涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「はるひの奔走」で検索した結果

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  • 長編・その他
    ...クリプト・バイパス はるひの奔走 国木田少年の純愛 THE谷口~谷口の暴走~ ねこごはん キョン乃進侍 朝倉涼子の再会 朝倉涼子と長門有希の涼宮ハルヒの結合 第1章
  • 新米保父さん一樹は大童・一
    嘘から出た誠。その諺は今の僕達の状況にぴったりと当てはまっていた。 瓢箪から駒とも言う。 …御託は止めにして、とにかく次の一言を聞いて貰えば、僕達がまたもや、 非日常な事態に陥ったと確信できるかと。 それでは長門さん、いいですか?せーの、 「こいじゅみいちゅき」 ほらね。 「なんでしょう…」 彼を腕の中に抱えたまま、僕は椅子の上に立つ長門さんを見た。 「わたしは、しゅじゅみやはるひののーりょくが、 わたちたちにはたらくちょくじぇん、じぶんのみにきおくのかいざんをふせぐ、 しーるどをてんかいした」 長門さんが椅子から下りようと、片足だけ腰を掛ける部分から踏み外すように出す。 危なっかしく、ふらふらとしていたので、彼を床に下ろして長門さんの方に寄り、 脇の下に手を入れて持ち上げる。 「あいあと」 「はい…」 さっきの彼よりも随分と軽い。ひょいと持ち上げられる。 おかしいな、この歳ではまだ男女の...
  • 長編・キョン2
    涼宮ハルヒのロックバンド キョンとキョン Happiness! 『思い出の結晶』 『キョンの悪夢』 志 ハルヒの好きな人 『lakeside love story』 真夏の日の夢 3人娘の本音 BR 未完? キョンの突撃 To非日常 from日常 初恋 in the middle of nowhere カントリーロード ガール・ミーツ・ガール 涼宮ハルヒの微笑 とりあえず無題(仮) 宇宙戦争 SOS団お掃除大作戦 全力疾走!ロミオ&ジュリエット ただ一人のための物語 ある日のイベント 緋色の媚薬 命の価値 キョンの日常 ) 幸せの定義 尾行大作戦? あるカップルの優劣 And everyone passed away リセット(微鬱描写有) 虫歯と歯医者 恋愛お試しお手伝い! 涼宮ハルヒの中秋 ハルヒになっちゃった 月で挙式を 三者面談 とびだせ大作戦はサイケデリック 親愛の情 デッサン ...
  • シュール短編63
    長門「数多くのカレーを食してきた私でも、いまだ口にしたことのないカレーがある」 キョン「なんだ、それは」 長門「それは…『豆のカレー』」 キョン「…要するに豆入りのカレーか?そんなのいくらでも作れるだろう」 長門「駄目なの駄目なの!教科書で読んだあのカレーじゃないと駄目なの!」 キョン「わっびっくりした!」 みくる「『ネズミの作った朝ごはん』…美味しそうでしゅた、食べてみたいでしゅ」 鶴屋さん「キモイ喋り方(苦笑)」 古泉「えいっ!えいっ!…おかしいですね、何回やっても信号が変わらない」 キョン「おい皆どうした、変だぞ!?」 ハルヒ「もーいやーこんなカオスな団はこりごり!解体してやるゥ!」   みくる「でしゅ~ましゅ~」 キョン「朝比奈さん、あの年であの口調はまずいよな」 ハルヒ「そうでしゅかね?」 キョン「へ?」 鶴屋さん「あいちゅのでしゅましゅ、あいかわらじゅきめぇでし...
  • 涼宮ハルヒの改竄 version K
    俺はどうやら平凡な生活とやらが割と気に入っているようだ。 ドラマの様な出会いもアニメの様な事件も起こらない生活は気楽でいい。 しかしながら毎日毎日同じ事の繰り返しではどんなに気に入っていても飽きてくるわけさ。   涼宮ハルヒの改竄 Version K   いつもと同じ教室。 いつもと同じクラスメイト。 いつもと同じ授業。 いつもと同じ俺。 あぁ、退屈だ。 隕石の一つでも校庭に落ちてくりゃおもしれーのにな。 って、漫画じゃあるまいしんなことある訳ないか。   あぁ、このリピートしていると錯覚する様な生活を変える手段はないものか? いくら考えたところでそんな手段の1つも思い付く訳も無く時間だけが過ぎていく。 こういう時に自分のユーモアの無さがとことん恨めしいね。 俺は「やれやれ」と溜息混じりに呟くと机に突っ伏した・・・   目が覚めたのは6限目の終了3分前だった。 どうやらマジで寝ちま...
  • 長編・キョン4
    キョンの完全犯罪 涼宮ハルヒの記憶 涼宮ハルヒの軌跡  絶対に… 卒業式の約束 キョン100%(2) 涼宮ハルヒの逆転(キョンの消失) すれ違う想い 家出少女 Love Letter from …? 好感日記 好感日記Ⅱ アルバム巡り 「涼宮ハルヒの憂鬱」改 (欝エンド) Park Golf in Summer !! 北高生の告白ラッシュ 二人、夕立、遊具にて やりすぎた嘘 儚い想い出  where Justice... 裏切り者 涼宮ハルヒの再会 神が手にした力のリスク まとめ 涼宮ハルヒの時駆 雛見沢・SOS (クロスオーバー) ツインズパニック! キョンは別れを惜しむようです キョンがアンケートから情緒不安定になりました 扇子 涼宮ハルヒの盗賊 キョンのその後 (MGS4とのクロス) トナカイからのプレゼント Am I father? ロマンティックが止められない(※ホモ・百合ネタ注...
