涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「ある日の事故」で検索した結果

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  • ある日の事故
    ある日の事故  キョンの顔が目の前にあった。  もう少しで口と口がくっつきそうなギリギリのところで、彼はかろうじてかわしきった。 「おしい」 「あとちょっとで、ブチュっといったのにな」  キョンの背後から男子生徒たちの声が聞こえたと同時に、キョンはガバッと起き上がって、彼らのうちの一人の胸倉をつかんだ。 「ふざけんな! これはいったい何のマネだ!」  怒りに満ちたその声は、今まで一度も聞いたことがないほどの声量だった。  私は起き上がり、状況を把握した。  どうやら、キョンが彼らによって後ろから押し倒され、その結果として私と衝突して、さっきのような状態になったらしい。  確かにタチの悪い悪戯だ。 「佐々木に土下座して謝れ! こんなくだらん悪戯で俺なんかとキスなんかするハメになったら、佐々木がかわいそうだろうが!」  このままでは、彼ら全員を殴り倒しかねない。  そうなれば、暴...
  • ある日の出来事
    はい、準備はいいですね。 今日は僕の過去について話をしようと思います。   僕が北高に転校するよりも前、高校生でもなく、 機関の存在など夢にも思わない3年前の春―   ―僕はいつものように目を覚まし、部屋のカーテンを開けます。と同時に、 急激な吐き気が僕の胃を満たしました。   すぐに洗面台に駆けつけ、部屋に戻った僕は、 新しい環境に慣れないための体調不良か何かだろうと思いました。   念のため医者にいってみたのですが、医師の診断はまったく問題なし、 健康であるというものでした。   その夜、僕は夢を見ました。そこは灰色の空間で、景色は僕の住む街そのものなのに、 人は誰一人としておらず、僕はそこをあてどもなく歩いていました。   僕はビルの中に入り、気がつけば屋上に登っていました。   そこから遠くを見ると、ずっと向こう、いくつも町を隔てたあたりで、 もやのような影が見えたような気がしまし...
  • ある日の活動
    「よし、今日は何賭ける?」 「おでん。牛すじ。」 「もうこの時期には無いんじゃないか?」 「じゃあカレーまん。」 「それもないと思うが。」 「じゃあフランクフルト。」 「それならあるだろうな。」 「今日こそ勝つ。」 「いや、俺が勝つ。つーかオセロくらいしかお前に勝てん。」 「長門さん、応援してますよ。僕の仇を討ってください。」 「お茶が入りましたよ。」 「どうしてその上のマスじゃないんですか?3つ損しましたよ?」 「それを取ってもすぐ返されるだろ。目先しか見てないからお前は強くなれないんだ。」 「…長門さん?」 「……難しい選択を迫られている。どこに打っても反撃される。」 「僕にはさっぱり。」 「あたしにも…」 「やっほー!遅れてごめーん。」 「どうした長門?降参か?」 「……降参。」 「涼宮さんお茶をどうぞ。」 「あれー?有希、まだ3分の1も残ってんじゃない。可能性がある限り足掻かなき...
  • ある雪空の日の事 後編
    ある雪空の日の事 前編より ハルヒの掛け声により決戦が始まった。 …。 …。 ………不思議だ。何故か随分と長い時間放置されていた気分がするが……まぁ、気のせいだろう。 …。 「っと?!」 …。 雪玉が俺の顔をかすめた……ボーっとしている場合じゃない。 …。 開始と同時に雪玉の応酬が始まる。やはり人数の差のせいか生徒会側の勢いが強い……が。 …。 「ふっふっふっ、当たらなければどうって事は無いのですよ……ふもっふ!」 …。 古泉は雪玉をヒラリとかわしながらしっかりと投げ返している。 鶴屋さん、谷口、国木田、他のメンバーも問題ないようだ……が。 …。 「ふええええぇぇ」 「みくるちゃん!ほら、しゃがんでないで投げなさい!」 「怖いですうううう」 …。 朝比奈さんは予想通りと言うか何と言うか……開始早々しゃがみこんで頭を押さえていらっしゃる。 …。 「朝比奈さん、こっちへ」 「ふぇ、キョンく...
  • ある雪空の日の事 前編
    「いい、みんな!!アタシ達の辞書に敗北の二文字は無いのよ!!」 …。 ハルヒの声が響く。 …。 「やれやれ」 「ふふ、かしこまりました。元帥閣下」 「が、がんばります!」 「コクン」 「オッケ~にょろ♪」 「血が騒ぐぜ!」 「出来るだけ頑張るよ」 …。 決戦の時は来た!!。 …。 …状況がわからない? OK 今回の出来事を振り返ってみよう。 …。 …。 …。 …。 「明日雪合戦をするわよ!!」 …。 ……はい?。 …。 今日は一年生最後の日、明日から春休みだ。 終業式を終えた俺達は春休み中に行う合宿についての最後の打ち合わせを行う為部室に集まっていた。 一通り話し合いを終え さあ帰るか…。 と思った時にハルヒの声が部室に響いた。 古泉も朝比奈さんも目を丸くして驚いている……まぁ、長門はいつも通りだが。 …。 「……ハルヒ」 「何よ!」 「……今、何をするって言った?」 「雪合戦よ!アン...
  • ある日 文芸部室にて
    ある日 文芸部室にて キョン「今日は長門と古泉しかいないのか」 古泉「朝比奈さんは用事で今日はこられないとのことです」 なぜ朝比奈さんはおれでなくこんなやつに言付けを頼んだのかと、少し腹が立ったがまぁいい 古泉お茶いるか? 古泉「はい、お願いします」 長門は? 長門「・・・・・コクリ。」 おまえら、朝比奈さんが来ないこと知ってるんなら自分の分くらい入れとけなまけものどもめ やかんをコンロにかけていると後ろから気配がする 長門「・・・・・・・・。」 ん?どうしたんだ 長門「まだ?」 あー、もうちょっと待ってくれすぐ作るから 今日はやけにせっかちだなぁ、そんなに喉が渇いていたなら自分で入れとけばいいのに というか、宇宙人でも喉が渇くのか などと考えていると突然長門のやつが俺のズボンのチャックを開け始めやがった キョン「おい長門何してんだ」 えらく冷んやりした手が俺のものを握っていた う...
