涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「お姉さんなんです。 キョン編」で検索した結果

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  • お姉さんなんです。 キョン編
    関連:お姉さんシリーズ、教科書文通シリーズ       「あの、朝比奈さん。 ちょっといいですか?」  コンコンッとすこし乱暴なノックに返した返事のすぐあとに文芸部部室に入ってきたキョンくんは、第一声をこう切り出しました。 その表情はいつもより真剣で、 一体あたしに何の用だろう……? だめ! キョンくんには涼宮さんが……!! なんて妄想が頭をかすったのは、禁則事項です。  ……あたしだって未来人である以前に女の子なんです、ちょっとの妄想くらいいいでしょう?  ああ、お話がそれてしまいました。 キョンくんのお話でしたね。  キョンくんは先ほど同様、いつになく真剣な表情のまま私の目をじっと見て、搾り出すようにこう言い出したのです。 「朝比奈さん。 こんな事を聞くのは反則かもしれません。  でも、なんと言うか、朝比奈さんしか相談できそうになくて……。   ハルヒに聞くのは本末転倒で...
  • お姉さんなのです。
    みくるちゃんは、みんなのお姉さん。 と言うお話。   ハルヒ編 キョン編 長門編(このお話は「教科書文通8」へ微妙に繋がっています) 古泉編(このお話は「教科書文通10後編(最終話)」の翌日の設定になっています)    お姉さんシリーズ・待たせたシリーズ・教科書文通シリーズなどは繋がったお話で、時系列は以下の様になります。  お姉さん(ハ)→お客様は宇宙人→超能力者を訪ねて→待たせたな。→お姉さん(キ)→教科書1~7→お姉さん(長)→教科書8~10→お姉さん(古)→お待たせしました。  
  • キョンだって思春期なんです
     昨日の夜、俺は悪夢を見た。風呂に入ってたら…寝小便オチはないから安心しろ。風呂に入ってたら突然、ハルヒがすっぽんぽんで入ってくる、という内容だったんだ。別にオチはない。入ってきたところで終わったんだから。これなら、この間の閉鎖空間のようにキスで終わるほうがはるかにマシだ。比較の問題だが。  しかし本能というのは恐ろしい。俺の脳内カメラはそのハルヒの登場シーンを100万fpsで録画した挙句、脳内スクリーンでノンストップ上映を続けている。おかげで寝れやしなかった。なにしろ、あいつは外見だけで言えば北高トップクラスの美少女であるわけだからな。上映内容を詳しく描写しろってか?残念、禁則事項だ。 その本能とのバトルが終了したのは恒例の早朝ハイキング中だった。だが問題はその先、学校である。本人と会うと倒したはずの本能が復活する可能性が大だ。そして、相変わらず席は俺の後ろ、つまり、ハルヒを視界に...
  • とんでも生徒ムテキョング
    古泉「どうやら、需要は『いじめ』だそうです」 キョン「『いじめネタ』な?」 古泉「というわけでさっそく長門さんをいじめてみましょう」 キョン「ちょっ、思いつきで行動したら危ないぞ!?」 古泉「長門さん、究極の選択です」 長門「…」 古泉「『カレー味のう○こ』と『う○こ味のカレー』、食べるならどちらですか?」 長門「…」 古泉「さあ、答えてください。さあさあ」 長門「カレー味のカレー」 古泉「フフフ、結構迷いましたね?困りましたか?困ったでしょう」 長門「残った方はあなたにあげる」 古泉「おっと、これはお優しいですね。これではいじめに手心を加えてしまいそうですよ」 長門「そう」 古泉「いかがでしたか、僕の羞恥プレイは。見てください、あの長門さんの困った表情」 キョン「あきれてる顔だと思うぞ」 長門「暑いからアナタも気をつけて」 キョン「あれは暑さ関係ないからそっとしといてやれ」 古...
  • お姉さんなのです。 古泉編
    関連:お姉さんシリーズ、教科書文通シリーズ       「朝比奈さん……。」  こ、これは一体どういうことでしょう? 放課後の2人きりの部室。 目の前には真剣な顔をしてわたしの目をじっと見つめる古泉くん。 そんな顔も出来るんですねぇ。 はっきり言ってしまえばいつもの笑顔よりその真剣なお顔の方が好みです。 カッコいいです。 ああ! でも、ごめんなさい。 わたしは所詮未来人。 この時間平面の人との恋愛は出来ないんです。 それにあなたには長門さんが……! ハッ! これは、修羅場!? 三角関係!? 長→古→みくる!?  そんな! 高校生なのにそんなドロドロとした恋愛は……燃えるじゃないですかッ! 結ばれてはならぬ2人の恋路! 一途な文学少女と綺麗なお姉さんと真面目な好青年! まるでメロドラマ……!  なんて、妄想したところで悲しくなるだけです。 解かってます、解かってますとも。 一人身万歳!...
  • キョンは大変なものを盗んでいきました in ハロウィン
     もし全世界からお菓子が消えてしまった場合、僕達はどうなってしまうのか。  そんなことを考えるのは象がタマゴから生まれた場合の殻の厚さを考察する行為に似て無意味なもので、僕達はもっと他の、先に繋がっていくようなことに頭を使っていくべきなのです。    しかし、それが実際に起きてしまえばそうも言ってられません。  つまり現在、僕達の大切なお菓子がその姿をくらましてしまっているのです。もっともこれは世界規模の話ではなく、極小規模な僕の周囲でのみ発生しているだけなのですが。  話を戻すと、僕個人としては通常お菓子が消え去ろうとも特に支障はありません。元々甘いものに頓着はありませんし、それが誰かに食べられてしまったからといって声を荒げたりなんかも僕はしない。  ですが、今だけは非常に困るんです。    何故ならば、今日はハロウィンなのですから。    そして僕は現在、お菓子を何処かへ持ち去っ...
