涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「にゃがとさん」で検索した結果

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  • にゃがとさん
    今日のSOS団ミーティングでハルヒは変な提案をしてきた 「やっぱ団長の高級感を出すためにもペットが必要よね」 「…は?」 「流石にナイトガウンとワイングラスは合わないけど高級そうなネコを撫でる風景って偉そうに見えない?」 またまた妄言としかとれない言動が始まった。 そもそも猫で良いならシャミセンでも持ってくるぞ? 「シャミセンじゃ駄目なのか?」 「駄目に決まってるじゃない!やっぱぶちじゃなくて単色じゃなきゃ」 「それになぁ、持ってきたとしても部室に置いとく訳にもいかんぞ」 「そおですね、餌代だって馬鹿になりませんよ」お前にしてはナイスフォローだ古泉。   「あーもー…ってそうよ!そうすればいいのよ!」 「主語を付けろ主語を」 「だ・か・ら本物の猫じゃなくて猫らしいマスコットキャラを作ればいいのよ!じゃ行ってくる!」 そう言うが早く部室から飛び出していった   何処行くんだ…   変な人を連...
  • 機械知性体たちの即興曲 第五日目/昼
    ...あちゃくら  「……にゃがとさん?」 にゃがと    「なに」 あちゃくら  「……昨日の夜、キョンくんのこと、お父さんって呼んでたの覚えてます?」 にゃがと    「…………」     あちゃくら  「わたしも、そういうことを考えることがあったんですけど。         たぶん、一度くらいはキョンくんをそう呼んだような気もします。         ですけど、あんなふうに叫ぶほどは……」 にゃがと    「明確に記憶しているわけではない。しかしあの時。天蓋領域端末に体の自由を奪われ、           得体の知れない「なにか」に自分が取り込まれようとした時……」 あちゃくら  「…………」 にゃがと    「頭に浮かんだのは、危機を脱するためのプロトコルでもなく、周囲に危険を知らせる警告のための言葉でもなく、                     ただ、彼に助けてもらいたいと...
  • 機械知性体たちの即興曲 第五日目/夜・前編
    ...頼ですか。あの状態のにゃがとさんを」 ちみどり    「仮にも統合思念体主流派の生み出した端末なのです。そこは信頼するべきでしょうね」 あちゃくら  「……本来ならそうなんですけどねぇ」 キョン        「……本来なら、なんだ?」 あちゃくら&ちみどり  「ぎく」   あちゃくら  「あ、あはは……起きたんですか、キョンくん」 ちみどり    「ずいぶん……お早いお目覚めで」 キョン        「なにいってるんだ。もうこんな時間じゃないか……六時か。我ながらよく寝たもんだな……」 あちゃくら  「(ヒソヒソ)……どうしましょう」 ちみどり    「(ヒソヒソ)……可能なかぎり、ごまかすのです。適当に」 あちゃくら  「(ヒソヒソ)……無駄な努力な気もするんですけど」 キョン        「なにをこそこそ話してるんだ? ……お。荷物届いてたのか」 あちゃくら  「え...
  • 機械知性体たちの即興曲 第六日目/昼
    ...どり    「いえ。にゃがとさんは、昨日の思索派端末からの情報をほとんど話してくれてないのですよ、あちゃくらさん」 にゃがと    「……これから話すことは、思念体総体の最終決定。我々の今後についての話」 ちみどり    「……あのふたりには聞かせられない内容ですか。やはり」       あちゃくら  「? そういう話なんですか? どうして?」 ちみどり    「そういう話でなければ、昨日のうちに話してくれていたでしょう                     ……それほど聞かれたくない内容なんですね? ……あのふたりには」 あちゃくら  「え……」 にゃがと    「そう」 あちゃくら  「……それって、どんな」 ちみどり    「もしかして……再生できないと?」 にゃがと    「そうではない。再生はされる。明日の夜には。思念体から直接、再構成のための修復コードが実行され...
  • 長編・長門有希
    ...ame】 長門消失 にゃがとさん 長門有希の深淵 ナガト~彼方から来た天才~ *麻雀ものです 消失世界 リスペクト・ザ・ハイテンションユッキー ユキは好き? 長門と猫 よっこらせっと 長門平手打ち編 消失版 長門有希の感情 ハイテンションユッキー【黒版】 ミステリックサイン保管ネタ お茶 こころここにあらず 『長門有希の遅刻』 涼宮ハルヒの別れ 長門有希の誕生 長門有希の看病 長門有希の情報操作/長門有希のコンタクト オーディナリ ホリデー ミステリック・サイン後日談 やる気のない長門有希 望まれた世界 最終兵器長門 長門喫茶 長門有希に花束を 一万二千年 lost my..... 長門有希の豹変 長門有希の調教 ハートレスエンジェル 【キョンのお誘い】 できること。できないこと。 piment 長門の日々 長門有希の戦慄 長門有希の報告 ホワイトカレーと長門とカレー 長門とシャミセ...
  • 機械知性体たちの即興曲 第六日目/朝
    ...」 あちゃくら  「にゃがとさん……」 にゃがと    「この事態において、我々の周辺ではなにが起こるのか予想ができない。                     学校、特に涼宮ハルヒのそばにいるのが一番安全ともいえる。                     本来なら、彼もここに居続けるべきではないのだが」 キョン        「…………」 みくる        「……でも」 みくる        「(手を握り締めて)……いたいんです! 自分の意思で、初めて決めることが許されたから!                      ここで、みんなと……みんなと……一緒に……」 あちゃくら  「みくるママ……」 ちみどり    「…………」 にゃがと    「……今の我々では、あなたの安全の保証はまったくできない」 みくる        「…………」 にゃがと    「……でも。それ...