  • ある雪空の日の事
    前編 後編
  • とある日曜日の出来事
      「ちょっとキョン、歩くの遅いわよ。もっとシャキシャキしなさい!」   今日は日曜日。俺はコイツと二人で人騒がしい商店街を闊歩している。 たまの休みだというのに、なぜにこんな汗だくで重たい荷物を抱えて歩いてるんだ、俺は。 「お前が速いだけだろう。だいたいそう思うなら自分の買ったものぐらい自分で持てよ。」 というかコイツの買ったものしか荷物と呼べそうな物はないのだが。 ちなみに俺は現在右手に二つ、左手に三つ、計五つの紙袋を両手に装備している。 袋の中身はコイツの買った洋服、コイツの買った下着、コイツの買った靴などなど 午前中から午後にかけ、この大きめの商店街をぐるっと一周しながら数々の店でコイツが購入した 俺にとってはすこっしも価値がない物ばかりだ。 「嫌よ。重いし。」 おい。 「普段から運動不足のアンタにはそれぐらいが調度いいのよ。むしろ適度な運動を用意してあげたアタシに感謝してほしいわ...
  • 涼宮ハルヒの理想
    ある日の事だ。 教室に行くとハルヒが先に来ていた。 「よ、おはよハルヒ」   「キョン」   「ん?なんだ?」   「キョンキョンキョンキョン」   「一体どうしたんだハルヒ?」   「キョーンキョンキョン」 これは何事だ? するとハルヒはルーズリーフを取り出しこう書き殴った。 『何しゃべっっても「キョン」になっちゃう。どうしよう』 何がどうなってるんだよ、おい・・・   ふと廊下に目をやると古泉と長門が立っているのを発見した。 俺は二人に相談しようと立ち上がったがブレザーの裾をハルヒに掴まれ動けなかった。 「ちょっと、トイレに行ってくるだけだから」   「・・・キョン~・・・」 そんな涙ぐんだ瞳でかつ上目遣いで見ないでくれ。 思わず抱きしめたくなるじゃないか。 「お前ら、朝っぱらから何してるんだ?」 出た。アホの谷口の登場だ。 「なんだ?プレゼントでもせがんでるのか?」   「違う。どう...
  • 第一章 ある日、突然に。
    長門ふたり   プロローグ   我々は情報統合思念体。宇宙を統べるもの。全ての時間と空間を超越し、全存在の 上位に位置する。我々は無誤謬であり決して間違いを犯さない。ごく少数の例外を 除いては....。   第一章 ある日、突然に。   授業が終わってから教室で宿題をやった後、僕は団室に向かった。団室に行くのも なかなか難しいタイミングが必要だ。一番理想的なのは最後に部屋に入るというパターン。彼や涼宮さん がすでにその日のパターンを作ってくれているから、それに乗ればいい。 ただ、このパターンの場合、部屋の扉を開けたときに何が起きているか解らないから とっさの対応が難しい場合もある。あの5月の日、世界が消滅の危機に瀕した日の前日、 部屋に入って行くと涼宮さんがバニーガール、朝比奈さんがメイドの格好、そして なんか険悪な雰囲気、僕は 「今日は仮装パーティの日でしたっけ」 などととっさにボケてみ...
  • エッチな短編置場
      ここにはエッチな短編を置いてください 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 ある日 文芸部室にて ミルク つきあう 涼宮ハルヒは思春期 長門有希のエロゲ 初めてはあなたに マニアックキョン 電子手紙の終焉 思春期キョン保守 メイドさんごっこ保守 黄色リボンちゃん めがっさいただきます まぞ☆もり まぞ☆もり2 まぞ☆もり ある日のお話 一日団長権
  • 長編・キョン2
    涼宮ハルヒのロックバンド キョンとキョン Happiness! 『思い出の結晶』 『キョンの悪夢』 志 ハルヒの好きな人 『lakeside love story』 真夏の日の夢 3人娘の本音 BR 未完? キョンの突撃 To非日常 from日常 初恋 in the middle of nowhere カントリーロード ガール・ミーツ・ガール 涼宮ハルヒの微笑 とりあえず無題(仮) 宇宙戦争 SOS団お掃除大作戦 全力疾走!ロミオ&ジュリエット ただ一人のための物語 ある日のイベント 緋色の媚薬 命の価値 キョンの日常 ) 幸せの定義 尾行大作戦? あるカップルの優劣 And everyone passed away リセット(微鬱描写有) 虫歯と歯医者 恋愛お試しお手伝い! 涼宮ハルヒの中秋 ハルヒになっちゃった 月で挙式を 三者面談 とびだせ大作戦はサイケデリック 親愛の情 デッサン ...
  • ある日森の中
    俺は今走っている。 青春のまっただ中、明日に向かって走っている。 …って表現が似合う年頃だが今は純粋に走っている。 結構必死だ。 周りを見るとハルヒも長門も朝比奈さんも古泉も走っている。 必死に…。 …状況が分からない? OK では最初から振り返ってみよう。 ~部室~ ハルヒ「謎だわ。」 ハルヒがパソコンを見ながら何やら呟いている。 キョン「何の事だ。」 俺はハルヒに近づき尋ねた。 ハルヒ「これよ。」 なになに…2ちゃんねる?ニュース速報+?これがどうしたんだ? ハルヒ「この記者よ…一体いつ寝てるのかしら…。」 …ああ…ばく太か。 キョン「…それは触れたらいけない事なんだ。」 ハルヒ「ふ~ん、まぁ良いわ。」 キョン「んでみんなに話があるとか言っていたな?もしかしてこの事か?」 ハルヒ「違うわ…もうみんな揃っているわね。これよ。」 ハルヒはそう言って新聞の記事を俺達に見せた。 古泉「つちの...