  • 長編・エロ物
    はるひエロ物無題1 エロ物無題2 エロ物無題3 長門有希の絶望  エログロ注意 【罪と罰】 夏祭り 涼宮ハルヒの憂鬱-アナザーストーリー- 涼宮ハルヒの選択  BADEND 鬱物注意 かぐや姫 満淫電車 エロキョンの暴走 こんな長門が欲しい 妹×古泉 涼宮ハルヒの我慢 涼宮ハルヒの不覚 キョンと妹 【朝比奈みくるの妊娠】 【鶴屋家物語】 涼宮ハルヒの快楽 虐殺、呪い乃日  激グロ&凌辱&激鬱 注意 未完 【The Girl WhoWantedToBeARealHuman】完全版 朝比奈みくるの妊娠 放課後ジョーバ倶楽部 長門+古泉×キョン   性別反転、ふたなり 注意 涼宮ハルヒのラブストーリ 長門有希の結婚生活 佐々木×キョン(アダルトな関係)  
  • 涼宮ハルヒいじめ短編7
    『情緒クラッシャー』   「ちょっとキョン!あたしのプリン食べたでしょ!?」 「食ってねぇ」 「言い逃れなんてしても無駄よ!机の上に空の容器が…」 蹴り飛ばされる机。身をすくませるハルヒ。 「食ってねぇ」 「…わかった。食べてないのね」 「あぁ。食ってない」 「…そう」 「謝れよ」 「え…」 「謝るんだよ。俺に。当然のことだろう?勝手な憶測で人を疑ったんだから」 「………」 床に手を付き頭を下げるハルヒ。 「…疑ってごめんなさい」 「…それから?」 「え?」 「さっきのは疑ったことについての謝罪だろ?二度も同じことを言わせたことについての謝罪がないじゃないか」 「…二度も同じことを言わせてごめんなさい」 「いいよ。気にしてないから。俺そういう細かいことを引きずる方じゃないんだ。ただ次からは注意してくれよな。俺はお前のことが大好きだからさ。 もう殴ったりしたくないんだよ。顔面がかぼちゃみた...
  • 長編・その他3
    SOS団お天気シリーズ 国木田の・・・ 涼宮ハルヒのストリートファイター 梅雨空に舞う雪 本名不詳な彼ら in 甘味処 沈黙の日 国木田の憂鬱 原付免許 クロトス星域会戦記(銀河英雄伝説クロスオーバー) 分裂、或いはSのモノドラマ(佐々木×キョン) セーラー服とメイドさん ユ・ビ・レ・ス Missing you関連 涼宮ハルヒの奇妙な冒険 ドラえもんとハルヒの鏡面世界(仮) (ハルヒ×ドラえもん) Macross Cross (MacrossF x 涼宮ハルヒ) 宇宙人は情報羊の夢を見るか? プロローグ ピノキオ 月の微笑シリーズ(佐々木×キョン) ランキング by.キョン(佐々木視点、オール物) お隣さんはすごいヒト 空と君とのあいだには 消失異聞 切り札と悪魔 谷口のTOT団 涼宮ハルヒの誰時 朝倉ルート 雷の夜のこと Live A Cat~シャミセンさんシリーズ~ 台風一過のハレの日...
  • はるかぜふくまえに
    はるかぜふくまえに   プロローグ   第一章   第二章   第三章   第四章   エピローグ  
  • 涼宮ハルヒいじめ短編8
    キョン「涼宮って頭おかしいんだろ?」 鶴屋「そうね、むこういきましょ?」 ヒソヒソ ハルヒ「・・・・・・・・・・・」 電車が・・・・・・来る・・・・・・・・ あ ハルヒ「団員ども、宇宙人・未来人・異世界人・超能力者その他の不思議を見つけて来た者には      私の唇から直接唾液を与えるーーーッ」 キョン「あぶなーい『何でも溶かしそうな液』だ!」 ハルヒ「(´・ω・`)」 はるひ「………」 ハヒル「………」 八ルヒ「………」 キョン「どうしたんですか?この三人」 朝比奈「なんでも誰がハルヒさんのパチモンかでもめてるんですよ……」 キョン「別にそんなの決めなくても良いじゃん、だって三人ともちゃんとした人間じゃないか」 はるひ「お兄ちゃん」 ハヒル「キョン」 八ルヒ「キョン」 ハルヒ「キョ」 キョン「ただし本物に人権は認められない、だってキモイしwwww」 ハルヒ「………」 ...
  • 涼宮ハルヒの入学 version K
    これは「涼宮ハルヒの改竄 Version K」の続編です。   プロローグ   俺はこの春から北高の生徒になる。   そして明日は入学式だ。   担任教師からは「もう少し頑張らないときつい」と言われたし   親父と母さんは「もうすぐ高校生なんだからしっかりしなさい」と言われた。   はぁ、全く以って憂鬱だね。   さぁ、明日は朝から忙しくなりそうだし、もう寝るとするか。   睡魔が俺の頭を支配する寸前、何故だか「はるひ」の泣き顔が頭をよぎった。   なんであいつの顔が出てくるのだろう?   等という疑問も睡魔に飲み込まれていった・・・   とてもいい夢を見た様な気がする。   どうせなら、現実と入れ替えたいと思うような夢だった。   ん?どうして、夢だって分かるのかって?   何故なら、それは現実ではまずありえないことだったからな・・・   だから夢だって分かる訳さ。   どうやら夢...
  • 各ハルヒスレのテンプレ案
      これはVIPにあるアナルスレやプリンスレのテンプレ例である。 新しくスレを立てる人は参考にするといいかもね? 注意)AA省略   【アナルスレ】   ・SS投下の際は空気を読んでくださぁぃ。byみくる ・長編は完結できるように、途中放棄した日にはあなたのアナルはいただきますよ!by ふんもっふ ・長編投下はわかりやすいようにトリップや文頭にアンカーを付けなさい!by ハルヒ ・…キャラクターの口調、及びそれぞれの呼称についてはまとめサイトを参照すること。by ユキ ・自分で投下した長編はなるべくWikiで自分で編集したほうがいいと思うぞ。by キョン ・落ちを予想するのはやめ・・うをっ チャック開いてるぞ!by wawawa ・荒らしさんにはスルーなのね。by 阪中 ・とりあえず気楽に投下するっにょろよ。by めがっさ ・1レスには最大30行、全角で2048文字、1行全角120文字まで...