  • 機械知性体たちの即興曲 第五日目/朝
    ...ゃくら  「……あ。にゃがとさん、キョンくんの胸の上で寝てるー」 キョン        「あれからずっとだよ。離れないんだ。よっぽど怖かったんだろうな」 あちゃくら  「ずるいー(胸の上へ)……へへー」 キョン        「おまえな……」 ちみどり    「(ゴソゴソ)」 キョン        「喜緑さんまで……」 ちみどり    「(寝ぼけたふり)んー……」 キョン        「あのな。いくら小さいっていっても、三人も胸にしがみつくんじゃありません。さすがに苦しいだろ」 にゃがと    「にゃう(グリグリ)」 キョン        「……おまえもだ。もう起きてるだろ、長門」 にゃがと    「……あと五分」 キョン        「……早起きしないと、くせになるぞ」     台所から キョン        「顔洗って、歯磨いたら呼んでくれよー。洗面所から降ろし...
  • 機械知性体たちの即興曲 第五日目/夕
    ...、でも、それでなんでにゃがとさんがひとりで外に?」 にゃがと    「情報統合思念体は、この危機に際してもなんら有効な支援策を打ち出してきていない。           無論、ほかの端末を常駐させることは困難なのは、例のお子様端末を量産しないための防護策として納得はできるが」 ちみどり    「……実際に、この部屋に侵入された際にも、救援を行わなかった理由ですか」 にゃがと    「そう。少なくとも、今はこんな状態だったとしても、現在思念体が進めている自律進化探求計画に、我々三体はもっとも重要度の高い個体。                     その三体に危険が及んだにも関わらず、まったく無反応というのは理解できない。理由があるはず」 あちゃくら  「でも、それで外に出てどうしようっていうんです?」 にゃがと    「我々を影ながらサポートしている端末がいる。静観派端末。彼女は必...
  • 機械知性体たちの即興曲 第四日目/深夜
    機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html   □第五日目/深夜 にゃがと    「……むにゃ」 キョン        「……違う。違うんだハルヒ……これは訳があってだな……朝比奈さんまでそんな……」 にゃがと    「……寝言?」 あちゃくら  「くー……くー……」 ちみどり    「すー……」 にゃがと    「……なぜ、全員で寝ている?(覚えていない)」 にゃがと    「それに、この配置は」 あちゃくら  「えへへー……キョンく~ん……」 にゃがと    「あちゃくらりょうこが、彼の右腕にしがみつき」 ちみどり    「すー……」 にゃがと    「ちみどりえみりが、彼の左腕に抱きつき」 キョン        「くかー……これは……浮気とかじゃなくてだな……違うんだ……話を聞け……」 にゃ...
  • 機械知性体たちの即興曲 第五日目/深夜
    機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html   □第五日目/深夜 七〇八号室・寝室 キョン        「……がー」 みくる        「すぅ……すぅ……」 あちゃくら  「むにゃ……」 ちみどり    「……くー」 にゃがと    「…………」(モゾモゾ)(キョンの顔のところまで這いずる) キョン        「がー……」 にゃがと    「(ヒソヒソ)……起きて」(ペチペチ) キョン        「……ん?」 にゃがと    「(ヒソヒソ)静かに」 キョン        「(ヒソヒソ)……なんだ?」 にゃがと    「(ヒソヒソ)話がある」     七〇八号室・居間 キョン        「……あれだけ寝たのに、まだ眠いとは」(にゃがとを頭の上に乗せながら居間へ) にゃ...
  • 機械知性体たちの即興曲 第三日目/昼
      機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html   □第三日目/昼 にゃがと    「…………」 あちゃくら  「…………」 ちみどり    「うぇーんうぇーん」 にゃがと    「ここまで彼女の精神面が脆いというのは意外といえる」 あちゃくら  「いやぁ。体の構造と一緒に、内面にも相当の変化が出てるんじゃないですか?」 にゃがと    「と、いうと」 あちゃくら  「ほら。わたしなんて言葉遣いまで変わってしまってるんですよ。もう違和感ないですけど」 にゃがと    「言われてみれば」 ちみどり    「うう……ぐすぐす」 にゃがと    「こうしていても仕方ない。ほかに食べられるものがないか、もう一度室内をくまなく探索することを提案する」 あちゃくら  「ですね……今、十二時ですか。キョンくん...
  • 機械知性体たちの即興曲 第三日目/朝
      機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html   □第三日目/朝    スズメの声(チュンチュン)   にゃがと    「…………」 あちゃくら  「…………」 にゃがと    「……予想はできていた。するべきだった。たぶん」 あちゃくら  「わたしもなんとなーくそんな気がしていたのですが」 にゃがと    「……この状態をどう説明すれば彼女の怒りを買わないで済むか、早急に検討を」 あちゃくら  「いや、急にそんなこと言われても。もはやどうにもならないんじゃ……」 にゃがと    「あなたはわたしのバックアップ。仮に我々に怒りの矛先が向いたとしても、あなたはわたしを守る義務がある。盾となって散るべき」 あちゃくら  「そんな! 元はといえば長門さんが感染さえしなければこんなことにはなってないじゃない...
  • 機械知性体たちの即興曲 第四日目/昼
     機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html   □弟四日目/昼 教室 キョン         「…………」 ハルヒ        「窓の外ぼーっと眺めて……どうしたのよ。今日ずっとそんな調子じゃない」 キョン         「……ああ」 ハルヒ        「……まさか、有希のことでも考えてたの?」 キョン         「あ? ああ。そうと言えんこともないな……」 ハルヒ        「え?」(ドキ) キョン         (どうしたもんか……) キョン         (あと何日っていったっけ。三日? 四日?) キョン         (それまで、誰にも知られず、俺ひとりだけで、ほんとうにあいつらの面倒をみてやれるのか?)  ハルヒ        「……キョン?」 キョン  ...