  • 妹×古泉
    ―暑い、暑すぎる― …8月のある日の事、連日続く暑さに耐えきれなくなった俺は、コンビニにガリガリ君を買いに行こうと思い、家を出た。 いつもならこのクソ暑い中、ハルヒの「不思議探索」に駆り出されるのだが、幸いにも今日は休み。さすがのハルヒもこの猛暑にはお手上げらしい。 しかし我が妹には感服する。こんなクソ暑い中、毎日のように友達と遊んでいるらしい。 いやぁ、子供ってのは恐ろしい。 そんな事を考えながら歩いていた俺の目に、とんでもない光景が飛び込ん出来た なんと、我が妹が古泉と肩を並べて歩いているではないか―― なんだ、どういう事だ?訳が解らん。人違いか?そんな筈は無い、妹とは長い間一緒に住んでたんだ、間違える筈がない。 第一、妹は 「友達と遊びに行ってくる~」とか言って家を出ていっていた。 その友達とは古泉の事を言っていたのか? まさか― 何度か古泉を家を入れた事はあるが、妹...
  • アナル短編置場
      ここにはアナル・801系な短編を置く場所です。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50   51 おめでた テドドンの憂鬱 キョンと長門と氷菓子 ダブル誕生日 長門平手打ち編 宇宙プリンの侵入 古泉一樹の苦悩 走り屋ハルヒ 古泉イツキの憂鬱 ある晴れた夜のキョン 【騙し騙され】キョンvs古泉【アナルの攻防】 SOS団的俳句 スカトロジカル・マッガーレ キョンが一番セクシー あほがき エロゲの始まり風SOS団 マッガーレの恐怖 わかめ伝説喜緑さん 谷口の忘れ物 ある日のこいずみくん保守 村上ハルキョン 阪中さんの(小)暴走 アナル的に挑戦シ...
  • 幸福な鶴屋さん 3
    ある日の放課後、私はいつものように部室棟の物置で昼食をとっていた。 以前教室で弁当を広げた際、まとめて3Fの窓から放り投げられてしまって以来、ここが私の食堂になった。   様々な教材が積み上げられており、窓からさす陽ざしも大半が遮られている。 覚られぬように蛍光灯も点けていないので、 正午にもかかわらず異様な不気味さを、この教室はかもし出していた。 が、あまりの椅子や机が所狭しと積まれているため、ある意味では快適な面もあったと思う。 「・・・」 誰か、来た。 気配で、わかった。 おそらく教材を取りに来た教師か、文科系の部活動員が備品を取りに来たのだろう。 私は手早く昼食の弁当をたたみ、物陰に息を殺して隠れた。 ここで見つかったら、また何を言われるか・・ たまったものではない。
  • 長門有希に花束を
    4月第1週 今日から高校生。 本が好きだから文芸部に入る。 でも部員はわたし一人。 暇だから部室にあったパソコンで小説でも書く。 恋愛小説。登場人物はわたしと一目ぼれした5組の男子。   「長門好きだ。」 「私も好き。」   あとが続かない。才能のなさに絶望する。   4月第3週 わたしの好きな人のあだ名はキョンというらしい。 本名はわからないけど、それでいいかなと思う。 小説もわかりやすく名前を入れてみる。   キョン「長門、好きだ。」 わたし「わたしも好き。」   ちょっと心が温かくなった気がする。   5月第2週 恋愛小説なのに感情が無い。 ためしに顔文字を入れてみる。   キョン「長門、好きだ!( ゜д ゜) わたし「私も好き(///)」   ちょっとは感情が入ったかな?   6月第2週 いろんな本を読んで私なりに小説の勉強をしてみた。 その場の説明や雰囲気なんかをセリフの合間に入...
  • 涼宮ハルヒの軌跡 未来人たちの執着(中編)
    ◇◇◇◇   【一週間前に事故を回避した少年。また事故に巻き込まれ死亡】  惨劇を目撃した翌日の放課後。俺は谷口が床に引くために持ってきていた新聞に昨日の惨劇の記事が載っていたので、それをかっぱらって読んでいた。他にニュースがなかったのかそれとも珍しい事件だったためなのか新聞社がどう判断したのかわからないが、見事に一面トップを飾っていた。上空から落下した看板を写している写真も掲載されている。  もちろんその下に広がる血もだ。生々しい報道写真である。  昨日その事故に巻き込まれた男子生徒は、やはり先日に俺が助けた奴だった。事故現場にいた目撃者や警察発表によれば、事件性はなく偶然に偶然が重なったために起きたらしい。折れた標識は老朽化が酷く、近く交換される予定だったし、看板も隣接する道路の度重なる大型トラックの通過で激しく揺さぶられ続け、留め金の部分が壊れてしまっていたようだ。  実際に目撃して...
  • 長編・古泉一樹
    古泉一樹無題1 ウィザード オブ サムデイ ウィザード オブ レニーデイ 古泉一樹 EP.0 古泉一樹 EP.0.5 墓地にて 晴れのち快晴 ある日の出来事 古泉一樹の結婚 頼れる副団長 絶望の世界 古泉一樹の独白 古泉崩壊 本音 GUN SURVIVAR 古泉一樹の青春 会心の一手 落し物、拾い物 変わらない チェンジ・マイ・ヒーロー 自分の居場所 古泉くんと鶴屋さん さよなら 内緒の最初 涼宮暗殺指令 雪の日 古泉一樹の出会い 不眠症候群 花嫁修行危機一髪 閉鎖空間記 キミがキミで居られるように 世界の反対側 選択肢の無い世界で スノウマーチ 月光 一樹ちゃん☆スマイル 女古泉 ちゃん の憂鬱 四月の雪 キャッチボールwith古泉球 一樹くんに女神の祝福を! 温泉と札幌 前髪に揺れる四ツ葉ふたつ 雪解けの想い もりのこいずみくん 戦士達の休日 【K.B.F.】 秘密の音色 若葉の...