  • 普通短編61
    ハルヒ「あんたベクトルの内積も求められないの?」 キョン「ほっとけ」   ある日突然、包丁を持った長門が俺の部屋にやってきた。 「長門……いったい何の真似だ?」 「……強盗。お金がいる」 「お金? いくらいるんだ?」 「五千円」 「いいぜ。いつも世話になっているからな」 「固いお金もいる」 「小銭のことか?まあいいが、何に使うんだ?」 「カレー。いっぱい買う」 「そっか。だがお店遠いぜ? 一緒に行くか?」 「……いく」 「包丁は邪魔になるから置いていけ。後で取りに来ればいいから」 「カレーいっぱい買えてよかったな」 「……(コク)」 「重いだろ?それずっと持って歩くのか?」 「……重い」 「家においておくか?好きなときとりくればいいだろ」 「……(コク)」 「外寒いよ?帰るのか?」 「……」 「うちに泊まるか?」 「……そうする」           ある日突然、包丁を持ったハ...
  • 涼宮ハルヒの箱舟
    ここはどこ くらい あたりでぼんやりひかるじめん このくうかんをおおうてつぼう まるでおりのなか そとはやみ だして このせかいからわたしをだして! オレンジ色の冬空の下を俺たち団員は下校している。 今日も不思議が見つからないことを悩みとする団長はとなりであひる口をしていた。 ハルヒ「あーもうつまんない!たしかに平和もいいわよ?でもね刺激がなさすぎなのよ!」 おまえが平和を肯定するなんて日本の首相が戦争を肯定するようなものだぜ。よろしい、ならば戦争だ。 ハルヒ「なによそれ。よしキョン!なにか面白いことを10秒でしなさい、はい!」 お前にはこれで十分だ。 キョン「布団がふっとんだ」 ハルヒ「あんたねぇ・・」 みくる「さすがにそれは・・」 長門「ユニーク」 古泉「まあまあ彼だって必死なんですよ」 ハルヒは俺を徹底的に罵倒し、他団員3名は蔑みの目で俺を見ている。 とりあえずハルヒを止めるために...
  • 笑顔は癖のような感じですよ
    「お疲れ様、古泉」 閉鎖空間で一仕事を終えると、森さんが黒塗りの車にて僕を待っていた。 「これから会議…ですか?」 「その通り。よくわかったわね、『機関』にも慣れてきた…ってところ?」 バックミラーに映った森さんの整った笑みを一瞥すると、 「いえ。今回で閉鎖空間の発生は26回目ですが、未だにちっとも慣れませんね」 皮肉を言ってやる。こういったやりとりも何度繰り返したことだろう。さすがに回数は数えていないのだが。 僕にこの能力が芽生え、『機関』が発足してからまだ1ヶ月半しか経たないというのに、涼宮ハルヒは何がそんなに不愉快なのか、 こちらとしてみれば知ったことではないのだが、ただ世界の壊滅を防ぐため、超能力者である僕はそれに従うしかないのだ。皮肉の一つくらい言わせて欲しい。 一方で森さんは僕の物言いにも慣れたかのように溜め息交じりの微笑を漏らしていた。 貴女には毎日のように危険な灰色世界に狩...
  • 普通短編68
    キョン「おっ」 長門「……」 キョン「よお、来るとき朝比奈さんに良く似た人とすれ違わなかったか」 長門「すれ違った。とてもよく似ていた。けれど、彼女よりも数段大人っぽかった。    何故外見がそっくりな人間が2人いたのか、とても不思議」 キョン「……その人さ、未来の…大人になった朝比奈さんなんだとさ」 長門「……そのくらいは知っていた、ボケてみただけ」 キョン「そ、そうか……もう帰っちゃったみたいだな」 キョン「……なあ、お前も時間移動~っての出来るのか?」 長門「……」 キョン「な、長門?」 長門「……私には出来ない。それどころか、インターフェイスなのに情報操作も出来ない…」 キョン「(あっしまった!)     で、でもさ、理屈とかコツくらいは分かるだろ?是非教えてくんないかなー、なんて…」 長門「……私には時間移動の事は理解出来ない……全く分からない……」 キョン「えっと…長t(r...
  • 普通短編49
    ハルヒ「新部員連れてきたわよ!」 キョン「そうか…」 ハルヒ「その名もアキラ!」 キョン「ああ、よろしく」 ハルヒ「アキラはいつもマフラーをねじってるのよ」 落ちナス   「キョンくぅん、わたし上○大学に合格してましたぁ」 「えっ、朝比奈さんでも合格なんて○智ってそんなレベルか… じゃ、俺は東大にしときますね」     「野球大会に出るわよ!」 六月の湿気。 雨が降っても生暖かく、風は少しも吹きやしない。 ったくこれだから盆地は嫌になる。 俺の至福の瞬間・・・ 安眠”を妨げるには十分だった。 寝たい。 ・・・? 何? 野球大会・・・? いやな予感がする、寝よう。 「こら、キョン。 寝たふりをしても無駄よ!」 おそらく母猫が子猫をくわえて移動するような光景であることは明らかである。 つまり俺は首根っこを掴まれ引き摺られている所なんだ。 目を開ければ厳しい世界が待ってい...
  • 普通短編9
    ハルヒ「さあて、キョン!あたしたちで伝説つくるわよ!!」 キョン「都市伝説なら作れそうだな」 ハルヒ「初めて宇宙人や未来人とのコンタクトをとった人として、教科書にのるのよ」 キョン「アホか…。おい長門どう思う?」 長門「…私にふるな」 キョン「……はい」 キョン「あっやべ! お前んちに財布忘れた」 ハルヒ「え」 キョン「鍵貸してくれ」 ハルヒ「うん」 キョン「……あれ?鍵あわねーぞ?」 ハルヒ「ごめーん! それ鶴屋さんに借りた「レンタル調教室」の鍵だったー!」 キョン「Σ」 私は何故彼を――キョンを――選んだのだろう? 私が高校生活に求めていたもの、それは決して普遍的ではない非日常の世界。 それを求めてSOS団を創ったし、無口キャラに萌えキャラ、謎の転校生もつれて来た。 私としては私の望む非日常を見つけるための、理想の団を創り上げているつもり。 でもその中の不純物...