  • 機械知性体たちの即興曲 第二日目/夜
      機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html   □第二日目/夜   喜緑          「ただいま」 あちゃくら  「あ、おかえりなさーい」トテトテ 喜緑          「あら。長門さんは?」 あちゃくら  「することないって、ずっとごろごろ寝てます。今も」 喜緑          「……ニート端末」 あちゃくら  「すごく……駄目人間ぽいです」   にゃがと    「……よく寝た」 あちゃくら  「緊張感ないなー……」 喜緑          「……さて。気を取り直して、今後のことをお話しましょう」 あちゃくら  「はーい」 喜緑          「長門さんの話を信じるならば、時間さえ経過すれば元通りに復元されると。そうですね?」 にゃがと    「おそらく」 喜緑          ...
  • 機械知性体たちの即興曲 第三日目/夜
     機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html   □第三日目/夜 キョン        「その体でけっこうな量食うんだな……財布がすっからかんだぞ」 にゃがと    「……幸福とはこういうこと。すばらしい……けぷ」 あちゃくら  「……コンビニのおでんっておいしいですよね……。汁が染みてて。空腹は最大の調味料ともいいますけど」 ちみどり    「衣食足りて礼節を知る……人間の言葉の奥深さというものを改めて知ることができました」 キョン        「いや、そこまで言われるようなことはしてないんですが。              ……ていうか、全員お腹がふくれて転がってるこの光景はいいのか。宇宙人として」 にゃがと    「(ゴロゴロ) いや。我々はあなたに感謝している。命の恩人というのはま...
  • 機械知性体たちの即興曲 第二日目/朝
      機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html   □第二日目/朝   ?????  「ふぁああ……よく寝ました」 ????      「そう」 ?????  「……あれ、長門さん?」 ????      「おはよう」 ?????  「あれ……昨日は確か赤ん坊だったのに……成長してます?」 ????      「成長、ではない。修復が進みつつある状態」 ?????  「なるほど……確かに昨日に比べれば成長というか幼児体型にまでなっているみたいですけど……」 ????      「そう。あなたのおかげ」 ?????  「……へ?」   ?????  「なんじゃこりゃああ!」   あちゃくら  「こ、これは……いったいどういう……」 にゃがと    「あなたの情報リソースをいくらかわけてもらった。隣に寝...
  • 機械知性体たちの即興曲 第四日目/朝
    機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html   □第四日目/朝 すずめ      「ちゅんちゅん……」 にゃがと    「……にゃ」(眼が覚めた) あちゃくら  「すうすう」 ちみどり    「うーん、うーん……眉毛が……眉毛が」 にゃがと    「(キョロキョロ)……おしっこ」(ムク) あちゃくら  「すうすう……むぐっ!?」 にゃがと    「……なんか踏んだ」(トテトテ) あちゃくら  「ぬおおお。な、なにが……」 にゃがと    「…………」(トテトテ) ちみどり    「うー……どうしたんです、そんな声だして。こんな朝早くに。ふあぁあ」 あちゃくら  「(うずくまりながら) な、長門さんにお腹踏まれました……」 にゃがと    「……トイレ」(トテトテ) ちみどり    「寝ぼけてる…...
  • 機械知性体たちの即興曲 第四日目/夜
    機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html   □第四日目/夜 甲陽園駅前 みくる        「……はぁ……はぁ……ごめんなさい。お待たせしました」 キョン        「こちらこそすいません。急にこんなことお願いしてしまって」 みくる        「その、急いで適当に買い物してきたんですけど。これで間に合いますか?」 キョン        「充分ですよ。それと、説明はしましたけど、連中の姿を見て驚かないでくださいよ」 みくる        「……ええ。でも、ほんとのこというと、ちょっと……怖いというか」 キョン        (そういや、もともと長門のこと苦手っぽいのか) みくる        「それに、朝倉さんとか、喜緑さんとか、その……あまりお付き合いもないですし……」 キョン ...
  • 機械知性体たちの即興曲 第五日目/夜・後編
    機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html   第五日目/夜・後編 七〇八号室 みくる        「ふんふ~ん♪」(ジューッ) あちゃくら  「はい、朝比奈さん! コショウです!」(パッパッ) みくる        「わあ。ありがとう」 あちゃくら  「へへん。これくらいなら、普段やってることなのです!」 みくる        「朝倉さん、お料理得意そうですもんねー(ニコニコ)」 キョン        「……楽しそうだな。台所」 ちみどり    「あちゃくらさん、もともとお料理好きですから」 キョン        「しかし……やはり朝比奈さんがいると、日々の生活の安定感が段違いだな……」 にゃがと    「…………(部屋のすみで考えこんでいる)」 キョン        「(やっぱり...
  • 機械知性体たちの即興曲 第四日目/夕
     機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html   □第四日目/夕 文芸部室 キョン         「じゃあ、今日はこれで帰るぞ」 ハルヒ        「…………」 キョン         (……ハルヒの視線が痛い。やっぱりシーランド公国のせいなのか? 適当に思いついたのを言っただけなんだが……どんな国だったんだ) キョン         「じゃあ、また明日な」 ハルヒ        「ええ……(有希のご両親か……ご両親ねぇ)」 文芸部室前 みくる         「……あ、キョンくん。ちょっと」(後ろから駆け寄ってくる) キョン         「はい? な、なんですか?」 みくる         「うん。なんか今朝から、キョンくんの様子が少しおかしいから」 キョン         (……...
  • 機械知性体たちの即興曲 第六日目/夕
    機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html   □第六日目/夕 七〇八号室 ドタバタドタバタ みくる        「はーい。長門さん捕まえましたー!」 にゃがと    「……体格差によるハンデがきわめて大きい。公平ではない」 あちゃくら  「わたしたちの体で鬼ごっこはちょっと厳しいですかねー」 ちみどり    (……こんなことしてていいのかなぁ) みくる        「(キョロキョロ)あれ。キョンくんは?」 にゃがと    「さっき寝室に行ったきり」 あちゃくら  「また寝てるんでしょうか。最近寝すぎですよ」 ちみどり    (そういえば、お昼くらいから少し様子が変だったかも) ちみどり    (キョンくんもなにか抱え込んでいるのかしら) ちみどり    (……わたしたちみたいに) に...
