涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「いじっぱり」で検索した結果

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  • いじっぱり
    ...そう呟くと小走りで、いじっぱりな彼女の後を追っかけていった。   おわり
  • いじっぱりの本音
    「帰ってしまっていいのですか?」 隣のニヤケ顔が覗き込んできた。なんと返していいものか何故か言葉が見つからず、 しらばっくれるというよりも視線から逃れるように顔をそむける。 三月に入ったとはいってもまだそれなりに寒く、しかも日が沈んでから下る北高から 駅までの坂道はどことなく寂寥感を煽る。隣を歩く長門に一言ふたこと話しかけては みるものの、会話が続かなくて困り顔を浮かべた朝比奈さんと、どこ吹く風で 無機質な表情のまま規則的な足音を響かせる長門が前を歩いているのが見るとも なしに視界に入った。ハルヒはいない。本人の申告通りなら、部室で機関誌に載せる 論文を執筆しているはずである。なんでも筆がのってきたとかで、中断したくない らしい。先に帰ってていいわよ! というありがたい団長のお言葉どおりに、俺たち 四人は肩を並べて下校中、という訳である。 「駅まで一本道、街灯があるとはいえ暗い。若い女性が...
  • 長編・涼宮ハルヒ
    ...(Bad End) いじっぱり 甘えん坊モード キョンになっちゃった 眠れない夜とイタズラ電話 敬愛のキス fundamentallove やすらぎ 白い天使 サムナンビュリズム 涼宮ハル○の憂鬱 涼宮ハルヒはしあわせ(BadEnd注意) 浴衣とお祭り 言えないよ 愛のかたち 渋皮やさしく剥いたなら 涼宮ハルヒのライバル クリスマスプレゼント 教科書と嫉妬 涼宮ハルヒの告白 完全ウリジナルストーリー 涼宮ハルヒの労い
  • 長編・キョン3
    ...間 見つめていたい いじっぱりの本音 溶けゆく雪に残るもの 昼下がりのホームセンター 月曜日をぶっとばせ! サムデイ イン ザ ハリケーン 涼宮ハルヒの蒸発 私が死んd(ry プログラム『涼宮ハルヒ』  アイスクリーム・スクリーム 涼宮ハルヒの結論(BadEnd) フラワースプラッシュ 涙のわけ 女、時々酒乱につき パラレル・パラダイム 涼宮ハルヒの和菓子 アンリミテッドブレイドワークス キョン100%(1) るろうにKYON 嘘から出た松茸
  • ヒント
    ...よね? 「…頑固でいじっぱりだ」 「…いつもシカメ面してる」 「……超ワガママ」 「……かなり変態よ」 ………って、ちょっと待ちなさいよ! 怒りっぽくて頑固でいじっぱりで超わがまま!? どんな趣味してんのよ、キョンの奴!! あたしがせっかく好きになってあげたのに!! なんかムカついてきた!! なに下なんか向いてんのよキョンの奴!! 「ちょっとキョン!! あんたどんな趣味してんのよ!?そんな女のどこがいいのよ!! 頭おかしいんじゃないの!?」 ……なによ?なに睨んでんのよキョンのクセに!? 「変な趣味とはなんだ!!お前こそなんなんだその男は!? 趣味を疑うね!!」 は?なに言ってんのよあんたのことじゃないの。 自覚症状ないの!? ていうか変な趣味ってなによ!? 好きになったあたしがバカみたいじゃないの!! 「うるさいわね!好きになっちゃったんだから仕方ないじゃない!!...
  • うそつきの本音
    いじっぱりの本音からの続きです   「おや、みくると長門っちに一樹くんじゃないか! 今帰りかい?」 飛び跳ねるように元気な先輩に声をかけられたのは、彼が学校に『忘れ物』を取りに 戻ったすぐ後だった。 「鶴屋さん」 「やあやあ、今日もオトコマエだねぇ一樹くん」 「ありがとうございます」 見上げてくる深い色合いの瞳に返事をする、直後には彼女はひらりと身をひるがえし 長門さんの頭を撫でていた。 「ハルにゃんとキョンくんは? ふむふむ、二人っきりで居残りかい?」 「涼宮さんは居残りです、機関誌の原稿を書き上げたいそうですよ。彼は忘れ物を 取りに戻られました」 「なぁるほど」 お見通しだと言わんばかりに唇を三日月形にし、鶴屋さんはにやりと笑う。何かを 画策している表情に見えなくもなかった。 長門さんの頭部に乗せていた片手を下ろし、隣の朝比奈さんの手首に移す。 「そうだ、ちょっとみくるに用があったのを...
  • ハルヒがニート略してハルヒニートその1
      キョン「ただいま」    西暦20XX年、俺は高校を卒業してそこそこのレベルの大学に受かり、卒業してから就職、現在は毎日定時に会社に行って働く毎日だ。  まあ普通社会人ってのはすべからくそうしてこの日本経済の歯車的活動の一環を担って生きていくものだが、ここにその例から外れた存在がいた。   ハルヒ「おかえり、今日の晩御飯なに?」    普通、家にずっといて、しかも働いて帰ってきた奴に対して言う台詞じゃあない。「おかえりなさい。ご飯にする? お風呂にする?」というのが相場だろう。  だがこいつがいまだかつて俺の帰宅を暖かい風呂や飯をこしらえて待っていたことなど一度としてない。   ハルヒ「あ、レベル上がった!」    おそらく今日もまた一日中ずっと座りっぱなしだったと思われるパソコンデスクに腰を下ろしたままハルヒが言った。  画面に映し出されているのはオンラインのRPGゲー...
  • 幕張おっぱいほしゅ
      谷口「おっぱいが見たいの! おっぱいが見たいの! おっぱいが見たいの! おっぱいが見たいんだああああ!」  全快までのあらすじ。放課後の教室に入ったら谷口が下衆になってました。以上。 谷口「キョンよ一生のお願いだ、俺におっぱいを1セット託してくれ」 キョン「減るものではないし構わんが」 谷口「誰が! お前の乳を! 見せろと! 言った!?」 キョン「見せろと言って見たりやめろと言ってみたり」 谷口「女の子のおっぱいが見たいんだよ! 分かるだろうが!」 キョン「ああ、分かる分かる。でもな。生憎このニッポンに、胸が見たいからってはい見せてあげますよなんてサービスを実施してる施設は……     ……俺たちの立ち入りが許可されている範囲には存在しないんだ。諦めろ」 谷口「そんな一般論は聞いてねえ! 今日の俺は一味違うんだ……見たさ加減が!」  見たさ加減と来たもんだ。 谷口「今おっぱいが見れなか...