  • 恋する?いちご練乳
    梅雨も明け夏休みも近い七月のある日のこと。朝比奈みくるは補習、観察対象である彼と涼宮ハルヒは 勉強会(彼の追試対策)でいないため、SOS団部室もとい文芸部室には特別な用事もない私と古泉一樹の二人しかいない。 彼はいつもの笑顔を張り付けたまま一人で詰め将棋をしている。私はいつものように窓辺で読書に専念している。 お互い何も話さない。沈黙に堪えかねたのか、彼は私に話しかけてきた。 … 私は顔を上げず黙って彼の言葉を聞いている。時折私に意見を求めたが、私は答えなかった。うまく言語化できなかったし、 無理に答える必要性を感じなかったから。暫くすると彼は困ったような笑みを浮かべ、また詰め将棋を始めた。 私はひたすら読書に専念した。 結局この日は私達以外の人間が来ることはなかった。なので必然的に私達は二人で帰ることになる。 「ちょっと寄って行きませんか?」 彼は氷と書かれた旗を指差した。断る理由もなか...
  • 普通の短編置場
    ここには普通の日常系とかのSSを置いてください。   1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25   26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50   51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75   【題名付き・短編保管庫】 1 2   小説 Please tell a final lie こわれてしまった少女のはなし 五月の風、ふぁいなる 艦長ハルヒ保守 寝ぐせ byキョン 長門有希のカラオケ 谷口と国木田の恋 長門有希の密度 ある日の活動 スタンド・バイ・ミー うちゅうせんそう ...
  • ハルヒと長門の呼称
      「涼宮ハルヒ」  SOS団員2号にして読書好きの無口系キャラでこの銀河を統括するなんたらかんたらに作られた宇宙人、という  普通に書き並べても長文になってしまうまこと複雑なプロフィールを持った少女、長門有希が  同じく詳細に語ったりするとそれだけで文庫本1冊ぐらいにはなりそうなこれまた面倒くさいプロフィールを持つ  唯我独尊、傍若無人でSOS団団長の女、涼宮ハルヒに問い掛けたのは、  SOS団員全員が部室に揃っている、特に何も起きていない平和なとある日の事である。  その言葉を聞いた時、俺は「珍しい」と思った。  なんせこいつが自分から意思表明をすることなんか殆ど無いからな。  明日は家を出る前に傘を持っていった方がいいかもしれん。    にしても何を言うつもりなんだろうな。あまりハルヒにヘタな事を言ってほしくはないのだが、  長門がこうやって自主的な意思表明を行うことなど、今で...
  • コーヒーふたつ【おかわり】
    俺も、お前の事が大好きだ・・・ 時が止まった気がした。 俺は・・・自分で言うのもなんだが、普段なら色々と考えてしまうと思うんだ。 ある意味、内向的なのかもしれないな。 ただ、今は一つの気持ちで頭の中が爆発しそうだ。 ハルヒが好きだ。 そして、欲しい。 ハルヒは黙ったまま瞳を閉じた。 トクン・・・トクン・・・ 二人の心臓の音だけがこの部屋を支配している。 俺はハルヒを抱き締めたまま、離す事が出来ないでいる。 そしてハルヒも・・・ 電気ストーブの灯りが揺れていた。 「ねえ・・・」 この部屋を、二人の心臓の音の支配から解放したのは、ハルヒだった。 あ、すまない。 慌てて離れようとする俺の腕をハルヒが再び抱き寄せる。 「私だって・・・」 何? 「私だって・・・男と二人きりで一晩過ごす事の意味くらい知ってる・・・。」 ! 俺は戸惑いを隠せない。いや隠せていな...
  • ある秋の日のこと
    SOS団史を紐解く中で、空白になっている期間がある。 それは俺たちが一年だった頃の9月と10月だ。 後になって知った小さなエピソードだが、どこにも記せそうにないのでこの場に書いておこうと思う。   9月のある日、あの終わらない夏休みをようやく終わらせ、俺は部室で朝比奈茶を優雅に味わっていた。 部室には全員が揃っていて、すなわち現在パソコンに注意の全てを傾けている団長の涼宮ハルヒ。 メイド服を着るためにこの世に生を受けたかのごとき妖精、朝比奈みくるさん。 一瞬見ただけでは等身大の置き物にしか見えない読書ドール、長門有希。 微笑みしか表情を知らないようなハンサム野郎、古泉一樹である。   9月になったとはいえ風は一向に冷たくならず、夏の熱気だけが絶賛継続中だった。 夏は嫌いじゃないが、こういつまでもだらだら続かれるとさすがにバテそうになる。 俺の周りの4人は全員が暑さを気にしていないような顔を...
  • 涼宮ハルヒの誤解 第一章
    秋の風が吹き始めたある日の黄昏。 一人の女性が町に来た。 ――いや、帰って来たと言うべきだろう。 女性はこの町にすんでいたのだから。 女性は考える。 『彼』は、『彼女』は元気だろうか?   涼宮ハルヒの誤解   第一章 目撃 今日は土曜日。市内探索パトロールの日。普段なら楽しいはずの出来事。 しかし、あたしの顔は不機嫌の極みだった。 「遅い!あー、なにしてんのよあいつは!」 それもそのはず、キョンがまだ来ていないからだった。 「もう集合時間を十分も過ぎてるってのに!」 さっきから電話を何度もかけているがつながらない。嫌な予感がする。 「おかしいですね。いつも最後に来るといっても、集合時間には間に合っているのに」 補足のようなこのセリフはSOS団副団長・古泉君のもの。 「……」 無言を貫く無表情の有希。 「何か、あったんでしょうか?」 オドオドと言ったのはSOS団のマスコットキャラみく...