  • 鶴屋さんとキョン
    ストーブを持って部室へ帰ると、そこには誰もおらず、机の上にメモと鍵が残されているだけだった。   どうやら先に帰るから部室に鍵掛けてくれってことらしい…随分薄情な団長だな、おい。誰か一人くらい残って待っててくれてもいいじゃないか。まぁ雨足も強くなってきて、さっさと帰りたい気持ちはわからんでもないが。   と考えつつ、俺は下駄箱で靴を履き替え、外を見ていた。しまった!傘がない…。 雨が止むまで待とうにも、いっこうに止む気配がない。むしろ激しくなってきている。   「参ったな……これじゃあ帰るに帰れないぜ…」   しかしずっと立ち往生しているわけにもいかないので、濡れるのを覚悟して学校を出ようとすると   「おやっ?そこにいるのはキョン君じゃないかい?」   振り返るとそこには、鶴屋さんがいた   『鶴屋さん?どうしてここに?』   鶴屋さん「ぐ~ぜんさ~。ところでキョン君、うszhぢおhう...
  • ハルヒがキョンを夢の中で殺しているようです。
    鬱グロ注意   [朝比奈みくる編]      最近キョン君の様子がおかしいです。何か変です。もうかれこれ1ヶ月も休んでます。どうしたのでしょう?    もう一つ変な点があります。それは涼宮さんです。何故かキョン君が休んでいるにも関わらず特に心配している様 子もなくお見舞いにも行きません。これはおかしいです。絶対に何かあります。そう思ってわたしは長門さんと古泉く んに相談してみました。 「実はここ一ヶ月の間、彼はずっと自宅から出ていません。窓にはカーテンがかけられていて中の様子を確認できま せんでした。家族の方々にも伺ったのですが、ずっと閉じこもったままでいるんだそうです。そしてこれが最も気に なることなのですが、どうやら一ヶ月前の閉じこもる前日から毎晩うなるような悲鳴が聞こえてくるんだそうです。 恐らくこれは大変危険な状況でしょう。何とか手を打たねばもしかすると彼の命が……」 「そんな……...
  • 『二人だけのクリスマス・イヴ』
    「そういえばそろそろクリスマスね」 カレンダーを見ながら涼宮さんが言う。 「最近、親父が妹の為におもちゃ屋を巡ってるぞ。」 「へぇー妹ちゃんサンタ信じてるのね。」 「もう小五なのにな。」 「いいじゃない。夢があって」 クリスマスか…。サンタさんか…。信じてた頃が懐かしいな。 私はキョンくんと涼宮さんの会話を聞きながら思った。 「私は小四まで信じてたわ。アンタは?」 「小三くらいまで信じてたな」 私もそれぐらいまでサンタさんは居ると思ってたっけ。 「有希は?いつまで信じてた?」 「貴方と同じくらいまで」 本から目を離さないまま長門さんが答えた。…それって嘘ですよね? ふーん、と言いながら涼宮さんは私のほうを見て私に言った。 「みくるちゃんは?」 「私は小四の時まで信じてました」 その言葉にキョンくんは『未来にもそういう風習はあるのか』みたいな顔をした。 「そんなもんよねー。古泉君は?」 「僕...
  • 熊と魔法使い
     そろりそろりと春の足音が聞こえ始めた、三月の何の変哲もない一日のことだ。  俺の隣には目をキラキラと輝かせるハルヒ。もう半日も俺を引っ張り回しておいて、まだそのエネルギーは衰える様子がない。  ……おっと、勘違いしないで貰いたいんだが、これはデートじゃない。同じ空の下にはちゃんと朝比奈さんと長門、ついでに古泉も一緒にいる。ただ単に別行動をしてるだけだ。  俺たちは今日、フリーマーケットに参加している。名目はいつぞやと同じ、部室内の整理。  なのに、この団長様ときたら下手をすれば部室から持ち出した質量と同じか、はそれ以上の粗大ゴミ予備軍を購入しようとするんだから困りものだ。  古泉は言わずもがな、朝比奈さんや長門がついていても団長様のご乱心を止めることはかなわないだろうから、仕方なく俺が監視役を買って出た訳だ。 「おい、ハルヒ。行くぞ」 「ん~……」  そんなこんなで、今も冒頭で言ったよ...
  • おねえさんなのです。 ハルヒ編
    関連:お姉さんシリーズ、教科書文通シリーズ       「ちょっと、みくるちゃん聞いてよ!! キョンったら……!!」  ばぁん! と言うすごい音を立てて涼宮さんが文芸部部室入ってきたのは、あたしがいつものメイド服に着替えようと北高指定のセーラー服のすそにクロスした手をかけた時でした。扉を開けたのがキョンくんや古泉君でなくて良かった。 まぁ、紳士なお2人は入室する際には必ずノックをしてくださるのであまり心配していないのですが。   いえ、そんなことより涼宮さんです。入ったときの口調からしてきっと眉間に皺を寄せ、あの大きな目をキッと鋭くさせているのだろうと思っていたのですが、そうではないのです。あたしの前で、ご自分より身長の低いあたしを体を屈めてまで上目遣いで見上げる彼女の瞳は涙で潤み、桃色の唇がふるふると凍えるように震えていて、女のあたしでも思わず可愛い!と抱きしめてしまいそうなのです...
  • 涼宮ハルヒの誤解 終章
    終章 回復 土曜日の十時。 あたしたちSOS団の待ち合わせ時刻。 横には今聞いた言葉の衝撃に固まる古泉君にみくるちゃんに有希。 あたしも固まっている。 目の前にはキョンとこの間の女の人。 楽しそうにニヤニヤしながら二人がこっちを見ているが、 あたしは頭の整理が追いつかない。 今、なんて言ったの?この人。 それはつまり――   その日あたしは時間ギリギリに駅に着いた。 「これはおごりね」 普段キョンがいたから……って何を考えているの? あいつのことは忘れる、もう決めたことよ!   案の定待ち合わせ場所にはもう三人が来てた。 「早いわねえ、みんな。いつもどれくらいに来てるの?」 「さあ」 にこやかに笑う古泉君。 「そんなことより、喫茶店に行きましょうか?」 うー、おごりかあ。 まあ、四人分だし軽い軽い。 そのとき。   「ハルヒっ」 聞きたくない声が聞こえる。 あたしは三人に目配せした。 ―...