  • HOME…SWEET HOME 第1話
      ━━━━「ハルヒ~お疲れ様~!」   車に乗り込んだアタシに、サイドウインドゥの向こうからミズキさんが声を掛ける。 アタシは慌てながらそれを開けると「お先に~!また明日ね!」と手を振った。   ミズキさんに誘われて、この仕事を初めてから半年になる。 まだまだ手探りな毎日だけど…ミズキさんは「流石、ハルヒね!」と、アタシの仕事を喜んでくれる。 それなりに充実した毎日…   そして、今日もアタシは愛しの旦那様の元へと帰り道を急ぐのだ━━━━━━━━━━     【HOME…SWEET HOME】   『第1話・携帯ばっかいじってんじゃないわよ!』     オフィスの駐車場から大通りに出るには、幅の広い歩道を跨がなければならない。 アタシは途切れない人の流れに舌打ちをしながら、カーラジオのスイッチを捻った。   …━━五時になりました! 皆さん今晩は、DJサブローです! 本日も始まりました、...
  • はるかぜふくまえに・第二章
    ○第二章   翌日も天気は崩れることがなく、俺たちは時間前に全員集合した。 奢り役はもちろん俺であった。 「キョンくんありがとっ! いつも頼りにしてます!」 ぽんと俺の肩を叩くのは性格ノーマライズされた長門である。いやそんなにまっすぐ礼を言われるとどういたしましてとしか言えないな。 「僕もあなたには感謝していますよ」 古泉が擬音をつけられそうな微笑で言った。そんな感情の無い声で言われてもありがたくも何ともない。 「あたしも。キョンくん、いつもありがとう」 ありがてぇ。本当にありがたいですよ朝比奈さん。長門がお礼を言うようになっても、あなたの言葉は別格です。 「キョンは義務を果たしてるにすぎないの! 当たりまえよそんなの」 ありがたいと思っていないのはこいつくらいである。……ハルヒ、お前もたまには長門くらい快活に感謝してくれ。 「何言ってるのよ。ほら、さっさと行くわよ」 別に怒ってるわけじゃ...
  • お悩みハルヒ~3部・不思議な返答編~
    朝、目が覚めるとやっぱりあたしのイライラは消えていた。なんでなのかしら?  あたしの体内に何かそういう物質が入ってるのかも。今度、解剖して見てもらうのもいいかもしれないわ。  それにしても……『午前4時』。昨日、早く寝たぶんだけ早く起きちゃったのね。  どうしようかな……早く行って、部室でダラダラしとくのがベストかも。鞄も取りに行かなきゃいけないし。  ……決まり! 7時くらいからずっと部室でパソコンでもいじっとくわよ!  そうと決まれば学校に行く支度をしなくちゃね。  朝ご飯もたまには自分で作って、身だしなみを整えて、ちゃんと財布を持って、着替えて……。  それでも余裕で時間が余りすぎた。さすがに早起きしすぎちゃったわ。  まぁ、いいわよね。ゆっくり歩いて行けばいい時間よ。コンビニとかに寄ってもいいし。  あたしは家を出て、ゆっくりと歩き出した。そういえばあたし、キョンに告白したのよね…...
  • バカップル日記―いじわるキョン×みくる―
     非常に幸せな時間とは、このような時間のことを指すのだろう。  もうね、たまりません。財布の中身が減っても、この笑顔が見れるならゼロにしたって構わないね。 「何を笑ってるんですかぁ? あー、またいやらしいこと考えてたんでしょ? ダメだよぅ、今日はお買物だけです!」  そんな、ほっぺたにクリームを付けた状態で怒られてもな。  今日は、朝比奈さんとのデートだ。任務や探索で二人きりとかじゃないぞ。  正真正銘、付き合ってる二人のデートだ。どうだ、羨ましいだろう。  そして、俺は待ち合わせに遅れてパフェを奢ることになったのさ。……もちろん確信犯だ。  なんたって、パフェの一つでこの幸せそうな笑顔が見れるんだぞ? 安いもんじゃないか。 「ん~、やっぱりおいしいです! そ、そんなに見てもあげないですよ、遅れてきたキョンくんが悪いんですから!」  最近は少し打ち解けてきたけど、やはり俺はこの丁寧語をどう...
  • エッチな短編8
    キョン「朝比奈さん小便漏れるうっ!ご、ごめんなさいぃっ!」 みくる「ふぇっ!?キョ、キョンくん?………ふぁっ、らめぇっ!」 キョン「ふうぅい………」 ジョロジョロジョロー みくる「なっ、膣内はだめでしゅ!」 キョン「今からテストをするから目を瞑りなさい」 長門「……?」 キョン「これは感覚が鈍ってないか確かめるテストだ、じゃあいくぞ」 長門「……」 キョン「いま触られてるのはどこだ?」 長門「……肘?」 キョン「じゃあここは?」 長門「……二の腕の裏?」 キョン「ここは?」 長門「……乳房……?」 キョン「……ここはどこだ?」 長門「んっ……乳首……?」 キョン「ハァハァ……ここは……?」 長門「んんっ……股間……んっ」 キョン「ハァハァ……よしもう目をあけていいぞ……テストは合格、正常だ」 長門「……よかった……」 長門~、それセクハラ~、セクハラ~ 古泉「テス...