  • 無限の分岐
      (これはアンリミテッドブレイドワークスの話の一つです)         「キョン!」 ガラリ、と大きな音を立ててあたしは病室のドアを開いた。 病室にはみくるちゃん、有希、古泉君、そしてベッドに寝ているキョンがいた。 「あ、涼宮さん…」 「………」 「…どうも」 三者三様のあいさつ。でも、あたしにはキョンしか見てなかった。 …良かった。生きてる。機械は定期的にピッ、ピッ、と音を発している。 「キョン!!」 キョンの肩をゆする。それに合わせて首がガクンガクン、と揺れた。 「…キョン…?」 …何だろう、この感覚。嫌な予感、みたいな。 その予感を確信にするように、よく見ればキョンは死んだように眠っていた。 …死んでない。 …でも、生きてない。 「…涼宮さん、彼は今、植物人間の状態に陥っています」 「……植物人間?」 「ええ、つまり」 そこまで言った古泉君の胸倉を掴んだ。古泉君の背は高くて、少し...
  • いわゆるひとつのエンディング
    「バカキョン!!アンタなんか死んじゃえばいいのよ!」   毎度おなじみハルヒの台詞である。 実はこれはたった今聞いた台詞じゃない、言われたのは昼休みである。 その昼休みに俺は机を漁ってたんだがあるものが無い事に気付いた。 「部室に置きっぱなしか……」 「何が?」 後ろからハルヒが覗き込んでくる。 「数学のプリントだよ」 「はぁ?数学の担当厳しいのよ?そんなものなんで部室に忘れるのよ」 「部室でやってたからに決まってるだろ」 「相変わらず抜けてるわね。とっとと取ってきなさいよ」 「言われなくても取ってくるっての……」 プリントを取って戻って弁当を食う。 至極簡単な事だ。 俺は小走りで部室棟まで行って部室に入る。そこに居たのはいつもどおりの宇宙人こと長門。 いつもとひとつ違ったのは彼女が弁当を広げていた事だ。 「いつもここで食べてるのか?」 おれの経験上、長門の弁当食べる姿なんて結構レアである...
  • きみろりさん
    会長「暦の上ではとっくに秋だというのに、今朝もまた変に暑いな。昨晩の雨のせいで、空気もやたらベタベタしているし。まったく、これからあの坂を上って登校しなけりゃならんと思うと、心底うんざりする」 ??「かいちょー」 会長「いっそ強権を発動して、生徒会室にだけでもエアコンを設置してやろうか…?」 ??「かいちょー」 会長「しかし、あからさまな使い込みをしてもすぐにバレるしな。古泉の奴にネチネチ小言を言われるのも癪に障るし。ううむ…」 ??「かいちょーってば!」 会長「うおっ、足元から声が!?     って、女の子か。どうしたお嬢ちゃん、迷子にでもなったかね?」 ??「ちがいまちゅ、かいちょー! わたしでちゅ、わたぁし!」 会長「わたしと言われてもな。あいにく俺に幼稚園児の知り合いなどは…」 ??「もう、これならわかりまちゅか? えいっ!チュッ」 会長「き、キミっ、いきなり何を…むっ!? こ...
  • SOS団の無職16
    前回のあらすじ  キョンたちSOS団団員たちは、無事過去の世界から帰還することができました。明確な理由はサッパリなままですが。  しかし涼宮ハルヒが時間を巻き戻した理由は判明しました。キョンも、自分が佐々木と一緒に買い物をしていて、その現場を涼宮ハルヒに見られたからだ、と時間遡行の原因を納得できないまでも理解はしました。  キョンは佐々木と一緒に、涼宮ハルヒの誕生日プレゼントを買いに出かけていたのですが、残念ながら彼女の誕生日はまだまだ先です。  もうすぐ誕生日おめでとう!になるのは、古泉一樹だったのです。なんという悲しい勘違い。     ~~~~~      新車特有の接着剤を思わせるにおいをぷんぷん漂わせる車内で、なんで買いたての車ってこんなにくさいんだろう、と疑問に思いながら助手席に座る私はシートを倒して寝そべった。  隣でハンドルを握るお手伝いさんに訊いてみたら、この...
  • はるかぜふくまえに・第一章
    ○第一章   「キョーンくん! おはよ!」 翌日通学路で早速長門と出くわした。なんだお前、朝から俺の調子を狂わそうというのか。 「えー何それ? 今日はたまたま寝坊しただけだよ」 「寝坊してこの時間か。そういえばいつも何時に登校してるんだ?」 俺がそういうと長門は顎に人差し指をあて呻吟し、 「んーと、始業一時間前かな?」 いくらなんでも早すぎんだろ。 「だって、ハルヒちゃんの観測しないといけないじゃない? それがわたしのお仕事だもの。 万一ハルヒちゃんが学校に早く来た時のために、わたしはいつもそうしてたの」 なるほどな。一年経って明かされる真実があったものである。道理で一度も長門と出くわさないわけだ。 ん? となると…… 「今日はいいのか? 観測するんだろ」 「だって寝坊しちゃったんだもん、しょうがないじゃない」 いいのかそれで! しょうがないで済むならハルヒの超変態パワーもまったく阻止する...
  • はるかぜふくまえに・第四章
    ○第四章   その姿はいつぞやの雪山での光景を思い出させた。 俺のいたベンチは突如騒然となった。俺は誰が何を言っているのかも聞かずに席を飛び出した。 ハルヒや喜緑さんが駆け寄っている。守備についていた他のメンバーも二塁に集まり、気付くのが遅れた谷口が傍らで怪訝そうにしている。 俺は五秒で長門のいるベースに駆け寄ると、輪をくぐって中に入った。 長門は力なく倒れており、古泉が抱える形で呼びかけていた。 「長門さん! 長門さん!」 かがんでいた俺はちらと上を見る。喜緑さんが蒼白な表情で口元に手を当てている。……何てことだ。 「新川、すぐに車の準備を!」 「かしこまりました」 新川さんと森さんの声が聞こえたが何を言っているのか頭が回らない。 「長門、長門っ!」 「有希! どうしたの! 有希っ!」 俺とハルヒの声。さっきまでベンチにいた会長チームの面々が走ってきた音が聞こえる。 「……! すごい熱だ...
