメF91・2
    妄想少年マダラメF91・2 【投稿日 2006/04/04】 妄想少年マダラメF91 ……Why do I live my life alone with nothing at all.   But when I dream, I dream of you,   Maybe someday you will come true.…… 【2005年9月24日13 50/大通り】 咲は、慣れない秋葉原での不安といら立ちからとはいえ斑目をKOし、あまつさえわがままをこねて困らせていた。 悪気があるわけではない。 「えー、俺がおごるの?」と渋る斑目に、「そんなんじゃないよ。私も出すし。ここが良く分かんないだけ」とぶっきらぼうに答える。 しかしその内心は、(せっかく知り合いに会ったんだから、一緒に行動したい……)と思っていた。 起業の準備に明け暮れていた日...
  • カテゴリー:斑目せつねえ
    カテゴリー 斑目せつねえ 完全に妄想SS 斑×咲 斑咲 告白その後 斑目と高坂 長い夜 天使達の午後SS版 遠い海からきたスー オタクの国のアリス 斑目告白その前 秘密の夜~失墜の魔法使い 斑目と恵子 斑目と恵子・続き 斑目と恵子? もう一つの未来 卒業式シリーズ 斑目の昼休み 斑恵物語 オタクはつらいよシリーズ こんな夢を見た 脈はあるのか 白い日 MとSの距離 タマネギ 恵子と斑目 妄想少年マダラメF91 壁 壁の向こう側 さくら 空の下、大切な場所 痛い話 夢のかがり火 言葉に出来ない まだらめの紐 ラブストーリーは突然に アンジェラ 斑目放浪記 ダラさん 一つの嘘 斑目ハーレム ベルバラ 恋と妄想の初詣 こんなEND まだらめメモリアル攻略日記 斑目、歩く 斑目、思う 真っ赤な誓い koy...
  • カラーパレット
    カラーパレット 【投稿日 2006/07/06】 未来予想図 六月  *** 大「あうう~~~…」 朽「にょにょにょ~~~…」 ある日の夕方、大野さんと朽木君はリクルートスーツ姿のまま、部室の机の上に伸びていた。 荻「…二人とも大丈夫っすか?」 荻上さんはそんな二人に声をかける。言葉はそっけない感じだったが、表情からはとても心配している様子が伺えた。 大「就職活動がこんなにキツイものだったなんて…。去年、笹原さんや咲さんが疲れた顔されてたけど、今になってようやく実感できます…」 荻「そ、そんなキツイんですか」 大「体もなんですけど、特に精神的にですかねぇ…必死で心の準備して面接行って、あっさり落とされるのってたまらないですよ~~…。君はいらないって言われ続けてるようで。本命も落ちちゃいましたし…」 荻「大野先輩って、空港関係とか旅行...
  • 現視研の秘密
    現視研の秘密 【投稿日 2006/01/07】 カテゴリー-現視研の日常 「ふう~~~。」 冬が過ぎ、春の心地よい風が吹いてくる。 時は3月。別れのシーズンだ。 サークル棟の屋上にて笹原は春の心地よい風を感じていた。 「きもちいいなあ~~~。」 もうすぐ卒業を控えた身。ちょっとした感傷に浸っていた。 「もう明日、か。」 そう、卒業式はもう明日に迫っていた。 しかし、卒業に対しての後悔は無かった。 「やるだけのことはやったしな。満足だ~~~。」 そういいながら大きく伸びをする。 「お疲れ様。」 そう声をかけられれ、後ろを振り向く。ぎょっとする笹原。 「か、会長???」 いつの間にやら現れたのか、目の前には初代会長がいた。 「もう卒業だね。本当お疲れ様でした。」 「え、え、卒業したんじゃなかったんですか?」 「うん、そう。...
  • 26人いる! その3
    26人いる!その3 【投稿日 2006/12/03】 ・・・いる!シリーズ 2006年の夏コミ初日。 現視研と「やぶへび」の面々は上野から始発に乗り、ビッグサイトに着いた。 とりあえず1度、全員で一般参加の行列に並ぶ。 一行は、いろんな意味で周囲の目を引いていた。 主な理由は三つあった。 一つ目は人数だ。 コミフェス参加サークルで、大手を除けば総勢22人という人数は、かなりの大人数の部類に入る。 二つ目はメンバーの外見だ。 先ず目を引くのが、巨乳とロリロリの金髪外人女性コンビだ。 あとのメンバーも、巨乳の女性が2人、身長180台のノッポが2人、肥満体の女性が2人、そしてロリ顔ロリ体型の女子たち(しかも1人は筆頭)等、多士済々な面々だ。 そして三つ目は、彼らの尋常ではない荷物の量だった。 多くの者のリュックは通常の物より大型で、しかも今から買い...