  • ありえぬ終焉 Ver.2
    ...がらない。  そんないじっぱりなところが可愛かったりもするんだが。    コンコン。  ノックのあとに、ドアが開かれた。  現れたのは、生徒会書記の先輩、喜緑江美里さんだ。   「何の用よ!」  ハルヒは、最初から喧嘩腰。部の存続のために、生徒会を懐柔しようなどという心積もりはまるでないらしい。 「きちんと活動なされているかどうか確認しに来ました。機関紙の方は順調でしょうか?」 「私の分はもう完璧よ。問題はキョンの分ね」 「どうしても恋愛小説を書けっていうんなら、俺とおまえの実体験をそのまま文章にでもしてやるか?」 「ちょっ、ちょっと何言ってんのよ! そんなの恥ずかしいから、やめなさい!」  ハルヒは顔を真っ赤にしながら、俺のネクタイを引っ張った。苦しいっつーの。   「相変わらず、仲がよろしいですね。大変結構なことです」  喜緑さんは、そういい残すと部室をあとにした。   「何なの...
  • 水晶の夜②
      「ええと、本気ですか? ただでさえあいつの買い物は長いのに、今日は量販店に行った時より、デパートの婦人服売り場に行った時よりも長い…。」 「当たり前よ。ウチの店をナメないでね!」 店長さんが人差し指を突きつけた。 だから、誰かを思い出させないでほしいんだが。 店長に従えられた店員どもがうなずいている。 客の回転が遅いのが自慢なんだろうか。 ソバ屋とは違うな。 俺は事務所から店舗に連れ出されていた。 店の電話から、あいつを呼び出せということだ。 結局今日も俺は流されているな。 いつもと同じだ。 やれやれ。 店員どもがいるのは当たり前だが、客たちもいる。 さっきからいた客なのかどうか俺にはもちろんわからない。 しかし、全員女性客なのは同じだ。 俺の味方はいないだろうな。 電話がスピーカーモードになっているのは規定事項なんだろうか。 「長門、俺だ。ハルヒに代われ。」 「もう一度、有希と呼ん...
  • 長門いじめ?
    「ねぇ、気にならないの?」 昼休み、弁当をつまみながら久々のホームページ更新をしていた俺に、ハルヒは話しかけた。 後ろから覗くのはいいが、俺の卵焼きを奪い取ろうとするのはやめてくれ。 「気になるって、何を」 「有希、あの子友達も居なさそうじゃない? もしかしたらいじめられてたりとか」 まさか、確かにぱっと見は無口でおとなしい文学少女だが、 あの宇宙人製有機ヒューマノイドインターフェイスがいじめられるなんてことはまずありえないだろう。 「だってあの子、喋るの苦手でしょ? 私が来るまでずっと文芸部室で本を読んでいたような子だから、  私たちの他に友達がいるかどうか……」 そのとき、一瞬頭の中にフラッシュバックする光景。 12月のときももう一つの世界。 長門のマンションにおでんを持って現れる朝倉。 長門にとって唯一の身内ともいえる朝倉は、もうこの世にいない。 喜緑さんと長門がどのような関係かは...
  • 普通短編10
    ハルヒ「(ごそごそ)あれ…」 みくる「どうしました?」 ハルヒ「あ、みくるちゃん…そうだ、お願いがあるんだけど」 みくる「私にですか?」 ハルヒ「うん…(ちらっ)…ちょっと耳貸して」 みくる「え?あの…は、はい」 ハルヒ「うん、あのね…(ごにょごにょ)」 キョン「ほう…内緒話とは、お前らしくもない」 ハルヒ「…なに?別にアンタには関係ない」 キョン「フン、悪口ならいつもみたいに正面切って堂々と言えばいい。人の顔盗み見てコソコソコと、朝比奈さんになにを吹き込んでいるのやら」 ハルヒ「べ、別にアンタのこと話してたわけじゃないんだから!勘違いしないでよね」 キョン「だったらなぜこっちを見た?俺の髪型か?服装か?態度か?それとも顔か?何か気に障ることがあったか?だったら直接言ってくれ」 ハルヒ「ちっ…違う!!そんなんじゃ…」 キョン「俺はお前のサバけたところ、嫌いじゃなかったんだがな…。今のはちょ...
  • HOME…SWEET HOME
    HOME…SWEET HOME   『第1話・携帯ばっかいじってんじゃないわよ!』 『第2話・なんでもアタシに言わなきゃダメじゃないっ!』 『第3話・「偶然なんかじゃなかった」』 『第4話・「行くから待ってて」』 『第5話・「…忘れないで」』 『最終話・「もう一度、あの頃の様に」』   『特別編・「約束を守らない男は最低っ!」』 『特別編2・HOME…SWEET HOMEの大晦日』
  • 有希と湯たんぽ
     パジャマ姿になりさてそろそろ寝る時間かというところで、ハルヒが懐かしいとも呼べるような代物を取り出した。へえ、と呟く俺と、準備のためと言って台所に行ってしまった古泉の反応は良いとして、朝比奈さんと長門はただそれを見ていた。  ……別におかしなものじゃない、ただの湯たんぽなんだがな。 「何ですか、これ?」 「……何?」  朝比奈さんと長門の声は重なりこそしなかったが、同じことを疑問に思っているようだった。そうか、二人とも湯たんぽを知らないのか。 「湯たんぽよ湯たんぽ、二人とも知らないの?」  疑問形で詰め寄るハルヒ。  ちなみにその湯たんぽなるものはハルヒと古泉が持ち込んだものである。どうしてこの二人がこんな物を長門の家に持ち込もうとしたのかは俺にはさっぱりだが、こいつ等の持ってきたものの割には割合まともだな、くらいには思っている。  実用性のある代物だし、おかしなおまけが着いて来る可...
  • ある雷の日に
    お天気シリーズ第三段       「…なによ、バカキョン!雑用の癖にあたしに楯突くなんて!」 「そんなことどうでもいいだろ!それよりさっきの言葉を訂正しろ!」   怒ったキョンを見るのは、初めてじゃなかった。 あたしが悪いのはわかってるし、本当は謝りたいのよ。 …でも、あたしに対して怒るキョンを見ていると、何だか言い返したくなる。 「そこまで言う必要ないじゃないっ!」 そう、それは、ある雷の日。         原因は…、なんだったかしら。 忘れちゃったけど、とにかくその日、キョンとあたしは喧嘩をしたの。 怖かった。 嫌われてしまうんじゃないか。 いや、こんなに怒ったってことは、もう嫌いになっちゃったのかも。 なのにあたしは、『ごめん』の一言も言えない。 なによ、あたしのバカ… 「バッカじゃないの!?うるさいわよ!」 いつもはにこやかな古泉くん、いつも本から目を離さない有希までもが、こちら...
