涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「クリスマス ひとり」で検索した結果
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いじめ短編置場
... その他 クリスマス ひとり とんでも生徒ムテキョング あさひなの泣く頃に
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涼宮ハルヒのX-FILES <クリスマス・イブ>
ストーリー参考:X-FILESシーズン6「クリスマス・イブの過ごし方」 早いもので今年ももうクリスマス・イブである。 ハルヒとX-FILE課を設置してから色々な事件があった・・・ それらの嫌なことをすべて雪が洗い流してくれると思いたい。 さて、俺のクリスマス・イブの予定だがあいにくハルヒとの 約束は無い。 なぜなら成長し朝比奈さんに似るようになった妹がクリスマス頃に 遊びに来る予定だからだ。 成長した妹との再開が楽しみであり、毎日のように顔をあわせている ハルヒから逃れるのもいいだろう・・・と、考えたのが甘かった。 クリスマス・イブの昼、ハルヒからメリーランド州のある屋敷の 前に夜来るように電話が来た。 もちろん『来なければスキナー副長官のカツラ用にあんたの髪の毛 刈るからね!』ときたもんだ。 しかし、あいかわらず上司のことを無礼に言うな、こいつ。 ~メリーランド州 古い洋館前 PM...
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長門有希の消失 第一章
...た。二十四と二十五がクリスマスイブとクリスマスで、カレンダーの挿絵の部分にはサンタとトナカイが描かれている何の面白みもないカレンダー。この国の国民は十二月というとクリスマスしか頭にないのだろうか。カレンダーの絵はクリスマス一色だし、街のどこへ行ってもクリスマスソングが流れている。店頭にはケーキが並び、クリスマスの夜には大量の人々がメリークリスマスと聖夜を祝って大騒ぎするだろう。キリスト教信者でもないというのに。わたしの過ごすクリスマスは他の高校生のクリスマスとは違って、いつも静かだった。 北高でもあと一週間も経てば冬休みになる。つまり、クリスマスの前に冬休みがやってくることになる。そんなことまでが、学校側の生徒のクリスマスを思いやった取り計らいだとは思わないけれど、何だかあまりいい気分ではない。 そういえば今日は何日だっただろう。わたしはカレンダーに目をやった。曜日からすぐに...
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下衆谷口の聖夜2
...。それは大変ね。ま、クリスマスのイヴにはよくあることですよ。んじゃ、ちゃっちゃと行ってちょちょいと片づけてくるからねん♪」 キョン「朝比奈さん! 俺、ずっと前からあなたのことが……」 橘「キョンく~~~~~~~~ん! つっかまっえた! きゃは☆」 キョン「え? あ? なに?」 橘「やっと見つけたよ~。んもう、京子ずっと待ってたんだゾ!」 キョン「な、なんだ、突然なんのことだ??」 橘「とぼけちゃってぇ! みんなの前だからって照れなくてもいいのに。で、今日はどこに行く? まずは、食事? その前にカラオケかどっかで遊んでく? それとも……わ・た・し?」 キョン「待て待て! だから何のことだよ!?」 みくる「キョンくん、確かその人は……。その人、キョンくんとそういう仲だったんですね」 キョン「ごご誤解です! これは何かの間違いです!」 橘「だから~、恥ずかしがらなくったっ...
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1/365の一欠片 目次
...レン」「ブラッディ・クリスマス」 副題「サンタの服が赤いわけ」 じゅう+やっつめ 「大掃除」 じゅう+ここのつめ 「バレンタイン前夜祭」 にじゅっこめ 「蜘蛛」 にじゅう+ひとつめ 「エイプリルフール」 にじゅう+ふたつめ お題「桜」「季節外れの雪」
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HOME…SWEET HOMEのChristmas
...すよ! 今年も無事にクリスマスを迎え、いよいよ私共の出番がやって参りました。 何?「丁度良いから何かオモチャをくれ」? いや、あの…誤解されてる様だから敢えて言ておきますけど、私共は何もオモチャを配って回ってる訳ではありません! 私共がプレゼントして回るのは基本的に「素敵な時間」です。 まあ、中にはオモチャを配る事で、そこに素敵な時間が生まれる…なんて屁理屈を言う邪道もいますが… サンタが金で買えるモノを配ってどうするんだっ!…ていうのが私の持論でして。 そうそう!ついでに言わせてもらいますけど、私共は何も子供達だけにプレゼントをする訳でもないんですよ? 時と場合によっては、大人にだってプレゼントする事もあります! え?どんな場合かって? そうですねぇ…例えば、こんな二人の様な━━━━… 【HOME…SWEET HOMEのChristmas】 特別編・「約束を守らない男は最低っ!...
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キョンの告白記
...月日が過ぎ、もうすぐクリスマスが訪れようとしている。 俺はそのクリスマスに、谷口と国木田のアシストによるある計画を立てていた。 名づけて「戦艦長門」 ~12/23~ 作戦を整理する。 長門が好きそうな場所などを考慮したうえでデートを敢行する。 好きそうな場所なんて決まりきってるのだが・・・。 長門とは12/24日15時、学校の校門前で約束してある。 いや、正確には騙した。 図書館のカードを更新しないと一生借りれなくなると。 色々な意味で酷い嘘なので絶対にバレると思ったが、素直に応じてくれたのが何よりの救いだ。 むしろ一生借りれないといったときの長門の目は怯えきっていた。 もしかしたらマズいことをしたのかもしれない。 長門相手にどれだけ俺の計画が通用するかはわからないが、 谷口と国木田にこれ以上馬鹿にされるのも情けないし、やるしかないだろう。 ~12/24~ 起きる、12時38...
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放課後ジョーバ倶楽部
...みましょう。 時は、クリスマス。部室で行われたクリスマスパーティーに遡ります。 ………… (腰が痛くなってきたなぁ。ちょっと動きに捻りを加えてみよう……えいっ、えいっ!) ……… (わお、すごい反応……) …… … クリスマスといえば、サンタクロース、トナカイ、クリスマスツリー。 これらはどれも、この時間平面の頃には相当記号化され、もはや元の意味も形も失っていますが、そんな記号が大好きなのが、涼宮さんです。クリスマスパーティに欠かかすことはありません。 しかし、極めてピンポイントに普遍性を嫌うのが彼女のアイデンティティ。普通に『普通の記号』を用意したりなどしませんでした。 常識の斜め39.81°上をラムジェットエンジンで亜音速で飛び去っていくような彼女の理論で、 クリスマスパーティーとは! 身体で! 祭りを表現するものである! と定義されました。早い話が仮装、コスプレです。 で…...