  • バカップル日記―いじわるキョン×鶴屋さん―
    「いっやー! めがっさ待たせちゃったみたいだねっ、ごめんっさ!」  待ち合わせ時間の30分後か。ようやく鶴屋さんは現れた。 「遅すぎです……」 「ほんとごめんねっ! ……あれれ? 本気で怒っちゃったかな?」  今の俺の顔は相当、不機嫌顔になっているだろうな。ここは一つ、面白そうだから怒ったフリをしておくか。 「当たり前です。今日のデートはやめにしましょう」  さぁ、どう出るかな。もちろんデートを中止にするつもりなど毛頭ない。 「ごめんなさい……」  なんと! 真面目に謝る時はしゃべり方が普通だ。これは新鮮だな。 「……なんてねっ! キョンくんも怒ってないのが丸分かりさっ。お姉さんを騙すならもっと演技の練習をするにょろよっ!」  ……やられた、一枚も二枚も向こうが上手か。  そういうことなら……今日のデートの中で絶対に一泡吹かせてやる。  驚いた顔か、やられたって顔を見たら俺の勝ちだ、いいな...
  • crane love ~EP1~
    今キョン君は私の隣で寝息をたてている。部屋には私達二人だけ。 と、ここだけ聞けば何があったと誤解されるかも知れないが、 なんてことは無い。キョン君は布団の中であり、私はそのキョン君の布団の隣で正座をして彼の寝顔を見ている。 何もいかがわしいことは無い。 しかし、とんでもないことをしてしまった。 よりにもよってあのキョン君を投げ飛ばしてしまうなんて。 あの後、キョン君の状態をよく観察してみるとその耳にはイヤホンが装着されていた。どうやら音楽を聴いていたようだ。 察するにそのせいで私の声が聞こえなかったようだ。 そのあとこれも鶴屋家お抱えの救護班が到着、事情を説明する段階になった。 こうなってしまっては言わざるを得まいと私は事情を隊員の洗いざらい話した。 動転していたので途中で何回も舌をかんだり、声が裏返ったりしていた。 隊員達がキョン君の容態を確認するのと私の説明が終わるのがほぼ同時であ...
  • 初恋4
    その日、相変わらず何をするまでもなく部室に溜まっていた俺達は、 ハルヒの「じゃあ今日は解散」という一言でお開きになった。 そしてこの日に限って俺は他の4人と途中まで帰路を共にしたわけだ。 正直、この日に限ってなぜそうしたのかはわからない。 ただの偶然か、それともこれも古泉の言うようにハルヒの仕組んだことなのか。 帰り道。先頭を歩くはハルヒと朝比奈さん。 新しいコスプレの話でもしているのだろうか、時々朝比奈さんの 「そんなの着れませ~ん・・・」という嘆きが聞こえる。 その後に続く長門。歩きながらも相変わらず本を読んでいる。 そしてそれに続いて最後尾を並んで歩く俺と古泉。 ふと前方に見覚えのある人影・・・。 もうお気づきだろう。何とそれはねーちゃんだったのだ。 「あれ?キョン君じゃない?」 ああ・・・とうとう声をかけられてしまった。 昨日の今日で俺以外の団員達がねーちゃんと鉢合わせするなんて・...
  • 橘京子の退屈(前編)
    それから数十分後…… 「…………」 「――――」 「…………」 「――――」 「……むにゃ……」 「――――」 「……た、助けて……」 「――――」 「……うわ……捕ま……」 「――いい加減――起きろ――」」 「へぶぅ!!!」  あたしは突然九曜さんに殴られました。しかもグーで。 「何をするんですか九曜さん!」 「暇だ――からといって――時間を――蔑ろに――すべきではない――」 「無駄になんかしてません! あたしは……その……」  徐々に昇りつつある太陽を眺め、ふんっと鼻を鳴らし、気合を一発注入しました。 「今まで別世界の旅人となってアナザーワールドをさまよっていたのです。そして異世界の悪魔に追いかけられていたのです!」  そう、そうなのです。あたしは異世界へと降り立ち、右も左も分からないこの世界を彷徨っていると、突然この世のものとは思えない何か――悪魔が、あたしに襲い掛かってきたので...
  • おねえさんなんです。 長門編
    関連:お姉さんシリーズ、教科書文通シリーズ        穏やかな午後の昼下がり。 いつもよりほんの少し早く授業が終わってルンルン気分で向った文芸部部室。  今日は新しいお茶っ葉を用意してきたのです!  黙っていつもどおりに出したとして、一体誰が最初に気がつくのだろうかと考えただけでワクワクします。  勢いよく飲んですぐ真っ先に感想をくれる涼宮さんでしょうか?  対照的にゆっくりと味わって飲んでくれるキョンくんでしょうか?  知識が豊富な古泉くんならじっくり吟味した後に銘柄まで当ててくれるかもしれません。 ああ、でもやっぱり一番最初に気がつくのは……    そこまで考えてから、目の前の文芸部部室と言う名のSOS団本部へと繋がるドアノブに手をかけます。 すると――   「朝比奈みくる。 待っていた。 相談がある。 聞いてもらいたい。」  部室のドアをあけると、長門さんが、あの長門さんが、...
  • 地味ないじめ
    キョン「長門アメ食べるか~?」 長門「…………」 コクリ 古泉「長門さん、この推理小説なかなか面白いですよ」 長門「………」 コクリ 鶴屋「やっぽー有希にゃん!有希にゃんはいっつも可愛いね~!お姉さんついついぎゅーってしたくなっちゃうよっ!」 長門「………///」 コクリ ハルヒ「有希!私の膝の上に座りなさい!その本読んであげるわ!」 長門「………」 コクコク   みくる「あの…みなしゃん」 ハルヒ「な~にみくるちゃん?」 みくる「私、この前長門さんに相談されたんだけど…」 長門「(……え?) みくる「長門さんは…その…今みたいになれなれしくされるのあまり好きじゃないって、ここにいるのが苦痛だって言ってたの」 長門「(言ってない…私そんなこと言ってないよ!?)」 フルフル みくる「だから、みなさん盛り上がるのもいいんですがもう少し相手のことを思いやった盛り上がり方をしてください。長門さんが...
  • バカップル日記―いじわるキョン×森さん―
    「ごめんなさい、キョンさん。少し仕事があって……」 「わかってますよ。森さんも大変ですね、あの厄介なうちの団長のせいで」  一週間に一、二回の幸せな日。土日が俺の最高の楽しみである。森さんに会えるこの日だけがな。  この、幼いように見える顔を見る度に俺はうれしくなるのさ。  平日は仕事と学校で会えないから毎日メール、たまには電話だ。そして週末はどちらかの家に泊まる。  とは言え、まだやらしい関係にはなっていない。泊まると言っても話をしたりするだけだしな。やってもキスまでだ。 「行きませんか? とりあえず……ご飯でも食べましょう?」 「あ、そうですね。今日は俺が奢りますよ」 「いいんですか? 実は欲しい物があったから助かります」  森さんは照れくさそうに笑いながら頭をかいた。……こういう表情を見るといじめたくなるのが俺の性格だ。 「500円毎にキス一回ですよ?」  ふふふ、真っ赤になるがいい...