  • 涼宮ハルヒいじめ短編4
    ハルヒ「週末にスキヤキパーティーするわよ」   古泉「いいですね、僕は鍋を用意しますよ」 みくる「私はお野菜もってきますね」 キョン「野菜は多いですからね俺と分担しましょう、朝比奈さん」 長門「…肉、もって来る」 ハルヒ「じゃあ、私はたま…」 古泉「卵も僕が持ってきましょう」 ハルヒ「えっと、マロ…」 みくる「マロニーと蒟蒻は私が用意しますね」 ハルヒ「やっぱり白…」 長門「米…持ってくる」 キョン「やっぱ友達同士で持ち寄るってのはいいな」 一同「ハハハ」   ハルヒ「……」     ハルヒ「キョン、すき焼きするからお肉買ってきて」 キョン「…………」 ハルヒ「キョン!あんた人の話聞いてるの!?もういいわ、古泉君よろしく」 古泉「マッガーレ」 ハルヒ「…………有希、頼める?」 長門「だまれ」 ハルヒ「うっ…み、みくるちゃん頼める?」 みくる「なんであなたのいうことを聞かなくちゃいけない...
  • 涼宮ハルヒの糖影 承
    「何であんたはメールの返事出すのに4時間もかかるの?信じらんない。」 「だから、晩飯食べた後に寝ることなんてお前もあるだろう」 「はぁ?電話の音もわからないくらいの超熟睡をソファーでできるの。あんたは」 「着信34件はもはや悪質の域だぞ。出る気も失せるのはわかってくれ」 「わからないわよ!あんたあたしがテストでいつもより悪い点とって落ち込んでるの知ってたでしょう!?」 「知らん。俺から見りゃ十分すぎる成績じゃないか。むしろもっと点数寄こせ」 「何よその言い方!あたしの貴重な時間を割いてキョンの勉強見てあげたのにあんた平均点にも到達してなかったじゃない。 やったとこと同じ問題が出たってのに、そっちこそ悪質よ。名誉毀損!!」 「俺は見てくれなんて頼んでない。お前が理由つけて俺の家に押しかけただけだろうが」 「何それ!最ッ低!!」   こんなやりとりがずっと続いた。 朝、HR前の時間。ハルヒとの...
  • 眠たくないけど……
    眠たくないけどやっぱり寝よう      /眠たくあるけど貴女を感じる (キョン視点) 眠たくないけどやっぱり寝たい   /眠たくあるけど貴女を見てる (キョン視点) 眠たくないけどやっぱり寝てる 眠たくないけどやっぱり寝ます 眠たくないからやっぱり寝よう 眠たくないからやっぱり寝たい 眠たくないからやっぱり寝てる 眠たくないからやっぱり寝ます。
  • 普通短編21
    「と言うわけで今度の土曜はみんなでカラオケパーティーよ!!」 …なにがどうなって「というわけで」なんだよ。 まぁともかくこんなかんじで今、カラオケボックスの中に居るわけだ。 やれやれ。トップバッターはハルヒ。 本人曰く「やっぱりこういうのって大黒柱が先頭じゃない? 当然団長である私が最初に歌わないとね。」 という事らしいが。 まったくもって意味がわからん。 しかし実際俺はそこまで乗り気でもないし、古泉はイエスマンだし 長門は無表情で朝比奈さんに限っては蛇ににらまれたカエルだ。 誰も反論しないのかよ・・・俺もしないけどな。 「じゃ、いくわよ!」 消費電力に換算すると100Wぐらいあるんじゃないかぐらいのかけ声でカラオケパーティーは始まった。   省略されました。続きを読みたければとか別にたいそうなものでもなんでもないんで。いや、ホントに         俺とハルヒの舌が構内で絡み合いクチュ...
  • 長門とアイス
    「今回は、わたしと、みくるちゃんと、古泉君ね。 キョン、分かってると思うけど、暑いからってサボっちゃダメよ? これは不思議探しなんだからね!」   時は、期末テストも終わり、あとは夏休みを待つだけとなった1学期の終わり。 俺たちは、例によって例のごとく、朝の喫茶店で不思議探しのメンバーを決めるくじを引いたところだ。 今回は、俺は長門とのペアだ。   喫茶店を出て、ハルヒたちとは別行動を取る。   「さて、長門…どこか、行きたい所とかはあるか?」   長門は、ゆっくりと視線を俺に向ける。 その首が、左右に僅かに振れる。否定を示すジェスチャー。   「とくにない」   ふむ、と俺は考えを巡らせる。 前に長門と組んだときは、図書館に行ったんだったな。 あの時は、本棚の前で本を広げ、時間になっても全く動こうとしなかった。 とくにない、とは言ったが、こいつはやっぱり図書館に行きたいんじゃないだろうか...
  • 橘京子の驚愕(中編)
    10月○日  天気:晴れ  やることななすこと裏目裏目に出るあたしの行動に、自己嫌悪に陥っちゃいました。  あたしって、やっぱり人を教えることに向いてないのかしら?  いやいや、そんなことない。まだあたしには切り札が残ってるの。  そうよ京子。女の子にとっての基本事項且つ最大奥義。これ次第で、男なんてどうにでも転ぶものなのよ。  ふふふふふ、見てなさい。ミヨキチちゃん。あなたにはできるかしらね?  いくらあなたが勉強ができても、体力があっても、異性にモテても、これができなきゃ幻滅間違いないわ。  おーっほっほっほっほ……  ……って、別にミヨキチちゃんを陥れるためにこんなことをするんじゃなかったわね。危ない危ない。気を取り直して……  この頃になると、朝や夜は大分涼しくなってきて、何をするにもいい季節だという実感が湧いてきます。  スポーツの秋、芸術の秋、読書の秋……そして、食欲の秋。...