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第四章 テンスイブ
...始めた。 その間も、クリスマスイブには必ずUSJに行った。ハルヒがいっしょとなると、 さすがにベンチに並んでただ座って、長門が本を読む、というわけには いかなかったがな。たまに古泉や、鶴屋さんを連れていったりもした。 そのうち、ハルヒは妊娠して子供を生んだ。男の子だった。 まあ、ハルヒの血を受け継いだ子だからな。歩きだすのも早く、 話し始めるのも早かった。ようやく、歩きだしたばかりの息子を連れて USJに行ったのはちょうど10度目のイブだったな。 俺たちは徐々に年をとりつつあったが、長門は相変わらず、 高校生のままだった。もっとも、仮に待機モードに移行しなくても もともと、長門には加齢の機能なんてついてなかったかもしれないが。 「有希、見て。あたしとキョンの子供よ!」 長門は不思議なものをみるような目で、息子をじっと見つめた。 「ほら、有希お姉ちゃんよ。御挨拶は?」 そう言われると...
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クリスマスプレゼント
今日は12月24日、いわゆるクリスマスイヴだ。 今年は諸事情により、SOS団のパーティーは26日になるらしい。 そして、何故か俺の家にはハルヒが来ているわけだ。 「かわいい妹ちゃんのためにプレゼント持ってきたげたのよ。悪い?」 いや、悪くはない。むしろ助かる。……だが、それだけが目的じゃないんだろ? 「よくわかってるじゃない。明日、期待してるわよ?どうしても欲しい物があるの。それを当てて、あたしにくれたらお返しは期待していいわよ」 ハルヒの期待出来るお返しか……少し真面目に考えてプレゼントしてみるかな。 「……今日も明日も一人だから、暇潰しに来たのよ。ほんとは……ね」 唐突にうちに来た理由みたいなものを語り出した。 「なんで一人なんだ?」 俺は、なんとなく聞かないといけないような気がして尋ねてみた。 「……ママ達は二人とも仕事の関係のパーティーなの。ほんとは今だって家で留守番してなきゃいけ...
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朝比奈みくるの未来・プロローグ
...学に入学して初めてのクリスマスも直前に迫った街中がせわしない時期。 初対面から約4年になるにもかかわらずSOS団は相も変わらず珍妙な活動を続け、それこそ武勇伝なのか珍道中なのか奇譚なのかわからない活動記録を小説風に書けば、すでに紹介した分だけでも息の長いシリーズ物として十分認知されるであろう文庫本8巻程度になる上に、以下続刊予定も数巻分はあろうかという数々の出来事の中、俺にとって、ハルヒとの邂逅に匹敵するぐらいの衝撃と感動を受けたある一つのエピソードを紹介しよう。ちなみにこの話の収録予定は今のところない。 俺とその人にとっては、ハルヒとの出会い以上に記憶に残る出来事であったかもしれない。 いつもなら俺視点の独白として語るのがお約束の活動記録だが、今回ばかりはもう一人の当事者しか知り得ない出来事や、男が踏み込むと後悔することの方が多い女の子同士の秘密、俺の頭では決して理解も説明も...
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下衆谷口の聖夜3
... 古泉「さて。クリスマスは本来、神が人間として生まれてきたことを祝う祝日であることは皆様ご存知だと思いますが、日本におけるクリスマスの普及というものがどういうものか、ご存知でございましょうか」 古泉「簡単に申しますと、1900年代に銀座における商戦がきっかけとなり、そこから徐々に日本全国に波及。それより20数年後、クリスマスは日本の年中行事となったと言われるまでに定着していました」 古泉「お分かりいただけますでしょうか。日本においてクリスマスとは、商売の一つの手段として広まったものだったのです」 古泉「しかし。分布の経緯はともかく、クリスマスという日を、聖夜として祝おうという気持ちは日本人といえど、どなたも同じく持っているものだと存じます。祝う対象が神の生誕でなかったとしても、親兄弟、友人、親しい人、恋人たち。様々な人と共に在ることができる今に、感謝しておられる...
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『オレとおまえと聖夜』
...りを見渡すとすっかりクリスマス一色だ。俺の口から勝手に漏れたクリスマスという単 語聞きつけた佐々木はいきなりこんな話を切りだしてきた。 「日本人の大半はキリシタンでもないのになぜ彼の生誕を祝うのか疑問に思ったことはな いかい?」 自分はキリシタンでも、ましてや仏教徒ですらない無神論者だが、思えばクリスマスって だけで毎年家族でケーキを食べていた気がする。 「さあ?なんでだろうな。企業戦略かなんかじゃないのか?」 「まったく、キョンらしい意見で安心したよ」 くっくっくっ、と佐々木は笑う。夢が無くて悪かったな。 「そういう事ではないよ。君の現実主義的なの見解を聞くとすごく安心するだけさ」 「同じ事じゃないか」 まあ、口では悪態ぶってる俺も佐々木の小難しい喋りを聞いているとすごく安心するが… 口には絶対に出さないがな。 そんな事を考えていたら唐突に佐々木が語り出した。 「僕はね、キョン」 ...
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長門有希の要求
...一度くらい恋人に渡すクリスマスプレゼントを何にするか迷ったという経験があることだろう。 しかも付き合って一年目となれば尚更だ。 加えて言うと俺の彼女さんはちょっと特殊な属性持ちと来ているので、普通の女の子が喜びそうなもので喜んでくれるかどうかという意味では結構疑問があった。 そこで俺は、下策と承知しつつ本人に訊ねてみることにしたんだが、 「特に何も」 という味気ない返答が帰ってきただけだった。 味気なさの裏に何か別の感情が潜んでいたような気がしたんだが、残念ながら長門の表情を読むのに長けてきたこの俺であっても、そのわずかな変化から完璧な正解を見出せるほど鋭い勘の持ち主というわけではなかった。 というかそんなものが有ったら最初から迷ってなんかいないだろうって気もするな。 「いや、何もってことは無いだろう」 「何も」 食い下がる俺、突っぱねる長門。 「いやだから、何かこう...