  • 機械知性体たちの即興曲 第三日目/夕
      機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html   □第三日目/夕 キョン    「思ったより遅くなっちまったな……」 キョン    「ハルヒのやつも長門がいないもんで一日中不機嫌だったしな」 キョン    「……古泉のやつは古泉のやつで、なにか知ってるんだろうみたいなこと言ってくるし」 キョン    「あんまり隠しごとするのは好きじゃないんだが、仕方ない」 キョン    「とはいえ……朝比奈さんまで不安そうな目で見てくるとは……」 キョン    「……? ん?」 ??      「――――」 キョン    「……珍しいな。おまえか」 ??      「――なにか、変わったことが――?」 キョン    「別に、なんも変わったことなんかないぞ。急に出てきて、なにをいいたいんだ?」 周防      ...
  • 機械知性体シリーズ メニュー
    □機械知性体シリーズ   □『機械知性体たちの輪舞曲』      長門有希個別キャラスレッドまとめサイトさんにて掲載。    内容としては長門有希を中心として、朝倉涼子と喜緑江美理たちインターフェイスたちが、原作時系列順にその舞台裏を描写していく長編となっています。    長門有希による一人称。      長門誕生の三年前から、最終的には「消失」を独自解釈で記したもの。    「朝倉青鬼説」を元に、主に長門と朝倉の関係性に比重を置いています。    一部オリジナルキャラクターが登場するのでご注意ください。      綺麗にまとめていただいたサイトさんへのリンクです。    http //detourist.net/post/lond_of_tfeis     □『機械知性体たちの協奏曲』      上記の『輪舞曲』の外伝扱いのもの。    朝倉視点による長門と朝倉が幸せに暮らしていた三年...
  • 結婚しよう 朝倉涼子の結婚生活
    「はいキョンくん、今日はお疲れ様」 「おう、ありがとさん」  ゴクッ ゴクッ ゴクッ  ん~、身に染みるね~ 「今日はいきなりだったから驚いたでしょ?」 「ゲプッ、んあ? …まあな」  仕事から帰ってきたら我が家が修羅場と化してたからな…  しかも、内容が内容なだけに驚くなって方が無理あるぜ。 「上の子達が絶対反対って言ってからあの娘ムキになっちゃってね…  ゴメンね、ホントならキョンくんが帰ってくるまでにある程度意見まとめておきたかったんだけど…」 「なあに、涼子はいつも良くやってくれてるさ。だから、謝るこたない」 「…ありがと。…にしても今日は流石の私も驚いたわ。あの娘ったら帰ってきて第一声が『私、結婚する』だもん」  そらそうだわな。  そんなこと言われたら普通の親でも驚かずにはいられんさ。 「他の子たちだって驚いたみたいで何年かぶりに家の中が沈黙したのよ」  なんと!?  なら、惜...
  • 普通短編21
    「と言うわけで今度の土曜はみんなでカラオケパーティーよ!!」 …なにがどうなって「というわけで」なんだよ。 まぁともかくこんなかんじで今、カラオケボックスの中に居るわけだ。 やれやれ。トップバッターはハルヒ。 本人曰く「やっぱりこういうのって大黒柱が先頭じゃない? 当然団長である私が最初に歌わないとね。」 という事らしいが。 まったくもって意味がわからん。 しかし実際俺はそこまで乗り気でもないし、古泉はイエスマンだし 長門は無表情で朝比奈さんに限っては蛇ににらまれたカエルだ。 誰も反論しないのかよ・・・俺もしないけどな。 「じゃ、いくわよ!」 消費電力に換算すると100Wぐらいあるんじゃないかぐらいのかけ声でカラオケパーティーは始まった。   省略されました。続きを読みたければとか別にたいそうなものでもなんでもないんで。いや、ホントに         俺とハルヒの舌が構内で絡み合いクチュ...
  • きみろりさん
    会長「暦の上ではとっくに秋だというのに、今朝もまた変に暑いな。昨晩の雨のせいで、空気もやたらベタベタしているし。まったく、これからあの坂を上って登校しなけりゃならんと思うと、心底うんざりする」 ??「かいちょー」 会長「いっそ強権を発動して、生徒会室にだけでもエアコンを設置してやろうか…?」 ??「かいちょー」 会長「しかし、あからさまな使い込みをしてもすぐにバレるしな。古泉の奴にネチネチ小言を言われるのも癪に障るし。ううむ…」 ??「かいちょーってば!」 会長「うおっ、足元から声が!?     って、女の子か。どうしたお嬢ちゃん、迷子にでもなったかね?」 ??「ちがいまちゅ、かいちょー! わたしでちゅ、わたぁし!」 会長「わたしと言われてもな。あいにく俺に幼稚園児の知り合いなどは…」 ??「もう、これならわかりまちゅか? えいっ!チュッ」 会長「き、キミっ、いきなり何を…むっ!? こ...
  • 裏SOS団の会合
     以下、発言と発言者の情報を主として報告します。  なお、以下に登場する朝比奈みくるは、現時間平面に常駐している朝比奈みくるとは異なる時間平面に所属している異時間同位体であることを申し添えます。        (鶴屋がお茶を飲み干す)   (鶴屋)「ぷはぁー。みくるん、だいぶ腕をあげたね」 (朝比奈みくる)「あれから年はとりましたから」 (鶴屋)「まだまだ若いじゃないか、みくるんは。まだ、高校生でも通用するにょろよ。そんなこといっちゃ、世の爺さん、婆さんから怒られるにょろ」    (森園生が茶菓子を配膳)   (鶴屋)「ありがとさん。悪いね、森さん。『機関』前線即応部隊指揮官殿にメイドさんなんかさせちゃってさ」 (森園生)「いえいえ。普段から練習を欠かすわけには参りませんので」 (鶴屋)「そうだね。ハルにゃんは、勘が鋭いからね。不自然なところがあっちゃいけない」 (森園生)「精進いたします...