  • 普通短編33
    「長門、楽しくなかったか?、水族館」 「興味ぶかい施設」 「なんか、あまり楽しそうには、みえないんだか」 「わたしを創造しいた、この銀河を統括する情報統合思念体は現在、すでのあなたも認識 しているとおり、涼宮ハルヒを自立進化の可能性として観察対象として久しい。しかし今日 訪れた、水族館と呼ばれる施設においてこの惑星におけるより高次の意識を持つ有機生命 体との遭遇を確認して、今後、わたしを含めてこの地上の派遣されている各インターフェイス は、その観測対象を新しい個体へと変化させるよう働きかける意思に抵抗てきない。」 「えっと、その、なんだ」 「イルカかわいいよイルカ」   キョン「長門って可愛いよな」 長門「そ・・・・そう(///)」 キョン「可愛すぎるぜ、長門!好きだ!付き合ってくれ!」 長門「・・・うん(////)」 ガチャ キョン「うぃーっす、長門一人か」 長門「ハッ!ドリー...
  • その技の名は
    もくじ 実は8.365秒のその後の話です ……パチン 「む、そこか…」 …パチン 「ふむ…」 ………パチン 「んー…長考していいか?」 「どうぞ」 静かですね… こんにちは、古泉一樹です。 あぁ、名乗ることのできる素晴らしさ。 今日もまたいつのように彼とゲームで勝負をしてるのですが、 珍しく女性陣の方は1人も着ていないようです。 …そこ、期待するような目で見ないでください。 しかし、彼が長考するのも珍しいです。 久しぶりに勝つことができるかもしれません。 パチン 「よし、これで王手飛車取りだ。」 …少し浅はかだったようですね。 しかし僕にはコツコツと積み立ててきた戦略があるのです。 この飛車を動かして… パチン 「これは…」 「詰みですよ。あなたがどの駒をどこに動かそうと、『次の僕の番』に勝利が確定するわけです」 どうやら森さんの特訓が功を成したよ...
  • ブレイクスルー倦怠期
     ご近所のおばさま方――と言うとといじめられるので奥様方と言おう。  そんな人たちとの井戸端会議というものは、殆どがつまらない雑談ばかりだけれど、たまに会議という冠に相応しい主婦の知恵を聞けたりするので侮れない。  何処何処のスーパーは何時あたりが狙い目、漂白剤はあそこのメーカーのやつが抜群……などなど。  そういう訳であたしは、今日も今日とて近所づきあいもかねて会議に列席していた。 「お宅さんは良いわよねぇ、新婚さん……あぁ、懐かしいやらうらやましいやら」 「いえ、そんな。普通です、普通」  一番年上の奥様は、決まってあたしにその台詞を言う。  それに毎回何が普通なんだろうと自分でも疑問に思いつつ愛想笑い。 「そんなことないわよ。だって貴方の旦那さんは男前だしねぇ、はぁん」 「いえいえ。アイツなんて甲斐性なしもいいところで……」  本当は「見る目があるわねアンタ!」と肩を叩いてあげたいと...
  • 鶴屋さんとキョンの展開
    「鶴屋さん」 「なんだいっ!?」 「その…なんというか…鶴屋さんってかわいいですね」 「どうしたんだいキョンくん!!!は…恥ずかしいにょろ」 「鶴屋さん好きだ」 「キョンくんホントにどうしたんだいっ!?」 「いや…なんでも…ありません」 「キョンくん!うちもキョンくんのことめがっさ好きだよっ!!!」 「は…はい…」 「……」   END
  • 朝比奈みくるのブラックコーヒー
    『朝比奈みくるのブラックコーヒー』 ――こぽこぽこぽ。  あたしはいつも通り、部室のお茶くみ係としてがんばっています。皆さんこんにちわ。朝比奈みくるです。  ところで最近、あたしには気付いたことがあります。  アタシオワッテマス?  あたしだって、未来から来たって以外は花の女子高生です!だから恋の一つや二つ体験したいんです!  でも皆さん、考えてみてください。……みくキョン小説ってありますか?  みくキョンじゃなくてもいいです。古みくでも国みくでも、この際谷みくでもかまいません。……あたしの恋愛小説って読んだことありますか?  ええ、ハルキョンならたくさんあります。長キョンだって次いでおおいですよね?他にも古長、キョンオリ、この世界の創造主(作者)にいたっては佐々キョンまで執筆してるんですよ!?  しかしです。  なんであたしだけ恋愛ヒロインになれないんじゃー!!  だから朝比奈み...
  • 眠気と休日~キョンと鶴屋さん編~
    久しぶりの探索のない土曜日。俺は妹とミヨキチを連れて河原に来ている。 なんでも、理科の実験の為の石がどうとか、自然の粘土がどうとか言っていた。 んで「危ないからキョンくんもついて来て~!」だそうだ。 まぁ、確かにヒマ人だが。 そして、河原で何があったかというと…何もねぇ。 俺は、川に足をつけながら何やら石だの泥だのを取っている妹とミヨキチを見ながら、斜面に寝転がっていた。 今日は、見事に眠気を誘うポカポカ陽気。 俺はその陽気に身を委ね、そのまま目をつぶった。   しばらくたつと、不意に目が覚める。俺の側に立つ、二人の人間、逆光でよく見えねぇ。 「おやまっ!やっぱりキョンくんだねっ!!」 この声……鶴屋さん? 「近くから見ると、よく分かりますねぇ……遠くからだと、別人みたいです。」 こっちは朝比奈さんか? 雲で太陽が隠れて、二人の姿が見えた。 ロングスカートの似合う笑顔の眩しい女性と、中くら...