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Happiness! 中編
...まよっていると、中はクリスマスの装飾が施されていたことに気づいた。 今日が二十三日…明日がクリスマスじゃないか。本来は二十五日がクリスマスなのだが、俺の意識として、二十四日であるクリスマスイブがクリスマスだと感じているのだ。 よくも今まで気づかなかったものだ。自分に感心するよ。 俺はそこまで行事ごとに関心を持たないのだ。…但し、七夕は嫌に関心をもたざる負えなくなってしまったが。 一方ハルヒというのは行事というものを物凄く重要視するやつだ。そのハルヒがクリスマスの存在を俺みたいに忘れている訳はあるまい。 また振り回されるのか…何をしでかしてくれるんだろうね?あぁ~楽しみだぁ~…ええい忌々しい、あぁ忌々しい。 ぶらぶら回っていて、一件の店が目に留まった。とても目立つように《クリスマスの贈り物にいかがですか?》のような事が書いてあるアクセサリーショップだ。 何故目に留まっ...
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しっと団の野望 ~聖夜の復活~ 前編
...し!なんたって今日はクリスマス・イヴですからね! クリスマスイヴと言えば……思い出すのは去年のこと。同じ1人身の同士を集ってSOS団に闘いを挑みました。そう、「しっと団」として。 あれから何度かちょっかい出したり対決したりしましたが、全て失敗。今年の3月に解散しました。 そして私は今……浪人生。未来から指示されていた大学に受かることが出来なかったためです。 まあそりゃそうですよね。大事な受験の時期にあんなことしまくってたらそりゃ落ちるってもんです。 場合によっては未来から手を回して(裏金的な意味で)入れてくれたりもするんですが、私の場合は浪人を命令されました。 まあそりゃそうですよね、最後の方は未来からの指示とか無視しまくって暴走してましたからね。 でも私は後悔などしていませんよ。あの時の私は間違いなく人生で1番輝いていましたし、そのおかげで今は1人身に悟りを開いて、穏やかな毎日を過...
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長編・キョン2
...の夢幻 サプライズ・クリスマス 名前でしりとり 在り来たりな幸福 smile Break the World 雪けむりラヴァー 全てが歪んだ日 腹黒キョン フェイク 初詣遊び倒し 大回転勘違い スペシャルデイ key scramble lost and found 冬風のマーチ 消えていく日々、いつもの風景 キョンのサイズ 濁った日差し 傷の代償 ノスタルジー TrulyandHappydejavu 優しさお鍋 絆
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Before 5 years their deaths.
...※※※※※※※※ クリスマス・イヴ、愛する妻の待つ家に帰ったと思ったら、そこはマイスイートホームのないただの空き地だった。 突然の出張先は、ハルヒが小学6年生の時のクリスマス・イヴ。 にわかサンタの役目を果たした俺は、叶うはずのなかった願いが叶ったことを知る。 俺は、ハルヒの両親と対面した。 ※※※※※※※※ Before 5 years their deaths. 家が…… ない……。 我が家が建ってるべき場所には、何もなかった。 代わりに枯れ草ボウボウの空き地が広がっている。 新築30年ローンの俺の家はどこへ行った!? まて待てマテ、Please wait a moment. 落ち着け俺。 俺は誰だ? キョン(本名不詳)だ。 生年月日は? XXXX年XX月XX日だ。 家族構成は? 愛する妻、それに近所に住む両親と妹だ。 ようし、俺は正常だ。 つまり異常なのはこの状...
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セカンド・キス 5
...。 12月24日。クリスマス・イブ。今日で二学期が終わる。 そもそもクリスマスというのはイエス・キリストの降誕祭であり、 神様が人間としてこの世に降臨したことを祝うのが本質であるらしい。神様・・・ね。 古泉言わく神の申し子であるハルヒがキリストの生誕を祝おうとパーティを企画したのだから、 ある意味理に適っているように思える。 古泉と長門の話によると、近々その申し子によって世界改変が行われることはほぼ間違いないと見ていいらしい。 原因は俺。全ては一通のラブレターから始まった。 今日、俺はケリをつける。 昨日までの悪天候が嘘であったかのように、今日の天気は紫色をした冬の晴れ空だ。 今年もホワイトクリスマスにはなりそうにない。 長かった校長の話も終わり、全校生徒はその場で解散となった。 途端に体育館の出入り口付近は生徒でごった返す。 俺は7組の列にならんでいた女子生徒を適当につか...
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Happiness! 後編
...こか薄暗い。 「クリスマスだというのに縁起が悪い。」 という独り言をひとしおに、駅前までの道を自転車を漕いでいった。キリストの誕生日前日に縁起もクソもあるのかは知らないがな。 駅に着いて時間を確認した。一時三十分。まぁこのぐらいが丁度いい頃合いだろうね。昨日もハルヒはこのぐらいに来たからな。 自転車を停め、集合場所に向かっていると、駅前のベンチでハルヒの姿があった。 こっちには気づいていないみたいだな。いっちょ脅かしてやろう。 気づかれないように後ろに周り、両肩を掴んだ。それでビクッとなってハルヒが勢いよく立ち上がる。 ハルヒが俺を見た目は凄くトロンとした寝起きの目であった…ヤバい?デジャブ? それがわかった瞬間俺は後ろに飛んだ。今日は昨日と違って人がいる。こんな中で羞恥プレイはもう御免だ! 『ふぇ?キョン…?』 ヤバい…またあの映像が脳裏で甦る…言っ...