  • 寒中暖あり
     俺とハルヒの腐れ縁ももうすぐ2年になる。別に二人揃って仲良くデートだのするわけでも手を握り合うわけでもなく、ましてやどちらかが好きだとも言ったわけでもないのだが、何も言わずともお互いの気持ちは通じているように思う。ハルヒはハルヒのままで変わらないが、気がつくとお互い側にいる。そんな関係だ。そんな俺たち二人を長門は無表情で、古泉はそれこそ生暖かく、朝比奈さんは時々残念そうに(なぜ?)見守ってくれている。  籠城していた冬将軍も追われるように遠ざかり教科書のような西高東低の天気図が崩壊した寒気も緩んだある冬の日の放課後、俺は部室のドアを開けた。部室にはパイプ椅子にちょこんと座ってこんにちはとにっこりと微笑んでくれる朝比奈さんと、いつものように分厚いハードカバーから目を離さない長門。ハルヒは、今週は掃除当番なので遅れてくるだろう。古泉もまだ来ていなかった。  二人に軽く挨拶しながら俺の定位...
  • 恋の編み物
    あたしは今、ベッドに腰掛けてセーターを編んでいる。 元々はアイツにクリスマスプレゼントとしてあげようと思っていたのだけれども、実際に編んでみたらこれがまた大変で、延びに延びて結局未だに編んでいるというわけ。 仕方ないじゃない。こんなに難しいなんて知らなかったんだから。 唐突だけど、あたしは恋ってセーターと同じなんじゃないかと思う。 セーターは毛糸の玉から毛糸の端っこを見つけて、それを伸ばして丁寧に編んで次第に形にしていく。 それと同じ。 モヤモヤした気持ちの端っこには「好き」があって、それが少しずつ少しずつ大きくなって次第に形になっていく。 そしてどっちも最後は相手にあったものになる。相手にしかあわないものになる。 セーターなら着る人にぴったりの大きさのものに。着る人ぴったりの色に。 恋なら・・・言うのも恥ずかしいけれど「愛」に。 ほら、やっぱり一緒じゃない。 仕上げだってそうよ。 時間を...
  • 阪中から見たSOS団員
    ふぁーあ。つかれた。 この世界史の先生、いっつも一気に板書するのよね、黒板一枚分も。 そのあとすぐに話をしだすけど、その頃皆は、ノートをとるので一生懸命。 話を聞けてるのなんて、涼宮さんくらいなのに。 もうちょっと、板書の後に時間をおいたほうが良いと思うのよね。   私は伸びをしながら、ちらっと涼宮さんの方を見やる。 涼宮さんの席は、窓側の一番後ろの席。 その前の席は、えっと、皆、本名で言わないから分からないけど、キョン君ね。 この席は、最初に席替えした時から変わんない、この2人の特等席。 毎回くじ引きで決めてるはずなのに。 偶然って続くものなのね。 チョンチョンと、涼宮さんがキョン君の背中をシャーペンでつついてる。 キョン君は慣れた風な顔つきで、後ろに振り向いてる。 何を話してるのかな? 涼宮さんは、満面の笑みを浮かべてキョン君に話しかけてる。 他の人と話すときは、あんな顔しないのにね。...
  • 涼宮ハルヒの誰時 通常ルート
    文字サイズ小でうまく表示されると思います   涼宮ハルヒの誰時    お前は、俺をその名前で呼ぶな。 半眼で睨む俺を、朝倉は少し怒った顔で見つめていた。 「長門さんだったら、貴方をキョン君って呼んでも怒らないの?」 なんでここで長門の名前が出るんだ?それに第一、 長門は俺をその名前で呼んだ事はない。 突き放すように答える俺に、朝倉は目を丸くしている。 「え? そうなの?」 ああ、俺の覚えている限りはないな。 俺の言葉に、何故か朝倉は笑顔を浮かべる。 「そっかぁ、そうなんだ。へ~」 なんだよ。 何が気に入ったのかわからないが、不機嫌になったはずの朝倉は急に楽しそうにしている。 振り払われた手で、今度は俺の服を掴む朝倉は何か企んだ様な笑顔……つまりいつものハルヒの様な笑顔を浮かべた。 「怒らないでね?嘘をついてたわけじゃないんだけど、実は今の私には宇宙人的な能力はあるの」 な! 俺の言葉を朝...
  • wish upon a star 四章
    四章A   涼宮さんが風邪で寝込んでる日も、わたし達は自然と部室に集まっていた。 やっぱり、みんな此処が居場所なんだなぁ……ってしみじみ思います。 わたしはお茶を注ぎ、みんなに配った。 無口で本を読み続ける長門さん、一人でボードゲームをする古泉くん。 そして、涼宮さんが来なくなってから元気の無い、わたしの大好きなキョンくん…。 やっぱり、涼宮さんがいないから元気がないのかな?わたしじゃダメなのかな? 今週も何回かキョンくんを連れ出そうと誘ったけど、全部断られちゃった。 やっぱりわたしはキョンくんにとっての《好きな人》にはなれないのかな? ……だからって、何もせずに終わるのはいや。 《みんな帰ったら残っててくださいね?》 そう書いた手紙をキョンくんに渡した。ただ、諦めるだけのわたしになるのはいやだから……。   「なんですか?朝比奈さん」 ……キョンくんは天然なのかな?わたしがこないだキスし...
  • Strawberry Of Shortcake
    『Strawberry Of Shortcake』   ハルヒ「さあクリスマスよ! ケーキよ! みんなで分けましょ!!」 ――ハルヒ自らホールのショートケーキを切り分けはじめる。 キョン(……なんか一つだけデカイのは規定事項か?) ハルヒ「さ!! わけたわよ! みんな、食べましょ!」 キョン(やっぱりお前が最大角を確保か……) みくる「わぁ~、このケーキすっごく美味しいですね、涼宮さん!」 ハルヒ「当たり前よ。あたしが小さい頃から『ケーキ買うならここの店!』って決めてるくらいだからね! 有希、美味しい?」 長門 「……」(コクリ) 古泉 「さすがは涼宮さんです。生クリームやスポンジもかなり美味ですが、なんといってもやはりこの苺。大きさといい甘さといい絶品ですね」 ハルヒ「そう!! 古泉君、いいところに気が付いたわ!! この苺が食べたくて毎年買っていると言っても過言ではないわね!」 キョ...