  • はるかぜふくまえに・第二章
    ○第二章   翌日も天気は崩れることがなく、俺たちは時間前に全員集合した。 奢り役はもちろん俺であった。 「キョンくんありがとっ! いつも頼りにしてます!」 ぽんと俺の肩を叩くのは性格ノーマライズされた長門である。いやそんなにまっすぐ礼を言われるとどういたしましてとしか言えないな。 「僕もあなたには感謝していますよ」 古泉が擬音をつけられそうな微笑で言った。そんな感情の無い声で言われてもありがたくも何ともない。 「あたしも。キョンくん、いつもありがとう」 ありがてぇ。本当にありがたいですよ朝比奈さん。長門がお礼を言うようになっても、あなたの言葉は別格です。 「キョンは義務を果たしてるにすぎないの! 当たりまえよそんなの」 ありがたいと思っていないのはこいつくらいである。……ハルヒ、お前もたまには長門くらい快活に感謝してくれ。 「何言ってるのよ。ほら、さっさと行くわよ」 別に怒ってるわけじゃ...
  • はるかぜふくまえに・第三章
    ○第三章   昨日がどんな日であっても、夜が来れば朝が来る。 夢にまで長門有希が出てきてしまった気がするがそれこそ気のせいだと思いたい。じゃないとやってられん。 「キョンくん起きたー? 朝ご飯たべよー」 妹がさっきからこの調子である。長門も余計な事を言ってくれたものだ。 「ミヨキチもくるってー!」 何だって!? 友達呼んでとか長門は言ってたがほんとに呼んだのか妹よ!? 「だめ?」 いやダメと言えるわけないのだが、あぁそうか。そうですか。どうやら今回も俺は巻き込まれ型の本分を発揮しないといけないらしい……。しかし野球ね。何着ていけばいいか聞いてないなそういや。 俺の心の声を聞いたかのように携帯が鳴った。ハルヒからだ。 「いろいろ言い忘れてたけど、集合場所は六月のグランドね。時間は十時。あと、今回は私服でいいわ。ただし、 運動しやすそうなね。それじゃ」 俺が一言も喋らないうちに通話は終了した...
  • 長編・未分類
    ここは特定のキャラが主役ではなかったり、自分ではどのキャラに入れればわからないという人の作品を置いてください。   未分類無題2 未分類無題3 未分類無題4 未分類無題6 未分類無題7 未分類無題8 いわゆるひとつのエンディング 二人のハルヒ ハルヒと古泉 ~Chat Of Fire~ ハニカミ 二人三脚 H・M・N 三つ巴戦争? キョンvs古泉 主役は長門×古泉 HARUHI FANTASYⅧ ちょっと変わった日常 埋めといたわ 3人娘とキョン チェンジ ふぁいなるふぁんたじー 涼宮ハルヒのすき焼き 温泉症候群 すき焼き別ルート SOSは終わらない 俺達がいた世界へ 涼宮ハルヒの真剣勝負 高校生クイズ SOS団コント SOS団の旅行 大岡裁き SOS団にようこそ! 涼宮ハルヒの期待 君が望む憂鬱 涼宮ハルヒ大外伝 涼宮ハルヒの童話~マッチ売りの少女編 ハルヒの幸せとは? 涼宮ハルヒの...
  • Am I father ? 最終章-探索・川辺にて-
      家を出た俺たちはひとまずいつもSOS団で待ち合わせをしている駅前へと向かうことにする。 町を探索すると言うのならやはり始まりはそこに行くべきであるとなぜか思ってしまったのだ。悲しいかな、これも慣れてしまったと言うことなのだろうか。 駅前はやはり駅前なだけあっていくら暑いとは言えども、毎度のことながら多くの人通りがあった。全くこんな暑い日に何やってるんだか。ま、俺たちも人のことは言えないんだけどな。 いつもならここで喫茶店に入って一息つくところなのだが、さっき朝ごはんを食べたばかりだし、喫茶店でのんびりなどしちまったら最後までだらけてしまうような気がするので今日はパスをさせてもらうことにする。これでこの喫茶店は今週の収入が減ったに違いない。そして俺の財布の重さの下り坂にブレーキが多少かかったのも事実である。 「これからどうする?お前らどこか行きたい所でもあるか?」 このままここに立ってい...
  • ●えもん
    第1話 「アッー!の世界からはるばると」 第2話 「ホモでもドア」 第3話 「ソノうほホント」 第4話 「うほールライト」 第5話 「タイムマシン」 第6話 「BL本入りこみぐつ」 第7話「古泉だらけ」 第8話「ホモ訳コンニャク」 第9話「ウホタケ」 第10話 大長編「●えもん キョンの恐竜」前編 第10話 大長編「●えもん キョンの恐竜」後編 第11話「空気うほっ」 第12話「アッーンキパン」 第13話「お医者さんカバン」 第14話「時限バカ弾」 第15話「スペアブリーフ」 第16話「ホモ達の輪」 第17話「夢テレビ」 第18話「裏シマキャンディー」 第19話「変態ドリンク」
  • はるかぜふくまえに・エピローグ
    ○エピローグ   それから十日ほど後の話になる。俺はいつものように部室の扉を開けた。 「遅いわよキョン! さっさと準備しなさい!」 例によってハルヒの声。はて、準備とは一体何だろうね。 「しらばっくれるつもり? 無駄よ無駄。さ、みんなも準備はいい? 早速行くわよ! 新入生勧誘!」 ……そう。今日は新学年始まって三日目。つまり新一年生が今日から平常授業ってわけだ。 俺たちSOS団は全員がめでたく進級し、朝比奈さんは最上級生、他の四人、ハルヒ俺古泉長門は二年生になったってわけだ。 いや、実にあっという間だったなこの一年間は。だからといって何もなかったわけではなく、むしろ俺が今まで生きてきたどの一年よりも濃い、それこそジュースで言えば果汁100%でもまだ効かないような濃密な時間を過ごしてきた。 今だから言える。すべて楽しかった。あぁ、すべてさ。毎日、365日だ。 「す、涼宮さぁ~ん、またこの格...
  • はるかぜふくまえに・プロローグ
    ○プロローグ   ある日部室に行くと、長門が本を読んでいなかった。 「どうしたんだ長門? めずらしく読書してないんだな」 すると長門は顔を上げ、 「え、何で? わたし読書あまり好きじゃないし」 と、天地がひっくり返っても言わないような驚きの台詞を告げた。 「おいおい冗談だろ? だったら今までずっと本読んでたお前は何だったんだよ」 「あぁあれ。あのね、無口属性にもそろそろ飽きたから、普通の女の子っぽくしようと思って」 非常に今さらではあるが、長門は普通に笑っていた。 まるでクラスの誰かの人格だけ借りてきたかのような無理のない笑いだった。 俺は仰天した。待て待て待て。そんなあっさり変わっちまうものなのか。何か事情があって 無口になっていたんじゃないのか? 「え。別にそんなことないよ? 統合思念体から許可が下りたからその、イメチェンしただけ」 夢か。そうだこれは夢に違いない。そうでなければまた世...