  • エチケット
     ある日の放課後, 俺は部室のドアをいつものように開けた。その日は掃除当番だったので、 既に全員そろっていると思ってノックもせずに開けた。しかしそれが油断以外の 何者でもなかったことに気づいたときには遅かった。 そこには全員どころか、長門すらいなかった。その代わりにパンツ以外なにも身に 着けていない我ら団長様が1人いたのだ。もしこれが朝比奈さんだったなら、 双方とも顔を真っ赤にして、片方は体を隠して絶叫し、もう片方は謝罪の言葉を 述べながらドアを急いで閉じるだけで終わるだろう。…本人には悪いが。 しかし相手は団長様。 俺が謝罪の言葉を述べる間もなく俺に説教を開始したのだった。 その抜群のプロポーションを見せ付けんばかりにまっすぐ俺のほうを向きなおして、 右手は俺をまっすぐ指し左手は腰に置くポーズをとりながら、 それはもう 工事現場の騒音でも打ち消してしまうようなよーく通る声で。 「いい...
  • グラップラーハルヒ
    あの閉鎖空間から帰還して数日たったある日のこと・・・   キョン「ん、なんかとなりが騒がしいな」   授業中に突然、なにかを叩きつけたような音がとなりから響いてきた。   ハルヒ「ねえキョン!なんか面白そうなことが起きてるんじゃない?」   後ろからハルヒがオレに耳打ちしてくる。   キョン「スズメバチかなんかが教室に入ってきてパニックになってるだけじゃねえか?」 ハルヒ「アンタってホント夢がないのね」   ハルヒはそういうと視線を窓の外に移した。つられてオレもなにげなく外を見ると・・・!?   キョン「なんだありゃ!?」   オレは自分の目を疑った。なんと、ガタイのいい白人がとなりのクラスの窓から 飛び降りていったのだ。一体なにが起きたんだ・・・!?   ハルヒ「ちょっとキョン!今の見た!?」 キョン「・・・お前も見たのか?」 ハルヒ「今飛び降りてったの、たぶん外人よね!?なにやら事件の...
  • 3人娘とキョン
    あたしは、今、SOS団室にいる。 周りを見ると、みくるちゃんはお茶入れ 有希は、本読み そして… キョンは、あたしの許可も無く寝てる 古泉君は、用事あるため、いない… ………暇だ、取りあえず…みくるちゃんと有希に言ってみる 「ねぇ、みくるちゃん、有希…何が話題無い?」 みくる「話題ですか?えーと…」 長門「……キョンの事」 …はい? 長門「…どう思ってるの?」 え!?ちょ…なんで、この話に!? みくる「気になりますね…どう思ってますか?」 ……くっ… 「み、みくるちゃんと有希はどう思ってるのよ!?」 みくる「えっ!?わ、私ですか!?」 長門「……」 こうなったら… 「はい!みくるちゃん、言ってみなさい!」 みくる「ふ、ふえぇ~…」   みくるサイド   わ、私ですか~?え?「早く言え」っても~… 分かりました!言います… 私は、初めてあった時は、優しい男だなと思いました… キョン君は…っと...
  • コードブレイカー「エピローグ」
    それは、ある遅くの雨の日の事 ハルヒ(今日はずいぶん遅くなってしまったわね) ハルヒ(明日は「犬」の所へ行かないと・・ハラを空かして待ってるわ) かすかに見えた ハルヒ「・・・え?」 ゴォォォォ ハルヒ(人・・・!?) ハルヒ(人が燃えているーーー!?) それは、熱くて冷たくて激しくて静かで残酷で優しげな そんな青い炎だったーーー・・
  • 普通短編41
    雫が落ちる音がする。 どうやら、雨が降っているらしい。 そういや、あの日も雨だったな。ハルヒ。 ゴロゴロ そう、こんなふうに雷も鳴っていた。 あの時の俺はどんな顔をしていたんだろうな? 暗闇の中、稲妻によって照らされた俺の顔は・・・ ゴロゴロ この場所は暗いんだ。ハルヒのあの笑顔みたいに明るくはないんだよ。 さっきから、稲妻の光しか明かりがねー。 こんなに雷がこえーって思ったことなんてねーよ。 ハルヒ。俺はあと何年、この狭い暗闇で一人で暮さなきゃならないんだろうな? なあ、俺が悪いのか? お前のためとかいうのはいいわけにしかならないのか? 俺は、朝倉みたいに、ナイフで人を・・・ やっちまった 『涼宮ハルヒの亡失』 これ以上ネタが思いつかないため製作中止   古泉「俺のこの手が真っ赤に燃える、勝利をつかめと轟き叫ぶ!!」            「ふもっふ!!」   ...
  • 遠距離恋愛 第一章 家庭の事情
    第一章 家庭の事情   ことの始まりは一昨日の事だ。 期末試験明け初めての土曜日。 恒例の不思議探索が恙なく終わり(俺の財布のダメージは大きかったが)団長サマの「今日はこれで解散!」 の号令で各自家路についた。もうあと少しで春休みだが、あの団長サマの言によると、SOS団は年中無休で活動予定らしい。ま、少しくらいは俺にもぼーっとシャミセンや妹と戯れるような普通の休みがほしいねえ、などと自転車を漕ぐ俺は、これから起こるだろう真珠湾攻撃を予測できなかったオアフ島守備隊隊長の心境に近かったのかもしれない。   家に着くと珍しく親父がいた。 いつもは日曜日にしか家にいない仕事の虫だから、土曜日のこの時間に家にいるのは、滅多にないことなのでちょっと驚いた。   「ちょっといいか?」 リビングから顔を出した親父は、食卓の椅子に座るように目線で合図する。 その向かいには神妙な顔をしたお袋まで鎮座している...
