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くにおくんの時代劇だよ全員集合 - (2010/07/08 (木) 07:08:21) のソース

**くにおくんの時代劇だよ全員集合
【くにおくんのじだいげきだよぜんいんしゅうごう】
|ジャンル|アクション|
|対応機種|ファミリーコンピュータ|
|発売・開発元|テクノスジャパン|
|発売日|1991年7月26日|
|定価|6,500円|

*概要
-テクノスジャパンの人気作「くにおくんシリーズ」。見下ろし型2Dアクションで、敵を倒すとレベルが上がり、金で必殺技や装備で強化していくRPG要素もある。
-舞台は江戸時代日本。くにおくんシリーズに登場した様々な面々が敵味方とし、事件解決のために日本全国を歩いて周る。
-二人同時プレイが可能。コンフィグでNPC操作か2P操作か選択できる。
--この際、双方の攻撃が干渉するか(殴り合えるか)どうかも選べる。

*長所
-作中に流れるBGMはその土地土地の民謡を大胆にアレンジした物。哀愁漂いながらもかっこよさを忘れないので人気は高い。
-膨大な量の必殺技。その数26。
--必殺技はレベルを上げる・店で買う事で覚えられる。
-一つの地方に一つ以上『なぞのみせ』と言う店が隠されており、コレを発見するのも楽しみの一つ。
--解りやすい洞窟の中から、断崖をおりて走り続けたり、一見唯の画面端にしか見えない場所を降りていく等隠され方は多彩。
-コンフィグ要素が多い。
--選べる難易度。下げれば死ぬ方が難しい程下がるが、上げると最初のボスに到達する事すら容易ではないところまで上昇する。
--上記二人同時プレイ時のNPC/プレイヤー切り替えから殴り合いまで選択可能。さらにはNPCの志向性まで指定できる。
--水流の流れすら操作可能。限界まで調整すると別世界が広がる。

*短所
//-非常に人気のある本作だが実はあまりプレイ方法が多くない。詳しくは下記移殖項目参照。
//Wiiに配信された今では、上記の記述は不正確
-ボス登場までに倒さねばならないザコ数が10人と前前作「熱血物語」より多い(物語では4人)。
-作中にアイテムの効果の説明が無く、実際に買って装備してみないとわからない。中には装備しても具体的な効果がわからない物も。
-攻撃を与えた時の吹っ飛びが攻撃力に応じて変化するため、レベルアップして攻撃力が上がると敵が際限なく吹っ飛び、そのまま画面外にまで転がっていってしまう。追いかけて自分も画面外に出てしまえばエリアチェンジ(入り直しても戦闘はやり直し)となるため、敵が戻ってくるまで待たねばならない羽目になる。しかもザコ敵はダウンからの復帰が遅い。
-体力が0になっても気力が体力に還元されて復活するため、体力気力ともに0にしなければとどめにならないという独特のシステム。しかし、気力が体力に還元されるのはダウン状態になった時のみ。それまでは''ダメージを3桁叩き込もうと体力0で持ちこたえてしまう''。そのダメージも一撃で満タンの体力が0になるような極端なダメージが出るほど大雑把。
-逆に、''ダウンしている相手へのダメージは直接気力に与えるため、ダウン中に連続ヒットする技(ダウン専用追撃技も含む)によって完全にバランスが崩壊''。ザコ敵はどれだけレベル差があろうが一度ダウンさせればそのまま即死させることが可能で、もちろんボスであっても数回繰り返せば終了という酷い有様である。
--普通のパンチキックではなかなかダウンせず、気力システムのせいで体力0にしても耐えてしまうため、ジャンプアッパーや必殺技での吹っ飛ばしゲー状態。でも吹っ飛ばすと上記の画面外飛び出し問題が起こるというジレンマ。結果、''いかにして画面外に出さずに敵をダウンさせるか''というバランスになってしまっている。

-登場人物、シナリオの問題。
--全員集合と銘打っている割に冷峰四天王の木下が登場しない。前作「行進曲」初登場のキャラで時代劇にも登場してるキャラはごく一部のみ。特に主人公くにおの所属する熱血高校チームのキャラはゼロ。りき所属の花園高校チームからは一人だけという有様。というか「物語」の登場人物とほとんど同じという、単なる「物語」のマイナーチェンジ版。
--システム的にも「物語」時代に退化している面が多い。
---画面内の出現可能武器数が行進曲では4つまでだったのに、3つまでに退化している。
---行進曲では軽いダメージを受けただけでは持っている武器を落とさなかったが、少しのダメージで落としてしまうように退化している。
---「爆魔龍神脚」「オーラパンチ」といった行進曲で追加された必殺技がまったく登場しない。
--説明書記載のボスキャラのステータスや必殺技が物語、行進曲での設定とまるで違ってるキャラが多い。使ってくる必殺技も説明書記載と実際のゲームでは異なるキャラもしばしばいる。
---ボスキャラは全員武器投げが強いタイプになってしまっていて説明書の記載と能力値が違う、等。
-もっさり、ふわふわの重力。敵のジャンプキックが全て頭上を超えて行く。
-裏技を使わないと覚えられない「まっはすいんぐ」。
-難易度が「やさしい」も「ちょやさ」も同じ難易度。(どちらも敵は全員ステータス0体力1になる。)


*移殖
-FC版発売二年後の1993年12月22日、GBでも発売。通信機能により2P協力・対戦も搭載されている。
-GBAの『熱血コレクション3』にも移植されている。変更点は特に無いが、セーブ機能が無いにも関わらずきろく画面が存在する謎仕様。
--コスト減のためにセーブ可能な基板すらケチったのだろうか?
-他には携帯アプリゲームにも移植されているがこちらは色々と追加要素が施されている。
-純正移殖はWiiバーチャルコンソールで配信されているもののみ。