  • めがっさ貯古齢糖
    めがっさ貯古齢糖 今日は2月11日。国民の祝日なので学校はお休みです。私と長門さん、涼宮さんと鶴屋さんでデパートへやってきました。目的はもちろん…。 「ねぇねぇみくるちゃんこれ見てよ?すごいと思わない?」 涼宮さんが指差していたのはガラスケースの中に入っていたチョコレートでした。 見てみると綺麗にラッピングされていて、中のチョコレートもまるで宝石かと見間違うよう。私はつい見とれてしまいました。 「にしてもこんなのを男にあげるなんてどれだけ本気なのかしらね。」 呟いた涼宮さんにすかさず鶴屋さんが 「いやぁ~はるにゃん、男ってのは案外こういうのが好きなもんなのかもしれないよっ?」 って言っていますが…。本当でしょうか? 「実際にその情報があっている可能性はかなり高い。男性は普段一人で買えない物に魅力を感じることはある。しかし個人的に私はもう少しシンプルなチョコレートが好み。」 長門さん、結局...
  • 涼宮ハルヒの入学 version H
    これは「涼宮ハルヒの改竄 VersionH」の続編です。   プロローグ   あたしはこの春から北高の生徒になる。   そして明日は待ちに待った入学式だ。   担任教師からは「もっと上の進学校へ行け」と言われたがそんなのは耳に入らなかった。   親父と母さんは「ハルヒの人生なんだからハルヒのしたいようにするといい」と言ってくれた。   あたしにはどうしても確かめたい事があった。   それは「あいつ」と「ジョン・スミス」の関係。   もしかしたら「あいつ」も「ジョン・スミス」もいないかもしれない・・・   何も無い退屈な3年間の高校生活が待っているかもしれない・・・   ハンカチを返せないかもしれない・・・   でも、「あいつ」とはまた会えるという予感は3年経った今でもはっきりしている。   「あいつ」と会ったらまず何を話そう・・・   「あいつ」と3年間の高校生活で一緒になにをしよう・・...
  • 殺し屋 キョン
    文字サイズ小で上手く表示されると思います    その男は、普段は温厚な青年にしか見えなかった。  人当たりもよく、基本的に従順。  波風立てるような行為に興味を持つ事も無く、平凡な人生を歩む事を好んでいる様に思える。  ……だからこそ、彼の本性に気づく者は少ない。  そして、不幸にもその事実に気づいてしまった者は生き延びる事はできないのだろう。  今の、自分の様に。  殺し屋 キョン  彼の中に羅刹が住むことに私が気づいたのは、彼がその行為に及んだ後だった。  結果として、私が今もこうして生き延びていられるのは運がよかっただけの事としか思えない。  悪夢としか思えないあの日以来、私はあの男を常に避け続けてきた。  だが、それももうすぐ限界を迎えるだろう。  何故なら、彼の目にあの日と同じ「決して目的を達成するまでは行為を止めないであろう決意」を 見てしまったのだ。  このままではい...
  • 長編・長門有希
      長門有希無題 長門有希無題2 長門有希無題3 長門有希無題4 長門有希のうっかり 長門有希の奇妙な冒険 【鍵の消失】 消失長門いじめ 長門有希の退屈 長門有希の憂鬱 カーディガン 地獄少女 笑顔を見せて それがあなたの望み? 長門有希のきまぐれ どんでん返し 【Lost My Name】 長門消失 にゃがとさん 長門有希の深淵 ナガト~彼方から来た天才~ *麻雀ものです 消失世界 リスペクト・ザ・ハイテンションユッキー ユキは好き? 長門と猫 よっこらせっと 長門平手打ち編 消失版 長門有希の感情 ハイテンションユッキー【黒版】 ミステリックサイン保管ネタ お茶 こころここにあらず 『長門有希の遅刻』 涼宮ハルヒの別れ 長門有希の誕生 長門有希の看病 長門有希の情報操作/長門有希のコンタクト オーディナリ ホリデー ミステリック・サイン後日談 やる気のない長門有希 望まれた世界 最終...
  • 一日お兄ちゃん
      「あ、あの、……」  そう言いかけてまた押し黙る。  何度か言葉をつなごうとして顔を上げるが、また伏せてしまう。こちらから見ていても気の毒になりそうなくらい顔が真っ赤になっている。 そんな動作を数度繰り返した後、意を決したように真剣な顔つきでこちらを見上げ、 「わ、私の、おおおお兄さんになってください!」  そう叫ぶと、また恥ずかしげに顔を伏せてしまった。  俺は、最初彼女の言ったことがよく理解できなかった。何度か頭の中で彼女のセリフを反芻した後、その意図するところを理解し、そしてその内容のあまりにも突拍子のなさに、 「は?」 俺は口をぽかーんと開けた状態で、その間抜け面をさらしたまま、彼女の前で固まっていた。  なぜ俺がこんなわけのわからない状況に巻き込まれてしまったのか、その訳を説明するためには昨日の朝に遡らなければならない。    その日の朝、そろそろ暖かくな...
  • 涼宮ハルヒのなく頃に~プロローグ~
    どうか嘆かないで。 世界があなたを許さなくても、私はあなたを許します。 どうか嘆かないで。 あなたが世界を許さなくても、私はあなたを許します。 だから教えてください。 あなたはどうしたら、私を許してくれますか? ……… …… … ・ それは昭和58年の初夏のことだった。 どうせ引き裂かれるのなら、 身を引き裂かれるほうがはるかにマシだ。 信じていた。 ………いや、信じている。 今、この瞬間だってな。 でも、薄々は気付いていたさ 信じたいのは、認めたくないからだと。 その自分に言い聞かせるような声が、 たまらなく馬鹿馬鹿しく思える。 機械的に繰り返されていたそれはようやく収まり、 静かなる時がながれた。 ひぐらしの声がいやに騒がしい。 なのに、聞こえるはずのない彼女の声は 俺の中でエンドレスにリピートしている。 ...