  • HOME…SWEET HOME 第3話
    …━━━買い物を頼まれただけでも億劫だというのに、辿りついたコンビニは車と人で溢れ返っていた。 まあ、日曜日の午後の国道沿いのコンビニなんてこんなもんなんだろうが。 俺は、ひしめきあう車達を横目に自分が自転車で来た事に少しばかりの優越感を感じながら、それを店先に停める。 そしてハルヒに渡されたメモを見ながら首を傾げた。 『牛乳、味の素、ふりかけ』 まったく…前もってスーパーで買っておけば安く済んだのに━━━… 【HOME…SWEET HOME】 第3話・「偶然なんかじゃなかった」 ━1━ 買い物を済ませて店の外に出ると、突然「ガシャン」という音が聞こえた。 俺が自転車を停めた辺り…いや、間違いなくその場所からの音だ。 慌てて視線をそこに向けると、その直前に感じた微かな悪い予感は的中していた。 駐車スペースからはみだした車のバンパー部分が直撃したらしく、俺の自転車がひっくり返...
  • ある晴れた日のこと
    ある晴れた日のこと  ある晴れた日のこと2 ある晴れた日のこと3 ある晴れた日のこと4
  • 悪くない人生
    無事、大学受験も乗り切り、高校生活も残り一週間をきったある日のこと、いまだ律儀にも部室に足を運んでいた。 なんの因果かハルヒに長門に古泉、それにおれも、去年朝比奈さんが進んだした大学に進学が決まっているためか 高校の卒業に対してそれほどの感慨もなく、ハルヒはネットサーフィン、長門は読書、俺と古泉はボードゲーム そして卒業してからもちょくちょく部室に姿を現す朝比奈さんが給仕と、卒業間近とは思えないようにいつも通りの光景のなか、 ハルヒが発した言葉が事の起こりだった。 ハ「ねえ、キョン、この三年間楽しかった?」 キ「なんだ、突然、まあ退屈だけはしなかったな。」 ハ「あんた、高校生活の最後にもっとほかに言いようはないの?」 キ「そういうおまえはどうなんだ?」 ハ「あたしは楽しかったわよ。相変わらず素直じゃないわね。楽しかったならそう言えばいいのに。」 キ「いつもそこそこ素直なつもりだ...
  • 10月8日、曇りのち雨 後編3
    人の口に戸は立てられないとはよく言ったもんだ。 膝枕事件の翌日には既に俺とハルヒは学校公式に付き合っている扱いになっていた。   新聞部にはインタビューされるわ、クラスからは祝福を受けるわ。 仕舞いには見ず知らずの上級生からまで、 「ほら…あの人が…」「あぁ…あの涼宮の…」「普通そうなのに…すげぇよな…」 などとヒソヒソ囁かれる始末。   俺はその噂を沈静化するのを諦めていた。 どーせすぐ飽きるだろう。 …いたたまれないのは確かだが。   そんな俺だったが…最近、ハルヒの夢をよく見る。…むやみやたらと。 …その意味はあまり深く考えないようにしていた。   膝枕事件の事は耳に入っているハズだろうに、古泉と長門は何も言わなかった。 長門はともかくとして、古泉は何か言ってくるかと思ったがそれも無し。 ただ朝比奈さんには「頑張ってくださいねっ」と極上笑顔で言われてしまった。 …何を頑張れってんだ...
  • 柑橘の香りがする日には
    「あれー?キョンくーん、あたしのプリン知らなーい?」  「あ、あれお前のだったのか。すまん、食っちまった」  「えー!?酷いよぉキョンくん!!」  …はあ、やれやれだぜ  折角の日曜、不思議探索もなく機嫌も最高潮であり、調子に乗って冷蔵庫にあったモロゾフのプリンを食して大いにくつろいでいた俺は、妹の悲痛な叫びにより都心の百貨店にあるモロゾフの店までプリンを買いに走らされていた。……俺にはなにかがとりついているのかもしれん。みこみこ朝比奈さんに祓って貰おうかな。  そんな軽口を頭の中で叩くのもしんどい……あー、不幸だ  「……次はー、三宮ー、三宮ー」  お、もう着いたのか……早いな。  よっこらせっと……さあ、行くとしますか。……平和だなぁ  しかし、俺は脳裏に浮かぶ(また何か起こるんじゃないか?)という不安を拭い去ることはできなかった……  ~~~~~~~~~~  「えーと……食品街は分...
  • 流転する腕章
    1 任命    涼宮ハルヒの葬式はしめやかに行なわれていた。  天寿をまっとうした彼女であるが、祭壇に飾られている写真は若いころのものだ。  彼女に「私が死んだら、葬式にはこの写真を使うのよ!」と命じられてしまっては、遺族としてはそうせざるをえなかった。  その葬式には、長門有希も参列していた。  涼宮ハルヒの写真を眺めながら、改めて認識する。    自分だけになってしまった、と……。    涼宮ハルヒの夫たる『彼』は1ヶ月前に死亡していたし、古泉一樹は15年前に死んでいる。  朝比奈みくるは、古泉一樹が死ぬ数年前に、航空機事故で死んだことになっていた。もちろん、それが偽装であることは分かっている。しかし、それ以降、彼女はこの時代には現れなくなっていた。  SOS団で最後に残ったのは、自分だけ。  これは、当然予測されていた未来ではある。  しかし、現実になってしまうと、やはり寂寥感は免...
  • 機械知性体たちの即興曲 メニュー
    □『機械知性体たちの即興曲』    即興曲(そっきょうきょく)は、自由な形式で書かれた性格的小品の一種。  アンプロンプチュ(Impromptu)とも言う。   ―ある情報端末が地球上の光学電子情報網から収集したデータ―      機械知性体シリーズの解説はこちら。  http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5979.html 【あらすじ】  ある日の夜。いつものように長門有希の面倒を見るべく訪れた朝倉涼子が七〇八号室に向かう。  そこで彼女が見たものとは、パソコンのリンクからウイルス感染し、乳児にまで退行した長門の姿だった。  放っておくわけにもいかず、同じ端末の喜緑江美理に支援要請を出し、なんとか現状を解決しようとするのだったが――。  まさか同様の悲劇(喜劇?)がふたりを襲うことになるとは、この時、知るよしもなかったのだった……。   □第...