  • アナル短編46
    ナルデレ 古泉「お話があるのですが…」 キョン「息を吹きかけるな、顔が近いんだよ、気色悪い」 古泉「おや?そんなこと言っていいのですか?」 キョン「…………」 古泉「やれやれですね…悪い子には罰を与えないといけません…ではいきますよ~ふんもっふ!」 キョン「アッー!!」 古泉「ふんもっふ!ふんもっふ!」 キョン「んぅ……はぁ……あっ、あっ……イツキ…たん………すき……///」 (アッー!)ナルデレ   『予-YOKOKU-告』 貴方に見せたい―――僕の本当の姿。見せてるのは偽りの姿。 貴方に伝えたい―――僕の本当の心。伝えてるのは偽り心。 傍に居られるなら「マッガーレ」「アッー」 ただの友達で良い「奢りますよ」「悪いな」 でも―――離れたくない。 泣きたいほど好きだから。 死にたいほど恋しいから。 妨げている事柄は運-fate-命。 立ちふさがるのは自-myself-分。...
  • 下衆谷口の聖夜2
      前回のうらすじ          ┌──┐      ↓   │     鶴 屋  │      ↓   │     古 泉  │      ↓   │     ハルヒ  │      ↓   │     キョン  │      ↓   │     みくる  │      │   │      └──┘    (※以下エンドレス)           谷口「聖夜をいろどるイルミネーションにかまけていちゃつくアベックたち」   谷口「天より舞い降りる純白の白雪と一緒に溶けてなくなればいいのに」   谷口「タニーです」   長門「………今はそんなことを言っている場合ではない」 谷口「おっとそうだった」 長門「………それに少子高齢化が叫ばれる昨今、これはこれで日本としては助かる現象といえる」 谷口「夏の終わりから秋にかけてが誕生日の子供たちで溢れかえる世界に乾杯」   長門「………本当...
  • 涼宮ハルヒの団結 第九章
     そして時間遡行。亀的TPDDの内部には、後部にやたらでかいグラウンド整地用のローラーみたいなものが取り付けられており、みゆきが稼動させている間中、それに対応するように幾何学的な模様が描き出されていた。これが技術革新によって、あの小さい金属棒へと変貌するんだろう。  とまあ、これ以外に時間遡行中に特筆すべきものはなかった。そして俺たちが着いた先は……。 「……同じ公園、か?」  多分、さっきまで居た公園と一緒なのは間違いない。ただ、備え付けの設備が若干綺麗だったり、後でペンキの塗り替えでもしたのだろうかという感じで俺の知っているものとは色違いな遊具がある。それに……、 「フフ。ちゃんと時間が止まってるみたいですね」  なんで時間を止めなければならないのかも疑問だが、それは瑣末な問題でしかない。朝比奈さん(大)に聞けばわかるかも知れんが、俺は実行あるのみだ。よって聞かない。 「…...
  • 長編・朝比奈みくる
    朝比奈みくる無題1 ある晴れた日のこと 朝比奈みくるの日常 BEYOND THE TIME キョンの枠外 黒みくるの憂鬱な日々 あなたと仲良く SOS団ドリフ 朝比奈みくるの弁明 鶴屋さんのおかげ ある夏の水色 選択(朝比奈みくる) 朝比奈みくるの思惑 『God knows』 上級生下級生 お祭りの後で 朝比奈みくるの場合 風に消えないで 壊れたパズル 叶わぬ恋と知りながら 本当の気持ち 3人娘のそんな放課後 うそなき みかんとりんご 蜃気楼 予防接種 朝比奈みくる一年生 ずっとあなたに…… みくるの告白 二人三脚手作りケーキ 二人だけの時間 朝比奈みくるのクーデター 笑顔の向く先 神様に祈るあの人との日常 二人きりと匂うは紅茶 未来からのエージェント 未来恋物語~一時の温もり~ お幸せに 未来のお姫様 pure heart 朝比奈みくるの未来 たのしいお買い物  マタ逢ウ日マデ 朝比奈み...
  • 尾行大作戦?
    それは俺の誕生日も近いある日の出来事。 朝、いつも通りに妹に叩き起こされ、いつもと同じ音痴な歌を聴き、 いつも通りにたるい坂を上りながら、いつも通りの教室に入った俺が見たのは、 いつも以上に上機嫌なハルヒだった。 「よう」 「あ、キョン。おはよー!」 そんなに朗らかに言われても違和感ありまくりなんだが。 「今日は機嫌がいいな。なんかあったのか?」 「あったじゃなくてあるのよ。これから」 これから?それで、ハルヒが上機嫌。 ……はあ。またひと騒動もふた騒動もあるのか。 「今度はなにすんだ。できれば、あんまり疲れないやつがいいんだが」 「あ、あんたはいいわ。何もやらなくて」 はい?なんて言った?俺は何もやらなくていい? まてまて、余計に不安だ。こいつが俺を巻き込まないでやることとはなんだ? どうせよからぬことを企んでるに相違ない。 「何よ、その目は?」 「お前のことだ、また厄介ご……もとい、面...
  • お茶とおせんべい
      こんにちは。今日はわたしこと朝比奈みくるがお相手を務めさせていただきます。 文章はうまくないと自分でも思うんですけど、最後まで頑張りました。 ちょっとおかしかったお話をお届けしたいと思います。 いつものように放課後は、部室に集合です。 今日は涼宮さんとキョンくんが遅れています。掃除当番かな。それとも涼宮さんに用があって、キョンくんが巻き込まれているのかも知れません。 そういうわけで、いま部室には三人しかいません。 いつもにこにこ笑顔を絶やさないけど、ときどき怖い目でわたしを見る古泉君。良く言えばミステリアス、悪く言えば無愛想な長門さん。 そして時をかける少女であるわたし。 その三名で、長テーブルを囲んでいます。 どうせ二人がこないと始まりませんから、それまで三人でお茶しながらお話することにしたのです。 「しかし、あのお二人はどこまでいきましたかね?」 古泉君が目を細めて、お茶を一口すす...
  • 家族
    「じゃあ今から役割を決めるわ!」なんのだ? 「決まってるじゃない!」だからなんのだ? 「ホントあんたはバカキョンね!人の話を理解できないなら最後まで聞いてから質問しなさい!」はいはい。   ここはSOS団のアジトで時は放課後。 今ここにいるのは俺とハルヒと窓際で本を読んでる長門だけど。   ハルヒはホワイトボードに『キャスト』『父1』『父2』『母1』『母2』『子ども』と書き 「じゃあまず子役からね」ちょっとまて!なぜ子役がでてくる? 「あたしは有希がいいと思うんだけど、みくるちゃんがいい?」 「キャスティング以前に質問だ!今回のコンセプトはなんだ?」 「しょうがないわね、説明するからしっかり聞きなさい!」やれやれ。   「あたしはSOS団と言ったら家族のようなものだと思うのよね。実際家族だったらどんなんだろうって思ったわけ。」 まあある意味家族のような付き合いをしてなくもないが。 「だけど...