  • キョンだって思春期なんです
     昨日の夜、俺は悪夢を見た。風呂に入ってたら…寝小便オチはないから安心しろ。風呂に入ってたら突然、ハルヒがすっぽんぽんで入ってくる、という内容だったんだ。別にオチはない。入ってきたところで終わったんだから。これなら、この間の閉鎖空間のようにキスで終わるほうがはるかにマシだ。比較の問題だが。  しかし本能というのは恐ろしい。俺の脳内カメラはそのハルヒの登場シーンを100万fpsで録画した挙句、脳内スクリーンでノンストップ上映を続けている。おかげで寝れやしなかった。なにしろ、あいつは外見だけで言えば北高トップクラスの美少女であるわけだからな。上映内容を詳しく描写しろってか?残念、禁則事項だ。 その本能とのバトルが終了したのは恒例の早朝ハイキング中だった。だが問題はその先、学校である。本人と会うと倒したはずの本能が復活する可能性が大だ。そして、相変わらず席は俺の後ろ、つまり、ハルヒを視界に...
  • 泉こなキョンの憂鬱
      こなた「お呼びとあらば!」 キョン「即参上!」 こなキョン「らき☆すた戦隊!コナキョンジャー!」 かがみ「真面目に始めなさいよ!」     『泉こなたの憂鬱』     キョン「ところで、この世界にハルヒは居ないのか?」 こなた「わーぉ前の席の人。皆があえてスルーした話題を平然と言ってのける。     其処に痺れる憧れるぅ」 キョン「そうだったのか、すまん………で、どうなんだ?」 こなた「あれあれ?ここは春の小川の如く流す所なんじゃないかなぁ」 キョン「たびたびスマン……」 こなた「まぁ、この学校に居るらしいよ」 キョン「そうなのか?」 こなた「あの自己紹介もしたらしいし」 キョン「へぇ」 こなた「だから、不運にも前になっちゃった人が     前の席の人の位置に居るんじゃないかなぁ?」 キョン「…………」 こなた「………ニヤニヤ」 キョン「………なんだよ」 こなた「ヤキモチ?」 キョン「...
  • みんなSS大好きだよ保守
    問題になりそうなネタもありますが、そこはスルーしていただけると嬉しいです。   キョン(俺の番か…)ドキドキ   キョン「えー…はじめまして。好きなことはSS書くことです。好きなジャンルは喜緑×会長です。よろしくお願いしまーす。」  「「パチパチパチ」」   キョン(ふぅ…緊張したな…)  ハルヒ「東中出身涼宮ハルヒ。ただの住人には興味ありません」 ハルヒ「このなかに作品叩き厨、カップリング厨、夏厨、微笑厨がいたら雑談室まで来なさい。以上」  「「シーン……」」  キョン「これ、笑うとこ?」  来ないことを祈るよ保守。    キョン「なあ」  キョン「しょっぱなの自己紹介のアレ、どのへんまで本気だったんだ?」  ハルヒ「自己紹介のアレって何」  キョン「だから微笑厨がどうとか」  ハルヒ「あんた、微笑厨なの?」  キョン「……違うけどさ(言うならば俺は悪辣...
  • Close Ties(クロース・タイズ) 第二話
    Close Ties(クロース・タイズ) 第二話      午前の授業時間はあっと言う間に過ぎた。  私の中にはエラーが蓄積していた。明日のこの時間には、私は人間になってしまっているのだ。有機生命体であれば、このエラーを不安と表現するだろう。有機生命…いや、人間になればエラーに悩まされる事も無いのだろうか。  無くなるとすれば、それは素晴らしい事だ。  置換プロセスが開始されてから、私の表現の中に形容詞や抽象的な言葉が増えてきた。確かに、私は変化している。 「ゆーきーちゃんっ!」  昼休みを告げるチャイムとほぼ同時に教室へと入ってきたのは、朝比奈さんと鶴屋氏だった。  どうやら朝比奈さん自身も私の呼称を再設定したらしい。  昼休みはいつも部室で本を読むのだが、朝比奈さんと鶴屋さん(朝比奈さんに合わせて自主的に再設定した)は私を屋上へと連行し、本にありつく事が出来なかった。  真冬にも関...
  • wish upon a star 一章
    一章   何かが変ね……。 あたしが部室のドアを開ける、いつものように本を読む有希、二人でボードゲームに熱中する古泉くんとキョン。 ここまではいつものみんな。ただ一人、みくるちゃんの様子が異常。 ボードゲームをするキョンの横に座り、盤面ではなくキョンの顔をじーっと見ている。 たまにキョンが気にして目が合うと、頬を赤らめて体をよじる。前から不思議な娘だったけど……おかしいわ。 「みくるちゃんお茶っ!」 「あ、す、涼宮さんこんにちわぁっ!いま、お茶淹れますぅっ!」 ……あたしは3分前くらいからずっと居たんだけどね。 いつもは、ムカつくけどキョンがみくるちゃんを眺めてるから、なんか入れ替わったみたいねぇ……ま、あたしには関係無いけどさ。 あたしは団長席に座り、パソコンを起動させた。 ディスプレイ越しに二人の様子を探る。 どうやら古泉くんが考えてる間にゴニョゴニョと内緒話をしてるみたい。なんかムカ...
  • 長門有希の協定
     宇宙人同士が激しく戦っていた。  俺たち人間には到底理解不能な力を使って。    経緯を説明すると長くなるから省略する。  とにかく、情報統合思念体のやり方には、さすがの長門も忍耐力の限界に達したということだ。そして、長門のその怒りは、俺も古泉も共有するところだった。  だから、長門は、ハルヒの力を使って情報統合思念体を消そうとした。  だが、情報統合思念体とやらも馬鹿ではない。12月18日のあの出来事のことを忘れるわけもなく、充分に対策は練られていた。  長門が用いるハルヒの力に全力で対抗しつつ、長門を始末すべく、なんたらインターフェースを大量に送り込んできた。その中には、あの喜緑さんも、そして復活した朝倉もいた。  長門と利害が一致した「機関」が味方についてくれたが、現状では足手まといとまではいわないが戦闘の役には立ってない。  朝比奈さんはこの場にはいない。その方がいい。言っちゃ...
  • Any day in the rain.