  • 影踏み
    影踏み 【投稿日 2006/01/19】 カテゴリー-笹荻 初冬にさしかかろうという、ある乾燥した日の朝、笹原は唸りながら、目覚 めた。 笹「さむ!!むっ」 喉が痛い。頭痛もする。肩や足も筋肉痛がする。 (風邪か?昨日、ヒーターつけたまま、コタツでうたたねしちまったから な・・・) むくむくと布団からはい出し、四つんばいで、がさごそ部屋を漁り始めた。 (体温計・・・あれ、くそ!どこに片付けたっけ?めったに使わねーから な・・・救急箱・・・。ああ、あったよ・・・はは、押入れのエロゲーの雑 誌の下敷きになってら・・・) 布団にごろんと横になり、体温計で体温を測り始めた。 (・・・38度2分・・・。けっこうあるな・・・) 笹原は布団にもぐりこみ、掛け布団に丸まった。 (寝てりゃ直るかな・・・どうせ講義も無いしな。風邪薬・・・ありゃ使用...
  • 8823
    8823 【投稿日 2006/01/14】 カテゴリー-笹荻 とある冬の日。げんしけんの部室に笹原と咲が居た。 咲 「ねー、笹やん、どう?ラブラブ?」 笹原「やー、はは……まあ、普通だよ」 咲 「あれでしょ、年下の彼女だと甘えん坊で困っちゃうな~ み・た・い・な?」 笹原「うーん、むしろ全く甘えてくれないんだけど(苦笑)」 咲 「えー、二人の時もあんま変わんないの?面白くないな~アレ買ってコレ食べたいとかさ」 笹原「何か欲しいものあるか聞いても 特に無いデス で」 咲 「ディズニーランドとかショッピングに休日行きたがるとか」 笹原「……言われたこと無いけど、どうなんだろうねぇ」 咲 「一緒に帰れないとイジケてふくれちゃうとか?」 笹原「それは――」 ガチャ。 荻上「あ、こんにちは」 笹原「やー、今日は授業終わり?」 咲 「オギー、...
  • ブラックアウト
    ブラックアウト 【投稿日 2006/02/02】 カテゴリー-荻ちゅ関連 ここは東北、2000年の春。 中学校の廊下に貼られた紙に、生徒が群がっている。 中島「荻上ー、3年は一緒のクラスだねぇ」 荻上「えー、ほんとー?」 人だかりに入っていけなくて、少し離れた所に居た荻上は、後ろから突然 肩を抱かれたてたものの、同時に手の感触で同じ文芸部の中島だと気付いて、 特にびっくりしたり叫んだりすることも無かった。 中島「なんか文芸部が集まってるみたい。楽しい1年になりそうだぁ」 荻上「2年は私、一人だったからなァ」 中島「寂しかったよねー。カワイソ」 荻上「ん………」 中島「ま、荻上はうちの部の秘密兵器だからね!私としても、手元に置いておきたいわけよ!フフフフ…」 荻上「また悪の黒幕女ごっこ? でも私なんも出来ないしナァ…分厚い眼鏡だし」 中...
  • 3月号予想・その五 続き
    その五 続き【投稿日 2005/12/28】 カテゴリー-3月号予想 ガチャ 笹「こんちはー あ みんないるね」 咲「お 笹原 ………ん?」 笹原の背後に隠れるようにしてもじもじしている荻上 咲「……荻上?」 荻「ひっ!?」 大「……え? お 荻上さんですか!?」 笹「ほら 荻上さん みんな心配してたんだよ」 荻「……す、すいませんでしたっ!」 大「っぐ……えっぐ……うわぁぁあぁぁぁん!」 荻「大野先輩……」 大「……私が勝手なことして それで荻上さんがもう誰も信じられなっちゃって……でもよかったぁ 本当によかったぁ!」 咲「コイツこの一ヶ月ずっと思い詰めてたんだぞ ……荻上現視研来なくなっちゃったし 学内で見かけても……」 荻「本当にすいませんでした……っ……ひっ……ひぃー……」 荻上にハンカチを差し出す笹原 笹「よかったね...