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Black Lily・第一章
... 「おいお前、今年のクリスマスの予定は決まったか?」 お前、そんな諸刃の剣を振りかざしていいのか? 「何言ってんだよ。俺はぜんっぜん構わねぇぜ。何たってもう予定が入ってるからな!」 びしぃっと親指を立てる谷口。お前あれか、毎年十二月限定で運気が上昇する星の元にあるのか? つまり来月にはまた別れてるってことだが。 「う、うるせぇ! 今度こそは長続きする!」 「へぇ、長続きねぇ。……キョン、谷口がどのくらい続くか二人で賭けない?」 入ってきたのは国木田。俺は鞄を置いてマフラーを取りつつ、 「そうだな。俺は年明けと共に関係がまっさらになるに缶ジュース二本」 「僕は年越せないと思うなぁ……缶ジュース三本ね」 「お前らなぁ!」 俺と国木田のパドックに来た客のような視線にたじろぐ谷口。安心しとけ、別れた時がクリスマス前だったら、またパーティに誘ってやるから。 「ぜってー行かねーぞ! 見て...
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涼宮ハルヒの奮闘 ~しっと団の野望~ 最終話
... 「はい!これでクリスマスイヴは終わりました! あなた達のイヴのラブラブデートを阻止できたってわけです! しかもこんなくだらない「しっと団」なんかに付き合って! くやしいのうwwwwwwくやしいのうwwwwwwww」 朝 比 奈 さ ん が ぶ っ 壊 れ た 俺達はなんというか、笑い続ける朝比奈さんを呆然と見ることしか出来なかった ん?朝比奈さんの後ろに、見なれた人物が……あなたは…… 「もうやめなさい、昔の私。」 ……朝比奈さん(大)だ!っていいんですか!?本人に姿を見せて! 「構いません。今回は昔の私に会うために来たのですから。」 「あなたは……未来の私?」 おお、ついに大と小の感動の再会だ。感動……か? 「そうですよ。私はあなたの荒んだ心をケアしに来たのです。」 「え……?」 「大丈夫です。今はちょっと運が無いだけ。いつかきっと、いい人に...
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それでもコイツは涼宮ハルヒなんだ 1
...商店街はもうすっかりクリスマス一色ですね」 隣の優男が二酸化炭素とも霊魂とも判別付かぬ白い気体を吐き出しながら見たままズバリを言葉にする。ええい、超能力者よ、もう少し捻った事は言えないのか。 「なあ、古泉よ」 「なんでしょうか?」 「絶望的な彼我戦力差を俺に再確認させる以外の台詞はお前の口からは出てこないのか?」 「彼我戦力差、と申されますと?」 古泉が心底意味が分からないと不思議そうな顔をする。ええい、顔の良いヤツはこれだから気に入らないんだ。 持てる者に持たざる者の気持ちなど所詮は分からないのだろう。しかし、このサンタスティックな光景を見て心躍る男子高校生はむしろ少数派ではなかろうかなどと勝手に推測する俺である。 そう言えば谷口も国木田も、俺の周りはまだまだ独り者ばかりだったか。あいつらを仲間外れにしない為にも俺ばかりが先んじて恋人を作るわけにはいかんのだ、きっと。...
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「北風」「手袋」「魔法使い」「アレキサンドライト」「階段」
...たいことはあるが……クリスマスにはまだ早くないか?」 諦め顔の彼がカレンダーを見ながらそう呟くと、 「何事も練習よ! 事前に入念な準備をするのは大切でしょ?」 涼宮さんは早くも自分の荷物を片付けながらそう言い返す。 こうなってしまえば反論は無駄だと思っているらしく、彼はそれ以上口を開く事もなく自分の 席へと歩いていった。 一方涼宮さんは帰り支度を終えたらしく、 「じゃあ明日までに各人プレゼントを準備する事! いいわね!」 まるで何かに急かされるように、部室を飛び出していってしまいました。 長門さんの手袋、涼宮さんの不機嫌、そしてプレゼント交換。 そして涼宮さんから感じるこの感情……。 「古泉、その顔は全部知ってるって顔だな」 不満げな顔で問い詰める彼に、僕は何時もと同じように説明を始める。 僕が口にする言葉に彼は溜息で答え……そんな普段通りの彼の対応に、僕の顔は自然...
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dearest
K×H 大学一年生のクリスマスの日、あたしはキョンから一つのペンダントをもらった。 それはキラキラと輝く宝石のついた、シンプルだけと可愛いペンダントだった。 「……ねえ、これってダイヤ?」 「天然じゃないけどな」 「そんなの分かっているわよ」 本物のダイヤモンドなんて、大学生が買えるはず無いじゃない。 けどダイヤかあ、嬉しいわね。 キョンが選んだにしてはセンス悪くないし……、あ、でも、これは後から聞いた話なんだけど、デザインをどうするか迷った挙句、古泉くんと鶴屋さんに相談して決めることになったんだって。 こういうことくらい一人で決められるようになりなさいよって言いたい気もするけど、何かまあ、キョンらしい気がしたから勘弁してあげたわ。 そんな風に誰かに相談しているキョンってのも、何だか可愛い気がするもの。 そう言えば、同じ日に鶴屋さんも古泉くんからダイヤモンドの指輪を貰っ...
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第五章 25番目のイブ
...熟で色気づいた娘は、クリスマスイブを家族と過ごす習慣を早々に切り上げた。 気に入った男の子とイブを過ごすために。 「恋愛なんて精神病の一種よ」 などと看破していたかつての奇人美少女の娘としては随分まっとうな展開だな。 俺もハルヒも40歳を過ぎ、そろそろ髮に白いものが混じり始めた。それでも、 ハルヒは依然として魅力的な若々しさを保っていたし、長門ほどじゃないにせよ 随分と加齢が遅いたちらしかった。 今度のクリスマスイブは長門が待機モードに入ってから25度めだという時期に、 俺たちの家族、正確には息子、によくある話と言えば話だが、まさか自分に 降り掛かるとは誰も思っていない事態がふりかかった。 それはちょうど明日はUSJに行くというクリスマスイブの前日のことだった。 冬休みの特別部活動に行くために息子が登校していた学校から 「息子が倒れた」という連絡が職場に入ったのだ。とりあえず、とるも...