  • 涼宮ハルヒのX-FILES <UMA>
    ストーリー参考:X-FILESシーズン3「ビッグ・ブルー」   ハルヒがX-FILE課を立ち上げてからというもの『FBIに不可思議な 事件専門部署が出来たらしいぞ』みたいな話が全米の各捜査機関に あっという間に広がり、地元の捜査機関では手に負えないような 事件が山ほど転がり込んでくることになった。 中にはどう考えても地元の捜査機関が無能と思えるような事件も あったが、いく分かはハルヒが満足しそうな事件もあった。 そんなこんなで色々と忙しく休暇もろくに取れないほどだった。 で、やっと週末の休暇が取れたのでゆっくりしようとしていた ところにハルヒから電話が。 『もしもし、キョン。明日ジョージア州まで行くわよ!』 「冗談だろ。俺はゆっくり休みたいんだ。」 『事件が発生したのよ!私の勘ではきっと面白いことになるわ!』 とこんな具合で俺の休暇はハルヒによってなくなったのである・・・   次の日、車で...
  • 朝比奈みくるのゴーヤチャンプルー
    (この作品は朝比奈みくるのブラックコーヒーの設定を継承したカオスSSです。メタネタやパロデイが苦手な方は閲覧を控えてください)     「こちらエージェントMA。こちらエージェントMA。待たせたな。ただいまよりミッションに入る」  現在の時刻は正午前。パラシュートを使用したヘイロー降下により、北高屋上に到着した。 「なにぃ!?ターゲットの接触まで残り五分だとぉ!?すぐ目的地に向かう。何かあったら無線で連絡をくれ!」  無線から聞こえてきた残酷な現実を理解しながらも、背負っていたパラシュートを捨て、屋上から全速力で離れていく。  この任務は正義ではない。  だが、絶対に遂行させなければならない。 「……おかしいです。昼休みで間違いないんですけど……やっぱりイタズラですかぁ……そうですよね。未来人のあたしなんかに、こんなリア充なラブレター来るわけが……こんちくしょー!」  体育館裏の木...
  • 長門有希の憂鬱III A new romance
      A new romance          翌朝、まるで誰かが意図したかのような雲ひとつない快晴だった。    俺は待ち合わせより三十分も早く駅に着いた。長門のマンションはすぐそこなんでドアまで迎えに行ってもいいんだが、押しかけるのも野暮なので待つことにした。長門も女だ、身支度には時間かかるだろう。    十五分くらいして長門がやってきた。いつものように制服を着てくるものと思っていたので、向こうからやってくる小さな女の子の姿がそれだと分かるのにしばらくかかった。渋めの濃いグリーンと新緑の明るいグリーンの、ツートンカラーのワンピースだった。胸元に大きなリボンがついている。足元を見ると、濃いグリーンの、かかとの低いパンプスを履いていた。    俺は手を振った。長門はじっとこっちを見つめたまま歩き、俺のそばにやってくるまでずっと目をそらさなかった。俺もじっと長門を見つめていた。なぜ...
  • しっと団の野望 ~聖夜の復活~ 後編
    さて、そんなこんなでセントラルタワーに到着しました。 相変わらずカップルがいっぱいです。右を見ても左を見てもイチャイチャイチャイチャ……   「うわぁ、見事にカップルばかりですねぇ、『トゥモロー』。」 「そうですね。みんな死ねばいいのに。」 「し、死ぬって……」 「僕も同意見だよ『トゥモロー』。  もし僕にデ○ノートと死神の目があったなら、目につく人の名前をかたっぱしから書いてしまいたい衝動にかられている。  自分でもよく自制していると思うよ。」 「み、みなさん発想が恐ろしすぎます!!」   でもセントラルタワーと言ってもとても広いですし人も多いです。どうやってあの二人を探しましょうか……   「それには心配いらないよ。」 「どうしてですか?『ソクラテス』。」 「僕には今のキョンの場所が手に取るようにわかる。反応しているからさ……僕の中の「キョンレーダー」が!」   キョ……キョンレーダー...
  • Project512_Part10
    Project512_Part10-もくじ- クイックメニュー     ●<何か保守したくなりましたよ!   キ<アッー!    ─本スレ掲載順収録─   【チャックお題・中河が●or○に襲われる!?】   【チャックお題・森園生”適当な接続詞”誘拐される?】   【朝比奈みくるの超展開】#オリキャラ?   【ヤンデレ友紀(仮名)ちゃん】   【ただ一つの願望が持てるなら】(7月7日記念)   【チャックお題・涼宮ハルヒにナイフで刺される!!】   【チャックお題・古泉一樹が誘拐される!?】   【チャックお題・朝比奈みくる(大)がプールで溺れる!?】   【チャックお題・周防九曜の手料理が食べられる】   【森DVD】   ─この辺から保守小ネタ多め特集─   【納豆(北大西洋条約機構)】(7月10日記念)   【納豆(北大西洋条約機構)Episode Re 】   【樋口さんに憧れる保...
  • 夏祭りはキョンをかえるようです
    そんなこんなで(どんなこんなでなのかは全く謎だが)今日は8月15日、世間で言う盆休みだ。 同時に終戦記念日でもあるわけだが、平和な平成を生きる現代人にはどうでもいいことなんだろう。 現在午後六時半、俺は駅前の公園でSOS団の面々を待っていた。 なぜこんな素敵な休みの日に皆で待ち合わせをしているかと言うと、今日は近くの河川敷で花火大会があるのだ。 当然あのハルヒがそんな一大イベントを見逃すはずもなくこうして呼ばれたわけだ。 しかし、まさか俺が一番最初につくとは思わなかった。 ハルヒや古泉、朝比奈さんならともかく長門まで俺より遅いとはな。 ぼーっとしながら待っていると、気付けば30分もたっていた。 そこでようやくハルヒがやってきた。 「いやーお待たせお待たせ。着付けに時間かかっちゃってさ」 「遅いぞハル…ヒ…」 普段時間前に来ているにも関わらず奢らされているもんだから、ここぞとばかりに文句を言...