  • 戦慄の肉じゃが
    俺達(俺、朝比奈さん、古泉)は今、長門の部屋に居る。 俺達は長門の手料理を振る舞われる事になった。 …状況が飲み込めない? OK、説明しよう。少し長くなるが勘弁してもらいたい。 今日は日曜日。午前中からSOS団恒例の不思議探索があった。 ただいつもと違うのはハルヒが弁当を持って来てみんなに振る舞ったという事だ。 本人いわく 「団員の日頃の苦労を労うため」 との事。 みんなからの賞賛の声を聞き調子にのったハルヒの言葉によりこの事態が起こった。 「料理の出来ない女は駄目。」 「缶入りのカレーを温めただけで料理した気になっている馬鹿女が居る。」 …このような事を言い出したのだ。 ハルヒが言っているのは俺達のクラスの女の事であり、俺も実際耳にしている。 だがハルヒは知らなかった。 今この場にもそれに当てはまる人物が居る事を…。 長門有希 ハルヒは長門に対して言った訳では無い。それは本人にも分かって...
  • 長門有希の看病
    「長門、湯加減はどうだ?」 「いい」 「そうか」 湯加減といえば風呂である。しかし風呂といえば長門なんてこたない。 別に今俺はやましいつもりで長門を風呂に入れているわけではない。 妹が長門といっしょに風呂に入りたいだなんていきなりわめき散らすのが悪い。 それでは恒例、つまるところの回想シーンへ………   何者かに閉じ込められて長門が倒れた事件や努力賞が似合う古泉の 推理ゲームやその他の道楽が終わり新年を新たに向かえ、今のところ大きな 懸案事項がひとつだけ残っているという状態で新学期は始まった。   ハルヒはというと、これまた何やら訳の分からん個人活動に専念しているらしい。 そろそろ生徒会のお役所御免になる事態が起きそうだ。起きなければいいのだが…   いつもの効果音で今日の活動も終了。至っていつも通りである。大変喜ばしい。 ただひとつ、帰り際の長門のセリフでこの時点から今日いつもと違う日と...
  • 「編集長☆一直線!」改
    1.童話(橘京子)    今は昔のことなのです。  とある小さな国の森の奥深くに、一軒の山小屋がありました。  そこでは白雪姫が九人のこびとさんといっしょに住んでいました。  その白雪姫は追い出されたんじゃなくて、自分でお城を家出してきたのです。  お城の窮屈な生活が嫌だったからです。  白雪姫は、こびとさんたちのおかげで衣食住に困ることもなく、悠々自適の生活を送っていました。    同じころ、森の近くにある海で泳いでいた人魚が、難破した船から投げ出された王子様を助けていました。  人魚は王子様を岸まで運びますが、気絶した王子様はずっと眠り続けています。何をしても起きません。困った人魚は白雪姫のところにつれて行くことにしました。  白雪姫とは彼女が森に来たときからの友達でした。人魚は白雪姫から「困ったことがあったら僕のところにくるように」と言われていたことを思い出したのです。  人魚は人の...
  • 普通短編45
    「ハルヒ、聞いてくれ俺すごい特技もってるんだぜ」 「何よキョン。くだらない事だったら私のドロップキックかましてみくるちゃんのミクルビーム、神人ちゃんのビルも破壊するメガトンパンチ食らわした後に有希に結合解除してもらうわよ?」 「実は俺、手を使わないであぐらがかけるんだ!」 「はぁ?」 「胡坐だよあぐら。こう足のところを両方反対のももの上に乗せる奴だよ」 「何よソレくらいアタシも……ってあれ?」 「手は使うなよ、足だけだ」 「んのっ!この!ダメだわ、、、手を使ったら乗せれるんだけど」 「はっはっは俺は出来るんだなこれが」 「確かにすごいけど、くだらないから地獄のフルコースね」 「うそぉ!?」 「アッー!」 さぁレッツチャレンジ!俺はマジで出来るぜ そんなヨガ的保守   「あ、そういえば皆さん、ちょっとこれを見てもらっていいですか?」 と、奴が鞄から取り出したのは…って待て...
  • 森のくまさん
    森のくまさん =============   ある日森の中 くまさんに 出会った   花咲く森の道 くまさんに 出会った 私は、くま。   くまさんの 言うことにゃ お嬢さん おにげなさい   スタコラ サッササノサ スタコラ サッササノサ 狩人さん、近づかないで。 私はあなたを傷つけてしまうから。   ところが くまさんが あとから ついてくる   トコトコ トコトコと トコトコ トコトコと 待って・・・、待って。   お嬢さん お待ちなさい ちょっと 落とし物   白い貝がらの 小さな イヤリング ほら、お届けもの。   あら くまさん ありがとう お礼に うたいましょう   ラララ ララララ ラララ ララララ そして今日も、私は一人。       *         The other day I met a bear   Out in the...
  • みくると鶴屋さん
    ~朝比奈宅・夜~   prrrprrr ピッ   みくる「はい、あさひn」   鶴屋「みっくる~!!」   みくる「ひゃっ!つ、鶴屋さんですかぁ?」   鶴屋「そうさ!鶴屋ちゃんさ!」   みくる「聞こえてますから、あんまり大きな声出さないで下さいよぉ」   鶴屋「ん?そうだね、ごめんよ」   みくる「もう、驚いちゃいましたよ?」   鶴屋「あはは」   みくる「それで何のようですかぁ?」   鶴屋「可愛いみくるが暇してないかなぁ、と思ったんだよ」   みくる「ふふ、なんですかそれ?」   鶴屋「それとも男でも連れ込んでる最中だったかい?」   みくる「お、お、お、男の子なんていませんよぉ~!」   鶴屋「冗談だよ冗談!全くみくるはいいリアクションしてくれて助かるよ~」   みくる「ひどいですよぉ」   鶴屋「ところで何やってたんだい?」   みくる「いまさっきお風呂からあがったんで、髪...