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長門「普通になりたい…」
...ふぅ…ハルヒ。今年のクリスマスパーティはどうするんだ?」 ハルヒ「そうねえ……。本当はやりたいところなんだけど、みくるちゃんは連絡とれないし、鶴屋さんもなにかと忙しいらしくて……」 キョン「お流れか?」 ハルヒ「まあね。しょうがないわ!受験が終わったら盛大になんかやりましょう!」 キョン「お前の盛大は怖いんだが……まぁしょうがないな。少し残念な気がするが……」 ハルヒ「sos団としては情けない限りだけど……まああんたも有希と過ごす始めてのクリスマスなんだから二人でラブラブにすごしなさいよ?」 キョン「言われなくてもそうするよ。」 するとハルヒが俺の耳を引っ張り顔を近付けてきた。 ハルヒ「ちょっとあんた……なんか考えてるんでしょうね?」 キョン「なにかってなんだよ!?」 ハルヒ「はぁ?あんたバッカじゃないの? プレゼントよ!ぷ・れ・ぜ・ん・と!」...
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クリスマスイブ
今日は12月24日。 街はクリスマスカラーに染まり、いたる所がイルミネーションで色鮮やかに彩られ、カップル達が行き交っている。 今は昼過ぎだからあまり見えないが、夜になれば街は光に包まれるだろう・・・ と、楽しげな街の様子をお伝えしたわけだが、 今俺は冬だというのに汗が少しふき出るくらい走っている。 正直街のイルミネーションなんかをじっと見る余裕すらない。 なんでこんな急いでるかって? それはハルヒとの待ち合わせに遅れそうだからなのさ!! …って誰に話してんだ俺は? そんなことを考えてるうちに待ち合わせの噴水にたどりついた。 ハルヒはすでに来ていて、俺の姿をみるなり言った。 「どんだけ待たせんのよ、このバカキョン!!」 団長様はお怒りのようである。 『一応待ち合わせの2時には間に合ったのだが…』 と言おうとしたが、息が乱れていたため口にはしなかった。 それに、女性を...
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Day of February
...しょう。彼女は七夕やクリスマスなどの イベントを非情に重要視している。それはおわかりですね?」 そのおかげで過去にも行ったしな 「ええ彼女はそういうイベントを非常に大事にする。そこで明日は誕生日です。 もしあなたが彼女を怒らせるようなことをしたどうなるか・・・僕には想像も できませんね・・・すいませんそろそろ僕も行かないと、ではまた」 と言って部室から出て行った 「キョン君涼宮さんの誕生日忘れてたんですかぁ?それじゃ怒っちゃうのも 仕方ないと思いますぅ」 朝比奈さんに言われると反論できないな・・・しかしどうしたものか・・・急に 明日と言われても 「急じゃないですよ?一ヶ月前に涼宮さん言ってたじゃないですか」 ああそうだった 「一ヵ月後はあたしの誕生日だからすっごいプレゼント用意しとくのよ!? いいわね!!とくにキョン!!しょぼいプレゼントなんて渡したら死刑だから!!」 そう...
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幻惑小説 第一頁
...、あと一ヶ月もするとクリスマスの予定を立て始める様々なカップルや、慌しくケーキをせっせと用意する店が増え、それに加え街はネオンの光に包まれる頃合いになるだろう。 だが所詮一ヶ月後の話であって、平々凡々と高校生活を真っ当――超が付くほど非常識ではあるが――している俺にはクリスマスの日に愛する女のために尽くすことも、ましてやケーキを作る……なんてことは地球がひっくり返っても有り得ないことだ。 俺の予想としては、時事イベントをことあるごとに制覇していく我等が団長さんか、はたまた冷静でスカした性格とハンサムフェイスを併せ持つ超能力者さんのどちらかが頼んでもいないのにどんどん面倒ごとを持ち出して来るから、イヴの日もイエスさんの誕生日も俺はそれらを消化していかなければならない使命にあるだろうね。 今頃いつかの喜緑さんや阪中のような訪問客が来ることも考えにくいから、これからこの約一ヶ月...
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(消失)長門有希のもしも願いが叶うなら 第1章
...。扉を閉めるなり 「クリスマスイブに予定ある人いる?」 満面の笑み。 「予定があったらどうだってんだ。まずそれを先に言え」 涼宮ハルヒは彼のもとに近寄る。 「ってことは、ないのね」 彼は黙り込んだ。 全員の予定を聞いて回り、涼宮ハルヒは宣言した。 「そういうことで、SOS団クリスマスパーティの開催が全会一致で可決されました。でさ。こういうのは雰囲気作りから始めるのが正しいイベントの過ごしかただわ。この殺風景な部室をもっとほがらかにするの。あんたも子供の頃にこんなことしなかった?」 「するもしないも、後もう少ししたら俺の妹の部屋がクリスマス仕様になる。しかも妹は、未だにサンタ伝説を信仰しているようだが」 「あんたも妹さんの純真な心を見習いなさい。夢は信じるところから始めないといけないのよ。そうでないと叶ものも叶わなくなるからね」 涼宮ハルヒらしい言葉。彼女はありふれた普通の日常とは違...
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酔いどれクリスマス
『酔いどれクリスマス』 『未成年者はお酒を飲んではいけません』 ええ、あれは飲むもんじゃないわね。 飲んだ時は楽しい気分でいられるんだけど、酔いから醒めた時に襲ってくる頭痛と倦怠感はかなりキツイわ。 しかも酔った時の記憶が薄っすら残っていると、自己嫌悪まで付随してくる始末。 夏の合宿でそのことを充分思い知ったので、あたしはまたアルコールを摂取する機会を得た時に備え、それに対する傾向と対策を── 「ひゃあ!」 ──何すんのこのバカ!! あ、ああゴメンナサイ、ちょっと今……いや、なんでもないから……気にしないで。 コホン。 まあ、あたしはセーブすることを覚えた。飲み過ぎてバカなことしてしまう前にとっとと寝てしまおう、と心のどこかにスイッチを作っておいた。 前は加減を知らなかった。それが敗因だ。 だから今回は程々に飲んだ後、頭がグルグルしてきたらパタリと寝てしまった。 ...