  • ハジメテノヒト
    世界中の大多数の人間が翌日から待っているだろう休日に浮かれているだろう週末の金曜日の事である。 俺はいつものようにだらだらと先生の声を右から左に聞き流してようやくたどり着いた放課後SOS団が 占領している文芸部の部室で朝比奈さんの入れてくれたお茶を飲みつつ古泉とボードゲームをして時間をつぶしていた。 明日市内探索が無かったら妹と遊んでやるか、なにして遊んでやろうなどと考えていたら いつものように凄まじい轟音と共にドアを勢い良く空けて登場したのはハルヒに他ならない。 「みくるちゃんお茶」と言ってドカッと団長席に腰掛け「今日はちょっとみんなに聞きたい事があるの。」と言った。 古泉はニヤケ面のまま、おや?っと言った表情を見せた。朝比奈さんは怯えの表情の中に好奇の表情が少し、ほんの少しだけ浮かんでる。 長門は・・・俺にもどういった表情なのか理解できない、と言うより聞いてなかったんじゃないかという...
  • 普通短編11
    もし、キョンが女だったら。 エンドレスエイトより 古泉 「涼宮さんの後ろからアイラブユーってささやいてください。」 キョン♀ 「古泉さんって変態・・・」 ―十分後。 「やっと落ち着いたな」 「ですね」 「…」 「うぉっ!長門、いつの間に帰ってきたんだ?」 「いま」 「どうでもいいがその移動はアニメとかでは使うなよ! 原作でも厳禁だ。どうしてもって時以外はな」 「わかった」 「しかし涼宮さんと朝比奈さん遅いですね…」 「このまま現れないなんてオチじゃないだろうな」 「ひょっとしたらまだ登場の方法を考えてるんじゃないですか?」 「それは誰のことを言ってるんだ?何だその含み笑いは」 「いいえ、何でもありませんよ」 「何だかんだささやかに変だな今日は…」 「…」 「長門、モノローグないから黙ったらいないのと同じになるんだぞ」 「…」 「どうやら日をまたがずに元に戻ったようですね」 ...
  • 神様に祈るあの人との日常
       こんにちは、朝比奈みくるです。  今日は、探索の日なんですけど、わたしはちょっと大きめの鞄を持っています。  なんでかって? それはね、わたしがいつもお世話になっている、大好きなキョンくんにお礼がしたかったの。  だから、今日はお弁当を作ってきたの。探索、一緒になれたらいいなぁ……。     「キョン、遅いっ! 罰金!」  いつものようにキョンくんが遅れてきて、涼宮さんがそれを怒る。  うふふ、進歩してないなぁ……。 「はいはい、わかってるよ。朝比奈さん、遅れてすみません」  キョンくんはいつも、わたしにだけは遅刻を謝ってくれます。ちょっとだけうれしいです。  いえ、大丈夫です。……えっと、今日もごちそうになりますね。 「任せて下さい。あいつらに奢るのは気が引けるけど、朝比奈さんなら喜んで」  わたしはキョンくんに微笑みかけて、並んで歩きだしました。喫茶店までの短い時間、ちょっとだけ...
  • 放課後恋愛談 鶴屋さんと長門っちと編
    (古泉一樹×鶴屋さん前提です) 「やっほー、ってあれ、今日は長門っちだけかあ」  そろそろと文芸部の部室、というよりSOS団の溜まり場になっている場所の扉を開いたあたしは、そう言ってパタパタと中へ入った。  今日は長門っちだけ。他は誰も居ない。 「あ、ねえ」 「古泉一樹は掃除当番」 「あ、そう……」  即答されちゃったよ。  いやいや、お姉さんびっくりだね。 「長門っちも、一樹くんが掃除当番だって知っているんだねえ」 「昨日もそうだったから」 「そっか」  この学校の掃除当番って、一日毎じゃないしね。  うーん、しかし、掃除当番かあ。  長門っちも察している通り、あたしがここへ来た理由の半分以上は一樹くんだ。  付き合い始めてというよりも、付き合っているのが全校に知れ渡って早一ヶ月。  あたし達二人は順調なお付き合いとやらを続けている。 「ねえねえ、長門っち」  あたしは、読書に舞い戻っ...
  • ●えもん 第5話
    第5話「タイムマシン」 ピンポーン ピンポンピンポンピンポン・・・ キョン「だーっ!うっせえな!誰だ!!」 (ガチャ) ハルヒ「キョン!!来てやったわよ!!」 キョン「ハァー・・・お前かよ」 ハルヒ「何よ!不満なの!?」 キョン「いや、、、なんか用か?」 ハルヒ「暇だから来たのよ!」 キョン「、、、そうかい」 ハルヒ「とにかくあがらせてもらうわよ!」 キョン「お、おい!」 ガチャ ●「おやおや、涼宮さんではないですか」 ハルヒ「あら、そういえば古泉君もキョンと一緒に住んでるんだったわね」 キョン「・・・おいっ!てめぇなんか着ろって言っただろうがっ!」 ハルヒ「別にあたしは気にしないわよ」 キョン「俺が気にするんだよッッ!!さっさと着ろやぁッ!」 ●「全くキョンたんは恥ずかしがり屋さんなんですからwww」   ・   ・   ・ ハルヒ「ねぇっ!またなんか変な道具で遊びましょうよ!」 キョ...
  • Project512_Part12
    Project512_Part12-もくじ- クイックメニュー     ●<規制に巻き込まれて大変でしたよ!   【チャック・涼宮ハルヒにいじめられる】   【多分消失世界】 【チャック・『涼宮ハルヒ+(適当な接続詞)面倒な事になる』】 【体育の日記念・前】 【体育の日記念・後】(時間切れ) 【体育の日記念・完結編】(後日追加予定) 【八月の思い出】 【チャック・橘京子が一緒にお風呂に入れる】 【続・橘京子が一緒にお風呂に入れる】 【風雲!涼子と有希】 【風雲!新アニメ!】 【五組の光景・一】 【五組の光景・二】 【五組の光景・三】 【五組の光景・四】 【五組の光景・五】 【五組の光景・六】 【五組の光景・七】 【ほげい船長門・甲】 【ほげい船長門・乙】 【ほげい船長門・丙】 【ほげい船長門・丁】 【意味不明小ネタ・たまには僕も】 【捏造!TVK版の憂鬱I】 【捏造!T...
