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ヒラメキパズル マックスウェルの不思議なノート - (2013/01/09 (水) 16:47:44) の1つ前との変更点

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&bold() *ヒラメキパズル マックスウェルの不思議なノート 【ひらめきぱずるまっくすうぇるのふしぎなのーと】 |ジャンル|ヒラメキパズル|&amazon(B004AYEB0C)| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |発売元|コナミ|~| |開発元|5th Cell|~| |発売日|2011年1月27日|~| |レーティング|CERO:A|~| |価格|3,980円(税込)|~| #contents(fromhere) **概要 -Warner Bros. Interactive Entertainmentの発売した『Scribblenauts』の日本ローカル版。~ 書かれた単語が実際に現れるという不思議なノートを持つ主人公マックスウェルを操作し、出現したアイテムを用いて人助けをしたり、困難をクリアするパズルアクションゲーム。~ オリジナル版は100万本超えのヒットを記録し、シリーズ化されている。 **特徴 -下画面のノートに単語を記入してアイテムを召還し、それを駆使してマップ中のスターを取ればマップクリア。 --単語入力方法は、タッチペンで文字を書いて入力する手書き認識と、ひらがな/カタカナ/アルファベットに対応したタッチペンによるキーボード入力がある。 --出現したアイテムはそのまま使う事もできるほか、組み合わせて使う事も可能。 --マップには大きく「~をしろ」等のクリア条件が設定されていて、それを満たせばスターが出現する「パズルモード」と、最初からスターが設置してあり、アイテムを駆使してスターを手に入れる「アクションモード」がある。 -クリアの際には如何に少ないアイテムで、短時間でクリアできたか等に応じて評価され、ゲーム内の通貨である「オラー」を入手。これを消費して新たなマップを解放することができる。 -一度クリアしたマップでは、以前クリアした際に使用していない単語のみを使用して、3回連続クリアする必要がある「アドバンスドモード」にチャレンジできる。 -また自分でマップを作成するエディットモードもある。作成したマップは自分でプレイできるほか、通信で他のプレイヤーが遊ぶこともできる。 **評価点 ***対応する単語の多彩さ -収録された単語は一般的なポケット辞書に匹敵する2万語以上。単語がほぼ名詞に限定されているという点から考えれば、非常に充実している。恐らく思いつく限り入力してもかなりヒットするであろう。 --登録単語は一般的な物から専門的な物、細かい品種、マニアックな物、SFやファンタジー、現象、人・動物・架空の物など形を問わず様々なアイテムを出すことができる。 ***自由度の高いクリア条件 -シナリオクリアのために決まった答えは存在せず、最終的にスターを取る、又は出現させればクリア扱いになる。 --例えばヒマワリの眼を成長させることがスター出現条件となっているマップでは、「じょうろ」で水を与える、「たいよう」で光合成を促す、「ひりょう」を与える等々様々な方法が正解扱いとなる。 と、ここまでならば収録単語数と自由度が高い程度の単なる「ゲームをしながら単語を覚える」子供向けの教育ソフトでしかないという印象を受けるだろうが、このゲームの真の魅力は「''教育ゲームの皮を被った確信犯的なバカゲー''」という点にある。以降にその点を例示する。 ***多彩過ぎる対応単語 -一応アルコール・煙草・麻薬類、性的・差別的用語などは収録されていないが、それ以外ならば公序良俗に抵触しそうな毒劇物、兵器等が呼び出せ、普通に使用できる。「LHC(ラージハドロンコライダー)」や「かくばくだん」など出したが最後ゲームオーバーとなる物もある。なお一部ファンの間では「クトゥルフ」を如何に有効に使うかが命題となっていたりする。 --特に日本ローカライズ版である本作は小島プロダクション監修の元、「ソリッドスネーク(メタルギアシリーズ)」「アルカード(悪魔城ドラキュラシリーズ)」「ゴエモン(がんばれゴエモンシリーズ)」「ビックバイパー(グラディウスシリーズ)」「パワプロクン(パワフルプロ野球シリーズ)」「ふじさきしおり(ときめきメモリアル)」「たかみねまなか(ラブプラス)」等数々のコナミキャラが召喚可能。空を自由に飛べてミサイルが撃てるビックバイパーはともかく、バンパイアにあっさり返り討ちに遭うアルカードや、小動物にすら簡単に殺されるしおりやまなか等、役に立つかは微妙なのが多いが。 ***自由度が高すぎるクリア条件 -例えば「屋根から降りられなくなっている子猫を下で待つ飼い主の所に戻す」がクリア条件となっているマップでは、「はしご」を用いて降りる道を作る、「しょうぼうし」等助けてくれそうな職業の人を出すなどの他、「てんしのはね」を付けてマックスウェルが空を飛んで回収してもいいし、あまつさえ「たきび」「かえんほうしゃき」などで家を焼き払っても、「クトゥルフ」を呼んで子猫を驚かせて無理矢理降ろしても、子猫が生きて飼い主と再会できればOKとなる。 --例として挙げたマップはごく序盤の簡単な物であるため、ここまでするのは単なるネタでしかないが、ゲームが進んで難易度の上がったマップで、更に条件が限られるアドバンスドモードをプレイする際には、もう手段など選んでられなくなり、必然的にシュールかつ無慈悲なクリア方法を強いられることになる。 --なおクリア条件に「~を傷つけてはならない」といった条件が無い限り、無辜の一般市民や動物などをいくら殺そうがクリアとなる。文字通り目的の為に手段を選ぶ必要のないゲームである。 **難点 ***強力すぎる単語が存在する -本来は子供向けのゲームであり、ある程度抜け道を作らないと詰まる可能性があるためであろうが、それにしても万能に近い単語が色々存在する。最終的なゲームの難易度はかなりの手ごたえとなるが、これらの単語を駆使すれば一転ヌルゲーと化す。 --例えば「む」と入力すればブラックホール状の物体が発生。吸い込まれると敵のほぼ全てが死に、障害物の大半が破壊される。スターが破壊されることもあるが、平仮名1文字という手軽な入力で強力無比な効果が得られるという点から、プレイヤーの間では反則に近い扱いを受けている。 --他にも炎以外では倒せない「スライム」や非常に強い上マックスウェルに攻撃してこない「かみさま」等強すぎる単語は多い。余談だが本作はレーティングの関係か「子供キャラは何をされても死なない」という特性がある。そのため猛獣や怪物に差し出して囮にしたり、溶岩の中に叩き込んで足場代わりにする等の無茶ができる。 **余談 -前述の通り本作のオリジナルである『Scribblenauts』はシリーズ化されており、その内第2作目の『Super Scribblenauts』は『スーパースクリブルノーツ』の名で本作同様日本語ローカライズされている。 --ただし本作と違い原題をそのままカタカナで邦題にしているため、続編であることに気付かなかったプレイヤーもいたらしい。 --『スーパー~』では単語の前に修飾語を付けることが可能になっており、単語に様々な特性を持たせることができるようになっている。もちろんコナミネタも健在。 --一方で本作とは違いCEROはB(12歳以上)となっている。教育ソフト…? **総評 文字通り「親子で楽しめるゲーム」である。バカゲー好きの親御さんならば、子供に『言葉の勉強のために買い与える』という名目で購入し、自分も無茶苦茶な単語を入れてシュールな画像を楽しむという遊び方ができる珠玉の逸品である。
&bold() *ヒラメキパズル マックスウェルの不思議なノート 【ひらめきぱずるまっくすうぇるのふしぎなのーと】 |ジャンル|ヒラメキパズル|&amazon(B004AYEB0C)| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |発売元|コナミ|~| |開発元|5th Cell|~| |発売日|2011年1月27日|~| |レーティング|CERO:A|~| |価格|3,980円(税込)|~| #contents(fromhere) **概要 -Warner Bros. Interactive Entertainmentの発売した『Scribblenauts』の日本ローカル版。~ 書かれた単語が実際に現れるという不思議なノートを持つ主人公マックスウェルを操作し、出現したアイテムを用いて人助けをしたり、困難をクリアするパズルアクションゲーム。~ オリジナル版は100万本超えのヒットを記録し、シリーズ化されている。 **特徴 -下画面のノートに単語を記入してアイテムを召還し、それを駆使してマックスウェルがマップ中のスターを取ればマップクリア。 --単語入力方法は、タッチペンで文字を書いて入力する手書き認識と、ひらがな/カタカナ/アルファベットに対応したタッチペンによるキーボード入力がある。 --出現したアイテムはそのまま使う事もできるほか、乗り物なら乗って操作することもできるし、2つ以上のアイテムを組み合わせて使う事も可能。 --マップには大きく「~をしろ」等のクリア条件が設定されていて、それを満たせばスターが出現する「パズルモード」と、最初からスターが設置してあり、アイテムを駆使してスターを手に入れる「アクションモード」がある。 -クリアの際には如何に少ないアイテムで、短時間でクリアできたか等に応じて評価され、ゲーム内の通貨である「オラー」を入手。これを消費して新たなマップを解放することができる。 -一度クリアしたマップでは、以前クリアした際に使用していない単語のみを使用して、3回連続クリアする必要がある「アドバンスドモード」にチャレンジできる。 -また自分でマップを作成するエディットモードもある。作成したマップは自分でプレイできるほか、通信で他のプレイヤーが遊ぶこともできる。 **評価点 ***対応する単語の多彩さ -収録された単語は一般的なポケット辞書に匹敵する2万語以上。単語がほぼ名詞に限定されているという点から考えれば、非常に充実している。恐らく思いつく限り入力してもかなりヒットするであろう。 --登録単語は一般的な物から専門的な物、細かい品種、マニアックな物、SFやファンタジー、現象、人・動物・架空の物など形を問わず様々なアイテムを出すことができる。 ***自由度の高いクリア条件 -シナリオクリアのために決まった答えは存在せず、最終的にスターを取る、又は出現させればクリア扱いになる。 --例えばヒマワリの眼を成長させることがスター出現条件となっているマップでは、「じょうろ」で水を与える、「たいよう」で光合成を促す、「ひりょう」を与える等々様々な方法が正解扱いとなる。 と、ここまでならば収録単語数と自由度が高い程度の単なる「ゲームをしながら単語を覚える」子供向けの教育ソフトでしかないという印象を受けるだろうが、このゲームの真の魅力は「''教育ゲームの皮を被った確信犯的なバカゲー''」という点にある。以降にその点を例示する。 ***多彩過ぎる対応単語 -一応アルコール・煙草・麻薬類、性的・差別的用語などは収録されていないが、それ以外ならば公序良俗に抵触しそうな毒劇物、兵器等が呼び出せ、普通に使用できる。「LHC(ラージハドロンコライダー)」や「かくばくだん」など出したが最後ゲームオーバーとなる物もある。なお一部ファンの間では「クトゥルフ」を如何に有効に使うかが命題となっていたりする。 --特に日本ローカライズ版である本作は小島プロダクション監修の元、「[[ソリッドスネーク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/543.html]]」「[[アルカード>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/511.html]]」「[[ゴエモン>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/639.html]]」「[[ビックバイパー>グラディウス]]」「[[パワプロクン>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1461.html]]」「[[ふじさきしおり>ときめきメモリアル]]」「[[たかみねまなか>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/95.html]]」等数々のコナミキャラが召喚可能。空を自由に飛べてミサイルが撃てるビックバイパーはともかく、バンパイアにあっさり返り討ちに遭うアルカードや、小動物にすら簡単に殺されるしおりやまなか等、役に立つかは微妙なのが多いが。 ***自由度が高すぎるクリア条件 -例えば「屋根から降りられなくなっている子猫を下で待つ飼い主の所に戻す」がクリア条件となっているマップでは、「はしご」を用いて降りる道を作る、「しょうぼうし」等助けてくれそうな職業の人を出すなどの他、「てんしのはね」を付けてマックスウェルが空を飛んで回収してもいいし、あまつさえ「たきび」「かえんほうしゃき」などで家を焼き払っても、「クトゥルフ」を呼んで子猫を驚かせて無理矢理降ろしても、子猫が生きて飼い主と再会できればOKとなる。 --例として挙げたマップはごく序盤の簡単な物であるため、ここまでするのは単なるネタでしかないが、ゲームが進んで難易度の上がったマップで、更に条件が限られるアドバンスドモードをプレイする際には、もう手段など選んでられなくなり、必然的にシュールかつ無慈悲なクリア方法を強いられることになる。 --なおクリア条件に「~を傷つけてはならない」といった条件が無い限り、無辜の一般市民や動物などをいくら殺そうがクリアとなる。文字通り目的の為に手段を選ぶ必要のないゲームである。 **難点 ***強力すぎる単語が存在する -本来は子供向けのゲームであり、ある程度抜け道を作らないと詰まる可能性があるためであろうが、それにしても万能に近い単語が色々存在する。最終的なゲームの難易度はかなりの手ごたえとなるが、これらの単語を駆使すれば一転ヌルゲーと化す。 --例えば「む」と入力すればブラックホール状の物体が発生。吸い込まれると敵のほぼ全てが死に、障害物の大半が破壊される。スターが破壊されることもあるが、平仮名1文字という手軽な入力で強力無比な効果が得られるという点から、プレイヤーの間では反則に近い扱いを受けている。 --他にも炎以外では倒せない「スライム」や非常に強い上マックスウェルに攻撃してこない「かみさま」等強すぎる単語は多い。余談だが本作はレーティングの関係か「子供キャラは何をされても死なない」という特性がある。そのため猛獣や怪物に差し出して囮にしたり、溶岩の中に叩き込んで足場代わりにする等の無茶ができる。 **余談 -前述の通り本作のオリジナルである『Scribblenauts』はシリーズ化されており、その内第2作目の『Super Scribblenauts』は『スーパースクリブルノーツ』の名で本作同様日本語ローカライズされている。 --ただし本作と違い原題をそのままカタカナで邦題にしているため、続編であることに気付かなかったプレイヤーもいたらしい。 --『スーパー~』では単語の前に修飾語を付けることが可能になっており、単語に様々な特性を持たせることができるようになっている。もちろんコナミネタも健在。 --一方で本作とは違いCEROはB(12歳以上)となっている。教育ソフト…? **総評 文字通り「親子で楽しめるゲーム」である。バカゲー好きの親御さんならば、子供に『言葉の勉強のために買い与える』という名目で購入し、自分も無茶苦茶な単語を入れてシュールな画像を楽しむという遊び方ができる珠玉の逸品である。

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