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HOME…SWEET HOMEの大晦日
...期よね?」 「違う、クリスマス前だろ?」 「そうだっけ?」 「そうだ」 「よく覚えてるわね」 「まあ…な」 そうだ… クリスマス前の寒い冬の朝だったな… 高校1年の時…いや2年の時だっけか。 あの朝… 俺は、相も変わらずいつもの待ち合わせ場所の公園でハルヒを待っていた。 自転車を走らせる事により体温を気温と反比例させる事が出来ていた俺だが、公園に辿り着いてから暫くの間に指先は痺れる様な寒さを感じ始めていた。 (まったく…こんな日に限って待たせる…) 大体…ハルヒの奴はいつもそうだ。 来て欲しい時に来なくて、来て欲しくない時に限って現れる… 「まったく…俺に何か恨みでもあるのかってんだ…」 「ん?何か言ったかしら?」 「…………へ?……うおっ!?!」 気付かぬうちに側に居たハルヒに、俺は思わず驚きの声をあげる。 そして… その驚きの声を辛うじて挨拶に差...
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桃色空間奮闘記 ~変珍たませがれ~
...は。じゃないでしょ。クリスマスだってのに1人沈んだ顔して。」 しょうがないじゃないですか。森さんだって実際これから戦場に行くんだし。 「戦場って、ちょっと大袈裟じゃない?いつもの桃色空間に行くだけじゃない。」 桃色空間。 彼と涼宮さんがゴニョゴニョすることで発生するピンクでキューティクルな閉鎖空間。 空間内の空気は甘く、神人は浮かれて悶え踊り狂っている。 ここ半年足らずで、幾度となく僕らを疲労のドンゾコに追いやっている、ある意味普通より性質の悪い空間だ。 ただ、もう何度も発生してそのたびに出動しているわけだから、自然とその対応にも慣れてくる。 実際、最近は神人が自然消滅する前に撃退することも可能になってきて、そこでの戦闘は特別苦でもなくなってきていた。 だから森さんの言うとおり、そこまで構える必要はないはずなのだが… 今日はちょっと、事情が違っていた。 「そんなこと言っても森さんだっ...
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凉宮ハルヒの編物@コーヒーふたつ
…━━━━もうすぐクリスマスがやってくる…。 …街中が恋とプレゼントの話題で騒がしい。 ところで…「手編みのマフラーとかセーターとか…貰うと結構困るよね…」なんて言う輩を希に見掛ける昨今…… 実を言うと俺は、そういったプレゼントに僅かながらも、密かに憧れを抱いていたりするのだった━━━━━… 【凉宮ハルヒの編物@コーヒーふたつ】 吐息も凍る様な、寒空の朝… 俺は、相も変わらずいつもの公園でハルヒを待っていた。 つい先程まで、自転車を走らせる事により体温を気温と反比例させる事が出来ていた俺だが、公園に辿り着いてから暫くの間に指先は痺れる様な寒さを感じ始めていた。 (まったく…こんな日に限って待たせる…) 大体…ハルヒの奴はいつもそうだ。 来て欲しい時に来なくて、来て欲しくない時に限って現れる… 「まったく…俺に何か恨みでもあるのか…」 「ん?何か言ったかしら?」 「…………へ?…...
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繋ぎとめる想い
...2月の24日。世間がクリスマスイヴだと賑やかになり、 幸福に過ごす者、それに嫉妬する者、働くことに追われる者。 様々な人たちがいる。そして今、俺は珍しく昼から街に出ている。 つい1週間と少し前、晴れて恋人となった人と歩いているからだ。 俺と腕を組んで満面の笑顔を浮かべている美少女、涼宮ハルヒである。 「繋ぎとめる想い」 「ねぇ、キョン。次はどこ行こうか?」 満面の笑顔を浮かべながらハルヒが聞いてくる。 昼に会ってからこの調子でずっと連れまわされている。 「あ、ちょっと見てキョン!あれ面白そうじゃない?」 とハルヒが指差したのは置時計だ。中からサンタが出てくる仕掛けらしい。 随分と期間限定でしか使えない感じの時計だが、売れるのだろうか。 しかし、腕を組みながらあっちこっち歩き回るその様は目立つカップルである。 ついでに女の方はとびきりの美少女である。 何やら嫉妬のような嫌な視線...
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涼宮ハルヒの嫉妬
...で。 でも、あなたがクリスマスにやったあれよりは良いと思いますがね。」 やめろ!あの時の話はするな!思い出したくない。1秒たりとも思い出したくないぞアレは。 「キョンくん、それだと私もお金が足りないんですけど・・・。」 俺が古泉を睨んでいると、横で朝比奈さんが言った。 俺は顔を朝比奈さん専用スマイルに切り替えて応対する。 「それだったら、朝比奈さんも一緒にバイトを探しましょう。」 「僕も一緒にいいですか?」 古泉が割り込んでくる。 「お前にはもうバイトがあるだろう。赤い玉になってぴゅんぴゅん飛んでりゃいいじゃないか。」 「閉鎖空間も随分ご無沙汰でしてね。仕事が来ないんじゃ稼ぎようもありませんよ。」 古泉は肩をすくめてみせた。俺がその怪しい古泉の動きをじっと見つめていると、 「何て、冗談です。僕は充分お金を持っていますよ。」 冗談に聞こえないし、どこから冗談かわからないし、笑えないし...
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古泉一樹の誤算 六 章
...見るために、そこからクリスマスパーティの日に飛んだ。長門(小)が改変した歴史は、ちゃんと元の流れで上書きされているようだ。あのときの混乱した時間の流れも、今では俺が作っている大きな改変の流れの中の、小さな渦みたいなもんだな。 パーティでは古泉がトナカイをやるのかと思いきや、俺が被り物をして遊んでいた。それなりに楽しんでいるようだ。 「失恋したばかりで、つらいでしょうにね」 「なんというかあれは、道化師なんですよ」 「面白い表現ね」 「つらくても観客を笑わせることで自分も元気が出る。俺にはそれができるんです」 「なかなか持てない能力ね」 「俺もそのうち長門の気持ちを分かるようになるでしょう。それまでは黙って見ていようかと思います」 古泉とハルヒを無理やりくっつけようとしている俺が言えることじゃないが、人が人を好きになるプロセスなんて、自然現象みたいなもんだ。きっかけさえあれば放...