    必要なもの、必要の無いもの。     本。 必要なもの。 絆。 必要なもの。 時間。 必要なもの。 仲間。 必要なもの。     ――朝倉涼子、彼女はどうして消えてしまったの? わたしが消したから。 ――どうして? 暴走した、もうバックアップは無理。必要が無くなったから。 ――必要が無くなったから、消したの? そう。 ――どうして? 必要が、無くなったから。 ――本当に? そう。       涼宮ハルヒ。SOS団団長。自律進化の可能性、黄色いカチューシャ。   彼。SOS団団員その一。鍵、たいせつなひと。   古泉一樹。SOS団副団長。超能力者、笑顔。   朝比奈みくる。SOS団団員その三。未来人、胸。     わたし。 ――わたしは、なに?     「やっほー! みくる居るー? ってあれ? 長門っちだけ?」 鶴屋さん。SOS団名誉顧問。いつも元気の良い一つ上の先輩、八重歯。 「明日の掃除...
  • 分裂β-4アフター
    分裂β-4アフター  喫茶店に残ったのは、藤原を名乗る未来人と佐々木だけとなった。 「僕としては、もう少し穏便な形を望んでいたんだけどね」 「いまさら、まぜっかえすつもりか?」 「そんなつもりはないけど、今日はキョンや涼宮さんとともにダブルデートとしゃれ込みたかったというのも正直な気持ちだよ」 「ほう。この時代では、それをダブルデートというのか。僕の古語の知識は間違っているようだな」 「冗談さ。それはともかくとして、あのとき、僕が涼宮さんに直接連絡をとることを君は阻止したね。なぜなのかな?」 「それはもう話したはずだがな」 「キョンにとってそれは悪い結果にしかならない、だったね。僕にとってはそれだけでその行為を思いとどまるには充分なものだったが、それだけではないのだろう?」 「当然だ。僕にとっても、不都合な結果にしかならないからな。ついでにいえば、あんたにとっても、あの涼宮ハルヒにと...
  • 涼宮ハルヒの遡及Ⅶ
    涼宮ハルヒの遡及Ⅶ     「でっかぁぁぁ!」 「す、涼宮さんなんたってこんなぁ……!」  俺の驚嘆の声と朝比奈さんの怯えきって震えた声を聞いて、 「うんうん。やっぱ、ボスたるもの、これだけの迫力がなくっちゃ!」  などと、ハルヒは腕を組み、勝ち誇った笑顔でうんうん頷いている。  そう、俺たちの目の前に現れたのは、マジで山かと錯覚してしまうくらいの大きさなんだが、実質的にはさっきの怪獣より倍は大きい程度で、漆黒の鱗に紅蓮に輝く瞳、その口からぬめり輝く牙はゆうに俺たちの身長以上は楽にある。んでもって、やっぱり漆黒の翼を纏い、しかしその体重が飛ぶのをどこか邪魔しているのか、がっつり大地に足を下しているんだ。これを長門、古泉、朝比奈さんが協力して倒すストーリーなのか? いったいどうやって倒すつもりだったんだろう?  んで、奴が歩みを進める度に震度3以上で大地を震わすのである。  ……ボス、ねぇ...
  • キョンの決意
    窓のガラス一枚挟んで これの外では3月にもかかわらず厳しい風が真面目にも休むことなくせっせと勤めているし、 さらにその中、寒冷前線なんて聞いたことも無いかのように近所のガキが ご苦労様におにごっこだかケイドロだかを頑張ってらっしゃるなか、いやみのように 俺は窓ガラスの内側で、文明の利器からそれはもう暖かなご奉仕を頂戴していた。 なぜ俺がこんなにポカポカした待遇を一人で受けているかと言うと、場面を節分の次の日まで 巻き戻さなくてはならない。そこに現れたのはいつも唐突に現れては俺にハイリスクなスマイルを ぶつけてはすぐいなくなるあの人、朝比奈さん(大)だった。 その人のせいで今俺はこたつの中でシャミセンも羨ましがるであろうシュチュエーションのなか のんびりうとうとやっていた。というか、いたかった。しかしアイツは現れる。 部室の扉をいつものように開くがごとくの勢いで ガラガラ… 「…あれ、キョン...
  • ●えもん 第1話
    ●えもん 第1話「アッー!の世界からはるばると」 キョン「のどかな午後だ・・・」 ガラッ!(机が開く) ?1「おじゃましますよ」 キョン「へっ!?」 ?2「じいさん!邪魔するぜ!」 キョン「な、何だおまえら!?」 ?1「おやおやなかなかいい男ではないですか」 ?2「そりゃそうだ、なんたって俺のじいさんだからな!」 キョン「じいさんだぁ!?何言ってんだよ!っていうかおまえらなんで机の中からでて        きたんだ!?それにおまえらなんで白のブリーフしか履いてないんだよ!」 ?1「この格好は我々の今の流行ファッションですよ。 あぁ申し遅れました僕は、●えもんと申します。古泉とでも呼んでください」 ?2「俺の名前はチョンだ。じいさん、つまりあんたのひ孫にあたるわけだ」 キョン「はぁ!?わけわかんねぇよ!」 ●「要するに我々はあなたから見て未来から来たということですよ」 チョン「じいさん、あ...
  • 涼宮ハルヒの回想
     もしハルヒが日記帳、もしくはブログなんかを日々つけていたとしたらどんな文章を書いているのか、まぁ確かめる術はどれだけ権謀術数を極めてもゲーデル命題の如く不確定の問題として終わりを告げてしまうのだろうが、まぁここは読者の特権、言論の自由がブラウン運動並みに行き交うこのブログ空間に、徒然なるままに載せてみようかとか考えた末の、結実した成果がこれである。  キョンなら何と言うだろうか?全く悪趣味なことを考えやがる、とこれを唾棄するのかもしれないが、本当にあるなら見てみたい気がする、と彼の中で悪魔の囁きが首をもたげかけたあたりで、古泉にその心情を見抜かれ、「あなたが見せて欲しいと言えば、見せてくれるんじゃないですか?あなたがたは理想形といっても良いくらいの信頼感で、結ばれているのですから」などと保険会社の営業担当者並みの笑顔を浮かべながら訳知り口調で口走り、タダほど怖いものは無いということの...
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