  • 君が望む憂鬱
    当面の敵はみくるちゃん、有希も以外と侮れないかもしれない。 みくるちゃんはおっぱい揉めばなんとかなりそうだけど、有希にはないからなあ、おっぱい。 本でも渡せば無問題かしら。 でも、あの娘って案外頑固なところがあるし、中々言うことを聞かないかも知れない。 こういう時の無表情キャラは難敵ね。 うーん……ん、胸がない? ふふ、これ、結構いい案かもしれないわね。 明日にも試してみようかしらね。   ねぇ有希、あなた、悩みなんかない? 「特にない」 へぇ、そうなの。 でも、私はあるのよ、聞いてくれる? 有希は無言でこちらをみている。 ちょっと強引だったかな?まあいいわ、このまま押し通そう。 私ね、最近なんだか肩凝るのよね、おっぱいがどんどん大きくなってるみたいなの。 成長期だから当然かもしれないけどね。 「そう」 これって、結構つかれるのよ――有希にもそんな事なかった? 「……特にない」 有希の反応...
  • 未来のお姫様
    最近、古泉君がわたしを避けているような気がするんです。たぶん、バレンタインデーの 直後からだと思うんですけど。わたし、また何かやっちゃったんでしょうか? 「そんなことはない。」 「そうよ、みくるちゃん!考えすぎよ」 そういって涼宮さんと長門さんは励ましてくれますけど、やっぱり心配です。お茶を入れ ても前までは微笑んでいてくれたのに、最近はわたしの目を見てくれません。話しかけて も用事があるとかでまともに声を聞くことも少なくなりました。きっとわたしのこと嫌い になっちゃったんです、いつも迷惑かけてばかりで…古泉君だって呆れてるんです。うぅ。 「それは違いますよ、朝比奈さん」 「えっ?」 いつの間にか後ろにキョン君がいました。 「今は詳しくは言えませんけど、古泉は朝比奈さんのことを迷惑だなんてこれっぽっちも 思ってません。俺が保障します」 「ほ…本当ですかぁ?…くすん」 「本当ですとも。信じて...
  • バカップル日記―いじわるキョン×森さん―
    「ごめんなさい、キョンさん。少し仕事があって……」 「わかってますよ。森さんも大変ですね、あの厄介なうちの団長のせいで」  一週間に一、二回の幸せな日。土日が俺の最高の楽しみである。森さんに会えるこの日だけがな。  この、幼いように見える顔を見る度に俺はうれしくなるのさ。  平日は仕事と学校で会えないから毎日メール、たまには電話だ。そして週末はどちらかの家に泊まる。  とは言え、まだやらしい関係にはなっていない。泊まると言っても話をしたりするだけだしな。やってもキスまでだ。 「行きませんか? とりあえず……ご飯でも食べましょう?」 「あ、そうですね。今日は俺が奢りますよ」 「いいんですか? 実は欲しい物があったから助かります」  森さんは照れくさそうに笑いながら頭をかいた。……こういう表情を見るといじめたくなるのが俺の性格だ。 「500円毎にキス一回ですよ?」  ふふふ、真っ赤になるがいい...
  • 1000取り合戦
    ハルヒ「ちょっとキョン!? 私たちも1000取り合戦に参加するわよ!」   キョン「いきなり何を言い出すんだ。と言っても実は2スレだか3スレ前に1回やってるけどな」     ハルヒ「だからそれは失敗したでしょう? 取れたのは999だし、面白くも何ともないわ」     キョン「そうか? ぞろ目だしそこそこいいんじゃないのか」     ハルヒ「あんたって本当にばかねぇ… 狙ってたのは1000なんだから、それ以外は全部ハ・ズ・レ!     たとえぞろ目だとしてもハズレならハエも寄り付きゃしないわよ!」     キョン「あー、お前の1000に向けているほとばしる情熱は分かったから、     1000をとるための具体的な作戦とかはあるのか?     前回失敗したように、中々1000を取るのは難しいんだぞ?」     ハルヒ「そんなのあるわけないじゃない」     キョン「即答かよっ     しかしだ...
  • リスペクト・ザ・ハイテンションユッキー
    はーい、みんなこにゃにゃちわ~。 あなたの無表情宇宙人こと長門有希ちゃんでーす。 おっと、ダメダメ、わたしはキョンくんのものなんだからねっ。 あ、気軽にユッキーって呼んでくれていいよ。 ああっ、でもでも本当は愛しのキョンくんにユッキーって呼んでもらいたいっ。 ユッキー♪ キョンくん♪ なんちゃってなんちゃってきゃーー♪ …はー、何かいきなり疲れたなー。 だーってさぁー、いつもどおり一番乗りで部室に来てキョンくんを待ってたら、 ハルにゃんが入ってくるなり 「有希!今日の活動は休止!キョンが来たら伝えといて!以上!!」 って言ってどっか行っちゃうんだもん。 まあ最初は「えっ、じゃあ今日ってキョンくんとふたりっきり!?やだやだどーしよー♪」 とか思ったよ? でもさぁー、ずーっと待ってるのにキョンくん全っ然来ないんだもんー。 もうユキ待ちぼうけー。 せっかくこうしてわたしがあなたのために待ってるっ...
  • お悩みハルヒ~最終部・主導権の行方編~
    「いらっしゃいませ!」  あたしは今、いつもの喫茶店にいた。向かいに座ってるのは、『魔法遣い』のキョン。  あたしが目を瞑った後のことを少しだけ思いだしてみた。  あたしが目を開けると元の明るい部室に戻っていた。どっかの部活の朝練の音も聞こえている。  その代わり、キョンの姿がなくなっていた。……やっぱり夢だったの?  あたしは鞄を取りに来て、そのまま寝ちゃって夢を見た。その時、キョンはいなかった……ってことよね。  戻ってこれたのはうれしいけど……残念だわ。キョンから「好き」って言われたのも夢の話だったってことが。  あたしは、顔を覆って少しだけ泣いた。よくわかんないけど、涙が出たから。 「なに泣いてんだ、団長様」  ドアの方から聞こえてくる声にあたしは顔を上げた。 「早く来て、鞄を教室に持って行ってやろうと思ったんだけどな。お前の方が早かったか」  あ、あら、気が利くじゃない。……...