  • 普通短編68
    キョン「おっ」 長門「……」 キョン「よお、来るとき朝比奈さんに良く似た人とすれ違わなかったか」 長門「すれ違った。とてもよく似ていた。けれど、彼女よりも数段大人っぽかった。    何故外見がそっくりな人間が2人いたのか、とても不思議」 キョン「……その人さ、未来の…大人になった朝比奈さんなんだとさ」 長門「……そのくらいは知っていた、ボケてみただけ」 キョン「そ、そうか……もう帰っちゃったみたいだな」 キョン「……なあ、お前も時間移動~っての出来るのか?」 長門「……」 キョン「な、長門?」 長門「……私には出来ない。それどころか、インターフェイスなのに情報操作も出来ない…」 キョン「(あっしまった!)     で、でもさ、理屈とかコツくらいは分かるだろ?是非教えてくんないかなー、なんて…」 長門「……私には時間移動の事は理解出来ない……全く分からない……」 キョン「えっと…長t(r...
  • 涼宮ハルヒと佐々木の無題
     とある喫茶店。  女二人が向かい合って座っている。   「悪いけれども、今日は、男性を相手にするときと同じ口調で話させてもらうよ。そうしないと、平静を維持できそうにもない。僕は、涼宮さんとは違って、強い人間ではないのでね」  佐々木の発言に、涼宮ハルヒは黙ってうなずいた。 「では、何から話そうか?」 「キョンのこと、どう思ってる?」  涼宮ハルヒの単刀直入な質問に、佐々木はあっさり答えた。 「好きだった。……うん、そう、過去形だよ。いや、現在進行形の部分が全くないといえば嘘にはなるだろうけど、もう、諦めはついている」 「なんで? フラれたわけでもないのに」 「告白すればフラれるのは明らかだ。キョンに異性間の友情という命題について肯定的な確信を抱かせてしまったのは、僕だからね。自業自得というやつさ。キョンにとって、僕は友人以外ではありえない」 「友情が恋愛感情に変わることだって……」 ...
  • 牧場に行こう!
    「ね、みんなで牧場にいきましょう!」 放課後、けだるい時間が流れる部室で突然ハルヒが大声を出した。 副団長以下、誰もそれに異議を唱える事なく無言のうちに了承しているようだ。 長門は読書をしつつもコクンと頷いたように見えたし、古泉は白く輝く歯を見せて大きく頷いた。 「牧場はいいですねぇ~」朝比奈さんはうれしそうに呟いた。「大きな牛とかいるんですよね、あと羊とか豚とかも」 「……馬も捨て難い」長門が呟いたが、俺には良く分からない。 「馬は、ちょっと癖があって苦手なんですぅ」朝比奈さんは長門に言った。 「そう?」長門は小首をかしげただけだ。 二人の会話が良くわからないが、それ以上話は続かなかった。 「いつどこの牧場にいくんだ?」俺はハルヒに尋ねた。 「週末に、山の上にある牧場によ」当たり前のことを聞くなという表情でハルヒが答える。 「そこに不思議が待ち構えているとでもいうのか?」 「そうね、もし...
  • 朝比奈みくるのドッキリ大作戦!
    ※キョンの中の人が主役の某ジャンプアニメのパロディです  それを踏まえて、広い心で見てくだされば幸いです   SOS団の部室。そこには長門さんと古泉君の二人が居ました。   「そうですか……朝比奈さんは未来に……」 「そう。彼女はもうこの時代にはいないと思われる。」 「それはそれは……寂しくなりますねぇ。」   ププッ!プププッ!!聞きましたかみなさん!『この時代にはいないと思われる』だって!プププッ! あ、失礼しました。こんばんは、朝比奈みくるです。 え?未来に帰った?そんなワケないじゃないですかぁ!私は今、掃除用具入れの中にいます! 最近の私の部室でのSOS団の扱いはそりゃ酷いもんでした。 ハルキョンと長古の2カップルでイチャイチャしまくるわ、たまーに触れられると思ったらいじられるだけだわ…… みんな私のことを軽く見すぎています!だからここで、ドッキリをしかけることにし...
  • 不思議探検組み合わせコンプリート計画 3人組編
    『キョン&ハルヒ&長門』   さて………どうしたものかね。目の前にある光景を。   ハルヒ「だから!今日はショッピングに行くって行ってるでしょ!」 長門「……図書館に行くべき。」   見てのとおり、団長様と宇宙人様が喧嘩してるわけだ。 ハルヒは絶対自分の意見を変えないし、長門もかなり負けず嫌いなとこあるしなあ。 こりゃこのままほっといても絶対決まらない。やれやれ……   キョン「まあまあ落ち付けよ。このまま言い争ってても決まらないだろ?」 ハルヒ「何よ!じゃあどうしろってのよ!」 キョン「いっそ今日は別行動にしないか?     ハルヒはショッピングして、長門は図書館。俺は適当にそこらへんぶらつくから、さ。」 ハルヒ・長門「駄目(!)」   うお、ハモりやがった!なんでだ?   ハルヒ「3人一緒に行かなきゃ、意味ないじゃないの!」 長門「一人で行く図書館に、行く価値は見出せない。」   嬉し...
  • 涼宮ハルヒの追憶 chapter.4
    涼宮ハルヒの追憶 chapter.4 ――age 16 昨晩は長門のことが気になってほとんど眠れなかった。 自分の無力感から来る情けなさと、それを認める自分に腹を立てた。 眠りについたのは午前五時を過ぎていた。 「キョン君! 起きて朝だよ!」 それでも朝はやってきて、最近かまってやれていない妹が日課のように起こしに来る。 睡眠時間は全く足りず、妹に抵抗する力すらでない。 妹よ、これをいつまで続けるつもりなんだ? 高校生にもなってやってきたら俺はどう対応すればいいんだ? だらだらと学校に向かう。 アホの谷口はこういうときに役立つのだ。 シリアスではない、ハルヒに言わせれば世界で一番くだらないものを 延々と述べるだけの単純な会話。 ほぼ徹夜明けの身体に対する強烈な日差しは殺人罪を適応したいぐらいだったが、 昨日の出来事を夢だと思わせないためにはこのぐらいでちょうどいいのかもしれ...
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