  • 第七話・密林の戦い(後編)
    第七話・密林の戦い(後編) 【投稿日 2006/02/15】 第801小隊シリーズ 前回のあらすじ。 「敵新型兵器の行方を捜索せよ!」 指令を受けた第801小隊は、 すでに皇国軍が撤退したはずの密林を突き進む。 川のほとりで食事をし、束の間の休息を楽しむ面々。 しかし、そのとき敵の接近を告げる警報が・・・。 ゲリラ戦法を得意とする敵軍は、密林へと小隊を誘う。 先走ったササハラが一人密林へと突撃し、 システムを起動させ二機までは撃破するが、 三機目に攻撃を仕掛けたところで罠にはまる。 動かなくなった機体。迫る敵機。 「う、動け!動けーーーーーーーーーーーーーー!!」 密林に、ササハラの叫びがこだました。 ザクのヒートホークがコクピットに狙いを定める。 「うわーーーーーーーーーーー!!」 動かない機体をそれでも必死に動かそう...
  • 2月号予想・その二
    その二 【投稿日 2005/11/27】 カテゴリー-2月号 客「これください」 荻「あ、ありがとうございました!」 笹「……ということはアレですか?」 荻「……アレですかね……」 笹「ささ、先生の口から!」 荻「あ……えっと……か、完売しましたー!」 隣の店から拍手が起こる 荻「あ、どうもアリガトウゴザイマス……」 笹「どーですか、完売した気持ちは?」 荻「いやー……ちょっとまだ自分でも……ああ」 笹「よかった完売できて! うん、俺もホントに感動してきた!」 極上の笑顔を見せる笹原 あのときはこの笑顔から逃げてしまったが、今は―――― ―――わかったんだ―――この人なら―――いや、この人じゃなきゃダメなんだって――― 荻「はい!」 あのときから一度も見せることのなかった、心の底からの笑顔を見せる荻上 コミフェスも終わりビ...
  • 30人いる!
    30人いる! 【投稿日 2007/07/16】 ・・・いる!シリーズ 西暦2006年、一時は存亡の危機に立たされた荻上新会長政権下の椎応大学現代視覚文化研究会は、11人もの新入会員を迎え見事に復活した。 会員激増に伴なう部室の移転、親睦を図る為の海水浴、そして夏コミでの同人誌販売に3日間日替わりのコスプレと、数々のイベントを消化しつつ進み続ける新生現視研。 現在の次なる攻撃目標は学祭だ。 スーがクルルのコスを希望したことから始まって、話はケロロ小隊コス、そして夏コミで使ったベムとアルの着ぐるみコスも交えた「ウルトラファイト」風映画制作へと発展。 果たして現視研の映画制作は成功するのか? どうなる現視研! どうする荻上会長! 現視研の明後日はどっちだ! 主なオリジナル設定 荻上会長政権下での新1年生は11人で、さらに秋からはスーとアンジェラも加わ...
  • 卒業式当日
    卒業式当日 【投稿日 2006/02/23】 卒業式シリーズ  今日は笹原たちの卒業式だ。 昨日まではまだ肌寒かったのだが、今朝は空がすっきりと晴れ、柔らかな日差しがさしていて暖かい。 まさに卒業式日和といったところだ。 式が終わってから笹原たちと合流する予定になっている。  時間は十分にあるのだが、妙にそわそわと準備をしながら、斑目は思い出していた。 昨日は家についてすぐ着替えてから、ベッドに座ったきりボーっとしていた。しばらくして急に睡魔に襲われ、そのまま寝てしまったのだった。 仕事疲れと、昨日のあの出来事でずいぶん精神的にも疲れていたらしい。熟睡していたようだ。 今朝はすごく寝覚めが良かった。頭がすっきりしている。 (今日で春日部さんの姿も見納めかぁ……。なんか、昨日あれだけお互いに本音で話しあった後だと、気まずいかな…? いや。かえって...
  • となりのクガピ2 その2
    となりのクガピ2 その2 【投稿日 2007/01/26】 カテゴリー-その他 【14】 同人誌「いろはごっこ」読了……。 18禁同人誌なんて慣れっこのはずなのに、読んでいてドキドキしてしまった。 (ワタシ、小学生の時にこの漫画をおねだりしたのか)と思うと、恥ずかしくて顔中が火に包まれたみたいに熱くなった。 おそらく真っ赤になっているであろうワタシは、周りで黙って見守っている先輩方を見回す。 あぁ、気まずそう……orz ワタシは、カチカチカチカチカチカチ……と歯車の音がするようなぎこちなさで頬の筋肉をつり上げた。 笑え、笑うんだワタシ。いま精一杯の感謝を込めて! 「あ、あははははは、いやぁ私も小説書きですけど同人活動してるんで、このくらい日常茶飯事ですよ!」 「そそっ、ソーダよねハハハハハハハハッ」 皆が声を揃える。 その場...
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