  • 涼宮ハルヒの交流 第三章
     学校で二人と別れ、そのまま長門の家に着くまで二人とも口を開くことはなかった。    これから俺はどうなるんだろうか。  未来から来たというわけでもないってことは、やはりおかしいのは俺の方なのか。そうなんだろうな。  古泉の言うように俺はハルヒの力によって創られた存在なのだろうか。  だとしたら俺に帰る場所はない?そのうち消えてしまうさだめなのか?そんなのは嫌だ。  仕方ない……なんて簡単には思えない。くそっ、どうすりゃいい。何も出来ないのか?       『涼宮ハルヒの交流』 ―第三章―       「入って」 「ん?ああ」  正面に長門の姿。どうやらいつの間にか長門の家に到着していたようだ。 「あまり焦って考えることはない」  確かにそのとおりなのだろうが。 「すまんな。わかってはいるつもりなんだが」  まぁあんまり暗い顔してたら長門も気分悪いよな。「いい」  それにしてもやっぱり長門...
  • 鶴屋少女の孤独 SIDE.A.「笑顔」
    些細なこと   そう、それはとても些細なこと   誰しもが感じること   誰しもが思うこと   そして誰しもが乗り越えてきたこと   それが、当然のこと             - 鶴屋少女の孤独 -   ……… …… …   SOS団が立ち上がってもうどれぐらい立つっけ 唐突にそんな疑問が頭をよぎった 一年生のときに立ち上げたSOS団   涼宮ハルヒによって作られ、そしてオレを未知の世界へとひきずりこんだSOS団   万能で完璧かと思いきやたまに弱みがちらつく無口で無垢な宇宙人 守ってあげたくなるような言動と意外としっかりした芯を持つ未来人 いけすかない笑顔と共にいつだってそこにいてくれた超能力者   そして世界をわがままに変えてしまう手のかかるお嬢様   暑い季節が迫る オレ達が出会ってから、一年以上の月日が流れていた   窓から差し込む陽の光を背中に浴び、オレは長門し...
  • 3 いつでも繋がってる
    ~3 いつでも繋がってる~ 「もう知らないわよ! バカキョン!」 「俺もしらねーよ、バカハルヒ! 文句あるなら出て行け!」  頭にきた! 出て行ってやるわ!  あたしは近くにあるコートを掴み、羽織ると外に駆け出した。  どこに行くんだって? 知らないわ。どっか行くのよ。ここは日本だから言葉も通じるし、お金も使える。  キョンなんか大ッキライ! 頼まれても戻ってあげないんだから!  うー……寒い。なんで今日に限ってこんなに寒いのよ。パジャマにコートだけじゃ寒すぎるわ。  自販機で温かいココアでも買おうっと。……あれ? 財布が無い。  そっか、あたしはコートしか持ってきてないから……やっぱり。携帯もないわ。  どーしよ、携帯はともかくお金が無いとどうしようもない。帰……らないわよ。  絶対に帰らない。あのバカが土下座するまでは絶対に帰ってあげないわ。  それにしても寒い。……家のドアの...
  • キョンに扇子を貰った日
    『キョンに扇子を貰った日』(『扇子』のハルヒ視点です) 今日は暑い。暑くて思考が鈍るわ。 朝、教室に着いてすぐに自分の下敷きで扇いでみたけど、なんかしっくりこないのよね。やっぱりキョンの下敷きの方がいいみたい。 だから時々、キョンの下敷き借りようと思って声をかけるんだけど、ぶつぶつ文句言ってなかなか渡さないのよね。 じゃーあたしのと交換しましょ、って言ったらキョンは「そんな女の子チックなのは俺には似合わん。断る」って言うし。 じゃー扇いでよ、って言ったらそれも断られちゃう。もー、この団長様がここまで譲歩してあげてるんだからそれくらい良いじゃない。キョンのケチ。ケチキョン。 そりゃあ、あたしの使ってる下敷きは子猫の写真をプリントしてある可愛い物だけどさ。でも、キョンなら別に変じゃないと思うんだけどなぁ。 あたしは考えてみた。 例えば―― もし、古泉君が猫下敷きを使ってたら、何となくキャラに...
  • 友達以上。恋人未満
     じゃあ……また明日ね。 「おう。また明日」  夕焼けに赤く染まる世界の中。あたしはいつもと変わらない背中で歩くあいつを見えなくなるまで眺めた。  どうしてあんなに平然としていられるのよ。あたしに告白しといて……。      そりゃあたしはたくさん告白されたしたくさんフってきたし、たくさん付き合ってきたわ。  でもね、こんなに近い人間に告白されたのは初めてなのよ。そう。あたしにとって『どうでも良くない人間』に告白されたのが初めて。  気がついたらいつも一緒にいる男。キョン。あんたはあたしを好きだって雰囲気なんて一切見せなかったじゃない。  なんでいきなり告白なんかするのよ。ふざけないでよ。あたしだってそうとわかってればそれなりの心構えで行ったのに。  心臓も頭も体も変になっちゃったじゃない。あ、立ってらんない……。  ベンチに座っていいかな? もうすぐ暗くなりそうな時間なんだけどさ。  キ...
  • セカンド・キス プロローグ
    プロローグ 運命の赤い糸、なんてもんは、所詮少女漫画か月9ドラマあるいは恋愛映画の中の話だ。 俺は高校生活において、登校中に食パンを口にぶら下げた美少女と曲がり角で正面衝突したり、 幼稚園の頃に結婚を約束したままどこかへ引っ越してしまった幼馴染のこれまた美少女が突然転校してきたり、 または電車で酔っ払いに絡まれているやっぱり美少女を助けてそこからウンヌンしてみたり・・・ なんていう、思わず「それなんてエロゲ?」と突っ込みたくなるようなベタベタなシチュエーションから始まる運命的な恋なんてものは、はなから期待しちゃいなかった。 ドラマみたいな恋がしたい!などという声をクラスメートの女子からよく聞くが、俺は声を大にして言いたい。 ドラマみたいな恋?はあ?お前ら、現実を見ろ!   言っておくがこれはひがみではない。 俺はなにも恋愛自体を否定するわけじゃない。 俺だって健全な男子学生だしな。 彼...