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涼宮ハルヒの明日
...25日。今日が本当のクリスマスだ。 しかし、町は気の早いもので華やかな装飾は剥がされ始め、 次は正月へと向けて彩りを変えている。 学校も明日から冬休みに入る為、終業式という事で学校に来たのだが、 「う~…」 どうやら俺はサンタのトナカイ探しやらパーティーの後の一件で 雪の降る真冬に外をウロウロ歩き回ったせいで 少し風邪を引いてしまったらしい。 しんどい…咳が止まらない…休めば良かったかも。 しかし、熱っぽいのはそれだけが理由ではないだろう。 クリスマスが終わったというのに俺は未だに浮かれ気分が抜けない。 昨日の夜は結局、眠れずじまいだった。 一晩中、落ち着かなくてモソモソと動いていた。 とうとうやっちまった…俺はとうとうやっちまったのだ…あのハルヒに… いきなりあんな事やるなんてあの時の俺はどうかしちまってたのか!? いきなりハルヒに抱きついて、今でも思い出すと 恥ずかしくて顔が真っ...
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涼宮ハルヒの鬱憤
...いって事さ~!今度はクリスマスだね!」 「おやすみなさ~い!」 宴もたけなわ、か。 来週からはしばらく勉強漬けの日々だな。 「では、僕もこのへんで。」 「…同じく。」 武士? 「わたひもおうひにかえりまひゅ~。」 酔い過ぎです、朝比奈さん。 「では、涼宮さんを家まで送り届けて下さいね。」 ニヤケ顔がいつもの倍になってんぞ。 「キョン!」 「はいはい。」 「はい、は一回。」 「はぁ~い。」 彼は一つ決めました。 はっきりさせておかなきゃいけない事がある。 試験が終わったクリスマス、 ちゃんと彼女に素直な想いを伝えよう、と。 冬も間近な秋の夜。 空に浮かぶ星達は遠い遠い所から 歩く2人を照らします。 彼女はくしゃみをしています。 彼はそっと服を着せ、彼女の手を取り歩きます。 照れて言葉も交わさずに。 まだまだ臆病な2人には ただただ優しく光を照らしましょう。 The End ...
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北から来た悪魔(オリキャラ)
...知票、SOS団恒例のクリスマスパーティー,年越し合宿,初詣とイベントが目白押しなのであまり安閑とはしていられないが。 さて、ロシアで発生し日本中を震撼させている最新型インフルエンザは、国木田の言う通り、どういうわけかウチのクラスを避けていたのだが、地元の短大に推薦入学が決まっていた朝比奈さん経由で感染したらしい。 幸い薬を飲んで一日安静にしていたら、かなり回復した。 教室に着くと、団長様も直前に来たらしく、コートの雪を払っていた。 珍しくポニーテールにしているのだが、それがもの凄く似合っている。 うーん。 さすがのハルヒも寒さには勝てないらしく、初めて見る厚手のコートを着てきていた。 「ハルヒ、おはよう」 ハルヒはそれには答えず、微笑みながら俺を凝視した。 ま、まさか、俺の顔を忘れたわけではないだろうな…… 「おはよう、キョン」 いつものハルヒの声だ。 ホッとした。 ほんの数秒の...
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谷口の恋心
...年が経って、もうすぐクリスマスになろうとしていた。 「いや、何となくだ。クラス一の美少女が何の言葉もなしに転校ってのがどうも引っかかってな」 「何それ。ずいぶん今さらだね」 国木田の言うとおり。俺の読みではキョンあたりは何か知っているはずなんだが… そう思う根拠は朝倉の転校が知らされる前日のことだ。 「なんだ、朝倉。まだ帰らないのか?」 そろそろ日が落ちようかという時間で、教室には俺と朝倉しかいない。他の生徒は下校したか部活動にいそしんでるか、あるいは涼宮に振り回されてるかだな。 俺は何となく教室に残っていただけで…いや、実際は朝倉が帰り始めるのを待っていた。 「うん、ちょっと用事」 朝倉は笑顔で俺にそう答えた。やっぱり可愛いな。ランクをAA+からAAAにあげても問題ないかもしれん。 「人をね、待ってるの」 どことなく何かを迷っているような、それでも揺るがない決心を胸に秘めているよう...
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涼宮ハルヒの情熱 プロローグ
...なたが最近…というかクリスマスイブ以降、長門さんに無意識に目がいくようになったのを目ざとく最初に見つけたのは涼宮さんです。」 「質問の答えになってない」 俺の言葉は自分で思ったよりぶっきらぼうだったらしく古泉は微笑のなかで眉をひそめた 「最後まで聞いてください。あなたには話していませんでしたが、それ以来閉鎖空間の頻度が少しだけあがっているのです」 「ほお、それで?」 聞き役に撤するのは得意ではないが、ここは言葉を続けさせるべきだろう 「あなたが長門さんを気にするのを涼宮さんは気に入らないのですよ」 にやけ面が含み笑いを取り入れ、いつもの数倍は苛立つ顔になる あまり続きを聞きたくなくなったので手元のボードゲームの勝ちを決めることにした 「あなたも、もし僕が朝比奈さんと仲睦まじげに話していたらイライラするでしょう?…それとも、この例えは涼宮さんの方が的確でしたか?」 やめろ、古泉 忘れ...
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それでもコイツは涼宮ハルヒなんだ 5
...が終わればすぐそこにクリスマスが待っている。 クリスマス、か。いやはや、どうするべきだろうな。去年に倣うならもうそろそろハルヒが騒ぎ出すはずだ。しかし、今年は俺に「予定」が有る、らしい。本人の意思がそこに介在しないのがこの場合の悩みであり。もしもその予定をぶん投げてSOS団主催のクリスマスパーティに出たとしたら、どうだ? 世界はそれで呆気無く本当に終わってしまうのだろうか? はあ、真面目に考えるのも阿呆らしい話だが、しかし俺が真摯に向き合わなければ他の誰がこの不条理な超時空的現実に向き合うっていうんだ。古泉は早々に楽観論者に成り下がっちまってたしな。全く、肝心な時に使えない。 ドイツもコイツも俺の都合なんかちっとも考えちゃくれないのは、世界に蔓延る悪癖だ。 ま、今更って話だけどさ。 思い悩んでいるのは二点。それはつまり、波風を立てないように「二十四日に予定有り」を...