  • 涼宮ハルヒの覚醒 おまけ
    【読まれる前に】 本作は長編・『涼宮ハルヒの覚醒』のおまけとなっております。 上記作を未読の方はご注意ください。     「みんな……ありがとう。」 …。 …。 …何で俺達は長門にお礼を言われているのだろうか? 皆を見てみるが皆困惑の表情を浮かべている。 でもそんな事はどうでも良い。 だって…。 長門が今、最高の笑顔で微笑んでいるのだからな…。 …。 …。 …状況が分からない? …。 …。 …安心してくれ。 俺にもさっぱり分からない。 いつも通りの放課後、昨夜みた夢の話をしていた時に突然長門が立ち上がり俺達にお礼を言ったのだ。 しかしさっきも言った通りそんなことはどうでも良い。 長門が微笑んでいる。 それで良いじゃないか…。 …。 …。 …しかしこの後、俺達に予想できない悲劇が起こる…予想出来なかったとしても誰が俺を責められようか…? …。 …。 …。 長門が口を開いた。   「言葉だけ...
  • 喜緑さん
    会長「暇だな」 喜緑「暇ですね」 会長「暇だ」 喜緑「暇です」 会長「今日は暇か?一緒にどこか」 喜緑「忙しいです」 会長「そうか・・・暇だな」 喜緑「暇ですね」   会長「お茶をくれないか?」 喜緑「自分でやってください」 会長「あ、ああ・・・(今日の喜緑くんは冷たいな) 喜緑「ついでにわたしの分も煎れてもらえますか?」 会長「あ、ああ(・・・) 喜緑「ありがとうございます、ゴクリ゙・・・不味いですね」 会長「あ、ああすまない。ところでさっきから何を作ってるんだ?」 喜緑「なんだっていいじゃないですか」 会長「あ、ああそうだな(冷たい・・・なにがあったんだ・・・いつもの俺の喜緑くんに戻っておくれ!) 喜緑「それから、集中できないので話しかけないでもらえますか?」 会長「わかった(・・・もう駄目だ・・・心が折れちまった、今日はひたすらに黙って下校時刻を待とう) [キーンコーンカーンコーン...
  • 鶴屋さんと古泉
    「ここはカメラ屋……というよりも写真屋ですか」 文芸部部室から半ば強引に連れ出された古泉一樹がたどり着いた場所は、大手のカメラ メーカーが運営を委託しているような店とは違い、建物の造りも古風な個人経営の写真屋 だった。   店先に飾られた人物写真や風景写真は、店主の写真好きが高じて店を開いた……そんな 雰囲気が漂っている。今ではひとつの街に一件あるかないかというその場所に彼を連れて 来たのは──SOS団のメンバーではなかった。   「さっすが古泉くんっ! いやぁ~、物わかりがよくて助かるよっ!」   はっはっはーっと笑いながら、こんなところまで古泉を連れてきた張本人の鶴屋は、い つものハイテンションを維持したまま、「じゃっ、行くよーっ」と宣言して写真屋の中に 突撃していった。   鶴屋がこの店にどんな用事があるのか、いまだに分からない。そもそもどうして自分が ここへ連れてこられたのかさえも...
  • 長門有希の死亡
    ~長門有希の過労~   「それじゃ、今日は終了ね!また明日!」 いつもの活動を終え、私は本をしまって、帰ろうとしていた。 いつもの道を通って、私は自宅に着いた。 夕食の支度をしようと立ち上がろうとしたとき、目眩がした。そのまま、倒れこんだ。 「彼」に助けをもとめようと、電話をとる。 意識が朦朧とするなか、ダイヤルをかけて電話する。 プルルルル・・・プルル、ガチャッ 「おう、長門か。どうした?」 「彼」とは、そう、キョン。 「お願い・・・助けて・・・」 「ん、んん!?どうした長門!」 「あう・・・来・・・て・・・」 「おい長門!なg・・・」 プツッ 電話は切れた。 5分後、息を切らして「彼」がやってきた。そのほか、朝比奈みくる、古泉ー樹が来ていた。彼が呼んだのだろう。 「な・・・長門さん・・・」 朝比奈みくるは倒れこんだ。古泉ー樹が支える。 「長門さん!どうしたんですか!」 古泉ー樹がたず...
  • 鶴屋さんと笑顔とお茶
    「やっぽー、おっじゃまするよーっ」 朗らかな声と共に部室に登場したのは我等がSOS団名誉顧問、鶴屋さんだった。 「ありゃ、キョンくんだけかいっ?」 部室に入るなり辺りをキョロキョロと見回しながら鶴屋さんは聞いてきた。 「ええ。あいにくと今は俺だけです」 「そっかー。ちょろんとおじゃましてもいいかなっ?」 「ええ、どうぞ。お茶も出せませんけど。」 「あっははっ。いいよいいよ。そだっ、あたしが入れてあげよっか?」 「え? そんな、悪いですよ。」 「いーのいーの。あたしが飲みたいだけなんだからさっ。遠慮しなさんなっ!」 そう言って鶴屋さんはいそいそと薬缶に水を注いでコンロにセットし、火を点ける。 「キョンくん、お茶っ葉はっ?」 「ああ、こっちですよ」 俺は言いながらいつも朝比奈さんがお茶っ葉を入れている棚へと近付き、戸を開けた。 「鶴屋さん、これ――」 「うん? どれどれ」 「うぉあっ!?」 驚...