  • あさひなの泣く頃に~キョン落とし前編~
    入学してしばらく、SOS団という部活に慣れ始めた今日この頃。 朝倉が消え、山根が燃え尽きているのを見ながら、 「ああ、やっぱり朝倉は男女共に好かれてたんだな」と思っていた。 今は授業中。物思いにふけるにはちょうどよかったりする。 色々あった。 鶴屋さんはこの世を去り、朝比奈さんは学校に来なくなった。 しかたがないと今は納得している。 長門はいじめに遭い、それを見つけてから長門とは前より傍にいる。 またいじめられたら嫌だからな。長門はそのせいか前より表情を見せるようになった。 まあ気づけるのは俺くらいだけどな。ついでに行動もわりと積極的になった。それについて情報ナントカ体が気なったが、お目付け役の喜緑さんが何も言ってこないのだから、別にたいしたことではないのだろう。   「今日はみくるちゃんを励ましにいくわよ!」 放課後、ハルヒはまたはた迷惑なことを言い出す。 担当医からはOKサインが出され...
  • お茶とおせんべい
      こんにちは。今日はわたしこと朝比奈みくるがお相手を務めさせていただきます。 文章はうまくないと自分でも思うんですけど、最後まで頑張りました。 ちょっとおかしかったお話をお届けしたいと思います。 いつものように放課後は、部室に集合です。 今日は涼宮さんとキョンくんが遅れています。掃除当番かな。それとも涼宮さんに用があって、キョンくんが巻き込まれているのかも知れません。 そういうわけで、いま部室には三人しかいません。 いつもにこにこ笑顔を絶やさないけど、ときどき怖い目でわたしを見る古泉君。良く言えばミステリアス、悪く言えば無愛想な長門さん。 そして時をかける少女であるわたし。 その三名で、長テーブルを囲んでいます。 どうせ二人がこないと始まりませんから、それまで三人でお茶しながらお話することにしたのです。 「しかし、あのお二人はどこまでいきましたかね?」 古泉君が目を細めて、お茶を一口すす...
  • 長門有希の憂鬱III A new romance
      A new romance          翌朝、まるで誰かが意図したかのような雲ひとつない快晴だった。    俺は待ち合わせより三十分も早く駅に着いた。長門のマンションはすぐそこなんでドアまで迎えに行ってもいいんだが、押しかけるのも野暮なので待つことにした。長門も女だ、身支度には時間かかるだろう。    十五分くらいして長門がやってきた。いつものように制服を着てくるものと思っていたので、向こうからやってくる小さな女の子の姿がそれだと分かるのにしばらくかかった。渋めの濃いグリーンと新緑の明るいグリーンの、ツートンカラーのワンピースだった。胸元に大きなリボンがついている。足元を見ると、濃いグリーンの、かかとの低いパンプスを履いていた。    俺は手を振った。長門はじっとこっちを見つめたまま歩き、俺のそばにやってくるまでずっと目をそらさなかった。俺もじっと長門を見つめていた。なぜ...
  • 涼宮ハルヒの糖影 起
    ハルヒに昼休みに部室に来るように言われた。   その日、俺は授業中に熟睡していたせいで部室に出遅れてしまった。 俺が着いた時部室には俺以外のSOS団のメンツが揃っていた。   どうやらハルヒは手作りプリンを振舞っていたようだが、俺の分は無かった。 俺の分は寝坊の罰としてハルヒ自身に食われてしまったようだ。 そりゃないだろ。   「あんたが遅れてきたのが悪いのよ」 「・・・そうかい。」 ハルヒから漂うプリンの甘い匂いが俺の落胆を重いものにした   「今更何言っても無駄なんだからね」 「ならあえて言わせてもらおう。すごく食べたかった」 「悪あがきはみっともないわよ」 「今更なのはわかっているが・・・でも俺、実はプリン大好きだからさ・・」 悪あがき上等さ。わざと悲しそうな声と表情で言う俺。 本当にわざとなのかねと疑いたくなるほど完璧な声色だね。   対してハルヒは 「ふっ・・ ばっかじゃないの?...
  • 10月8日、曇りのち雨 後編2
    翌日の放課後。 俺は疲れきっていた。 中庭の木、その木陰に寝っころがり休む。 「はぁー…。しかし…今日のアイツはいったい何なんだ…?」 最近ずっとおかしかったが、今日は特にひどい。 完璧にどこかイカれちまったのか? 今朝、ハルヒは俺の家の玄関どころか、ベッドの中まで侵入してきた。 「さっさと起きないと死刑よ」 それぐらいで死刑にされたら毎朝、葬儀場は大儲けだ。 その後も通学路で手を握ってくる始末。 俺が離そうとすると、肉食獣のような目で睨んできた。 「離したら食い殺す」 その目は雄弁に語っていた。つーか脅していた。 やむなくそのまま登校、教室まで特攻。 クラスメイトからは散々ひやかされ、谷口などはアワを吹きそうだった。 授業中も後ろからビシバシと容赦なくノートの切れ端が飛んでくる。 それに書かれてあったのは、 「好きな食べ物は?」 「どんなコがタイプ?」 「おっき...
  • 機械知性体たちの即興曲 第四日目/夕
     機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html   □第四日目/夕 文芸部室 キョン         「じゃあ、今日はこれで帰るぞ」 ハルヒ        「…………」 キョン         (……ハルヒの視線が痛い。やっぱりシーランド公国のせいなのか? 適当に思いついたのを言っただけなんだが……どんな国だったんだ) キョン         「じゃあ、また明日な」 ハルヒ        「ええ……(有希のご両親か……ご両親ねぇ)」 文芸部室前 みくる         「……あ、キョンくん。ちょっと」(後ろから駆け寄ってくる) キョン         「はい? な、なんですか?」 みくる         「うん。なんか今朝から、キョンくんの様子が少しおかしいから」 キョン         (……...
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