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長門有希の憂鬱IV 三章
...長門はあれから八回のクリスマスを数え、北高を卒業して成人を迎えて今ここにいる。未来の本人によって修正プログラムの短針銃を打たれたにもかかわらず、こうして俺の前でメガネをかけたままでいる。じゃあ朝倉はまだ健在で相変わらずおでんを作ってきたりするのか、ハルヒや古泉はどうしているのか。この世界がどうなっているのか、俺になにをさせたいのか喜緑さんの意図が分からない。 長門は続けた。 「その次の日にあなたは三人を連れてきた。ひとりは北高の二年生、あとの二人は光陽園学院の生徒だった。そしてあなたはパソコンの電源を入れて忽然と消えた。わたしたち四人を残したまま」 俺は言葉を失った。あの後がどうなったかなんて考えもしなかった。世界は元通りになり、全員がなにごともなかったと同じように暮らしているとばかり思っていた。 突然消えたりして残された人がいったいどんな気持ちになるか、心配どころか...
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下衆谷口の聖夜~その後~
...でございました。例のクリスマスとかいうお祭りの帰りがけのことでございます。 わたくしはいつものように、やんごとなき月刊誌 (エロ本) を買い、整然とした面持ちで帰路についておりました。 すると、ひゅるりと突然の通り風。あな寒し。そう思ってわたくしはぶるりと身をふるわせ、肩をすぼめました。 厚手のセーターに身をつつんでいたとは言え、やはりそこは冬の空っ風でございます。たまたまも縮み上がるほど寒うございます。 するとどうでしょう。あはや、と言う間に手からすべり落ちたるやんごとなき月刊誌 (月刊メガストア)。 あな口惜し。と、と、と。地面の上を転がる月刊メガストア(月刊誌)。しばし、しばししばし、とそれを追うわたくし下衆谷口。 フィギュアスケートさながらのすべりっぷりで路面をつるりつるりと転がるメガストア。あの表面はラバーのごとき手触りゆえ、非常に摩擦抵抗が少ないのでございます。 焦るわ...
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涼宮ハルヒの軌跡 SOS団(後編)
... ◇◇◇◇ 「クリスマスイブに予定ある人いる?」 期末テストも終わり、その凄惨な出来の前にひたすらダウナーな俺だったが、そんなこともお構いなしに、 ハルヒはSOS団活動を引っ張り続けていた。秋にはいろいろやらかしたが、冬――特に12月は師走とか言われるぐらいだ。 こいつもダッシュモードでやりたいことをやっていくつもりらしい。 そんなわけで12月の一大イベントクリスマスにハルヒが目を付けないわけがない。 ハルヒはいないわよね?と言いたげな視線で団員たちを見渡す。全くクリスマスパーティをするから、ハイかイエスで答えろと 言われている気分だぜ。裏をかいてウィとか言ってやろうか。 「不幸と言えばいいのでしょうか、その日の予定はぽっかりと空いています」 「あ、あたしも特に何もないです」 「ない」 古泉・朝比奈さん・長門の順で答えていく。 その答えにハルヒはうむと満足げに頷くと、...
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Different World's Inhabitants YUKI~ニチヨウビ(その二)~
...去年の12月、ここでクリスマスパーティをやったときに来た、涼宮ハルヒ、朝比奈みくる、古泉一樹、そして・・・。 一昨年の12月の出来事が、脳裏をかけめぐる。朝倉涼子の話に生返事を返しながら、黙々とおでんを食べていた『彼』。あの次の日、彼は消えてしまった。私の目の前で。 あの時、部屋にいた他の3人は驚いていたが、私はなぜかそれほど驚かなかった。なぜだろう。よく分からないが、あの時の私は、彼がどこかへ行ってしまうのではないかと思っていた。 あの、おでんを食べた日もそうだ。おでんを食べる前に帰ろうとした、彼を引き止めたのも、彼がそのままいなくなってしまいそうだったから。 だから、彼が帰るとき、彼に明日も部室に行っていいかと言われたときは嬉しかった。ひょっとしたら、彼がいなくなるというのは、私のただの思い過ごしじゃないだろうか、そう考えもした。 しかし、次の日、あ...
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涼宮ハルヒの異変 下
...慮しないの!小泉君!クリスマスのときのキョンのトナカイ衣装出して!」 マジで?あれ?あのトナカイには俺の忘れたいトラウマがあるのだが。 そもそも、今日はクリスマスじゃない。 「はい、ただいま。」 古泉は、俺のトナカイ衣装がかけてあるハンガーを手にとる。 っていうか、古泉も何ハルヒの言う事素直に聞いているんだ。 「さぁ、キョン。さっさと着替えるのよ。」 断る。断じて着ない。 「つべこべ言わずに着替えなさい!!」 そう言うと、ハルヒは俺に飛び掛ってきた。やめろ!!この痴女め!! 「やめろって!わかった!自分で着替える!!自分で着替えるから!!」 俺がそう叫ぶと、やっとハルヒは俺のシャツのボタンにかけていた手を止めた。 朝比奈さんは、両手を顔に当てながら耳を真っ赤にして蹲っている。 「最初からそう言えばいいのよ。じゃ、さっさと着替えなさい。」 その前にだな、ハルヒ。 「何よ?」 俺はドアの...
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朝比奈みくるの未来・第5章
...とことん付き合おう。クリスマス直前だけに、キョンくんからクリスマスプレゼントが欲しいのってもアリだ。期待しています、朝比奈さん。儚くもその期待は5秒後には吹き飛ばされたのだが。 「レポート書くのに今は手で書いてるんですけど、ワープロ使ったほうがいいかなって思って。これからゼミに入っていったら、必需品らしいですし。でも、わたし、あんまり機械に詳しくないのでぇ、何を買えばいいのか判らなくって。一緒に選んでくれませんか?」 コンピ研からの戦利品のノートパソコンは、卒業時に3台はコンピ研に返還、残る1台は文芸部用として寄贈した。だので、既に俺たちの手元にはない。 セクハラ捏造写真で巻き上げたデスクトップの方は、ハルヒがちゃっかりと確保し今のSOS団部室に鎮座している。訳の解らないトップページしかないHPだの一歩間違えば妙な空間が発生するエンブレムだの電波な自主制作映画など作らされず、誰...
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