  • キョンにゃん、或いはネコキョンの可能性
             退・屈。  そうとしか形容の仕様が無い一日も、もう半分が過ぎている。無意識的に口を尖らせていたのに、今更気がついた。  今は昼の休憩時間、いつもであれば直ぐに学食へ行って今頃あたしのお気に入りのメニューの半分が胃と言う名の一つの消化機関い収容されている頃だけど、今日に限って財布を忘れたらしく、それに気がついたのは食券を買おうとしているところ。勿論、お腹も空いてたからその辺の適当なヤツから借りようかとも思ったけど、ふと良い事を思いついた。  丁度良い口実があるのだから、目の前の席に座っているあたしの部下、キョンの弁当でも貰ってやろう。  確かキョンの食事のペースはあたしに比べて遅いはず。それに、今日のキョンは調子が悪そうだった。あたしが話しかけたり背中を触ったりすると異様にビクッて反応してたり、日直だったあいつの頭にチョークの粉がのってたから払った時、顔が凄く赤かっ...
  • 鶴屋さんとキョン
    ストーブを持って部室へ帰ると、そこには誰もおらず、机の上にメモと鍵が残されているだけだった。   どうやら先に帰るから部室に鍵掛けてくれってことらしい…随分薄情な団長だな、おい。誰か一人くらい残って待っててくれてもいいじゃないか。まぁ雨足も強くなってきて、さっさと帰りたい気持ちはわからんでもないが。   と考えつつ、俺は下駄箱で靴を履き替え、外を見ていた。しまった!傘がない…。 雨が止むまで待とうにも、いっこうに止む気配がない。むしろ激しくなってきている。   「参ったな……これじゃあ帰るに帰れないぜ…」   しかしずっと立ち往生しているわけにもいかないので、濡れるのを覚悟して学校を出ようとすると   「おやっ?そこにいるのはキョン君じゃないかい?」   振り返るとそこには、鶴屋さんがいた   『鶴屋さん?どうしてここに?』   鶴屋さん「ぐ~ぜんさ~。ところでキョン君、うszhぢおhう...
  • 僕とみくるとメイドさん~狂気の弾丸ドライブ~
    朝倉がいなくなった。 僕の最上の観察対象であった朝倉涼子がいなくなったのだ。 美少女特有のシャンプーの匂いをまとい、長い髪をゆらしていたあの子。 後ろからでも分かる、華奢な体つきと品格。 まあ、僕は絶望したさ。 後ろで涼宮ハルヒとかいう――こちらも美少女だが――品性のカケラもない イかれた女が喜んでいたのには思わず腹を立てたね。 自宅にゴキブリでも郵送してやろうかと思ったよ。 もしかしたらあんな女でもかわいらしい反応を見せるかもしれない。 ま、そんなことばれたら何をされるか分からんので何もしないが。 さて、当面の問題は朝倉の後、誰を追いかけるかということだ。 僕はこの学校の美少女リストを参照した。 そして対象を絞り込んだ。 ――朝比奈みくる。 生まれついてのアイドルとはこの人のことを言うのかもしれない。 中学生にも見える、整った童顔。 庇護欲をそそりまくりのその行動や言動。 対象...
  • ながとぅーみー
    ながとぅーみー   第一話「粉雪のふる頃に」 第二話「ちょこっとミスだー」 第三話「あれなんて大王」 第四話「夕焼けより血液色な」 第五話「NHK(人間捕食協会)へようこそ!」 第六話「逃げてるぜベイベー★★」 第七話「メルティーバレット Re.Act」 第八話「しにがみのバレット」
  • 森園生の電子手紙 国木田君と森さんと野良猫さん
    森園生の電子手紙   国木田君と森さんと野良猫さん   それは森さんが退院して入院から通院に切り替わった時のお話。   その日、たまたま僕は森さんの通院に付き合っていて、森さんからお礼に一緒に夕食でもと誘われ繁華街を2人並んで歩いていた。   隣を歩く森さんは僕に勿体無いほど美人で可愛くて少し緊張してしまう。本当に僕みたいな子供が彼氏でいいのかな?と不安になるよね……っとか考えてたら……森さんが隣に居ない? 焦って辺りを見回すと少し後ろでしゃがみ込んで何かしている。 「…可愛い…あっそうだ猫さん、これ食べる?」 どうやら野良猫に構っているみたいだった。 「クスっ…美味しいかった?……そう、良かった。」 猫の頭を撫でニッコリ微笑む………可愛い。猫もだけど森さんが可愛い過ぎる。この人と別れる事になったら…僕は発狂するんじゃないだろうか?改めて彼女の素敵さを実感し側に寄るのも忘れて彼女に見入っ...
  • 喜緑さんその3
    喜緑「そういえば明日はホワイトデーですね」 会長「ほう、喜緑君があんな俗っぽいものの話をするなんて意外だな」 喜緑「・・・なんでもありません」   翌日 会長「今日は生徒会は休みにする、解散」 喜緑「はぁ」 会長「喜緑君、たまには一緒に帰らないか?」 喜緑「・・・別にいいですよ」 会長「これを」 喜緑「え?」 会長「まあなんだ、ホワイトデーなど知らんが一応お返しにな」 喜緑「・・・ありがとうございます」 会長「開けていいぞ」  [ガサガサ] 喜緑「バレッタ?」 会長「ああ、君の綺麗な髪に合うのを探すのは苦労したんだぞ?」 喜緑「・・・ありがとうございます」 会長「さっき聞いたぞ」 喜緑「いいじゃないですか」 会長「そうだな」 喜緑「これどうですか?」 長門「・・・似合ってる」 喜緑「ふふふっありがとう、長門さんも髪型変えてみたらどうですか?」 長門「こう?」 喜緑「うん、いいですね。...