  • チェンジ・マイ・ヒーロー
    6月。 梅雨時だというのに快晴で、照りつける日差しのせいで日陰にいても熱さを感じるという季節感先取りのその日、『俺』はど田舎の駅の改札口に一人で立っていた。 観光地でもなんでも無いローカル線の終点駅、一時間どころか二時間に一本しか電車が来ないようなところで地元人同士ではない人間同士で待ち合わせなんて狂気の沙汰としか思えないが、これからここにやって来る人間は多分、それを狂気だなんて思っていないんだろう。 これからやって来る二人の内一人の名前を、俺は既に知っている。 毎日元気に騒いでいるあの女の名前を忘れられるわけがない。 もう一人については教えられていなかったが「会えば分かります」と言われたので追及は辞めておいた。追求しても教えてくれるとも思えなかったしな。 ちなみに口調で分かるだろうがこの待ち合わせを考えたのはハルヒではない。勿論俺でも無いわけだが……、いや、『俺』ということになるのだろ...
  • 古泉一樹の災難 鬱ver.
        取り出したジャージは、使い物にならないほどに汚れ、そして切り刻まれていた。 うしろでくすくすと笑う声が聞こえた。 僕はキョンくんのところまで行き、謝ろうとしたが体育は始まっていて、結局間に合わなかった。 その授業が終わったと同時に僕は急いで校庭に出て謝った。 「体操服洗濯してて…、そのことを忘れてました…すみません。」 「……そうか。もういい、谷口が寒いのにわざわざジャージ貸してくれたから。」 ほとんど視線を合わさずそう答えて去っていく彼に僕はもう一度謝った。返事は無い。 「守れない約束をするって、最低だよ。」 国木田くんが僕にそう言って、キョンくんの後を追っていった。 谷口くんは僕のことを気にも留めず国木田くんと同じように彼の後を追っていった。 ある日のことだった。 朝比奈さんが泣きながら部室に入ってきた。まだ部屋に僕と長門さんしかおらず、僕はどう対処するべきか悩んだ。...
  • 花言葉シリーズ?
       本スレの保守目的で書いているシリーズなので、不定期。  ちなみに、本スレへのUP日の誕生花で書いてますが、本によって誕生花は違うのでご注意を。     ・ 6月6日  ジギタリス     ・ 6月6日 ペンステモン      ・ 6月7日 ストケシア&ホワイトレースフラワー       ・ 6月8日 サンダーソニア     ・ 6月15日 野薔薇(ノバラ)       ----------------------------------------------       ・ 6月6日 ジギタリス    「恋なんて精神病の一種なのよ。」  誰の言葉だったけ・・・まったく無責任よね。  最近では精神病にもいろいろと薬ができてるっていうのに、「恋」への薬なんて誰も開発しようとしてない。  あたしは、自分が恋なんてしないと思ってた。  それなのに・・・気づくといつもあいつのことを考えてたり...
  • 有希化粧
    有希化粧   季節は冬。 俺達は今高校3年の残り少ない時間を過ごしている。 さて、いつも通り部室にいるわけだが、微妙に違う部分がある。 ハルヒはネットサーフィン。朝比奈さんは編み物。古泉はひとり将棋。 長門は読書・・・なわけだが俺の膝の上に座って読んでいる。   説明しようではないか。 俺と長門は今ラブラブな恋人同士なのである。 こんな状態なのだから、もちろんSOS団全員知っている。 今の長門は普通の人間の女の子と、何一つ変わりがない。 ある日のこと 長門がこんなことを言い出した。 「情報統合思念体が進化の可能性、それが何かを理解した。それをダウンロードする」 数秒後「終わった」という長門を見ると、あまり変わった印象は受けれなかった。 しゃべり方は変わらない。 でも、今までとは明らかに違い、長門自身がやわらかくなった気がする。 翌日からわかったのだが、呼びかければ誰にも返事もするし ハルヒ...
  • お茶
    梅雨明けまでまだまだ遠いようなことを天気予報で言っていた7月、降り続く雨で平均 気温を大きく下回っていたある日の放課後、文芸部部室改めSOS団アジトのドアを一番 に開けたのは朝比奈みくるだった。   いつもは部屋の片隅で本を読んでいる長門有希の方が早いのだが、今日はまだ姿 が見えない。珍しいこともあるものだと思いつつも、鞄を置いていつものメイド服に着替 えようと手を伸ばした。   最初は抵抗のあったこのメイド服だが、人間の慣れとは恐ろしいもので、今ではメイド コスチュームのまま、お茶の水を汲んでくるくらいは抵抗なくできるようになっている。 お茶用の水を汲んで部室に戻ってくると、そこには有希がいつもの定位置に座って本を 読んでいた。   「あ、長門さん。お茶淹れますね」   聞いたところで返事はないのが、出せばしっかり飲んでくれることも分かっている。返 事を待たずにお茶の準備をして……ふと、...
  • ONE DAY ON THE SNOW ~ある日雪の上で~
    二月も中盤にさしかかり、いっそう寒くなってくるころだ。 うっとしいだけの雨よりも、その気になれば遊び道具にできる雪が降って欲しいというやつにはいいだろうが、 俺は雪だけでもあまりうれしくはないのだ。雪だけくればいいが、寒さまで来るのはいやなんだよ。 まぁ、そんなことを言っても仕方はないのは分かっている。 シベリア寒気団の連中に何をいっても、進路を変えてくれたりはしないんだからさ。 そんな感じのことを考えながらすごしたつまらない現国の時間も終わり、放課後になった。 今日もSOS団アジトと化した文芸部室に足を運ぶ。 もうすっかり習慣づいてしまったものだな。 他にすることなんぞ無いから・・・いや、あったとしても、それらをほったらかして来るだろうな。 あの場所は、俺にとっては結構心落ち着く場所なのさ。 朝比奈さんの着替えを覗いてしまわないように、扉をノックしてから部室に入った。 既に、朝比奈さん・...
  • 涼宮ハルヒの経営I プロローグ
    プロローグ       ある日の午前十一時半、倦怠生活に身をやつしている身分の俺には一日のうちでもっとも夢膨らむ楽しい時間。このところ妙に開放感を感じているのは、きっと束縛感の塊のようなやつが俺から少なくとも十メートル半径にいないからだろう。精神衛生的にも胃腸の機能的にも正常らしい俺は、さて今日はなにを食おうかとあれこれ思案していた。その矢先に机の上の内線が鳴った。無視して昼飯に出かけるにはまだ二十分ほど早いので仕方なく受話器を取ると総務部からの転送だった。お客様からお電話よ、と先輩のお姉さまがおっしゃった。俺を名指しで外線?先物取引のセールスとかじゃないだろうな。 「キョン、今日お昼ご飯おごりなさい」 あいつ俺に電話するのに代表にかけやがったのか。 「職場に直接かけてくんな。携帯にメールでもすりゃいいだろ」 「いいじゃないの。あんたがどんな人たちと働いてるか知りたかったのよ」 俺の周...
  • SS企画『冬』用・感想所
    クリスマスの少女に感慨無量。マジ泣きかけました。 -- 名無しさん (2007-01-22 19 39 16) 投票っていつからなのかな? -- 名無しさん (2007-01-22 21 06 44) コタツを出たらが和むなぁ・・・ニヤニヤがとまりませんww -- 名無しさん (2007-01-22 22 48 01) 「コタツを出たら」放屁でくるとは予想GUYだった。その布団をめくったら、阿鼻叫喚の地獄絵図ぞ。 -- 名無しさん (2007-01-22 23 44 02) 古泉普通にカッコいいな。きれいなお姉さんにドギマギするのがよかった。 -- 名無しさん (2007-01-23 00 16 05) 森さんに萌えた。 -- 名無しさん (2007-01-23 11 42 50) 古泉の淡いラブロマンスwに萌えた。 でもぶっちゃけ夏のほうがよk(ry ...
  • 缶コーヒー、ふたつ5
    三時間目は物理・・・か。 テキストを机の上に揃えながら、俺は溜め息をつく。 別に、授業が憂鬱な訳じゃない。 今日、間違いなく何らかの形で告げられる一つの最悪なニュース。 それが、溜め息の理由の全てだ。 登校してから今まで、それは告げられずにいた。 しかし、確実にその時が迫るのが判る・・・ 始業のベルが鳴る。 担当の教師が神妙な面持ちで教室へ入ってくる。 嫌な予感がした。 (今・・・来るのか・・・?) 「・・・皆さんに、残念なお知らせがあります。二年の朝比奈未来さんが、旅行中の事故で亡くなりました。」 ザワつく教室。 俺も動揺したフリをする。 仕方ないとはいえ、今の俺自身を俺は許せない。 そうだ、ハルヒは・・・? 息を飲みながら振り返る・・・ ハルヒは目を見開いたまま、呆然としていた。 「残念ながら・・・国内の事故では無い上に御家族全員が亡くなられたとの事で・...
  • 涼宮ハルヒの仮入部番外~かなり後の後日談~
    ある日のホームルーム前の少しの時間、いつものようにハルヒに話しかけられた。 「ねえ、あたしこのクラスに二人、もしかしたら人間じゃないんじゃないかなー?って思うヤツが二人いるんだけど話していい?」 こいつが、あらかじめ、言っていいかどうかたずねてくるなんて珍しい。 まあ、言うだけ言って、実行をしようとは思ってないんだろう。 「誰だよ?」 「一人は、あの・・・名前なんだっけ?あの丸メガネの男子」 うちのクラスにメガネをかけた男子生徒は3人いる。 うち、丸メガネと呼べそうなのは二人。 人間じゃないかもって言ってるところからみて、多分山根だろう。 「そうそう山根。あいつは何かあるわ」 どこでどう見たらそう思うのかね? 見た目か? 「違うわよ。前にね、あたしあいつの所属するアイドル研究部に仮入部したのよ」 そんな部活がこの学校にあるのか。 いったいいくつあるんだ?この学校に部活。 「でね、観察対...
  • 幸福な鶴屋さん 2
    2年生に進級しても、友達なんて出来なかった   この性格が災いしてか、中学3年ごろになると、 「空気が読めないウザい奴」のレッテルを貼られてしまった   そして、口数は減っていく。 今までの自分を押し殺して、「自分じゃない鶴屋」が出来上がった。 高校には進学したものの、学区の制度もあってか同じ中学からの進学者も多く、私の周りの状況はあまり変わらなかった。   広まる噂、悪くなる評判   書道部には所属していたものの、他の部員との折り合いも悪く、幽霊部員になってしまう始末。 新入部員の顔も、今じゃ覚えていない。 教室にいても、からかいの冷やかしから陰湿な嫌がらせまで一身に受けるので、私はとにかく教室にはいようとしなかった。   ある日は机に中傷の落書きをされ ある日は机に菊の花瓶を置かれ ある日は勉強道具を一式巻き上げられ   私の居場所は女子トイレであり、屋上であり、部室棟だった。  
  • 驚愕後の断章
    *涼宮ハルヒの驚愕に関する独自の解釈を含みます。     驚愕後の断章   北高文芸部室。  長門有希は、いつもどおり、本を読んでいた。  今日は団活はなく、ここには誰も来ないはずだった。  しかし、それは、突如として姿を現した。光陽園学園の制服に身を包んだ天蓋領域製のインターフェース、パーソナルネーム周防九曜。  あのときは、渡橋ヤスミを名乗る涼宮ハルヒのインターフェースが「病み上がりの長門先輩は休んでいてください」といって、事態が収束するまで閉鎖空間内に入れてくれなかったが、もし入れていれば彼女との戦闘に至っていた可能性は高い。  でも、少なくても今のこの場所においては、彼女は敵性ではない。  SOS団構成員に危害を及ぼすなら戦闘も辞さないつもりではあるが、そうでないならコミュニケーション任務が優先されるべきであった。  天蓋領域と情報統合思念体との間の高度コミュニケーションの中...
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