  • 朝比奈さんの妊娠
    「うーん、いい天気ね」 日曜日の昼、外は快晴、不思議探索にはもってこいよ。 こういう時にはまずキョンに電話ね。今ちょうど12時か。2時集合にしよう。 うーん、なかなか出ないわね。たるんでるわよ、キョン! 「遅ーい、何やっているのよ、キョン!」 「……ハルにゃん?」 あれ、妹ちゃんだわ。 「そうよ、こんちは。キョンは?」 「今、病院に行っているの」 「病院? 何かあったの?」 「ウン、お母さんが倒れちゃって……」 「エッ、どうしたの? 病気?」 「ウウン、今日朝比奈さんがお父さんと一緒に来たの」 なんで、みくるちゃんのお父さんがキョンの家へ…… 「あのね、お兄ちゃんが朝比奈さんをニンシンさせちゃったんだって」 ……キョンがみくるちゃんを妊娠させた……何よ、それ…… 「それで朝比奈さんのお父さんが  『娘はまだ高校生なんだから子供は堕ろさせる、いいね』って言ったの。  お兄ちゃんが『……ハイ』...
  • がんばれ、生徒会の喜緑さん!1
    Q.ファスナーとジッパーはどっちがチャックなんですか?    同じだろ!(チャックマン)         A.ファスナーとジャッパーとは、この場合、衣類等についているものを指すのでしょうか?         (それとも人物名か何かですか・・・?)     推測の域は出ませんが、ファスナーは正式にはスライドファスナー(Slide Fastener)という英国式名称で一般名詞。 ジッパーはZipperまたはZip Fastenerと呼ばれ、もともと米国式の呼び方でこれも一般名詞。どちらも同じものと思われます。     ちなみに、チャックは英語のChuckとは関係なく、巾着(きんちゃく)をもじってできた日本の一般名詞です。(喜緑)         Q.あのーエターナルフォースブリザードの威力はどの程度か教えてください!(パソ君)         A.一瞬で相手の周囲の大気ごと氷結させる。   ...
  • 古泉一樹の告白
    なんの前触れもなく、それは突然やってきた。 俺達が卒業式を終えてから、一週間後の出来事。 朝比奈さんが未来に帰らなければならなくなったのだ。 そりゃあ、いつかはそんなときが来ると分かってはいたが… いくらなんでも、急すぎる。   ハルヒがいる手前、朝比奈さんは未来に帰る、などと言えるはずがなく、 家庭の事情で海外へ引っ越さなければならなくなったという事になっている。 心の整理がつかぬまま、俺達は朝比奈さんの待つ空港へと足を運んだ。   朝比奈さんは最初こそ涙を堪えていたものの、それは無駄な努力に終わり、 現在は人目も気にせず、わんわんと号泣している。 このお方は自分の卒業式でも号泣していたな。 素直な人だと、しみじみ思う。 こんな姿を見れるのもこれで最後かと思うと、 俺まで泣いてしまいそうになる。   ハルヒも最初は「笑顔で見送ってあげるのよ!」と無理矢理にでも 笑顔を作っていたが、今は朝...
  • 鶴屋少女の孤独 SIDE.B.「畏怖」
    恐れるもの   怖れるもの   自らを蝕む自らの鎖   誰しもが持ち、誰しもが嫌うもの   そしてそれゆえに、決して逃れられないもの              - 鶴屋少女の孤独 Side.B -   ……… …… …   静かに繋がれる手   二人で歩く夕焼けの道 互いに何も話さない 話さなくても、わかっている 俯いたまま、いつもと違う鶴屋さん   今更ながら恥ずかしくなってきた だけど、その手を離すことはできなかった 鶴屋さんが俯いててよかった 多分今俺の顔は真っ赤だろうから   「鶴屋さん、つきましたよ」   無情にも、時間は過ぎていった 昨日もここで別れた もうすぐ鶴屋邸だ 俺はその事実を俯いたままの鶴屋さんに告げる   残酷だろうか? そんなわけない 明日になったら皆と会える   だけど、鶴屋さんは手を離さずにじっと俯いたままだ むしろ、俺が声をかけたことにより...
  • 新米保父さん一樹は大童・一
    嘘から出た誠。その諺は今の僕達の状況にぴったりと当てはまっていた。 瓢箪から駒とも言う。 …御託は止めにして、とにかく次の一言を聞いて貰えば、僕達がまたもや、 非日常な事態に陥ったと確信できるかと。 それでは長門さん、いいですか?せーの、 「こいじゅみいちゅき」 ほらね。 「なんでしょう…」 彼を腕の中に抱えたまま、僕は椅子の上に立つ長門さんを見た。 「わたしは、しゅじゅみやはるひののーりょくが、 わたちたちにはたらくちょくじぇん、じぶんのみにきおくのかいざんをふせぐ、 しーるどをてんかいした」 長門さんが椅子から下りようと、片足だけ腰を掛ける部分から踏み外すように出す。 危なっかしく、ふらふらとしていたので、彼を床に下ろして長門さんの方に寄り、 脇の下に手を入れて持ち上げる。 「あいあと」 「はい…」 さっきの彼よりも随分と軽い。ひょいと持ち上げられる。 おかしいな、この歳ではまだ男女の...
  • めがっさ貯古齢糖
    めがっさ貯古齢糖 今日は2月11日。国民の祝日なので学校はお休みです。私と長門さん、涼宮さんと鶴屋さんでデパートへやってきました。目的はもちろん…。 「ねぇねぇみくるちゃんこれ見てよ?すごいと思わない?」 涼宮さんが指差していたのはガラスケースの中に入っていたチョコレートでした。 見てみると綺麗にラッピングされていて、中のチョコレートもまるで宝石かと見間違うよう。私はつい見とれてしまいました。 「にしてもこんなのを男にあげるなんてどれだけ本気なのかしらね。」 呟いた涼宮さんにすかさず鶴屋さんが 「いやぁ~はるにゃん、男ってのは案外こういうのが好きなもんなのかもしれないよっ?」 って言っていますが…。本当でしょうか? 「実際にその情報があっている可能性はかなり高い。男性は普段一人で買えない物に魅力を感じることはある。しかし個人的に私はもう少しシンプルなチョコレートが好み。」 長門さん、結局...
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